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桝久 試飲会 リポート 後半
Feb 27, 2024 by weblogland |〇『チェルソ 』2021年 アジェンダ・アグラリア・グエリエリ イタリア マルケ 白 ビアンケッロ・デル・メタウロ・スペリオーレ D.O.C. 750ml 2545円税込
家内「この白ワイン、マルケの地場品種ビアンケッロ100%のものです。しかも一番良い区画で1ヶ月収穫を遅くして作られたものです。」
「へぇー、1ヶ月も収穫を遅くするとどうなるんですか?」
私「物理的には25%収穫量が減るそうです
。まっ、まっ、どうぞお試しください!」
「あー、コレ凄い!」
「香りが物凄い!」
「トロトロ(笑)。掴みはオッケー!」
「ラベルもカッコいい(笑)。やられちゃう(笑)。」
「マスキューさん、コレ女子大好きですよ(笑)。」
「おー!圧巻!言葉を失う…。」
「凄い果実味!トロピカルで…、ネクタリン、柑橘…、オレンジ、グレープフルーツ、桃、ポワレ、熟した黄色果肉…マンゴー、…ライチ、バラ…複雑でてんこ盛り(笑)。」
「ゲヴュルツトラミネールみたいにライチの香りが突出してはいないんだよね。すべてがてんこ盛り(笑)。」
家内「時間が経つとライチや薔薇の香りが強くなります。」
「単一品種とは思えませんよね(笑)。」
「そうそう。驚きだなぁ!」
家内「熟成に木樽も使わない直球勝負ですから、この香りはすべて葡萄由来です。」
「スパイシー、でも甘い(笑)。暖かみがある。」
「いかにも中部イタリアですね(笑)。しっかりして、緩くなく、たっぷり(笑)。」
「え~と、サン・マルコ共和国の辺りだね。」
「3番目のシャルドネは冷涼で、コレは暖か。産地の違いが良く解る(笑)。楽しいなぁ(笑)。」
「このワインも塩辛いですよね。でも、3番目のシャルドネの塩辛さとは違いますよね?」
私「鋭い!3番目は塩味を感じます。コレも塩味ありますが、後味に塩を降ったアーモンドのような塩辛さ。同じ塩辛さでも出方感じ方は違いますよね(笑)。」
「牡蠣とアンモナイトの差かな(大爆笑)?」
家内「収穫を遅らせるとハニーさが増し、アーモンドっぽい香りが出てきます。このワインはまさにそれです(笑)。」
「へぇー、遅摘みは最強なんですね(笑)。」
家内「ただし収穫を遅らせても大丈夫な晩熟性の葡萄でないとダメなようです。」
「なるほど!なんでもかんでも遅らせてもダメなんだ(笑)。」
「干し葡萄になったらワイン作れないよね(笑)。」
私「はい。甘口シェリーのペドロヒメネスなんかはそのままでは搾汁出来ないので白ワインを加えてから搾汁します(笑)。」
「マスキューさん!このワイン、ドンナルーチェに似ていませんか?あれはたしかマルヴァジアでしたっけ?」
私「はい!香りの基本構造はよく似ています。最初ブラインド・ティスティングしたときマルヴァジアかと思いました(笑)。」
「ドンナルーチェって生産者の尽力・工夫を感じますが、コレはすべてが自然に感じますよね(笑)。頑張ったら出来ちゃった(笑)。みたいな(笑)。」
「しかし単一品種とは思えないよね(笑)…。」
家内「黄色い水仙の香り…、マルヴァジアに似てますよね(笑)。」
「今日の並びイイですね(笑)。最初赤2本でしたから、そのあと白で大丈夫なのかと思ってましたよ(笑)。いきなりトップギア(笑)。ぶっちぎりですよね(笑)。」
「と言うことは最後の赤2本に期待が(笑)…
。」
私「えへへへ(笑)。」
●キュヴェ・マルゲリット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『サン・セシル』A.O.P. 赤 750ml 3677円税込
「これって以前の試飲会に出ましたっけ?
」
家内「去年の12月の試飲会で、この下の『
ヴィオレット2021年』をお出ししました。その時のサブリミナルでこのワインは並べてました(笑)。」
「あー、『アンちゃんのワイン』ですね(笑)。と言うことはコレは『アンちゃんの兄貴』かな(笑)。」
私「左様でございます。『アンちゃんの兄貴』です(笑)。」
「いかにもフランスに居そうなお兄さんだよね(笑)。」
「この絵の男性は曾祖父?でしたよね。たしかマルゲリットは曾祖母だからお姉さんの絵柄にすべき(笑)!」
変なところで盛り上がりました(笑)。
私「液温がちょっと低いので手で暖めながらお試しください!」
「あ~あ、美しい!」
「透き通っている!雑味がない!」
「葡萄を畑で齧ったような気になる(笑)。」
「うんうん。目を瞑って飲むと畑の光景が浮かぶよ(笑)。」
「この点12月の試飲会の『ヴィオレット2021年』と共通しますが、スタイルはまるで違いますよね(笑)?」
家内「ヴィオレットの方はピノ・ノワール的な作り。ローヌのワインとは思えないスタイルでした。これは完全なローヌ・スタイルかと(笑)。」
私「マルゲリットはグルナッシュ、サンソー、カリニャンの混植・混醸。セパージュはいかにもローヌですが、かなり古い畑のようです。」
「誰がなんと言おうとローヌなんですけど
、これほど完成度が高くてエレガントなものはなかなかないのでは?」
「濃いんだけど濃さを訴求しない?」
「ありがちなパワー満々の主張はしないな(笑)。」
「パワーとエレガンスが両立してる。とても綺麗なんだよね(笑)。」
私「極上の赤ワインかと。」
「うん。たしかに極上(笑)。ある意味頂点
かな。」
「欠点が見当たらない。」
家内「開けたてより、丸一日経つと本領発揮します。」
翌日の土曜日
「ひたすら美味しい!ワインが勝手に喉を通っていく(笑)!」
「ワインに飲まされる感じ(笑)。魔法の水(笑)。」
「コレ何に合わせると良いかな?やはりジビエかな?ウサギじゃワインの邪魔をしそう。う~ん。熊?」
「千葉の道の駅で熊売ってました!熊の手もあったなぁ(笑)。」
「それじゃあキョンは?」
私「試してみたいですね(笑)。」
「何でこんなに安いの?」
私「多分普通だと思います(笑)。基本良心的ではありますが(笑)。」
「桁が違うものはゴロゴロしてますよね(笑)。」
私「こんなことを言ってしまうと怒られますが(笑)、どんなワインも所詮畑に這えてます。ですから10倍も20倍も、ましてや100倍の品質の差があるはずない。とマスキューは勝手に思ってます(笑)。ごめんなさい!」
●バルバレスコ ヴァッレグランデ 2014年 グラッソ・フラテッリ イタリア ピエモンテ 赤 バルバレスコD.O.C.G. 750ml 4242円税込
「このバルバレスコ美味しいんだよね(笑)。何本も飲みましたよ(笑)。」
私「一昨年の10月の試飲会で2012年をお出ししました。ロングランのアイテムです。今回は2014年となります。」
「おっ!この色ですよこの色(笑)。ちょっと枯れ始めてオレンジ色が入ってる。そそられる(笑)!」
「あー、香りが凄い!グラスに注ぐとブワーンと立ち上がる(笑)。」
「プラムやベリー、それも小粒な感じ。若々しい果実そのもののようなフレッシュな香り。」
「枯れてないんだよね(笑)。」
私「注ぐと私にも届きます(笑)。凄い香りの分量です(笑)。2012年より強い気がします。」
家内「私、3年ほど前に2012、2013、2014年を比べたのですが、あの時はまだ2014年を飲むには早くて勿体ない感じでした。ですから、扱いは2012年となりました。今回は満を持して2014年となりました(笑)!」
「まだ若さ、パワーに溢れている。」
私「一度目のピークに入ったところですね。」
「う~ん。バルバレスコってこんなに香りが出るのですね!」
「マスキューさん、このワインってどのくらい持つのですか?」
私「う~ん。難しいですね(笑)。2012年より生命力はちょっと強いような気がします。記憶を辿って同じ10年後を比べると2014年の方が香りが強い気がします。2012年はこれほど香りが強くなかったような気がします。」
「ネッビオーロって良いですよね(笑)。バローロでこのレベルのワインを探してもほぼ入手不能(笑)。高いし、もっと時間がかかる。」
「そうそう、ブルーノ・ジャコーザなんか早く飲めるように作っているけど、ちょっと違うんだよね(笑)。高いし(笑)。」
「クラシックなバローロだとこうなるまでには20年以上かかりそう(笑)。」
「でもさあ、バルバレスコって可哀想だよね。例えば一流のイタリアのレストランで何飲んでも良い!なんてなると、やはりバローロを選んじゃうんだよね(笑)。選択肢に入らない(笑)。自分のお財布で満足するならやはりバルバレスコは大正解かな(笑)。」
私「あー、その話聞きましたよ(笑)!会社の大ご褒美でしたっけ(笑)。」
「えへへ(笑)、海外出張組を上司が激励してくれるとのことでイタリアの高級レストランに集合(笑)。ワイン・リストが革張り表紙の百科事典くらいの大きさ。しかもそれが二冊。何飲んでもいいぞって(笑)。興奮しましたよ(笑)。」
私「そりゃバローロ選んじゃいますよ(笑)。」
「そんな時代があったんですね(笑)!」
そんなこんなでございます。
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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昨日、一昨日とお寒いなかご来店ありがとうございました!
Feb 26, 2024 by weblogland |「あれ、前月の試飲会に出た2004年のエルミータと見た目同じですよね?」
「前月のは2004年のグラン・リゼルバで今日のは…2018年って書いてあるだけだから見分けがつかない(笑)。」
「グラン・リゼルバがグラン・セレクションと紛らわしく違う(笑)。」
私「基本ラベル・デザインは同じですから紛らわしいことこの上ございませんね(笑)。」
家内「表記に間違いはないので、生産者は全く気にしてませんね(笑)。」
「大丈夫!こっちはお値段安いから間違わない(笑)。」
私「まっ、まっ、どうぞお試しください(笑)。」
「あー、美味しい(笑)。シンプルに美味しい。かといってレベルは高い。」
「しっかりしてるし、熟成感もある。」
「この2018年をもっと寝かせると2004年みたくなるのかな?例えば2028年に飲んだら、今2004年飲んだのと同じようになるのですか?」
「まだまだ行けそうだよね(笑)。力がある。」
「2004年と2018年、共通する味わいだよね。」
家内「このワインはグラン・リゼルバの周りの畑のもののようです。最良の区画をグラン・リゼルバにして、それ以外をこのグラン・セレクションにしているようです。」
私「セパージュは同じですから、比べるとさほど違和感はありませんね。」
「うんうん。確かに。でもグラン・リゼルバの方がグラン・セレクションより生命力があるということですよね?」
私「左様かと。まあ、それでもこのグラン・セレクションですら4年の樽熟成期間を経てリリースしていますから、もともとのワイン自体はかなりしっかりしていると思います。」
「飲みやすくなってるけど、もともとの強さは感じるよね。これってガルナッチャ?フランスのグルナッシュのシノニムですよね。」
家内「南フランスのグルナッシュは確かに濃くて強いですが、スペインのガルナッチャはもっと強い。皮がより厚い気がします。」
「ワイン用の葡萄って食べるとどうなんですか?」
家内「ローヌのグルナッシュを食べたときあまりに甘くて生食用の葡萄とは違いました。房も小さく顆粒も小さくまばらですかすか(笑)。とても生物用にはならない
ですね(笑)。皮も柔らかでした。」
「普段飲むには文句なし!いつも食卓にあっても良いね(笑)。」
「マスキューさん!本当に上手くワインを探しますよね(笑)。」
●テアトロ・イタリア『16』イル・ソーニォ ヴィノ・ロッソ・ディタリア N.V. 750ml 1555円税込
「うわっ!濃い紫色。光を通さない(笑)。」
「う~ん。香りも甘く強い。黒糖、チョコレート。香りが重いよね。」
「金時芋(笑)!」
「リコリスの甘さもある。」
「うんうん。味と同じ香り(笑)。香りほど甘くはないかな。」
「店長!プルーンとかチョコレート。完全に南イタリア・テースト(笑)。」
私「開けたてはいかにもアパッシメントした感じですが、時間の経過とともに折り合いが良くなります。」
家内「アルコール分は16%ありますが、それほど感じません。折り合いのつけ方の鍵はタンニンかと。残糖分は1リットル中8グラムほどです。」
私「あとプーリアの品種は割りと酸が残ります。それも上手く利用しています。プーリアのアパッシメントしたネロ・ダーヴォラとプリミィティーヴォにアブルッツォのモンテプルチァーノを加えて、さらにエミリア・ロマーニャのランブルスコを加えてヴェネトのワイナリーで出来上がりのイタリア劇場でございます。」
「なるほどそれでテアトル・イタリアかぁ。ワイナリーはヴェネト。劇場はヴェネトにある(笑)。」
私「オペラ座と言うよりは三吉演芸場に近いかな(大爆笑)。」
「イタリア 特にヴェネトの人は自由にワインを楽しむ気質がありますよね(笑)。『オンブラ』なんてスプリッツァの発祥ですし、飲食文化の発信地です。だから我々が考えつかないこんなワインを作ったのかな(笑)。」
翌日の土曜日
「マスキューさん!これ飲み易い!アルコール分がそんなに高く感じない。」
「そうそう。先行してこのワイン飲みましたが(笑)、初日はアルコール分が強くて家内はダメでしたが、翌日は美味しく飲んでいましたよ(笑)。」
私「昨日より今日の方が飲みやすくなっています。だんだん赤い果実のニュアンスが出てきて宜しいかと(笑)。開けてからどんどん飲みやすい方向に向かって行きます。1週間ほど経ちますと普通の美味しい赤ワインになります(笑)。」
「だからランブルスコを入れたんだな(笑)!」
「えー、そんなにしつこくティスティングするんですか?」
私「はい。基本そのワインの底が見えるまでティスティング 飲み続けます(笑)。」
私「今回の試飲会に先立ってティスティングしていた折なかなか決まらず、開いたサンプルが10本を越した時は、何か違った悪いことをしている気分になりました(笑)。」
家内「仕事とは言え…。食卓の半分がワイン・ボトルに占有されると嫌な気分になります(笑)。」
「マスキューさん!このガブガブ飲める濃さは私向きです(笑)!最近1日のアルコール摂取量がどうのこうのとほざいてますが(笑)、余計なお世話!どうせ後何年かで飲めなくなる高齢者にとっては余計なお世話(笑)。飲めなくなるまで毎日楽しみたい(笑)!」
私「同感でございます。明日どうなるか解らない身としては毎日美味しく楽しみたい!そりゃ気持ち悪くなったり、記憶を無くすほど飲むのはダメですが。そこまで馬鹿でもない(笑)。そんなこと繰り返したらとっくに早死にしてもういなくなってます(笑)。」
「物忘れが良くなった昨今、細かいことを考えてる余裕はない(笑)!」
〇マコン・ペロンヌ・ヴィエイュ・ヴィーニュー2021年 ドメーヌ・デュ・ビシュロン フランス ブルゴーニュ マコネ地区 白 750ml 2545円税込
「店長!このワイン沢山飲みましたよ(笑)。昔は2,000円しなかった(笑)。」
私「マスキューの大定番です(笑)。」
家内「私、実はマコンのシャルドネってあまり好きではありません(言っちゃった)。暖かい産地なので切れが物足りない。やはり切れのあるコート・ド・ボーヌに止めを差します。とは言え高い…、物凄く高い(がっかり)。」
私「でもですね(笑)、この2021年ヴィンテージは酸がありコート・ドールのシャルドネと遜色ありません。特に翌日になると全開となります。」
「えーと、香りは…、白い花、レモン、グレープフルーツ。」
「固く多量なものが潜んでいる…。」
「バターみたい!」
家内「シャルドネらしいバターの香りです。木樽は使いませんからシャルドネ由来の香りです(笑)。」
「あー!このワイン、クリーム系のソースには鉄板(笑)!」
「ちょっと塩辛さがある。塩辛さって必須なんだよね。」
「甘酒に塩を加えると加えないのとでは雲泥の差(笑)。塩辛さがあってこそ甘味が引き立つ。」
私「そーですよね(笑)。甘さを加え続けてもダメですよね。」
「この塩辛さは塩ですか?ワインには塩が入っている(笑)?」
私「どうやらワインにはカリウムがあり、それが他の何かと結合して塩辛くなるようです。特にビオ系のワインによくみられるようです。」
家内「ベースの土壌が石灰岩だとかつては海中。そして石灰質は古代の牡蠣やアンモナイト(甲殻類)。ソムリエの中には
石灰質の差が解るらしい(笑)。これは牡蠣、これはイカ、これは〇〇。」
私「そりゃないだろう(大爆笑)!」
「マスキューさん。確かにマコンらしからぬ締まりがありますよね。あと切れもある。緩くない(笑)。大きさもある。開けていきなりフレンドリーでもないけど(笑)。」
私「マコンのシャルドネってトロピカルなニュアンスがすぐに出てきますが、このワインは翌日になるとトロピカルなニュアンスが出てきます。ティスティングの際の尺度でもあります。今若干のパイナップルの香りがしますが明日にはより増します。」
「マスキューさん!2021年って特別なのですか?」
私「はい。春に遅霜、夏に雹を数回受けて収穫は半分以下。ですから葡萄の量は少ないがとても凝縮したものとなります。そして乾燥した寒暖差のある秋を経験することで旨味の酸味等が増します。私の知る限りでは1991年ヴィンテージに似たような気がします。」
そして翌日土曜日
「これ、美味しい!高そう(笑)。」
「しかも飲みやすい!」
「高級なレストランの味がする(笑)。」
「お高いブルゴーニュの白。村名レベルですな。そう考えると安い。コスパ良い(笑)。」
複数本お買い求めくださるお客様が目立ちました。
「マスキューさん。この白、レストランで頼むようなワインだと思いますが、そのあとのお肉だとダメですよね。あまりワインの量を飲めないとレストランではディス・アドバンテージなのかな。どうしたら良い?」
私「グラス売りしてくださるレストランだと良いですよね。ちゃんとしたレストランならグラス・ワインでもチョイスしてくれるはずです。」
「いっそのことシャンパンは?」
私「大正解でございます。シャンパンだったら最初から最後のデザートまでオッケーです(笑)。私、宴席でシャンパン飲み放題だと、ずーっとシャンパン飲んでます(笑)。意地汚く2本は飲みます(笑)。」
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取り敢えず丸1本飲んでから結論を出す!
Feb 10, 2024 by weblogland |実は某インポーターさんの営業の方が持ち回りしてティスティングさせていただいたものです。
南イタリアやランブルスコを混ぜて作ったネゴシアンの赤ワイン(笑)。本来でしたら絶対に扱わないアイテムです(笑)。2016年ヴィンテージでしかも蝋止め。値段からすると生意気(笑)。
とは言え飲むと、割合に良い。アパッシメントを短期間することでアルコール分は16%なのですが、折り合いも良くこの手のワインに有りがちなSO2の過剰感もない。まあ、ちょっと甘い気もしますがベタつかない。
う~ん。
取り敢えず丸1本飲んでから結論を出す!
ということで1ケース仕入れました(笑)。
「なんで1ケースも取るの?」
一生懸命やってくれる営業さんの顔を立ててあげなければ(笑)。マスキューに合うものを一生懸命探してくれた気持ちに感謝。あと、多分売れるだろうとの確証 勘ですね(笑)。
今晩飲んでみますね(笑)。
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サンプル明日また3本
Feb 09, 2024 by weblogland |明日また3本来るから、未開封は9本かぁ。頑張って減らさなければ!
でもですね(笑)、未開封のものは期待値大ですから楽しみ。その分期待外れだと精神的なダメージ大(笑)。とにかくティスティングしなければ何も進まない。ゴー、ゴー、マスキューなのでございます(笑)。しばらくはこのキャッチ・フレーズで乗りきります!
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やはり期待したものではありませんね
Feb 07, 2024 by weblogland |やはり期待したものではありませんね(笑)。
昨日の晩に飲んだローガンのウィマーラのピノ・ノワールとメルロー。カタログを見るとローガンの核心オレンジ地区のワインは最上級銘柄の物となっておりました(笑)。昨今の諸般の事情を考慮すれば致し方ないところですね。間抜けに期待値を上げた私が馬鹿でした。ゴメンナサイ。こうなったら最上級銘柄のものを試したくなりました。いくらマスキューがケチと言っても最上級銘柄のワインは3,000円以下ですから、ここで怯む訳には行きません(笑)。
ゴー、ゴー、マスキューでございます(笑)。
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試飲会の続きです(笑)。
Jan 31, 2024 by weblogland |やはり皆さんさすがでございます。
通例仕入れる時は安い価格帯の数を優先します。売り切れると怒られますので(笑)。まあ、基本ですね(笑)。あと限定品は少し高くともちょっと余裕を見て仕入れます。いずれにせよ試飲会当日に売り切れること無いように気をつけます。でもですね、今回最後の2本を併せて購入されるお客様が目立ちました。思わぬ展開でした。
●グリニャン・レ・ザデマール キュヴェ『エミリアーヌ』2018年 ドメーヌ・サン・リュック 赤 フランス ローヌ グリニャン・レ・ザデマールA.C. 750ml 2168円税込み
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年 赤 スペイン カンポ・デ・ボルハD.O. 750ml 2828円税込み
特にグリニャン・レ・ザデマール キュヴェ『エミリアーヌ』2018年は皆さんが見逃してくれず(笑)、あれよあれよと言うちに完売。急いで再発注。
インポーターさんの在庫も僅かと知り、月替わりに再再度入荷する予定です。ギリギリ、セーフ!
取り敢えずホッとしたところでございます(笑)。
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桝久 試飲会リポート 後半
Jan 29, 2024 by weblogland |●ラ・ヴィ カベルネ・ソーヴィニヨン 2019年 ドメニイレ・サハテニ I.G.デアル・マーレ・ムンテニア 750ml 1602円税込み
「カベルネ・ソーヴィニヨンも作ってるんですね(笑)。どれどれ(笑)。」
「あれ?これ本当にカベルネ・ソーヴィニヨンですかぁ(笑)?」
「うんうん。少なくても濃いカベルネではないよね(笑)。」
「タンニンは渋くない(笑)。」
「かといって丸っきりタンニンが無い訳でもない(笑)。」
「とても鮮烈でフレッシュ。しっかり酸は感じる。」
「香りにカベルネらしい青さは感じる。セロリやパセリかな。カベルネの松脂みたいな感じではない。」
私「ペパーミントではありませんね。あと果実のニュアンスはカシスではなくブラック・チェリーですよね(笑)。」
「生き生きとしてる。でも経験したことがない(笑)。」
「タンニンは薄目だけど、ワイン自体はしっかりしてる。強いくらいだよ(笑)。」
家内「時間が経つとどんどん美味しくなります(笑)。1週間経っても美味しいですよ(笑)。」
「マスキューさん!このワイン、発酵期間が短いからこうなったんですよね(笑)?」
私「はい。ボルドーだと通例4週間ほど醸しますが、これは1週間ほどらしいです。少なくとも果皮とは1週間で分離しているようです。プレスも柔らかでゆっくりしていると思います。果汁にストレスがなく、そのため雑味がありません。」
「だからとてもピュアに感じるんですね(笑)。」
「マスキューさん、このワインフレッシュ&フルーティーですけど長くは持たないですか?」
私「早く飲めるような印象ですが、ヴィンテージは2019年です。」
「えー!2019年なんですか!驚いた(笑)。
」
「もっと若い2021年か2022年かと思いましたよ(笑)。」
「羊の皮を被った狼(笑)?でも狼みたいな野性味は無いんだよね(笑)。」
家内「アルコール分は14%あります。10月になるまで収穫をしっかり待っています(笑)
。」
「えー!アルコール分14%もあるんですかぁ!驚いたなぁ。でもそんなにアルコール感が無いですよね。」
「マスキューさん曰くの『折り合いが良い』からですか(笑)?」
私「左様かと。ボルドーやボルゲリのような多量のタンニンと折り合いをつけるのではなく、酸と完熟したほどほどのタンニンと、14%のアルコール分とで折り合いがついている。としか言えません(笑)。」
「たしかにワインとしてスタイルが出来上がっていますね(笑)。設計図からして違うんだね。」
「しかしアルコール分が1度2度違うだけでワインのスタイルは変わりますよね。特に最近の温暖化で高いアルコール分と高濃度のタンニンっていうセットになってますよね(笑)。」
「意外(笑)。ワイン作りのアプローチの違いは意識そのものの違いかな(笑)。」
「このワイン、白と同様に旨味がたっぷりですよね(笑)。赤も白ワインのような旨味を感じます。」
「ともに鰹物チック(大爆笑)。」
私「この赤飲みながら鰹やマグロの赤身食べたら美味しいですよ(笑)!」
「漬けも良し(笑)!」
私「先程の山形の大吟醸の酒粕を利用出来ますね(笑)。」
●グリニャン・レ・ザデマール キュヴェ『エミリアーヌ』2018年 ドメーヌ・サン・リュック 赤 フランス ローヌ グリニャン・レ・ザデマールA.C. 750ml 2168円税込み
「あれ?似たようなワイン扱ってますよね
?」
私「はい。ドメーヌ・サン・リュックのスタンダード・キュヴェ『トラディション』です。これはその上のキュヴェです
。」
「あ~、あれね(笑)。1700円くらいだけどフル・ボディーのしっかりした赤ワインですよね(笑)。あれの上となると期待出来そう(笑)。」
家内「基本作りや畑は同じですが、一番良いパーセルのものだけで作っています。
」
私「まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「あ~あ!トリュフの香り!」
私「えへへ(笑)。」
「香りからして凝縮してる(笑)。ただ者じゃない!」
「旨い!」
「トリュフ、ベーコン、オレンジ、ベリー…。あ~、複雑!」
「織り成すような香り…。」
私「さすがWさん!壮麗ですよね(笑)。タンニンも折り重なるよう。壮麗なワインです。」
「高級ワインと言っても遜色ありませんな(笑)。」
「舌触りがネットリ(笑)。柔らかで深い。言葉を失う…、。」
「このワインは樽熟成してるのですか?」
家内「コンクリート・タンクで丸二年熟成してます。『トラディション』は一年熟成かな。」
「木樽熟成していると思いましたよ(笑)。ベーコンの香りって木樽由来だと思ってました。」
私「濃く凝縮したシラーによく見受けます。」
「コンクリート・タンクって一般的ではないですよね?」
家内「はい。ローヌだと伝統的によく使われます。ワインのキャラクターが素直に出て好ましいと思います。」
「何故ですか?」
私「コンクリートは多孔質で熟成に向いているのと、アルカリ性ですからバクテリア等の活動を抑えます。」
「マスキューさん!畑で葡萄を齧ったような味わいですね(笑)。」
家内「はい!このアペラシオンを代表するワインだと思います。とても自然で無理がありません。」
「とても自然で美味しい。自然派…、ビオ系なんだろうな。しかも完成度がとても高い(笑)。」
「味や香りがビオ、ビオしてないのが良い(笑)。ビオ臭しない。」
家内「ビオ系の認証は取っていません。どうやら期するところがあるようです。」
「ローヌ・ヴィラージュを代表するレベル。つまらないパフ飲むより数倍美味しい(笑)。」
「このレベルのパフだったら買える値段じゃないよね(笑)。」
「マスキューさん!先月のブレイズや今回のこのワインやら、ローヌづいてますね(笑)。しかも美味しくてコスパに秀でてる(笑)。」
家内「えへへ(笑)。ありがとうございます!私にとってどちらもホームランです(笑)。」
「今時のローヌにあってこんなお買い得なワインがあるとは!絶句しましたよ(笑)。」
私「このエリアはかつてコトー・デュ・トリカスタンと呼ばれコート・デュ・ローヌの優良産地として珍重されましたが、近隣の原発事故の風評被害のため名前をグリニャン・レ・ザデマールに変更を余儀なくされました。生産者数も10件以下となってしまいました。風評被害を克服するには味わいとコスト・パフォーマンスを高めるしかない。そんな気概を感じます。」
「あー!そうなんですか…。日本の、会津産はオッケーでも福島産はダメなんて言われるのと同じなんですね。理不尽な話ですよね。」
私・家内「トリチウムの入った水はダメだ!なんていう理不尽にも近いのです。」
「よし!協力しましょう(笑)!沢山飲むぞ(笑)!」
私「ありがとうございます!」
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年 赤 スペイン カンポ・デ・ボルハD.O. 750ml 2828円税込み
「マスキューさん、このワインナリーのワイン扱い長いですよね(笑)。」
家内「エルミタは熟成期間が長いグラン・レゼルバと短いものの二種類あります。」
私「1990年頃から日本に輸入されてから常にマスキューの定番です(笑)。」
「2004年ですかぁ。ほぼ20年(笑)。」
「あ~!美味しい!」
「ひたすら美しい(笑)!」
「液体がいとおしくなる(笑)。」
「果実味はプラム系…、とても明瞭で角がない。」
「色は古くさくはないけど、削ぎ落ちてるよね(笑)。」
「香りが強くて綺麗(笑)。しっかりしてるけど、まろやか(笑)。」
「余韻が素晴らしい!いつまでも浸っていたくなる(笑)。」
「このシリーズは何時飲んでも美味しい(笑)。毎回こうですか(笑)?」
家内「基本長期熟成可能なワインしかリリースしませんから、ヴィンテージによるばらつきはあまりありません(笑)。でも差異はちゃんとあります(笑)。」
私「2004年は特に良いかと(笑)。」
「たしかに美味しいし、文句のないワインですよね。」
私「エルミタは作柄によって熟成のパターンを変えるようです。ワインの力により変えてますね。」
「例えば…?」
私「2004年はバリックで60ヶ月熟成させます。まあ、新樽比率は50%ですが。普通はバリックの後に大樽に移したりします。」
「だって、ボルドー・ワインだって一年やそこらですよね?」
私「はい。ラツールやムートンは新樽比率は100%ですが二年以内です。そうするとこのワインのもともとの強さが想像出来るかと(笑)。」
家内「樽熟成のあと13年瓶熟成します。」
「澱無いですよね?」
私「5年の樽熟成期間でだいぶ落ちているのかと。」
「プリムールなんて無いんだ(笑)。そんなに時間をかけるんですね。驚き(笑)。」
「時間を惜しまないのは凄い!すぐ飲めて凄く美味しいものに流れる昨今、貴重だよね。」
「最近のスペインワインってニューワールドのワインみたいなの多いよね(笑)。」
「あとインポーターさんが値切るようなことしないんだろうな(笑)。」
私「左様かと。しかも、出荷前に点検・補酒してリコルクしてから出荷しています。コルクご覧ください(笑)。」
「あー!新品のコルクだぁ!」
「本当に手間隙かけているんですね。この値段じゃ悪いな(笑)。」
私「あと瓶詰め後10年ほどするとSO2も検出されなくなるようです。それ故独特の旨さになるとしか言いようがありません。」
「へぇーSO2が無くなるのですか?」
私「無くなるのは理解出来ませんが、おそらく微細な澱タンニンや色素にくっついて瓶底に沈殿し検出されないのでは?勝手な私の憶測ですが(笑)。」
家内「科学的な知見の無い人間が科学を語ってはイケマセン!(ピシャリ)」
「このワイン、何を食べながら飲んだら良いのか?途方に暮れますよ(笑)。」
「これだけで充分だし、これだけに浸りたい(笑)。」
「チーズ…、ハードタイプの熟成したもの、乳脂肪分の高いトリプルクリームのタイプ。」
私「レーズンバターは安直かな(笑)?」
「六花亭のマルセイ・バターサンド!」
「なるほど、そう来ましたか(笑)!私は手に入りやすい横浜『かおり』のレーズンバターサンドで手を打つか(笑)。」
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ドンナルーチェ2022年のティスティングの始まり、始まり(笑)!
Jan 20, 2024 by weblogland |1月10日(初日)
私「今日Kさんが来られるから、仕事初めのティスティングしていただきましょうか(笑)!」
家内「あんまりサンプルないんだよね。何がイイかな?」
私「ドンナルーチェ2022年!」
家内「年明けに入荷したドンナルーチェは2022年に変わっていたからちょうど良いね(笑)。」
私「(抜栓しながら)相変わらず瓶は立派(笑)。重い(笑)。マグナム・ボトルの重さ(笑)。」
Kさん「おっ!注ぐのも困難なくらい重いですな(笑)。」
家内「あれ?いつもと香りがちょっと違う?ヴェルモットっぽい。」
私「エスエル香に乗って…、オレンジっぽさも強い。普段はすぐにオレンジっぽさは出ないんだけど?」
家内「香りにいつもの圧倒的な密度感がない。逆にあれ辛いんだよね(笑)。」
私「樽のニュアンスも感じない。と言うことは強さはあるのかな。」
Kさん「ハーブ…、イタリアン・ハーブ。たしかにいつもと違うよね。」
家内「オレンジ入りのティルクルみたい(笑)。」
Kさん「ティルクル?何ですか?」
家内「ヤクルトみたいな乳酸飲料です。あまり甘くないんです。」
私「へぇー、そうなんだ。」
家内「毎日飲んでるでしょ!」
私「ごめんごめん。ボケてるもので…。年始の大ボケと言うことでお許しを(笑)。」
Kさん「飲むと爽やか。いつもと違う(笑)。とてもフレンドリーで飲みやすい。天上天下唯我独尊のドンナルーチェではない!」
Kさん「あの圧倒的なリンゴ酸が影を潜めている。」
家内「フラスカーティ寄りのスタイルだよね。エポスに似てるかな。」
Kさん「和食でも行けそう(笑)。」
私「ハニーさもいつもと比べると大人しい
。アルコール分はいつも通りの13%だから天候の性かな?」
Kさん「目標の糖度に達しても酸が追いつかない?」
Kさん・私・家内「何でだろう?いつもと違う。」
家内「セパージュが変わったのかな?作り方を変えたのか?」
Kさん「気候にイレギュラーが生じたのか?」
私「何かの事情で違う畑の葡萄を入れたのかな?」
思わぬ展開のドンナルーチェ2022年ティスティングとなりました(笑)。さらにさらに続きます(笑)。
1月11日(翌日)
ちょっと液体が濃くなったよう。基本香りは変わらないですね。ハニーさも増したかな。ドンナルーチェらしいピールのような苦味が出ている。
家内「ちょっと苦く感じるんだよね。」
私「樽の影響かな?酸にしては苦味が強すぎる。遅摘みしたときのアーモンドにしてもちょっと強いかな?」
私「このヴィンテージのドンナルーチェ、マロラクティック発酵してる?」
家内「昨日とても乳酸のニュアンス強かったし、リンゴ酸がいつもより少ないよね。」
私「うんうん。マロラクティック・コントロールを控えたのかな?」
家内「あと、カタログでは木樽も使ってないみたいだね。でも飲んだ印象だと樽使ってるよね(笑)。そう感じるのは液体の薄さだと思うよ。」
1月12日(3日目)
私「香りはしっかりオレンジ。リンゴっぽさはない。やはりマロラクティック発酵はしてるね?調べるとどうも木樽は使ってないようだね。」
家内「そうすると苦味は酸?いや、絶対樽だよ。」
私「アルコール分との折り合いが悪いんだよね。」
家内「やはりフラスカーティ寄りの作りなのかな?」
私「木樽熟成とマロラクティック・コントロールをしないと添加するSO2の量を減らせる。最近は特にSO2の添加量を低くするトレンドだから、その方向へ舵を切ったのかな?」
1月13日(4日目)
とても透明感のある上品なオレンジ。やはりマルヴァジアの香りはオレンジなんだと実感。とはいえいつものドンナルーチェの圧倒的な味わいとはちょっと違いますね(笑)。作りが変わったのだと妙に納得。
一応インポーターさんには問い合わせているから、休み明けの月曜日には解るかな?
1月14日(5日目)
う~ん。
なんか落ち着いた感。
いつものギラギラ感は無いのかな(笑)?
そうだ!明日インポーターさんに分析表も見せて貰おう。見せてくれるかなぁ(笑)?
1月15日(6日目)
さらに落ち着いた感。もう伸びないのかな?
1月16日(7日目)
う~ん。味わいの広がりが少し足りないかな。いつもの尽きないパワーのドンナルーチェとは趣が違います。あっさり飲めるような感じ?ドンナルーチェ・マニアからすると物足りない。やはり作り方、アプローチが違う別ジャンルなのかな。
1月17日(8日目)
インポーターさんから分析表が届きました!どれどれSO2の量は…。う~ん。いつも通りですね。そうすると作りは変わっていないのかな?」
インポーターさん「マスキューさん、分析表届きましたか?」
私「ありがとうございました。見てみるといつも通りでした。でも味わいの印象はいつもと明らかに違う?」
インポーターさん「まだ輸入してから日にちが浅いのです。それが原因でワインがまだ落ちついていないのかもしれません。」
私「飲んでみた(笑)?」
インポーターさん「我々もまだ飲んでません。マスキューさんに言われバック・ヴィンテージを取り寄せて2022年と比較ティスティングすることになりました。」
私「リンゴ酸がいつもより少ないのと、ドンナルーチェのベースの香りオレンジが現れるのがいつもより早く感じます。何が原因なのですかね?天候?収穫が遅くなったためかな?そのためいつも以上に減酸したのかな?それとも収穫期に雨降ったのかな?」
インポーターさん「夏場が暑すぎたようです。そのため収穫量も減ったとか。ポッジョ・レ・ボルピはあまり詳しいことは教えてくれないんです(笑)。」
1月19日(10日目)
私「まだワインとしても飲めるから悪いワインではないのだけど、平板になっている。いつものドンナルーチェとは違うね。」
家内「酸が足りない。」
私「ドンナルーチェは葡萄の糖度がアルコール13%に達した時に収穫するんだけど、その時点で酸が足りていなかった。2022年はかなり暑かったようで葡萄の生育がスタックしたから、完熟時に酸が追いつかなかったのかな。だからいつもと違う折り合い 違う味わいになったような気がする。」
私「実はコルクにDIAM5を使っているんだよね。本来のドンナルーチェならば5年程度で収まるワインではないんだよね。」
家内「うんうん。ということはポッジョ・レ・ボルピも承知なんだね。」
私「多分ね。」
家内「まあ、基本ワインって農産物だから天候に左右される。このヴィンテージだけを飲んで先々を判断出来ないけど…。」
私「このドンナルーチェ2022年の我々のティスティング結果を公表するのはちょっと勇気がいるよね。でも、ドンナルーチェを売るならばお知らせするのはマスキューの使命。これも愛するドンナルーチェの為!」
家内「ドンナルーチェの販売を続けるためにも必要だよね。」
1月20日(11日目)
今日はティスティングにKさんが来てくださいました(笑)。
Kさん「実はセラーに保存してあったドンナルーチェ2015年を持ってきました。先週の土曜日1月10日に開けてからちびちび
飲んでます(笑)。2022年と比べてどうかな?」
私「さすが!2022年を開けた日にもう比較していたとは!それにしてもよく持っておられました!」
Kさん「1月10日にマスキューさんで2022年をティスティングして実際にかつてのドンナルーチェとどう違うか気になったものでね(笑)。毎年バック・ヴィンテージを飲んでいるもので(笑)。」
私・家内「えー!まだ他にもあるんですかぁ!」
Kさん「2015年どうですか?」
私「う~ん。ドンナルーチェです。美味しい!ふくよかでしっとり揺らがない。天上天下唯我独尊!」
家内「砂糖漬けの甘夏とオレンジ…。まだまだ行けますよ(笑)!」
私「マルヴァジアの魔術師!」
Kさん「2022年も確かにドンナルーチェのスタイルにはなってます。輸入したてだからワインがまだ暴れていたのかな?でも深みが違うかな?」
家内「2022年も苦味がなくなり良くはなっているけれど、2015年と比べると小ぶりですね。」
私「2022年は開けたてのイメージから大部ドンナルーチェらしくはなってます。でも伸び代の点で2015年の方が上回っている。2015年はまだまだ先を予感します。スパンの違いを感じます。」
家内「2015年のコルク、とても良いものを使ってますね(笑)。」
私「ぜんぜんへたれていない!」
Kさん「かつてのドンナルーチェのスパンと私のスパンがシンクロすれば良いのですが(大爆笑)。」
※ドンナルーチェ・マニアの方はマスキューのブログで『ドンナルーチェ2015年』を検索してみてください。思い出します(笑)。
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マスキューが愛するイタリア・ラツィオのポッジョ・・レ・ヴォルピ
Jan 12, 2024 by weblogland |1月10日(初日)
私「今日Kさんが来られるから、仕事初めのティスティングしていただきましょうか(笑)!」
家内「あんまりサンプルないんだよね。何がイイかな?」
私「ドンナルーチェ2022年!」
家内「年明けに入荷したドンナルーチェは2022年に変わっていたからちょうど良いね(笑)。」
私「(抜栓しながら)相変わらず瓶は立派(笑)。重い(笑)。マグナム・ボトルの重さ(笑)。」
Kさん「おっ!注ぐのも困難なくらい重いですな(笑)。」
家内「あれ?いつもと香りがちょっと違う?ヴェルモットっぽい。」
私「エスエル香に乗って…、オレンジっぽさも強い。普段はすぐにオレンジっぽさは出ないんだけど?」
家内「香りにいつもの圧倒的な密度感がない。逆にあれ辛いんだよね(笑)。」
私「樽のニュアンスも感じない。と言うことは強さはあるのかな。」
Kさん「ハーブ…、イタリアン・ハーブ。たしかにいつもと違うよね。」
家内「オレンジ入りのティルクルみたい(笑)。」
Kさん「ティルクル?何ですか?」
家内「ヤクルトみたいな乳酸飲料です。あまり甘くないんです。」
私「へぇー、そうなんだ。」
家内「毎日飲んでるでしょ!」
私「ごめんごめん。ボケてるもので…。年始の大ボケと言うことでお許しを(笑)。」
Kさん「飲むと爽やか。いつもと違う(笑)。とてもフレンドリーで飲みやすい。天上天下唯我独尊のドンナルーチェではない!」
Kさん「あの圧倒的なリンゴ酸が影を潜めている。」
家内「フラスカーティ寄りのスタイルだよね。エポスに似てるかな。」
Kさん「和食でも行けそう(笑)。」
私「ハニーさもいつもと比べると大人しい
。アルコール分はいつも通りの13%だから天候の性かな?」
Kさん「目標の糖度に達しても酸が追いつかない?」
Kさん・私・家内「何でだろう?いつもと違う。」
家内「セパージュが変わったのかな?作り方を変えたのか?」
Kさん「気候にイレギュラーが生じたのか?」
私「何かの事情で違う畑の葡萄を入れたのかな?」
思わぬ展開のドンナルーチェ2022年ティスティングとなりました(笑)。さらにさらに続きます(笑)。
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これこそヴィーノ・ノビレなんでしょうね(笑)。
Dec 27, 2023 by weblogland |試飲会が終わって丸4日、今日最後にお出しした2アイテムを再確認(笑)。土曜日に開けた2本目が残っていました。ラッキー(笑)!
●キュヴェ・ヴィオレット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌA.O.P. 赤 750ml 3300円税込み
●ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ 2014年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C.G. 750ml 3,980円税込み
まずはヴィオレット、香りがさらに明瞭になってます。ストロベリーのニュアンスがはっきり。とはいえ他のベリー系もしっかり。香りの強さ、バランスの良さ、すべてが高次元(笑)。グレート・ワインだと確信。しかもローヌらしからぬスタイル(笑)。こんなワインがあるのだとキック・インサイド(笑)。
そしてヴィーノ・ノビレ2014年は相変わらず美しい、しかも時間の経過をものともしない強さ。堂々としてしかも光輝く。
さすが!
ヴィーノ・ノビレ!
この状態が長く続くことに驚きでございます(笑)。これこそヴィーノ・ノビレなんでしょうね(笑)。
う~ん。
感激です(笑)。
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今回の試飲会のサブリミナル
Dec 26, 2023 by weblogland |今回の試飲会のサブリミナルは
●キュヴェ・マルゲリット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『サン・セシル』A.O.P. 赤 750ml 3,677円税込み
◎『キュヴェ・デ・ボトレ』 ブリュット グラン・クリュ シャンパーニュ 白 コート・デ・ブラン 750ml 6034円税込み
でもですね(笑)、サブリミナルを置いている棚の一番下に並んでいる 常にサブリミナルになっている(笑)、愛するドンナルーチェが一番人気のサブリミナルになってしまいました(笑)。マスキューのご常連の方は皆さんドンナルーチェをご存知。華やいだ味わいは新年に相応しい!もちろん私もそう認識していますが、抜かりました(笑)。まさか完売するとは!
もう年内の再入荷はありませんから、年明けそうそうに発注いたします。
それからもう1アイテム常にサブリミナルのバルバレスコ『ヴァッレグランデ』2012年は2014年にヴィンテージ変更となりました。
そんなこんなでございました(笑)。
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桝久 試飲会リポート 後半
Dec 25, 2023 by weblogland |南フランス 白 750ml 2,042円税込み
家内「この白はパフの対岸リラックの辺りのものです。ルーサンヌ、マルサンヌ、ヴィオニエそれぞれ1/3ずつの割合ですが、混植・混醸で作られています。」
「う~ん。もったりしてないけど濃厚。綺麗だよね(笑)。」
「とてもフルーティー(笑)。」
「そうそう、フルーティーで飲みやすい。充実してる(笑)。」
「桃っぽい(笑)。」
「甘くないんだけど甘い(笑)。辛口なんだよね。」
「桃も白桃かな?」
「ポワレっぽさもある。」
「前の白と比べると凝縮感が違う。コストの差かな(笑)。」
私「基本香りはヴィオニエですね(笑)。桃とかネクタリンみたいな甘い香り(笑)。高貴なヴィオニエはさらにメロンっぽさが増します(笑)。」
「ヴィオニエ好きなんだけど単体だと下品でぶっきらぼうになり勝ちなんですよね(笑)。コレ凄くバランスが良い(笑)!」
「マルサンヌ、ルーサンヌ、ヴィオニエって収穫期が同じなんですか?」
家内「ヴィオニエはちょっと遅いはずですよね。」
「そうするとこの畑ならではなのかな?」
「たしかに、過熟した感じはしないけど…、逆にそれが幸いしてるのかな?バランスが良い(笑)。」
「後味もとても綺麗で長い。ちょっとうっとり(笑)。」
「アルコール分はいかほどですか?」
家内「え~と、13%です。無理に上げていませんね(笑)。その上折り合いが良い。」
「ローヌのワインってアルコール分が高く力ずくのイメージがあるけど(笑)、この白は案配が良いですよね。ふっくら豊かだけど、強すぎない(笑)。」
「桃の香りが液体から出てくる(笑)。あとハーブのニュアンス。タイムとかオレガノ…。細く尖った葉っぱの香り。」
「そうそう。畑の周りにそんなハーブが這えていて、とても明るい(笑)。眩しいくらい明るい光景が目に浮かぶ(笑)。」
「ちょっと土のニュアンスもあるから、すごぼうやごぼう天なんか合いそう(笑)。旨味の甘味があるから、お正月の伊達巻、栗きんとん、ひょっとしたら数の子も合うかも(笑)?」
「花とか草のニュアンスも良いアクセント(笑)!」
私「時節柄、鶏の丸焼きにたっぷりハーブをまぶしたもの!鉄板でしょ(笑)!」
「マスキューさん!このワイン、ラベルにビオディナミって書いてます。でも若干の土臭さはあるけどビオ臭は全くしませんよ(笑)。」
「へぇー、ビオなんだ!個性的なんだけど変な癖がない。しかもとても自然だし気がつかなかった(笑)。」
私「このワインはきっと葡萄自体の力で成り立っているのでしょうね。そういえば最初3,000円くらいで売る価格設定でした
。それだとマスキューだと高級過ぎるのでパス(笑)。その後インポーターさんが輸入を止めるので特別価格でいただけました。ごめんなさい!」
※コスパも良くお手頃価格でしたので、試飲会のトップセラーとなりました。さすがマスキューのお客様はお目が高い!
●キュヴェ・ヴィオレット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌA.O.P. 赤 750ml 3300円税込み
私「このワインもローヌです。パフの北ケランヌ近郊のサン・セシル村に居を構えています。小規模な果樹園的な農家のようです。」
「うわっ!香りが尋常ではありませんな(笑)。」
「うんうん。尋常ならざる香り。物凄い!」
「葡萄をそのまま齧ったようなフルーティーな味わい!良いなぁ(笑)。」
「香りにも旨味を感じますよ(笑)。」
「ベリー…、スミレ あー、だからキュヴェ・ヴィオレット(笑)?」
「スミレ?」
私「クリュ・ボジョレーに顕著な香りですね(笑)。」
「解ったぁ(笑)!」
「店長!果実味が黒くないですね(笑)。赤さがある…、ちょっとスモモっぽい酸っぱさもある。」
家内「正確な割合は解らないのですが、セパージュはグルナッシュ、サンソー、カリニャンで混植・混醸のようです。赤い果実のニュアンスはサンソーやカリニャン由来だと思います。翌日になるともっと明瞭になります(笑)。」
「タンニンと旨味の量が圧巻(笑)。渦巻いている。」
「でも、そのわりに飲みやすい。スイスイ行ける(笑)。我々だけかな(笑)。」
「このワイン、ブラインドで飲んだらローヌとは思わないよね(笑)。ミネルバ辺り…
レイモン・ジュリアンにも似てるかな(笑)。」
「シナモンみたいなニュアンスもあるね。」
「カカオ80%以上のチョコレート食べながら飲んだら美味しいはず(笑)!カカオの酸味とこのワインの酸味が絶対にシンクロしますよ(笑)!」
「火の通らない赤身の肉に合いそうですよね(笑)。大間の本マグロ!オリーブオイルに黒胡椒で合わせる!」
家内「旨味たっぷりの赤身肉ですよね(笑)。」
私「閃きました!馬刺し!もちろんオリーブオイルに黒胡椒(笑)!」
「飲み口は軽いんですけど、これってフル・ボディーなんですか?」
私「スティルス性のフル・ボディーかと(笑)。」
「私この手の香り大好き(笑)!ザコルのランデブーと共通してる(笑)!」
「深くて巨大。でも飲みやすい(笑)。不思議だけど凄く良いワイン(笑)。」
「マスキューさん!タンニンの量は多量ですが、なんで渋くないのですか?」
私「醸しの期間がいわゆるコート・デュ・ローヌより短い。そしてプレスを緩く時間をかけてゆっくりしてますね。とても丁寧に作っています(笑)。」
家内「女性醸造家らしい細やかなワイン作りを感じます(笑)。彼女畑で無農薬栽培した葡萄を食べた時、あまりに美味しくて号泣したそうです(笑)。」
私「余計なことをしないいわゆるビオ ヴァン・メソッド・ナチュールの認証もとっています。」
「全然ビオ臭しない!凄い!」
私「そーなんです。いわゆるビオの到達点だと思います。かなり凄い!ワインの力だけで達成しています。」
「マスキューさん!ラベルに描いてある男性がひいひいおじいちゃんなんですか?」
私「ただの不良のアンチャンみたいですよね(大爆発)。」
家内「手に持っている鍵は『我々の人生の扉を開けてくれた。』との意味があるそうです。」
「ただのアンチャンじゃないのね(大爆笑)。」
●ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ 2014年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C.G. 750ml 3,980円税込み
「モンテプルチアーノって名前がつくワイン沢山あって訳が解らない(笑)。」
私「そーなんです。ややこしい(笑)。これはトスカーナの『モンテプルチアーノ村の高貴な赤ワインでございます(笑)。』似たような呼び名のモンテプルチアーノ・ダブルッツォはアプルッツォ州のモンテプルチアーノ種を使った赤ワインとなります。こちらのモンテプルチアーノは葡萄品種となります(笑)。いつまでたっても忘れてしまいます(笑)。」
「飲む前から、もうコレがおいちいのは解ってるんだよね(笑)。」
「2013年のメイクも美味しかったんだよね(笑)。これは2014年ですね(笑)。どれどれ…。」
「あー、おいちい(笑)!期待通りのおいちさ(笑)!」
「熟成したイタリア・ワインって良いなぁ(笑)。余韻があまりに綺麗でいとおしくなっちゃう(笑)。」
「ひとつ前のヴィオレットは葡萄そのままのフレッシュな旨味、そしてこれは熟成した旨味。マスキューさんの策略だぁ(笑)。」
私「えへへ(笑)。」
私「インポーターさんの試飲会でこんなの出たら、思わずゴックンしちゃいます(笑)。最大の誉め言葉です(笑)。スラバシイのです(笑)。」
「色も熟成を予感させてる(笑)。」
「熟成といっても古い訳じゃない。10年くらい経ってようやく本来の美味しさに到達した感(笑)。」
「まだまだ行けるんだろうな。」
家内「この状態が長く続くはず。」
私「そしていつかいきなり古酒に変身するかと(笑)。」
「酸が舌の上に転がるよう(笑)。甘い旨味に酸が変貌した感じ(笑)。」
「ストラクチャーはしっかりしてるんだけど、エレガント。エレガントに尽きる!」
「樽の使い方が良いですよね。」
家内「スラヴォニア・オークの大樽を使ってますね。伝統的なスタイルです(笑)。」
「そーなんだよね。バリック使われちゃうと困るんだよね(笑)。」
「ブルネッロと同じサンジョヴェーゼとは思えないよね(笑)。」
家内「正確にはサンジョヴェーゼの亜種で
『プルニョーロ・ジェンティーレ』でもブルネッロとは違うとしか思えませんよね(笑)。」
「齢を重ねたワインって良いですよね(笑)。私もこうありたい(笑)。」
私「同感です!でもどんどん世知辛くなる昨今こうはなれないかな(笑)。」
家内「いつの間にかマイナンバー・カードが必須になるし。」
私「そーなんだよね。お前の都合を押し付けるな!なんですよね(笑)。」
「そう。最先端に追い付く必要なんて無いもんね(笑)。大きなお世話です(笑)。」
家内「カードじゃなくてマイナンバーが肝なはずなんだけどね。」
私・家内「へそ曲がりのマスキューは夫婦で絶対にマイナンバー・カードを作らない決意でございます(笑)。」
前期高齢者と後期高齢者の意思は硬い。追い付く気がないだけかな(笑)。
一年間どうもありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
※年末は30日まで営業しております。年始は4日より営業いたします。
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桝久 試飲会リポート 前半
Dec 24, 2023 by weblogland |昨日、一昨日とお寒いなかご来店ありがとうございました!
◎ネクター・ダブリコ 2023年 フィディーヌ・フルーツ社 フランス ローヌ アプリコット・ジュース 1000ml 1,805円税込み
「うわっ!杏子(笑)。まんまの美味しさ(笑)。」
「元気出るね(笑)。」
「ジュースと言うよりはペーストに近い(笑)。」
家内「700gほどのアプリコットを果肉だけにして、同濃度の砂糖水を加えて1リットルのジュースにしたものです。加熱殺菌はしておりますが酸化防止剤等の添加物は一切入っておりません。」
「我々のジュースだよね感覚からは程遠い
(笑)。渇きを癒すというよりはエネルギー・チャージする感覚だよね(笑)。」
「そうそう、ヨーロッパのホテル停まると翌朝の朝食で様々なジュースが出るけど、どれも搾りたて(笑)。」
「そうそう。濃縮還元じゃないからね(笑)。」
「濃縮還元だと様々な物を加えて成分調整や酸化防止をしなくちゃいけないから、別物だよね。」
私「バイキング行って汗をかいたあとに飲む自販機で売ってるグレープフルーツ・ジュースは美味しくて好きですが(笑)、それはそれ。逆にこんな濃厚なアプリコット・ジュースだったらグビグビ飲めない(笑)。」
「デフォルメした味ではないですからとても自然。」
家内「これだったらお子さまやお年寄りにも無理なく飲んでいただけます(笑)。」
「うちの子供に毎日飲ませるには勿体ない
(笑)!」
家内「食欲が落ちたお年寄りにも好評です。根強いお年寄りのファンがおられますので、不作の年は困ります。」
「マスキューさん!コレ、賞味期間が長いですよね?」
「ラベルには開けたら早く召し上がるように書いてますが、2026年7月までが賞味期間ですね。食品衛生法の規定・運用が変わったのかな?収穫から3年ほどになるのかな。」
家内「ジュ・ド・レザン2023年は2025年12月だから丸2年ですね。実際は何年も熟成しますけど…。」
「酸化防止剤などが入ってなくても大丈夫なんですね(笑)。」
私「経験的に…、まあ、ワインも同様なのですが。しっかり凝縮された果実から得たジュースはそれ自体に保存能力があると思います。酸っぱくて水っぽいジュースは保存能力が落ちるように思います。
」
「今流行りの無添加ワインやジュースもそうだとすると、高くなりますよね?でも妙に安いのもスーパーに並んでますよ?」
「裏技、技術力で無添加は達成出来ます。本来的な物とは違ってきますが(笑)。」
「あー、解る(笑)。」
私「まだ、無添加や本家のビオにしても法整備が追い付いていませんから、様々な認定団体がありますしそれぞれレギューレーションが違います。」
「どう違うのですか?」
私「SO2無添加を唄っても、発酵前なら添加を許可したり、畑での使用量を制限しなかったり、それぞれに抜け道があるようです。あと加熱処理をワインに認めたり…。」
「へぇー、ワインってこと加熱処理しないのですか?」
家内「基本しません、ただし80年代の後半から加熱することでタンニンの抽出を促進する技法が流行ったりしました。」
「う~ん。作り手を選ぶしかないのかな?」
「ワインを加熱することはダメなのですか
?」
「長い熟成を期待するワインには不向きです。熟成しません(笑)。」
家内「逆に、すぐ飲むワインなら問題はないかと。結果的にSO2の使用量は減ります。もっとも複雑で繊細な果実味は求められませんが(笑)。」
●ロス・コンデス 赤 2022年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 赤 750ml 1130円税込み
「おっ!フレッシュ&フルーティー(笑)。」
「甘くて飲みやすいし、新鮮で爽やか(笑)
。」
「赤いベリーの果実が感じられる。いかにも健康的なスペイン・ワインですね(笑)。」
「そうそう。とてもフレンドリー(笑)。」
「店長!テンブラリーニョらしい味(笑)。」
「濃厚なアプリコット・ジュースの後でも全然影響受けないですね(笑)。しっかり赤ワイン。マスキューさんが悩んだ並びの訳かな(笑)?」
私「えへへ(笑)。」
「これもジュースみたいですよ(笑)。」
「デイリーにこんなワインを飲めたら良いですよね。」
「うんうん。唐辛子使った料理…、肉料理 、ちょっとスパイシーな味付けならなんでも合いそう(笑)。」
「ヘビーじゃなくて中庸だからこそ食べ合わせが幅広いのかな。ユーシフルだよね(笑)。」
家内「このロス・カルドス銘柄のワイン、実はスペイン・レストラン『スペイン・クラブ』のテーブル・ワインです(笑)。縁あってマスキューでも売れることになりました(笑)。」
「う~ん。このレベルのワインがテーブル・ワインで出てくればお客さん喜ぶよね(笑)。」
「テーブル・ワインがそこそこ飲めるのは朗報。だいたいテーブル・ワインって不味いのが常(笑)。このレベルのワインをテーブル・ワインとして出しているのなら信用出来るよね(笑)。」
家内「このワイン、抜栓した翌日は落ち着きが出ます。全体にしっとりした感じになります。ただし、果実感は変わりませんから、グラス・ワインとしての使い勝手が良いのです。」
「なるほど開けてがばがば注いで残ってもロスにならないんだ。翌日捨てる必要がない(笑)。」
私「昨今の価格の高騰でなかなかお手頃のワインが見つからないので、マスキューにとっても朗報でございます(笑)。」
「そりゃ安いのあるけど、それでも高くなってるもんね(笑)。しかも不味い。」
私「残念ながら、もう1,000円を割るお買い得ワインは見つかりません。」
「マスキューさん!それにしてもよくワインを見つけますよね(笑)。それも毎月毎月(笑)。」
私「仕事ですから(笑)。」
「よく種が尽きないですね(笑)?」
私「えへへ(笑)。実は12月の試飲会はいつもより1週早まります。ですから最大15本の開けたワインが我が家の食卓を占拠しておりました(笑)。さすがに全部を飲みきることは出来ませんでした(笑)。」
家内「食卓に料理が並ばない状態だったんです(怒り)。」
私「全部が美味しければ文句は出ないのですが…。不味いのが多かったので辛かった
(笑)!」
〇ロス・コンデス 2022年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 白 750ml 1130円税込み
「同じ白ですね。これも飲みやすいですね(笑)。」
「シャルドネらしいし、若い白によく見られる尖ったところがない(笑)。」
家内「この白は前から扱っており、2021年ヴィンテージのものが残っておりましたので先日飲んでみましたが、2022年より厚みが出ておりました。」
「それってヴィンテージの差ですか?」
家内「2022年ヴィンテージも翌日になると厚みが増しますので、スタイルだと思います。」
「安い白ワインって時間が経つほど不味くなる(笑)。もともと品質が高いんだ(笑)。」
「ワインの品質が高いってどう言うことなんですか?」
私「1本の葡萄樹からどのくらいの量のジュースを作るかにすべてはかかります。例えばグラン・クリュだとハーフ・ボトル1本分くらいです。」
「えー!それしか取れない取らないんですか?」
「だから高い(笑)。品質はワインのコストと比例する訳ですね(笑)。」
「一玉一万円のメロンは1本の樹から1個しか作れないのと同じだな(笑)。」
「マスキューさん!マカベオとシャルドネのブレンドでしたよね。しかも半々。飲むとシャルドネらしさ全開(笑)。何故ですか?」
私「マカベオはカヴァなどに使われる品種ですが、基本香りはあまりせずワインの厚みを助ける特徴があります。それを利用して、マカベオ50%シャルドネ50%の割合でブレンドすることで厚みのあるシャルドネを実現。私ラモン・ロケッタの大発明と思っております。ただし、ラモン・ロケッタは自社畑にこだわりますから、その辺りにも秘訣があると思います(笑)。」
家内「ラモン・ロケッタはバルセロナ近郊に本拠地がありますが、かなりの大手となるに従いカタルーニャ州に広く畑を持つようになりました。ただし買い酒や買い葡萄ではなくあくまでも自社畑から調達するところに品質の安定があります。」
「なるほど!アプローチが違うんだ(笑)。」
「きっと名前に ワイン生産者のプライドがあるんだろうな。」
「ところでマスキューさん、この並び アプリコット・ジュース→赤→白の順番はとても良いのですが(笑)、普通は白が赤より先ですよね?」
私「種明かしをすると(笑)、シャルドネの果実味は実はアプリコットなのです。ですから強烈なアプリコット・ジュースのあとにシャルドネを持ってくることに危険を感じていました(笑)。一度赤でリセットを計った訳です(笑)。」
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桝久 試飲会リポート 後半
Nov 27, 2023 by weblogland |私「う~ん。何が良いのかな?」
「ちゃんとしたレストランで飲むべきワイン。シェフに相談(笑)?」
「ワインが凄いから、これを単体で飲むべきかな?」
「うんうん。このワインだけに浸りたい(笑)。」
その晩家内と…。
家内「今晩のおかずは肉にパン、あとスープ!」
私「このバゲット美味しいね。何処で買ったの?」
家内「近所のスーパー(笑)。美味しいよね
。〇〇〇スーパー恐るべし(笑)!そうだ!このバゲット食べながらラファージュの白を飲んだら行けるかも?」
私「どれどれ、あっ!美味しい!パンとワイン。最強の組み合わせなんだな(笑)。」
家内「バゲットの酵母臭や小麦の風味、どんなワインにも合うんだね。ラファージュの白の美味しさが引き立つ。でもさあ、パンとワインって文化の基本(笑)。合わないはずはない(笑)。」
私「試飲会でマリアージュ聞かれて困ったら『パン』、『パン』、『パン』。この作戦で行こう(笑)!」
●ル・グラン・パンシャンンシャン 2019年 レイモン・ジュリアン 南フランス ラングドック 赤 ミネルヴォアA.C. 750ml 2168円税込み
「あ~、染み入るような美味しさ(笑)!」
「飾らない良さ全開(笑)」
「タンニンが多量、でも渋くない(笑)。とても柔らかでしなやか。深い。雑味もない。」
「舌触りが心地好い(笑)。ラファージュの白はうっとりしたけど、これはじんわり染みる(笑)。」
「タンニンに深みがある。しかも透明感も伴う。良いなぁ(笑)。」
「ワインの方向性がしっかり(笑)。下に下に深く沈んでいく(笑)。」
「最初チョコレートの香りがしたから、新樽の香りプンプンのワインかと思ったら全然違う(笑)。エレガント!」
家内「このワイン、シラーとグルナッシュのセパージュ。樽熟成はしていません。コンクリート・タンクのみです。」
「おー!樽熟成していないんだ!」
私「南フランスのグルナッシュはとことん凝縮するとチョコレートや粉っぽい味わいになります。」
「果実味ははっきりしないけど、チェリーやベリーかな?スロー・スターターみたいだね(笑)。」
家内「翌日になるとシラーらしい赤い小粒のベリーのニュアンスが出てきます。」
「あまりアルコール感がありませんが、アルコール分はいかほどですか?」
私「14.5%ございます。しっかりあります(笑)。」
「折り合いが良いのですね(笑)。ミネルバ辺りだと力ずくのワイン多いけど、これは中身が凝縮してるから、アルコール分とのバランスが良い。」
「店長!これ、いかにも店長好きそうなワインですよね(笑)!」
私「えへへ。解ります(笑)?左様でございます(笑)。」
「マスキューさん!レイモン・ジュリアンのワインは定番ですよね(笑)?」
家内「同じ価格帯にカリニャン100%の『ラゼロール』があります。上には木樽熟成した『ル・サンドル』これはシラー90%、グルナッシュ10%の最上位キュヴェ。『ル・グラン・パンシャンンシャン』のセパージュはシラー70%と、ちょっとシラーの割合が低いですからその下のキュヴェになります。この『ル・グラン・パンシャンンシャン』は『ル・サンドル』を早く飲めるようにした感じです(笑)。」
私「あと『ラゼロール』より1週間ほど醸しの期間が長いです。タンニンが多く抽出されていますが、無理なプレスはしていない感じです。」
私たち「今回日本に180本しか来ませんでしたので、素早くサンプルを取り寄せ、速攻で発注(笑)!試飲会に出しても間に合う量を確保しました(笑)。」
「マスキューさん!これもビオ系のワインのような感じですが?」
私「おそらくそうかと。ただレイモン・ジュリアンは認証には興味がないようで(笑)。『昔ながらの作りだから何も今更』と言う感じかな(笑)。」
●レ・ランデ―ブー 2021年 ドメーヌ・デ・ザコル
フランス ローヌ V.D.F. 赤 750ml
2980円税込み
「これこれ(笑)。私の大好物(笑)。香りにやられちゃうんだよね(笑)。」
「あ~あ、ピノ・ノワールみたいだよね(笑)。しかも甘くて深みがある。」
「ラズベリーなんだよね(笑)。しかも完熟してる。完熟したメロンで『今日食べないとダメ』なんていうのと同じかな(笑)。」
家内「翌日になるとちょっと枝豆臭さが出ますが、気にならない。」
「いわゆるビオ臭ですね(笑)。土臭くて良い範囲かな(笑)?」
「うんうん。多少枝豆の香りはしますが、心地好いレベル。旨味に溶け込んでいる。何由来の枝豆臭ですか(笑)?」
私「多分酵母臭かと。ボジョレーのモリエールにも共通したニュアンスです。濾過や醸造時のSO2添加がないワインの証でもあります。衛生管理がしっかりしていますから過剰な枝豆臭とはならないですね。」
「品の良い旨味もたっぷり(笑)。ひとつ前の『ル・グラン・パンシャンンシャン』と比べると、マスキューさん曰くの『重心が高い』(笑)。香りがフワーンと立ち上る。たまらん(笑)。」
「広がり余韻がただならない(笑)。ベリー系の香りが綺麗(笑)。」
家内「抜栓して3時間くらい経つと全開(笑)。グラスに注ぐと香りが辺りに充満します(笑)。」
「マスキューさん!コレってアルコール分を全く感じませんが…。ノン・アルコール
みたいに飲みやすい(笑)。」
私「え~と。アルコール分は12.5%です。」
「産地はローヌですよね?全然ローヌらしくない(笑)。」
私「そーなんです(笑)。極めてエレガント。ブルゴーニュ的ですよね(笑)。ザコルの当主はブルゴーニュのドメーヌ・ラルロの醸造長でしたから、醸造法はブルゴーニュですね(笑)。上澄みだけで作ってますね(笑)。」
家内「無理に遅摘みしないのもザコルの特徴です。しかも青臭くないですからちゃんと葡萄はタンニンまで完熟してます。」
「いわゆるローヌの暑苦しさが無いんだよね(笑)。」
「それってテロワール由来なんですか?」
家内「場所はローヌ川西岸の山の中。パフみたいに暑い所ではなさそうです。寒暖差もありそうですね。」
私「地元ではVDPアルデッシュを名乗るようなのですが、ザコルはすべてヴァン・ド・フランスです。」
「何故?一番格下じゃないですか(笑)。」
私「どうやら認定の際に、VDPアルデッシュらしくない!といちゃもんつけられてご本人お怒り(笑)。」
「なるほど(笑)。『そんなの関係ない!』ってことですな(笑)。」
「マスキューさん!この上のキュヴェ『ミオセヌ』はどうですか?サブリミナルで並んでいるのは2016年ですよね(笑)?」
私「2016年は5本しか無かったので飲んでいません。2019年は飲んでます(笑)。」
「2016年はグルナッシュだけじゃなくてカリニャンが入るんだよね。」
私「2016年はグルナッシュが足りなかったようです。」
私「2019年の印象では、やはり『ランデブー』よりワン・ランク上。長い熟成を想定して作ってますね。開けてから3日目にようやくバランスがとれてきました(笑)。きっと20年選手ですね(笑)。」
「なるほど。すぐ楽しむなら『ランデブー』。熟成の夢を見るなら『ミオセヌ』かな(笑)。」
私「左様かと(笑)。」
●ピノ・ノワール 2019年 アドリア・ヴィンヤーズ ポーランド ドルヌィ・シロンスク 赤 750ml 3221円税込み
ポーランドでもワイン作っていたのですね(ごめんなさい)。
「試飲会のトリがポーランド(笑)。しかもピノ・ノワールとは!マスキューさんらしい(笑)。」
「ポーランドのワインなんて初めて飲みますよ(笑)。ワイン作っていたんですね(笑)。」
「店長!ポーランドって肥沃な黒土地帯ですよね。国土もほぼ平ら、もともとワインより小麦。ワイン作ってるとは!」
家内「2017年で全ポーランドで220ヘクタールの葡萄畑が登録されています。ちなみに今日三番目に飲んだ白のドメーヌ・ラファージュの所有畑は200ヘクタールほどです。」
一同大爆笑
「このアドリア・ヴィンヤーズの畑は8ヘクタールほど。アメリカ人のお金持ちの個人的なベンチャーのようです。オレゴン大学で農学を学んだ叔父さんの指導のもと積極的に最先端技術を用いてワインを作っているようです。」
「どれどれ、色は熟成してますね。香りが凄い(笑)。『ランデブー』を忘れるほど(笑)。」
「ピノ・ノワールの香り!美しい!」
「解りやすい!ブルゴーニュとはちょっと違うような気はしますが(笑)、純正のピノ・ノワール!」
「こんなピノ・ノワールがポーランドで作られているとは!絶句!」
家内「開けたてはとてもシンメトリーで癖がなく、オレゴンのピノ・ノワールに似ています(笑)。」
「ピノ・ノワールの薔薇の香りだよね(笑)。」
「後味がとても品が良い。品格がある(笑)。」
「温暖化の影響かな(笑)?ポーランドのワインなんて聞いたことないもんね(笑)。しかも完成度が高い。驚きしかない(笑)。」
「美しい!まるでショパンの旋律。ノクターン聞いてるみたいだね(笑)。」
私「おー!さすが!詩的な美しさですよね(笑)。」
「森の香りがして…、ポーランドの森の中を散策してるかのよう(笑)。」
私「私を越えるワイン妄想族!」
「瞑想出来るワインですね(笑)。」
「胡椒っぽさもある。時間が経つと複雑さが増すのですね。」
家内「丸1日経つと驚くほど良くなります
(笑)。」
私「開けたてはオレゴンのピノ・ノワールっぽく感じましたが、翌日はモレ・サン・ドニを思い起こしました。それも薄甘い古典的なスタイルです(笑)。まあ、早く飲めるような工夫はしているようですが。」
そんなこんなでございます。
お忙しい中ありがとうございました!
尚、土曜日の夕方家内一人になり行き届かず申し訳ございませんでした。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半
Nov 26, 2023 by weblogland |昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
それでは始まり、始まり!
●ピノ・ノワール ヌーヴォー 2023年
アルマ・セルシウス 南フランス 赤 750ml 1508円税込み
「コレってボジョレー・ヌーヴォーとは違うのですか?」
私「はい。南フランス、ラングドックのヌーヴォーでございます。ボジョレー・ヌーヴォーのように解禁日がありませんので、早く作ったワインを船でどんぶらこっこと日本に運んでもボジョレー・ヌーヴォーより早く着きます。」
「なるほどね(笑)。航空運賃が安い!」
某機長氏「今航空運賃確かに高いんですよね。」
私「ボジョレー・ヌーヴォーはこの時期のスポット空輸ですから航空会社も大変なんでしょうね。」
某機長「いっそのこと愛媛の松山空港みたいにオレンジ・ジュースが蛇口から出るみたいなサービス真似たら良いのに(笑)。ちなみに高松空港ではうどんの出汁が蛇口から出てくる(笑)。」
私「職業柄お詳しい(笑)!」
「ガスっぽくてボジョレー・ヌーヴォーみたいだね(笑)。」
「飲みやすいなぁ(笑)。甘くて美味しい(笑)。酸っぱくなくて良い(笑)。」
「癖が無いよね(笑)。」
「ボジョレー・ヌーヴォーはガメイ種、これはピノ・ノワールですか?」
私「左様でございます。このワイン扱いが去年からです。去年はボジョレーっぽく、今年はラングドックのピノ・ノワールらしい感じです。ちょっと塩梅が変わりました。」
「ガメイでもピノ・ノワールでも味は変わらないようですよね(笑)。ということは作りに左右されるのかな?」
家内「ヌーヴォー作りすると、共通してキャンディーっぼかったりバナナっぽかったりしますね(笑)。」
「このヌーヴォーはボジョレー・ヌーヴォーよりファットですよね(笑)。」
「ワイン初心者はこのくらい甘い方が飲みやすいですよね(笑)。誰もが抵抗なく楽しめる。」
「ほどほど濃くて甘くて渋くない(笑)。女性受け良さそう(笑)。」
「年に一度ボジョレー・ヌーヴォーを飲む人が、高くて酸っぱいヌーヴォー飲んでも美味しく思わないよね(笑)。これだったら手頃だし、ワイン好きになるよね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。まあ、ジャンクではありますが(笑)、この価格のヌーヴォーならばよろしいかと(笑)。」
「コレってランブルスコのガスを抜いたみたいなものだよね(笑)。辛口のファンタグレーフ(笑)。生ハムやサラミをかじりながら飲んだら美味しいはず(笑)。」
「ポテトチップスでもイイ(笑)。」
「マスキューさん!コレって熟成しますか?」
私「長い熟成はしません。ただ、ガスが抜けていってもっと落ち着くようにはなります。短期の熟成変化はございます。」
「う~ん。そうするとモリエールなんかはやっぱり凄いんだな(笑)。あれ3年くらい経つと凄く美味しくなる(笑)。」
私「モリエールは別格ですね(笑)。中には毎年2本買って1本はすぐ飲み、あと1本はとっておく。そして3年前の物をローテーションして飲む。こんなコアなファンがおられます(笑)。」
家内「ですから高くなっても扱いを止められません(笑)。」
〇ソーヴィニヨン・ブラン レゼルバ 2021年 ビーニャ・ファルレニア チリ 白 エルキ・ヴァレー 750ml 1320円税込みスクリュー・キャップ
「マスキューさん、珍しくチリ・ワインですか(笑)。」
「え~と、たしか、このワイナリーのペドロヒメネスのオレンジ・ワイン前に試飲会でやりましたよね!思い出した(笑)。」
家内「チリ最北の産地エレキヴァレーのワインです。赤道に近いです。もともとピスコ用の葡萄栽培が中心でした。」
「えっ、あっ、そうかチリは南半球だった(笑)。」
家内「日照量はありますが、フンボルト海流や標高の高さによりかなり寒暖差があり過酷なところです。すぐ近くは砂漠です(笑)。」
「うんうん。これも飲みやすいですね(笑)。安いけど(笑)。」
「う~ん。ソーヴィニヨン・ブランらしくはないですよね(笑)。」
私「そーなんです(笑)!ソーヴィニヨン・ブランというよりは、ヴィオニエに近いかも(笑)。」
家内「切れ切れでドライ。植物の葉っぱの洋なし青臭いソーヴィニヨン・ブランではありません(笑)。」
「とてもふくよか(笑)。柑橘類の果肉…桃とか…、メロンっぽい。酸っぱくない(笑)。」
私「ファットですよね(笑)。」
「漢方薬…、種っぽい。」
「切り山椒みたいな下地の香り。」
私「このワイナリーのペトロヒメネスも同じニュアンスありましたね(笑)。」
「和食的な甘さかな(笑)。そうすると和食には合うはず(笑)!」
「そうそう。和食って砂糖使うから、相性良いはず。」
「芹を根っこごと入れたキリタンポ鍋!仙台の食べ方なんですが芹の香りが倍増します(笑)。」
私「このワインは麹っぽさもあるから、キリタンポ鍋の魚醬に合うはず(笑)!」
「出し汁に砂糖もちょびっと入るしね(笑)。」
「白菜と豚肉のミルフィーユ!これ鉄板のはず(笑)!」
家内「味噌ダレ仕立てにしても良し(笑)!
我が家でよくやります(笑)。」
「天ぷら!塩かなぁ…。天つゆにたっぷり大根おろしを入れたら…。考えただけでよだれが出てくる(笑)。玉ねぎがたっぷり入ったかき揚げ!玉ねぎが甘くなっててワインと合うだろうなぁ(笑)。これまたよだれが(笑)。」
〇アンプロ・メ・パ・トロ 2022年 ドメーヌ・ラファージュ 南フランス 白 I.G.P.コート・カタラン 750ml 3394円税込み
「これかぁ、やれば出来るってワイン(大爆笑)。」
「ラファージュさんのワインってもともと美味しいですよね(笑)。飲みやすい。」
私「まっ、まっ、お試しを!」
「うわっ!香水みたいな香り!」
「旨味の分量が膨大(笑)。凄いね(笑)。」
「口の中に入れると凄いことになる(笑)。でも乱暴な訳じゃない(笑)。旨さのボリュームに圧倒される(笑)。」
家内「このワイン、ロール種とルーサンヌ種半々のセパージュです。ロールはヴェルメンティーノのシノニムです。」
「ヴェルメンティーノって言うとサルデーニャの骨太なワインの印象ですけど…、これは違う印象かな(笑)。」
「ロールにこだわる訳?」
「こんなスタイルのワインは初めて経験する。上手く言えないのだけれど、口の中…、飲み込んだ後の香りが凄いんだけどエレガントなんですよね。とても美しい。膨らみと余韻が大きいだけじゃなくて美しい(笑)。」
「後からハニーなニュアンスを感じる。いきなりハニーじゃない(笑)。」
「そうそう(笑)。南フランスの白ワインって濃いとガーンとハニーだったりするんだけど(笑)、後からハニー(笑)。バナナの青っぽさなどのトロピカルな香りが出てくる。」
「バナナチップ…、ココナッツ風味(笑)。押し付けがましくない。」
「ビスケットの香りもしますね。基本香りが重い。尋常ならざる重さ(笑)。」
「リンゴジュースみたいなフレッシュさもある。」
私「あと、ワインが出来上がるまで余計なことをしていません。澱引きもしませんから濁りや酵母臭もします。ビスケットや麹っぽさはそれ由来かと。」
「変に臭くない(笑)。ビオ系のワインって臭いの多いけど(笑)、これ自然に飲める。とても自然に感じる。」
「ラファージュさんの力量かな(笑)。やれば出来る(笑)!」
「ラファージュは引き出し多いんですね(笑)。研究を怠らない。」
「え~と、『ヴァン・メソッド・ナチュレ』の認証だっていきなり取れないはず。」
「トヨタじゃないけど全方向(笑)。」
私「どちらかと言えば量産指向のドメーヌなのですが(笑)、こんな技があるとはビックリ。見直しました。」
家内「ドメーヌは200ヘクタールもありますから余計です(笑)。とても斬新。」
「高アルコール+新樽 の方程式じゃないんだよね。葡萄のアロマ。それも内側から滲み出るような感じ。」
家内「アルコール分も13%ですから無理していませんね。無理に遅摘みしてません。もともとの収量を押さえた結果です。」
私「あと膨大な旨味は古樹由来。古樹の葡萄だけをセレクトして作っているはずです。」
「かなり手間をかけているんですね(笑)。」
「マスキューさんがコルトン・シャルルマーニュなんて大絶賛した訳が解りましたよ(笑)。」
家内「今日の開けたてより翌日に真価を発揮します。」
「キャップシールが蝋止めですね?」
私「正確にはワックス。堅くないですからソムリエナイフの刃でグリグリするととれます(笑)。」
「長い生命力がありそうですね。酸の分量が凄い(笑)。」
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11月24日(金)、25日(土)試飲会のラインナップ決まりました!
Nov 20, 2023 by weblogland |●ピノ・ノワール ヌーヴォー 2023年
アルマ・セルシウス 南フランス 赤 750ml 1508円税込み
去年の2022年より日本に入荷されるようになりました南フランスのピノ・ノワール ヌーヴォーです。発酵前にア・シォ(加熱)する裏技はちょっと気に食いませんが(笑)、早く出荷するためには致し方ない(笑)。航空便ではなく船便でもボジョレー・ヌーヴォーの解禁日前に到着するアドバンテージをフル活用(笑)。コレをずるっこいとするか、有りとするかは貴方次第(笑)。
基本ボジョレー・ヌーヴォーと同じ作りですから出来上がりは見分けつきませんね(笑)。マセラシオン・カルボニック法で作るとヌーヴォー・レベルでは見分けはつきませんね。しかも基本液体が濃いのでヴィラージュ・ヌーヴォー・クラスのレベルです。まあ、もともとピノ・ノワールはガメイからの枝分かれですからね似ていてもおかしくない(笑)。ボジョレーのマルセル・ラピエールやモリエールのワインがピノ・ノワール的な味わいなのを思い起こせば納得なのです。
特にボジョレー・ヌーヴォーにこだわらない方にオススメです(笑)。まあ、同じ新酒ですからね(笑)。
2023年の印象はボジョレーっぽくない(笑)。ピノ・ノワールのアロマを感じるもの。マセラシオンを長くしたのかな?
肉付きも良く、開栓して30分くらい経つとイチゴの風味全開(笑)。ラングドックのピノ・ノワールらしく仕上がってますが、新酒ゆえにより果実味が明瞭なのも良い方向かな(笑)。
以下インポーターさん資料より
南フランスの地中海沿岸、ラングドック地方の優良生産者組合‟アルマ・セルシウス社"。組合生産者の1,200ヘクタールもの畑を所有し、リーゾナブルな価格でクオーリティの高いワインを作り続けています。彼らの作るワインは、毎年のようにコンクールで金賞を受賞し、そのコストパフォーマンスから業界誌でも高い評価を得ています。そのコンクール・キラーとして特に品質の高いキュヴェを‟ シュヴァリエ・デ・カイユス” ブランドで日本に輸出しています。
それらのワインは、ラングドック地方の温暖な気候と良質の土壌、厳しいぶどうの品質チェックそして最新技術の醸造を経て作られたものです。彼らのワイン作りのコンセプトは、価格以上の品質インパクトを表現できるワインです!
〇ソーヴィニヨン・ブラン レゼルバ 2021年 ビーニャ・ファルレニア チリ 白 エルキ・ヴァレー 750ml 1320円税込みスクリュー・キャップ
ソーヴィニヨン・ブランと言えば爽快さ・清涼さがイメージされる白ワイン品種。でもですね(笑)、このワインは暖かみのあるソーヴィニヨン・ブランでございます(笑)。香りは強くはありませんが、桃やメロンなどの果実のような膨らみがある。青臭くはなく、スパイスを感じるような植物のニュアンス。真夏に冷して飲むより、冬場の鍋料理のお供としたら最適ですね(笑)。もしくはクリームやバター等を使った魚料理も守備範囲(笑)。
価格以上の厚み・旨味がありますし癖もありませんから、デイリーな和食にも気兼ねなく合わせられます。
こんなソーヴィニヨン・ブラン欲しかった(笑)。
皆さんエルキ・ヴァレーってご存知ですか(笑)?
チリ・ワインと言えばサンディエゴの南の広大なセントラル・ヴァレーで
沢山作られるカベルネやシャルドネをイメージしますよね(笑)。私がソムリエの資格を取得した16年ほど前はチリ・ワインは気候的には地中海性気候と教本には書いてありました。まあ、セントラル・ヴァレーは冬は寒すぎず夏は暑すぎない海洋性気候だとは思いましたが、地中海性で良いのかしら?と思っておりました(笑)。そもそも北半球のワイン産地は北回帰線の外側に集中しており、南回帰線の内側にも跨がりしかも南緯50度にも伺うチリの葡萄産地とは根本的に違うかと。さらに南極からの冷涼なフンボルト海流とアンデス山脈から吹き下ろす冷気のダブル冷却効果が低緯度での葡萄栽培を可能にする特殊な環境。地中海性というよりはチリ性気候と言うべきかと。まあ、気象学が判断することですか。
話を戻します(笑)。どんどん南北に広がるチリ・ワイン産地。その北端がエルキ・ヴァレーです。しかもここは標高の高い東側に登ることもできますから、バラエティーに富むテロワールが実現します。標高2,000を越す葡萄畑もございます(笑)。通例ヨーロッパではブドウ栽培は標高1,000mが限度とされていますから、
低標高から高標高まで葡萄栽培が出来るエルキ・ヴァレーの特殊なテロワールともなっております。
ワイナリーの創始者アルド・グラモラは12歳の時イタリアのトレンティーノからチリに移住。第二次世界対戦で戦況が悪化したイタリアから家族で避難移住したわけです。
そして1972年、アルド・グラモラは、結婚してエルキ・ヴァレーへ移住し、地元の蒸留酒ピスコ用の葡萄栽培を開始。チリではピスコ用にペドロ・ヒメネスやモスカテルを200年以上に亘り栽培している歴史があります。
その後故郷イタリアのトレンティーノでワインメーカーに勤めていた年下の従兄弟ジョルジョ・フレサッティが、1995年 観光で彼の元を訪れ、なんと僅か2時間でワイン造りを決意したとか(笑)。早速気候などの調査を開始したそうです(笑)。当時日の出の勢いのセントラル・ヴァレーとは違ったアプローチが彼の地で可能であることを見抜いたようです。慧眼ですね(笑)。そして1998年に、ビーニャ・ファレルニア設立。畑を耕し、葡萄を植え始める。ピスコ工場にタンクを2~3個増設し、ワイン造りを開始。そして2004年本格的なワイナリー建設。ピスコ造りは止め、クオリティとクオンティティ重視のワイン造りに特化。2009年 ジョルジョがワイン会社を辞め、チリに移住。オーナーとしてファレルニアに専念。ジョルジョは故郷から知識
、技術、情熱、そして資金をもたらしたのですね(笑)。今ではワイナリーとして所有する葡萄園は320haに加え長期契約した畑が100haの規模。セントラル・コーストの超大規模ワイナリーほどではありませんが、多様なテロワールを持つエレキ・ヴァレーに特化した戦略は世界的な評価を受けるユニークなワインを生産しています。
〇アンプロ・メ・パ・トロ 2022年 ドメーヌ・ラファージュ 南フランス 白 I.G.P.コート・カタラン 750ml 3394円税込み
ラファージュさんが作る渾身のヴァン・ナチュレの白。ロール(ヴェルメンティーノ)50%、ルーサンヌ50%のセパージュ。低温で管理して無濾過で瓶詰めしたもの。
一時期量産のダーク・サイドに落ちかけたドメーヌ・ラファージュ。ハラハラしながら遠くから見守るしかないマスキューはクワイ=ガン(笑)。
いや、そんな話をしてどうなる!
アンプロ・メ・パ・トロ 2022年を飲みひたすら感涙!なんて、美味しい!しかも完成度が高い!ブルゴーニュ規格の1級の上物レベル。将来ルーションのコルトン・シャルルマーニュを名のれるかも(笑)?
Mr.Rafage 、you can do it if you try!
でも、冷静に考えると賢明なラファージュさんですから、研究・準備は怠って無かった訳。私の妄想とやっかみお許しくださいませ!
なんといっても、あのヴァン・メトード・ナチュールの認証取得はとてもハードルが高いのです。
澱引きしていないので液体は濁っていますが、味わいは深くしかもクリーン。ビオっぽさもなく、完成した感。或高みに到達しているのは確か。
*ヴァン・メトード・ナチュール(Vin Method Nature)について 現状では一番厳しい規格です。原理主義的でもありますが、紛い物は排除する必要はあろうかと思い載せました。ちなみに現在マスキューの扱う生産者でこの認証を取得しているのはモリエールに次ラファージュは二番目です。
コミットメント憲章
「ヴァン・メトード・ナチュール」のマークを表示できるワインは、栽培醸造法において以下の12項目を尊重し遵守した栽培醸造法のものに限られます。
1. 「ヴァン・メトード・ナチュール」のマークが表示されたワインは、100%有機認証されたブドウ(AB、Nature & Progresのいずれかの認証、または有機転換3年目のブドウ)を使用して造られたものでなくてはならない。これはすべてのカテゴリー(AOP、IGP、Vin de Franceなど)に適用される。
2. ブドウは手摘みで収穫すること。
3. 発酵は自然発生的なもの(野生酵母による)に限る。培養酵母やバクテリアの使用は認められない。
4. 醸造用添加物や加工助剤の使用は認められない。
5. ブドウの化学構造の人為的改変は認められない。
6. 乱暴でワインに痛手を与えるような物理的技術(逆浸透膜、ろ過、タンジェント流ろ過、瞬間殺菌、熱殺菌、遠心分離など)の使用は認められない。その他の技術については適用前にシンジケート(当組織)に通知すること。
7. 亜硫酸塩は、発酵前、発酵中、種酵母への添加のいずれにおいても許可されない。しかしフランツ・ポール分析(蒸留/酸化による遊離SO2および全SO2の測定方法)で最大30mg/l、H2SO4 total/lまでなら、完成したワイン(色やスタイルにかかわらず)に添加することが認められている。亜硫酸塩を添加した場合は、シンジケート(当組織)と消費者に通知することが義務付けられる。亜硫酸塩を添加している場合、それを示す専用のマークで表示される。(9参照)。
8. ワイン見本市の際、ワイン生産者と主催者の双方が、「ヴァン・メトード・ナチュール憲章」を「ヴァン・メトード・ナチュール」のラベルを貼ったボトルと一緒に提示しなければならない。また小売業者にも同様のことを行うことを奨励。
9. 「ヴァン・メトード・ナチュール」識別マークの使用方法に関する説明。
左のマークは亜硫酸塩を添加していないワインに使用可能。
天然由来の亜硫酸塩が20mg/Lまで使用可能。分析はFrantz Paulの方法論に従って行わなければならない。亜硫酸塩の添加は不可。
右のマークは亜硫酸塩が添加されている場合、その量に関わらず使用しなければならない(たとえ10mg/L未満であっても)。
亜硫酸塩を30mg/Lまで含むワインに使用する(Frantz Paul分析)。
10. 「ヴァン・メトード・ナチュール」のマークは、当組織による内部管理及び会員による栄誉宣言の受領を経て、毎年、各ヴィンテージに対して授与される。
11. ワイナリーが生産するワインのレンジで「ヴァン・メトード・ナチュール」とラベル付けされたキュヴェは、消費者が容易に識別できるものでなければならない。
ラベルはその国の表示に関する法的規制に準拠し、ワイン名の横に「「ヴァン・メトード・ナチュール」のロゴと方法論を明確に表示しなければならない。
12. ワイン生産者は自身の名前にかけてこの規定を遵守すること。
すべての「ヴァン・メトード・ナチュール」のヴィンテージは、当組織のウェブサイト に掲載される。
●ル・グラン・パンシャンンシャン 2019年 レイモン・ジュリアン 南フランス ラングドック 赤 ミネルヴォアA.C. 750ml 2168円税込み
マスキューの大定番はレイモン・ジュリアンのカリニャンの古樹100%で作られる『ラゼロール・ヴィエイユ・ヴィニュ』。とても濃いのですがあくまでもタンニンは柔らかく深い。個人的にも大好きなワインでございます(笑)。
この『ル・グラン・パンシャン』は樹齢30年以上のシラー70%、グルナッシュ30%のセパージュ。最も古いシラーは1977年植樹。
作りは得意のマセラシオン・カルボニック。コンクリート・タンクで3週間の全房発酵後、さらにコンクリート・タンクで熟成させます。これはバック・ヴィンテージの2019年。とても状態がよろしい(笑)。
『ラゼロール』より発酵期間が1週間ほど長い性かタンニン量は膨大(笑)。ただその膨大なタンニン量に見合う酸があり、渋く感じないほど(笑)。グラン・ヴァンの折り重なるような壮麗なタンニンに通じる姿は息を飲むほど。たっぷりな旨味は小粒の赤や黒のベリー、いちじく、チェリーの果実を含み、折り合いの良さに陶酔させられます(笑)。タイムのような乾燥した香草の風味があり、目をつぶると畑の光景が思い浮かびます(笑)。
レイモン・ジュリアンらしい自然で無理がなく、しかも複層的な充実したスタイルについつい惹かれるのでございます(笑)。欠点のない完成度。
ミネルヴァで何故こんなワインが出来るのか?と聞かれたら『魔法』としか言いようがないのでございます(笑)。
以下『ラゼロール・ヴィエイユ・ヴィニュ』の記載
彼の地で300年以上続くヴィニロンの家系。1980年代より元詰めを始め、ドメーヌ名はシャトー・ミロス。フランス革命後から続く生粋のヴィニロンですね。約20ヘクタールの畑にはシラー7ヘクタール、グルナッシュ・ノワール5.4ヘクタール、カリニャン5ヘクタール、サンソー1.5ヘクタール、アリカント・ブーシェ1.1ヘクタール作付けしています。
この『ラゼロール』は1910年、1944年、1968年植樹の古いカリニャン100%で作った特別なキュヴェ。収穫量はかなり低く25ヘクトリットル。畑の植樹はざっと見たところ1ヘクタール当たり3000本ほどですから1本の葡萄樹からワイン1本くらいの収量かと。
造りはクラシックなマセラシオン・カルボニックによる2週間かけて全房発酵。セメント・タンクで発酵後にプラスチック樹脂性のタンクで14ヶ月熟成して瓶詰め。
フリー・ランだけでなく、プレス果汁を加えることで全体の質感を上げています
。この案配は絶妙。明瞭な果実味、旨みとヘビーなタンニンの折り合う様は甘美。腐葉土、なめし革、ベーコン、チョコレートなどの香りにスモモ等の小粒の暖かみのあるベリーの果実が溶け込む。このクラシックは造りこそがカリニャン特有のチャーミングなスモモの果実味を引き出せる!何人かのお客様にティスティングしていただきましたが、
『マスキューさんが好きな味のワインだね(笑)。』
『この味のワイン、試飲会で何度か飲みましたよ(笑)。』
仰る通り!私の大好きな味わいのワインでございます(笑)。土の香りがして、スモモの素朴な果実味・香りは私の大好きなスタイルでございます(笑)。すぐ飲めて凄く美味しゅうございます(笑)。
●レ・ランデ―ブー 2021年 ドメーヌ・デ・ザコル
フランス ローヌ V.D.F. 赤 750ml
2980円税込み
11月1日のお昼頃抜栓しましたから、丸3日経ちました。
最近はまっているドメーヌ・ド・ザコルのランデブー2021年をじっくり試飲してます(笑)。これはグルナッシュ100%のキュヴェ。想像していた味わいでした(笑)。とても明瞭で薄旨くてピノ・ノワール的な香りは美しい(笑)。グリフほどは濃くありませんが、しっかりしてますね(笑)。
私の大好きなスタイルです(笑)。
昔1970年代までジゴンダス辺りで作ったグルナッシュはブルゴーニュのクロ・ヴィージョに加えられていました。何故かと申しますと、ジゴンダスのグルナッシュをブルゴーニュのようにフリーラン・ジュースだけで作るとピノ・ノワール的な味わいになります。(シラーも同様)今でもルビーンやエスピエのジゴンダスってピノ・ノワール的なニュアンスがあります。ちなみにサンタ・デュックなどのニュー・スターは別物(笑)。
話を戻しますね(笑)。開けてから翌日になると枝豆臭がします(笑)。モリエールなどと共通する酵母臭です。特にモリエールのヴァン・ド・フランスに似てます。同じように口の中では美しいピノ・ノワール的な香りが勝ります(笑)。とても心地良い(笑)。70%くらい全房で発酵していますが、時間が経っても酸が崩れません。いつまでも良い香り(笑)。リンゴ酸の量が多いですね。
う~ん。
この香りにやられちゃうんですよね(笑)。
お値段は3,300円くらいですが…。ケチなマスキューには思案のしどころでございます(笑)。
う~ん。
悩ましい!
どうしましょう(笑)?
ランデブーの収量を調べるとグリフより3割ほど多いです。葡萄樹の樹齢がグリフより低いことが原因のようです。1本の葡萄樹で500mlほどのワインを作っているようです。ブルゴーニュだと村名レベルかな。ちなみにグリフは350ml以下のグラン・クリュ・レベル。
そうすると値段がグリフより3割ほど低く設定してあるのは良心的ですね(笑)。さすがザコル!
都筑のDr.Fさんからメールで、『ブルゴーニュACより安いからイイよ!』なんて教えていただきましたし(笑)。Aさんの奥様は激賞しておられるし(笑)。今晩また飲んで扱いをどうするか家内と相談します(笑)。でもですね、そうこうしているうちに売り切れなんてこともありますので(笑)、その節はお察しくださいませ(笑)。
更に翌日
決めました!
ドメーヌ・ド・ザコルのランデブー2021年、入荷させましょう!
昨日の会議
私「ランデブーどうしようか?結構人気あるんだよね?」
家内「良いワインなんだけど…。3,000円くらいで売れればね。」
私「う~ん。そこだよね(笑)。ケチなマスキューとしては、その辺にプライドがあるんだよね(きっぱり)。」
家内「ブルゴーニュ・ルージュが軒並み4,000円を越える昨今、ピノ・ノワールにこだわらなくても良いワインはある!これだよねコレ(笑)!」
私「よし!じゃあ明日インポーターさんに聞いてみよう。在庫が合ったら注文するよ。」
翌朝
私「もしもし、いつもお世話になっております。(いきなり)ランデブーあります?」
インポーターさん「ちょっと待ってください(笑)。え~と、何本くらいですか?」
私「試飲会に出しますので最低2ダースは必要です。」
インポーターさん「ご・ざ・い・ま・す!」
私「あと1点、折り入ってちょっとご相談がありまして(笑)…。」
そんなこんなでランデブー入荷決定!
あ~、良かった(笑)。
ランデブーのプレッシャー恐るべし!
「マスキューさん!ランデブー入荷するの?」
「予約してもイイ?」
「ル・カブくらいの値段だったらお買い得ですよ(笑)!」
皆さんお気遣いありがとうございました!
う~ん。
お値段幾らにするか!
今回ランデブーは皆さんの後押しを受けて仕入れたようなもの(笑)。ケチなマスキューとしては、それに乗じて儲けるのは憚られます。真性のケチの矜持が許しません(笑)!
そんなこんなで家内と協議の結果、2,980円税込みでの販売価格と決定しました!
以下インポーターさん資料より
ドメーヌ・デ・ザコルは、ニュイ・サン・ジョルジュ(ブルゴーニュ)のドメーヌ・ド・ラルロで天才醸造家と謳われたオリヴィエ・ルリッシュと、妻のフロランスが始めたドメーヌ。
誰もが羨む地位を捨て夢であった自らのドメーヌを拓いたのです。
「ザコル」とは、オック語(中世フランスで使われていたロワール川以南の言葉)で、テラスとかアルデッシュの丘、南ローヌ地方のぶどう畑の丘という意味だそうです。
ルリッシュファミリーは2005年に古家を購入し余暇を過ごしていましたが、周辺の畑におけるブルゴーニュとの類似性に気付き、リサーチを重ね、素晴らしい畑と巡り合いました。
畑は地理的にはローヌとアルデッシュの峡谷から数kmの所にあり、サン・マルセル・ダルデッシュ県に約18.0haあります。
ほとんどが樹齢50年以上で粘土石灰質土壌の丘です。ぶどう畑の前所有者は全ての葡萄を共同組合に販売しており、ワインを作っていませんでした。完全な有機農法ではありませんでしたが、きちんとした農薬対策をとっており、過去何年も化学肥料不使用でした。
2011年春、オーガニック農法に切り替え(Ecocert認証取得)、2011年10月よりビオディナミ農法の準備を始め、2012年春には、全ての畑がこの農法にて準備が整いました。ラルロでは2000年に農法転換を始め、実際に全ての畑が変換できたのが2003年ですので、ザコルでは比較的早く切り替えられた恵まれた環境にある事が分かって頂けると思います。
設立時の畑比率は上記のとおりですが、今後はシラーやピノ・ノワールも予定しています。
ワインはフィネスがあり、エレガントなスタイル。正確に選別する為手作業で収穫し、その際も小さな20kg入りの箱で行い、収穫後の温度上昇を防ぐ為に、2012年から保冷トラックを使用しています。
果汁も重力を利用して扱うなど随所にラルロでの経験が活かされています。
ワインに最大限の奥深さを出すため、ラルロで行っていたように30-100%葡萄房全体を使用し、樽もラルロの古樽が使用されるなど、随所にラルロのエッセンスが散りばめられています。
今ではフランス国内の三つ星はもちろん、世界中の有名レストランでオンリストされるなど、年々注目度の高まる生産者です。
●ピノ・ノワール 2019年 アドリア・ヴィンヤーズ ポーランド ドルヌィ・シロンスク 赤 750ml 3221円税込み
ポーランドでもワイン作っていたのですね(ごめんなさい)。
ポーランドはドイツの北東、緯度54度から49度。葡萄栽培の北限です。実際に登録されている葡萄畑は220ヘクタールほど
。ワイン産業というには些か。それゆえ独自のワイン法はなく、EUのワイン法に準じているようです。
古くはポーランド公国時代(10世紀後半建国)にはほぼ全土で葡萄栽培、ワイン作りは行われていたとか。但しその後の冷涼化により葡萄栽培の歴史は絶たれたようです。逆を言えば昨今の温暖化により復活(笑)。現在の夏場の平均気温は20℃ほどですから、ワイン生産は充分可能。
飲んでビックリ(笑)!
とても美味しい!
シンメトリーなピノ・ノワールで癖がない。フランボワーズ、イチゴ、チェリー等の赤い果実が美しく入り込んでおり、ワイン自体の旨味ととても折り合いが良い。アルコール分が12.5%と今風のブルゴーニュよりちょっと低めで、暑苦しくない(笑)。冷涼な印象。除梗はしているようですが、フリーラン・ジュースだけであっさり醸した印象。
ブルゴーニュで例えるならボーヌなんでしょうが、ボーヌとは言い切れないしっとり感じ。とても良く出来ている。出来上がったスタイル。ブルゴーニュの規格で言えば村名以上ですね。
う~ん。
家内「オレゴンのピノ・ノワールに似ている!オレゴンやワシントン州の…、北アメリカのピノ・ノワール!」
私「エヴァンスタッドのヤムヒル・キュヴェ(笑)!モダンアートみたいな誰でも親しめるスタイルだね(笑)。」
ティスティングのあと調べると、オーナーはシアトル生まれのマイク・ホイットニーさん。オレゴン州立大学で農学を学んだ叔父さんの助けを受けながら研究。8ヘクタールほどのワイナリーを設立したそうです(笑)。
なるほど、なるほどなピノ・ノワールなのです(笑)。
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ピノ・ノワール・ヌーヴォー2023年
Nov 16, 2023 by weblogland |去年はボジョレー・ヌーヴォーっぽかったのですが、今年はラングドックのピノ・ノワールらしい味わい。イチゴの香りがフレンドリー、あと濃さも良い塩梅。酸っぱいヌーヴォーではありません。ですから、初めてワインを飲む方にも違和感なく楽しめますね(笑)。
私「ピノ・ノワール・ヌーヴォー2023年、飲食店関係からリピート注文入り始めたね。」
家内「今年の仕上がりは去年よりフレンドリーだから受けが良いよね(笑)。」
私「月末のマスキュー試飲会出すつもりだったけど…。無理かな?」
家内「そうなったら奥の手(笑)!アレがあるじゃない(笑)!」
私「あっ、そうだね。アレがある(笑)!」
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昨日の続き(笑)。
Nov 09, 2023 by weblogland |昨日と比べると落ち着きが出て、ディテイルが明瞭になってきています。小粒の赤いベリーやチェリーがはっきりと感じられます。ブルゴーニュのピノ・ノワールのような軽やかなスタイルというより中から香りがずっしりゆっくり出てくるとでも言いましょうか。ワインとしてのバランスが出てきて飲みやすさも増しています。全体が綺麗に整理してきた感(笑)。オート・アジャストメント機能発動か(笑)?
まだまだ伸び代はあるし、明日にはもっと良くなる気がします。と言うことは熟成能力はある!きっとピークが長いスタイルだと思います。
明日が楽しみでございます(笑)。
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ドメーヌ・ド・ザコルのミオセヌ2019年を試飲しました!
Nov 08, 2023 by weblogland |今、ドメーヌ・ド・ザコルのミオセヌ2019年を試飲しました!
さすがに美味しい(笑)。やはりブルゴーニュのグラン・クリュ規格ですね。中から吹き出る旨味、香りは圧巻。すべてを凌駕支配しているかのようです(笑)。ランデブーよりお高いのは解るかと。還元臭も気にならないほど(笑)。このキュヴェが一番ピノ・ノワール的と言われるし、構造のしっかり感はシャンベルタンにもちょっと似てるかな。セパージュがグルナッシュの分甘いかな…?
速攻インポーターさんに問い合わせたところ、在庫は無し!
まあ、したかない 残念!
飲んでみたい方はマスキューにお越しくださいね(笑)。まだ残ってます!
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昨日の続き(笑)。
Nov 06, 2023 by weblogland |そうすると値段がグリフより3割ほど低く設定してあるのは良心的ですね(笑)。さすがザコル!
都筑のDr.Fさんからメールで、『ブルゴーニュACより安いからイイよ!』なんて教えていただきましたし(笑)、Aさんの奥様はお気に入りみたいですし…。皆さん飲んでおられる!恐るべし!
今晩また飲んで扱いをどうするか家内と相談します(笑)。でもですね、そうこうしているうちに売り切れなんてこともありますので(笑)、その節はお察しくださいませ(笑
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ドメーヌ・ド・ザコルのランデブー2021年をじっくり試飲
Nov 05, 2023 by weblogland |最近はまっているドメーヌ・ド・ザコルのランデブー2021年をじっくり試飲してます(笑)。これはグルナッシュ100%のキュヴェ。想像していた味わいでした(笑)。とても明瞭で薄旨くてピノ・ノワール的な香りは美しい(笑)。グリフほどは濃くありませんが、しっかりしてますね(笑)。
私の大好きなスタイルです(笑)。
昔1970年代までジゴンダス辺りで作ったグルナッシュはブルゴーニュのクロ・ヴィージョに加えられていました。何故かと申しますと、ジゴンダスのグルナッシュをブルゴーニュのようにフリーラン・ジュースだけで作るとピノ・ノワール的な味わいになります。今でもルビーンやエスピエのジゴンダスってピノ・ノワール的なニュアンスがあります。ちなみにサンタ・デュックなどのニュー・スターは別物(笑)。
話を戻しますね(笑)。開けてから翌日になると枝豆臭がします(笑)。モリエールなどと共通する酵母臭です。特にモリエールのヴァン・ド・フランスに似てます。同じように口の中では美しいピノ・ノワール的な香りが勝ります(笑)。とても心地良い(笑)。70%くらい全房で発酵していますが、時間が経っても酸が崩れません。いつまでも良い香り(笑)。リンゴ酸の量が多いですね。
う~ん。
この香りにやられちゃうんですよね(笑)。
お値段は3,300円くらいですが…。ケチなマスキューには思案のしどころでございます(笑)。
う~ん。
悩ましい!
どうしましょう(笑)?
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試飲会番外編 2
Nov 02, 2023 by weblogland |私「ほぼ全域です(笑)。そのなかでも南東の海岸よりのエリアが最良とされるモンテプルチアーノ・ダブルッツォコリーネ・テラマーネD.O.C.G.として頂点に君臨してます。」
家内「コルナッキアやエミディオ・ペペなどです。とてもストロベリーの香りが強く、すぐにでも飲めますがとんでもない熟成能力があります。世界的にも有名で高く評価されています。お値段も〇万円です(笑)。」
「オルソーヤのワインもその近くなんですか?」
家内「DOCGのエリアからかなり離れています。ほぼノーマーク(笑)。ちょっと調べたのですが詳しい地図はなく、しかも協同組合なので畑も分散しているようです。アペニン山脈に連なる丘陵部の標高が高い斜面に畑はあるようです。」
私「飲んだ印象だと、ワインがシビアで暖かなだけの産地のワインとは違いますよね(笑)。」
「モンテプルチアーノ・ダブルッツォってまだまだ知られていない生産者がいそうですよね(笑)。地元の村でしか売ってないワインも沢山ありそう(笑)。」
私「おそらくそうかと(笑)。でもですね、内陸の交通の便が悪いのでその類いのワインはなかなか外部には出回りにくいですね。オルソーヤはそこそこ出荷規模も大きいのでこうして日本でも飲めるのかな(笑)。」
家内「アペニン山脈の光景と畑の写真を見ると、スペイン・カタロニアのプリオラートを馬蹄形に囲む産地…、え~と何だっけ(笑)…」
私「え~と、え~と…、モンサン!」
家内「そう!それ!モンサン!を連想しちゃうんです。エリアに点在する集落は様々な方角から強い風が吹きその風の呼び名が村ごとに違うとか(笑)。きっとオルソーヤのある土地もそんなところですよ!」
私「エリアが馬蹄形だから、村ごとに吹いてくる方角も違うんだろうな。」
家内「もうそれに感激しちゃって(笑)。歩き回って体感したい(笑)!」
家内の妄想でございます(笑)。
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桝久 試飲会リポート 後半202310
Oct 30, 2023 by weblogland |〇『スピリタス』 テッレ・アブルッツォ・ペコリーノ 2021年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ 白 アブルッツォ・ペコリーノD.O.P. 750ml 2734円税込み
「『スピリタス』は銘柄名ですか?あの危険なウオッカ思い出すね(笑)。実際は『真髄』かな(笑)?」
「アプルッツオってあまり聞きません。中部イタリアですか?」
家内「赤のモンテプルチアーノ・ダブルッツォと言えばピンと来るかな(笑)。でもこのDOCはダブルッツォ州全域の広いDOCです(笑)。」
「モンテプルチアーノ・ダブルッツォ→ダブルッツォ州でモンテプルチアーノ種を用いて作られた赤ワイン ですよね。かなり広域(笑)。」
家内「これはダブルッツォ州でペコリーノを用いて作られた白ワインです(笑)。」
「マスキューさん、コルナッキアにもペコリーノありましたよね(笑)。甘夏っぽくて似てますよね(笑)。」
「共通して強さがある。コルナッキアよりこっちの方が強いかな?こっちの方が野趣溢れるかな(笑)。」
「あと色も共通して濃い(笑)。」
私「アルコール分はコルナッキアが14%、オルソーヤが13.5%です。」
「コルナッキアのペコリーノの方は暖かい印象だよね、フレンドリー(笑)。オルソーヤの方はシビアな感じかな。」
私「ペコリーノって香りが不明瞭なんですよね。コルナッキアは明るさ、オルソーヤは深い落ち着き。そんな差を感じますよね(笑)。」
「全体の大きさはオルソーヤかな。広がりと余韻の長さはハンパない。」
家内「オルソーヤの方はアペニン山脈の麓ですから寒暖差も大きいだろうし、夏以外はかなり冷涼だと思います。」
私「彼の地はもともとかなり貧しかったようです。イタリア自体農地改革が行われたのが1950年以降です。」
「北部に比べると中部・南部イタリアは相対的に貧しいんだよね。」
私「ですから農薬や堆肥や設備等買うことが出来なかった。でも尽力だけは惜しまない風土。それ故もともと無農薬に近いスタイルですから、簡単に自然農法やビオに移行しやすかったと思います。あと裕福な北部に対抗できるのは住民の結束力。」
家内「オルソーヤは1964年設立の共同組合で、今やビオの比率が45%。組合員の畑は1,000ヘクタール越えてますから、ちょっと信じられない規模です。」
私「いわゆるビオディナミは失敗すると全部をダメにする恐れがあるので、個人の生産者に親和性が高い農法です。」
「なるほど!それを村を挙げてやった訳だ。」
「写真を見ると畑を羊やアヒルが群れなして歩いてる(笑)。これで除草するんだな(笑)。仕立ても高いから農薬も使わないで済みそう(笑)。」
家内「乾燥しているはずですから、それも味方ですね(笑)。」
「でもワインはビオ臭が全くしない。かといって規格外の出来映え(笑)。個性的だけど良いワインであることは間違いないよね(笑)。」
「ちょっと糀っぽさもあるし、粕漬けなんか合うかな(笑)。ということは和食にも合いますね(笑)!」
「いぶりがっこのクリームチーズ添え!」
「ペコリーノ・チーズ!」
「なるほど羊乳のチーズなら鉄板(笑)!」
私「唐辛子やニンニクは鉄板ですね(笑)。」
家内「最近出回っているアルゼンチンの有頭海老を塩を降って焼いただけのものを食べながらこのペコリーノを飲んだら驚くほど美味しかった(笑)!」
私「海老自体の鮮度が良くて、国産の海老かと思いましたよ(笑)。大きいのが4本入っていたから1,000円はするかと思いました(笑)。」
家内「実際は半額以下(笑)。恐るべしアルゼンチン!」
「恐るべしオルソーヤ(笑)!」
「海老をしっかり素あげ!」
「四川の辛い麻婆豆腐!」
「牛乳寒天の中のオレンジに合うかな(笑)。」
私「杏仁豆腐(笑)!」
家内「とても辛い大根だったらどんなアレンジでも良さそうですね(笑)。」
私「海老の天ぷら!もちろん天つゆには紅葉おろし!考えただけで涎が…(笑)。」
とても個性的なワインなのですが、皆さん好奇心を持ってくださいました(笑)。マスキューのお客様のレベル高し!
●『スピリタス』テッレ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2021年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ 赤 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ D.O.P. 750ml 2734円税込み
「おっ!美味しい(笑)!」
「コレ尋常ならざるワインですな(笑)。」
「深いよね!ディープ(笑)。濃さが圧巻。」
「素直に重量感感じますよね(笑)。もちろんタンニンたっぷりなんだけど、収斂性が無いんだよね。」
「コレは木樽熟成してますよね?」
私「さすが!そんな感じしますよね(笑)。でもカタログではしていない…。はっきり書いてありません(笑)。樽の香りをつけるような使い方ではないですよね。クラシックなスラヴォニア・オークの古いトノーを使っているかもしれません。後で調べてみますね(笑)。」
「陽気じゃないけど、陰気じゃない(笑)。」
「しみじみ良いワイン(笑)。モンテプルチアーノはこうあって欲しいね(笑)。」
「そうそう。強いけど固くない。深くて大きい(笑)。」
「マスキューさん!昔カラブリアのワインでラ・コーラってやってましたよね。あれに似てる(笑)。」
家内「そうですよね。在り方は共通ですよね(笑)。」
「ラ・コーラの方が暖かいかな(笑)?」
「マスキューさん定番のコルナッキアのモンテプルチアーノと比べると明らかにスタイルが違うよね(笑)。あっちは明るい系のイタリアだよね(笑)。」
私「コルナッキアはストロベリーの香り全開(笑)。オルソーヤはストロベリーの香りもするけれど香りというよりは味わい重視のスタイルかな(笑)。」
家内「マスキューでは以前アプルッツオ州の中央部の渓谷で作ったモンテプルチアーノを扱いましたが、それは固さがありました。香りの出方はコルナッキアとオルソーヤの中間くらいでした。モンテプルチアーノ・ダブルッツォって州内全域のDOCですが、地域によって特徴がありそうですね(笑)。」
「我々がよく飲むモンテプルチアーノ・ダブルッツォって金時飴みたいなワインが多いよね(笑)。濃さとストロベリーの香りだけ(笑)。値段でその強度が増す(笑)。こんな明確な個性は無いよね(笑)。」
「オルソーヤのモンテプルチアーノは味わいに収斂される。言葉を失うほどだよね(笑)。」
「白も赤も同様な気風を感じますよね(笑)。」
「そうそう(笑)。マスキューさんが人為を感じないって言うの解る(笑)。とても自然。しかもビオ・ビオしてない(笑)。」
「アペニン山脈の麓でしたっけ?自然豊かなんでしょうけど(笑)…。
私「何もないところです。」
Tさん「そういえば行ったことない。」
私「Tさんが行ったことないということは鉄道がない?」
(このTさん私の小、中、高校の先輩。旅行・鉄道好きで、恐らく世界中の鉄道を乗っているはず。)
しかし、行ったことのある人がいました
!マスキューのティスティング・スタッフのKさんです(笑)。
Kさん「州都がラクイラ たしか麻生太郎がラクイラで開催されたサミットに出席してました。ただ彼は後日『あんな田舎だとは思わなかった』ような失言してましたね。ミラノみたいな星つきホテルのおもてなしがないのが不満だったようですね。」
「麻生太郎の方が田舎者だよ(笑)!」
私「Kさんはどうやって行ったのですか?」
Kさん「たしかバスで行きました。電車ではないです。」
家内「このワインの生産者カンティーナ・オルソーヤはアペニン山脈に連なる山塊の地、かなりの奥地。国立公園以外は何もないところです。」
「自然がある(笑)!鳥取どころじゃない(笑)。」
「ところでオルソーヤのワインはキャップシールが無いですよね。悪く言えばむき出し(笑)。何故ですか?」
「経費削減かな(大爆笑)。」
「まあ、お金はかからない(大爆笑)。」
私「キャップシールが無いと瓶詰め時のムラを隠せません。あと流通の過程が悪いとコルクが上下したりします。ですからむき出しは、売るだけにはリスク。生産・流通・保存のすべての過程で完璧を望む姿勢です。我々流通業者はもちろん、消費者にも責任があるという意思表明だと思います。」
●グリフ 2019年 ドメーヌ・デ・ザコル フランス ローヌ V.D.F. 赤 750ml 4557円税込み
「ラス・ボスの登場ですな(笑)。」
私「グリフを試飲会に出せるまで丸3年かかりました(笑)。どうしても数が確保出来ず、サブリミナルになっていました(笑)。
今回たまたまスポット入荷したのでようやくのマスキュー試飲会デビューとなりました(笑)!」
「あ~ん。高級(笑)!」
「う~ん。洗練された透明感(笑)!」
「エレガント!ローヌのワインとは思えない(笑)。」
「軽やかなんだけど、全く薄くない(笑)。クラシックなブルゴーニュ・スタイル!
「さすがドメーヌ・ラルロの元醸造長!」
「カリニャンがこんなに上品な味わいになるとは…。二の句が出ないや(笑)。」
「山桃、すもも…。でも高貴。野に咲く果物じゃない(笑)。薔薇っぽさもあるしピノ・ノワールばかりが高貴って訳じゃないんですね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。」
「若干ビオ臭するけど許容範囲内(笑)。心地好く感じる程度(笑)。マスキューさん曰くのクレーム・ド・ブリュレかな(笑)。」
「う~ん。私ル・カブが好きで何度かリピートしてますが(笑)、グリフはその上ですね。品種の差ですか?」
家内「グリフのカリニャンは古い樹ですよね。カベルネの方が若い樹の感じがします。」
私「古樹はしっとりとした旨味たっぷりのワインが出来ます。グリフは古樹らしい佇まいです(笑)。その辺りにル・カブとグリフの違いがあるような気がします。」
「なんか葡萄の品種にこだわることがあまり意味のないことのように思えちゃいますね(笑)。」
「マスキューさん!2019年のグリフは全房発酵ですよね。でもタニックじゃない。何故?」
私「基本マセラシオンの期間が短いのと、プレスしないことかと。古典的なブルゴーニュの発酵法です。D.R.C.やポンソなどのやり方です。ともに自分達がビオとか無添加とか謳いませんが(笑)。ちなみにザコルのワインはポンソに似てます(笑)。」
「へぇー、全房で発酵するとどんな効用があるのですか?」
私「カリフォルニアのディヴァイス校の研究では梗のタンニンが葡萄果のタンニンと結び付きPHが下がるとか。酸のないワインでもPHを下げることが出来るようです。」
「じゃあワインは美味しくなるのですか?」
私「いいえ!もともと酸のないワインですから酸が増えるわけではありません。たっぷりのリンゴ酸が秋にかけて旨味などの有機酸に変わることでワインは美味しくなります。大事なのは最終的な総酸量だと思います。ただしワインの寿命は若干伸びるようです。あと、濃くて抜けるような欠点は目立たなくなります。」
「温暖化でワイン自体の酸が減る傾向の昨今では錬金術のような技術なのかな(笑)?」
私「左様かと(笑)。でもワインの品質の決定要因は旨味の酸味だと思います。」
「除梗率〇〇%なんてありますけど。それは?」
私「葡萄果自体の酸が無いと全房発酵してもバランスが取れないからでしょうね。」
「なるほどタンニンと酸味のバランスが取れないんですね。結局は葡萄の収量に行きつく訳ですね(笑)。薄いワインを濃く見せる技術でもあるのかな(笑)?」
私「それを大きな声で言えません(笑)。カリフォルニアのワインの最近の分析表を見ると総酸〇〇gではなくPH〇〇とあります。もともと酸のないワインですから、そういった方向に行ったようです。タンニン量とエキス分勝負のスタイルですから酸は関係ない(笑)。」
家内「ボルドーのグラン・ヴァンの生産者も酸の低下を防ぐ技術として活用しています。10年程度は美味しく飲めると言ってました(笑)。」
「グリフって何年くらい持ちますか?」
私「解りません(笑)。まだリリースしてから10年も経っていませんので。」
「すぐに飲めるし、しかも熟成もする。そんなワインあるのかな?」
私「D.R.C.だってそんなものかと。エシェゾーよりはしっかり感じますが(笑)。」
放送禁止発言なので絶対に拡散しないでくださいませ(笑)!
どうもありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
Oct 29, 2023 by weblogland |◎ヴェルドゥッツォ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 微発泡 白 I.G.T.
イタリア マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1697円税込み スクリュー・キャップ
◎ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1697円税込み スクリュー・キャップ
家内「大好きなコンテッセのフリザンテですが、コンテッセのラインナップから無くなるようです。残念!」
私「コンテッセはプロセッコのトップランナーですが、商品をプロセッコに集中させる一環とのことでした。でもですね(笑)
、ヴェルドゥッツォやピニャ・ネロはプロセッコとは関係ないと思うのですが…。
まあ、ブランド戦略の見直しなのかな?」
「それにしてももったいない。こんなに美味しいのに。」
家内「このフリザンテは品質も高い。翌日に飲み越して飲むと、泡の圧は落ちますが、液体の中から泡が出てきます。熟成の期間が普通より長いようです。」
「そうそう、時間が経って泡が落ちてもワインとしては美味しいんだよね(笑)。だから冷蔵庫には恒に1本入ってますよ(笑)。」
「この手の泡って時間が経つと妙に甘さがべたっと口の中に残るものが多いから、すぐ飽きる(笑)。でもこれそれがない。だから飲み飽きないんだよね。家では家内が好きで(笑)、必須アイテム。」
私「そうですよね。我が家でもかなりの本数を消費しますが、Kさんには負ける(笑)。個人レベルでいったらKさん宅は日本で一番コンテッセのフリザンテを飲んでいるかも(笑)?」
家内「そうすると我が家は日本で二番目
(笑)?」
「これってアルコール感がないから我が家では抜きのワインとして活躍したなぁ(笑)。」
「えっー、抜きのワインって?」
「今日はちょっと飲むのを控えようって時に飲むワイン(笑)。」
私「失礼しました!日本で二番目にコンテッセのフリザンテを飲んでいるのはTさんでございます。我が家は三番目でした(笑)。」
「このフリザンテ、柔なバランスが好ましいんですよね(笑)。普通に食べながら何も考えないで飲むには最適(笑)。」
「普通に美味しいんですよね。いつも寄り添ってくれる(笑)。」
「白のヴェルドゥッツオって青い植物っぽさがあるから青物野菜なら何でも行けちゃうんですよね(笑)。」
家内「ミョウガ、生姜、ネギなんて鉄板ですよね。白菜をたくさん使った鍋なんかも良いですよ(笑)。」
「ポン酢醤油とも相性がイイし、味噌とも合う。オールマイティーなんだよね(笑)。」
「このフリザンテ、丸っきりのドライじゃないけど、残糖分の案配が良いんですよね。和食だと砂糖使うから、フリザンテの旨味甘味と上手くシンクロするんですよね(笑)。」
私「おー!さすが鋭い!」
「和食の煮物…、土佐煮…、椎茸を甘辛く煮たもの…。生姜を効かせた煮魚も合いますよね(笑)。」
私「真夏に冷奴を食べる時にヴェルドゥッツオは最適!ミョウガ、生姜、ネギをたっぷりかけて、さらにオカカをたっぷりかける!」
家内「ヴェルドゥッツオを飲みながらホタルイカの沖漬けが美味しいとか(笑)。」
「醤油にレモンやカボスなんかを入れればさらに良し(笑)!鬼に金棒(笑)。」
「日本人好みの重宝な泡ですよね。残念!マスキューさん、ここに並んでるだけでお仕舞いですか?」
家内「倉庫にもう少しありますが、年内いっぱいは持ちません。11月いっぱいくらいは大丈夫だとは思いますが。」
私「一番困るのは来年のお花見でございます!とても個人的でジャンクな話で申し訳ありませんが、私ドトール・コーヒーのミラノ・サンドAを食べながらロゼ・フリザンテを飲むのがお花見の楽しみでした。来年はそれが出来ない!悲観にくれております(笑)。」
「ロゼの小粒の梅やチェリーの香りは良いですもんね(笑)。」
「ロゼ・フリザンテは香りも色も綺麗。チャーミング(笑)!」
「チャーミングってこのワインを言い得てますね(笑)。」
「ローストビーフなんかもいけそう(笑)。」
私「ローストビーフいけます(笑)!」
「ホースラディッシュに合いそうですよね。白も合うかな(笑)?」
「う~ん。マスキューさんは冷奴と花見に困るんですね(笑)。」
私「左様でございます(笑)。」
「僕もロゼ・フリザンテ持ってお花見いきましたよ(笑)。スクリュー・キャップだから手軽(笑)。プラコップに桜を透かして飲むと楽しかった。」
「ロゼ・フリザンテに桜の花びら浮かべて飲みましたよ(笑)!王様になった気分でした(笑)。」
「そうそう。白もロゼも瓶が薄い水色ですよね。白はグリーンがかって綺麗なんだけどもロゼはロゼ色が褪せて見えますよね。グラスに注ぐと淡い綺麗なロゼ色。もったいないですよね(笑)。」
家内「気がつきませんでした(笑)。仰る通り!」
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中近東的なスパイスに酔いしれました
Oct 05, 2023 by weblogland |昨日の火曜日の晩、ルケ2017年を飲みました。実は土曜日の試飲会の最後の方で開けたもの(笑)。ですから開けてから丸3日目です。
試飲会で「香りと味わいが一致しない。」というご意見があり、気をつけながらティスティング。とても美味しい液体に多量の旨みタンニンを感じながら、中近東的なスパイスに酔いしれました(笑)。とても折り合いが良い。
???
試飲会の時何故か折り合いが悪く感じたのか?
開けたてはちょっと暴れますが、しばらくすると落ち着いてきます。う~ん。薄々は気がついていたのですが、試飲会だと乱暴にワインを注ぎ気味。きっとこれが原因。それとワイン自体アルコール分が高く強い、同時に開きにくいのも一因なのかな。
難しいですね。
今晩もルケ2017年、美味しくいただきます(笑)。
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桝久 試飲会 リポート 後半
Oct 03, 2023 by weblogland |「う~ん。全体的に高次元(笑)。ヘレラーのグリューナー・ヴェルトリーナの後に来るわけだ(笑)。」
「桃(笑)!」
「マスキューさん!以前にもこのワイン、試飲会に出しましたよね(笑)?」
私「はい。2020年ヴィンテージでお試しいただきました。比べると2020年の方がファットかな。この2021年の方が締まった感じですか。」
「うんうん。香りは同じように桃(笑)。でも2021年の方がもっとトロピカルかな。」
「ソーヴィニヨン・ブランとは違う味わい。ボルドーらしくないですよね(笑)。」
家内「ソーヴィニヨン・ブランの変異種です。果皮が灰色になっているようです。自分の畑の変異種を増やしたようです。接ぎ木したのかな(笑)。」
「なるほど、手がかかってますね(笑)。丁寧ですね。」
「だからオリジナルな味わいなんだね(笑)。たしかにソーヴィニヨン・ブランな共通した青臭さはありますが、ボルドー・セックというよりはサンセールに近い味わいだもんね(笑)。」
「ソーヴィニヨン特有の馬小屋臭は無くは無いけど、ブランとグリは別物だよね。」
家内「あと、供出温度が低すぎると香りが立ちません。セラーから取り出して飲み始めるのが良いと思います。」
「そうすると15℃くらいかな?」
家内「はい。ゆっくり温度が上がるにつれ香りがどんどん開きます。20℃くらいがベストかな(笑)。私は常温が好きなのですが(笑)。」
「とても美味しい。日本だと余市の白ワイン匹敵しますよ(笑)。とても美味しい(笑)。あと長野のサンクゼールのワインも美味しいですね(笑)。」
私「ありがとうございます。余市のケルナーにもちょっと似てますよね(笑)。それにしても良くご存知ですね。驚きました(笑)。まさかカリフォルニア出身のアメリカ人に日本産ワインを教えていただくとは(笑)!」
「家内が好きなもので…。日本にもう19年居ますし(笑)。」
私「マスキューは日本のワインの扱いがないので、変に思われたかもしれませんね(笑)。」
「何を食べながら飲もうかな(笑)?」
「クリーム系のシチューは鉄板(笑)。」
家内「豆を沢山入れると更に良さそう(笑)。」
私「アスパラのベーコン炒め!単純(笑)。」
「マスキューさん!新しく開けたのと昨日開けたのを比べると、昨日の方が出汁っぽいです(笑)。旨味が沸き上がっている。鰹の血合いなんか合いそう(笑)。」
「冷静に考えるとスパルタンなワインなんですよね(笑)。濃度も立派。ミネラリーだし。ボルドーらしくないし(笑)。」
「複雑。パッションフルーツや桃だけじゃない。一辺倒ではない。」
「今日の並び完璧ですね(笑)。このワインが4番目なのが良い(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。」このあと赤2本でスパートをかけます(笑)。」
●シャトー ムーラン・ド・リュクリュー 2019年 フランス ボルドー赤 ブライ コート・ド・ブライA.C. 750ml 2545円税込み
「同じラベルですね(笑)。同じシャトーの白・赤揃い踏み(笑)。」
家内「赤は2019年です。」
「おっ!しっかりしてて綺麗(笑)。伸びやかさにうっとり(笑)。」
「軽やかさはあるけど、軽くはない(笑)。品の良いミッチリ感(笑)。」
「赤い小粒の果実がみっしり(笑)。セパージュは?」
家内「メルロー95%にマルベック5%です
。」
「ボルドー特に左岸のメルローって果実がプラムやプルーンでちょっと大きめなんだけど、これは果実が小粒ですよね。」
「でも、サンテミリオンやポムロールのメルローとは違うんだよね。素朴な葡萄の味わい。それを磨いたような感じ。」
「後の強烈なルケから戻って飲んでも負けていない(笑)。」
私「澱引きをとても丁寧にしています。雑味がないですよね。」
「タンニンは多量ですけど、とても綺麗に仕上がってる(笑)。」
家内「このシャトー、樽熟成をしないスタイルです。明瞭な果実味を追及するスタイルのようです。それとオーナーはシャトー当主というよりヴィニロン。畑も古いし伝統的。」
私「プレス果汁はあまり加えていない感じです。加えたとしてもかなり繊細に調整してますね(笑)。」
「そこはやはり右岸の良さ(笑)。あとマルベックが効いてるよね(笑)。」
私「ザクロ、いちじくのパンチが効いた赤い果実のニュアンスですよね(笑)。最初飲んだときメルロー90%、カベルネ・フラン10%の割合だと間違えました(笑)。」
Yご夫妻「乾燥いちじく持ってきましたから試してください。いちじくとデーツが我が家のワインのあてです(笑)。」
私「Yさんの乾燥いちじくって半生で柔らかくて美味しいんですよね(笑)。ありがとうございました!」
いちじく効果大爆発(笑)!
「このいちじく柔らかくて美味しい!私が買ってくる乾燥いちじく固くてイマイチなのよね(笑)。マスキューさん売ってるの?」
私「いえいえ。どこで購入したのか聞いておきますね。」
「口の中で爆発が起きました(笑)!美味しい!コレだけで十分(笑)。」
「あれ?ラベルに小さく『ヴァン・ビオロジック』って書いてありますよ(笑)。う~ん、謙虚!」
「変にビオや自然派を謳ってないのがイイね(笑)。実際飲めば解る(笑)!伸びやかなんだよね(笑)。」
「そうそう。しかも名前だけで高く売り付ける(笑)。」
●ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック 2017年 ルカ・フェラリス イタリア ピエモンテ 赤 ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G. 750ml 3300円税込み
私「去年のマスキュー試飲会で2019年をお出ししました。今回は限定入荷で2017年のバック・ヴィンテージです。生産者のご好意でございます(笑)。」
「うわっ!凄い!ただ者ならざるワインですな(笑)。」
「凝縮感が凄い!渦巻いてる(笑)。あと香り。」
「香りだけで酔わされる(笑)。」
「2019年もこうなるのですかね?」
私「おそらく。2019年がガンベロでトレ・ヴイッキオリに評価されたのが何故か解りました(笑)。」
「ルケのD.O.C.G.の中でトップの評価ですね(笑)。」
「この香り…、なんと言ったら良いのだろう?チーズっぽい?」
「独特、複雑、強烈、圧倒的。プラム系ではあるが…。」
「甘さ、ボリューム感は凄い(笑)。ちょっと次元が違う。マスキューさん曰くのグレート・ワイン(笑)。」
家内「2019年は森のニュアンス。湿った感じでした。苔やシダ、キノコ、熊みたいな生々しさ…。」
「磯の爽やかな香り…?」
「珍皮みたいなオレンジっぽさもありますね(笑)。」
私「2017年は、それに中近東辺りのエキゾチックなスパイシーな香りが高濃度で混ざった感じです(笑)。」
「あー!モロッコ辺りのイメージ!ちょうど昨日映画『カサブランカ』観たんですよ。あの空気感ですね(笑)。」
「香りがとてつもないんですけど、液体と一致しないんですよね?」
家内「このワイン、アルコール分が15%もあります。私は本来甘口に仕上げるべき品種だと思います。」
「もっと時間がかかるのかな?」
私「左様かと。あと2~3年後にまた飲んでみたいワインです。」
「なるほど!時間が経つとアルコール分も下がりますもんね(笑)。」
「マスキューさん、たしかすぐ飲める弟分的なキュヴェありましたよね?」
私「はい!醸しを短くしてピノ・ノワール的な作りの『ブリック・ビアンク』です。」
「あれとこれが同じとは思えない(笑)。作り方でワインってずいぶん変わるのですね(笑)。」
「ところでこのワイン、何に合わせたら良いのでしょうか(笑)?」
私「正直思い当たりません(笑)。ピエモンテと言ってもリグーリアとの州境ですから、山の中(笑)。鳥などのちょっと臭い系のジビエかな?」
「シェーブル・チーズ?」
家内「鰻(笑)!」
「ところで今回のサブリミナルは何ですか?」
私「ドメーヌ・バサックのラスボス(笑)カベルネ・フランでございます(笑)。3本しか無かったので、早々無くなりました。週明け月曜日には追加分が届く予定です(笑)。」
家内「数の確保ができましたら来月の試飲会に出すつもりです。」
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半
Oct 03, 2023 by weblogland |長く続いた酷暑でワインから遠ざかった方々もようやくスイッチが入ったようです(笑)。『マスキューまだやってるかな?』なんて心配してくださったのかな(笑)?
まあ、たしかに酷暑で我々融解しそうではありました(笑)。
ご来店ありがとうございました!
●限定品 カスターニョ・エコロジコ・モナストレル 2021年 ボデーガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O. 赤 750ml 850円税込み
「マスキューさん!柿収穫してきましたよ(笑)。」敬愛するAご夫妻ご来店です。
私「おー、柿!ありがとうございます!ところでどちらで収穫したんですか?」
Aさん「マンション暮らしだから家の庭って訳にはいかない(笑)。近所の白〇神社(笑)。柿の表面にゴマが入ってるから、渋柿ではないよ(笑)。」
私「えっ!ゴマ?」
Aさん「胡麻みたいな黒い点が果皮にあるでしょ。これは柿のタンニンが集まった証拠。だから果肉は渋くない(笑)。」
私「ホントお詳しい!ありがとうございました!」
Aさんの奥様「そういえばベランダに高バサミがあったけど、あれで切ってきたの?」
Aさん「まさか!高バサミ持って柿を取りに行ったらいかにも確信犯。たまたま眺めていたら美味しそうな柿を見つけて、ちょっと魔が差していただいた(笑)。って言い訳出来ないじゃん。」
私「柿って手の届くところにはなりませんよね。どうやってもいだのですか?」
Aさん「内緒。ガハハハ(笑)。」我々大爆笑!
始まり、始まり!
「これがアウトレットの赤ですね。今時1,000円以下のワインってあまりないですよね(笑)。」
「安いだけのワインだったらあるけど、コレ普通に美味しい(笑)!」
「もうこのワイン2本飲んだけど(笑)。初日にちょっとだけ飲んで、翌日にアンダーショルダーまで飲んで、さらに翌日ミディアム。三日間楽しめましたよ(笑)!」
私「大事に飲んでくださりありがとうございました!リポートまでしていただき恐縮です!」
「飲みやすい!コレって大事なんだよね(笑)。僕は飲みやすいか、飲みにくいかで、直感的に判断します(笑)。」
「変に口に当たることなく、スイスイ飲めることが大事かな(笑)。コレ合格(笑)。」
「フルーティーでフレッシュ。甘さもしっかりある。」
「いわゆるタレを使えば何でも合いそうですよね(笑)。」
「安い焼肉屋さんで、こんなワインがテーブル・ワインで出てくると嬉しいね(笑)。」
「赤身のマグロ!漬けなんか良さそう(笑)。」
「ちょっとジャンクフードだけど、カールのチーズ味食べながら飲みたい(笑)!」
「あっ!懐かしい(笑)。今売ってないんだよね(笑)。」
「甘さと酸味のバランスが良い(笑)。」
「デイリーな規格で作ったワインでしょうが、コスパはとても良いですね(笑)。助かりますよ(笑)。」
家内「翌日になるとフックラ感が増して、モナストレルらしさが出ます(笑)。」
「うんうん。あの辺りのモナストレルって昔は渋くてしょうがなかった(笑)。こんなに飲みやすいモナストレルって、あの時は想像出来なかったですよね(笑)。イノヴェーションしてますよね(笑)。」
私「そうですよね。かつてはブレンド用にバルクで売られていました。」
家内「その分長寿(笑)。20年経ってもまだ渋い(笑)。」
私「30年くらい経つと美味しくなる(笑)。」
「それじゃ商売にならないですね(笑)。」
「あー!マスキューさん古いモナストレルがセラーに並んでますよね。あれですね
。たしかに美味しかった。80年代でしたよね(笑)。」
家内「試飲会で一度古いモナストレルお出ししました(笑)。」
「あっ!思い出しました(笑)。」
●『ツヴァイゲルト』2018年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー オーストリア ニーダーエスタライヒ州 カンプタール 赤 1L 1885円税込み
「あれ?このワイン、ボトル大きくないですか(笑)?」
私「えへへ(笑)、1L瓶です(笑)。」
「背は高くないけどずんぐり(笑)。」
「う~ん。しっかり、しっとり。美味しいね(笑)。」
「シンプルなんだけど、しっかりしてる。」
「生真面目に作った感じがしますよね(笑)
。」
「ツヴァイゲルトって聞いたことないでさす。」
私「ブランフレンキッシュとサンロマンの交配品種です。サンロマンも交配品種でしたね。オーストリアはドイツ同様に交配に熱心です(笑)。このワインはちょっとボジョレーのガメイに似たニュアンスですね(笑)。」
「うんうん。ちゃんと作ったボジョレー・ヴィラージュみたいだよね(笑)。」
家内「先月のマスキュー試飲会ではツヴァイゲルトのロゼを出しました。」
「あのキレキレのロゼですね!」
私「ちょっとトマトっぽいロゼでしたね(笑)。」
「ちょっと待ってください(笑)。あのロゼとこの赤って繋がらない(笑)。たしかロゼは冷ややかだったし、これは暖か。産地の違いですか?」
家内「(待ってましたと)両方ともドナウ川を挟んだ近いところです。赤の方が北です。ですから土壌に由来しているような気がします。目下私の研究課題です(笑)
。」
「土壌は石ころだらけの痩せた土地なんですか?」
私「とても肥沃な沖積地いわゆる黒土地帯です。葡萄は恵まれてます(笑)。」
「派手ではないんだけど、ベリー系の香りが可愛い。」
「タンニンがきめ細かいし、しかも力がある。滑らかでタニック。
「若々しいし、飲み頃ですね(笑)。瑞々しい。」
私「ここで問題です(笑)。このワインのヴィンテージは何年でしょうか?」
「最初のスペインワイン2021年だから…。同じくらいか、2020年くらいか…、かな(笑)。」
私「セオリーですね(笑)。我々も2020年ヴィンテージだと思っていました(笑)。でもですね、正解は2018年でした(笑)。」
「そんなに経っているんですかぁ(笑)。ということは、酸化が遅い→濃い→良いワイン、ということなんですね(笑)。」
「ちょっと見、スクリュー・キャップが心もとないですが(笑)。性能良いのですね。感心しました(笑)。」
私「樽熟成のニュアンスはしませんが、古いオーク樽で14ヶ月熟成しています。ちょっと後味にココアみたいな香りがほんのりあります。きっと伝統的な作りなんだと思います。」
「余計な香りを付けないスタイルなんですね。食事に合わせやすいはずだ(笑)。」
「味は何とはない感じのワインだけど、その実しっかりとした良いワイン。」
「ビストロでこんなワインをテーブル・ワインに使ってくれたら嬉しい(笑)。」
〇『グリューナー・ヴェルトリーナー』 2022年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー オーストリア ニーダーエスタライヒ州 カンプタール 白 1L 1885円税込み
「今度は白ですね(笑)。マスキューさん、普通試飲会って白→赤の順番ですよね(笑)
。」
「う~ん。これはストライク(笑)!ずばっと来るね(笑)。」
「伸びやか(笑)!ちょっとガスっぽいかな
?」
家内「2022年ヴィンテージですので、出来たばかりです。ちょっと時間が経つとガスっぽさは消えていきます。」
「広がりが良いし、とてもミネラリー。赤同様のしっかり感がありますよね(笑)。」
「それに穏やかさが伴っている不思議(笑)
。だから飲みやすい。とても普通に美味しい(笑)。」
「硬質なんだけど優しい(笑)。」
「しっかり辛口でミネラリー、クリスピー
。汎用性高いですね(笑)。」
私「実はオリジン弁当の豚カツが好きでして(笑)…。あのクリスピーな衣を食べるといつもグリューナー・ヴェルトリーナ飲みたくなります(笑)。」
「ピリッとしたニュアンス?」
家内「グリューナー・ヴェルトリーナの特徴 白胡椒の香りです。」
「豚カツにマスタードの組み合わせは鉄板ですね(笑)。」
「豚カツってウィーン風カツレツが原型(笑)。小麦粉まぶして揚げれば何でも合いそう。」
「タルタルソースも欠かせない(笑)。海老フライ!食べたくなった(笑)。」
「赤も白も隠し味に出汁っぽさがあるから
この点でも日本人好みですね(笑)。」
家内「あと油の種類ですよね。相性が良いのはバターやオリーブ油ではなく、穀物系のオイル。中華料理にも合わせやすい
(笑)。」
「白胡椒たくさん降った八宝菜食べたい(笑)!」
「辛辣ラーメン!」
「今日の試飲会 赤→赤→白 この流れの意図が解りましたよ(笑)。」
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さあ、明日は原宿で試飲会です!
Sep 07, 2023 by weblogland |昨日今日と取り寄せたサンプルも来ましたし、扱えるアイテムがあれば良いのですが(笑)、こればかりは希望でしかない(笑)。明日の試飲会もダメ、取り寄せたサンプルも全滅なんてことの方が可能性大(笑)。
まあ、世の中そんなものかな(笑)。
原宿にお登り出来ることは嬉しいんですけどね(笑)。ちょうどお昼時ですから何食べようかな?竹下通りの入口の吉野家
では芸がないとは思いますが(笑)、めんどくさくないんですよね(笑)。
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桝久 試飲会リポート 後半
Aug 30, 2023 by weblogland |●ラゼロール・ヴィエイユ・ヴィーニユ 2019年 レイモン・ジュリアン 南フランス ラングドック 赤 ミネルヴォアA.C. 750ml 2263円税込み
私「この赤、マスキューの定番でございます(笑)。南フランス・ミネルヴォア産、フィトウよりだいぶ内陸に入ったところです。」
「前に試飲会に出ましたよね?」
家内「はい。たしか2018年のメイクでした。今回は飲み頃に入ってきた2019年ヴィンテージです。」
「う~ん。旨い!濃いけど全然大丈夫(笑)。」
「タンニンと旨味のバランスが良いよね(笑)。果実感がフルーティーだよね(笑)。」
「酸っぱい小粒の桃かな?」
私「カリニャンらしい桃やスモモの味わいって可愛くて好きなんですよ(笑)。私の大好物でございます(笑)。」
家内「山桃かな(笑)?」
「そうそう、こないだの試飲会で食べた味
(笑)!」
「カリニャン旨し(笑)。でもフィトウの方もカリニャン入ってますよね?でも山桃の香りはしないですよね。何でかな(笑)?
」
私「特に渾身の作りのミネルヴォアのカリニャンこそこの味わいが出ます(笑)。他の地では補助的な役割の品種。あまり珍重しません。」
「そうそう。ローヌなんかだと量合わせみたいに使われるもんね(笑)。」
「う~ん。このカリニャン美味しいし、とてもハイクラスなお味ですよ(笑)。」
「飲んでみるとニッキの特徴的な香りがします。この瞬間思い出しました(笑)。味わいの記憶って凄いですね(笑)。物忘れが良くなった昨今、我ながら天晴れ(笑)!」
「贅沢感がある。割りに安いですよね(笑)。」
「赤紫蘇、梅の香り、あと小粒のプラム、
とても豊か(笑)。体に染み入る味わい。すべてがとても自然。」
家内「房ごと発酵槽に入れて発酵。そしてプレスせずにワインだけを抽出する古典的な作りです。特別謳っていませんが、ナチュラルなワインだと思います。」
「ここの家でシラー100%のワインありましたよね?ちょっと高いけどアレも美味しいよね(笑)。」
私「『ル・サンドル』です。この『ラゼロールより飲み頃になるのにちょっと時間はかかりますが、アレも美味しいです(笑)
。」
「店長!今日の並び凄いですね(笑)!こんなに暑くても赤が美味しい(笑)!」
私「ありがとうございます(笑)。意図はバレバレですね(笑)。」
〇マスカット・オットネル ビー・ナチュラル 2022年 ミューラー・グロースマン オーストリア 白 750ml 3582円税込み
賛否両論、とはいえ衝撃的(笑)!先ずはラベルから(笑)。
「このラベルの女性?」
家内「ミューラー・グロースマンのマーリーさん。彼女渾身の白ワインとのことです(笑)。」
「なるほど(笑)。でもラベルに自分の顔はイケマセン(笑)。奥ゆかしくない(笑)。謙虚じゃない(笑)。」
「まあ、女性の水着の写真よりはまし(笑)。」
「彼女の固い意志の表示だよね(笑)。」
「う~ん。笑顔じゃないからちょっと怖い
(笑)。」
「いやー、真剣なんだよ(笑)。ビー・ナチュラルに。」
「夜冷蔵庫から取り出し一人飲むにはこのラベルちょっと怖い(笑)。言い過ぎごめんなさい(笑)。」
家内「ようやくここまでたどり着いたのはたしかです。本来は白のグリューナー・ヴェルトリーナーをメインで作っており、ようやくナチュラルなワインを作り販売出来るようになりました。」
私「今日の試飲会の二番目のロゼも同じ生産者です。どれも共通して広がりが良いワインですね(笑)。」
「ラベルでさんざん文句言ったけど、凄い香り!圧巻!トロピカルで大きくて深い。」
「ライチ…。ゲヴュルツトラミネール。いや、似てるけど香りの分量が凄い。しかも辛口。」
「トロピカルフルーツ、薔薇、香りはめちゃくちゃ甘いけど、しっかりドライ。」
「広がりが凄いね。後味はまるでハチミツ
。」
私「翌日になると安納芋みたいな香りが出てきます。」
「杏仁豆腐のシロップ飲んでるみたい(笑)。」
「マスカット・オットネルってあまり高級なイメージ亡かったけど、これは高級ですよね(笑)。」
「う~ん。ソルティーライチ(笑)!」
「塩からさや生姜みたいな植物っぽさがある。」
「くちなしの花みたいな香り(笑)。」
「中華料理の塩味の餡掛けに合う(笑)!」
「ハモの懐石コースなんかこれ1本で楽しめそう(笑)。」
私「おー!さすが!」
「旨味が香りにマスキングされてますよね
(笑)。」
「香りと口中の液体の味わいがシンクロしない。」
私「そうですね。品種の特性のような気がします。」
家内「似たスタイルですと『ドンナルーチェ』かな(笑)。私には香りが強すぎる(笑)。」
私「好みが別れるところではありますね(笑)。まあ、どちらも基本尽力したグレート・ワインの範疇だとは思いますが…。
まあ、ユニークではありますね(笑)。」
「王道のシャルドネやリースリング派かドンナルーチェ派か?私はどちらも好き派(笑)。」
私「座布団1枚!」
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桝久 試飲会リポート 前半
Aug 27, 2023 by weblogland |昨日、一昨日とお暑い中ご来店ありがとうございました!35℃は越えなかったようですが、かなり暑かった。
◎ランブルスコ・ディ・ソルバーラ セッコ ザナージ イタリア エミリア・ロマーニャ 微発泡 ロゼD.O.P. 750ml 1,885円税込み
「あー!旨い!」
「たまらん!」
「ぷはー!生き返る。ビールより効くね(笑)。」
「まさに暑さ凌ぎの必殺技。」
とりあえずグビッと飲んでいただきましたが、皆さんまず最初の一口目に言葉が無い(笑)。二口目以降ようやくティスティング開始です(笑)。
「ランブルスコってロゼがあったんですね
。赤しかないと思ってました(笑)。」
家内「はい。こんなにドライなロゼは初めてです(笑)。」
「しかもこの弾けるようなフランボワーズの香り。衝撃的(笑)。」
私「かなり強めに冷やしております(笑)。そうするとアセロラっぽさよりフランボワーズっぽさが強く出るようですね。」
「そうそう。泡が更に清涼感を増してますよね(笑)。泡と果実味のコンビネーション
!井上尚哉のコンビネーションみたい(笑)
!最強(笑)。」
「マスキューさん曰く『必殺技』解るね(笑)。」
「店長!『奥義ランブルスコ』!(笑)」
「圧倒的清涼感(笑)!」
「ランブルスコ好きで沢山飲みましたが、こんなスタイルのランブルスコは初(笑)
。驚きました(笑)。」
「暑さでゾンビになりそうなのを人間に引き戻してくれる(笑)。もう8月も終わりに近いのに…。」
「このランブルスコ、すぐ飲んだ方が良いのかな?」
家内「泡自体は3気圧以下ですから、そんなに強くありません。開けたてのこの状態が飲むにはベストだと思います。」
私「さすがに翌日になると泡の勢いが落ちます。そうするとちょっとダレます。」
家内「ちょっと重い感じになりますね(笑)。」
「とてもドライに感じますけど…。酸が多いからですか?」
私「左様かと(笑)。クエン酸が多いですよね。ただ酸っぱいだけではなく旨味に通じているかと。」
「なるほどね(笑)。この梅みたいな果実味ですな(笑)。梅肉をつかえば何でも合いそう(笑)。」
「塩辛いツマミがあれば良い。そうするとやはり生ハム(笑)!さすが美食の地。」
「和食の揚げびたしなんか良いですね(笑)
。なす、野菜はもちろん合うはず(笑)。」
家内「さすが!良いですね(笑)。」
「沢山の薬味を添えた天ぷら!紅葉おろしをたっぷり天つゆに入れて…、合うな(笑)。」
「そうそう。熱々の天ぷら食べながら冷えたランブルスコ・ロゼを飲む!こりゃたまらん(笑)。」
「このランブルスコは清涼感が際立ってますが、実は食べ物…、本来食事しながら飲むべきかも(笑)。」
私「そーですよね(笑)。でもこの夏コレに救われました(笑)。何本飲んだことやら(笑)。」
◎ツヴァイゲルト ロゼ 2021年 オーストリア ニーダーエスタライヒ州 D.A.C.クレムスタール ロゼ 750ml (スクリューキャップ) 2074円税込み
「あー!突き抜ける(笑)!これランブルスコとは違った意味で清涼。綺麗だよね(笑)。」
家内「オーストリアでよく栽培されるツヴァイゲルト種で作ったロゼです。とてもドライに仕上がっています。」
「赤のツヴァイゲルトって濃くてたっぷりしたシンプルな品種ですよね。」
私「ツヴァイゲルトってどんな香り?って聞かれるとはっきり答えられませんよね
(笑)。」
「昔オーストリア航空乗って移動したとき機内サービスで出た赤がツヴァイゲルトだったなぁ(笑)。美味しかった記憶はあるんだけど(笑)。」
「そうそう、余市のツヴァイゲルト飲んだけど美味しかったな(笑)。」
「でもこのロゼ特徴的ですよね(笑)。アセロラ…、それも暑くない。綺麗。トマトみたいなニュアンスもある。」
私「そーなんです(笑)。トマト、特にミニトマトみたいです。」
「なるほどね(笑)。ミニトマトの凝縮された感じに似てる(笑)。水っぽい大きなトマトではないよね。」
「ということは、トマトに合う(笑)!」
「ツヴァイゲルトがこんな味わいとは…!
意表を突かれました(笑)。」
私「このロゼ飲んで品種解る人はいないですよ(笑)。」
「カプレーゼ食べながらこのロゼ飲んだら美味しいでしょうね(笑)。」
「トマトピューレ使えば何でも合いそう(笑)。」
「トマト+ハード系チーズのすりおろし。これですよ(笑)。」
「さらにたっぷりのオリーブオイル(笑)。」
「マスキューさん!今日の一番二番の順番グッドです(笑)。完璧な導入(笑)!一番目はクールダウン。すると二番目から正常な判断が出来る(笑)。食べ物のことも考えられる(笑)。二番目になると胃が動き出す(笑)。」
「たしかに(笑)。二番目飲むと食べ物のことを考えられる(笑)。」
「ミニトマトをふんだんに使った冷静パスタ!」
「香味野菜も沢山乗せる(笑)!」
「植物っぽいニュアンスがあるから良さそう(笑)。」
「単純に塩味で合わせる!」
「中華料理なら幅広く合いそう(笑)。」
家内「オーストリアのワインは穀物系の油に相性が良いです。そうすると日本人にとっても違和感のないものだと思います。」
私「この家のメインは白のグリューナー・ヴェルトリーナーです。粘りがあって白胡椒のニュアンスがあります。共通のものを感じます。」
●フィトウ 2021年 ドメーヌ・ド・ロラン 南フランス ラングドック 赤 フィトウA.C. 750 ラングドック 赤 フィトウA.C. 750ml 1697円税込み
私「これだけ暑いと赤ワインは敬遠勝ちです(笑)。我が家でも取り敢えず家に帰ったらビール大瓶1本!それから白赤となります。そうすれば赤も宜し(笑)。そんなこんなでへそ曲がりのマスキューは『夏に飲める赤』をテーマに探しました(笑)。」
「これ定番のフィトウですよね?南フランス・ラングドックの濃いワインですよね(笑)。」
私「左様でございます(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しくださいませ!」
「あれ?するっと飲める(笑)。渋くない!」
「うんうん。薄くはないし…。こんなに飲みやすいんだ。」
「フルーティーという訳でもないけど、飲みやすい(笑)。喉ごしが良い(笑)。」
家内「温度がワインセラー 15℃くらいが良いみたいです。」
「なるほどね。ボジョレーみたいな軽くてフルーティーなスタイルなら解るけど(笑)、これも有りだね(笑)。」
「赤ワインって15℃位だと渋く感じる。セラーから出してすぐ飲んでも渋いよね。これだと今20℃くらいかな?」
私「そーですね。今20℃くらいですね。」
「う~ん。15℃がベストかな。そうすると夏向き(笑)。重宝だね(笑)。」
「いわゆるフルボディーの赤ではないけど
、充分な濃さ。タンニンがまるで渋くないんだよね(笑)。磨かれている(笑)。」
家内「今日のラインナップの二番目と三番目のこの赤は女性醸造家によるものです。」
「へぇー。真面目に作ってる感ある(笑)。」
「タンニンもしっかり入ってるんだよね(笑)。」
「とてもミネラリー!ラングドックの南らしいガリーク由来のミネラルなんだな。バランスも良い(笑)。」
「ラングドック・ルーションっぽいよね(笑)。でも暑苦しくない(笑)。」
私「フィトウは海岸部と山間部に生産地域が別れます。海岸部はムールヴェドルが入ってヘビーなスタイル。カスレに合わせる高級品です。これはカリニャン、グルナッシュ、シラーをブレンドしたもの
。早く飲めるデイリーなスタイルです。」
「それで一つのAOCなんですか?」
家内「不思議ですよね(笑)。山間部のフィトウは昔は固くて頑強と言われていましたが、これは都会的ですよね(笑)。以前のメイクは2019年ヴィンテージ。今回は2021年ヴィンテージです。より飲みやすく仕上げた感じです(笑)。」
「果実感はあまりないけど(笑)、ちゃんとした赤ワインを飲んだ満足感があるよね
(笑)。」
私「我が意を得たり!でございます(笑)。」
「またマスキューさんに乗せられちゃったかな(笑)?」
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