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今週末1月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

Jan 23, 2024 by weblogland |
昨日の晩に一気に作業終了(笑)。

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早速会議です(笑)。

私「今回はコスパに優れたラインナップになったね(笑)。何が足りなくなるかな?」
家内「う~ん。白かな?なかなかの自信作(笑)。2アイテムだけど甲乙つけがたい。」
私「最初のガロフォリの白はノン・ヴィンテージでしかもネゴス。でも異常に美味しいんだよね(笑)。しかも昔と変わらない味には驚かされた!」
家内「ガロフォリ自体元詰めにこだわる格の高い名門。きっと、特別な事情で作られているんだろうね。」
私「そーだよね。いろいろな絡みがあるんだろうね。あと、ラヴィのピノ・グリージョはいかにも冬向き。鍋にはぴったり(笑)。旨味たっぷりだから日本の冬の食卓には合うはず。心が暖まる(笑)。」
家内「サハティニってクオリティー高いよね(笑)。マスキューでは扱いは今回で4アイテム。」
私「へそ曲がりのマスキューが1生産者のワインを4アイテムも扱うのは異例(笑)。でもさあ、ピノ・グリージョの後のカベルネ・ソーヴィニヨンは難易度高いかも(笑)。」
家内「ちょっと経験したことのないカベルネだよね(笑)。」
私「味わいも、折り合いのつけ方も斬新。
逆に新奇過ぎて売れないかも(笑)?」
家内「それはそれで仕方ない(笑)。マスキューらしくてイイんじゃない(笑)。」
私「そっ、そっ。みんな驚くには違いないから、それが楽しみ(笑)。好き嫌いは別にして、売れる売れないも別にして、世界が広がるワインだよね(笑)。」
私・家内「ふふふ(笑)。」

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桝久 マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Jan 23, 2024 by weblogland |
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アンティカ オステリア N.V.  ビアンコ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 白 750ml 1414円税込み

久しぶりのアンティカ・オステリア・ビアンコの入荷です。ちょっと調べたのですが、10年以上前に扱っていたような(笑)。近年質の高いデイリー・ワインが無く、またまたカタログを物色した際、このワインを発見思い出しました(笑)。どんなものだかサンプルを取り寄せると、10年以上前の味わいを彷彿(笑)。昨日の晩御飯何を食べたか忘れる私でございますが(笑)、不思議とワインに関しては覚えています(笑)。あの当時と比べるとさすがにお値段はちょっと上がりましたが、質実な味わいは変わりません。ガロフォリの矜持を垣間見るおもいでございます
(笑)。
セパージュはヴェルデッキオ50%、パッセリーナ約25%、トレビアーノ約25%と、かつてから若干変わってはおりますが、綿飴のようなふっくらした甘いニュアンスは変わらないヴェルデッキオの特徴。暖かい産地にありがちな緩さは無く
引き締まった大きさがあります。力があって濃くてクリア。ハニーでナッツィな後口は自然で心地よい。しかもアルコール分が12%で仕上がっているのは、さすが『神ガロフォリ』。
でもですね(笑)、このワイン少し曰くがありまして、ラベルにガロフォリの名前がありません(笑)。生産者の名前はバック・ラベルに小さく『カンティーナ・ディ・カステルフィダルド』と書いてあります。ガロフォリのホームページのラインナップにも載っていません(笑)。実際には買い酒で作っているものとか。名門ガロフォリの名前が出せない諸般の理由がありそうです(笑)。とはいえこの変わらぬクオリティーですから、単純な私には理解出来ません(笑)。ノン・ヴィンテージの買い酒のテーブル・ワインを作ることは内緒内緒のようです(笑)。





かつての記述

『神』ガロフォリが造るデイリー・ユースのテーブル・ワインです。

以前『Gビアンコ銘柄』でリリースしていたもののリニューアル(笑)。

ノン・ヴィンテージですし、味は普通な第一印象(笑)。でもですね(笑)、抜栓してから徐々に旨くなる。この点、赤と共通してますね(笑)。最初少し苦みを感じますが、何時のまにやらその苦みは消失(笑)。トレビアーノ85%、ヴェルディッキオ15%のセパージュ。ヴェルディッキオの比率を抑えることで癖のない万人受けするスタイルを意図したのかな(笑)。あとコストも抑えたのかな(笑)。ワインに本来的な厚みがありますから、口中の満足感は高く。オリーブオイルやトマト等との相性もバッチリ。コスト・パフォーマンス高し!

よく見かけるシャバ、シャバなデイリーの白とは違うことは受け合いますが(笑)、期待し過ぎないようお願いいたします(笑)。何てったってこの価格(笑)。

アンティカ オステリア N.V.  ロッソ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 赤 750ml 1414円税込み

久しぶりのアンティカ・オステリア・ロッソの入荷です。ちょっと調べたのですが、10年以上前に扱っていたような(笑)。
近年質の高いデイリー・ワインが無く、またまたカタログを物色した際、このワインを発見思い出しました(笑)。どんなものだかサンプルを取り寄せると
、10年以上前の味わいを彷彿(笑)。昨日の晩御飯何を食べたか忘れる私でございますが(笑)、不思議とワインに関しては覚えています(笑)。あの当時と比べるとさすがにお値段はちょっと上がりましたが、質実な味わいは変わりません。ガロフォリの矜持を垣間見るおもいでございます
(笑)。
セパージュはモンテプルチアーノ75%、サンジョヴェーゼ25%。基本変わらない
組み合わせです(笑)。モンテプルチアーノの比率が少し増したかな。以前より飲みやすくなった印象です。
アルコール分は13%とマルケの赤としては控え目なのですが、このワインとしては最適。品の良い飲みやすさは相変わらず(笑)。張りがあり明るくクリアでキメ細やか。マルケのモンテプルチアーノらしいストロベリーと、サンジョヴェーゼのオレンジのニュアンスがしっかり。口中いっぱいに広がります(笑)。サンジョヴェーゼの硬質感を残すのはガロフォリの変わらぬ流儀。
う~ん。
さすがです。
抜栓後時間が経過してからの伸びを知ると品質の高さ、ガロフォリの力量が解ります(笑)。

でもですね(笑)、このワイン少し曰くがありまして、ラベルにガロフォリの名前がありません(笑)。生産者の名前はバック・ラベルに小さく『カンティーナ・ディ・カステルフィダルド』と書いてあります。ガロフォリのホームページのラインナップにも載っていません(笑)。実際には買い酒で作っているものとか。名門ガロフォリの名前が出せない諸般の理由がありそうです(笑)。とはいえこの変わらぬクオリティーですから、単純な私には理解出来ません(笑)。ノン・ヴィンテージの買い酒のテーブル・ワインを作ることは内緒内緒のようです(笑)。


ラ・ヴィ・ピノ・グリージョ 2021年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア 白 デアル・マーレ・ムンテニアI.G. 750ml 1602円税込み

国土のほとんどでワイン生産が行われているルーマニアは大きく7の生産地方に別れます。そのなかに37のD.O.C. (EU 法のA.O.C.)と12のI.G. (EU 法のI.G.P. )が制定されています。

このドメニイレ・サハテニ(インポーターさんの資料ですとドメーニレ・サハティーニですがヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』の表記を優先します)は2003年に女性醸造家アウレリア・ヴィシネスクさんにより創業。

ワインナリーはブカレストの北ムンテニア地方のデアル・マーレ地域のミジル村にあります。畑はカルパティア山脈の南の緩傾斜の平原。いかにも日照に恵まれ、水捌けの良い好立地。実際、緯度はフランスのローヌと同じ、気候はブルゴーニュに似ているとか。

マスキューの定番はピノ・ノワールとロゼ。品質が高くロング・セラーとなっております。香りの抽出と葡萄自体の良さが伺えるものとして好評いただいております。
これはデアル・マーレ地区の7ヘクタールの畑で栽培しているピノ・グリージョで作った白。若干ピンクがかっており気持ちが春めく(笑)。
香りは白い花を連想する爽やかなもの。フローラルで厚みがあり出汁のような旨味がたっぷり感じられます。チャーミングな酸が心地好く満足のいく上質なフレンドリーさ。サハテニ共通のスタイルですね(笑)。
ライムや桃などの柑橘類はあくまでも明瞭ででしゃばらない。しっかりとしたボディとの折り合いが良く、心地よい粘り・トロミは果実の凝縮感由来。甘味に旨味が伴っており飲むと引き込まれます(笑)。後味のハニーでアーモンドのようなニュアンスは余韻が美しく切れていく様
を演出しています。

あと、バック・ラベルに英語でsushiに合うと記載されています(笑)。
参った!
1本取られました(笑)。

時代は確実に変わってゆくのを実感しました(笑)。


ラ・ヴィ カベルネ・ソーヴィニヨン 2019年 ドメニイレ・サハテニ I.G.デアル・マーレ・ムンテニア 750ml 1602円税込み

これはなんとカベルネ・ソーヴィニヨン
。10月上旬に収穫された葡萄をステンレスタンク内で、27-28度の温度で7日間発酵させます。マロラクティック発酵もステンレスタンクで実施。フランス産オークで2ヶ月間熟成させてからボトリングされます。
味わいはオリジナリティ溢れるカベルネ・ソーヴィニヨン(笑)。
フレッシュで明瞭なブラック・チェリー!赤さ明るさも伴うもの。カベルネ・ソーヴィニヨンが一般にイメージされるカシスの黒い味わいとは一風変わっています。とはいえ紛れもないカベルネ・ソーヴィニヨン(笑)。中近東を思い浮かべるエキゾチックなスパイスのニュアンスはワインに良いアクセントを与えています。
ちょっと驚きました。
液体自体無理な抽出もしていませんし、実際醸しの期間は7日と極めて短いのですが、旨味とタンニンのバランスが良い。軽めの抽出なのですが、それがこのワインの肝ですね(笑)。ブルゴーニュのピノ・ノワールだって2週間ほどは醸します。カベルネ・ソーヴィニヨンの明瞭な果実味を表現したかった?通例カベルネ・ソーヴィニヨンは3~4週間の醸しをして濃さをしっかり出します。ですからこのカベルネ・ソーヴィニヨンは従来のカベルネ・ソーヴィニヨンのワインとはアプローチが違います!あとサハティニのワインはアルコール分は押さえ目で大体12.5%位なのですが、このワインは14%と異例。しかもアルコール感を感じません。本来晩熟成のカベルネ・ソーヴィニヨンらしい酸があるので、軽い抽出でもしっかりしている訳です(
笑)。2019年ヴィンテージでも全然落ちないのはそれゆえ。ユニークで実直な意思を感じます。


グリニャン・レ・ザデマール キュヴェ『エミリアーヌ』2018年 ドメーヌ・サン・リュック 赤 フランス ローヌ グリニャン・レ・ザデマールA.C. 750ml 2168円税込み

マスキューの定番のローヌ、ドメーヌ・サン・リュックの最上位銘柄キュヴェ『エミリアーヌ』2018年です。
最上位と言っても通常の『トラディション』のもっとも良いパーセルのみで作ったもの。セパージュも醸造法も『トラディション』とは同じですが、不思議なことにより美味しい(笑)。全体に一回り以上美味しく深くパワフル。タンニンと旨味が高濃度でシンクロしてますから、飲みやすい(笑)。果実味は黒いには黒いけれど明るさがある。ローヌの優良なグルナッシュの雰囲気なのです。葡萄を噛っているような旨さがあるのです(笑)。濃さ故かトリュフや醤油のようなニュアンスに程好いスパイシーさが加わります。ワイン自体が磨かれていて濁りを感じません。上物のローヌ・ヴィラージュでございます(笑)。

作りの過程で、熟成期間が1年ほど長いのが違う点。セメント・タンクで2年間熟成させてから瓶詰めしています。
スタンダードの『トラディション』はこの価格帯では異例のフル・ボディの人気アイテムですから、このキュヴェ『エミリアーヌ』は出色の出来映えと出色のコスト・パフォーマンスとなっております(笑)。




『トラディション』2021年の記述

皆さん!

この原産地名グリニャン・レ・ザデマールA.C.ご存知でしたか?

実はもともとコトー・デュ・トリカスタンと呼ばれたA.O.C.です。2008~2009年にかけて近隣の原発で事故があり風評被害を受けました。そのため原産地名を変更いたしました。

日本の福島を思い起こされます。ちょっと悲しくなります。

生産者は風評被害をはねのけるために品質と安全に尽力するしかありません。そしてこのワインにはそれがあります。基本セパージュはシラー60%、グルナッシュ40%の王道のコート・デュ・ローヌなのですが、とても充実した味わい。ワイン濃度由来の甘さは優しく伸びやか、ローヌらしいガリーク由来のハーブやスパイスの香りは食欲を誘います(笑)。グルナッシュ由来のチョコレートの香りは心地よく。シラー由来の赤や黒のベリーの果実味はリッチ。あまり余計なことをしないで作られた自然な折り合いの良い味わい。葡萄もともとの濃さでバランスを取るクラシックなスタイル。木樽は全く使いませんから誤魔化しがないのです。

このドメーヌは設立が古くはありませんが、優良ドメーヌとして常にアペラシオンのトップ生産者として注目され続けています。原発事故がなければ確たる名声を獲得し不動のスター生産者となっていたはずです。ワイナリーが何度も転売されることもなかったと思います。そんな困難な中、高く品質を評価され続ける努力には頭が下がります。

かつてこの地のワインは元詰め品が少なくネゴシアンものが多かったのですが、20年ほど前にこのサン・リュックのワインを飲んだ時の印象を思い出しました(笑)。変わらず美味しいのです(笑)。ワン・ランク上の味わいなのです。


以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)

ドメーヌ・サン・リュックは、ローヌ川の左岸に広がる南ローヌ最北端のAOCグリニャン・レ・ザデマール内のラ・ボーム・ド・トランシ村にあります。ここはグルナッシュが栽培できる北限といわれ、気候的にはよりシラーに向くといわれています。強いミストラル(南仏独特の北風)の影響で雲が少なく、空気が乾燥するため病気のリスクも少なく、自然な葡萄栽培には理想的な環境です。 ドメーヌ・サン・リュックは1977年にコルニヨン家によって創業され最初の葡萄が植えられました。コルニヨン家では後継者がいなかったため2006年にアニスリキュールで有名なペルノ・ディスティラリ家出身のエノロジストであるステファン・エマール氏がワイナリーを取得。しかしステファン氏も2016年、後継者問題でドメーヌの売却を決意。2016年7月
よりパスティスで有名なジャノ・ディスティラリ(Janot)を所有するムニエ家のオリヴィエ氏によって引き継がれました。オリヴィエ氏もエノロジストで2016年ヴィンテージまではステファン氏と共に醸造する予定です。 現在はグリニャン・レ・ザデマールに13ha、コート・デュ・ローヌに12haで計25haを所有します。葡萄栽培に農薬は使わず、皮付きの野生酵母にて自然発酵させます。

大きな石が覆う砂質粘土の5.6haの畑。ギヨーで仕立てられた葡萄樹は樹齢約45年で40hl/haの低収穫。収穫後除梗、破砕しセメントタンクで自然発酵させます。発酵温度27~29℃で約15日程度の醸しを行い、セメントタンクで約1年熟成後瓶詰をします。

フルボディで濃厚、驚くほど果実味にあふれていてボリュームあるワインです


●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年 赤 スペイン カンポ・デ・ボルハD.O. 750ml 2828円税込み

ニューヨークの高級レストラン「オレオール」でチーフ・ソムリエを努めたスペイン人、マルティー・ケール氏が、「飲む人のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワイン造り」を目指して2002年に設立したワイナリー。マスキューの定番のエルミータ・デ・サン・ロレンツォとティエラ・セレナの供給元と言えばご安心かと(笑)。


このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。

セパージュはガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。ステンレス・タンクでマロラクティック醗酵まで完了した後、オーク樽熟成60カ月(225L、新樽50%、フレンチオーク75%、アメリカンオーク25%)、そして瓶熟156カ月以上してからリリース。
いつもならバリック→大樽の熟成→瓶熟成のパターンですが、バリック→瓶熟成のパターン。この2004年はバリックのみの樽熟成していますから通常のヴィンテージのものよりパワーがありますね(笑)。しかも新樽比率は50%とはいえ5年バリックで熟成させるとは!
絶句しました(笑)。だってボルドーでも最長2年程度のバリック樽熟成ですからね。気が狂ったか?耳を疑いました(笑)。

まず抜栓直後はバリックの香り(笑)。でもですね、中から果実味がじわりじわりと出てきて樽香を圧倒(笑)。ワインの色は古さがなくグラスのエッジを見てもそう。見た目から2004年ヴィンテージとは思えません。古酒らしさは微塵もない(笑)。とはいえ完全に一度目のピークに入っています。ワイン自体の過剰なタンニンは無く強く美しいタンニンとプラム系のみっちりした果実味のハーモニーに陶酔してしまいます。このワインは基本ミディアム・ボディと称されますが、2004年は完全にフル・ボディ。いつものように熟成に大樽とバリックを併用しないバリック熟成のみの熟成が可能な特殊なヴィンテージなのですね。生産者の先を見る力量に驚かされます(笑)。あと長い瓶熟成期間。通例樽熟成より瓶熟成の方が熟成スピードは早い。こ
のワインは156ヶ月 13年もの時間をかけています。かつてのスペイン・ワインにはセラーで忘れちゃったようなワインがありましたが(笑)、それを思い出しました。もちろんこの2004年ヴィンテージは定期的にワインを確認しながら熟成させた結果13年の熟成を要した訳ですが。今まで飲んだエルミタのグラン・レゼルバの中でも出色の出来映えだと思います。

しかも出荷前にリコルクする念の入れよう!それゆえか還元臭も気になりませんし澱もほとんどありません。あと数年セラーに寝かせてみるも良しなのです(笑)。

手の届く価格でこんなワインを飲めることに感謝(笑)!

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1月のマスキュー試飲会は1月26日(金)、27日(土)

Jan 17, 2024 by weblogland |
今月1月のマスキュー試飲会は1月26日(金)、27日(土)となります。
でもですね、まだラインナップが決まっていません!
今日からサンプルが届き始めましたが、焦る(笑)。何本か候補があったのでスローペース。ところが候補が数不足になったりしたので慌てております(笑)。
まあ、いつものことですが(笑)、試飲するにしてもじっくり1本丸々飲まなければそのワインのことは解りません。嬉し、苦しい週末を過ごすこと確定でございます(笑)。とりあえず今晩の我が家の食卓では、4本のワインを開けることになっております。
あ~あ、辛い(笑)。と言っても誰も信用はしてくれないかな(笑)?もっとも不味いワインが食卓に10本も並んだ日にはホント辛いんですよ(笑)。

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試飲会でジュ・ド・レザン2023年は出さないのですか?

Dec 20, 2023 by weblogland |
「マスキューさん!今度の試飲会でジュ・ド・レザン2023年は出さないのですか?」

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私「左様で…。ちょっと数に余裕がなくなりそうなものでして…。」

「それは残念!今年はどんな味ですか?」

私「甘いには甘いのですが、甘さが突出しないバランスの取れた作柄かと。温暖化が進む昨今、ジュ・ド・レザンも例外なく甘さが増しておりますが、輸入当初の味わいを思い出しました(笑)。」

家内「涼しかったと言うより、バランスが良い感じです。いつもよりさらっとしたイメージかな?もちろん甘いには甘いのですが(笑)。」

私「強すぎないのかな。」

家内「お子さんには強すぎて飲みにくい作柄の年とはちょっと違うかな。」

「わっかりました(笑)!」

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ラインナップ並びました!

Dec 20, 2023 by weblogland |
今年最後のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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今週末22日(金)・23日(土)ですから通常より1週間早いので、いつも以上にバタバタでした(笑)。
でもまあ、どうにかこうにか並びました!
家内と作戦会議です(笑)。
私「今回問題は2、3番手のロス・コンドスの赤と白だよね。どっちを先にすべきか?」
家内「本来は白→赤の順番なんだけど…。そのあとの4番手からが強烈(笑)。初っぱなのアプリコット・ジュースもかなりしっかりしてるから、後のワインが生半可だとワインが霞むしね(笑)。」
私「4番手のアエリスからいきなりギア・アップだからね(笑)。かといってロス・コンドスの赤を4番手にして最後赤3本にするのは簡単なんだけどね…。」
家内「アエリスとヴィオレットの間にロス・コンドスの赤をいれるとギャップは出来るしねぇ。どうしたもんだか…。」
私「アエリスの前にロス・コンドスの白を入れるのが一番自然な流れかな?」

悩みは尽きない(笑)。

ひょっとして当日変更があるかも?

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今年最後12月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Dec 16, 2023 by weblogland |
今年最後12月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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今月はいつもの最終週の(金)(土)ではなく
、22日(金)・23日(土)に執り行います!だって最終週だと29・30日、ちょっと無理(笑)。
お時間はいつも通り
12月22日(金) 17~20時
12月23日(土) 11~20時
土曜日のお昼前後はすいていますが、日が沈んでから夕方は混雑の予感でございます。行き届かない折はお許しを!

◎ネクター・ダブリコ 2023年 フィディーヌ・フルーツ社 フランス ローヌ アプリコット・ジュース 1000ml 1,805円税込み

マスキューの定番アイテムとしてご好評いただいておりますネクター・ダブリコの入荷です!

ローヌ渓谷の斜面に1942年に設立された家族経営の小さな果樹園。現当主マリオン・シルーズさんにより2010年にフィディーヌ・フルーツ社と会社組織になりました。
基本添加物のない自然なものでH.V.E認証レベル3の環境に配慮した工程で作られたもの。ベルジュバル種の健全なアプリコットに加えられるのは水と果汁同等の糖分のみ。酸化防止剤や保存料などは一切加えておりません。


アプリコット自体が濃いため100%で造るとペーストになってしまいますので、ジュースにするには加工が必要です。水と砂糖を加える必要があります。水を加え飲みやすい濃度にして、酸味が突出しない程度に砂糖を加えます。加工は衛生認可を持つ専業業者に委託しますから、変に経済性を優先して過剰な加工を加えていない点にこのネクター・ダブリコの良さがあります。濃さと飲みやすさの融和点が非常に高いのです。

ジュース1本あたり600~700グラムのアプリコットが使われている自然な味わいに驚くのみなのです。通常のアプリコットジュースとは味わいも違うし、そもそも造る思想が違うような気がします。

単に渇きを癒すジュースと言うより、エネルギーを補給するために飲むジュースなのです。

近い味わいのものを思い浮かべるなら『狼の桃』。北海道で造られる稀少なトマトジュースです。あれのアプリコット版かな(笑)。

家内に言わせると、「少し青臭さがあってとても自然。料理に使える。まず香りの素晴らしさにビックリ(笑)。特別甘くもなく酸っぱくもなくバランスが完璧。いかにも体に良さそう(笑)。病み上がりの方にお見舞いで持って行きたいね(笑)。」

※ほとんど濾過もしていませんから、果肉の繊維質が沈澱しますので良く瓶を振ってからお飲みください。


〇ロス・コンデス 2022年 ラモン・ロケッタ

スペイン カタルーニャD.O. 白 750ml

スペイン、カタロニアの白。造り手は定評のあるラモン・ロケッタ。『ロス・コンデス』という銘柄なのですが、日本の某有名スペイン・レストラン専用のものです(笑)。マカベオ・シャルドネ半々の組み合わせです。。某レストランのハウス・ワインとして扱うだけあって、誰が飲んでも文句は出ない安全運転な味わい(笑)。でもですね(笑)、ラモン・ロケッタの得意技マカベオとシャルドネのハーフ・ハーフ。2020年ヴィンテージとまだ若いのですが、コクとフレッシュさでバランスをとっています。レストランがどういう意図でハウス・ワインとして採用したかに思い至るお勉強のワインでございます(笑)。
ただ入荷当初はまだ開いておらず、飲みやすさ優先と思っておりましたところ(笑)、最近ちょっとディテイルがハッキリしてきました。シャルドネのバターのニュアンスとマカベオのコクが上手くマッチング(笑)。
さすがラモン・ロケッタ!
以前飲んだマカベオ・シャルドネをちょっと思い出しましたのでその時の感想を
引っ張り出しました(笑)。あの時ほどの濃さではないかな(笑)?


2008年12月のマスキュー・ブログより

在来種マカベオとシャルドネ半々の割合でつくられたこの割合に意味があるのです。
上等なシャルドネにあるバターのような香り、柑橘類の爽やかな香りとがエキゾチックでありながら、深いのです。
そして、酸が十分にありミネラル感があるので全体の構成がしっかりがっちりしています。(ちょっとカナイリに似ていますか?)
ニンニクやバターを使ったソースには抜群に相性がいいです。
エスカルゴバターや雲丹やからすみなどに最適ですね。
まるで食べ物とのマリアージュまで計算してつくったかのようなワインです。
いままでのスペインワインとは明らかに設計図が違っているかのようです。
ましてやこの価格ですから、是非お試しを!


●ロス・コンデス 赤 2022年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 赤 750ml 1130円税込み

スペイン、カタロニアの赤。造り手は定評のあるラモン・ロケッタ。『ロス・コンデス』という銘柄なのですが、日本の某有名スペイン・レストラン専用のものです(笑)。テンプラリーニョ100%の直球勝負(笑)。ベリー系の赤い果実がとてもフレッシュでチャーミング。杏子やプラム等の中粒の赤い果実のニュアンスです。
某レストランのハウス・ワインとして扱うだけあって、誰が飲んでも文句は出ない安全運転な味わい(笑)。フレンドリーな味わいはいかにもスペイン(笑)。明るくて健全、ちょっとワインを知ってるかたなら『テンプラリーニョって良いよね(笑)。』と言うはず!

マスキューはラモン・ロケッタのファンでして(笑)、特にシャルドネとマカベオ半々の白が大好き(笑)。オリジナリティーと品質の高さに魅了されておりました(笑)。
これは赤、ワイン価格が高騰する昨今、美味しいデイリーな味わいは貴重でございます(笑)。そんなこんなで今回マスキュー試飲会で満を持してのデビューとなりました(笑)。
リリースしたばかりなのですが、すぐに全開(笑)。当初はとても軽く感じますが、時間の経過とともに本来的な質感が増します。タンニンをしっかり感じられますから、やはりもともとの良さがあります。
ラモン・ロケッタはバルセロナが本拠地ですが、それだけでは足りず(笑)カタルーニャに広く畑を所有しております。それゆえかこのワインはカタルーニャD.O.となっております。ただしそれは自社畑にこだわるからです。大きくなればなるほどネゴス色が強くなるワイン業界ですが(笑)、あくまで自社畑にこだわる理由が飲むと解るのです。単なる買い酒の安物ワインとは違うのです(笑)。


〇コート・デュ・ローヌ・ブラン 『アエリス』 2022年 シャトー・ド・バスケ
南フランス 白 750ml 2,042円税込み

ふっくらしていて美味しい!
桃や梨、メロン、トロピカル・フルーツ等の果実が綺麗にしかも塩梅良く充実(笑)。とてもフレンドリーで品が良い。セパージュの性格の折り合いがとても良いのです。南フランスの白は濃度感を上げるとセパージュの癖が出やすいのですが、それがない。インポーターさんの資料を見て納得(笑)。収量の低いクローンの採用と混醸が秘訣のようです(笑)。ただルーサンヌ、マルサンヌだけならともかくヴィオニエも均等の量で混醸することはちょっと特殊。おそらくヴィオニエの完熟に合わせて他の品種を収穫していると思います。アルコール分が13%で収まっているのにも好感(笑)。きっと特殊なテロワールがあるのでしょう。
パワーに頼らない自然な仕上がりは心に届きます。美しい余韻に惹かれます。



以下インポーターさん資料より

ドメーヌ・ド・バステは南ローヌ、シャトーヌフデュパプより約北西に10kmほどのところにあるサブラン(Sabran)村にあります。シャトー・バステ自体は17世紀頃から設立され、他家により養蚕農業そして酪農業として営まれていました。ワイナリーとしては現当主のジュリー・オーベール氏(4代目)の曾祖父で当時リヨンでレストラン業を営んでいたジャン・オーベール氏により1930年代に買われ、ドメーヌ・ド・バステとして設立。 現当主のジュリー氏のパートナーのニコラ・リシャルム氏の父はコルシカ島でビオディナミ栽培のワインを造ってきた経験もあり、1997年から20年以上にわたりその経験則を活かしビオディナミ栽培を実践し、収量の少ないクローン種に切り替え、自分たちの土地に合う方法を採用する研究を重ねてきました。現在
の畑の面積は62ヘクタールを所有するに至ります。

「風」を意味する「アエリス」。いつまでも続く心地良さと余韻が印象的な白ワイン
土壌は粘土とシリス(珪砂・主に石英粒からなる砂)。完熟したマルサンヌ、ルーサンヌ、ヴィオニエを摘み取り、除梗して同じステンレスタンクで温度調整をしながら20日間発酵します(混醸)。マンゴーの香りが印象的で、余韻にミネラルを感じながら香りがいつまでも残ります。アッサンブラージュではなく、3種類の品種を同時に最初から醸しているので、まとまりとバランスが取れた味わいです。

南国系果実と柑橘の香りで、口に含むといつまでも長い余韻が感じられます。混醸のため、全体的にしっかり馴染んだ味わいです。



●キュヴェ・ヴィオレット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌA.O.P. 赤 750ml 3300円税込み

このワイン、『ヴァン・メソッド・ナチュール』の認証を受けたもの。飲んだ第一印象はドメーヌ・ザコルの『ランデヴー』に似ている(笑)!とても香り高く、いつまでも赤いベリー系の香りに魅了されます。ピノ・ノワール的でもある。しかも旨味は膨大、タンニンも膨大なのですが、ワイン自体は『酸』が優先しており、揺るがない香りが秀でているスタイル。丁寧で無理を感じないけれど、最大限の尽力を感じます。
セパージュはグルナッシュ40%、サンソー30%、カリニャン30%。いわゆるローヌ・ブレンドではなく、サンソー、カリニャンの明瞭な赤い果実味を意識してますね(笑)。とはいえとても折り合いが良くすべてが渾然一体でとても個性的で癒されます。とても美しいのです(笑)。混植・混醸と聞いて納得(笑)。しかも収量はグラン・クリュ並みのようです。唸ってしまいました(笑)。
畑は地元サン・セシル・レ・ヴィーニュ村の粘土質土壌の1ha。1958年植樹ですから、私より1歳年上の御年65歳(笑)。やはり年を重ねることで葡萄樹は良くなる。あやかりたいものです(笑)。
第一印象は、このワイン全房発酵かと思いました。調べると70%除梗してるとか。
う~ん。
いわゆる、今風の酸のないワインを一部全房発酵することでP.H.を下げて酸度をあげる発想ではなく、強い酸を鎮めるために除梗してバランスを取る発想かと(笑)。
あと、プレスを感じないほど緩いプレスなのと相まって、早く飲める仕上がりとなっているようです。アルコール分は13.5%と無理に遅摘みしないのも意図。
明瞭な果実味をいかに抽出するか。これが眼目のワインかと。
ステンレスタンクで発酵後、9ヶ月間熟成。木樽は使いません。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。基本自然に任せるワイン作りを達成。葡萄自体の収量を落とすことで根元的な生命力を獲得した訳です。
さすが『ヴァン・メソッド・ナチュール』!しかもビオ・ビオしてないところに感嘆!
ちなみにこの2020年ヴィンテージは1790本のみの生産となっております。

――――――――――――――――――――――――

以下インポーターさん資料より(一部岡本加筆)

コート・デュ・ローヌ地方、ケランヌ村の西に接するサント・セシル・レ・ヴィーニュ村に1910年から続くぶどう栽培家の家系です。長らく協同組合に加盟していましたが、2014年に5代目ステファニー・ルーニョンが脱退して自家ドメーヌを興し、自社ビン詰めを開始しました。同2014年から直ちにビオロジック栽培を開始し、2021年にビオディナミに移行しました。
 「昔から環境保全に関心を持っており、食べるものもナチュナルなものを志向していましたので、自然にビオロジック栽培をはじめました。数年後のある秋の日、いつものように収穫前のぶどうを食べたところ、あまりの美味しさに感動して泣いてしまい、この美味しさをそのまま伝えたいと思ったことがヴァン・ナチュールを造るきっかけになりました」。
 2021年には、フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した「Vin méthode Nature」にも加盟しました。「ビオロジック栽培やビオディナミは良い畑の証明書。「VmN」は良い醸造の証明書と感じたので加盟しました」。
 癒されるようにやわらかく、フルーティーでジューシーな果実味に溢れた彼女の作品はとりわけ欧米各国のレストランで愛されており、サステナブルな美食を提唱してガストロノミー界に大きな影響を与え続けているシモン・ローガンが運営するイギリス・ミシュラン3つ星「l’Enclume」などのワインリストを飾っています。
 「ラベルの男性は、私のひいひいおじいちゃんのブレーズ・グラニエです。(不良のあんちゃんではありません。)1851年に生まれた彼は、20歳の時パリに出てワイン商になりました。1904年に、トマトやメロン、オリーブ、養蚕などの園芸農業を営んでいた父親が逝去したため村に戻って跡を継ぎました。そして1910年、はじめてのぶどう樹を植えました。ひいひいおじいちゃんは、今日ぶどう栽培家として生きている私たちのルーツであり、いつも誇りに思っています。右手に持っている鍵で、子孫にぶどう栽培の扉を開けてくれたことに深く感謝して、ドメーヌ名も「ル・ヴァン・ド・ブレーズ(ブレーズのワイン)」と名付けました。このぶどう畑を今は私が大事に運営して、子供たちやその子供たちに紡いでいきます」。

ちなみに私のひいひいおじいちゃんは善蔵さん。天保年間に綱島で生まれたお百姓。裏山に氷室を作って夏場江戸に売りに行ったそうな(笑)。



●ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ 2014年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C.G. 750ml 3,980円税込み

美しい!

このアジェンダ・カサーレ・ダヴィッディは19世紀初頭に設立され、モンテプルチアーノのグラッチャノ村、ヴァリアノ村、アッバディーア村、アクアヴィーヴァ村に計20ヘクタールの畑を所有しています。メインはもちろんヴィーノ・ノビレ(笑)。それと重なるキャンティ・コッリ・セネージ。(笑)。

以前マスキューで大人気を博したイル・ボスコ2015年の親玉と言えば皆さんピンとくるかな(笑)。あれはそれらの若木で造ったもの。プライドがありますからヴィーノ・ロッソでリリースしていましたね(笑)。

美味しさに美しさがあるのがヴィーノ・ノビレの証。ひたすらエレガント。飲むと時間を忘れるほどなのです。ヴィンテージ的にもちょうど飲み頃に入ったところですから、堪能できます(笑)。ブルネッロと同じ品種ながら違う顔。不思議と言えば不思議ですね(笑)。
在庫限りの限定特価での販売となります!



以上6本!
他、サブリミナル数本(笑)。

皆様のお越しお待ち申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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ちょっとマスキューには高級過ぎました

Dec 06, 2023 by weblogland |
昨日の試飲会は適当なものがありませんでした。ちょっとマスキューには高級過ぎました(笑)。残念!
そんなこんなで今日取り寄せたサンプル15本のティスティング。数打てば当たるはず(笑)!もちろん狙いを定めて取り寄せたサンプル。お金もかかっておりますから、ここはなんとか決めたいところが本音です(笑)。でもですね、あえなく轟沈(笑)。壊滅しました。笑ってますが笑えません(笑)。
家内「『良いワインは一口飲めば解る!ワインの良いところを探しているようではダメ!』、『良いプレーヤーは一目見て分かる。』エースを狙えのパクり(笑)。」
私「最近冴えてるから何かあったのかと心配してたんだけど(笑)、そんな必要なかったかな(笑)。」
Kさん「確かに美味しいワインって一口飲んだだけ 香りを嗅いだだけで引き込まれますな(笑)。考えることなく引き込まる(笑)。」
私「先日のアレ良かったでしょう(笑)?」
Kさん「うん(笑)。アレ良かった。引き込まれました(笑)。」

アレ以外どうしましょう(笑)?

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12月のマスキュー試飲会は22、23日

Dec 06, 2023 by weblogland |
今月12月のマスキュー試飲会は22、23日といつもよりちょっと早い(笑)。だって最終の金、土曜日は29、30日。そりゃ無理です(笑)。ですから今、試飲会のラインナップ探しにやっきになっています。ちなみに我が家の食卓には飲みかけのワインが10本並んでいます(笑)。でもですね(笑)、決まったのは1本だけ(笑)。
家内「すぐに決まるワインって第一印象…。良いところを探しているようなワインじゃダメなんだよね(笑)。」
私「おっ!冴えてるね(笑)。良いこと言う(笑)。どうしたの(笑)?」
家内「確かに欠点や癖はあっても、良さは
それを吹きとばすもんね(笑)。」
私「そうそう。言い訳探すようなワインじゃダメだよね(笑)。インポーターさんの試飲会行って思わずゴックンしちゃうような美味しさが必要。まあ、200本ティスティングして1本あればラッキーかな(笑)。」
家内「インポーターさんの試飲会に行くのも必要だけど、狙いを定めてサンプル取り寄せる方が確率高いよね(笑)。」
私「インポーターさんの担当者も我々の好みを知っているから。一本釣りの方が確率高い(笑)。」
家内「良くてもどっちみちサンプルは取り寄せて丸々1本は飲むわけだしね(笑)。」
私「それでもダメだったら断らばよいだけ。意地汚く只でサンプルおねだりしたら断れない(笑)。」
家内「明日の試飲会社、良いのがあればいいね(笑)。」
私「明日はちょっと期待してるんだよね。」

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試飲会:24日(金)は17~20時、25日(土)は11~20時

Nov 23, 2023 by weblogland |
ようやく完成。ビシッと並びました。

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先ほどレイモン・ジュリアンの『ル・グラン・パンシャン2019年』が届き、これで試飲会アイテムがコンプリート(笑)。
やはり6アイテム並ぶと量感があってよろしい(笑)。前半の色とりどりのキャップから後半3本は黒。見ていて楽しめます(笑)。

そうそう、サブリミナルの仕込みもバッチリ(笑)。

ザコルのミオセヌ2016年とコート・ド・ローヌの白アエリス2022年。どちらも試飲会に出すには数がなく断腸の想いで断念したワインです(笑)。さて、見つかりましたか(笑)?

24日(金)は17~20時、25日(土)は11~20時までいつも通りのスケジュールでございます。そうそう、前日の23日は『勤労感謝の日』でマスキューお休みですので悪しからず。
ご来店お待ち申し上げます!

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今月末11月24日(金)、25日(土)のマスキュー試飲会のラインナップほぼ並びました。

Nov 21, 2023 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月末11月24日(金)、25日(土)のマスキュー試飲会のラインナップほぼ並びました。

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1本しか並んでないのはレイモン・ジュリアンの『ル・グラン・パンシャン2019年
』でもご安心あれ(笑)、明日に届きますから。これ、実は日本に180本しか来なかった貴重なバック・ヴィンテージです。とは言え定番の『ラゼロール』も同じ2019年?まあ、物凄く美味しいのでオッケーかな(笑)。セパージュはシラー・グルナッシュなのですが、レイモン・ジュリアンらしい旨味とラゼロール以上に大量のタンニンを含むもの。サンプルを取り寄せて感動。すぐさまマスキュー試飲会に間に合うように予約発注しました。
インポーターの担当者が手配を忘れていない限り大丈夫(笑)。
明日の朝確認の電話入れようかな(笑)?

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マスキュー試飲会のラインナップ並びました!

Oct 24, 2023 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月末10月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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なかなか落ち着いた良い眺めですね(笑)。そのなかでも真ん中のカンティーナ・オルソーヤのペコリーノの白、ギラギラ光輝いて一際目立つ(笑)。見るからに凝縮感を感じます。その様は驚くほどですし、飲んでも驚くはずです(笑)。

家内「オルソーヤのペコリーノ、見るからに凄い(笑)。黄金色に輝いてる(笑)。」
私「丸っきりのオレンジ・ワインじゃないけど、果皮とは三日ほど一緒にマセラシオンしてるってさ。でも、外観からするとオレンジ・ワインって言ってもよいくらいだよね。」
家内「実際のマルヴァジアで作られたオレンジ・ワインもあったけど、一緒に出したかったね(笑)。」
私「あれ飲んだらひっくり返る人がいるかも(笑)?」
家内「そうそう、コンテッセのフリザンテがもうない。そう思うと並べながら泣けてくる。」
私「そーだよね。マスキューにとっても痛手。あなたは白のヴェルドゥッツオ、僕はピニャ・ネロのロゼが大好物だからね。」
家内「ワイナリーのラインナップ再編に伴っての生産終了だから仕方ないけど、またの復活を願う声はあるはず!私も声をあげる!」
私「届くと良いね(笑)。インポーターさんに文句を言って八つ当たりする(笑)?」
私「トリの『グリフ』見るからに格好良いね(笑)。ラベルの赤い線は葡萄畑かな?」
家内「そうかも。黒線は山の稜線みたいだもんね。ごちゃごちゃしてないデザインは素敵(笑)。」
私「ル・カブは試飲会で扱ったから、グリフを経験すればドメーヌ・ザコルの良さが解るよね(笑)。グリフ飲んでコンプリートかな(笑)?感動がある!」
家内「グリフはいつも数がなくてマスキュー試飲会に出せなかったからね。ようやく。三年越しかぁ(笑)。しかもパーフェクト・ヴィンテージの2019年!」


27日(金)は17~20時
28日(土)は11~20時
いつも通りのスケジュールでございます!

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今月末10月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Oct 21, 2023 by weblogland |
今月末10月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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マスキューの大定番のコンテッセのフリザンテが生産終了!
ガーン、ショック!
なんでもプロセッコの生産に原料を回すためとか。とりあえず分けていただける分を確保しました。
日本人好みの味わいを楽しめるのも在庫限りとなります。

◎ヴェルドゥッツォ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 微発泡 白 I.G.T.
イタリア マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1697円税込み スクリュー・キャップ

イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造る白のフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造る白のフリザンテです。今まで定番でロゼ・フリザンテを扱っていましたから、これで白、ロゼの揃い踏みとなります(笑)。ちなみにプロセッコには品種の指定がありヴェルドゥッツォだとI.G.T. となります(笑)。

このヴェルドゥッツォはイタリア北東部ヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で栽培されている地場品種。透明感のある淡い青みがかった黄金色。繊細な泡が弾けて涼しげ。香りは強め、青リンゴ、レモン、ライムにメロン、柚子、桃、ハーブなどが加わりかなり複雑。面白いのが果実に完熟感があまりなく、押しつけがましくない点。それゆえ植物的なニュアンスが全体のバランスに貢献しています。暑苦しくないのです(笑)。コンテッセの意図を感じますね(笑)。いわば、さりげなく美味しい!しかも品がある(笑)。

食べ物との相性は良く、特に生姜・ミョウガなどを使った和食など間違いなく合います。ワイン自体に塩辛さがありますから、単純に天ぷらなどもグッド(笑)。イタリアンにこだわる必要なしですね(笑)。

◎ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1697円税込み スクリュー・キャップ

イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造るロゼのフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造るロゼのフリザンテです。ちなみにプロセッコにはロゼの指定がありませんので、I.G.T. となります(笑)。
  
このフリザンテ、ピノ・ネロ70%、ピノ・ビアンコ30%。圧力式ステンレス・タンクで10~15日間16~20℃で発酵したのち30~40日熟成させてから瓶詰め。アルコール分11%で残糖分が11.6g / L。総アルコール分は12%弱ですからプロセッコ同様酸を残すスタイルです。ですからフリザンテにしては少ない残糖分でドライに感じる仕上がりです。計算され尽くしてますね(笑)。
 
ストロベリーやラズベリーのニュアンスが美しく、ひたすらフルーティー。また、味わいに質感がありますから飲み応えがあります。泡持ちが良くスクリュー・キャップを閉めておけば翌日も十分楽しめます。
 
質感のある軽やかな美しさ。
 
さすがスペシャリスト!


〇『スピリタス』 テッレ・アブルッツォ・ペコリーノ 2021年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ 白 アブルッツォ・ペコリーノD.O.P. 750ml 2734円税込み

まず強烈なファースト・アタックにびっくり(笑)!
香りは明瞭ではありませんが、甘夏の内側の綿のような柔らかな苦味が特徴。口中ではどこまでも広がり、余韻の長さは計り知れないほど(笑)。カタログに「白衣をまとった赤ワイン。」って書いてあり、最初は何のこっちゃ(笑)?と思っておりましたが、表現の意図は解りました(笑)。
ペコリーノ由来の穀物っぽさは微動だにしない頑強さ。練っとりとした舌触りには硬質なミネラルがたっぷり。しかもキレキレのドライな仕上がり(笑)。日向のような香りはちょっと糀にも似たニュアンス。とはいえそれらはあくまでも特徴で癖ではないはず。
う~ん。
こんな凄い白ワインがあるとは!
思わず絶句(笑)。人が作ったとは思えない領域です(笑)。
食べ合わせでまず浮かんだのが、ニンニクと唐辛子(笑)。ペコリーノらしく羊乳のチーズ。スカンピ等を使った料理も良さそうですね。土地柄川海老かな(笑)?
あと強さだけではなく水っぽさがなく隙が無い旨味の塊でもありますから、高級割烹の味噌汁をすすりながらこのワインを飲んでみたくもなります(笑)。

※尚、もともと瓶口にキャップ・シールが着いておりません。温度の急激な変化を受けるとコルクが浮いたり沈んだりします。それを見た目で解るためでしょうか?あとコルクはDIAM5を使用。

カンティーナ・オルソーニャは、アブルッツォ地方にあるコーペラティブで、1964年に設立されました。中部イタリア アブルッツォ州の北部の山間部アペニン山脈に連なる丘陵、マイェッラ国立公園に隣接した何もないど田舎(ごめんなさい。)。畑も傾斜地が多く作業は大変そうです。植樹率は1500本/1ヘクタールですから効率も良くなさそうです。

カンティーナ・オルソーヤは現在、ヨーロッパ最大のオーガニックワイン生産者のひとつで、今年で1400ヘクタール(2023年春には2000ヘクタールになる予定)の畑を持ち、100%有機栽培でワインを作っています。カンティーナ・オルソーヤのワインは、基本オーガニックとヴィーガンの認定を受けています。 さらに、生産量の45%はデメターによるバイオダイナミック認証を取得しています。これって共同組合レベルではあり得ない比率です。通常共同組合ですと、特別に一つ二つの区画でビオ・ディナミのワインを作る程度が常識的な限度であり、基本個人の生産者にビオ・ディナミは親和性の高い農法です。間違うと収穫が無くなる恐れがあります。いきなりベンチャーでビオ・ディナミのワインに挑戦して全てを失って撤退と言う話は
多々あります。それを共同組合レベルで実現することは奇跡的です。

また、サンフランシスコ(米国)で開催された2018年の国際ビオ・ディナミワイン会議では、カンティーナ・オルソーニャが世界最大のデメター認定バイオダイナミックぶどう生産農家として表彰されております。 さらには、このワイナリーは妥協のない魅力的な自然派ワインを作るために、人を大切にし、努力している数少ないワイナリーであります。 女性や子供たちを支援するために様々なプロジェクトにも関わっております。地域と人に根差した確たる意思と優しい意図があるのです。

もともと貧しい彼の地、生産されるワインはほとんど北部のネゴシアンに安く買い取られ、いわば搾取されていた地域。そこで共同組合として結束することで一大奮起したわけです。自然農法はお金を使わない知恵。ビオ・ディナミは貧者の武器(またまたごめんなさい)、でもこれは一面真実。ケチなマスキューとも親和性が高い(笑)。1962年に出版されたレイチェル・カールソンの『沈黙の春』は世界の自然農法潮流の始点。この共同組合の在り方と時間的にも重なりますね。生き残るための自然農法が進化した奇跡的な共同組合と言えます。

●『スピリタス』テッレ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2021年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ 赤 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ D.O.P. 750ml 2734円税込み

圧倒的!
タンニン、旨味、甘味が高濃度で凝縮されています。しかも押し付けがましくないエレガンス。甘苦い漢方薬やホワイト・ミントのようなスパイシーさは時間が経つと増してきます。ガッツリしたフル・ボディー。抜栓してからワインはどんどん膨らみを増します。しかもそれは密度感を増しながら膨らみます。その様は圧巻(笑)。基本香りはストロベリーなのですが、エミィディオ・ペペやコルナッキアのように鮮烈で明瞭なものではなく、香りというより味わいに肝があります。やはり海岸に近いテラ・マーネとは違う北部の山間部の産地だからこその特徴のような気がします。樽熟成はしなく、コンクリート・タンクだけを使用しているので、基本ニュートラル。ワイン自体にも無理がなく、葡萄本来の良さだけで勝負してますね(笑)

いわゆるビオ臭はなく、透明度も備えた
美しさも見落とせません(笑)。低収量と徹底的な衛生管理、すべてにわたる尽力なしには達することはない領域のワインでございます(笑)。
※尚、もともと瓶口にキャップ・シールが着いておりません。温度の急激な変化を受けるとコルクが浮いたり沈んだりします。それを見た目で解るためでしょうか?あとコルクはDIAM5を使用。

●グリフ 2019年 ドメーヌ・デ・ザコル フランス ローヌ V.D.F. 赤 750ml 4557円税込み

なんと!
2019年ヴィンテージのグリフが限定入荷しました!
個人的にグリフが傑出したグレート・ワインとなったのは2018年ヴィンテージ以降だと思っています。それまではコスト・パフォーマンスに優れた上位のクラスだと思い特別追いかけていませんでした(ごめんなさい)。もちろん良いワインではあるのですが、数も少なくマスキューに回って来なかったやっかみかな(笑)。
ところが2018年をティスティングしてから、絶対に扱いたいアイテムとなりました。深み、大きさがあるエレガントなグレート・ワインに変貌。やはり、ドメーヌ設立から10年以上経たないと完成しないのですね。10年ほど前からこのインポーターさんの扱いになり、当時は良いワインなんだけどマスキューにはちょっと高級かな?なんて思っておりましたが、この数年価格を越える品質になったと思い扱いに熱心になりました(笑)。
今年の春のマスキュー試飲会で2020年をお出ししようと思っておりましたが、数がなく断念。その下のランクの『ル・カブ』を出して好評いただきました(笑)。そんな折、パーフェクト・バランスを兼ね備えた2019年の思いがけない入荷!
驚きました(笑)。
なんでも来日されたオーナーのルリッシュさんが日本を気に入られ、ストック分を特別に回してくださったようです。
ラッキー!でございます(笑)。
蛇足ではございますが、2019年ヴィンテージはアルコール分が13%。無理に遅く収穫してアルコール分を高くしていません。また、全房発酵しております。パーフェクト・バランスの作柄ですね(笑)。

基本、愛するボジョレーのモリエール同様のスタイルでございますが、『グリフ』の方が洗練されているかな(笑)。




以下2020年ヴィンテージでの記載
私の大好きなグリフ2020年でございます(笑)。
常々、とことん尽力して作られたカリニャンはピノ・ノワールに匹敵する美味しさと公言して憚らない私ですが(笑)、このグリフがまさにそれ(笑)。
ブルゴーニュのグラン・クリュ並みの低収量(1本の葡萄樹からハーフボトル1本程度)、それも樹齢の高い葡萄だと自然に収量が落ちる。わざわざグリーンハーベストする必要がなくなります。それ故か独特の慈味深い味わいとなる。
そこで得た葡萄を比較的低温で発酵させプレスすることのないフリー・ラン・ジュースのみで作ったワインこそグレートワインとなります。それはブルゴーニュのピノ・ノワールのグラン・クリュのみが成し得るのではなく、カリニャンも同様かと(笑)。
カリニャン独特のスモモの香りは薔薇の香りも伴い、旨味溢れる深く大きな香りと味わいは飲み手を忘我の境地に誘います。心奪われるワインでございます(笑)。

樹齢60年以上のカリニャンを30%除梗し
発酵後、古い樽(おそらく500L位の樽)60%、エナメルコーティングしたタンク40%で約2年間熟成させたのちブレンドし落ち着いてから瓶詰め出荷したもの。余分な香りを着けないように腐心。もちろんその過程で余計なことはしない。
美しい果実味と収斂性のまるでないかといって質感のある舌触りのタンニンとのハーモニーは超絶。落ち着いたエレガンスの極致。やはりドメーヌ・ド・ラルロの血を引く渾身のもの。


以上5アイテムとなります!

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大変ありがとうございました。

Oct 01, 2023 by weblogland |
はぁ、今土曜日の9時です。ようやく試飲会の片付けが終わりました。
ご来店ありがとうございました!
ところで取り急ぎのお知らせでございます。今回トップバッターのアウトレットの赤 ●限定品 カスターニョ・エコロジコ・モナストレル 2021年 ボデーガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O. 赤 750ml 850円税込み 完売いたしました。それに伴い『9月の試飲会セット』も完売となります!
やはり恐れていた通りになってしまいました。
大変申し訳ありません。
大変ありがとうございました。
でございます。

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さあ、明日明後日はマスキュー試飲会です。

Sep 28, 2023 by weblogland |
さあ、明日明後日はマスキュー試飲会です。
予想最高気温は29℃でしたっけ。夏ですよね(笑)。でもですね、もう待てない(笑)
。そんなわけで今回は赤4本と赤が多め。
実はトップ・バッターのモナストレルが
予想を上回る売れ行きです。そんな大層なワインでは有りませんが(笑)、コスパが良いのでおそらく試飲会で完売するかと。早い者勝ちと言うことで、その節はお許しくださいませ。
明日29日(金)は17~20時、30日(土)は11~20時までのいつも通りのスケジュールでございます。
暑い中のお越し、お待ちしておりまする(笑)。

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ラインナップ

Sep 26, 2023 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月末の試飲会のラインナップ並びました(笑)!

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今回はボリューム感ありますね。棚の上も中もびっしり。やはり5種類と6種類では違いますね。あと向かって右から2、3番目のヘレラーのワインが妙にデカイ(笑)。ともに1L入りの瓶だけあって堂々としてます。そのせいでトリの左端のルケが肩身狭そう(笑)。
そうそう。気がついたのですが今回同じ生産者の赤白のコンビが二つ。オーストリアのヘレラーとボルドーのシャトー・ムーラン・ド・リクリュー。ともに白が定番ですが今回赤が加わりました。美味しいことは間違いなしなのですが(笑)、
赤と白でも作り手の共通した気風があると思います。真夏だと感じることが出来ませんが(笑)、冷静にワインを飲むことが出来る季節でこそ味わえる!
そんなこんなでございます(笑)。

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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!

Sep 23, 2023 by weblogland |
今月末9月29(金)、30日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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●限定品 カスターニョ・エコロジコ・モナストレル 2021年 ボデーガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O. 赤 750ml 850円税込み

ヘクラでお馴染みのスペイン・ムルシア州のボデーガス・カスターニョの限定特売品となります。どうやら荷崩れしたようでラベルにワインがかかったりしたアウトレット。中身には問題ありません。
味わいはミディアム。濃くてタニックな従来のスタイルとは違います。エレガントですらあり、飲み口スイスイ(笑)。でもしっかりとしたモナストレルらしい安定感があります。翌日になるとより美味しくなっています(笑)。
オーガニック認証をとったり、ヴィーガン認証を目指すなど、更なる進化を目指してのイノヴェーションかな(笑)。ラベル・デザインも洒落ていて格好いい(笑)


●『ツヴァイゲルト』2013年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー オーストリア ニーダーエスタライヒ州 カンプタール 赤 1L 1885円税込み

オーストリア カンプタールで造られるツヴァイゲルト100%の赤ワインです。造り手は『グリューナー・ヴェリトリーナー』と同じヘレラー家です。
この赤ワインも『グリューナー・ヴェルトリーナー』同様にレベルが高い!

ツヴァイゲルトはオーストリアにおいてメジャーな赤ワイン品種として有名です。昔飲んだ印象ではフランスのガメイに良く似た品種だと。ランクとしたなら、クリュ・ボジョレーの良品クラスの出来。あと驚くべきは柔らかさと雑味の無さです。ガメイのような華やかなベリー系の香りはあくまでも伸びやか、それでいて有りがちな酸やタンニンの収斂性がありません。まとまりが良く欠点が見当たりません。

うーん。

白の『グリューナー・ヴェルトリーナー』同様エレガントなスタイルなのです。

もちろん同様に収穫は手摘み、オークの大樽とアカシアの樽で14ヶ月熟成後瓶詰されます。この辺りに秘密が隠されているかもしれませんね。

これまた同様の1リットル瓶のスクリューキャップにての登場です(笑)。ちょっと冷やして美味しさが冴える、嬉しいハイコストパフォーマンスの赤なのです。

〇『グリューナー・ヴェルトリーナー』 2022年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー オーストリア ニーダーエスタライヒ州 カンプタール 白 1L 1885円税込み

上品で風味豊か!カンプタールの『グリューナー・ヴェルトリーナー』です。
大河ドナウ川に流れ込むカンプ川から名付けられた葡萄産地カンプタール。ハンガリーに通じるパノニア平原にあり、山塊からの冷気と平原の熱気により寒暖差により、酸のある風味豊かなワインがつくられます。

生産者のヘレラー家は200年以上続く古い家族経営のワイナリー、ワイナリーを切り盛りするアロイス・ヘレラーさんはクロスターノイブルグ・ワイン・アカデミーを卒業後、南アフリカとドイツで修業し、1998年よりワイナリーを任されるようになりました。

このワインまず一番に感じたのは、酸のキメ細やかさです。飛び抜けたフローラルさはありませんが、柑橘系の爽やかな香りはまとまりが良く、舌を刺激するものがありません。綺麗に角の取れた丸い酸が密にしかも統率のとれた形を成しています。ヴェリトリナーらしい白胡椒のようなスパイスの香りが全体のアクセントとなり、完成度を高く演出しています。

雑味もなく、栽培、選果、醸造にアラがありません(笑)。すべてに手を抜いていません。面白いのは熟成にステンレスタンクと若干の大樽を使っています。きっとネオ・クラシックな造りなのですね。経験とセンスの良さを感じます。

1リットル瓶入りのデイリーユースなワインとして提供されていますが、そのレベルの高さにはビックリのハイコストパフォーマンスワインの出現です(笑)。

癒されます。

〇シャトー ムーラン・ド・リュクリュー 2021年 フランス ボルドー 白 (コート・ド・ブライ)A.C. 750ml 2357円税込み

皆さん!

ソーヴィニヨン・グリ100%のボルドー・セックを飲んだことありますか?
私は飲んだことがありませんでした(笑)。

飲んでビックリ!
桃、桃なのです(笑)。

たしかにサンセールなどのソーヴィニヨン・ブランを使ったコテコテの白ワインは桃の香りが強く出ますが、このワインのセパージュはソーヴィニヨン・グリ。
ソーヴィニヨン・ブランにみられる独特の臭みはありますが、それを凌ぎ折り合いをつける大きさを持っておりその桃の香りは圧巻。飲んだ瞬間思わず絶句しました(笑)。供出温度が高いと白桃、黄桃 いわゆる桃(笑)。供出温度が低いと缶詰の白桃!もちろん桃の香りには麝香やマンゴー、パイナップルのトロピカル・フルーツやスパイスのニュアンスは付随するのですが、桃なのです(笑)。
ほんと驚かされました(笑)。もちろん辛口です。それも残糖分は1L中なんと0.5g
!とんでもない辛口です。それでも総酸が3.95gと低めなので甘く感じるマジックが成立してるようです。
あまりにも斬新でユニーク!
醸造・熟成過程で木樽は使っておらず低温で管理。マロラクティック発酵をコントロールしていますから、ソーヴィニヨン・グリの特性を熟知した作り手であることは明らか。完全な確信犯ですね(笑)
。ただ、インポーターさんに聞くと2019年のメイクはこれほど桃の香りが顕著ではなかったとのこと。

う~ん。

この2020年がフロックなのか?たまたまなのか?奇跡なのか?判断するにはまだ時間がかかりそうです(笑)。
それにしてもボルドーの白を飲んで驚かされたのは何十年ぶり。初めてR・ド・リューセックを飲んだ時以来かな(笑)。

●シャトー ムーラン・ド・リュクリュー 2019年 フランス ボルドー赤 ブライ コート・ド・ブライA.C. 750ml 2545円税込み

シャトー・ムーラン・ドゥ・リュクリューは、17世紀から続く地所。その昔風車(ムーラン)があったことからその名前が付けられています。現地に行くと、風車の面影が残る塔を見ることが出来ます。1980年から現オーナーの父親の代になり、本格的にワイン造りを始めました。シャトーはコート・ド・ブライ内にありますが、数キロメートル先はコート・ト・ブールのエリアになる為、ブライに12ha,ブールに10ha、合計22haを所有しています。オーナーのギヨーム氏は2006年~2009年スパグロ(国立農業科学高校)卒業後、2011年にはランゴンのワイナリーにて醸造長を務めた経歴の持ち主です。2013年にビオの畑を購入し、それ以降徐々に転換しています。
2014年にファースト・ヴィンテージをリリース。マスキューではソーヴィニヨン・グリの白2020年から扱い開始。サンセールのような桃の香りで大人気(笑)。いわゆるボルドー・セックとしては異例のスタイル、出来映えでした。
今回の赤は2019年にてマスキューデビュー(笑)。セパージュはメルロー95%、マルベック5%。セメント・タンクとステンレス・タンクで熟成したもの。ティスティングするとわずかに木樽のニュアンスも感じます。(ひょっとしたら裏技があるかもしれませんね(笑))キメ細やかでディテールがはっきりしており、集中力がありとても緻密。生命力に通じる伸びやかさに心奪われます(笑)。ちゃんとしたビオ系ですね。
最初ブラインドでティスティングしたおり、メルロー90%とカベルネ・フラン10%ほどをブレンドしたものと判断。でも蓋を開けるとメルロー95%になんとマルベック5%(笑)。う~ん。赤い鮮烈な小粒の果実のニュアンスはマルベックでした。ただし、5%ほどでこれほど強烈な印象を与えるとは!ちょっと驚きました。
基本マルベックだけでなくメルローも同様の尽力を払ったもののはず。低収量由来の締まった感じはとても好感が持てます。しっかり撰果されており、作り手の実直さが伝わってくる今時珍しいボルドー・ワインしかも斬新なのでございます(笑)。


●ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック 2017年 ルカ・フェラリス イタリア ピエモンテ 赤 ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G. 750ml 3300円税込み
マスキューの愛するモンフェラートのルケ。その中でもっともトラディショナルなのがこのクラシック。
今回2017年のバック・ヴィンテージが限定入荷いたしました(笑)!
簡単にすぐに手の内を見せない頑固なルケ。2022年5月のます試飲会では解りやすい『ブリック・ド・ビアンク2019年』を弟、『ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック2019年』を兄貴として紹介させていたしました(笑)。思い出していただけましたか?
ようやく飲み頃に入りました(笑)。果実味は熟した山桃、スグリ、オレンジ系に香木やリコリス、キノコ等の山の湿った香り。その一方でなめし革やエスニックなスパイス等の乾いた香り。それらが折り重なり、香りだけでも壮麗。もちろんアルコール分は15%の限界値(笑)、それに伴った膨大なタンニンやエキス分との折り合いは抜群で無理がない高次元な姿。
ユニークなグレート・ワインでございます。
この2017年ヴィンテージを飲んで、ようやくルケが解ったような気がします(笑)。きっとこれでも、かつてより解りやすく作られているような気がしました(笑)。10年くらいを目安に作っているのかな?




以下2019年ヴィンテージの記載

皆さんこの ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G 知っていましたか(笑)?
2010年にピエモンテで新たに昇格したD.O.C.Gで、アスティのすぐ北東部の狭い範囲のものです。在来品種ルケ種を90%以上使ったワインです。
ルケをちょっと調べるとかるくて飲みやすい品種とありましたが、実際に飲むととんでもない(笑)。経験したことのない迫り来る個性でございました(笑)。野性味満々(笑)。果実味は鮮烈な赤や黒のスグリやリコリス、ワイルド・ベリー。ちょっと経験したことのないもの。それにハーブや漢方薬や甘草のニュアンスが伴う。しかもアルコール分は15%のフル・プルーフですから圧巻なのです(笑)。とは言えアルコリックでない折り合い。残糖分を感じさせないタンニンと酸とアルコールの高度な折り合いの良さは特筆もの。小粒の巻き貝の肝や熊の肝、完熟葡萄の種由来のフェノールは複雑で深みを与えています。マスキュー扱いの個性派ワイン『ペラベルガ』が似たような立ち位置のワイン。同じピエモンテの赤ワインです。家内曰く「熊
の匂いのするワイン」でございます(笑)。

あとワイン自体がとてもしっかりしており抜栓から1週間ほど変化を楽しみながら飲めました。さすがトレ・ヴィッキオリを取ったワインでございます(笑)。

以上久しぶりの6本となります!

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今マスキューは今月末の試飲会のラインナップを決める佳境です

Sep 21, 2023 by weblogland |
明日の木曜日は最高気温が30℃を下回るようですね(笑)。やっとですね(笑)。
ところで今マスキューは今月末の試飲会のラインナップを決める佳境です(笑)。
試飲会は9月29、30日ですから、明日には決めたいところです。今晩、今日取り寄せたボルドーの赤を飲んでみて決まれば嬉しい(笑)。
気温が30℃を下回るようになると試飲会のワイン選びの選択肢が増えます。コテコテの赤ワインを酷暑の中お出ししてもミスマッチですもんね。どうしても爽やか系を選び勝ち。今月末こそはしっかりとした赤も出したいところです。今月末って、もう10月のちょっと前ですもんね(笑)。10月にはリリースの早いヌーボーが届き始めます。
でもですね(笑)、長期予報だと10月も30℃を越す残暑の日々が多々あるとか。
秋を待っていられないマスキューでございます(笑)。

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サンプル第一陣届きました!

Sep 08, 2023 by weblogland |
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今日マスキューが日頃お世話になっているインポーターのアズマさんと稲葉さんから取り寄せたサンプル来ました!
なかなか1,000円代のワインが少なくはなりましたが、コストパフォーマンスが良ければ問題なし!かな(笑)?
そんな訳でこれ飲んでみたい!ワイン中心で取り寄せました(笑)。当然今まで扱った生産者のものもありますので、外すことはないだろう(笑)。きっと美味しいに違いない!絶対に美味しいに決まってる!
となればイイなぁ(笑)。

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試飲会のラインナップ全部並びました

Aug 24, 2023 by weblogland |
今週末25日(金)17~20時、26日(土)11~20時のマスキュー試飲会のラインナップ全部並びました(笑)。

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えへへ(笑)。

今回は暑さ凌ぎの必殺技のロゼが2本、暑くても楽しめる赤2本、そして超絶の白の計5本です。サブリミナルの仕込みはこれからですが(笑)。カウンターの上はイタリア・エミリオ・ロマーニヤのモンテチーノ・ロッソを並べました(笑)。家内共々好きなんですよ(笑)。
だいぶ格好ついたかな(笑)?

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マスキュー試飲会のラインナップ

Aug 22, 2023 by weblogland |
今月末8月25日(金)、26日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ半分並びました(笑)。

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明日には残りの赤2アイテムが到着時しますが、半分の並びは眺めるだけでちょっと寂しい(笑)。
それから今回オーストリアのミューラー・グロースマンのロゼと白が出ます。ロゼはお馴染みのツヴァイゲルトのロゼ。そして白はトリ、渾身のビー・ナチュラル。かなり衝撃的な白(笑)。このワイナリーの進化と目指すところがようやく解った感かな?あともうひとつ衝撃的なのはどちらも瓶の背が高い。お陰で立てて棚に収納出来ません(笑)。ありゃりゃ(笑)!まあ、味わいはお楽しみ出来ることは請け合いですから問題なし(笑)。マスキュー的にちょっと困る話(笑)。
さて、あとサブリミナルは何を入れましょうか(笑)?

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う~ん。 今、今月の試飲会のラインナップ探しをしていますが、無い!1,000円くらいで売れる美味しいワインが無い!

Aug 10, 2023 by weblogland |
う~ん。
今、今月の試飲会のラインナップ探しをしていますが、無い!1,000円くらいで売れる美味しいワインが無い!
そりゃ安く売れるワインはありますが(笑)、安いだけのワインを売るわけにはいきませんから難しい。
かといって、インポーターさんの余剰在庫を漁る得意技もなかなかヒットしません(笑)。1,500円から上ならなんとか無くはないのでクオリティーを高めるしかないようですね。そんなご時世ですから、たまにヒットが出ればそれはそれでありがたみが増すから良いのかしら(笑)?
まあ、飲んでみて決めるのはお客様ですから、『不味いな!』と思われないワインを地道に探すしかありませんね。,000円くらいで売れる美味しいワインが無い!
そりゃ安く売れるワインはありますが(笑)、安いだけのワインを売るわけにはいきませんから難しい。
かといって、インポーターさんの余剰在庫を漁る得意技もなかなかヒットしません(笑)。1,500円から上ならなんとか無くはないのでクオリティーを高めるしかないようですね。そんなご時世ですから、たまにヒットが出ればそれはそれでありがたみが増すから良いのかしら(笑)?
まあ、飲んでみて決めるのはお客様ですから、『不味いな!』と思われないワインを地道に探すしかありませんね。

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マスキュー試飲会のラインナップようやく並びました(笑)!

Jul 26, 2023 by weblogland |
さあ、今月末7月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップようやく並びました(笑)!

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早速家内と作戦会議(笑)。
私「こうして並べると重厚な感じしませんか(笑)?」
家内「最初のクレマン可愛い(笑)。最後のモリエールはいかにもかな(笑)?」
私「クレマンは白なんだけどロゼみたいだよね(笑)。ハートのデザインは可愛いけど味わいはビックリ(笑)。心を射抜かれるのは必定(笑)。クラクラ(笑)。」
家内「赤が4本と多めだけど(笑)、どれもとても良いから大丈夫かな(笑)?」
私「そうそう、ラダチーニのフィオーリなんか定番なんだけど、驚くほど美味しくなったから皆ビックリするよ(笑)。」
家内「パッケ・ネロもグラーブも良いしね(笑)。この時期こんなに良い赤が集まるとは!皮肉だよね(笑)。」
私「まあ、トリのモリエールは皆さん知ってるしね(笑)。とは言え6ヴィンテージジャンプしたからね(笑)。そうそう、今回のサブリミナル何にしようか(笑)?」
家内「地味に売れてるあの赤どう?」
私「あー、あれね(笑)。夏向きだしピッタリ(笑)。あれは良いよ、あれは(笑)。」

そんな訳でサブリミナルはあれに決定(笑)!

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桝久 7月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Jul 22, 2023 by weblogland |
今月末7月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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暑いですが、マスキューの試飲会はやります(笑)。お時間はいつも通り28日(金)は17~20時、29日(土)は11~20時となります。

この夏の必殺技!
◎クレマン・ド・ロワール『ボナミー』 
ソーミュール協同組合 フランス 白 発泡性 750ml 2640円税込み

開けたては還元臭、熟成香がはっきり。18ヶ月の瓶熟成期間は伊達じゃない(笑)。香りは基本シェナン・ブランの香り、ちょっと青みがかったレモン・ライム等の柑橘類の香りが全方向に突き抜ける(笑)。伴う硬質なミネラル感は加速機の役目(笑)。泡立ち泡持ちはシャンパーニュに劣らないレベル。
おそらくシェナン・ブラン100%で作ると制御出来ない(笑)。葡萄はソミュール地区モンルイユ・ベレ村近郊の畑。いかにも『テュフォー』で栽培されたシュナン・ブラン65%は推進力、シャルドネ20%は制御用、カベルネ・フラン15%は隠し味、をブレンドしたもの。この絶妙なバランスはシェナン・ブランを知り抜いている証。シャルドネはクレマン用に栽培したものとか。おそらく酸を多く残したシャルドネかと。
液温が上がり時間が経つとカベルネ・フラン由来の赤い小粒のベリー系の香りがありとてもチャーミングで複雑でもあります。
あとこのクレマンの特筆すべきはドザージュが12g/Lであること。強めに冷やして飲むとエクストラ・ブリュット並みにドライに感じます。酸が多い→辛く感じる、液温が低い→甘さが目立たない、この方程式なのですが(笑)、振れ幅は常識以上(笑)。ブラインド・ティスティングで私はドザージュ量を8~9g/Lと予想しました。残念!
でもですね(笑)、このクレマンの完成度の高さは驚き。作り手の意思・意図そして力量を感じます。また、特に暑い夏場には力を発揮いたします(笑)。ラベルに描かれているハートは射ぬかれたか?私のハートは射ぬかれました(笑)。
とっても宜しいクレマン・ド・ロワールを見つけました(笑)!

●フィオーリ フェテアスカ・ネアグラ&シラー 2019年 ラダチーニ 750ml 1,414 円税込み
マスキューの大定番なのですが、今ピークに入った感(笑)。完全なフル・ボディー
です!しかも深み・旨味・強い生命力・複雑さがあるハイ・レベルな姿は暑さを越える(笑)?

ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。

歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に設立したアルバストレレ・ワインズ。外資の支援を受け設備やワイン造りの近代化を成しました。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタールもの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の規模が想像出来ますね(笑)。ソ連時代の巨大農場の名残でもありますね。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。

これはラダチーニ・ブランドの中級ブランド『フィオーリ』の赤。ステファン・ヴォーダ地区で栽培されたモルドヴァの地場品種フェテアスカ・ネアグラ55%、シラー45%の比率でアッサンブラージュしたもの。フェテアスカ・ネアグラ100%のものより柔らかめ(笑)。シラーが果実味に複雑さを加えています。
手摘みした葡萄を特別なイーストで発酵させたとか。果実味豊かで酸があり、ラダチーニ共通の透明感のある旨味たっぷり、赤や黒のベリー、プラムの味わいとの折り合いのつけかたは立派(笑)。広がり、奥行きもありフィニッシュも美しい。飲んだ印象だとラダチーニ・ブランドのものよりワン・ランク上(笑)。畑の収穫量がラダチーニ・ブランドのものよりかなり少ないようです。
バリックによる木樽熟成6ヶ月ほど一部をステンレス・タンクで8ヶ月熟成。バリック100%ではありませんから過剰ではなく、液体濃度とのバランスがとても良い。
一見ボルドー・スタイルですがボルドーには見当たらない(笑)。かといってニュー・ワールドのような無理がない。特に柔らかなタンニンが特徴的なモルドヴァの良品と言うしかありません(笑)。
しかも、恐るべきコスト・パフォーマンスなのです。
ところでフェテアスカ・ネアグラですが
、もともとは主にルーマニアで栽培される白葡萄フェテアスカ・アルバの変種。
白葡萄から黒葡萄が生まれたんですね(笑)
。ただ、そのポテンシャルの高さから将来の開花が期待されていました。ようやく開花したようですね(笑)。

●シャトー・ド・レスピド・メーネ・ボネ2016年 フランス ボルドー 赤 グラーブA.C. 750ml 1791円税込み
久しぶりのボルドー、しかもグラーブ(笑)。何故そんなもの仕入れたか?美味しいからです(笑)。

グラーブ南部のランゴンに拠点を置くシャトー・ド・レスピド・メーネ・ボネ、グラーブで最も古いシャトーとか。
3週間の醸し発酵のあとバリックの古樽で18ヶ月の熟成を経てアッサンブラージュして瓶詰め。
セパージュはメルローとカベルネ・ソーヴィニヨン。第一印象はとても品が良い(笑)。しっとり口の中を広がり、でしゃばることなくオイチイ(笑)。地力があり本来的にパワーがありながら、それはタンニン等の全てとしっかり調和しており、質実で生真面目。メドックとは違うグラーブの良さを感じます。土壌が粘土質のようで、それが重さボリューム感に品良く折り合いをつけている感。軽やかな濃さ、渋くはない優しいタンニンは飲み頃に入った証。やはりしっかり瓶熟成することに意味があると再認識させられます(笑)。
化粧っ気はないけれど田舎臭くなく(ごめんなさい)、地元のレストランで愛されているようなワインなのです(笑)。

●バッケ・ネーレ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルバ 2017年 モンテチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャ 赤 コッリ・ディ・イモラD.O.C.
750ml 2451円税込み
圧巻でございます(笑)!

イタリア エミリア・ロマーニャのモンテチーノ・ロッソはマスキューの大定番
(笑)。特に白の生産者として高く評価しております。白のトップ・キュヴェ『コドロンキオ』と言えば思い出される方もおられるかと。モンブラン・ケーキを食べながら飲むと卒倒するほど美味しい白ワインです(笑)。思い出していただけましたか?
もちろん赤も作っておりますが、良すぎてすぐにピークに達しない(笑)。どうしても理解出来るまで時間がかかります(笑)。白はとてもフレンドリーなのですが、赤はスパルタンと言ってよいほどのがっちりタイプ。ラベルに『S』と書かれたロマーニャ・サンジョヴェーゼを思い出してくださると助かります(笑)。
これはカベルネ・ソーヴィニヨン100%で作られます。熟成に一部バリックを使いますからボルドー・スタイル?でもですね(笑)、ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンで一般に言われるカシスというよりは、桑の実マルベリーやブラック・ベリーの派手なニュアンス。しっかり質実なイタリアのカベルネ・ソーヴィニヨンとなっております(笑)。
現行か2017年で収穫年から6年経っているとは思えないフレッシュ感、強さがあります。この点モンテチーノ・ロッソらしいポテンシャルの高さを感じます(笑)。
あと、このワインは~アルバーナD.O.C.シリーズのラインナップではなく、コッリ・ディ・イモラD.O.C.。カベルネ・ソーヴィニヨンを使っているのが理由でしょうが、ランクとしては、~アルバーナD.O.C.シリーズの上のランクのようです。
ホームページを見るとアイテムは確認出来ませんでしたが、更なる進化を見せてくれそうです(笑)。

●モルゴン グラン・クラ 2019年ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール フランス ボジョレー 赤 750ml 4242円税込み
愛するモリエールのモルゴンが久しぶりに入荷しました(笑)!
圧倒的な甘露な甘さはグラン・クリュのもの!
1本の葡萄樹からハーフボトル1本分ほどの低収量。余分なことをしない自然な農法、もちろん醸造法も然り。全房発酵しプレス果汁はしない古典的なスタイル。SO2の添加も基本しません。健全で凝縮された葡萄のみに可能なこと。とてつもない尽力の果てなのです。
味わいはようやく飲み頃の入口。酵母臭やビオ臭は感じますが、それを吹き飛ばす圧倒的な甘味・旨味と、しなやかで切れ目ないタンニンが織り成す壮麗なもの。チェリー、ベリー系の香りはあくまでもガメイ。しかも圧巻の吹き上がり(笑)。どう見てもグレート・ワインでございます(笑)。
マルセル・ラピエールのような綺麗で透明なスタイルではなく、テロワールのすべてを飲み込んだような野趣溢れる味わいに私はノックアウトでございます(笑)。
2021年ヴィンテージはとんでもない高騰でヌーボーすら輸入されませんでした。もう手の届かないワインになったと諦めておりましたが、今回嬉しい再入荷となりました(笑)。

ブログより
土曜日の2時頃に抜栓したのですが、圧巻でしたね。まだ熟成するのでしょうが、飲み頃の入り口には入っているのでしょうね。相変わらずの良さを確認してコルクを逆さまに刺して終了。でもですね(笑)、20時になって店を閉めてモルゴンの側を通ると…。モルゴンの香りがします!え~!チェリー…ちょっとリキュールっぽい
マラスキーノ・チェリーやベリーの香り。鼻をクンクン鳴らして香りの発生源を探すと、モリエールの瓶に逆さに刺したコルクから香りが辺りにプンプン(笑)。
こりゃ凄い!

以上5本!
皆様のご来店お待ちしておりまする(笑)!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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試飲会のラインナップ決まりました!

Jun 17, 2023 by weblogland |
今月6月23日(金)、24日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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マスキューの大定番の人気アイテム。何年ぶりかの試飲会登場(笑)。昔は1,000円を切っておりましたが…。とはいえ回りを見渡すと、相変わらずコスト・パフォーマンスは良し!長く愛される所以ありなのです(笑)。
トスカーナ・ロッソ 2021年 アジェンダ・アグリコーラ サン・ルチアーノ
イタリア 赤 トスカーナI.G.T. 750ml 1225円税込み
 
アジェンダ・アグリコーラとは農園の意味。
 
トスカーナはフィレンツェの南東、アレッツォ近くのモンテ・サン・サヴィーノに位置するサン・ルチアーノ。海抜300~350mの丘の側面、南向きに約100haを所有するツィアントーニ家のワイナリーです。

ツィアントーニ家は本来はローマの家系。フラスカティの近く、マリーナでワイン造りをしていましたが、土地がなくて価格が高かったといいます。現オーナーのオヴィーディオは新しい可能性を見出すべく、他の場所を探すようになり、キアンティ地区をはじめとするトスカーナ中を回ったが、それまでの経験と勘で納得できる場所がありませんでした。ようやく見つけたのが、それまで全く開拓されていなかった現在のワイナリーがある場所。保水力に優れた肥沃な土壌が広がる絶好の地所。1972年頃からローマから(トスカーナにしばしば訪れるようになり、1974年、現在の場所へ完全移住しました。(モトックス資料より)
 
うーん。規模からすると完全なワイン・ベンチャーですね。家族経営で100 ヘタールは広すぎる(笑)。しかもお金持ち(笑)。ただし、造るこのトスカーナ・ロッソはとてもプリミティブな味わい、地元で消費されるシンプルで美味しいワインなのです。イタリアの場合 美味しいワインはまず自分用で飲みますから 安くて美味しいワインは海外に回らない ラテンの伝統があります(笑)。海外向けはあくまで海外向けなのです。
 
このワイン、サンジョヴェーゼ60%、モンテプルチアーノ30%、チリエジョーロ10%とトスカーナ伝統のブドウを使って、力強く明るい香味をよく表現しています。プルーン、ブラックベリー、オレンジ、コーヒーチョコレートにスパイス、そして可愛らしく軽やかに甘酸っぱいチェリーの風味。少しおてんば気味のタンニンがよく似合っています(笑)。
 
抜栓直後から全開で美味しいトスカーナ・ロッソ毎日でも楽しめる味わいです(笑)。


やっぱりシラーって惹かれますよね(笑)。

●コート・デュ・ローヌ ヴィエイユ・ヴイーニュ 2021年 ドメーヌ・ダンデゾン フランス ローヌ 赤 750ml 1791円税込み

このワイン、南フランスのエステザルグ葡萄栽培者組合のもの。ローヌ川西岸のリラックから南西に10kmほどのエステザルグ村の小規模組合です。1965年に10名で設立されました。メンバーは増減なく不動(笑)。基本畑は各メンバーが管理し良い葡萄1/3はドメーヌ名で出荷し、1/3はエステザルグ葡萄栽培者組合名で瓶詰めし、残りはネゴシアンに売却しています。設備を共有することでコストを下げるスタイルの組合のようです。変わらぬメンバーの紐帯があってこそですね(笑)。
近隣のリラックやパフ等の著名産地に追いつくには力を合わせるしかない!銃士隊の精神ですね(笑)。そしてコンセプトはシラー。ちょっと特徴的なシラーです。
南ローヌでシラーを作ると黒くなり勝ち
、グルナッシュに近い感じになります。
そんな彼の地でありながら、輪郭のはっきりしたシラーを生産しております。

ドメーヌ・ダンデゾンはその組合所属のドメーヌ。エステザルグ村はコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『シニャルグ』を名乗れるヴィラージュ。このキュヴェはエステザルグ村のシラーと少し北の平地のヴァリギエール村のシラーをブレンドしているのでコート・デュ・ローヌA.C.となっております。
飲んでみるととても特徴的なシラーです。基本シラーは北ローヌが本場(笑)。とてもタイトで大きい。南ローヌですとグルナッシュのように甘くダレ勝ち(笑)。
ところがグルナッシュ寄りのスタイルでありながら、シラーらしい酸があります
。小粒のベリー系の果実味を感じられる
輪郭のはっきりしたもの。シラーに特化してきた所以が解ろうものなのです(笑)。


●ヴィーノ・ロッソ 2021年 ヴェンキアレッツア イタリア フリウーリ=ヴェネチア・ジュリア 赤 I.G.P.ヴェネチア・ジュリア 750ml 2357円税込み

家内「先日アヴィコさんの試飲会で気になったワインが届いたよ(笑)!」
私「フリウーリ=ヴェネチア・ジュリアだっけ。アヴィコさんにしては珍しいね。フリウーリのワインってあまり日本に入ってないよね。」
家内「資料も少ない(笑)。秘蔵の地図で探すと…。スロベニアとの国境近くだぁ。コッリオ・ゴリツィアーノD.O.C.域内で畑が平野部と丘陵部に二ヶ所あるんだって。」
私「ワイナリーのヴェンキアレッツアって知らない。1950年創業だからちょうど二世代目くらいかな。」

いつものKさんを呼んでティスティング開始!

Kさん「フリウーリのワインですか。あまり見かけませんよね。割りと高級なものが多いですよね。」
私「スキオペッティーノ(笑)!他は知らない(笑)。」
家内「このワインはメルロー80%、カベルネ・フラン20%のセパージュ。」
Kさん「あっ、美味しい!旨味が凄いですね。」
私「果実味の輪郭が鮮烈(笑)!」
家内「レッドチェリーやブラックチェリー、マラスキーノチェリー!」
私「リキュールっぽい強さがある。小粒のプラム、スグリ、干し杏子…。ワイン自体の強さもある。」
Kさん「これ懐かしい。ボジョレーっぽいですよね。香りは基本メルロー由来なんだろうな。」
私「ボジョレー同様にマセラシオン・カルボニック法で醸造してますね(笑)。」
家内「この強さは?メルローだけだとこんなに強くないはず。う~ん。カベルネ・フランかな?」
Kさん「濃くてタニックではないけれど、実は強い。張りがある。あと口中の広がりがパワフル(笑)。」
私「メルローはマセラシオン・カルボニックで醸造。カベルネ・フランは通常の発酵?全房発酵したような強さがある。」
家内「飲みやすくは作っているのだろうけど、しっかりしてる。」
Kさん「それでいながらチャーミング(笑)。フレンドリーだけど強い(笑)。しかも飲み疲れしない。」
私「私の好きな薄旨系です(笑)。ピエモンテのルケ・ブリク・ビアンクっぽくてイイなぁ(笑)。」
家内「絶対店長が気に入ると思ったんだ(笑)。」
Kさん「折り目正しきワインですな(笑)。」
私「よく背広なんかを表現するとき『パリッとした背広』なんて言うけど、このワインは『パリッとしたジャケット』みたいな感じかな(笑)。」
家内「ところで何を食べながら飲むか?」
Kさん「ジビエでしょうね。ワインがあまりタニックではないから鹿肉が合いそうですね。」
私「鮎!苦い内臓に合いそう(笑)。」
家内「川魚良さそう(笑)。果物使ったソースがあれば鉄板かな?土地柄も川に近いし(笑)。」


※抜栓後4~5日経ても崩れることなく美味しい(笑)。深みが増してとても良かったでした(笑)。



〇サン・ブリ 2021年 ドメーヌ・グラン・ロシェ フランス ブルゴーニュ   750ml 2,451 円税込

マスキュー大定番のサン・ブリ。レストラン・アイテムとして長く愛されております。今ではブルゴーニュの括りとなっていますが、もともとはシャブリの北ロワールのサンセールやプイイ・ヒュメに近い内陸部の産地です。冷涼な産地にあって、ワイン作りに常に尽力を払わなくてはならない反面、良い年や困難を乗り越えた年には驚くほどの出来映えとなります。
困難な2021年ヴィンテージは如何に!


2006年の販売以来2007、2008年をジャンプしての復活です(笑)。
シャブリの南西の内陸部のアペラシオン サンブリ。ブルゴーニュというよりサンセールの方が近い冷涼な立地、ブルゴーニュ唯一のソーヴィニヨン・ブランのアペラシオンです。実際、約70年ほど前にサンセールよりソーヴィニヨン・ブランがこの地に移植されました。

良い作柄のサン・ブリは非常にタイトで緻密。遅摘み由来のハニーな香りと不釣り合いなくらいの頑強さを備えます。とくにこのドメーヌ・グラン・ロッシュは古樹から農薬を使わず栽培しますので、ワインのスケール感は見事!

今風の柔なサンセールの比じゃありません。飲んでそれと解る野生味のある味わいなのです。たしかにソーヴィニヨン・ブラン由来の草っぽさはありますが、白い花、木の根や実のような香ばしさがアクセントとなり特徴的で、とても深い味わいです。

ミネラル感もタップリありますから、揺らがない頑強さ。

気候が厳しく、毎年安定しない産地ですが、2021年は絶対のお勧めです!

マニアックな味わいに魅了されます(笑)。

トリは心に響くブルゴーニュのシャルドネ!たまには高級な味わいも良いかな(笑)。たまには。1991年ヴィンテージに似た困難な作柄の2021年。困難の向こう側には何があるか?
〇サン・ロマン スー・ル・シャトー ブラン 2021年 ドメーヌ・マルトノ・マラール
ブルゴーニュ サン・ロマン 白 750ml  6317円税込み

マルトノ家は、ぶどう栽培家としての歴史を1387年まで遡ることができるという(日本は室町時代!)、サン・ロマン村の名門です。元々は貴族階層だったのでしょうね。19世紀半ばには自社瓶詰めを開始し、長らくフランス国内を中心にワインを販売してきましたが、2010年、23代目(!)のダミアンが継承したのをきっかけに、輸出にも目を向けてくれるようになりました。それゆえ海外のワイン評価本(アメリカやイギリス、もちろん日本)には掲載されていません(笑)。ですから調べるのも大変(笑)。あと、畑も昔からの呼び名で記載されていますからリューディーや格付けの範疇外(笑)。
本拠のサン・ロマンを中心にサントーバン、ピュリニー、シャサーニュに畑を持ちます。大きな区画は無いようで、昔からの畑を慈しむように葡萄栽培を行っているようです。おそらく総栽培面積は10ヘクタール未満だと思います。

まず、2019年のこのワインを飲んだ第一印象は、「ピュリニー・モンラッシェの1級?しかもグラン・クリュに連なる最良の区画かと思いました。」
新樽の香りは強いのですが、液体の中にそれを上回る濃厚な果実味が潜んでいるのが感じられます。1級と言ってもグラン・クリュに連なる1級。マロスラヴァックのフォルティエールを思い出しました(笑)。
また、抜栓後時間が経つに連れ液体の濃度感が増し、丸2日経つとトロトロ(笑)。

経過観察をお願いしたKさん曰く
『昨日まで飲んで、トロトロです。
骨格が崩れないというのはこういうことかと納得しました。
幸せにしてくれるワインですね😁』

※ちなみに抜栓後4週間経っても香りはしっかりしており、最後の一滴までシャルドネとしての威厳を感じました。

ありがちな尖ったところがなく、バランス・肉付きが良く、いわゆるフィネスのあるスタイル。なかなかお目にかかれないブルゴーニュのシャルドネなのです(笑)。2019年でもあと2~3年は待ちたいところですが、実に美味しい!困難をくぐり抜けた2021年は更なるパワーアップが期待されますね(笑)。
醸造は除梗しないで全房で発酵するスタイル。50%をステンレスタンクで、50%を樽(新樽率25%)で醸造します。新樽に頼らないところが秀逸。ワイン本来の旨味と樽香とのバランスは見事。そして発酵後14ヶ月間樽熟成してから瓶詰め。マラールのトップ・キュヴェのピュリニー・モンラッシェやシャサーニ・モンラッシェと同じ作りの規格です。マラールの核心ですね(笑)。
シャルドネのなんたるか知っている作り手です(笑)。トップ・クラスのブルゴーニュ・シャルドネなのです。

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もうちょい、もうちょっと。

Jun 14, 2023 by weblogland |
う~ん。
もうちょい、もうちょっと。
今月6月のマスキュー試飲会のラインナップです(笑)。
トリは月初めには決まったのですが、後がなかなか決まりません。特に1,000円代のコスト・パフォーマンスに優れたものがなかなか見つかりません。もちろん同時に好奇心もそそらなくてはダメ。
今日最後のサンプルが来ましたので、速攻試飲です(笑)。まあ、これはこれで楽しいのですが(笑)、決まらないと困る(笑)。
あ~、飲むのに忙しい(笑)!

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試飲会の作戦会議

May 25, 2023 by weblogland |
今週末のマスキュー試飲会の作戦会議です(笑)。

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私「今回の試飲会でラヴィ・アン・ローズ足りなくなりそうだよね。」
家内「色合いだけでやられちゃう(笑)。大日本ロゼ・ワイン普及協会会長としては
胸を張れるチョイス(笑)。」
私「マスキューのロゼ・ワインのラインナップとしては、酸っぱい系じゃなくて旨味系。じんわり美味しいんだよね(笑)。今日お客様で先行して買われる方が数名いたし、追加発注しておいた方が良さそうだね。」
家内「あと、ドイツ・ワインに皆さんご興味がありそう。皆さん昔沢山飲んだから(笑)、この今風の辛口スタイルは絶対好きになるはず!」
私「あと、心配なのはルパイア2013年。決してフレンドリーじゃないけどコスパが高い。玄人受けする。」
家内「抜栓したあと1週間は楽しめる。愛想は良くないけど(笑)、サンジョヴェーゼ好きはまとめ買いするかも(笑)。」
私「可能性あるよね。インポーターさんの在庫を確認してみるよ。」

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今月末5月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

May 24, 2023 by weblogland |
今月末5月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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いつも通りのバタバタですが(笑)、どうにか格好がついたかな(笑)。
やはり6本だと量感がありますね(笑)。5本と6本では迫力が違う(笑)。
う~ん。
あと、真ん中のラヴィ・アン・ローズ、色がとても綺麗ですね(笑)。眺めてるだけでぐっと来ちゃう。飲んでもぐっと来ますから(笑)、追加発注しておいた方が良いかも?
あと、ドイツのクラウスのオレンジ色の配色がカッコいい(笑)。ドイツ・ワインはもともと地味なラベル・デザインが多いのですが、コレはハイ・センス。味わいも良い意味でアバンギャルド(笑)。試飲された方はきっと驚くはず(笑)。
そうそう、まだサブリミナルの仕込みをしていません(笑)。何しようかな(笑)?

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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

May 19, 2023 by weblogland |
今月5月26日(金)17~20時、27日(土)11~20時、のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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まずはドイツのリースリングとソーヴィニヨン・ブラン!


〇リースリング シルバーベルグ 2020年 カール・フォフマン プファルツ Q.b,a. トロッケン 白 750ml 1885円税込み スクリュー・キャップ
ドイツ プファルツのジュートリッヒェ・ヴァインシュトラーセ村に1955年に設立された家族経営のワイナリー カール・フォフマン。約100ヘクタール(所有するのは85ヘクタール、他は緊密な関係の栽培農家)の畑から多種類のワインを作っています。(リースリングやグラウブルグンダー=ピノ・グリなど。)きっと昔は安い甘口ワインを作っていたんだろうな(笑)。

カール・フォフマンのケヴュルツトラミネールをマスキューの定番として扱っておりますが、今回はリースリングです(笑)。
もともとワインの生産量はドイツ随一。リープフラウミルヒやマドンナと言えば皆さんピンと来ますよね(笑)。まあ、甘くて飲みやすいスタイルですので今はあまり見かけなくなりましたか。そんなこんなでプファルツの生産者も方向転換(笑)。甘い量産品ではなく食事に合わせやすいトロッケン(辛口)志向、もちろんしっかり酸を残してグレードアップ。もともと平地で多量のワインを作れるアドバンテージを品質に向けることに気がついた訳ですね(笑)。モーゼルのリースリングだけに頼っていたドイツ・ワインの復活の狼煙かと(笑)。マスキューでもプファルツのリースリングを扱うのは
初めてに近い(笑)。記憶にありません(笑)
。それも、実はマスキューはリースリングが大好物(笑)。しかも古典的なガチガチのリースリング原理主義者なのです(笑)
。それ故プファルツ辺りの半端なリースリングは歯牙にもかけておりませんでした(ごめんなさい!)。でも、モーゼルとは異なったジャンルのリースリングとして、コレはあり(笑)!なのです。

このワイン、単一畑ヴァルツハイマーとシルバーベルグのものをブレンドしたもの。残糖分は8g/L、総酸は7g/Lほど。
きっとこの案配がトロッケン・リースリングのベスト・バランスかと。(個人的には後1g糖分を減らしたい(笑)。)
保水力のある土壌で作られるリースリングはモーゼル等と比べるとやや重い感じがしますが、収穫量を落とすことで自然な重さを表現。デイリーに楽しめる数少ない辛口リースリングと言えます。


とても久しぶりのドイツ・ワイン入荷なので表記や地図を忘れており(笑)、とても大変でした(笑)。ドイツの場合銘醸地が限られ、新たなものがなかなか生まれ難い。そんな中プファルツなどは一段格の低い安いワインの産地として冷遇されていましたが、ようやくオリジナリティあるユーシフルなワインが出てきたととても頼もしく思っております(笑)。温暖化の恩恵もあるとは思いますが、今までの殻を破る今後目を離せないワイナリーなのです。

〇エアバッハー ソーヴィニヨン・ブラン 2021年 ワイングート・クラス ドイツ ラインガウ 白 Q.b.a. トロッケン 750ml 2074円税込み
このワイングート・クラス、現当主アティアスの曾祖父が1850年に畑を所有したことから始まります。
所有する畑は著名なマルコブルンに平行したジーゲルスベルグに1ヘクタール、エルバッハの集落の背後の1級畑シュタインモルゲン0.5ヘクタール、ライン河に注ぐ支流カイゼルボッシュ川に沿うミッシェルマルク3.5ヘクタール。
このソーヴィニヨン・ブランはミッシェルマルクで栽培されたもの。畑は水際に近く、土壌はレスやローム等の二次堆積土。保水力はありそうですね。そうすると密植も可能なのでしょうが、畝間を3mほどと広くとっています。管理の容易さを優先しています。風通しの良さも意識しているようですね(笑)。1ヘクタールあたり3000本くらい植樹しているようですね。
基本、グリーンハーベストや房の先端をカットしたり畑での撰果を徹底することで収量を落としているようです。ですから出来上がったワインはとてもフルーティーで濃い。トロピカルなソーヴィニヨン・ブランらしい特徴がはっきりしながらもだれず、背筋がピンとしている。7g近い総酸がある所以かと。残糖分が7g以下のトロッケンでしっかり酸があるため甘さが出しゃばりません。とても折り合いが良く感じます。優しい!
そうそう2021年ヴィンテージはアルコール分が11.5%ほどの仕上がりなのですが、コレもグッド(笑)。無理に補糖した印象もなくとても自然な仕上がりです。収穫量を抑えてこそのワインです(笑)。
高価なリースリングを目指すより、ソーヴィニヨン・ブランの新境地に達したことの方が意義も意味もあると感じました
(笑)。


そして待望のロゼ!
◎ラ・ヴィ・アン・ローズ 2021年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア ロゼ ムンテニアI.G. 750ml 1508円税込み
国土のほとんどでワイン生産が行われているルーマニアは大きく7の生産地方に別れます。そのなかに37のD.O.C. (EU 法のA.O.C.)と12のI.G. (EU 法のI.G.P. )が制定されています。

このドメニイレ・サハテニ(インポーターさんの資料ですとドメーニレ・サハティーニですがヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』の表記を優先します)は2003年に女性醸造家アウレリア・ヴィシネスクさんにより創業。

ワインナリーはブカレストの北ムンテニア地方のデアル・マーレ地域のミジル村にあります。畑はカルパティア山脈の南の緩傾斜の平原。いかにも日照に恵まれ、水捌けの良い好立地。実際、緯度はフランスのローヌと同じ、気候はブルゴーニュに似ているとか。

マスキューの定番はピノ・ノワール。品質が高くロング・セラーとなっております。香りの抽出と葡萄自体の良さが伺えるもの。それ故、ロゼは旨いはず!美しい薔薇色が物語っていると思いませんか(笑)。
キュヴェ名の『ラヴィ・アン・ローズ』なんてまんまですし、期待も深まります(笑)。
このロゼはピノ・ノワールではなく(笑)、シラー60%、ピノ・グリージョ20%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%
。しっかり温度管理しながら、フリー・ラン・ジュースで作られるお値打ちのもの。シラーやカベルネ由来のベリー系の小粒の赤い果実味は旨味に包まれており、あくまでもフレンドリー(笑)。香りプンプンの派手なスタイルではありませんが、常に寄り添って欲しいと想わせます
。特に旨味の芯ピノ・グリージョをブレンドしているところにセンスが光りますね(笑)。
あと、気がついたのですが、2021年ヴィンテージでワイン自体も出来上がっているのですが、グラスに注ぐと若干の泡が見られます。口中での発泡感はないので、きっとマロラクティック発酵の余韻ではなく、瓶詰め工程で窒素を充填したのだと思います。それ故SO2の使用量は低減され、とても伸びやかなワインとなっています。そのうちSO2無添加のワインとしてリリースされるかも(笑)。更なる向上が期待される生産者です。


コスパ良し!
●ルパイア トスカーノ 2013年 カンポ・アイ・レッチ イタリア 赤 I.G.P.
トスカーノ 750ml 1885円税込み
イタリア・トスカーナでブルネッロ・モンタルチーノの生産者として名高いカンポ・アイ・レッチ。実はレッチャイアです(笑)。インポーターさんが違っていることからそんなことになったようです(笑)。商売上手ではなく(笑)、気配りの一環でございます。
この『ルパイア』、『狼の巣』の意味。得意のサンジョヴェーゼ・グロッソにカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローをブレンドしたもの。
飲んでビックリ!
ブルネッロを飲んでいるよう(笑)。スラヴォニア・オークの大樽で熟成してますね。それをステンレス・タンクに移して保存、注文がたまると瓶詰め出荷しているようですね(笑)。コルクは新しいし、液面も下がっていません。澱も無い(笑)。
とても液体がクリーンです。
味わいはヘビー。重心の低いスタイルはキャンティやヴィーノ・ノビレとは明らかに違うサンジョヴェーゼの味わい。2013年ヴィンテージなのでわずかにオレンジのニュアンスは若干感じますが、全然古さを感じさせない佇まいはブルネッロにしかない堂々としたもの。しかも価格はミニ・ブルネッロ(笑)!
う~ん。
こんなにコスト・パフォーマンスに優れたワインがまだあるとは!
飲みながら思ったのですが、牛のヒレ肉に岩塩を降って焼いたステーキ食べながら飲んだら美味しいでしょうね(笑)。そのためにあるワインのような気がしました(笑)。


定番なのですが、試飲会に出ていませんでした(笑)!ぬかっていました(笑)!
●コントログエッラ ロッソ コッレ・クーポ 2018年 バローネ・コルナッキア イタリア アブルッツォ 赤 コントログエッラD.O.C. 750ml 2640円税込み
モンテプルチアーノ・ダブルッツォのスペシャリスト バローネ・コルナッキアが作るD.O.C.コントログエッラの赤ワインです。
まずD.O.C.コントログエッラ。ご存知ですか?私は存じあげませんでした(笑)。
このD.O.C.はD.O.C.G.モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コリーネ・テラマーネのゾーンのなかの北隅のコントログエッラ村の狭いエリア。(コントログエッラとは反戦の意味)1996年にD.O.C.に昇格しています。モンテプルチアーノ種60%以上、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンは15%以上が義務づけられています。
もともと親戚が所有していた『コッレ・クーポ』畑。『クーポの丘』という意味。コントラーダ・トッリとトラーノ・ヌオーヴォの標高240mの日照に恵まれた石ころだらけの石灰岩土壌。カベルネの好みそうな土壌ですね(笑)。カベルネは父ピエロ・コルナッキアがフランスのコルシカから持ってきたクローン。ボルドーではなく暖かなコルシカから持ってきたのは慧眼。無理がない(笑)。
9月下旬から収穫は始まり、ステンレス・タンクで28℃で発酵。500Lのフレンチ・オークの古樽で18ヶ月熟成後瓶詰めしてから8ヶ月静置・熟成してリリース。無理のない考え抜いた熟成です(笑)。(収穫が在来品種より早いことはワイナリーの生産性を増します。)
味わいは力強いがバランスが良く、多量のタンニンは葡萄由来の甘さととても折り合いが良くフレンドリー(笑)。全体のレベルの高さ、品質の良さ、特に原料葡萄の良さがダイレクトに伝わって来ます(笑)。スパイシーでありながらプラムやベリーの果実の熟した甘さは圧倒的に旨い!カベルネ由来のミントのヒント、小粒のベリーのニュアンスは複雑味を見事に演出。ワイン全体の奥行き、長い余韻を品のあるものにしています。
このマイナーなD.O.C.(ご免なさい!)の存在意義が伝わる素晴らしいワインでございます(笑)。モンテプルチアーノだけじゃない!と生産者が主張しております(笑)。


こんなワインあったんですね!
●モンデュース サン・ジャン・ド・ラ・ポルト 2020年 フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエ フランス 赤 ヴァン・ド・サヴォアA.O.C.750ml 3017円税込み
マスキューの大定番のサヴォアの白の生産者フィリップ・ラヴィエールの名前がフィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエとなりました。要は奥様の名前が加わった次第でございます(笑)。
ラインナップの中でもヴァン・ド・サヴォアのクリュの中で有名な『レ・アビーム』はジャケール種100%で作っており、マスキューでは長年親しまれております。
標高1993mのグラニエ山の北東に広がるガレた斜面を畑とするとても過酷な環境。車や機械は入れません。すべて人力に頼らざるを得ません。ちょっと見斜度45度、石ころだらけの崖にしか見えません。落ちたら命に関わる(笑)。
そのなかでも標高の高いアビーム村から15km北東に下ったサン・ジャン・ド・ラ・ポルト村でモンデュース種100%で作られる赤ワインがコレ。ヴオージュ山塊を背負った南東向きの急斜面の畑で作られています。正確なアペラシオン名はヴァン・ド・サヴォア モンデュース サン・ジャン・ド・ラ・ポルトA.C.でございます
(笑)。
かなりマニアックで資格試験の難問クラスです(笑)。
でもですね(笑)、味わいは完成したフィネスのあるもの。基本チェリーの香りなのですがとてもユニーク。リキュールの『チェリー・ヒーリング』にちょっと似てるかな?ワイン自体は柔らかみ・深みのある高級なスタイルです。実に美味しい!
このモンデュース種はシラーの親戚またはイタリアのレフォスコに起源があるなど言われております。実際ユニークなチェリーの香りはレフォスコに似ている気がします。

作りはフィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエらしく木樽は一切使用せず低温で注意深く醸したもの。
何の衒いも無い直球勝負ですから、スルスルと飲み干してしまいます(笑)。

以上6本!
皆様のご来店お待ち申し上げます。
※先月は土曜日の6時頃にお客様が集中されました。念のためお知らせしておきますね(笑)。


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桝久 試飲会リポート 後半

May 02, 2023 by weblogland |
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皆様より大絶賛していただいたチリのラ・プラヤです!

〇ラ・プラヤ コースタル ホワイト・ブレンド レゼルバ 2022年 チリ イタタ・ヴァレー 白 750ml 1697円税込み

●ラ・プラヤ コースタル レッド・ブレンド レゼルバ 2022年 チリ イタタ・ヴァレー 赤 750ml 1697円税込み

「マスキューさん!チリ・ワインなんて珍しいですね(笑)。あまり扱わなかったですよね?」
私「はい。どうしても量産品になり勝ちなので、ついつい足が遠のきました(笑)。」
「へぇー、それでも試飲会に出すということは期待大ですな(笑)。」
私「まっ、どうぞお試しを!」
「あれ?この白、チリ・ワインではないような味わいですよ(笑)。」
「旨味があって、厚みがある。旨味の厚みかな(笑)?」
「雑味のない旨味ですよね。チリとは思えない(笑)。」
「香りも華やか!しかも複雑!中から湧いてくる(笑)。」
「色々な香りが混ざってますよね(笑)。青リンゴ、白い花、柑橘類、ハチミツ…、香りのキメが細かい。これ飲んでチリ・ワインとは絶対に思わない(笑)。」
「ミントやスパイスのニュアンスもある。」
「シナモン…、そうだ!アップルパイに合う!(笑)。」
家内「この白ワイン、セパージュはリースリング38%、シャスラ24%、モスカテル22%、セミヨン16%となっております。しかもそれらは混植されています。最初にスペイン人が植えた連面と続く畑のようです。混植と言うとカッコいいですが(笑)、写真を見てみるとバラバラに適当に植わってる感じです(笑)。」
「収穫は品種別になるのですか?」
家内「それが不思議なことに同じようになります。」
私「作業風景を見ると美味しくなった順に収穫しているようです(笑)。品種は違っても花粉は混じりますし、環境は共通なので完熟するタイミングが同じようになるようです。」
「なるほど!花粉は色々(笑)。味も似てくるのかな?」
家内「それを夜間にラ・プラヤの醸造場に運び、房ごと発酵させます。大きなタンクに投入してタンクの底に2~3人の作業員が裸足で踏み込んでいました(笑)。」
私「この畑はチリの南部の古いワイン産地イタタ地区のものです。畑は斜面にツツジが植わってるように見えます(笑)。作業は人力と馬力頼みです(笑)。」
「え~!馬力ですかぁ(笑)。」
家内「馬に鉄製の鋤を牽かせて下草を鋤込むとか(笑)。年に2~3回行うようです。

「チリだと広大な平原にどこまでも葡萄が植わってるイメージですよね(笑)。全然違う?」
家内「この畑はラ・プラヤ所有ではなく葡萄を購入しております。ラ・プラヤが唯一購入している葡萄です。」
私「灌漑しないで自然に葡萄が育つ栽培適地のようです。」
「チリって葡萄栽培に適しているのですよね?」
家内「はい。唯一水が無いのが欠点です。特に新たな栽培地域は水を引けさえすればすぐ葡萄産地になれるほどです(笑)。」
「なるほどね。だから逆にこんなに個性的なワインが出来るのですね(笑)。」
「うんうん。赤も美味しい。白と共通した
意識を感じる(笑)。」
私「赤はパイスとサンソーです。地元ではメジャーや品種のようです。」
「カベルネやシャルドネじゃないんだ(笑)。でもパイスなんて知らない(笑)。」
家内「古い品種のようです。遡るとサンデーニャのカンノナウに繋がるとか。」
「この赤ワイン、タンニンが心地好いですよね。香りも心地好い(笑)。」
「まるでお花畑(笑)。」
「支配的な香りはしないけどイイね(笑)。シチリア辺りのちょっと高級な赤ワインみたい(笑)。」
「白も赤も旨味があって雑味が無いですね
(笑)。」
私「白も赤も葡萄樹1本からワイン1本分しか作っていません。それもプレスしないフリーラン・ジュースのみ。とても古典的なスタイルです。」
「なるほど!だから美味しいのですね(笑)。あと特徴的(笑)。」
家内「赤も白も基本全房で発酵して、アンフォラステンレスタンクに分けて熟成させます。かなり真剣に作ってますね。」
「マスキューさん!やはり収穫量が低いのが美味しいワインの前提なんですね(笑)。」
私「左様かと。一般に収穫した葡萄の70%くらいワインが出来ます。ただプレスしないと50%くらいになります。」
「日本酒と同じで槽口が美味しいね(笑)。」
私「特にニュー・ワールドの量産ワインの生産者と話をすると通じません(笑)。基本70%の果汁を得ることが前提のようです
(笑)。まあ、それはそれで必要なので良しとします(笑)。」
「マスキューさん、ラ・プラヤの他のワインはどうなのですか?」
私「このコースタル・シリーズの上と下にラインナップはありますが、味わいはいわゆるチリ・ワインです(笑)。ただ、品質の質は高いと思います。コースタル・シリーズ以外はすべて自社畑でまかなっています。」
家内「裏技は使いませんね(笑)。このラ・プラヤはもともと果樹園経営の大手。所有する畑も南北に900kmにも及びます。ですから主要スタッフはセスナで移動。
もちろん自前の飛行場もある(笑)。ファンド系ではない、民族系のお金持ちです(笑)。ワイン生産の歴史は古くありませんが、がつがつしないでも良い余裕を感じます(笑)。」
「ホームページ見たらアグリコール・ツーリズムもしてるし、凄く立派なホテルもある。リゾート・ホテルでしたよ(笑)。

「この写真のお二方ですね(笑)。」
家内「右側のイケメンはオーナー家の方。もう一方は営業部長。ヨーロピアンですよね(笑)。紳士でした(笑)。」
「うんうん、見た目確かに品が良い(笑)。」
「インカの血は入っていないみたいですよね(笑)。完全ヨーロピアンだね(笑)。」
「集合写真に写ってる日本人はインポーターの方ですか?」
私「私の幼馴染みのU君です(大爆笑)。急遽駆けつけてくれました。ありがとうU君!」


●ル・カブ・デ・ザコリット 2020年 ドメーヌ・デ・ザコル フランス ローヌ 赤 750ml 3300円税込み
「あー、去年もコレ飲みましたよ(笑)。旨いんですよね(笑)。」
私「2020年ヴィンテージは数が少なく、いただけたのは2ダースのみでした。本当は4月ではなく夏を越してから試飲していただきたいワインなのですが、それまでに無くなる(笑)。そんな訳ですぐのお披露目となりました。」
「まだガスがある。出来立てのホヤホヤだね(笑)。」
家内「還元臭は徐々に消えていきます。ちょっと開けるには早いですよね。」
「でも、香りの質感が半端ない!かなり凄いワインなのは解ります。」
「強いし、とても凝縮した感じがある。」
私「まっ、まっ、お試しを!」
「癖もガスもあるけど旨い!高級な赤ですな(笑)。」
「飲みやすく作ったのだろうけど(笑)…。このワイン、アルコール分はいかほどですか?」
家内「12.5%です。」
「厚み、深みがある。それもとても深い。
しかも立体的。高級なワインには違いない(笑)。」
私「今まで飲んでいただいた4本は1本の葡萄樹からワイン1本ほどの収量ですが、これはハーフ・ボトル1本ほど。もちろんプレス果汁は使ってませんね(笑)。いわゆるブルゴーニュのグラン・クリュ規格です。」
「しかもカベルネ・ソーヴィニヨン(笑)!驚き!」
「カベルネでもブルゴーニュ的ですよね(笑)。」
「ドメーヌ・ラルロの醸造長だけありますね。さすがですね(笑)。このザコルは下のキュヴェはあるのですか?たしか産地は無名ですから、安いキュヴェから積み重ねないと経営上は難しいですよね(笑)?」
私「実はインポーターのエー・エム・ズィーさんがドメーヌ・ラルロを輸入しています。ラルロ繋がりで日本に輸入されています。」
「なるほど!いきなりトップランナーですね(笑)。」
私「真面目にラルロで勤めた証ですね(笑)。」
「実際に良い仕事してる(笑)。」
私「実は同じワインを1週間前に開けています。ダイジェストで報告しますと(笑)、初日はジャム。とても甘い。二日目三日目は少し停滞。五日目になるとブルー、ブラック、レッドのベリーが弾けんばかりに噴出。六日目になるとそれにストロベリーが加わります。」
「う~ん。一週間前に開けた方が飲みやすい(笑)!実に美味しいね(笑)。」
「一週間経ったものにはグリーンっぼさがありますよ。余韻の中にある。カベルネなんだろうな。でもソーヴィニヨンじゃなくてカベルネ・フランの方が近いかな(笑)。」
「マスキューさん!サブリミナルの『グリフ』はどうなのですか?」
家内「6本しか来ませんでしたので飲んでません(笑)。古樹のカリニャンで作られています。」
私「スモモ、薔薇の香りが素晴らしいはず。高貴でもあります。多分。以前ティスティングした時、感動しました。」

この後番外編に続く

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さあ、明日は試飲会です。

Apr 28, 2023 by weblogland |
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完璧にラインナップのワインが並びました!
もちろんサブリミナルの仕込みもオッケー(笑)。向かって一番左端。ザコルの『レ・カブ』に良く似てますがちょっと違う、『グリフ』です。
本当は試飲会のトリを飾るアイテムなのですが、今回いただけた本数が6本のみ。
さすがに試飲できる本数ではありませんので、サブリミナルとなりました。
ゴメンナサイ!
『ル・カブ』はカベルネ・ソーヴィニヨンですが、『グリフ』はカリニャン100%。カリニャン好きの私にとっては至宝のワインでございます(笑)。

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