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桝久 試飲会リポート 前半

Jan 31, 2022 by weblogland |


マスキューのお客様は大人。H.K.S.15にご協力ありがとうございました。
中には試飲せずにワインだけお買い求めくださったり、お待ちいただいてる間に散歩して時間を調整してくださったり、お陰さまで密、濃厚接触を避けることが出来ました。
ありがとうございました!


〇プレミアム ユファルク 2019年 トルナイ ハンガリー ショムロー 白 750ml 1555円税込み スクリュー・キャップ
「大きくラベルに書いてある『ユファルク』は品種名です。」
「マスキューさん!ユファルクですか?また変な品種探しましたね(笑)。しかもプレミア(笑)。」
家内「ハンガリーでもほとんど絶滅しかかっていたのを、このトルナイ・ワイナリーが復活させました。今では立派な地場品種です(笑)。」
私「品種としては凡庸といわれたり、素晴らしいポテンシャルがあると評価されたり、まだ評論家の評価も別れるようです。グローバルな品種でないことは確かかと(笑)。」
「なるほど、うんうん、ちょっとソーヴィニヨン・ブランっぽいかな?」
「割とニュートラルでふくよか。ちゃんと作ったワインですよね(笑)。」
「厚みを感じるな(笑)。」
「東欧らしい粘りがあるよね。」
家内「マスキューの定番のトカイ・フルミントはハンガリーの東端。もっと冷涼な感じ。イルシャイ・オリベールは西端でもう少しトロピカル。これはその中間くらいな感じがします。」
私「基本しっかりしており、ワインとしてのランクは高い方だと思います。輸入当初の値段がマスキューにはちょっと高級でしたので取り扱わなかったのですが、今回インポーターさんが輸入をやめるためお安く提供してくださいました。」
「マスキューさん得意技だね(笑)。」
私「さすがに2,500円で売る勇気はありません(笑)。このくらいでしたらお客様もご納得いただけるかと(笑)。」
「植物的な香りがしますよね。でもソーヴィニヨン・ブランのような感じではない。青い根菜類?」
私「セロリっぽい香りに変わっていきます
(笑)。」
「桃や柑橘類のニュアンスに植物っぽさが隠れている(笑)!面白い(笑)!」
「これ鍋に合うよ(笑)!白菜とネギをたっぷり。中には…、う~ん。カキ、カキがいい!ちょっと石灰っぽいニュアンスが
あるからカキがイイ!」
「鍋にはセロリは入れない方が良いですね
(笑)。」
私「石灰っぽさ、ミネラリー チョーキー
!このワインは後半になると強さが出てきますね(笑)。」
「普通開けてから時間が経つとふっくら飲み易くなるんだけど、このワインは違いますね(笑)。」
「酸やミネラル感がだんだん出てくる(笑)
。強いワインなんだね。」
「う~ん。優しいスパルタン(笑)?」
私「時間が経つとキャラクターがだいぶはっきりしてきています。」
「香味野菜をたっぷり入れた野菜カレーなんか合いそうですね(笑)。スパイシーさもあるワインですから絶対に合うはず(笑)。」
「胡椒を使う中華料理でもイイんじゃない
(笑)。」
「オーストリアのグリューナー・ヴェルトリーナとも共通するところありますよね
(笑)!」
「そうだよ!だってオーストリア・ハンガリー帝国だったんだからね(笑)。地続きだしね。」
「黒土地帯だね。」


〇レ・ボルドー・ド・モーカイユ 2016年
フランス ボルドー 白 750ml 1728円税込み
「マスキューさん、ボルドーの白なんて扱うんですか(笑)?」
私「ホント久しぶりでございます(笑)。まっ、まっ、お試しを(笑)。」
「厚みがあって美味しいね(笑)。」
「王道のボルドー・セック(笑)。良いね(笑)。」
私「ヴィンテージは2016年ですが、全く古さは感じません。」
「逆にフルーティーだから、もっと若いヴィンテージだと思いましたよ(笑)。」
家内「この白ワインはシャトー・モーカイユのネゴシアンぶもんが作ってます。アントゥル・ドゥ・メールにある自社畑で作ったソーヴィニヨン・ブランを70%使用しているそうです。残りのセミヨン30%の調達先は不明です(笑)。」
「アントゥル・ドゥ・メールのソーヴィニヨン・ブランだけだとこれ程のしっかりか感は出ないなぁ。」
私「そーなんです(笑)。ここからはワタシの妄想なのですが(笑)。加えられたセミヨンは、ソーテルヌ辺りの貴腐ワインに成り損なったものかと。貴腐由来の動物的なニュアンスを感じます。」
「後味のハニーさは心地良いね(笑)。」
「動物的なニュアンスあるね(笑)。麝香?

「う~ん。余韻も長くて上等な白ワインですな(笑)。ソーヴィニヨン・ブランの癖は感じません。実に良く出来ている。過不足無いね(笑)。」
家内「さすがモーカイユですね。親会社や関連会社のネットワークがありますから
調達先には多様な選択肢がありますね(笑)。ちなみにモーカイユ自体はドゥルト・フレールの所有です。」
「おー!ドゥルト・フレールですかぁ。超の名門大手だぁ(笑)。」
私「さらにさらに妄想なんですが(笑)、アントゥル・ドゥ・メールのソーヴィニヨン・ブランはアルコール分は11.5%くらいの過熟していないものを使い、それに13%くらいの過熟したセミヨンを加えることで出来上がり12%の折り合いの良い
仕上がりにしたかと(笑)。それ故か、ティスティングの後半になるとトマトやピーマンのような香りが出てきます(笑)。」
「酸はしっかり強いけど嫌みが無いよね(笑)。長い余韻は戸手も複雑に感じる。」
「うんうん。確かにトマトのニュアンスあるね(笑)。ラタトゥイユなんか合うね(笑)
。」
「野菜たっぷりの野菜カレーなんかも行けるんじゃない(笑)。」
「このワイン自体、スパイシーさと相性良い感じがする。」
「単純にホワイト・アスパラ食べたくなりましたよ(笑)。」
家内「単純にネゴスのワインは元詰めより格下ではありますが、こんな芸当も出来るし価格も抑えることも出来ます。」
「それならオッケー(笑)!」


●シャトー ラルジャンテール 2016年 フランス ボルドー メドックA.C. 赤 750ml 1791円税込み
「おっ、メドックの赤ですな(笑)。マスキューさん!何年ぶりの扱いですかぁ(笑)?

私「記憶にございません(笑)。」
「あれ、メドックってこんなにしっかりしてましたっけ(笑)?」
「とても軽やかなのがメドックですよね。これタンニンがしっかりしてる(笑)。」
私「そーなんです(笑)。初めて飲んだとき右岸のワインかと思いました(笑)。」
「でもこなれているから飲みやすいかな(笑)。2016年かぁ。時間はかかってますよね(笑)。」
「2016年って良い作柄のようですよね(笑)。」
家内「欠点は見当たりませんよね(笑)。」
「口のなかに入れるととても広がる(笑)。
程好く甘くて飲みやすいね。」
「飲みやすい渋いボルドー・ワインだよね
(笑)」
家内「メドックはもともと低湿地なので保水力が高くてあまりワインが凝縮しません。でもこのシャトーは内陸部に3kmほど入ってますから水捌けが良いようですよね(笑)。」
「すうーと軽く飲めるスタイルが多いメドックとは違い、とてもクラシックで良いかな(笑)。」
私「メドックはオランダ人による埋め立て地なので、オー・メドックより土地に保水力がありワインが軽くなります。ただしこのシャトーは石灰岩の上に礫層が積もったオー・メドック同様な土壌なので、埋め立て地ではないようです。それ故ワインに凝縮感があります。」
「安い『ボルドー何本セット』なんかとは違う。渋さの中に果実味があるもんね(笑)。」
「そうそう。私も買ったことあるけど、渋いだけなんだよね。なんでかな?」
私「私に答えろと言うのは厳しい(笑)。まあ、あれだと誤解はされますよね。」
「これってセパージュは何ですか?」
家内「カベルネとメルローが半々くらいで、あとプティ・ヴェドルが少し入ります。熟成は新樽比率3割ほどで14~18ヶ月熟成させます。古典的なスタイルですね。」
私「1級シャトーのムートンですら18ヶ月の樽熟成期間ですので、ちゃんと作られています。」
「う~ん。確かにグラン・ヴァンのような圧倒的な甘さは無いけど、ちゃんとした感じだよね。」
「コスト・パフォーマンス高いね(笑)。満足感ある(笑)。」

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ブルゴーニュ・グラン・オルディネール・ブラン・シャルドネ 2019年 ドメーヌ・クリストフ・ブリチェック

Jan 16, 2022 by weblogland |
ブルゴーニュ・グラン・オルディネール・ブラン・シャルドネ 2019年 ドメーヌ・クリストフ・ブリチェック 2,980円税込み

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まる5日かけて飲み干しました(笑)。
緻密ですね。とてもミネラリーで切れがありながらしなやか。後味のハニーさは心が安らぎます。余韻の長さ・パワーもあり、アルコール分が12%とは思えません(笑)。無理に遅摘みした感じは全くありません。果実感と樽のニュアンスは基本果実感が上回っていますが、折り合いが完璧になるにはまだ時間が必要そうです。久しぶりのクラシックなシャルドネでした。
最近のブルゴーニュは平気でアルコール分が13%越えますから20年、30年前の良い作柄と考えるべきですね(笑)。温暖化の影響を受けたファットなブルゴーニュに毒されたかな(笑)。
お金を取れるシャルドネはどうしてもボリューム感を出そうとしますが、基本的に酸のない薄いワインだと樽や糖度に頼ったり、醸造工程でマロラクティック発酵をコントロールしたり手を加え勝ち。全くそんなことを考えずに味わいに浸って飲めるのが嬉しかったです(笑)。
もうあと残りは12本ほどですが、試す価値ありかと。

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ブルゴーニュ・グラン・オルディネール・ブラン・シャルドネ 2019年 ドメーヌ・クリストフ・ブリチェック

Jan 09, 2022 by weblogland |
飲みました!:
ブルゴーニュ・グラン・オルディネール・ブラン・シャルドネ 2019年 ドメーヌ・クリストフ・ブリチェック

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完全にコート・ドールのグラン・ヴァンですね(笑)。密度感、伸びやかさ、余韻の長さは立派なもの(笑)。あと高貴なシャルドネのニュアンスがあります。アルコール分が12%でこの高みに到達しているのは作り手とテロワール以外に説明がつきません。きっとあと10年くらいしたらトロトロになるのかなぁ(笑)。まあ、将来を予感させる正銘なものです。昨年12月のマスキュー試飲会でご好評いただいたアンドレ・ボノームの『チュリセ』とは明らかに違うスタイルです。ただし、ともにコルクはDIAM10を使っていました(笑)。
ここで悩みが発生(笑)。このワイン、マスキューに2ダースのみの入荷。今日1本開けましたから、正確な在庫は23本。
さらにさらにお値段が2,980円税込みとなります。
足りる訳がございません!
そこで取り敢えずお一人様1本ということでご了承いただけると幸いに存じます。あとご希望の方は取り敢えず『1本取っておいて!』とお申し付けくださいませ。
今月の試飲会までもたない気がいたします。スミマセン!

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綱渡りの12月マスキュー試飲会でございました(笑)。

Dec 22, 2021 by weblogland |
試飲会の、更に更に番外編なのですが(笑)、ちょうどラングドックのシャルドネとシラーがあったので開けちゃいました(笑)。
これ正銘のサル・スフル SO2無添加のワインです。無添加ですから自然にSO2は発生します(笑)。10mg/1Lくらい発生しています。全く問題もなく、技術力と
徹底した収量制限あってのこと。

これを協同組合で実現しますから驚きでございます。土の香りがして癒される奥深い味わい。本来は試飲会で皆さんにお試し販売したいワインなのですが、あまりにも数が少なくちょっと無理。それゆえカウンターの上に並べるサブリミナル攻撃に切り替えました(笑)。でもですね(笑)、メインの試飲会で売り切れ、それもトリのワインがあっという間の完売。こりゃ不味い。お客様の機嫌を損ねる!ジュ・ド・レザン2021年を急遽登場させるも力及ばず、更に更にこのサン・スフルの優良ワインをぶちこみました(笑)!

美味しかったかな(笑)?

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綱渡りの12月マスキュー試飲会でございました(笑)。
ありがとうございました!

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桝久 試飲会リポート 後半

Dec 20, 2021 by weblogland |

ヴィレ・クレッセ "テュリセ" 2018年 ドメーヌ・アンドレ・ボノーム
フランス ブルゴーニュ 白 ヴィレ・クレッセA.C. 750ml 5971円税込み

「うわっ!コレ、ヤバイ!」
「凄いな!圧巻。」
私「完全にグラン・クリュの凝縮感ですよね(笑)。」
「美味しいの一語(笑)。つまみ、料理なし
で浸りたい(笑)。」
「浸るというより引き込まれる。」
「うんうん。抗えないよ(笑)。やはりヤバイ(笑)。」
「でもさあ、飲みやすくもあるんだよね(笑)。」
家内「樽のニュアンスが全く邪魔しませんし、果実味が圧巻。しかもバランスが良い。」
「樽熟成してるんだぁ。飲んでいるとそんなのどうでもイイ!って気になる(笑)。」
「ボーヌの星付きレストランで飲んだ極上の白の味だね(笑)。」
「あー、高かったでしょう(笑)?」
「アプリコット、グレープフルーツ、パイナップル等の果実が目に浮かぶ(笑)。う~ん。目に浮かぶというより迫り来る(笑)。」
「マコンらしい暖かみがある。トロピカルなニュアンスがハッキリ出てる(笑)。でもこんなに濃いマコンは無いですね(笑)。」
「余韻は果てしなく長いし、グラスに一滴も残っていなくても香りプンプン(笑)。こんなシャルドネは初体験(笑)。」
「メロンみたいな香りもするし、高貴。シャルドネが高貴と言われる訳が解りましたよ(笑)。」
私「これはアンドレ・ボノームが所有する中で特に樹齢の高い区画だけで作ったいわゆる小区画シリーズのものです。かつてはこれも含めてオール・クラッセとしてリリースしていましたから、このアペラシオンを代表する生産者として大人気でした。」
「どのくらい古い葡萄畑ですか?」
家内「平均すると100年前後のようです。これはその中で一番広いチュリセ畑のものです。年間2000本しかリリースされません。」
私「ブルゴーニュの著名グラン・クリュの畑の多くはとても樹齢が高く、自然と収穫量が減るようです。もちろんそうなるまでは養生を欠かせないみたいですね(笑)
。自然と1本の葡萄樹からハーフ・ボトル1本くらいしかワインが出来なくなるようです。」
「このワインは2018年ヴィンテージと若いですよね。普通グラン・クリュのシャルドネって若いうちは硬いですよね。何故こんなに飲みやすいんですか?」
家内「作る行程でエア・レーションをしっかりしているようです。造りもルフレーブのような木樽発酵・木樽熟成です。」
私「ルフレーブのワインも早くから飲めるのに長い熟成にも耐える不思議なワインです(笑)。」
「色も黄金色に輝いてる!金箔入りの白ワインみたい(大爆発)!」

大好評でした。それも、なっ、なんと、金曜日に完売!まとめ買いにあった訳ではなく、もれなく1本ずつお買い上げくださいました。きっと大切に飲んでくださると確信。冥利につきましたが、行き渡らなかったこと本当にゴメンナサイ!
お許しください!


フォリアージュ2011年グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン ブリュット シャトード・アヴィーズN.M 6980円税込み

急遽、急遽最期の大トリに決まりました!
私「シャンパーニュ、シャルドネ100%で作られるブラン・ドゥ・ブランの最高峰グラン・クリュ アヴィーズ村で作られる至宝でございます!作り手は奇才エルヴェ・ジェスタン!」
「おー!あの濃密なチュリセの後でも、食われない。それどころか別のものと主張してる。」
「物凄いけど、何か次元が違う。シャンパン好きだけど(笑)、なかなかこんなのには当たらない。」
「パワーと威厳がある!超高級品と比べても遜色無いですね(笑)。」
「シャルドネって…。初めのお安いのもシャルドネ、これもこの前もシャルドネ。なんか階級感じるなぁ(笑)。」
私「まっまっ、用途と生産コストの差と思っていただけると宜しいかと(笑)。」
「そーだよね。その差が数十、中には数百倍もあるとめげるよね(笑)。」
「そうすると試飲会の差はリーズナブルだね(笑)。」
私「ありがとうございます。そう言っていただけると冥利に尽きます。」
「このシャンパン、キメ細やかで強い泡と果実味がシンクロしてるよね(笑)。天と地 
に向かって吹き出す。」
「マスキューさんが言うところの『日立のコマーシャルの この木何の木』の大木になったような気になる(笑)。」
「熟成を遂げて完璧に仕上がった感。それでいてパワー全開(笑)。こりゃ凄いね(笑)。」
「良いシャンパンって泡が全く出なくなっても美味しいんだよね(笑)。コレきっとこういうシャンパンだろうな(笑)。」
「凄く複雑なんだよね(笑)。果実味は白、黄色、赤の香りすらある。」
私「赤は熟成による酸由来ですね。上等な
泡に出るニュアンスです。」
「何故コレが最期の大トリになったか解るよね(笑)。」
「マスキューさん!このシャンパンの凄さは作り手のエルヴェ・ジェスタンの手腕によるのですか?」
私「ちょっと変わった方でして(笑)。シャンパンでビオ・ディナミのトップ・ランナーと言われています。かなり原理主義的で『原子力由来の電気を使ってはならない。』『醸造施設には結界を張らなくてはならない。』などとよく解らない。でも彼の作るシャンパンは旨い!こんな感じかな(笑)。」
家内「低収量、最大限尽力した畑仕事、一番絞り果汁のみの使用。あとアヴィーズのテロワールの優位性かな。」

さて、以上でマスキュー試飲会の本編は終了!
でもですね(笑)。チュリセが無くなったお詫びを兼ねて2021年のジュ・ド・レザンを開けました!
ジュ・ド・レザン 2021年 ポール・ジロー微発泡葡萄ジュース 1,695円税込み
私「チュリセが無くなったお詫びに2021年のジュ・ド・レザンのお披露目となります(笑)。」
「おっ!どれどれ(笑)、う~ん。紅茶っぽい。酸も強い。」
「レモンの風味たっぷり(笑)。下に安納芋のようなベースがある。」
私「さすが!」
「いつもほど圧倒的な甘さを感じるスタイルではないですよね(笑)。」
私「濃いレモン・ティーみたいですよね(笑)。」
「何故?」
家内「今年は夏場が日照権不足だったようです。そのためリンゴ酸が多く残ったようです。あと糖分も無茶に上がらなかったようですね(笑)。」
「それってワインにはマイナスだろうけど
、このジュースには幸いしてるよね(笑)。
確かに甘くて強いけどいつもより飲みやすい(笑)。」
私「今年はジュ・ド・レザンも生産量が少なく注文が数割減らされました。ですからマスキュー試飲会には出さない予定でした(笑)。」
「大サービスですな(笑)。」
私「やけ〇そでございます(笑)。」
更に更にマスキュー試飲会はエスカレート(笑)。
これ以上は書けません。

本年はありがとうございました!
来年の皆様のワイン・ライフのご充実をお祈り申し上げます!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Dec 20, 2021 by weblogland |
昨日、一昨日とイレギュラーな開催日となりましたが、ご来店ありがとうございました!

ロス・カルドス シャルドネ 2020年 ドニャ・パウラ アルゼンチン 白 ルハン・デ・クージョ 750ml スクリューキャップ
> 870円税込み 

「おっ、これ飲んだことありますよ(笑)。
アルゼンチンでしたっけ?」
「そうそう。アザミの絵柄覚えてます(笑)。」
私「はい!左様でございます。沢山のアザミが咲くそうです。アルゼンチンと言ってもアンデス山脈の麓に広がる広大な荒れ地にとんでもない広さの葡萄畑を持っています(笑)。」
「アンデス山脈って言うことはチリの反対側だな。」
家内「標高もかなり高くこのシャルドネは900mくらいの高さにある畑です。」
「うんうん。このシャルドネ、ちょっと冷涼な感じある。可愛い酸がある。」
「そんなにトロピカルじゃないけど、シャルドネの味はする(笑)。」
「パワフルではないけどとても飲みやすい(笑)。」
「ちゃんと旨味もそれなりに(笑)伴ってるよ(笑)。1,000円以下のワインではないね。」
「ほんのり苦味があるけど、逆にそれが食べ物に合わせやすいはず(笑)。」
私「タンニンか完熟したタイミングで一気に収穫してますね(笑)。」
「デイリーには打ってつけ!」
私「実はもう数本我が家では消費しております(笑)。」
「マスキューさん!私も今日買うと2本目ですよ(笑)。コレ重宝なんですよね。この時期ビールは冷たくてちょっと辛い(笑)。まずこのシャルドネで渇きを癒す(笑)。」
「これスルスル飲めちゃいますがアルコール分は何%ありますか?飲んだ感じ12%
くらいの印象なのですが?」
家内「13.5%あります。そんな感じしませんよね(笑)。力ずくの印象ありませんね。」
「いわゆるニュー・ワールドっぽくないよね(笑)。チャーミング(笑)。」
「暑苦しくないよね(笑)。」
「何故アルコール感が低く感じるのですか?」
私「無理がない。無理に収穫を遅くして糖分を上げていないので重くならない。それと酸がある性かと。フレッシュに感じるリンゴ酸の案配が良いですね(笑)。」
家内「寒暖差があり、日照もあり、天候も安定しているのでイレギュラーを感じないワインとなってます(笑)。」
私「基本量産されるワインですから、それには打ってつけの場所なんでしょうね(笑)。」
「適材適所(笑)!」
「コレは昨日抜栓したのですよね?」
私「はい。左様でございます。」
「ちゃんと旨味の甘味がありますね。安い白って開けて時間が経つと平板で辛くなっちゃうんですよね(笑)。コレはそれがない。ちゃんとしてますね。」
私「ヴィンテージも2020年ですから特売する必要がないと思います(笑)。ただ輸入を止めるため、早く現金化する必要があるようです。」
「輸入止めるのですか?」
家内「アルゼンチンのワインを輸入するにはかなりの量を一辺に輸入しなくてはなりません。フランスやイタリアのように様々なワイナリーのアイテムを組み合わせ輸入出来れば無理は無いのですが、一つのワイナリーのアイテムだけを多量に輸入するのは大変と言うことのようです
。」
「う~ん。買う方は安い方が一時的には有難いけど、それを強要すると入って来なくなる。」
家内「あとオーナーがファンド系のようで
経営方針が更なる量販重視に変わって来たようです。」
「そうだよね。結果重視=利益増だから先々品質向上は望めないし、基本ドライだから関係性も重視しないからなぁ。インポーターさんやりづらいよね。」

本日のトップ・セラーとなりました!

ドニャ・パウラ エステート・マルベック 2018年 ヴィーニャ・ドーニャ・パウラ
> 通常価格(税込): 1,854 円
> 販売価格(税込): 1,250 円
> アルゼンチン メンドーサ ルハン・デ・クージョ 赤 750ml

私「同じアルゼンチンのワイナリーの赤。これも特売価格となります!」
家内「シャルドネよりワン・ランク上の銘柄のものです。」
「マスキューさん!これ永く扱ってましたよね。」
私「はい!好きだったのですが残念ながら…。」
「ラベル・デザインがかなり違うから違うワイナリーかと思いました。」
私「このドニャ・パウラ銘柄は日本に初めて輸入されたときは驚かされました。ただその後オーナー・チェンジがあり一時期品切れになってフェイド・アウトしちゃいました。継続したかったのですが…。」
「うんうん。なるほど。コレ良いですね。
ヘビーじゃないけど、ランクは高い(笑)。」
「飲み頃だよね(笑)。マルベックってヨーロッパの葡萄ですよね?」
家内「フランスの南西地域のマルベックは有名です。とても濃いワインが出来ます。」
私「扱いアイテムの中ではデーモン・ノワールが近いですね(笑)。」
「あー、あれね(笑)。美味しいヤツ(笑)。たまに買う(笑)。」
「コレ果実味が綺麗!」
「赤い果実が弾ける(笑)。」
「マスキューさんがブログで書いた『果実味の輪郭がハッキリしてる。』ってこのことだね(笑)。」
私「赤いザクロ グレナデンの香りがいかにもマルベックでございます(笑)。」
「かなり強くハッキリ現れてますな(笑)。しかもバランスが良いから飲みやすい!」
「タイに行ったときグレナデンジュース飲んだけど強烈に甘かったなぁ(笑)。あれに比べたら上品(笑)。」
私「ヨーロッパだとドライ・フルーツにしたりましす。ザクロは彼らにとってはDNAに刻まれた果実みたいですよね(笑)。」
「店長!これイイですね。マルベック全開
(笑)。」
「緩くなくちゃんと酸がある。でも過剰じゃないから心地良い(笑)。普段飲めたらラッキーだね(笑)。」
私「ワインを覚えるにはコレを飲み続ければ一番の近道です(笑)。」
「アルゼンチンのマルベックを見直しました(笑)。ゴージャスでヘビーなのはそれはそれで良いのだけれど(笑)、飲み頃になるまで待たなくちゃいけないし値段が高い(笑)。体も財布ももたない(笑)。」


『ゴティコ』2016年 チウ・チウ
販売価格(税込): 2074 円
イタリア マルケ州 赤 ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレD.O.P. 750ml
「マスキューさん。コレは定番のアイテムですよね(笑)?」
私「えへへ(笑)。この時期になると飲みたくなるんですよー(笑)。小豆のニュアンスがあって、お節料理にはぴったりでございます(笑)。」
「以前試飲会で出ましたよね(笑)。」
私「覚えてられましたか!ほとぼりが覚めた頃だと思ってました(笑)。」
「『チウチウ』って銘柄ですか?可愛い(笑)。名前だけでやられそう(笑)。」
家内「下のキュヴェは『バッカス』上に『
オピディウム』があります。この『ゴティコ』真ん中ミドル・クラスです。モンテプルチアーノ50%、サンジョヴェーゼ
50%となっています。」
「おっ!甘い!高級な味だね(笑)。」
「ぎゅっと詰まってるよね。でも荒々しくない(笑)。小豆のニュアンスありますねぇ(笑)。」
家内「今2016年ヴィンテージでちょうど良いですね(笑)。」
私「モンテプルチアーノが小豆っぽくなるのはマルケのこの辺り。アプルッツォだとこうはなりません。」
「コルナッキアなんか小豆っぽくないよね(笑)。」
「このリキュールっぽい甘さ ポートっぽいね(笑)。」
私「『ゴティコ』の上の『オピディウム』はモンテプルチアーノ100%ですが、もっとリキュールっぽいです(笑)。現行は2016年ですが今飲むには少し早いですね(笑)。」
「いかにも温暖な中部イタリアのワインなんだけど、小豆っぽい。醤油に砂糖を咥えた煮しめ・煮物に合うね(笑)。以外ですよ(笑)。」
「昆布の佃煮でも行けそう(笑)。強さはあるけどフレンドリーだから食べ物を壊さないはず(笑)。」
「マスキューさんは変な発見しますよね(笑)。」
私「えへへ(笑)。実は山梨の大和撫子を飲んで小豆の味を発見してから、ヨーロッパにもあるはずだと探してこのワインに行き当たりました(笑)。まさかイタリアのマルケのワインにあるとは我ながら驚きました(笑)。」
「ヤマ・ソーヴィニヨンにも近いニュアンスあるかな?」
私「そーです。ヤマ・ソーヴィニヨンにもありますね(笑)。」
「これだとお汁粉にも合いますね(笑)。」

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桝久 試飲会リポート 後半

Nov 30, 2021 by weblogland |
キャンティ クラッシコ 2016年 ファットリア・ディ・ペトロイオ
イタリア トスカーナ 赤 キャンティD.O.C.G.750ml 3110円税込み

家内「前回は2015年ヴィンテージでご好評いただきましたが、2016年が飛びきりクラシックな出来映え!酸っぱくて美味しいクラシックなキャンティでございます(笑)。私の大好物です(笑)。」
「酸っぱいと言えば酸っぱいんだけど、気になる酸っぱさじゃない(笑)。」
「これ王道のキャンティですな(笑)。サンジョヴェーゼ キャンティのサンジョヴェーゼはこうじゃなきゃ(笑)!」
「密度感が立派。みっちりしている(笑)。でも重くない。軽やか。これがキャンティなんですね(笑)。」
私「ワインの輪郭がハッキリしてます。」
「なるほど、マスキューさんがよく言う『
ディテールがビビッド』ってヤツだね(笑)。正にそう(笑)。プラムやチェリーなんかの赤い果実が小粒でみっちり(笑)。」
「広がりの伸びが素晴らしい(笑)!余韻も美しい(笑)!イイなぁ。」
「キャンティって酸っぱいんですね(笑)?
単に飲みやすい赤ワインのイメージではないんですね(笑)。」
「軽くて飲みやすい赤ワインのイメージだけで表現するのはイメージの貧困(大爆笑)。」
私「実際ニュー・ワールドの軽めの赤ワインのようなキャンティが多いですよね(笑)。作り手売り手の責任ですよね(笑)。」
「この舌触りは上質だよね。地方の名家の
ご子息みたい(笑)。素性の良さがある(笑)。」
「健康的な明るさがイイね。いかにもトスカーナ(笑)。」
「それでいて上質(笑)。値段もなかなか(笑)。」
私「恐れ入ります(笑)。」
「う~ん。サンジョヴェーゼって色々な顔がありますよね(笑)。ブルネッロなんかと同じ品種とは思えないですよね(笑)。」
「キャンティってサンジョヴェーゼ100%ではダメでカナイオーロを入れなくてはならないんですよね?」
家内「今はカナイオーロを入れなくても良いようです。これはサンジョヴェーゼ90%、コロリーノ5%、マルヴァジア・ネーラ5%の割合です。微妙に他のものをちょっと入れるのがしきたりのようですね(笑)。」
「それにしてもこのワインは食事のためにあるようなワインですよね(笑)。」
「トマトソースなんか鉄板(笑)!」
「うんうん。オリーブ・オイル、トマト、チーズ、Tボーン・ステーキ、なんでもござれ(笑)。いやいや、トスカーナ限定かな(笑)?」
「単純にスパゲッティー・ミート・ソース
!」


●グラン・リゼルバ 1988年 ボデーガス・サン・イシンドロ(B.S.I.)スペイン フミーリャD.O.P. 赤 750ml 3980円税込み

私「お客様のバースデー・ヴィンテージのワインを探していた折、あるインポーターさんのリストで見つけました!」
「おー!グラン・リゼルバ!しかも1988年!」
家内「スペイン・フミーリャのクラシックなモナストレル種100%のものです。」
「あー!旨味の塊だぁ(笑)!」
「雑味が全然無い!」
「透明感があってとても美味しい。」
「でもかなり複雑。腐葉土やスパイス とてもスパイシー。」
「巨大で美しい(笑)。」
「古さが全然無い(笑)。色も1988年のものとは思えない。とても33年経ったとは思えない!飲むとうっとりしちゃう(笑)。」
私「木樽で3年寝かせてから、ステンレス・タンクで保存・熟成。注文がたまってから瓶詰め出荷するとのことです。」
家内「バック・ラベルに瓶熟成を長くしているように書いてますが、ウソのようです(笑)。」
「そりゃ、そーだ(笑)。コルクも古くはないもんね(笑)。」
「30年も経ったらコルクはダメになってるよね(笑)。」
「そーなんだよね。スティルワインで30年以上熟成させるにはリコルクしないとまず飲めない。このコルクは打ってから2~3年くらいみたいだし。」
「マスキューさん!タンク熟成のお陰で滓のないクリアな味わいになっているのですか?」
私「もちろんそのためだとは思いますが、
ワイン自体がしっかりしてる。特に古い樹齢の葡萄由来の旨みを強く感じます。」
「とにかく飲みやすいよね(笑)。」
家内「このB.S.I.はフミーリャ最大の協同組合なのですが、組合員の中に樹齢100年を越えるような古い区画を持っている農家が数件あるとか。それをブランド化したのがコレです(笑)。プレ・フィロキセラの畑のようです。ですから大変贅沢(笑)。

「なんでそんな古い畑が残っているのですか?」
私「標高が高く、風も強いので、害虫のフィロキセラが登れなかったようです(笑)。」
「それにしても100年以上とは!普通葡萄樹はそんなに生きられないでしょう?」
私「はい。仰る通り!もともと土地に保水力が無い上雨が降らないので、収穫量がかなり少ない。葡萄樹が無理に働かないので長命となるようです。」
「フランスの高級ワインなんかわざわざ青い実を採ってるもんね(笑)。少ない葡萄に味わいを凝縮させる訳。」
「ブログで読みましたが、マスキューさんは同じワインを10年以上前に飲んだとか
(笑)?コレとは違いますか?」
私「昨日の晩御飯のおかずを覚えてない私の記憶ですので信憑性に欠けるとは思いますが(笑)。たしか87、88、89年を飲みました。瓶熟成の長いスタイルでした。比べると今回のタンク熟成のものの方が若く感じます。おそらくB.S.I.は瓶熟成用とタンク熟成用のロットがあったのだと思います。今思うと当時の新たな試みだったような気がします。」
「なるほどね(笑)。個人の生産者じゃそんなこと出来ない。余裕無いからね。協同組合でしか出来ない技かな(笑)。」
私「あと飲んで気がついたのですが、開けてから時間が経つとどんどん強くなる。よりタンニンを感じます。不思議な現象です(笑)。」

〇アプリコット・ネクター 2021年 フォンディーヌ・フルーツ社
フランス ローヌ アプリコット・ジュース 1000ml 1695円税込み
「おっ、コレ美味しいんだよね(笑)。もろアプリコット(笑)。」
「ワインより美味しいかも(笑)。」
私「それ一面真実かもしれませんね(笑)。」
「だってまんまだもんね(笑)。」
「アプリコット・ネクターか。不二家のネクターってまたあるのかな(大爆笑)。

「ドロリとしてる(笑)。まるでペースト(笑)。」
「日本人のジュースのイメージだはありませんね(笑)。」
「飲むと一気に元気が出る。そうそう、ジュ・ド・レザンもそうですね(笑)。エネルギーチャージ用だな(笑)。」
私「お年寄りに人気がありまして(笑)、朝トーストを食べながら100mlほど飲むとイイらしいです。体がシャキっとするとか(笑)。」
「ヨーグルトに混ぜても良いですね(笑)。
ジュースじゃないよねコレ(笑)。」
家内「これでも果肉50%です。100%だとジュースにならないようです(笑)。」
「100%だと瓶から注げない(笑)。」
家内「アプリコットの果肉の甘味に近い砂糖水を加えています。それ以外は何も加えていません。」
「種の砕けた粒子が入ってますよ(笑)。赤茶色の粒。ミキサーで砕けたのかな?」
「かなり自然な味わいですよね(笑)。日本の杏とはちょっと違いますよね。香りも強いし…。こんなこと言うと怒られそうですが、日本の杏って駄菓子っぽいデイリーな味わいなんですが、コレってちょっと高貴なところがある。」
「大福にまぶしている粉っぽいニュアンスありますよね(笑)!」
私「さすが!気づきませんでした(笑)。心地好い粉っぽさですね(笑)。」
「雑味が無いよね。管理を徹底してるのが伝わってくる味わいですね(笑)。」
私「ブルゴーニュ・ワインの生産者はシャルドネの果実味はアプリコットだと言いますね。」
「あー、ピュリニー・モンラッシェなんかそうだよね(笑)。ルフレーブなんか顕著(笑)。」
「マスキューさん、アプリコット・ジュースは毎年来ませんよね?」
私「はい。アプリコットは発芽が2月と寒い時期なので霜にやられて収穫が半減したり、夏場に雹にやられたり収穫が安定しません。」
家内「葡萄に比べると特に夏場の雹にやられることが多いです。葡萄より的が大きい(笑)。」
私「そんなことで日本に回して貰えなかったりします。生産者もまずは顧客を優先しますから、やむを得ません。」
「簡単に飲んではいけませんね(笑)。大事にいただきます(笑)。」

ご参加ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Nov 29, 2021 by weblogland |


昨日、一昨日とマスキュー試飲会なにお越しくださりありがとうございました!
お客様の大人のコロナ対応ありがとうございました!無事執り行えました。

〇ロス・コンデス 2020年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 白 750ml 1130円税込み
「お手頃価格の白ですね。」
私「スペイン・カタルーニャの白。マカベオ50%、シャルドネ50%のちょっと変わった組み合わせです(笑)。」
「マカベオって?聞いたことないなぁ。」
「マカベオってカヴァで使われますよね?

私「左様でございます!」
「マカベオ、チャレロ、パレリャーダ!資格試験の時覚えましたよ(笑)。」
「あとアイレインなんかも在来品種だったかな。」
家内「作り手のラモン・ロケッタはマカベオ・シャルドネの組み合わせが得意なんです(笑)。」
私「昔同じ生産者のマカベオ・シャルドネを飲んだおり濃密さに驚かされました。コレはあの時ほど濃厚ではなく、飲みやすくモダンにした感じかな(笑)?」
「これ飲みやすいなぁ(笑)。」
「そんなに高級じゃないんだろうけど(笑)、悪くない。際立った特徴はないけど香りの幅が広い。」
「薄くないし、濃度感もちゃんとしてる(笑)。旨味を感じる。だし巻き玉子なんかに合いそう。」
「お正月におせち料理食べながらテレビ見てダラダラしながら飲むには最適(笑)!

私「TPOは大事でございます(笑)。」
「レモン、グレープフルーツ、もう少し熟した黄色いフルーツ。香りの幅が広いから何にでも合う。」
私「そーなんです(笑)。果実味に偏りが無いのもユーシ・フル(笑)。テーブル・ワインにはもってこい。目玉焼きでも合いますね(笑)。」
「これって微妙なバランスのワイン。間違うと安ワインに間違われる恐れもある(笑)
。」
「最後の強烈なアプリコット・ジュースのあとに飲んでもちゃんとワインしてるから(笑)、基本良いワインですよ(笑)。ターゲットがテーブル・ワインなんだな(笑)。

私「実はスペイン〇〇〇のテーブル・ワインなのですが。意図は感じますね(笑)。」
「茅ヶ崎にありますよ!地元では何とも言えない建物として有名ですよ(笑)。」
「いきなりチネ・チッタみたいな建物が茅ヶ崎に出現したかのよう(笑)。」
「もともとは銀座でしたっけ?都内の良い場所にありますよね。」
「リーズナブルで食べ物も美味しいですよ
(笑)。」
「でも複雑さもあり、口に入れた後、後半の広がりはなかなかのものだよ(笑)。崩れないし、品が良い。」
「とても甘く感じます。コレって糖分ですか?」
私「残糖分ではなく、グリセリンと酸の甘さだと思います。甘さが舌先にはあまり感じません。糖分は舌先に敏感に感じますから、糖分の甘さではありません。」
「旨味の甘さなんですね(笑)。」

●フィトウ 2019年 ドメーヌ・ド・ロラン 南フランス ラングドック 赤 フィトウA.C. 750ml 1602円税込み
私「日本に来てから一夏越えてようやく調子が出てきました(笑)。」
家内「6月に来たときは渋くて渋くて(笑)、ちょっと試飲会には出せない状態でした(笑)。」
「マスキューさん!フィトウって何処ですか(笑)?」
私「フランス南部のスペインとの国境近くです。このアペラシオンは面白くて、海岸部と内陸部に二分されています。コレは内陸部のフィトウです。」
「おー!コレ濃いですよ(笑)。この値段でこんなに濃いのは驚きですな(笑)。」
「タンニンは確かに濃い。でも酸も沢山入ってますよ(笑)。甘さもあるし。」
家内「6月の時点では甘さが全然感じられませんでした(笑)。だいぶ甘さは増して来ましたが、まだまだ出るはず(笑)。」
「ポテンシャル高いワインですね(笑)。スモークなニュアンスがイイね。ベーコンなんかに合いそうだね(笑)。」
「僕はタニックなワイン好きだから、気にならない(笑)。じっくり舌で味わいたい(笑)。」
「フランスにこんなワインがあるとは!スペイン・ワインに似てますよね(笑)。」
私「そーかもしれませんね(笑)。」
家内「内陸部のフィトウはあまり日本に入ってこないのは、この辺りに原因があるのかもしれません。海岸部のフィトウはムールヴェドルは入り高級で滑らかなスタイルです。」
私「もっとも飲み頃になるまで時間がかかるのは共通ですが(笑)。かつては海岸部のシャトー・ド・ヌーヴェルは10年ぐらいたってからリリースするほどでした(笑)。個人的にはバンドール同様に好きなワインでございます(笑)。」
「このワインの荒らさ強さってとても自然に感じますよね。」
「うんうん(笑)。作ったらこうなっちゃったみたいな(笑)。」
家内「人為的にいじった感じがありませんよね(笑)。」
家内「カカオ分95%のチョコレートがありますから、このワインを飲みながら食べてみて下さい。」
「カカオ分80%のものはコンビニで売ってるけど、95%のものもあるんですか?」
「うわっ!これチョコレートの原料ですよ
(笑)。甘くないし美味しくない(笑)。」
「でもワインと解け合うと甘い!あー、凄い!」
「こんなにも柔らかで甘くなるとは!美味しい!」
私「マリアージュしますよね(笑)。」
「不思議!何で甘くなるの(笑)?」
私「不思議ですよね(笑)。」
「う~ん。このワインが良い証だな(笑)。口のなかで爆発する(笑)。ワインに隠れているものがチョコレートと化学反応して一気に引き出される 爆発する(笑)。」

●ケークフランコシュ2017年 ヴィンツェレール  ショプロニ ハンガリー ショプロン 赤 750ml 1854円税込み

私「新ヴィンテージ2017年になりました。以前の2015年と違った趣。是非ともお試しいただきたい出来映えでございます(笑)。」
「そーいえば以前の試飲会で飲みました(笑)。自然で優しく飲みやすいワインでしたよね。」
「コレってセパージュは?ケークフランコシュですか?」
家内「はい。オーストリアではブラウフレンキッシュと呼ばれています。」
「軽くて飲みやすいけどしっかりしてる。

「品が良いね(笑)。上等な味(笑)。」
「前に飲んだ2015年はもっとモヤモヤしてたような(笑)?美味しいかったけど2017年とはちょっと違うかな(笑)?」
私「リンゴの皮のようなニュアンスが2017年はあります。酸が2017年の方が多いような気がします。」
「でもしっかりしてるし、ファットだよね
。デブではない(笑)。偏りが無いのかな(笑)。旨味もしっかりある。」
「このワインは複雑ですよね(笑)。ベビーな印象ではないけど、しっかり詰まっている。それもとてもフレンドリー(笑)。」
「飲んでいて違和感がありませんよね(笑)
。」
私「果実味が割りと明瞭ですね。2017年の特徴のようです。透明感かありますよね(笑)。」
「ヨーロッパの2017年は雹などで収穫量の少ない年でしたよね?」
「2015年より酸が多いということはどういうことなんですか?」
私「飲んで比べると暑すぎなかったような気がします。バランスに無理がありませんから、良い作柄であったような気がします。」
「この2017年はとてもクリーンに感じますよね。果実味・旨味をよりハッキリ感じるのは悪くないってことかな?」
「マスキューさん!アルコール分は13%ありますから、ちゃんと完熟してますよね。冷涼っていう訳ではないはず。」
私「左様かと(笑)。補糖や補酸もしていないはずです。」
「フィトウはアルコール分は13.5%であんなにタンニンが豊か。これはアルコール分が13%だけどタンニンはそんなに無い。う~ん。産地の特徴なんですね(笑)。」
私「面白いですよね(笑)。結果のアルコール分はそれほど変わらなくとも、味わいはかなり趣が異なる。」
家内「温暖化の性かファットなワインが多い中、程好い酸があるスタイルはほっとします(笑)。」
「日本人好みだしね(笑)。二番目のフィトウとはまるで違う(笑)。豚肉料理や中華料理なんかに合わせやすそう(笑)。」
私「中欧や東欧のワインはサラダ油に合わせやすいので日本人には馴染む味わいですよね(笑)。」

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やはり2014年は良い作柄だったようです。

Nov 17, 2021 by weblogland |
う~ん。
やはり2014年は良い作柄だったようです。

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マスキューの定番のプイイ・フュイッセ 『ヴィーニュ・ド・ラ・コート』ドメーヌ・ティベールなのですが、ずっと2015年を販売好評いただいておりました。でもですね(笑)、いつまでもあると思うな親とワイン。さすがに品切れとなりました。この2015年ヴィンテージでかなり引っ張りましたからしょうがない。さて次、次(笑)。インポーターさんが再入荷したとの連絡をいただき再発注。すると今度は2014年!
う~ん。
2015年より2014年の方が良かったようですね。正確には生命力が勝ったと言うべきか?2015年は確かにバランスの取れた良いヴィンテージでしたが、それ以上に力があるのが2014年と言うこと。でもその2014年をしっかり持って飲み頃に提供してくれるドメーヌ・ティベールに感謝!奥が深いのです(笑)。
そうそう、ラベル・デザインも変わりました。

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モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2021年届きました!

Nov 15, 2021 by weblogland |
届きました!
モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2021年届きました!

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でもですね、今年は1本も店頭で売ることが出来ません。もちろん私も飲むことが出来ません。残念!
レストランのお客様がイベント等を催すとのことで、予約する前に完売してしまいました。ゴメンナサイ。
それゆえ、見るだけ。
ラベルに記載されたアルコール分は11.5%!

モリエールは補糖をしませんから、通年よりは低いですね。まあ、モリエールはアルコール分が11%しか上がらない年でも仕上げてきますから、範疇内かと。これを上回るアルコール分のものは〇〇ですね。まあ、どこまで補糖するかは生産者の判断となりますが。
飲むこともできなくとも気になりますね(笑)。
まだミッシェル・マーレのヌーボーがありますから18日が待ち遠しい!

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今年のノヴェッロ

Nov 05, 2021 by weblogland |
今年のノヴェッロ全体にアルコール分は低めですが、水っぽくはありませんね。

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わりと酸は残っていました。ホッとしました(笑)。

今回試しにアルト・アディジェのものを1アイテムだけ試しにとってみましたが、おもった以上の出来映え。これも他と同じようにアルコール分低めのエレガント・スタイルでした。中身がしっかりしていますから、アルコール分以上の強さがあってなかなかのものでした。ただ、マスキューにはちょっと高級過ぎるかな(笑)。ノヴェロで3000円以上しますから、少なくともモリエールのヌーボーより上でなくては無理(笑)。でもですね、2021年のモリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーは予約段階で完売してしまいました。残念!私も1本も飲めません(トホホ)。

コロナ禍明けの影響のようです。2ヶ月半前に、ここまで読んで予約発注は出来ませんので、お許しくださいませ!

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マスキュー 試飲会リポート 後半

Nov 02, 2021 by weblogland |
2018年のトスカーナは良い作柄ですね(笑)。圧巻ですよ(笑)。
ロッソ・デッレ・プルニッチェ2018年パクラヴァン・パピ イタリア 赤 I.G.T.トスカーナ 750ml 2169円税込み
「おっ!誰がなんと言おうとイタリア・ワイン(笑)。」
「うんうん。スーパー・タスカン?」
「先月の試飲会のテラマーネほどじゃないけど(笑)、肉薄してるね。もうちょいでサッシカイア・クラス(笑)。」
私「さすがでございます(笑)。」
家内「産地はトスカーナ ボルゲリの近くモンテスクダイオDOC域内です。でも、ワイナリーは山を切り開いてわざわざ作ったものです(笑)。」
私「そうすることで他の農家の農薬を避けることが出来るという目論見です(笑)。このワイナリーのワインは良い作柄は飛びきり良いのですが、ダメな時はダメ(笑)。植樹して30年以上経ってようやく安定してきました(笑)。」
家内「このモンテスクダイオは標高が高く600mほど、山間部らしいシビアさがあります。この点だもマレンマやボルゲリとは違いますね(笑)。」
「これってセパージュは?」
家内「サンジョヴェーゼ75%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%です。」
「こんなにサンジョヴェーゼが頑強なんだ!」
家内「近くのマレンマやモレリーノのサンジョヴェーゼとはだいぶ違いますよね。軽やかではない(笑)。キャンティとも違うし…。ヴィーノ・ノビレとも違うし…(笑)。」
私「そうするとブルネッロが一番近いかな(笑)?」
「確かにタンニンはスパルタンだけど、あれほど強くはないかな(笑)?そうするとモンテスクダイオ?」
「強いけど飲みにくくはないんだよね(笑)
。」
私「2018年は暑すぎて酸が抜けているワインが多いのですが、これはバランスがそれなりにとれている。」
「店長!開けて翌日のものは出来上がってますよ(笑)!」
「香りはモヤモヤ系だけど(笑)、説得力あるよね。」
「ボルゲリはカベルネなんかがメインだけど、こらはサンジョヴェーゼがメインでカベルネは付け足し(笑)。これがこのワイナリーの意図?」
家内「そうみたいですよね(笑)。このワイナリーはIGTが多く、オリジナリティーを全面に押し出しています(笑)。」
私「醸造元責任者はボルゲリで経験を積んだ人のようです。」
「なるほど!だからボルゲリっぽいのかな(笑)?」
「樽のニュアンスが強すぎないのがイイね(笑)。」
私「恐らくリムーザンの樽材を使ってますが、無理がない使い方してますよね(笑)。」
「それにしてもタンニンは圧巻。でも圧巻さに無理がないのがイイね(笑)。」
「余韻も立派だし(笑)。」

バローネ・コルナッキアのモンテプルチアーノ・ダブルッツォの真ん中のランクのもの。私コレ好きなんです(笑)。
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ リゼルバ 『ヴィニャ・レ・コステ』 2016年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 赤 D.O.C. 750ml 2357円税込み
「貴族シリーズですな(笑)。」
私「えへへ(笑)。バローネ・コルナッキアの扱いはこれで6アイテムとなります(笑)。」
家内「同じ生産者のワインを6アイテムも扱うのは初めてかも(笑)?」
「マスキューさんは見合わないものは絶対に売らないからね(笑)。ホント珍しい(笑)。」
私「読まれてますね(笑)。まっまっどうぞ
お試しください(笑)。」
「これ、凄いね。フル・ボディーなんだけど、喉をストーンと落ちる。経験したことがない(笑)。」
「タンニンは多量なんだけどあくまでも滑らか。刺々しさがない。余韻も長い(笑)」
「うんうん。味はモンテプルチアーノ・ダブルッツオ(笑)!」
私「ストロベリーですよね(笑)。」
「これは2016年ヴィンテージですよね。熟成期間は長いのですか?リゼルバって書いてあるから長いですよね?でも樽のニュアンスあまり感じません?」
家内「樽で24ヶ月熟成したのち瓶で6ヶ月寝かせますから3年のリゼルバ規定の熟成期間です。」
「それでこの価格とは!良心的(笑)。」
「奥行きの長さが凄いね(笑)。とてもフレンドリーなんだけど、逆にイイの(笑)?って感じ(笑)。」
「このワインは下のクラスのモンテプルチアーノと繋がっていますよね(笑)。マスキューさんが『松』『竹』『梅』なんて言ってるの解る(笑)。」
「『カサノバ』銘柄のワインだね。」
家内「コルナッキアのエントリーシリーズです。」
「でもさあ、『松』のDOCGテラマーネはモンテプルチアーノ・ダブルッツオらしくないんだよね(笑)。別物としか思えないし、近づきがたい威厳のあるワイン。

「先月の試飲会で出たワインだよね。確かにあれとは結びつかない(笑)。」
家内「店長が『松』『竹』『梅』なんてランク付けをするのが許せない!私は『梅』が一番好きです!」

コロナでずっとしょぼくれていましたので、たまにはブルゴーニュの高級味のピノ・ノワール行きましょう!
●ブルゴーニュ『キュヴェ・ド・プレソニエール』2018年 ドメーヌ・ジョセフ・ロティー フランス ブルゴーニュ
赤 750ml 4714円税込み
「あー!旨いなぁ(笑)。強烈なイタリア・ワインの後でも全然大丈夫(笑)。」
「ピノ・ノワールってイイ(笑)。」
「逆にこれを飲んだら前に戻れない(笑)。」
「特に一番手のヴィラ・ヤンボル飲むと近日を見せつけられるようで…(笑)。ヴィラ・ヤンボルごめんない!」
「今日飲んだギリシャのワインとモンテプルチアーノはストロベリーやチェリーの味がするんだけど甘いチェリー。ピノ・ノワールって酸っぱいチェリーなんだよね(笑)。」
私「はい!さすが!酸果桜桃と甘果桜桃の違いですよね(笑)。」
「甘さもたっぷりあるし、がつんとした感じもするし、ジュヴレイ・シャンベルタンだねコレは(笑)。」
家内「さすが元ジュヴレイ・シャンベルタンです(笑)。」
「ファットなシビアさがあるよね。堂々としてるし(笑)。」
「ジュヴレイ・シャンベルタンってタンニンが男性的って言うのが解る。」
「うちの旦那の好きな味(笑)。」
私「旦那さん口が肥えてますからね(笑)。」

どうもありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Nov 01, 2021 by weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
皆様のご協力にて、普通に試飲会が行えました。ありがとうございました!

まずはブルガリアのマヴルッド種で作ったデイリーなものからです!質高し!
ヴィラ・ヤンボル マヴルッド 2020年 
ブルガリア 赤 トラキアン・ヴァレー  750ml 886円税込み
「おっ、これ定番のヴィラ・ヤンボルだね
。カベルネとシャルドネにはだいぶ重宝させていただきましたよ(笑)。」
私「ありがとうございます。これは在来品種マヴルッドです。カベルネ・ソーヴィニヨンが10%ほど入ってます。」
家内「ヴィンテージが2020年と少し若いのですが…。お試しください。」
「う~ん。ヴィラ・ヤンボルのこのシリーズはどれ飲んでも美味しいんだよね。」
「値段が値段だから多くは望めないけど、値段以上の味わいはするんだよね。ブルガリア恐るべし(笑)!」
「これフレッシュ(笑)!フルーティーだよね(笑)。」
「赤や黒のフルーツ。それもとても新鮮な感じです(笑)。」
「赤い小粒のベリーやプラム。カシス…スグリ…。マスキューさんがブログで書いていたマスカット・ベリーAやヤマ・ソーヴィニヨンに例えていたの解りましたよ(笑)。」
「軽くて飲みやすい(笑)。香りが日本のワインみたいだよね(笑)。」
家内「ちょっと似てますよね(笑)。逆に日本を意識して作ったかのようですね(笑)。」
私「この軽さで抜栓してからどらくらい変化して持つかが重要なので、昨日、一昨日、そして今日抜栓したものを比べていただきます(笑)。コレ今回の私の仕込みでございます(笑)。」
「どれどれ(笑)、あっ、全部味が違う(笑)!」
家内「どれがお好みですか(笑)?」
「昨日開けたものは香りも味も整ってるかな?」
「一昨日のは中から旨味がたくさん出ていて、しっとりじんわりと美味しい(笑)。」
「そうそう。タンニンも旨味になっている。軽いと言うより、より飲みやすい(笑)。」「今日開けたものは初心者向けの強めのロゼみたい(笑)。初めて赤ワイン飲むにはうってつけ(笑)。」
「今日開けたものが一番フルーティー。時間が経つと柔らかな旨味に味の質が移るんだね(笑)。」

「昨日開けたものに感じたフルーツの印象は一昨日のワインには感じません。今日のと一昨日開けたものが同じとは思えない(笑)。」
「でもさあ、3日間の流れを追うと同じワイン(笑)。」
「マヴルッドって本来はアロマチックな品種ではないんですね。最初に感じた鮮烈な果実味はカベルネ由来なんだな(笑)。」
私「さすが!私もそう思います。この辺に生産者の意図があるかと。」
「よし!これブラインドで当たるかな(笑)?」
好奇心満載のN姉妹の妹さんが挑みます(笑)!
お姉「これは?」
妹さん「今日!」
お姉さん「じゃあこれは?」
妹さん「一昨日!」
お姉さん「これは昨日でいいのかな(笑)?」
妹かん「うん。これは昨日でよし!」
私「大当たり!さすがですね(笑)!」
妹さん「目隠しすると怖いですね(笑)。世界が変わる(笑)。」
お姉さん「格付け番組に出られるよ(笑)。」
ちょうど他のお客様がいなかったので試飲会は面白い方向に(笑)。

「一昨日開けたマヴルッドはとても飲みやすい。私はコレが好きだな(笑)。」
「香りが強い初日の方が好きかな(笑)。」
「昨日開けたものは完成形みたいでイイね(笑)。」
私「割りと一昨日を支持される方々多かったようです(笑)。まあ、好みですね。」
「マスキューさん!こうして今日、昨日、一昨日と開けたものを比べるととても面白い(笑)。こんなこと家では出来ませんよ
(笑)。でも我が家ではこれは意味がない。だって開けたその日に無くなる(笑)!」
私「それはそうかも(笑)。ごもっともでございます(笑)。」


癒されますぞ!
アギオルギティコ・オーガニック 2017年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ ネメア 赤 750ml 1866円税込み
「ほっほっぉ。これですな(笑)。高齢者には覚えるどころか発音すら難しい(笑)。でも味わいはシンプルで優しい。」
家内「これは2017年ですから熟成しています。」
「最初のマヴルッドと比べると色は熟成してるよね(笑)。マヴルッドはまだしも紫色が入ってるもんね。」
「ギリシャは沢山の葡萄品種があるんですよね。アギなんとかってつくものが多いからよけい解らない(笑)。」
家内「これはローマ字表記に近いですが、英語圏の評論家にはGの後にHを付けるようです。」
私「ギリシャのワインは木樽熟成するものが多いのですが、コレは木樽熟成しません。葡萄本来のアロマを出そうとする新しいタイプです。温度管理、衛生管理が行き届いています。」
「ギリシャのワインって濃いのだけれど、わりと酸がなく抜けたようなところがあるのですが、コレは酸がありますね?」
家内「標高が1000m近い山の中のようです
。かなり険しく寒暖差もある気候のようです。」
「ギリシャのワインってかおりがモヤモヤしてるのが多いけど(笑)、コレはちょっと違うね(笑)。」
「うんうん。モヤモヤ系じゃない(笑)!」
「赤い小粒の果実のニュアンス…、あと紫蘇っぽい酸がある(笑)。あと後味に種の溶けたような感じがある。」
私「種由来のフェノール臭ありますよね(笑)。葡萄のタンニンが完熟してます。」
「柔らかくて甘いんだけど、はっきりした
果実味を感じますよね(笑)。」
家内「開けたては小粒の杏やベリーのニュアンスですが、翌日になるとチェリー!」
「ラベルに書いてあるのはチェリーなんだ(笑)。オリーブかと思った(笑)。」
私「ピノ・ノワールみたいな酸っぱい系のチェリーではなく、甘い系のチェリーですよね(笑)。」
「パーンと香りは立たないけれど、甘くて旨いチェリーの香りが中から出てくる(笑)。」
「寄り添うようでイイね(笑)。確かに癒される(笑)。」

このワインは初日は余り売れませんでしたが(笑)、翌日香りが開いて猛チャージ(笑)。

「古代ギリシャの葡萄がイタリアに行っているんですよね(笑)。ちょっとイタリア・ワインにも似てるかな(笑)?」
私「そーなんですよね(笑)。南イタリアのワイン、個人的にはガリオッポやアリアニコに似てる気がします。中からチェリーの香りがする!」
「熟成して開くと旨味とタンニンとチェリーの香りが渾然一体になる!」
家内「私はサルデーニャのカンノナウが似てると思うんですよ(笑)。」
「ところで何食べながら呑むとイイかな(笑)?煮込んだ肉 牛肉系かな?」
私「トリッパは合いそう。そうすると煮込みにもいけるかな(笑)。」
家内「八丁味噌を使ったような煮込みは良さそう(笑)。」
「味噌カツ(笑)。」
「辛口のウナギのタレ(笑)。山椒はたっぷりかけるべし(笑)!」
「香辛料をたっぷり使ったエスニックなら大体オッケーじゃない(笑)?」

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今月29、30日のマスキュー試飲会の作戦会議です(笑)。

Oct 20, 2021 by weblogland |
私「今月の試飲会にドメーヌ・ド・ロランのフィトウ2019年出そうか?」
家内「私、内陸のこのフィトウ気に入ってるんだよね(笑)。でもさぁ、夏過ぎてだいぶこなれては来たけど、もうちょっと待ちたいよね(笑)。」
私「う~ん。基本タンニンの分量が多いからそれが目立つ状態での試飲会デビューは可哀想なんだよね(笑)。先週飲んだ印象だと、もうちょい。もう少し置いておくと甘味が増すはず!」
家内「タンニンに負けない甘さが必要なワインだよね。特に2019年は良い作柄だからタンニンが目立つよね(笑)。」
私「良い作柄だからもう少し置いておくと甘味が絶対に増すはず!」
家内「同感!ここはあと1ヶ月待とうか(笑)!」
私「うんうん。心を鬼にして待つことにしよう(笑)!」
家内「なんで心を鬼にするの(笑)?」
私「バカでした(笑)。このギリギリ我慢の心境なんだよね!」

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そんな訳でドメーヌ・ド・ロランのフィトウ2019年は今月登場いたしません(笑)!

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バローネ・コルナッキアのペッコリーノ2020年

Oct 12, 2021 by weblogland |
う~ん。
手強かった(笑)!

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バローネ・コルナッキアのペッコリーノ2020年です。昨日飲み終わりましたから丸8日間観察しちゃいました(笑)。
明瞭な香りしないまま、無愛想なままでしたね(笑)。でもですね、コルナッキアらしい骨太で緻密な印象は終始変わらず(笑)。もっとも後半になるとそれなりに飲みやすくはなりますが(笑)。

私「こういう白ワイン好きなんだよね(笑)。こいつのお陰でアボガトに目覚めたよ(笑)。」
家内「アボガトをシンプルに食べるとイイよね(笑)。せいぜい塩やオリーブ油を垂らす程度。」
私「でもさぁ、売れないだろうな(笑)。試飲会に出す勇気はない(笑)。」
家内「数本だけでも並べたいアイテムだよね(笑)。」
私「そーだよね(笑)。たまに我々が飲む(笑)。来年の夏頃にはもっと美味しくなってるかも?」
家内「味は変わらなくても良い(笑)。凄く疲れた日に飲みたいな(笑)。」
私「そうそう。TPOは重要(笑)!」

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Oct 06, 2021 by weblogland |
う~ん。
バローネ・コルナッキアのD.O.C.コントログェッラ・ペッコリーノ2020年手強いですね(笑)。

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コルナッキアの他の白はパッセリーナとトレビアーノ。どちらも特徴的な香りが強く出るスタイル。薔薇や白桃などの香りがプンプン(笑)。でもですね(笑)、ペッコリーノは明瞭な香りはしない。レモン系の強い香りはするのですが、基本アロマチックではありません。この点ペッコリーノの品種特性を表してはいます(笑)。
アルコール分は14.5%。他の白は12.5%ですからかなり高い。収穫も8月ですから早い(笑)。ということは早熟品種故の特徴。高いアルコール分と強い酸を持つ品種と理解出来ます。
味わいもまず強い(笑)!ちょっと辛いほど強い(笑)。ワインだけで楽しむスタイルのものではありませんね(笑)。
家内「ナッツ系の香りがする。木の実やちょっとスモークしたニュアンスだね。」
私「パッセリーナやトレビアーノとまるで違うね(笑)。もともとペッコリーノってあまり香りはしない。小麦粉等を焦がしたものに良く合うワインだよね。」
家内「ナッツもアーモンドなんかよりもっと苦味のあるピスタチオや銀杏の方がより合うはず。ねっとりしたクリーム系の料理には良いはず!」
ちょうど晩御飯にアボガトがあり、
家内「アボガトと合うはず。う~ん。美味しい!」
私「どれどれ(笑)、あっ!美味しい(笑)!」
私「ペッコリーノって食事のためのワインなんだね(笑)。クリーム系、そうだ!クリームチーズあるから試してみよう!ゴソゴソ…、あっー、美味しい!応用の幅も広いね(笑)。食卓のお友達だね(笑)。」
家内「パッセリーナ、トレビアーノ、ペッコリーノ。これにてバローネ・コルナッキアのコンプリート(笑)。」
私「特に白の3品種の比較は勉強になりました(笑)!パチパチ(笑)。」

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ドメーヌ・ド・ロランのフィトウ2019年

Oct 06, 2021 by weblogland |
ここ2、3日このワインのティスティングをしています(笑)。

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ドメーヌ・ド・ロランのフィトウ2019年です。
このワイン、マスキューではこの夏前から扱っております。でもですね、ホームページにはアップしておりますが、試飲会ではまだ登場しておりません。以前2016年ヴィンテージを飲んで扱いを密かに決めておりましたが、入荷した2019年ヴィンテージはまだ若かった(笑)。多量のタンニンが突出しておりしばらく寝かしておく必要があると判断しました。そして夏も越してそろそろどんなものかと(笑)。そんな訳で今飲んでおります(笑)。
フィトウのA.O.C.は海側と内陸部に二分されています。海側のものはムールヴェドルが入っておりねっとりとした質感がある長期熟成タイプのバンドールに似たスタイル。自ずとお値段もバンドールに近くなっております(笑)。内陸部ではムールヴェドルを使わない割りとデイリーなスタイルのフィトウが多いと言われていますが、日本にはほとんど入っていないようです。
そうそう、飲んでみますとやはり夏前よりタンニンが落ち着きを見せ始めています。タンニンは基本的に大量なのですが(笑)、飲みやすい。きっとあと2、3年くらい経ってからベストの状態になるのかな(笑)?
これからもっと柔らかくなり甘味が出るのかしら(笑)?

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試飲会 番外編

Sep 28, 2021 by weblogland |
私「今回トリの●モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 『コリーネ・テラマーネ・ヴィッツァッロ』2015年人気あって良かったね(笑)。」
家内「ただ開けてから2時間くらい経ってから良さが出るから、金曜日の5時代に来た方の反応はちょっと鈍かったんだよね。この点残念!」
私「かといって前日から開けて飲みやすくなったのを出すのはウソっぽいよね。開けたてと前日開けたものを比べていただくのが丁寧かもしれないけど…。」
家内「そこまでは出来ないよね(笑)。」
私「そーなんだよね。やはり経費が(笑)。」
家内「でもさぁ。今回のトップセラーだったから良しとしましょう!マスキューのお客様の目は高い(笑)!」
私「そーなんだよね。皆さん良いものを飲んでらっしゃる(笑)。迷わずトリのワイン
に手を伸ばしてくださった。侮れない!」

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桝久 試飲会リポート 後半

Sep 28, 2021 by weblogland |


フォンデゥースの新アイテム。さすが!
●ヴァン・コントローレ カベルネ・ソーヴィニヨン 202014年 ドメーヌ・ド・フォンデゥース 赤 南フランス ラングドック I.G.P.ドック 750ml  1678円税込
「マスキューさん、フォンデゥースって前から扱ってましたよね。キュヴェ・ジュリエットでしたよね?」
「そうそう。最近見ないですよね?」
私「まっ、まっ、そこら辺は深く追及しないように(笑)。」
「う~ん。品が良い!美味しい。」
「綺麗なカベルネ・ソーヴィニヨン(笑)。美味しい。」
「カベルネらしい青いニュアンスしますね
。杉…草、あとカシス。カシスやプラムの果実が中にしっかり沈んでる(笑)。」
「美しい!美味しい!」
「ベーコン等のスモーク臭がする。そうなると合わせる食べ物もだいたい想像つくかな(笑)。」
「こんなワインを毎日飲めたら幸せだよね
(笑)。」
家内「このワインは熟成に木樽を使いません。ビン詰めしてから長くセラーで保管・熟成させてからリリースします。」
「大きな木樽でじっくり熟成させたのかと思いましたよ。」
「ベーコンの匂いは熟成香なんですか?」
私「はい。あと時間が経つと黒トリュフの香りもします。」
「黒トリュフ?」
私「海苔の佃煮の香りです(笑)。熟成した良いボルドー・ワインの代名詞のような香りです(笑)。」
「ラングドックのカベルネってよく見かけますが、もっと強くて…。これ何故こんなに上品なんですか?」
家内「フォンデゥースはラングドックの内陸部のペズナスにあります。ラングドック・グラン・クリュに指定された古くからの銘醸地。コンダミン・ベルトラン同様に古い名家ですから、持っている地所も一番良い所のようです(笑)。」
「なるほど!やはり古くからのお金持ちは違うね(笑)。新しく葡萄栽培を始めた所とはスタート時点で違う訳だ(笑)。」
「日照があり、寒暖差もあり、土壌も良い(笑)!」
私「内陸部で寒暖差もある小高い場所です
。」
家内「あと、瓶詰めしたワインをすぐに売らないで飲み頃になるまで待つ余裕。」
「う~ん。もっと高いワインを飲み頃まで待ってリリースするなら解ります。なんたって高く売れる。」
「でもこのワインは高くない。それでも飲み頃にこだわる。余裕あるよなぁ(笑)。」
「最近のワインはすぐに飲めるように作られてる。そうすると、これはクラシックな作りということなんですね(笑)。」
私「左様かと。基本とてもシンプルです。」
「ところでラベルの写真、聞くまで犬に見えなかった(笑)。アフガンハウンドでしたっけ?」
私「お客様で獣医さんがおられまして教えていただきました(笑)。目や口を隠すほど長い毛並みを美しくキープするのは並大抵ではないようです。」
「そーだよね。犬って犬食いだから食べるときに毛に食べ物が付いちゃうもんね(笑)。」
「ということは四六時中ワンちゃんの毛の手入れしないとダメなんだ。そりゃ大変だ。ウチは柴犬で良かった(大爆笑)。」


◎チェラスオーロ・ダブルッツォ・スペリオーレ 2020年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ ロゼ D.O.C. 750ml 1414円税込み
「あー、旨い!香りも凄いし、強い!」
「何故赤の間に出たか解りましたよ(笑)。
これだけ強ければ普通の赤の後ろだよね
(笑)。」
「お嬢ちゃんはコレが赤の間に出たか解りました(笑)。」
「色を隠して飲んだら赤ワインって答えちゃうね(笑)。」
「チェリー。黒や赤のチェリーがたっぷり入ってますね。入りきらないほど(笑)。」
「広がり方が半端ないですね(笑)。」
家内「これからどんどん良くなっていきますよ(笑)。」
「果実味の下の旨味の厚みを感じる。」
「でもさぁ、色がドギツイ(笑)。養命酒っぽい(笑)。」
私「鮮やか過ぎて作り物っぽいですね(笑)
。」
「1414円ですか…。コスト・パフォーマンス高いね(笑)。」
「高級な中華料理食べながら飲みたいね(笑)。」
家内「このワイン、スパイシーですから辛めの四川料理に合わせたいですね(笑)。」
「マスキューさん、このワインのヴィンテージは2020年ですよね。2020年ヴィンテージは期待できる?」
私「左様かと(笑)。」
私「このワイン、夏前に日本に届きました
。すぐにサンプルを取り寄せて飲んだ印象はロ・ゼルボーネのキアレット2020年に瓜二つ(笑)。夏過ぎてから販売しようと待っておりました(笑)。」
「ロ・ゼルボーネのキアレットに似てたのですが?」
私「両者ともまだ全然くぐもっており同じような感じでした。」
家内「ゼルボーネにあったビオ臭がない点
こちらの方が都会的でした(笑)。両者とも果実の特徴が全然出ていませんでした
。」
私「ゼルボーネだったらプラム。コルナッキアだったらチェリーやストロベリー。この特徴的な香りがまだ出ていない状態でした。」
「ふーむ。良くなるのが解るんですね?」
私「経験的ですから適当なんですが(笑)。
だいたいは…。」
「私ビオ臭苦手なんです。あのちょっと臭い匂い(笑)。」
私「腐った卵みたいな臭いですよね(笑)。」
「それそれ(笑)。」
私「ワインの変質を防ぐためにSO2が添加されます。それがその臭いの由来です。あと発酵・熟成中にも自然とワインが作ってしまうことがあります。ですからSO2
のないワインはありません。ただその分量と臭いの強さの程度はあります(笑)。発酵食品のナチュラル系のチーズや中華料理のピータン、あと完熟したドリアンなんかSO2の匂いが強いですよね。」
「それって旨さと裏腹ですよね(笑)。あの臭いがする頃のチーズって食べ頃なんですよね。賞味期限が切れる頃(笑)。」
私「このチェラスオーロは驚くほどSO2の分量が少ないと思います(笑)。技術の高さを感じます。」


●モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 『コリーネ・テラマーネ・ヴィッツァッロ』 2015年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 赤 モンテプルチアーノ・コリーネ・テラマーネ D.O.C.G. 750ml 2829円税込み
私「このDOCGモンテプルチアーノ・ダブルッツオが『松』、この下のDOCモンテプルチアーノ・ダブルッツオ・リゼルバが『竹』、DOCモンテプルチアーノ・ダブルッツオが『梅』。これにてコルナッキアのモンテプルチアーノ・ダブルッツオがコンプリートでございます(笑)。」
「前の試飲会で『梅』飲んだから、今日は『松』だね(笑)。」
「これ凄い!圧巻!」
「圧倒的!でも飲みやすい。イタリアの高級ワイン(笑)。それも極上(笑)?」
「凄いな(笑)。サッシカイア思い出しちゃった(笑)。」
家内「抜栓してから2時間くらい経つと調子出ますね(笑)。」
私「まだまだ先々がありますね(笑)。」
「こんなモンテプルチアーノ・ダブルッツオがあるとは…!絶句しますね(笑)。」
「言葉を失う(笑)。『人生で一度は飲むべきワイン』だね(笑)。これを飲まずには死ねない(笑)。」
私「モンテプルチアーノ・ダブルッツオのカテゴリーじゃないですよね(笑)。エミディオ・ペペなんかモンテプルチアーノ・ダブルッツオらしい高級品ですが、これは違うあり方してます。両極だと思います。」
「アルコール分が14.5%あるとは思えない
。飲んだ印象だと13.5%くらいの印象なんですよ。酸とタンニンの分量の多さでマスキングされているんだろうね。とても高度な折り合いの良さですな(笑)。なかなか当たらないレベル。」
家内「このワイン、新樽のバリックで24ヶ月熟成してから大樽で12ヶ月熟成させます。でも新樽のニュアンスを感じさせません。凄い強さ・密度を備えています。」
「ヴィンテージは2015年。それでもこれほどのパワー。渾身のグレート・ワイン。」
「あ~!これ以上の物を求めちゃいけないレベル(笑)。しかもそれにしては安い(笑)。」
「ボルドーの1級シャトーのワインだって新樽で24ヶ月も熟成させないよ(笑)。それもリリース前から売っちゃうし(笑)。」
「さすが貴族!良心的!」
「これだけで食べてたらこの値段は付かないよね(笑)。きっとブライド優先なんだよ(笑)。我々庶民はありがたくその恩恵に預からせていただきます(笑)。」
「このワイン一体どれくらい熟成能力あるんだろう?」
私「『梅』でも20年くらいは持つそうです
。この『松』に至っては想像つきません。30年、40年?待っていられないからコルナッキアに行って古いの飲ませてもらうしかないですよね(笑)。」
「マスキューさん!これ飲んだ後に前に戻っても大丈夫。今回のラインナップは全部凄い!どれも良い!」
私「ありがとうございます(笑)。最後がこれほど強いと前が全部やられちゃいますが(笑)、今回は前に戻ってもそれなりに味わえます(笑)。まとめて比べると良さがよく解りますね。よい勉強になりました(笑)。」

どうもありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Sep 26, 2021 by weblogland |
昨日、一昨日とひっそり行いましたマスキュー試飲会、こっそりお越しいただきありがとうございました(笑)。サクッと試飲は18分のご協力ありがとうございました(笑)。

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初登場D.O.C.プロセッコ・ロゼ
プロセッコ  ロゼ・ブリュット 2020年 レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 ロゼ プロセッコ・ロゼD.O.C.750ml  1697円税込み
「えへへ(笑)。今回一番期待してるんですよね(笑)。」
「見た目イイよね(笑)。」
「ジャケ買いはもう決定してますよ(笑)。」
私「まっ、まっ、今日は汗ばむ陽気ですから、絶好でございます(笑)。まずはグビリと!」
「わぁ、泡が凄く立つ!」
「う~ん。泡高し(笑)!」
「泡が薄ピンク!綺麗!」
「しかも一立ちしても無くならない。しっからグラスに泡が残ってる。」
私「そーなんですよ(笑)。グラスに注ぐとキャップ・シールに近いパール・ピンクの色相。ボトルの外観のピンク色とちょっと違う(笑)。」
家内「あとコルクを固定する針金と抑え金具もピンク色(笑)。芸が細かい(笑)。」
私「まさか針金までピンクとは(笑)!開けてビックリでございました(笑)。」
「とにかく飲みやすいね(笑)。あっという間に1本空いちゃう(笑)。」
「まだ暑い日があるから、そんな日にはコレだよね。」
「翌日になると泡はどうなりますか?」
「今、ちょうど開けたてと昨日開けたものをいただきましたが(笑)、泡はしっかり残ってました(笑)。丸一日たった方が柔らかかな。開けたての方がフレッシュ(笑)。」
「確かにフレッシュ(笑)。」
「丸一日経ったこのワインに耳を近づけると泡の弾ける音がまだしてますよ(笑)。」
私「さすが!よくお気づきで(笑)。私耳が悪いのでその方法は思いつきませんでした(笑)。」
「ヴィンテージも入って2020年かぁ。基本フレッシュさが身上なんだろうな。強く冷やして飲む甘さ加減が上手い(笑)。」
「コレってどうやって作るのですか?」
家内「白葡萄のグレーラ85%、ピニャ・ネロ(ピノ・ノワール)15%を混ぜます。」
私「温度が上がるとピニャ・ネロの赤い小粒の果実感を感じます(笑)。もともとコンテッセのピニャ・ネロは果実感がはっきりしてますから、15%でもちゃんと隠し味になっています。」
「うんうん。ここのピニャ・ネロ・フリザンテなんかもろにストロベリーだもんね(笑)。」
「でもさあ。グレーラ100%がプロセッコのお約束なのに(笑)、ロゼは反則だよね(笑)。」
「生産者からすればロゼも売りたい!なんじゃない(笑)。プロセッコの販売促進に繋がる(笑)!」
私「形式的変化が良い結果に繋がることを祈ります(笑)。」
家内「仲間内でも議論に議論を重ねて、
実際の味わいの特徴を探りに探って、準備万端整えてのリリースなんでしょうね(笑)。」
「味わいに意図コンセプトがあるもんね(笑)。あとデザインもすべてにわたって意図あり(笑)。」
「さすがイタリア(笑)!日本人だとここまで詰め込まない(笑)。徹底してるよね(笑)。この価格だと赤字じゃない?」
「でもさぁ。こんな感じで花瓶代わりになるよね。」
家内「これはマスキューの作戦です(笑)。」


シャルドネ 2019年 ジャンニテッサーリ イタリア ヴェネトI.G.T.白 750ml 1712円税込み
「あっ!シャルドネだぁ(笑)。それもブルゴーニュ(笑)。」
「樽の香りが程好いね。」
「普通に美味しい(笑)。」
「確かに普通に美味しいんだけど(笑)、ありそうでない。だってさブルゴーニュだったら2000円以下は無いでしょ(笑)。」
「マコンだって2000円以下は無い。あってもこの下のランクだよ(笑)。」
「酸もあるし旨味もある。ちゃんとしてるよね。ちょっと涼しげなブルゴーニュ(笑)。」
私「ジャンニテッサーリのワインはとても好きでして(笑)、マスキューでは定番となっております。長く扱っておりますが、特にこの2019年ヴィンテージは素晴らしい出来映えかと(笑)。」
家内「大物ではなくデイリー・ユースの価格帯ですが、文句の出ない品質です(笑)。」
「マスキューさん、ジャンニテッサーリのワインってピノ・ノワール扱ってましたよね?」
私「はい。ピノ・ノワールは昔から注目しており、マスキューの定番アイテムなのですが(笑)、2019年のシャルドネを試飲したおり扱いを即決しました(笑)。」
「イタリアを始めニュー・ワールドでもシャルドネはたくさんあります。でも変に樽香が強かったりバランスが偏ったりするものが多いですよね(笑)。」
「濃さを強調した高いワイン。よく飲んだけど結局飽きるんだよね。ボルゲリなんかのシャルドネも美味しいんだけど、作り物っぽいんだよね。」
「コレって自然だよね(笑)。無理にシャルドネっぽく仕上げた感じがない。」
「イタリアのシャルドネとは思えないね(笑)。」
私「開けてから3日目くらい経つとマコンのような穏やかでふっくらした味わいになります。樽の香りはでしゃばらないままです(笑)。」
家内「新樽は使わず、古いバリックを使って半年ほど熟成させます。葡萄のポテンシャルに合う使い方なんでしょうね(笑)。」
「前の試飲会で出たモレのシャルドネ2016年ほどのシリアスさは無いけど(笑)、これはフレンドリーで良いかな(笑)。フレッシュ&フルーティー(笑)。」
「ニューワールドのシャルドネも悪くは無いんだけど、飲み続けると飽きる。これってその点違うような気がしますね(笑)。」

ピノ・ノワール2019年 ジャンニテッサーリ イタリア ヴェネトI.G.T.赤 750ml 1712円税込み
「う~ん。これ絶対にブルゴーニュのピノ・ノワールって思っちゃいますよ(笑)。」
「イタリアのヴェネトのピノ・ノワールとは思えない。シャルドネ同様にブラインド・ティスティングしたら絶対にブルゴーニュって言っちゃうよ(笑)。」
「しっとりとピノ・ノワールの旨味がついてくる。ちゃんとしてるよね(笑)。」
私「無理にプレスしないでフリー・ラン・ジュースだけで作ってますね(笑)。」
「色はそんなに濃くないし、落ち着いている。出来上がってますよね。逆に2019年とは思えない。」
「若いブルゴーニュ・ピノ・ノワールだとまだ紫がかりますよね。」
私「確かに!最初飲んだ時2018年だと思いました。」
「マスキューさん!前の試飲会で出た『おじさんのピノ・ノワール』に似てますよ(笑)!」
家内「ギィ・シモンのブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ フュ・ド・シェーヌ2018年ですね(笑)。」
「う~ん。そうすると約1,000円お得だな(笑)。」
「マスキューさん、シャルドネもピノ・ノワールも同様にブルゴーニュと見紛うばかり。ジャンニテッサーリって大したものですね(笑)。」
家内「今はジャンニテッサーリ名ですが、以前はマルカート・ワイナリーのイプランディー銘柄でした。醸造責任者のジャンニテッサーリさんがワイナリーを譲り受けて名前が変わりました。彼のもっとも得意とし名声を博したのが(イタリアで)、瓶内二次発酵のスプマンテです。
かなり美味しい。でもマスキューにはちょっと高級でした(笑)。」
私「私はドゥエ銘柄のリパッソが好きです
(笑)。メルローとカベルネ・フランで作ったもの。どうもフランス品種が得意のようです。」
Kさん「私もこのワイナリー好きでマスキューさん扱い当初から飲んでますが、ゆっくりゆっくりブルゴーニュに近づいてきた感ですね(笑)。ヴィンテージによってばらつきは出るものの、着実なアプローチをしてますね(笑)。」
私「無理やりブルゴーニュ・スタイルにしたのではない印象ですよね(笑)。」
家内「特に2019年はある意味到達したような感じです。この先々が楽しみです。」
「将来はグラン・クリュ並みのシャルドネやピノ・ノワールを作るようになるのかな(笑)?」
「それまで生きていられるかな(笑)?」
「でも温暖化は進むし、違ったものになるかもよ(笑)?」
私「期待も想像も膨らむワイナリーでございます(笑)。ピノ・ノワールのリパッソ作ったり(笑)。妄想が止まりません(笑)。」

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バローネ・コルナッキアのチェラスオーロ・ダブルッツォ2020年

Sep 10, 2021 by weblogland |
う~ん。
バローネ・コルナッキアのチェラスオーロ・ダブルッツォ2020年、先週の金曜日開けてから丸6日目です。
良いですね(笑)。まずワイン自体が崩れない。生命力はロ・ゼルボーネのキアレットと双璧かな(笑)。3日目辺りからチェリーの香りにストロベリーの香りが加わります。いかにもモンテプルチアーノ種らしい。制御し難いほどのパワーは次第に折り合いがついてくる。
う~ん。
開けたてはフレンドリーではありませんが、ロゼ・ワインとしては異例な位の生命力(笑)
。きっと何年も熟成するんだろうな。この点もゼルボーネと同じようです(笑)。
質・ポテンシャルの高さは疑う余地ありませんね(笑)。

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シャトー・セグリエス

Sep 04, 2021 by weblogland |
ヴィンテージ変更のティスティングです!

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マスキューの定番フランス・リラックのシャトー・セグリエス2017年が2018年にヴィンテージ変更との知らせをインポーターさんよりいただきました。セグリエスの2017年は薄旨くとてもエレガント。ローヌ・ワインでも一際目立つもの。我々の大好きなアイテムでございます(笑)。2017年が2018年にヴィンテージ変更の情報。
う~ん。
2017年と2018年はかなり違う作柄。暑すぎるほど暑かった2018年。特に南の産地のワインは要注意。酸が抜けてアルコール分だけが目立つものが多々。まずは確認しなくては!
飲んだ第一印象はシャトー・ヌフ・デュ・パフみたい(笑)。アルコール分は同じ14.5%ですが、スタイルは別物。2018年は甘さ、タンニンともに多量ですね(笑)。とはいえ酸がちゃんとありますからそれなりに折り合いは良し。開けてから時間が経つと全体のバランスが取れて、パフみたいになります(笑)。まあ、4~5000円の安いパフ飲むより遥かにマシですね。さすがセグリエス!

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エア・試飲会の続きです(笑)。

Sep 02, 2021 by weblogland |
う~ん。
エア・試飲会の続きです(笑)。

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今日は9月1日、試飲会で開けたイ・ボルボーニのヴィテ・マリラータ 2018年を定点観測中(笑)。8月27日抜栓ですからちょうど丸6日目です。
私「香りの分量、パワーともに落ちないね(笑)。」
家内「レモンやハニー、あと不思議な植物のニュアンス。」
私「しかし、酸それもリンゴ酸の量が突出してるんだけど、基本マロラクティック発酵してるはずだから、いかに異例か解るよね(笑)。」
家内「リンゴ酸が目立つけどそれ以外の酸が多量だから中々ワインの真相に届かないのかな(笑)。」
私「あと、このワインがアルコール分が12%と言うのが信じられないんだよね(笑)。」
家内「かなり特殊(笑)。経験やセオリーを越えている(笑)。」
私「いわゆるヴィニフェラとは思えないんだよね(笑)。より原種に近いヴィニフェラ(笑)?」
家内「ヴィニフェラでもポンティカ系だし、しかも品種の宝庫イタリアだから変なものや(笑)、昔のままの品種が残っていても不思議じゃないよね(笑)。」
私「そうだよね。基本売りにくいものは日本に入って来るはずないから、これはインポーターさんの根性を誉めるべきか(笑)。」
家内「こんなワインがまだ現地にはいくつもあるんだろうね(笑)。そう考えるのが自然かも(笑)。」
私「イタリア・ワインって奥が深いね(笑)。」  

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桝久 エア試飲会リポート 後半

Aug 30, 2021 by weblogland |
ヴィテ・マリラータ 2018年 イ・ボルボーニ イタリア 白 カンパーニャ アスプリ-ニオ・ディ・アヴェルサD.O.C.
3582円税込み
「コレですか(笑)。ブログ見ましたよ(笑)。葡萄樹って350年も持つんですね?
せいぜい100年くらいかと思っていました。」
「350年前ということは1600年代。江戸時代前期(笑)。徳川光圀の頃?水戸黄門?」
「にわかに信じがたい(笑)。」
私「私もそう思っていました(笑)。たまにプレ・フィロキセラの100年を越えるものはありますが、大体が死にかかってます
(笑)。」
家内「それも生やせるだけ生やした野放図な仕立て(笑)。もともと樹勢が強いのでしょうが、それをやると10年くらいの寿命になるかと。」
大御所Mさん「…。スッぺぇ~!(大爆笑)。」(このMさんイタリア・ワインに関してはかなりの強者です。)
私「酸っぱくて強い。それも経験したことがないほど(笑)。そーなんです。」
Mさん「コレ飲んだあとパッセリーナに戻ると、パッセリーナが優しく感じられる(笑)。」
家内「ただ開けてから4~5日経つとリンゴの香りが出て、ハニーさも増し、隠れていた旨みなどが出てきます。驚くほどの変身を遂げます。ただ頑固さは変わらない(笑)。」
「たしかに後ろに巨大な何かが隠れている。でも何かとしか言いようがない(笑)。

「香り味の輪郭ははっきりしてないけど、
物凄く強い。」
私「はい。でもアルコール分は12%。これほど強いのにアルコール分はそれほど強くない。折り合いの取り方が特殊だと。

「いわゆる棚仕立てのプリミティブなものだとしては酸が強い。強すぎる(笑)。」
私「そーなんですよね(笑)。1本辺りの収量は多いのですが、ひょっとしたら葡萄の房が相当小さいかもしれません。そうならこの凝縮感の説明もつくかも(笑)。」
「飲みやすく磨かれてない原始的なワインですよね(笑)。磨き抜かれたシャルドネやピノ・ノワールなんかとは対極ですね(笑)。」
「マスキューさん!変なワイン見つけましたよね(笑)。」
「これだからマスキュー試飲会は止められない(笑)。」
私・家内「ありがとうございます(笑)。売れませんが(笑)。」
私「味わいも初めて経験するものでした。これってヴィニフェラ?衝撃的でした(笑)。」
家内「サンプル取り寄せてマスキューのティスティング・スタッフで試したところ
『こりゃ売れないだろう。』が第一印象
(笑)。」
「それにしても樹齢350年の葡萄樹は凄いね(笑)。こんな大木になるんだ!梯子の幅が人間一人くらいだからね(笑)。」
家内「土壌は砂地で保水力もあるようです
。よく言う斜面の水捌けの良い畑ではありません(笑)。」
「葡萄には優しいんだな(笑)。」
「でもこんな大木、おどろおどろしいほどだよ(笑)。また写真が夜だから余計だよね(笑)。」
私「ほんと、ナイトメア・ビフォア・クリスマスの世界ですよね(笑)。」
「昼間の写真、それも畑全体が解る写真見たいですね(笑)。」


『ミナイア』2017年 ニコラ・ベルガリオ
販売価格(税込): 3,770 円
イタリア ピエモンテ 白 ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィD.O.C.G. 750ml
私「最後は4番目とは対極の磨き抜かれたイタリア・ピエモンテの白。ピエモンテを代表する白ワインだと私は勝手に思っております(笑)。」
大御所Mさん「写真家のS先生がよくミナイア飲んでますよ(笑)。」
私「インポーターさんはS先生からミナイアを紹介サレタみたいですよ(笑)。」
「これ、美味しい!飲みやすい!」
「ガヴィって安いワインばかりだと思ってました(笑)。でもこんなのもあるんですね
。びっくりしました(笑)。」
「何も食べずにこのワインに浸りたいね
(笑)!」
「バターを使った魚のムニエルなんか鉄板なんだろうけど、高級レストランの味にこそ相応しい(笑)。家庭料理じゃワインがもったいないから、ワインだけでイイかな(笑)。」
「引き込まれるようなワインですね(笑)。

「このワイン旨みに溢れていて美味しい(笑)。優しいし、しかも大きい(笑)。品種は何ですか?」
家内「コルテーゼです。収量が多いので葡萄樹に一房か二房しか残さないようです。しかもその房の下をカット(笑)。とことん尽力して作られています(笑)。」
「雑味が全く無い。ホント磨き抜かれたワインなんだなぁ。」
「私このミナイア大好きで2,015、2016年をキープしてます(笑)。これは2017年だから15、16、17と揃うな(笑)。唄みたいだな(笑)。」
私「藤圭子(笑)!15、16、17と~(笑)。でも2018年は数が少なく仕入れ損ないました。スミマセン。今回残った2017年と新しく入った2019年となります。」
家内「2018年はかなりファットなスタイルでした。2019年は全体にスケール感のあるワインのようです。」
「2019年って特に白ワインはどれ飲んでも外れたことないよね(笑)。期待大だな(笑)。」
私「私個人的にミナイア大好きでして(笑)、ルフレーブのレ・ピュセルに遜色のないワインだと思っております(笑)。言っちゃったぁ(笑)。」
パイロットのAさんが二十歳になったばかりのお嬢さんを連れてご来店。
Aさん「さあ、どれが良いかな?」
お嬢さん「これ!ミナイア!」
そーですよね(笑)。舌が肥えていらっしゃる!将来性抜群!

ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 エア・試飲会リポート 前半

Aug 30, 2021 by weblogland |


昨日、一昨日とマスキュー・エア・試飲会を開催させていただきました。
もともとお客様でごった返すなどありませんし(笑)、お客様の大人のご対応
で密になることなく無事に終了いたしました。ありがとうございました!
多くとも2~3人で、気遣いながらちゃっちゃとご試飲ありがとうございました
。いつの間にか5本開けていたしました(笑)。
お客様「風邪引かないような普段の節制した生活と密を避けるようにちょっと気を使う以外やることないよね(笑)。まあ、ワクチンにむやみに頼ることも必要無いような気がするんだけどね(笑)。必要な人は打てばいいんだしね(笑)。」
達観!


●ヘクラ 2012年 ボデガス・カスターニョ スペイン D.O.イエクラ 赤 750ml 850円税込み
「甘くて濃くて飲みやすい(笑)。安っぽくないよ(笑)。」
「チリとかカリフォルニアに似てる(笑)?でもちょっと違う(笑)!」
「甘さが後味にベタつかない。そんなに余韻は長くないけど、すーっと消えていく。品が良いよね(笑)。」
「ニュー・ワールドのワインって残糖分があるから後味がベタつくんだよね。コレは完全辛口。ドライだよね(笑)。」
「おっ、前に飲んだなぁ。濃くて飲みやすいんだよね(笑)。」
「前とはラベル・デザイン違いますよね(笑)。コレってラベル不良の特売品。でもラベル不良じゃない(笑)?」
私「はい。ラベル・不良ということでお安く提供してもらえました。でもラベルに不良が見当たらない。箱は潰れてましたが…(笑)。」
「うん。深く考えない(笑)!美味しいもんね(笑)。15~600円くらいの味わいだよ(笑)。」
家内「なかなか飲み頃に入らないモナストラルを飲みやすく作った。言わば今風のトップ・ランナーです。定番ワインでしたが、似たようなものが出回るようになっていつの間にかフェイド・アウトしました(笑)。」
私「昔のイエクラのモナストラルって20年経っても飲み頃にならない(笑)。いつまでも経っても渋い(笑)。まあ、それはそれでよかったのですが(笑)。それだとあまり売れませんから、ニュー・ワールドみたいに飲みやすくて濃いスタイルにしたのがカスターニョです(笑)。当時は画期的でした(笑)。」
「カスターニョのワインってその意味でもコスト・パフォーマンスは高いよね。沢山飲んだなぁ(笑)。コレってミドル・レンジですよね?」
私「左様で。安っぽくないかと(笑)。誰が飲んでもこの価格なら文句は出ないかと(笑)。」
「マスキューさん!ヘクラって持ちはどうなんですか?」
家内「翌日になると落ち着いて来ます。最初感じた甘みや渋みにバランスが取れてより飲みやすくなります。」
「このワイン、合わせるとしたら肉なんだろうなぁ(笑)。牛肉!」


ヴィーニャ・デカーナ ティント グラン・レゼルバ 2012年 ボテガス・コヴィニャス スペイン バレンシア ウティエル・レケーナD.O. 750ml 赤 850円税込み 
「あれ?これ定番ですよね。好きで沢山飲みましたよ(笑)。異常に安い(笑)。何故?

私「コレはラベル不良です。端っこがちょっと切れていたりします。中味はちゃんとしているのですが…。」
「コレはイイんだよね。安心して飲める(笑)。特別何に合わせることも考えずに飲める(笑)。」
「マスキューさん!このワイン、グラン・リゼルバですよね。5~6年経ってからリリースするワインなんだから不味い訳ないですよ(笑)。」
私「最初のヘクラは今風の早飲みスタイル、コレはクラシックなスローなスタイルです(笑)。」
「なるほどそれがテーマですね(笑)。」
「マスキューさんがよく言う『今風とクラシック』がコレなんですね(笑)。」
「う~ん。850円は犯罪級の値段だなぁ(笑)。」
私「たまたまです(笑)。長い付き合いのインポーターさんですから、気を使って出してくれました。ですから数はないはず
。」
「サクラ・ワイン・アワード・ダブル・金賞受賞ステッカーが切れているのは皮肉ですよね。」
私「わざわざスペインに送って貼ってもらったのに(笑)。」
「サクラ・ワイン・アワード受賞のワインって外れがないんですよね(笑)。どれも整ったスタイルのワインが多いですよね。」
私「やはり日本人の女性ソムリエなどのワイン関係者が選んだ賞ですから、反映してますよね(笑)。癖がない。」
「金の網が破れているのもありますね。ところでこの金の網は何故?」
家内「昔リオハのワインがすり替え防止のために網にくるんだのが始まりです。網を切らないと開かないようになっています(笑)。」
「私このお店に来るの二回目です。ワイン初心者なんですが、どうすれば上達しますか(笑)?色んなワインを飲んでますが今一解らない。」
私「ちゃんと作ったワインを、しかも同じワインを飲み続けるのが近道です。」
「えっ、同じワインをですか?」
私「はい。そうすると味の判断基準が出来ます。ヨーロッパの人は自分家の近所で作られるワインをずっと飲みます。その村で美味しいと言われるワインですから、自然とワインの味わいの基準が出来ます(笑)。」
私「このワインばかり2~30本飲むと覚えますよ(笑)。」

最近マスキューは若いお客様が増えてきましたので、今回仕入の際若向きのヘクラを多目に準備しました。ところが蓋を開けるとヘクラ同様にヴィーニャ・デカーナが売れました。それゆえヴィーニャ・デカーナが足りなくなる事態発生!ごめんなさい!
月曜日にインポーターさんに『悪いんだけど、まだある?』と申し訳なさそうに聞いてみますね(笑)。


パッセリーナ 2019年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 白 コントログエッラD.O.C. 750ml 1508円税込み
私「このワイン、実は6月にマスキューに入荷しておりました。でもですね(笑)、8月後半の夏バテした体にこそ必要なワインと判断し、今回満を持しての登場となりました(笑)!」
「マスキューさんブログで散々書いてましたよね(笑)。」
「そうそう(笑)。得意のパッセリーナ(笑)。」
私「完全に手の内は読まれてますね(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「おー!鮮烈!」
「甘夏だぁ~!」
「これはマーマレードと合いますよ~(笑)
。鉄板(笑)。」
「奥さんが言っていたSUZUKIYAの『湘南ゴールド』マーマレードでしたっけ(笑)。」
家内「そうです!横須賀SUZUKIYAの『湘南ゴールド』マーマレードです。濃すぎす甘過ぎず、パッセリーナとの相性抜群です(笑)
!(胸をはって)」
「イタリア・ワインなのに、香りはまるで日本の甘夏(笑)。」
「あと酸っぱいには酸っぱいんだけど、方向性があるから嫌味じゃない。香りのベクトルが定まっている感じかな(笑)。」
「まるっきりの辛口だよね(笑)。切れる切れる(笑)。でも後味のハニーさがイイね(笑)。」
「癒されるなぁ。マスキューさんの術中にはまってしまいましたよ(笑)。」
「イタリア・ワインなのに日本の田舎を連想しちゃう(笑)。坂の中腹の家の日当たりの良い庭にたわわに鳴った甘夏。海に反射した陽光の恩恵も受けている。なんちゃって(笑)。」
「パッセリーナの品種特性を研ぎ澄ました感じですよね。雑味がまるっきりない(笑)。かといって単純ではない。深みもあるよね(笑)。凄いね。」
「突き抜けるような味わい。飲んだら絶対に体が目を覚ます(笑)。しかも心地好い(笑)。」
「旨みがしっかりあるからバランスが取れるんだろうなぁ(笑)。」
「飲んだ時の味わいがそのままずっと続く後味は堪らないね(笑)。」
家内「レア・チーズ・ケーキやブルー・チーズにマーマレードをかけて食べながら飲むと、あまりの美味しさに倒れそうになります(笑)。」
「このパッセリーナ、生命力ありますよね
(笑)。どのくらい持つのかな?熟成したらどうなるんだろう?」
「マスキューさん。ワインって白と赤どちらが長持ちするんですか?」
私「どちらかと言えば白ですか。でもまあ作りにもよりますから一概には言えないかな(笑)。そうだ!去年の9月1日に開けた白ワイン舐めてみます?イタリアのドンナルーチェー2019年です。」
「旨!凄い香り!香水?」
私「万華鏡みたいでしょ(笑)。」
「こんなに良い状態で、しかも開けてから1年!?」
私「こんなのもございます(笑)。」

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桝久 試飲会リポート 後半

Aug 05, 2021 by weblogland |


私の好みでございます(笑)。
●ラゼロール・ヴィエイユ・ヴィーニユ 2017年 レイモン・ジュリアン 南フランス ラングドック 赤  ミネルヴォアA.C. 750ml  2074円税込み
「あ~、深いなぁ。深い!タンニン、中身の密度感が凄いね。」
「色は真っ黒(笑)。でも縁は紫。大物ですな(笑)。」
「これほど色が黒いと果実味も黒くなるんだけど(笑)、赤い小粒の果実味がはっきり。チャーミングだよね(笑)。」
私「古典的なしっかり作ったカリニャンならばこそ!私好きなんですよ(笑)。」
「開けたてはちょっと土の香りがしてビオっぽかったけど、すぐに消えていく。」
「それにしてもタンニンの量は凄いね(笑)。シブシブ(笑)。甘さがあってバランスが取れるんだろうね(笑)。」
「赤い小粒の果実はちょっとピノ・ノワール的だよね(笑)。」
私「いわゆるマセラシオン・カルボニック法で作っています。房ごとタンクで発酵させるクラシックな方法です。マスキュー扱いのモリエールなんかと同じやり方です。」
「あー、ボジョレーのモリエールですね。
あれもピノ・ノワール的でしたね。」
家内「基本澱引きしません。タンクの底に葡萄の枝を俵みたいにしたものを入れて濾過(笑)。最後のプレスは100年くらい前から使っている手動のプレス機でプレス(笑)。」
私「瓶詰めを始めたのが1980年代。いわゆるバルク売りをしていた農家です。ただし、畑を見ると樹齢は古く良く手入れされています。かなり収量も低いと思います。」
「写真を見ると葡萄樹の背が低いですよね
?」
私「はい。最近のものはもっと背を高く仕立てます。作業効率をあげるためです。」
「葡萄樹の背の高さは品質には影響するのですか?」
私「はい。背が低ければそれだけ土地の養分がダイレクトに葡萄房に届き易くなります。」
「なるほどね(笑)。味のためには低い方が良いのですね(笑)。」
私「はい。低いと腰が痛くなる(笑)。あとカビなどの病害虫リスクが増します。ですから土地それぞれの特徴により仕立て方があります。」

翌日の土曜日にまず再確認するとワインが大進化!土曜日の口開けにティスティング・スタッフのKさんと再確認(笑)。

Kさん「マスキューさん、これ凄い(笑)。甘さ、大きさが尋常じゃない。以前開けたてをティスティングした時より全然良い。グレート・ワイン。とっても高いワインのレベルですよ(笑)。」
私「このワイン、普通じゃない(笑)。翌日の伸びが凄いですよね(笑)。あれ?そーすると順番変えた方が良いですか?」
Kさん「フィリップ・ルクレールが可哀想(笑)。ピノ・ノワールの繊細さを吹き飛ばしますよ(笑)。」

と言うことで二日目の土曜日はラゼロールが最後に繰り下がりとなりました(笑)!

「マスキューさん、これって安くないですか?かなり高いワインの印象(笑)。」
「直感的に高い味(笑)。甘さがいかにも高級品(笑)。余韻も巨大だし(笑)。」
家内「昔飲んだスカラ・ディ・プリオラートの熟成したカリニエナに良く似てる(笑)。カリニエナってカリニャン。ようやく解った(笑)。」
私「解るまでに30年かかったね(笑)。」
家内「うふふ(笑)。進歩、進歩(笑)!」
私「ラングドックやルーションでとことん尽力して作られるカリニャンって良いですね(笑)。」
「マスキューさん!目玉のワインもそうですよね?」
私「はい(笑)。ルーションのプチ・トーロー。」
「あとペダル・プルプル?」
私「はい。個人的に自然なスモモの香りインクのヒントが大好き(笑)。皆様に私の好みを押し付けてしまいました(笑)。最近の扱いが無くなったので物色していたところでございます(笑)。」


さすが一流ドメーヌのピノ・ノワール!
限定販売品となります!
●レ・ボン・バドン 2016年 ドメーヌ・フィリップ・ルクレール フランス ブルゴーニュ・ルージュA.C. 750ml 3142円税込み
「あっ!これ良いピノ・ノワール(笑)!安物じゃないよ(笑)。」
「旨いね。これだからピノ・ノワールは止められない(笑)。エレガントなんだよね。」
「香りに厚みがある(笑)。シルキーな舌触り。」
「マスキューさん!2016年は赤も白もブルゴーニュは良いですね(笑)。もちろん生産者によるとは思いますが、モレもルクレールも素晴らしい出来映え。こんなの飲むとブルゴーニュにはまりますね(笑)。

「う~ん。淑女(笑)?色気あるね(笑)。」
私「ストロベリー、フランボワーズ、チェリー等の香りが折り重なるようですね(笑)。この『レ・ボン・バドン畑』はシャンボール・ミュズィニー村にあるのですが、国道の東側なのでブルゴーニュA.C.となります。でも味は完全にシャンボール・ミュズィニーですよね(笑)。」
「フィリップ・ルクレール好きなんですよ
(笑)!この果実味は一級品(笑)。昔より飲みやすいのかな?」
私「昔『レ・ボン・バドン』は100%新樽熟成していました。ですから取りつく島もないほどの味わいでした(笑)。今は新樽10%。本来の充実した果実味を堪能できますね(笑)。新樽100%でアメリカ市場で大成功。鋲が打ってある黒い革ジャン着てサングラス、髪は長髪。ロック・スターと呼ばれてました(笑)。その格好でジュヴレイ・シャンベルタンの村や畑をうろうろしてたら浮くでしょうね(笑)。」
「ロック・スターかぁ。時代を感じさせるなぁ(笑)。ヘビメタじゃなくて良かったぁ
(笑)。」
「ヘビメタだったら石投げられるかも(大爆笑)。」
私「そうですよね(笑)。私より3才上くらいですからハード・ロックかな(笑)?」
「ルネ・ルクレールと関係は?」
私「フィリップは弟です(笑)。名門です。絶対に弟は浮くはず(笑)。でも、実力で黙らせる(笑)。」
家内「私はルネ・ルクレールのワインが好きなんですよ(笑)。10年くらいたって甘さが出てくると甘美(笑)。品が良くて実直なスタイルが好き(笑)。」
「私新婚旅行でルネ・ルクレール見学行ったんですよ(笑)!奥さんが日本人で日本人ガイドがついてくれました(笑)。」
私「へぇー、奥さんが日本人とは知らなかった!それにしても渋いドメーヌに行かれたんですね(笑)。渋い!」

初日のトップ・セラーはランブルスコとルクレール。二日目はイルシャイ・オリヴェールとラゼロールでした。簡単に優劣はつけられないと実感いたしました(笑)。

8月から緊急事態となる前滑り込みアウトかな?でも美味しいワインを選ぶ権利は大事にしたい!あくまで試飲。マスキューのお客様は酔うほど試飲しません(笑)。
某ビール工場の試飲とは違います(笑)。大人のたしなみ楽しみなのです(笑)。

どうもありがとうございました。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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ブルゴーニュの2016年を飲んでみました。

Jul 10, 2021 by weblogland |
今日早速ブルゴーニュの2016年を飲んでみました。
やはり2016年良いですね。ようやく開いてきた状態です。大きさ、広がり、余韻は立派(笑)。それに伴う果実味とのバランスは高度。
う~ん。少なくとも熟成のポテンシャルは2015~2018年の内では最も高いですね。ようやく2016年が理解出来た気がします(笑)。特に良い作柄の年のワインは難しい(笑)。何故かと言えば、一般に豊作もしくは良策年と言う言葉イコール良いワインではないからです(笑)。沢山取れれば良い訳ではありません。マスコミや生産者も沢山ワインが出来た年は一生懸命売らなくてはいけませんから(笑)、煽ります。生産量が少ない年は逆に煽りません(笑)。せいぜい少なかったけど良いものが出来ました程度。少ない分価格が高騰すると付け加えるかな(笑)。
巷では『ビッグ・ヴィンテージ!』なんて煽ることが多々ありますが、単に沢山出来たっていうことが前提(笑)。もちろん良い作柄とは天候に恵まれた作柄でもありますから、出来るワインの生産量は増えます。結局辛抱強く同じ生産者のワインを飲み続けることでしか本当のところは解りません(笑)。でもですね、これは我々の裏技なのですが、飲まないでワインの品質を知る方法があります(笑)。それは生産者のヴィンテージ毎の価格のオファーを比べることです(笑)。まあ、量による価格の変動はありますが、それも含め勘案しながら価格を比べると品質の優劣は簡単に解ります(笑)。あー、言っちゃった(笑)。特にボルドーなんかは解りやすい(笑)。

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マスキュー 試飲会リポート 後半

Jun 29, 2021 by weblogland |
ここのところマスキューのブーム(笑)、イタリア・アブルッツォ州のコルナッキアの白!

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トレビアーノ・ダブルッツォ・スペリオーレ 2019年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 白 D.O.C. 750ml 1414円税込み
「マスキューさん!先月のマスキュー試飲会で出した赤のモンテプルチアーノ・ダブルッツオと同じラベルですよね?」
家内「黄色の『カサノヴァ』ブランドです。カサノヴァと書いている字の色をちょっと変える小技あり(笑)。」
私「これは2019年ヴィンテージからスペリオーレ規格にアップ・グレードしてリリースされるようになったみたいです。まっまっ、お試しくださいませ(笑)。」
「おー!コレ凄い!圧倒的だぁ。」
「辛口!凄く辛く感じる(笑)。」
私「前がポワールですから、とても辛口に感じますよね(笑)。」
「バリバリ辛口(笑)。」
「酸の分量、果実味、圧巻だね(笑)。特にレモンの印象が凄い。」
「レモンの果実が迫り来る(笑)。透明感があるから、より一層鮮烈ですね(笑)。」
「香りの広がり、余韻の長さ。素晴らしい!後味にほんのりハニーさが残り、それがゆっくりゆっくり消えていく様は美しい(笑)。すごい辛口であることと香りの広がりがシンクロする(笑)。」
家内「後味のハニーさが押しつけがましくないですよね(笑)。無理に遅摘みしていません。品の良さがもともと備わっているように思います(笑)。」
「大好きなドンナルーチェと比べるとパワーは遜色ない(笑)。コスパ良いですね(笑)。」
「まだ若いんだろうな。熟成するって直感するね(笑)。」
私「そーなんです。まだまだ開いていません。」
「ちょっと香水みたいなところがある。なんて言ったら良いのか…。あと後味にピリッとスパイシーなニュアンス。上手く言えないんだけど(笑)。」
私「若い上にマロラクティック発酵を行わないスタイルなので、酸が膨大。この点ドンナルーチェと同様ですね(笑)。あと液温が上がるとちょっとアニスっぽさを感じます。」
家内「あと塩辛さ、小梅の紫蘇漬けみたいなニュアンスが隠れています(笑)。」
「店長!コレ凄いですよ(笑)!まさに圧巻。しかも隠れたものを予感させます。」
私「ありがとうございます(笑)。あと、驚くことにこのワインはアルコール分が12.5%となっております(笑)。」
「えー!もっとアルコール分が高いと思ってましたよ(笑)。こりゃやられたな(笑)。」
「そうそう。スペリオーレだし絶対に高い
アルコール分だと思いました。14%くらいはあると思ってましたよ(笑)。」
家内「特殊なテロワールなのは確実ですよね(笑)。コルナッキア自体畑はモンテプルチアーノ・ダブルッツオDOCG域内にありますから、もともと恵まれていますが(笑)。」
私「スペリオーレになったのは樹齢が進んだからとか。でもコレを飲むと樹勢が強く感じますよね(笑)。」
「基本モンテプルチアーノってアルコール分は高いですよね(笑)。ワイン自体にあまり酸も無いし(笑)。ちょっと平板(笑)。これは予想を良い意味で裏切りますね(笑)。」
「マスキューさん!ブログにはこのワインは薔薇の香りが支配的になるって書いてありますが、何時そうなるんですか(笑)?」
私「はい(笑)。ご指摘ごもっとも(笑)。すぐにはなりませんし(笑)、そんな風になるとは、今の状態では考えられないですよね(笑)。後味にピリッとしたニュアンスがありますが、そのスパイシーなニュアンスはピンク・ペッパー 薔薇の種のニュアンスです。ですから後味の上品なハニーさの中に薔薇のニュアンスが微妙に感じられると思います。薔薇の花と茎のトゲがを想像してしまいます(笑)。これが次第に強く感じられるようになります。」
「なるほど、種が弾けて芽をだし茎が伸び花開くまでは時間がかかる訳ですね(笑)。」
私「上手い!座布団1枚!」


大好きなロゼなんです(笑)。
ピノ・グリ 2019年 ドメーヌ・アラン ・ヴィニョ ブルゴーニュ・コート・サンジャック A.C.  ロゼ 750ml 2723円税込み
「これ、色が薄いですね(笑)。キアレットなんかと比べるとかなり薄い。」
「ピノ・グリでしたっけ?黒のピノ・ノワールで作ったロゼよりも色は薄いかな(笑)?」
「旨い!でもちょっと違う(笑)?なんて言えばイイかな(笑)、赤いニュアンスが無くて、白に近い。」
「白ワインの旨みですよね。果実の味ははっきりしないけど、酸が舌の上を転がる(笑)。それも旨みの酸。」
私「そーなんです(笑)。実にチャーミングでおいちい(笑)。」
「うん。確かにおいちい(笑)。」
「ピノ・グリってピノ・ノワールの亜種ですよね。でもピノ・ノワールの味はしない(笑)。」
私「ピノ・ノワールの苺やフランボワーズの香りは黒い皮由来。ですから灰色や茶色に皮の色が変異したピノ・グリはあまりはっきりした果実のニュアンスに欠けます。」
「イタリアやドイツなんかではピノ・グリってよく使われますよね?あれとこのピノ・グリは違うのですか?」
私「ブルターニユはピノ・グリが自分の畑で発生しますので(笑)、それをクローンとして使うことが多いようです。」
家内「近所で出来の良いピノ・グリがあればそれを分けてもらったりするようです(笑)。」
「なるほどね!あともともとのピノ・ノワールやシャルドネを植えた方が収益上がるしね(笑)。ブルゴーニュのピノ・グリってあまり聞かないですよね。ましてやロゼは珍しい。」
私「ジャイエ・ジルなんかリスク回避のために白はシャルドネとピノ・ブランを半々に植えています。だから出来上がったワインのセパージュの割合が半々の年のワインは美味しい(笑)。イレギュラー無く育ったからです。」
家内「ヴァン・グリは自家消費くらいの生産しかしないようです。あまり日本に輸入されませんね。飲むのは何十年ぶりですよ(笑)。コレは外せない(笑)!」
「自家消費用ってなんだか解るよね(笑)。シャルドネやピノ・ノワールと比べると
派手な香りしないもんね(笑)。」
家内「私この手のワインが好きでして(笑)、『もやもや系』と密かに分類しております(笑)。」
「『もやもや系』ですか(笑)。言い当て妙ですね(笑)。」
「ご主人は『おいちい系』(笑)?」
私「えへへ(笑)。」
「それにしてもブルゴーニュに変なアペラシオンあったんですね(笑)。『コート・サンジャック』でしたっけ?知らなかった。」
私「我々も同様でございました(笑)。焦って調べました(笑)。」
家内「指定された畑は12ヘクタールしかありませんから(笑)、無視して良いくらい(笑)。しかも生産者は3名。」
「本気の3名ですな(笑)。シャトー・グリエなんか一人アペラシオンですから、まだまだ(笑)。」
私「あれほど特徴的ならば納得が行きますが(笑)。このアペラシオンはまだまだこれからですね(笑)。」
「ヴァン・グリで勝負賭けたら(笑)?美味しいし(笑)。」


ブルゴーニュ ・オート・ コート・ ド・ ニュイ  フュ・ド・シェーヌ ピノ ・ノワール 2018年 ドメーヌ ・ギィ ・シモン ・エ ・フィス フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2677円税込み
「このオジサンのワイン見たことある(笑)!」
「先月の試飲会のあのオジサンだぁ(笑)。」
「前回のオジサンと比べるとポーズがちょっと違うね(笑)。同じヴィンテージでアペラシオンもオート・コートと同じですよ(笑)。」
家内「ラベルの上に小さく樽熟成してると書いてあります(笑)。虫眼鏡が無いと分かりません(笑)。」
「こっちのオジサンは樽からワインを取り出して試飲するポーズなんだな(笑)。」
私「基本同じ栽培のワインと思いますが、畑が違うようです。」
「あっ、コレもおいちい(笑)。旨みたっぷりのピノ・ノワール(笑)。」
「店長!オート・コートらしい酸っぱいピノ・ノワールじゃないですよ(笑)。どうみてもニュイ・ヴィラージュ(笑)。」
「うんうん。王道のピノ・ノワール!」
「こういうティピカルなピノ・ノワールってホッとするね(笑)。最近は高くてなかなか飲めないもんね(笑)。」
「ジュヴレイっぽいね(笑)。」
「前回の試飲会で出したこの下のキュヴェはとても安くて好きですが、こっちはもっと濃い。ランクの違いを感じますよね(笑)。」
「前回のオジサンのワインは薄旨くて良かった(笑)。割りと好きなスタイルでした。コレを飲むと畑がもちろん違うだろうし、収穫制限も違うように感じます。
どうなんですか?」
私「濃さの差は並級と1級くらいの差を感じますよね。畑の違いは自然な収穫量の違い テロワールの差のような気がします。あと葡萄樹の樹齢の差もあように感じます。鰻で言えば『竹』と『梅』くらいの差かな(笑)?」
「同じオート・コートでも、しかも生産者ヴィンテージが同じでも違いがあるのですね。」
「どっちかを手を抜いて作る訳ないもんね(笑)。」

すっかりオジサンのピノ・ノワールと定着。きっとギイ・シモンからすれば『あんたより年下の俺をオジサン呼ばわりするとはなんと失礼な奴だ!』となるはず(笑)。本当にゴメンナサイ。しかも鰻の『竹』と『梅』と比べられるのも心外なはず(笑)、本当に重ね重ねゴメンナサイ。
えっ、謝り方に誠意が無い!って。
おっしゃる通りでございます。ホント、ゴメンナサイ(笑)。


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桝久 試飲会リポート 前半

Jun 28, 2021 by weblogland |
昨日、一昨日とひっそりのご来店ありがとうございました!
サクッと試飲は15分。
ご協力ありがとうございました!

まずは今話題の低アルコール・ドリンク
シードルとポワールです。
シードル・ビオロジック ブリュットN.V. ラ・リボード フランス ノルマンディ 微発泡 シードル 750ml 1697円税込み
試飲会にお出しするワインを決める前にマスキューのティスティング・スタッフのKさんから「マスキューさん、最近低アルコールのものが流行っているみたいだから、マスキューさんも扱ったら?」と鋭いご提案!
私「はい!実は今回シードルなんかどうかと思い探しました(笑)。阿吽の呼吸(笑)?
それとも読まれてるのかな(笑)?さすがKさん勘がイイ(笑)。」
そんなこんなでシードルの登場となりました(笑)。

私「今回最初の2本は氷水で思いっきり冷やしました(笑)。まっまっどうぞ!」
「来るまでに汗かいたから、コリャたまらん(笑)。コップ1杯一気に飲み干したいね(笑)。」
私「あくまでも試飲、試飲でございます(笑)!」
「ビールっぽいよね。泡も細かくてビールの泡に似てる(笑)。あと酵母の香り?これまたビールっぽい(笑)。でも味わいはリンゴ(笑)。」
「日本のリンゴとは違う。日本のリンゴってもっと甘いもんね。」
家内「この果樹園ではリンゴは30種類、洋梨は20種類の樹を植えているそうです。それらを合わせることでバランスが取れるとか。」
「日本のリンゴとは大違いですよね。日本だと単一品種を如何に甘くするかが勝負
ですもんね。同じリンゴとは考えない方がよいですね。」
家内「収穫もかなりの期間をかけるようです。冷涼な土地柄ですからリスク回避なんでしょうね。」
「たまにシードル飲むんですけど、コレはいつも飲むシードルとは違う(笑)。とても自然に作った感じ(笑)。自然な発酵酒(笑)。甘いんだけどとてもドライ。」
「酸がある?広がりがとても大きく余韻が長い。良いワインと共通するよね(笑)。あと辛口なのがイイ(笑)。」
「マスキューさん、コレってアルコール分はいかほどですか?」
私「5%です。ブリュト表示なのでアルコール発酵はわりとしています。もっとも辛口だとアルコール分が8%位までは上がるようです。この辺りのレギュレーションがわりと大雑把なのもシードルの特徴のようです(笑)。」
「芳ばしさがイイ(笑)。ガレットに合わせるのも解るよね(笑)。」
「焼いたソバ粉の芳ばしさに合うもんね(笑)。」
「ランビック飲んでるみたい(笑)。好きなんですよね(笑)。」
私「フルーツ・ビールですね(笑)。あれって大発明ですよね。」
「ブルターニュ行った時リンゴ拾いの体験
したのですが(笑)、落ちているのを拾うだけ(笑)。」
「街中の舗道の脇でリンゴが沢山落ちている(笑)。そのまま食べても美味しくないから誰も拾って食べない(笑)。」
家内「昔、盛岡で豚の角煮を食べて感激(笑)。お店の人に秘訣を聞いたらリンゴと一緒に煮る!シードルで角煮を煮て、そのシードル飲みながら角煮を食べてみたいです(笑)!」
私「個人的にはざる蕎麦食べながらコレを飲むのが楽しみになっております(笑)。ワサビに意外と合います(笑)。」
「マスキューさん!蕎麦好きなんですね(笑)。私も蕎麦好き(笑)。何処の蕎麦屋がイイと思いますか?」
私「この辺で有名なのは『登茂吉』ですよね(笑)。」
「そう(笑)!あそこは旨い!鴨南蛮、天ざる、う~ん。冷したお蕎麦が最高!バブルの頃なんか高級車で乗り付けて来るお客さんが多かったなぁ。」
「『登茂吉』!鶴見区民で行ったことがない人はモグリ(笑)!天ぷら蕎麦の海老がでかくて美味しいんだよね(笑)。」
鶴見のグルメ達推奨のお蕎麦さん『登茂吉』でございました(笑)。

ポワール・ビオロジックN.V. ラ・リボード フランス ノルマンディ 微発泡 シードル 750ml 1697円税込み
試飲会前の作戦会議
Kさん「マスキューさん、シードルとポワールどちらか売れると思いますか(笑)?
私はこのポワールの濃さに軍配が上がると思います(笑)。」
家内「先行販売では(笑)、最初はシードルでしたが、ポワールのリピーターが次第に増えてきています。」
私「特に女性はポワールの方を好む傾向です。でもそれってポワールの方が甘いからでは無さそうなんです。」

「あっ、コレ美味しい。シードルの口当たりの酵母の香りが無い。とても飲みやすい。」
「コレってそのまま食べたら美味しくないのかなぁ(笑)?」
私「多分(笑)。かなり硬いようです(笑)。」
「これってシードルより濃いですよね。しかも甘くもない?」
「果実の広がりが凄い!上質ですよ(笑)!」
私「残糖分だけですと、ポワールの方が多いのですが、飲むとポワールの方が辛く感じますよね(笑)。」
「ポワールの方が酸がありますね(笑)。」
家内「はい(笑)。私もそう思います。酸がある分辛く感じるし、スケール感も大きいです(笑)。」
「でも共通して醤油系の食べ物に合いそう。特にポワールの方がより濃い味付けのものにより合いそうですね(笑)。」
私「単純に鰻の蒲焼きのタレや焼き鳥のタレ(笑)。芸がないかな(笑)?」
家内「スパイスの効いた辛いものにポワールは合いそうですよね。カレーとナンがあれば最強(笑)?」
「ソースの隠し味に使えばかなり効果ありそう(笑)。フォアグラにポワールってよく合わせたりするから、絶対に合うはず(笑)。考えるだけで楽しくなっちゃう(笑)。」
「日本の梨とは大違い(笑)。でもラ・フランスとも違う。やはりポワールも食用の洋梨じゃ無いんですね(笑)。こんなに酸は無いですもんね。」
「酸があるってこういう事なんですね(笑)
、濃く旨みがあるって事なんだな(笑)。」
私「もちろん酸っぱい系のリンゴ酸もあれば、旨み系のグルタミン酸もあり、酸が多いと複雑さが増します。あと糖分をマスキングします。ティスティングの基本ポイントは糖分と酸の量を官能する事なのです。」
「へぇー、ティスティングって『森の中を濡れた犬が走る香り』とか銘柄やヴィンテージを当てることかと思ってましたよ(笑)。」
私「それは一部のソムリエさんの特殊能力かな(笑)?」
「フランスって食材の幅が広いですよね(笑)。同じ作物でも食用とお酒用があります。実際それに特化もしてるし、分けて使う。文化が深いですよね(笑)。」
家内「私達のワインの師である岩野先生は戦後外国人宣教師に『何故日本人は食べるお米も無いのにお酒を作るのですか?我々にはお酒のためだけのワインがあります。』と言われてワイン研究を志したと仰ってました。」
私「その話に感激して未知のワインを勉強しようとしたのは凄いです。戦後すぐのことですから、余計凄い。ワインの研究をする等と言ったら非国民扱いされるでしょうし(笑)。」

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先月のマスキュー試飲会で好評でした

Jun 05, 2021 by weblogland |
う~ん。
先月のマスキュー試飲会で好評でした
●コントログエッラ ロッソ コッレ・クーポ 2018年 バローネ・コルナッキア イタリア アブルッツォ 赤 コントログエッラD.O.C. 750ml 2262円税込み
まあ、試飲会のトリを飾るにはそんなに高価でないところも良かったのかな(笑)?
買われるお客様が共通しておっしゃるには、
「この値段でこのレベルはあり得ない。」
です。
まあ、とことん尽力して作られていますからそれなりにコストはかかっていますが、変なプレミアがのっていないところが嬉しい(笑)。でもですね、冷静に考えると所詮畑に生えたものですから、基本的なコストは10倍くらいは違うことはあっても100倍違うことはあり得ない(笑)。日本酒の純米大吟醸は使うお米の量はだいたい同じですから1升の値段は1万円前後となっています。とてもリーズナブルな価格体系なのです。最近日本酒でも1升10万円なんて価格のものが出てますが、ワインの値段付け戦略に比べれば可愛いもの(笑)。強欲さはグローバル・スタンダードの1/10ほどかと(笑)。
あと、今ブームのモルト・ウイスキー。
サントリーが山崎55年を限定リリース、1本300万円税別。驚くお値段。面白いのが転売価格が2,000万円ほどとか(ほんまかいな)、さらに凄いのはお持ちの方は海外の友達の富豪に8,000万円で売ったそうな(笑)。
う~ん。これがグローバル・スタンダード(笑)。このくらいの強欲さが必要なのかしら(笑)。もちろん売る方も買う方も

まあ、作ったものを安く売るのではなく、高く売る方向は日本には必要だとは思いますが、個人的にはほどほどが良いと思うのですが(笑)。
皆さんいかがでしょうか?
『売り手良し、買い手良し、世間良し!』なんて思ってるのは甘いのですかね(笑)。それとも商売とビジネスは違うものと認識しないとダメなのかな?

>> 試飲会セット

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