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>『ドンナルーチェ』恐るべし!
Mar 04, 2011 by toshiaki |今日ワイン・エキスパートのKさんがお見えになりました。
Kさん「こないだの試飲会行けなくてすいませんでしたね。」
私「いえいえ、とんでもございません。土曜日の試飲会の残りですが、『ドンナルーチェ』がまだちょっと残ってますから、一舐めしませんか?」
そんな訳で試飲です(笑)。
Kさん「あー、例の辛口のハニーなワインですね。丸六日目ですか。」
私「たぶん大丈夫だとは思うんですが。」
相変わらずハニー、かなり落ち着いた風情です。グレープフルーツなどの柑橘類の香りはしっかりしています。
Kさん「これはスゴイ!こんなワインあるんだね。」
私「ワインはたしかに力は落ちてきている感じはしますが、全然崩れませんね。普通はもう壊れていても不思議ないんですが。」
Kさん「マルヴァジアって不思議な品種だね。」
私「そうですね。とくにポッジョ・レ・ヴォルピのマルヴァジアは特殊ですよね。」
Kさん「そうだよね。このワイン長持ちしそうだけど、こんなマルヴァジア経験したことないなぁ。」
私「ポッジョ・レ・ヴォルピでもこの『ドンナルーチェ』ができる区画は特別なのでしょうね。こんなに糖度が高そうなのにアルコール分が13%で納めています。」
Kさん「うーん。恐るべし!」
気がついたのですが、このワイン、女子会なんか最適かも?でも飲みすぎるかもしれませんね(笑)。
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試飲会へのご参加ありがとうございました。
Feb 28, 2011 by toshiaki |まずはアルゼンチンのヴィーニャ・ドーニャ・パウラの『ロス・カルドス』シャルドネ2010年です。
「おっ!イイじゃないですか。トロピカルだね。」
「でもくどくないよね。フルーティーで美味しい!これって木樽熟成してますよね?」
私曰く「基本的にこの『ロス・カルドス』銘柄は木樽は使っていないということですが、後に飲むマルベックを含め若干木樽熟成したワインのニュアンスがありますね。少しアッサンブラージュしているかも知れません。」
「あれ?2010年ということは?南半球だから去年の三月頃の収穫ですよね。」
私曰く「そーなんです。でもワインは完全に出来上がっています。」
「酸もしっかりあるし、ある意味パーフェクト(笑)。南のシャルドネっぽい香りがするけど、緩くないよね。」
私曰く「新技があるんですかね(笑)。」
続いて『ロス・カルドス』のマルベック2010年です。
「私アルゼンチンの濃いマルベック好きなんですよね。噛めそう位の奴が好きなんですよ(笑)。」
「あれ?こんなにエレガントでしたっけ?」
「華やかで飲みやすい!私は逆にこんなスタイルがイイな(笑)。」
「そうそうフローラル!広がり方もしっかりしている。」
「後味も綺麗だよね。」
私曰く「たしかにスタイルが都会的になりましたよね(笑)。進化してるんですかね?」
好みが別れるところのようでした。
そして一緒に『ドーニャ・パウラ』銘柄のエステート・カベルネ・ソーヴィニヨン2009年です。木樽熟成させた上級キュヴェです。
「うわっ!凄く濃い!でもうんまい(笑)。」
「ボルドーだな。どうみても(笑)。それも大物(笑)。アルゼンチンって凄いカベルネ造るんですね。」
「うーん。ラツールみたいだな。でも良い年のラツールは渋さがないんだよね。でもこれなら悪い年のラツールより良いな!」
私曰く「ボルドーの聖地のカベルネの特徴カシス・リキュールのような香りが明瞭にします。少なくともニューワールドのカベルネではあまりお目にかかれないと思います。」
「うーん1680円か。ボルドー危機だな。」
私曰く「ちょっと力ずくのところがありますが、まあ許せるかと…。」
「このワインどれくらい熟成するんですかね?」
私曰く「ラツールのようにはいかないでしょうが。5~10年くらいかな?10年は無理かな?難しい判断です(笑)。たしかに素晴らしい凝縮感はありますが、もうワインが出来上がっています。この点を考えると、いわゆるボルドーのセカンドくらいは熟成しそうですね。」
このワインが本日のトップセラーでした(笑)。
さてイタリア、ピエモンテの巨匠アルド・コンテルノのドルチェット2008年と2009年の垂直試飲です。
「えっ!同じものとは思えない!」
私曰く「ヴィンテージが違うだけなんですけど(笑)。」
「2008年は整っている上、香りの出方が素晴らしい! 2009年は厚みがすんごい!」
私曰く「ドルチェットという品種はどちらかと言えば日常的で、ボジョレーのガメイみたいなものです。年内に早く飲まれるようです。ただアルド・コンテルノはかなり本気にドルチェットを造ります。これ以上は出来ない限界のレベルです。」
「そうですよね。2008年は2009年と比べると、たしかに熟成している。」
「2009年の方は後ろに何か潜んでいるみたい(笑)。」
私曰く「2009年はアルコール分が14.5%で2008年より0.5%高いのです。」
「それって糖度が2009年の方が糖度が高かったということですよね。アルコール分が0.5%だけ高いだけでこんなにも違うんだ!」
私曰く「たんにアルコール分0.5%だけでなくそれに付随する要素もすべてが高いと考えると、この0.5%の差が理解できると思います。」
「ピエモンテの2009年は良さそうですね(笑)。」
私曰く「少なくともアルド・コンテルノのバローロは、きっと素晴らしいでしょうね。
「ところで2008年を欲しいのですが?」
私曰く「2008年はこの私物の一本だけです。申し訳ございません。」
さて本日のトリはイタリア、ラツィオのポッジョ・レ・ヴォルピの『ドンナルーチェ』2009年です。
私曰く「この白ワインは残糖分のないドライ。いわゆる辛口です。」
「えっ!ウソー!甘いですよ(笑)。」
「香りがめちゃくちゃ複雑で派手(笑)!溢れ出てくる!」
「このハチミツの味わいは何故ですか?貴腐ワインみたい。」
私曰く「遅摘みするとハニーな香りがします。貴腐が付くとほんのり苦さが加わって、果実味がもっと強く出ます。あと、甘い貴腐ワインだとほんのちょっとで満腹になりますが、これはガンガン飲める(笑)。」
「こんな白ワインがあるんですね!いままで経験したことのない味わいです。料理にも合いそうですし、これだけでもイイですね。」
家内曰く「熟したフルーツ食べながらなんかイイですよね。」
私曰く「フォアグラなんか鉄板ですね(笑)。」
「レバーペーストをカナッペにしても良いですね。安いし(笑)。」流石!
「ところでマスキューさんは、なんでこんなワイン捜せたんですか?」
私曰く「あるお客様に教えていただきました。人の話は聞くものですね(大爆笑)。」
どうもありがとうございました。
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シャトー・サン-ロック ロゼ
Feb 24, 2011 by weblogland |あのラファージュさんがモーリーで新たに取得したドメーヌのワインです。先日二日にわたり飲んだのですが、実に旨かったです(笑)。
まずアセロラやグレナデン、赤いベリーの香りがしっかり感じられます。かといって甘ったるさや出過ぎたところがありません。果皮と接触しないように造られていますから、赤ワインのタンニンがほとんどありません。しかし、ほんのりあるタンニンが全体をバランス良くつなぎ止めているかのようです。
うーん。
シラーの比率は高いのですが、シラーにこれほど複雑な果実味があったとは!もちろんシラーの堅牢さがあってこそ、崩れない良さがあります。
食べ物に合わせるのがベストだとは思いますが、これだけでもジンワリ楽しめます。バンドールのシャトー・ビバルノンのロゼを思い出しました!
スタイルは良く似ていますね(笑)。
あれも旨かったです。
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カルチェロ DO フミーリア
Feb 21, 2011 by toshiaki |昨日からカリチェロ飲んでます。あのスペイン、フミーリアの赤ワインです。カッコいいラベルデザインのワインです。
濃厚でありながら、飲みやすい。果実味が明瞭で今までのスペインワインとはスタイルが違います。日本ではワイン雑誌に大きく取り上げられブレークしました。
ヴィンテージが2009年になってからまだ飲んでいなかったので、そろそろ味わいを確認しようと思いました。到着してから時間も経ってきましたから、ちょうど落ち着いた頃です。
一言でいうと飲み易さが増した感。きっちり飲み頃です。
さすがですね(笑)。
その分モナストレルらしさが後退しているかと…。好みの問題もありますが。
もう少し経ってからまた飲んでみなくては!
簡単に判断できませんね(笑)。
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『ドンナルーチェ』やはり凄かったです。
Feb 13, 2011 by toshiaki |他のマルヴァジアを使ったワインですと、あれほどアロマチックではないのですが、ポッジョ・レ・ヴォルピの手にかかるとビックリするほどフローラルでアロマチックな味わいになります。香水でも入っているんじゃないかと錯覚しそうです(笑)。まあ、香自体はゲヴァルツトラミネールに近い味わいなのですが…。
イタリアなどで多く生産される葡萄品種はいわゆる「ポンティカ系」と呼ばれます。これはリースリングやカベルネ、ピノ・ノアールなどの「オキシデンタル系」とは違い、出来上がったワインがあまり芳香性がない特徴があります。どちらかと言えば味わいで勝負とでも言えましょうか?
でもポッジョ・レ・ヴォルピのワインは真逆で恐ろしくフローラルなのです。
???
考えられることは技術による克服しかありません。低温の発酵管理、完璧な衛生管理、酸化を防止する工夫。これらを追随出来ないレベルで成し遂げたとしか思えません。
ポッジョ・レ・・ヴォルピのことを、もっと知りたくなりました!
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シャトー・アンティアン2005
Feb 01, 2011 by toshiaki |ところで昨日はボルドーのシャトー・アンティアン2005年を飲みました。オー・メドックのブリジョワ級シャトーです。昔飲んだ印象では、整ったボルドーらしい味わいを記憶しています。今回2005年ということで、期待してサンプルを取り寄せました。
たしかに相変わらず整ったエレガントなスタイルです。2005年ですからもう少し強さがあって良い気もしますが…。今日また飲んでみれば、わかるはずです。ボルドーは2006、2007年と恵まれないヴィンテージが続きましたから、「しっかりしたボルドーワインを飲みたい!」というリクエストがここのところ増えています。2008年はまだ早過ぎますし、そうなると2005年や2003年を捜すことになります。とはいえワインショップはどこも同じように考えますから(笑)、なかなか当たりません。高くても良ければありますが、マスキューのプライドが許しません(笑)。
心に響くようなお手頃ボルドーはありませんかね?
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『マイ・ラヴ』2008年
Jan 27, 2011 by toshiaki |ところで先日『マイ・ラヴ』2008年を飲みました。今度の試飲会で皆さんに飲んでいただくワインです。フランス、バンドールのワインです。ただバンドールACの規格に合わせると高いワインになりますから、ムールヴェドルの比率を下げ、樽熟成期間を短くしたいわばバンドールの廉価盤です(笑)。
廉価盤とはいえ、ブドウの糖度・熟度ともに申し分なく、エスプレッソのようなニュアンスもあります。早く飲めるバンドールと考えれば、なかなかのものかと。良いバンドールは最低でも5年くらいは待ちたいものですし、価格も高い!
そんな訳で、しばらくバンドールとはご無沙汰でしたので、喜びもひとしおでした(笑)。
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フィリップ・コランのブルゴーニュ・ルージュ2008年
Jan 23, 2011 by toshiaki |昨日、関内のバータウザで
お客様『ねえねえ。私はまだ花粉症にかかってないんだけど、熱っぽくて鼻がグズグズするんだけど…。これって花粉症かな?』
バーテンダー君『私は花粉症じゃないんでなんとも…。』
私、「花粉症は治りませんが、風邪は治ります!昨日経験いたしました!」声を大にして言いたかったです(笑)。
ところで昨晩飲んだワイン美味しかったです。フィリップ・コランのブルゴーニュ・ルージュ2008年です。シャサーニュの白の名手、コランの長男が造る赤ワインです。じつは、シャサーニュでも少ないながら赤ワインは造られています。これは葡萄が若木のため、ブルゴーニュA.C.で販売されたそうです。味わいは非常にクラシック!芯の強靭さがあります。タニックではなく、男性的とでも形容したら良いかも?今風でない良さがあります。
こりゃ、良い!鼻腔を通り抜けるピノ・ノアールの麗しい香り。たまりません(笑)。風邪から立ち直ってワインライフは早全開です。
これはブルゴーニュA.C.の規格のワインではありませんね。今月末の試飲会に登場決定です(笑)。
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ダマースの2006年イイね
Jan 18, 2011 by toshiaki |私の場合花粉症ですと薬を飲むしかありません。喉が渇いて困りますが、ワインの味わいがわからなくなるよりましです。
ところで2006年のシャトー・ダマース好評です(笑)。定番として使って下さるレストラン等のお客様は2005年より逆に使い易いとのご意見が。
Mさん「ダマースの2006年イイね。最初から全開だよ。それでいて伸びがある。」
私曰く「ポテンシャルとしては2005年には及ばないですが、明瞭さと飲み易さの点では良いかと。」
Mさん「そーなんだよね。いくら良いワインでも飲み頃ってあるからね(笑)。ましてや料理を食べながらとなると、これくらい開いていた方が安心だよ。」
私曰く「飲んでいただいて、美味しく感じなければ、どんな良いワインでも意味がありませんよね。」
Mさん「まっ、そーいうことだな(笑)。」
こうして冷や汗をかきながら、私は仕事をしています(笑)。教えられることが、まだまだ多いのです。
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ジュ・ド・レザン2010年売り切れちゃいました。
Jan 08, 2011 by toshiaki |最後に近くなって、シャンパン好きのNさんがご来店くださいました。
Nさん「おっ、あぶないあぶない。ジュ・ド・レザン無くなりそうですね。いつも友達にプレゼントしなきゃいけないので、頂いてきます。」
私「無くなる前で良かったです(笑)。」
Nさん「ジュ・ド・レザン毎年子供に飲ませてるんですが、子供は『今年は味が違う!』なんて言うようになっちゃいましたよ(笑)。」
私「それは毎年毎年のお父様のご薫陶の成果です(笑)。将来が楽しみですね(笑)。かけがえのない財産になりますよ!」
Nさん二世の成長が楽しみです(笑)。
まあ、年中子供に飲ますには贅沢過ぎますが、年に一度と決めて続けることは素晴らしいですね。
まさに食育!
人間食べることは大事ですし、自然に本物が分かるようになるなんて素敵ですよね(笑)。
2010年のジュ・ド・レザンは完売しましたが、今年の2011年のジュ・ド・レザンが早くも待ち遠しいです。
ありがとうございました。
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シャトー・ダマース新ヴィンテージ
Jan 08, 2011 by toshiaki |インポーターさんの業務が動かなければ、我々はお手上げです。暮れに欠品になったワインが、棚に並ぶようになりました。
あー、良かった。
でもヴィンテージ変更になっているワインがあります。急いで飲んでホームページの記述を直さなくてはいけません!
実は定番のシャトー・ダマースが2005年から2006年に変わりました。常に安定したボルドー右岸のプチシャトーです。たしか日本に輸入されはじめた頃からずっと使っています。派手なワインではありませんが、実に旨いのです。
ボルドーの老舗ネゴシアン、ミラード社が所有するシャトーで、醸しが長く低い収穫量で丁寧につくる良品です。2004年ヴィンテージが『一個人』でトップの評価をされ、日本でブレークしました。
でも、新しいヴィンテージですから、飲まなくてはなりません。これはもう仕事というより、反射に近い(笑)。
今晩飲みます。
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ソーミュール・シャンピニー
Dec 26, 2010 by toshiaki |私は仕事です(笑)。
とは言っても、店のシャッターは降ろしていますから、気楽なものです。雑用やら、前から頼まれていた配達やらこなしています。夕方には忘年会も入っていますから、正確には半分仕事と言えば良いですね。
ところで昨日はソーミュール・シャンピニー2007年を飲みました。フランス、ロワールで生産される赤ワインです。造り手はラングロ-シャトーです。ロワールも2007年は作柄があまり良くなく、全体に細い印象がありました。このワインも最初はいつものイメージとは違い硬さが目立ちました。造りはちゃんとしてはいるのですが…??
これは定点観測せねば!
滑らかさが出てきてらしい味わいになってきました。やはりラングロワ-シャトーのワインは瓶の中でしばらく寝かす必要がありますね。この点アンジュのシャトー・ド・フェルも共通です。そうするとカベルネ・フランの品種特性と理解すべきです。もっとも最良の造り手が造ったカベルネ・フランに限りますが(笑)。薄い量産型のカベルネ・フランはダメですから、念のため。
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2010年心に残った赤ワイン
Dec 25, 2010 by toshiaki |フランスだとボルドーの『シャトー・ダマース2005年』は定番ながら素晴らしいですね。このダマースは10本以上飲んでますが、常に向上しています。ただ2005年は輸入元の在庫が尽きたようですから、楽しめるのもあとわずか。あとコート・ド・フランの『シャトー・ギヨン・ナルドー1996年』にはびっくりさせられましたね(笑)。まさにボルドーの奥深さ!
ブルゴーニュはあまり新たな感動はなかったのですが、『ドメーヌ・ド・ラ・プレット』のクラシックなスタイルは外せませんね。あとブロカールの息子さんステファン・ブロカールの設立した新なネゴシアン、『グロズリー・デ・アリズィエ』は目が離せません。今ブルゴーニュ随一良心的なネゴシアンです(笑)。飲み頃のオールドヴィンテージの良品を驚くほどの価格で提供してくれます。
フランスは2007、2008とあまり作柄が良く、今市場に新しく出ているのがこれらのヴィンテージなのでいまひとつですか。
それでも南フランスだと『ドモワゼル・クレア』 2009年 カバルデスA.C. ドメーヌ・カザバンなんか目から鱗のワインでしたね。メルロとシラーのミスマッチの妙?
スペインはやはりプリオラートの『メメント・ネグロ2006年』ですね。完全に私の趣味(笑)。『カスティーリョ・デ・エンゲラ クリアンサ 2007年』 ボデガス・エンゲラ スペイン バレンシアには癒されました。地味なんですが、実に旨かったです。
イタリアになると俄然数が増しますね(笑)。まずピエモンテのアルド・コンテルノのランゲ・ドルチェット2008年には驚かされました。さすが!
それからバジリカータ州のアリアニコ・デル・ヴルトレ2005年は良かったです。今は無きバジリウムの忘れ形見です。来年もリリースされませんかね?私の大好きなワインで、少なくとも1ダースは飲んでます(笑)。
そうなるとやはり一番印象に残ったワインはヴァレ・ダオスタ州の超新星オッテンのつくる『フメン2008年』ですね。総てに新鮮な驚きがありました。このままいけば、名だたるワインメーカーになるはず!『フメン』がNo.1です(笑)。
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2010年『心に残ったワイン‐白ワイン‐』
Dec 22, 2010 by toshiaki |スペイン、ルエダのヴゥルデホなんか新鮮でしたね。グレープフルーツのような酸がみっちり詰まり、いかにもパエリアやオリーブオイルと合いそうで。ハッとしましたね。
あとフランスのジェランソン・セックも2008年ヴィンテージながらも、素晴らしかったです(笑)。あの隙の無さはたまりません。さすが名手ボルドナーヴでしたね。
ラファージュさんの新しいドメーヌ、サン‐ロックの白も出色でした。実に緻密に出来ていました。
そうそう同じ南フランスの『ピックプール・ド・ピネ』も外せませんね。こんなに個性的で美味しい白ワインがフランスにあったとは!
ついこの間入荷したスペイン、ガルシアのゴデーリョ2009年 も旨かったですよ。日本人向きの白ワインとしてはピカイチ。
イタリア、タウラージの巨匠マストロベラルディーノのフィアーノのオールドヴィンテージは確かに感動しました。セラーにとっておくべきですね(笑)。
うーん。
いろいろ考えましたが、いままで経験したことが無く、飲んで言葉を失ったのはやはりイタリア、マルケ州のヴェルディッキオ・ディ・マテリカですね。ひれ伏しました(笑)。物凄いワインでしたね。やはりこれが白ワインNo.1です!
明日は試飲会で皆さんにお会いできますが、皆さんの心に残ったワインを教えてくださいね。
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ジュ・ド・レザンを飲むと目が醒めて元気がでます
Dec 19, 2010 by toshiaki |こんな時は栄養ドリンクが一番です。
そーです。
ジュ・ド・レザンを飲むと目が醒めて元気がでます。
うーん。活力源です。
ただ欠点はワインを飲みたくなることです(笑)。ジュ・ド・レザンを飲むと、腰を据えてこんどは赤ワインを飲みたくなります(笑)。
これってセールストークになりますかね?
ジュースには違いありませんが、抜栓した後もバランスが崩れません。やはり濃縮還元で造ったり、成分調整しませんから、揺るがない芯があります。
この点、ワインと共通します。いい加減に造ったり、工業製品のように造ったワインは不自然で美味しくありません。再び飲む気になれません。
まあ、当たり前と言えば当たり前のことですが。でも慣れは怖いもので、成分調整したワインしか知らないと本物が解らなくなります。それは人生の損失に繋がります。
知らない方が幸せな世の中になったらイヤですね。
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今年のジュ・ド・レザンは今までで一番強烈です
Dec 18, 2010 by toshiaki |濃い!
いままでで一番強烈です。甘さも強く、酸もしっかりしています。最初に紅茶のようなエキゾチックな香りがハニーな香りとともに立ちのぼります。甘さはヴァン・ド・ナチュレを想わせるほど。これをワインにしたらどうなるんだろう?コクのあるエキゾチックで複雑な味わいのワインになりそう(笑)。
2010年のコニャック地方はかなり良いヴィンテージですね。
ジュースにするのがもったいない(笑)!
もっともこれだけ濃厚ですからグビグビとは飲めませんね(笑)。ポール・ジローはやはり『ワイン栽培家』と、いまさらながら確認しました。飲料向けのジュースではなく、コニャックの原料ワインの果汁です。
今年のジュ・ド・レザンはデザート向けかも(笑)?これだけ味わいがしっかりしてますから、カクテルの繋ぎには最適かも?料理のソースに使えば凄いことになるかも?
妄想が止まりません(笑)。
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シャトー・オームリナ2009年
Dec 16, 2010 by toshiaki |昨日はシャトー・オ‐ムリナ2009年を飲みました。ボルドーA.C.の早飲みの赤ワインです。この秋入荷したワイドなのですが、いくら早飲みといっても入荷当初はまだ落ち着きがありませんでした。昨日飲んでみて、ゴー・サイン出ました(笑)。
上手にできてます。
口の中であたるものがなく、かといってワインを飲んでいる満足感があります。軽いが薄くない液体自体のバランスが心地好いのです。
気がついたら、あっという間に2/3飲んでしまいました(笑)。
頭が空の状態で飲むには最適ですね。あと新聞を丹念に読んだり、軽い文章を読みながら飲むにはうってつけのワインです。ワインもT.P.O.に応じて選ぶ必要があります。グラン・ヴァン飲みながら新聞読んだら、バチがあたります(笑)。
まあ、それだとなによりもワインを楽しめないですか(笑)。
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ワインの飲み頃、ハラハラします(笑)。
Dec 07, 2010 by toshiaki |あのフランス・ルーションのドメーヌ・ラファージュの赤ワインです。2008年は今年の6月頃入荷しました。アルコール分は13.5%と通常より控えめですが、酸があるため入荷当初はくぐもった感がありました。船旅によるボトルショックと重なり、夏場が明けてから飲み頃に入るかなと思っておりました。
先月飲んだ印象では、飲み易さと明瞭さがあり、らしい味わいになっていました。そしてまた昨日飲みました(笑)。さらに深みが感じられ、素晴らしい状態でした。基本的にはしっかりしたワインなのですが、それでも早飲みに設計されています。今まさにラファージュさんが想定した味わいになった、というべき状態です。
やはりちゃんと造られたワインは違いますね(笑)。とはいえこの状態で飲んでいただけないと誤解されます。この塩梅が難しいですね。ワインの飲み頃を見極めることは、簡単ではありません。我々は在庫をかかえますから、ハラハラします(笑)。良い生産者は裏切らない!
あー良かった。
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ドモアゼル・クレア
Nov 25, 2010 by toshiaki |ドメーヌ・カザバンの『ドモアゼル・クレア』です。
南フランス、ミネルヴァのとなりのカバルデスというあまり馴染みのないアペラシオンのワインです。
セパージュもシラー60%、メルロ40%とかなり変わっています。
まだまだ将来性はあると思いますが、角の無いタンニンと構成が素晴らしいのです。もちろんボリューム感やグリセリンの甘さも圧倒的なのですが、有りがちな甘いだけのワインではありません。
品があるのです。
南フランスのワインではあまり経験したことのないスタイルです。不思議です(笑)。セパージュが作用しているのか?アペラシオンのせいか?それとも作り手か?
うーん。
なんででしょうか?妄想癖がうずうずします(笑)。
他の生産者のカバルデスのワインも飲んでみたいですね。
はっきりしているのは、近いうち在庫が無くなることです(残念!)。
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だからメメント・ネグロが人気ある
Nov 25, 2010 by toshiaki |ラファージュさんがプロデュースしたスペイン・プリオラートの赤ワインです。
プリオラートのワインってやはり特別ですよね。自然な濃さ、酸の濃さがあります。良く比べられるリベラデル・デュエロはたしかに品の良いエレガントさがありますが、プリオラートのワインは力強さとエレガントさの両方があります。
でもあまり、あれやこれやと手を加えると個性を失うような気がします。明瞭さと飲み易さだけを追求すると、逆にグローバルな有りがちなワインになってしまいます。
このワインはそうなるギリギリのところで踏み止まっているような気がします。
うーん。
飲みやすくて、美味しいワインはたしかに良いワインに違いないですが、少なくともそれに個性が必要です。比類ないような個性があってこそ、飲み手の心が動きます。
だからメメント・ネグロが人気あるんですね(笑)。マスキューのお客様は目が高い!
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アップル・ツリー・フラット メルロ 2008年
Nov 23, 2010 by toshiaki |アップル・ツリー・フラット メルロ 2008年です。オーストラリアのローガンさんがつくる果実爆弾です(笑)。
じつは先日あるお客様から『パーティーやるんで1000円くらいのワインを20本くらい欲しいから。』とご注文いただきました。マスキューの得意な価格帯です(笑)。後日お電話いただきまして、特にアップル・ツリー・フラットをお褒めいただきました。
『どれも旨かったけど、あのオーストラリアのアップル・ツリーは凄く良くて、あっという間になくなっちゃったよ(笑)昔懐かしいアンズの駄菓子を思い出しちゃったよ(笑)。』
私曰く『そーでしょう。そーでしょう(笑)。濃くて明瞭ですから、あのワインは目立ちます。』
そうなんです。「濃くて明瞭!杏の爆弾!」
オーストラリアのワインはどちらかというと「濃くてタップリでも緩い(笑)」、ワインが多いのですが。
やはり高地の冷涼さがアドバンテージになっています。
コストパフォーマンスの高さは際だってます。
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ラクリムス・ローブレ 2008年 じつに旨くなりました
Nov 21, 2010 by toshiaki |テンプラニーリョ100%で造られているスペイン リオハの赤ワインです。
プラムの鮮烈で明瞭な果実味が圧倒的!しかもジャムのような凝縮感があります。それでいてタイト。熟しきった小粒の杏のよう。これほどはっきりした味わいのテンプラニーリョは経験したことがありません。
たしかに入荷直後は厚みがあり、コストパフォーマンスの高さは目立っていましたが。
これほどだとは…。初めて飲んだ時感じた樽香は全く感じられず、果実味が圧倒的に押し寄せます。
うーん。
絶句しました。
生産者のヴァル・サンソにはルエダの『ヴェルデホ』であっと言わされましたが、リオハのテンプラニーリョでまたしてもやられました(笑)。
恐るべしヴァル・サンソ!
初めて飲んだ時はまだボトルショックが抜けていなかったのですね。
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2010年カンソンのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォ
Nov 21, 2010 by toshiaki |やはりカンソンのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォはさすがでした!
今日で開けてからまる二日経ちましたが、詰まり方が違います。ちゃんと詰まっているワインは抜栓後の持ちが良いのですが、まさにそれ。まだまだ中から出てくる感じがあります。チャラくありません(笑)。
でもペットボトルのボジョレー・ヌーヴォの方は、もう十分力を出した感じですね。まあ、この出来でしたら合格です。
こうして、実際の良し悪しが確認出来て、ホッとすることができます。ボジョレー・ヌーヴォの場合は、皆さんに売る前に試飲できませんから、この点神経が擦り減ります(笑)。通常売るワインはほとんど販売前に二、三日かけて飲みますから、自信をもって売れます。
ボジョレー・ヌーヴォはお祭りですから、味わいがどうこうしない側面があります。でも、それに上じる商売は控えるべきだと思います。売る側もお祝いの気持ちが無ければいけません。
あまりワインを召し上がらない方がボジョレーヌーヴォを一年に一度飲むだけで終わり、ではもったいないです。ワイン好きになっていただくためには、美味しいワインを飲んでいただかなくてはなりません。
美味しくなければリピートにつながりません。
ボジョレー・ヌーヴォを飲んでからワインにハマった方があまりいないことを、我々は真剣に受け止める必要があります。
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今年のボジョレー・ヌーヴォーはバラつきがかなりあったようですね
Nov 20, 2010 by toshiaki |去年は天候に恵まれてイレギュラーがありませんでしたが、今年は7月に雨が多かったみたいです。品質は生産者の腕前によってかなり差が出たようです。
当店のカンソンを例にとると、糖度はボジョレーもボジョレー・ヴィラージュは変わりませんが、味わいはかなり違います。これほど差があるのは初めてです。同じ生産者が造ったとは思えないほどです。ボジョレーはひたすらフレッシュに、ヴィラージュは濃くジューシーでいつも通りです。2003、5、9には及びませんが、よくまとまっています。
実は大手他社のヌーヴォーも幾つか飲みましたが…。
糖度不足があったようでした。やはり大量に出荷するのは大変のようです。
毎年のことですが、ヌーヴォーを飲むとホッとします。さあ、我々の商売もトップシーズンです!
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ボジョレー・ヌーヴォ2010年飲みました!
Nov 19, 2010 by toshiaki |ペットボトルのボジョレーの方はなかなかチャーミング。酸っぱさが水っぽさになっていません。果実のフレッシュ感も明瞭で、らしい出来栄えです。完全に水準のものです(笑)。
あー良かった。
ボジョレー・ヴィラージュはタイトさと凝縮感があり、通常のヴィラージュ以上の出来。去年より力強さはないものの、バランスの良さと奥行きを感じます。雑味のない透明感も良いですね。あと相変わらずジャムっぽさがあります。
うーん。
さすがカンソン!
夏場の畑仕事をちゃんとした証。いつも通りワンランク上の水準です(笑)。今年7月に雨が降り腐敗病が発生したようで心配しましたが、カンソンは畑仕事によりアドバンテージに変えたようです。かなり収穫を犠牲にしたようですね。
他のヌーヴォはどうでしたかね?ちょっと気になります。
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ノヴェロ、プーリアとトスカーナの違い
Nov 10, 2010 by toshiaki |昔は近所におられましたが、今は静岡に住んでいます。
Yさん『もしもし、ノヴェロ良かったですよ!トスカーナとプーリアどちらも濃くて旨かったです。ところでトスカーナの方はボジョレーみたいに感じましたが、プーリアの方はヌーヴォらしくないような気がしたんですが…。なぜですか?造り方が違うんですか?』
さすがワイン歴の長いYさんです。
私曰く『さすがYさん。トスカーナの方はボジョレーみたいにマセラシオン・カルボニックという方法でつくられてます。タンクを密閉して炭酸ガスを充満した状態で発酵します。ですからワインがちょっとガスっぽいのです。早く、しかもフルーティなワインをつくる技術です。でもプーリアの方は普通に造っているようです(笑)。やはり収穫が早い分、時間的余裕があるからですかね?たしかに新酒ですが、普通に美味しいのです(笑)。どちらがお好みでしたか?』
Yさん『なるほどね。今回はどちらかに軍配は挙げられませんよ。どっちも良かった(笑)。でもプーリアの原始的とも言える新酒造りは面白いですね。いろいろな生産者がいるんですね。』
私曰く『特にノヴェロは特別にヌーヴォづくりはしませんから、ワインも一年くらい経ってから飲むと美味しいことが多いですね(笑)。』
あー、良かった。
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いままでで一番の出来かもしれません-ノヴェロ・トスカーノ
Nov 10, 2010 by toshiaki |いままでで一番の出来かもしれません。
果汁濃度が濃く、酸もフレッシュ。果実味がしっかりしてます。ボジョレーに例えるとクリュ・ボジョレークラスの出来ですね(笑)。
あー。
良かった。
前評判ではトスカーナは難しい作柄との情報がありましたので、ハラハラしていました。7月が雨と冷夏で腐敗病が発生したため、腐敗果を摘む必要があったようです。ここで畑仕事を怠けると被害が増します。かなり労力を要した夏だったようです。
ただ9月には晴天が2週間ほど続き、葡萄に糖度がのったようですが、収穫前後に雨が降ったようです。ギリギリまで待った上、うまく雨に濡れずに収穫出来たかが分かれ目だったようです。
的確な判断と人員・機械の確保が出来ないワイナリーは、残念な結果だったようです。
このグレヴェペーザのノヴロを飲むかぎりそんなアクシデントを感じない仕上がりです。
我々が楽しむために生産者は労力を注ぎ込んでくれているのです。
有り難くいただかなければ!
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やはり南イタリアは安定してますね。
Nov 08, 2010 by toshiaki |地中海性気候って偉大なんですね。暑い夏場にほとんど雨が降らないなんて日本では考えられませんよね。日本でワインづくりをされている方からすればユートピアに近いかも?でもさらに雨が降らないオーストラリアやアメリカのワイン産地の方からすれば、日本のように雨(水)に恵まれていることが羨ましかったりするのでしょうね。なんたって『水さえあればなんでも出来る!』が合言葉ですから(笑)。
まだまだワイン造りの歴史が浅いワイン新興国に必要なのは、水や太陽だけでなく、経験の蓄積ですね。土地にあった葡萄品種が見つかれば問題の大部分は解決します。フランスやドイツでは2000年の時間がかかってますから、気が遠くなりますが。ただカベルネやらシャルドネといったブランド品種に頼らなければ、案外道は近くなるような気もします。
いくら恵まれたイタリアのプーリアだって、地場品種でなければダメなのですから。
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ノヴェロ ビアンコ美味しかったです
Nov 07, 2010 by toshiaki |あの間違って来ちゃった白ワインです。
セパージュはヴェルディッキオとトレビアーノ。いかにもマルケI.G.T.らしい組み合わせです。味わいはいかにも新酒らしいフレッシュさと、ガロフォリらしい濃密さが両立しています。レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の香りは素晴らしい上、厚みがありますからとても充実感があります。マルケ州随一の生産者と言われるガロフォリは赤も白もなんでもござれなんですね(笑)。
あと今回の騒動で知ったのですが、インポーターさんに余分な赤があれば回してもらいたいと連絡したのですが、今回は全く余分なストックがないとのことでした。毎年多少余分に取るそうなのですが、今年はタンクが一基破損したためワインをダメにしてしまったそうです。ヒビが入ってワインがもれてしまったとのことです。このため余分にもらえなかったそうです。
えー!それは大損害です。
こうなったら、四の五言わずにガロフォリのワインを一生懸命に売ることにしました。ノヴェロ以外にも素晴らしいワインを造っていますから。大切にすべき生産者なのです。
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ウーヴァ・ディ・トロイア種で造られたワイン
Nov 04, 2010 by toshiaki |話は戻りますが、昨日のワインですが、タップリとしていて充実感があり、とても美味しいのですが、ちょっと癖がありました。種のタンニン由来のフェノール臭が独特でとても強いのです。いまではアイラモルトの特徴的香りとして、ウイスキーマニアには珍重されますが、はたして販売に適するか?
個人的には好きなワインなのですが、あまりに個性的なので仕入れは見送ることにしました。1ケース仕入れてもすべて売る自信がありません。売れ残すとなるとかえってワインに申し訳ありません。(実際負担も増えますし。)
うーん。
ここらへんの塩梅が難しいですね。いくら良いといっても売れなくては意味がありません。
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