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やはり2018年のブルゴーニュは選ぶのが難しい
Apr 04, 2021 by weblogland |やはり2018年のブルゴーニュは選ぶのが難しいですね。でもまあ、しっかり飲んで選べば間違いないかな(笑)。
2019年は特に白が良いですね。大きさもあり2017年より上の予感。長熟型の予感。実は2019年も2018年に引き続き暑かったので同じような作柄だと思っていたのですが、杞憂のようでした(笑)。春に遅霜に合い収穫量が減りさらに雨の少ない乾燥した酷暑を経て収穫量はさらに減った。2018年より全体で3~4割減ったようですが、それが逆に品質の高さに繋がったようです。まあ、収穫量が減るとワインは高くなる傾向となりますが、ずっと高止まりしていましたしコロナで消費量が落ちたこともあり、2019年は買うべし!かな(笑)?
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スペイン リベラ・デル・デュエロのピカロ・デル・アギラ・クラレテ2016年
Mar 13, 2021 by weblogland |こんなの仕入れちゃいました(笑)。
スペイン リベラ・デル・デュエロのピカロ・デル・アギラ・クラレテ2016年→ロゼと書いていないところにミソがありそう(笑)。
まずスペックは、樹齢50年前後。樽熟成:20ヶ月。カスティージャ・イ・レオンの有機認定。除梗無し、ラガールで足踏み、及び直接プレス、クビージョス(この地域で昔からバリックをこう呼んでいた)でアルコール発酵、清澄無し、ノンフィルター。
こんなの見たら飲んでみたくなるでしょ!しかも、ロゼですよロゼ。大日本ロゼ・ワイン普及協会としては試さない訳にはいきません(笑)!キャップは蝋止めだし、ひょっとして熟成するロゼ・ワインかも?もちろんそんなロゼに出会ったことはありませんから、期待は膨らみ、妄想が止まりません(笑)。
お値段も7000円はしますから、ケチなマスキューにとっては命懸け(笑)。否応無く勝手に盛り上がる(笑)。
来週月曜日には試すつもりですので、興味のある方はどうぞお寄りくださいね(笑)。ただし、期待を裏切るものだとしても文句は無しでございます(笑)。
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南フランスのルーションの赤ワインー1995年のワイン
Feb 20, 2021 by weblogland |お客様「マスキューさん、1995年のワイン、何処産のワインですか?」
私「説明が全く足りずスミマセン(笑)。南フランスのルーションの赤ワインです。」
お客様「へぇー、南フランス しかもルーションのワインってそんなに長く持つものがあったのですね(笑)?」
私「長い瓶熟成を経て、完璧な古酒になっています。蔵出しのワインですからとても状態が良く、実においちい(笑)。」
お客様「1995年と言うことは26年前ですかぁ。そんなに古いワインを飲んだことないですよ(笑)。やはりお高いのですか?」
私「ケチなマスキューに野暮なこと聞かないでください。(こう思っても口には出せない(笑)。)2000円そこそこでございます!」
お客様「えー!」
私「ありがとうございました!」
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舞台裏ではこんなことになっておりました
Nov 19, 2020 by weblogland |普段より2週間早くフランスを貨物列車で出発、ドイツからリトアニアに北上してから中国に入り、上海まで。そして海路で大阪。テレビでは鉄道の線路幅の違いがあり手間取ったとか。最終的にスケジュールより10日遅れで16日に通関を切って出荷。綱渡りの修羅場だったようです(笑)。
ちょうどこのブログを書いていると徳岡さんの担当者からお電話いただきました。
Uさん「マスキューさん!この度は荷物が遅れて申し訳ございませんでした!」
私「朝イチ見たよ(笑)!うちは18日着だったからセーフだったよ。でも、今日また荷物が来たよ(笑)。」
Uさん「申し訳ありません!一部どうしても遅れまして、ここ2~3日対応に追われて地獄のようです。」
私「なんで10日も遅れたの?」
Uさん「実はベラルーシで貨物が行方不明になりました。それを探すのと探してから一部航空便に振り替えたので…。」
私「行方不明!そんなことあるんだ?」
Uさん「政情不安のようです。」
私「大変だったね。うちは気を使わなくても良いからね(笑)。」
舞台裏ではこんなことになっておりました。無事届いたことに感謝、感謝でございます(笑)。
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今年のボジョレー・ヌーヴォーはすべて揃いました(笑)!
Nov 19, 2020 by weblogland |最後の最後に到着したのが、ミッシェル・マーレのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年です。
あれ?スクリュー・キャップになってますね(笑)。まだ飲めませんからアルコール分チェック。え~と。13%ありますね。あと液体は濃い目です。やはりしっかり醸しをしたようですね。
それとバック・ラベルには列車でフランスから届いたと書いてあります。ちょっと調べるとドイツ→中国→上海→海路を経て日本の経路です。一帯一路かな(笑)。
飛行機を使わないことで95%のCO2を減らせるようです。マスキューへの到着時はギリギリでしたが、悪いことじゃありませんね(笑)。これで美味しければ、尚宜し(笑)。特にことしは収穫が早かったのでスケジュール的にも間に合ったようです。
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モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年
Nov 14, 2020 by weblogland |モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年です。
今日は11月の14日、解禁日は19日ですから今までで最速(笑)。モリエールも例外なく収穫が早かったようですね。そうそう、モリエールは収穫を糖度の到達度だけでなくタンニンや酸のバランスを考えて行います。然るにアルコール分が11%くらいしかなくても素晴らしいヌーヴォーを作ります。葡萄果を無理に過熟させたりしません。あくまでも出来上がりのバランスを重視します。それゆえモリエールのヌーヴォーのアルコール分がその年幾つかはとても勉強になります。
早速アルコール分チェック(笑)。12%あります。モリエールのヌーヴォーとしたらストライクゾーンですね(笑)。多量のリンゴ酸に合わせたアルコール分に違いありません。パワフルで甘さも強いのかな?
19日が待ち遠しい(笑)!
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魔が差しました(笑)!
Nov 12, 2020 by weblogland |そんな訳で魔が差しました(笑)。
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ジャイエ・ジルのワインをしつこく探しました(笑)
Oct 25, 2020 by weblogland |私は粘着質なのでしょうか(笑)。
ジャイエ・ジルのワインをしつこく探しました(笑)。
実はアリゴテ2015年がほぼなくなり寂しかった(笑)。そこでインポーターさんにお伺いしたところ2016年がまだありました!2015年より少し高いのですが、ヴィンテージの優位性によりますから逆にラッキー(笑)。調子に乗って更に聞いたところ2015年のオート・コート・ボーヌ2015年の赤を発見!これまたオート・コート・ニュイ2015年が無くなっていましたから渡りに舟(笑)。面白いことに同じヴィンテージでもボーヌの方がお安い。酸の多いボーヌの方が飲み頃になるのに時間がかかるからかな?これまたラッキーでございます(笑)。
近々ホームページでご紹介しますから、しばしお待ちくださいね(笑)。
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さあ、そろそろヌーヴォーが来ますね
Oct 21, 2020 by weblogland |まずイタリアのノヴェッロ。毎年恒例の4種類。トスカーナとマルケとプーリアのもの。これをまず飲むと大体の傾向が解ります。近年は収穫がはやくなっていますので、生産者はターゲットのアルコール分を定めて収穫する生産者が増えました。でも飲んでみると酸やタンニンのバランスは毎年微妙に違います。また、生産者によってはアルコール分より葡萄果の成熟度に収穫時期を決める方もいます。この生産者のワインは作柄をはっきり感じさせるワインとなります。
さて、今年はどんなんかな(笑)?
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明日電話してみよう(笑)。
Oct 17, 2020 by weblogland |先日ドイツのピノ・ノワールの白を飲みました。コクがあってまずまず美味しかった(笑)。まあ、高いレンジのワインではありませんからソコソコ(笑)。今度はドイツのピノ・ブランやピノ・グリなんかも飲んでみようかな(笑)。
ケチなマスキューですから何千円もするものは避けて(笑)。実用的な価格帯のものがイイな(笑)。最近はマスキュー定番のJ.マイヤーのような比較的低価格のアイテムがあるので、J.マイヤーで有れば取り寄せてみますね。もちろん有償サンプルです!他のワインも発注するから只で貰えるかも(笑)。いかん!いかん!
只より高いものは無い!
明日電話してみよう(笑)。
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今年のヌーヴォーはどうやることやら。
Sep 30, 2020 by weblogland |まず収穫が異常に早い!
酸っぱさが目立つワインが増えるかも?
コロナで労働者が集まらない!
家族で収穫出来る程度なら大丈夫でしょうが、南フランスなどの100ヘクタールわを越える葡萄畑の収穫はお手上げです。
日時は決まった輸送が確保出来ない!
続くコロナ禍、いくら人は乗せなくとも、大量の航空貨物に対応出来る訳ありません。
大ピンチです。
あるインポーターさんは「弊社の今年のボジョレー・ヌーボーは列車できます!」
えっ、えっ、列車ですかぁ。詳しくは解りませんが、ヨーロッパからトルコや中国まで列車できて、そのあと船便?運賃は安くなるのかなぁ。まあ、きっちり当日に間に合わなくとも少し安い方が良いと仰る方もおられるでしょうし、度量の大きな方もおられるはず。
そうだ!
度量の大きなところを見せましょう!
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2015年のヴィラージュ物。これが旨い!が。。
Sep 18, 2020 by weblogland |焦りました(笑)。
ここのところ9月のマスキューエア・試飲会に向かってワイン選びにスパートをかけていました(笑)。この中なかなか美味しい2000円くらいのローヌ・ワインを発見!2015年のヴィラージュ物。これが旨い!家内共々ホクホクしておりました(笑)。ただ、念のためバック・ラベルを確認すると、なっ、なっ、なんと!アカシアが添加されたもの!
ガーン!ショック!
アカシアは安定剤として近年わりと多く見かけますし、別に害があるわけではありませんが、マスキューで売るにはバツ。せっかく良いワインだったのに…。何もアカシア入れなくても大丈夫なのになぁ。残念!
だって2000円も出したのに余分なものが入っていたらガッカリしますもんね。訳の解らない安いワインと同じじゃダメ。いくら美味しくても原則は守らなきゃ!
あー、悔しい!
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ボジョレーヌーヴォーは収穫が8月頭に始まったようです
Sep 15, 2020 by weblogland |う~ん。
8月頭ですか。
糖度の上がるのが早かったようですね。2018、2019、2020年ここ3年同じような作柄が続きますね。出来上がるワインもフルーティーでジャムっぽいのでしょうね。リンゴ酸は多量に残っていますからマロラクティックをどこまでやるか?生産者の腕の見せ所。やり過ぎるとスカスカになりますから要注意(笑)。
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一気にヨーロッパの作付け品種が変わる予感
Aug 27, 2020 by weblogland |マスキューの定番スペイン・ワイン モラゴン カベルネ・ソーヴィニヨン 2017年 ボデガス・カスターニョ
なのですが、先日注文したところヴィンテージが2019年に変わっていました。まあ、それは予想通りで2018年の生産量が少なかったということだと。
でもですね、よーくラベルを見るとカベルネ・ソーヴィニヨンの記載がない!
えっ!
目を皿にしてラベルを見ると、バック・ラベルにカベルネ・ソーヴィニヨン、モナストレルとの記載。ということはラベルにカベルネ・ソーヴィニヨンと大きく書けない割合。どうやらカベルネ・ソーヴィニヨンの収穫が上手くいかなかったようです。
ここ数年の暑い作柄にカベルネ・ソーヴィニヨンは対応出来なかったようですね。カベルネは仕立てが垣根ですから、株仕立ての在来品種より耐熱性が劣ります。まあ、もともとより冷涼なボルドー品種ですから栽培には無理があります。
一気にヨーロッパの作付け品種が変わる予感。
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最近ヴィンテージの移り変わりが早いのです。
Aug 25, 2020 by weblogland |最近ヴィンテージの移り変わりが早いのです。
どういうことかと言うと4月過ぎて2018年ヴィンテージに変わり始めたのですが
(これは通例。)7月になるとそれがいきなり2019年ヴィンテージに変わることが目立っています。今までこんなことはあまりありませんでした。
インポーターさんは年間の計画をたて輸入します。レギュラーなアイテムですと2~3ヶ月に一回くらいは輸入します。それが1~2回で2018年ヴィンテージが終了してしまっていることです。当然2018年の量が少ないことは想像にかたくありません。急遽出荷が早まった2019年は?
コロナの影響でワインが売れずタンクに入ったまま。でも2020年のためにタンクを空けなくては!それで出荷が早まった。それとワイン自体の酸がないので長く熟成するのに向かない。どうやらこの二つが原因のようです。
まあ、2018年と2019年は早く飲むスタイルのようですから、それはそれで良いのですが、このあとの2020年も似たような作柄になるような気がします。いったいどうなることやら?
ヨーロッパ、特にフランスを中心にワインのスタイルが一気に変わるかもしれません。
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1949年のワイン!
Jul 30, 2020 by weblogland |先日あるインポーターさんからのオファーがありました。
見ると、なっ、なんと!
1949年のワイン!
イタリア・プーリアで造られた超遅摘みのプリミィティーヴォ。以前同じ生産者の1959年も飲んだことがありますから、
反射的に1本だけ注文しちゃいました(笑)。1940年代は第二次世界大戦後の復興期ですから、ワインなんかより食べ物が優先。ですから、40年代のワインはまず見ない。あと、あったとしても物理的に飲める可能性が極めて低い。飲める1949年ワインはレア中のレア。
どこかに隠していたか?忘れていたか?
としか思えません(笑)。2003年に瓶詰めしており、ポートに近い味わいだそうです。
ここで大問題に行き当たりました!
これ売るべきか?売らずに飲むべきか?
手元に1本あるので、それはそれで大満足なのですが(笑)、どうしたら良いか?途方に暮れています(笑)。
う~ん。
どうしよう?
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試飲の猛ラッシュ
Jun 22, 2020 by weblogland |先週の土曜日からクロード・ネルの試飲サンプル4本を試飲してます(笑)。
ドメーヌ・クロード・ネルは私の大好きなロワール・ワインでございます(笑)。
2004年のバック・ヴィンテージを発見しビックリ。あまりに頑強で開かないワインだったのですが気になって気になって仕方ないワイン。当時絶対に売れないだろうとの判断で違うキュヴェを売りましたっけ(笑)。
その後いろいろ訳があり、ドメーヌ・クロード・ネルはルフレーブの所有となりました。そんなこんなでしばらく扱いを控えておりましたが、アンヌ・クロード・ルフレーブ女史は2015年に亡くなり、念願のシェナン・ブランもリリース。
バック・ヴィンテージも含めて試さなきゃ!という次第でございます(笑)。
さすがにどれもグレート・ワインですから、疲れる疲れる(笑)。気の抜けない真剣な試飲(笑)。久しぶりに真剣に試飲しちゃいました(笑)。コロナでインポーターさんの試飲会が全滅のうさを晴らしました(笑)。
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インポーターさんからオファーが来ました。
Jun 03, 2020 by weblogland |なっ、なっ、なんと!
コート・ロティーのジャメとルネ・ロスタンです。
ジャメはマスキューでも以前扱ったことはありますが、ルネ・ロスタンは二度ほど飲んだだけで扱ったことはありません。
もちろんどちらも数は少なくお高い(笑)。
注文してもマスキューに回って来ないかも(笑)?
家内と緊急会議の末、マスキューらしくケチ臭く何本か発注(笑)。
う~ん。
どちらもオールド・ヴィンテージではありませんから当分飲まないで置いておくしかありませんが(笑)、ワイン屋としては
セラーに是非とも並べたいアイテム(笑)。
ずっとコロナ騒ぎで意気消沈してますから、ここは大物を並べてカンフル剤にしたいところです(笑)。まあ、売れなくとも我々の気が晴れることは確実でございます(笑)。
回って来るかなぁ(笑)?
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マスキューの愛するズィビッポ無くなりました
May 14, 2020 by weblogland |マスキューの愛するズィビッポ無くなりました!
シチリアのペッレグリーノ社が造る白ワインなんですが、マスキューの定番アイテムとして扱っておりました。もうそろそろ在庫がなくなりそうでしたのでインポーターさんに発注したところ、『生産中止』とのこと がーん!
ショック!
それゆえ完売となります(残念!)。
シチリアとは思えないアロマチックなスタイル。厚みもありコスト・パフォーマンスに優れたワインでしたので、残念無念(笑)。
こんなときはどうするか?
味だけ覚えておいて、忘れる!
無いものは無い(笑)。それに変わるものをまた探すのみでございます(笑)。
映像を見て「あれ!写真のズィビッポは1本だけ残ってるのですか?」とお気づきの方、これ以上の詮索ご遠慮願います(笑)。ついつい…。これ以上言えません(笑)。お察しくださいませ(笑)。
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そんな訳でここのところ2018年の新物
May 12, 2020 by weblogland |特にフランス・ワイン。2017年から2018年。やはり2017年は生産量が少なかったんですね。こうして無くなってきて実感しますね(笑)。
そんな訳でここのところ2018年の新物
を試し確認するのに忙しい(笑)。嬉し楽しい忙しさなのです(笑)。
でもですね、2018年はバラツキがありそう。酸の無いワインがちらほら。暑すぎたのかな?生産者の苦悩や尽力を感じます。
ちょっと不安。
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パストゥーグラン研究
Mar 19, 2020 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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ドメーヌ・ジャイエ・ジルを調べていました
Mar 10, 2020 by weblogland |知らなかった!
今日ブルゴーニュのドメーヌ・ジャイエ・ジルを調べていました。そんな折、なっなんと、二代目当主のジル・ジャイエさんが2018年に亡くなっておりました。ちょっとブルゴーニュのワインとは疎遠になっていましたので知らなかった!昔一度お会いしたことがありましたが、たしか私よりちょっと年下の50代。恰幅が良くエネルギッシュな方でしたから、まさか亡くなっているとは…。
大腸癌だったらしく、ドメーヌの行き先をアンドレ・ホフマン氏に売却託したようです。このアンドレ・ホフマンさんはワイン愛好家の大金持ち。ドメーヌの責任者も亡くなる前に任命し、後顧の憂いなくけじめをつけたようです。
う~ん。
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ジャイエ・ジルのブルゴーニュ・アリゴテをゲットしました!
Feb 20, 2020 by weblogland |ジャイエ・ジルのブルゴーニュ・アリゴテをゲットしました!
昨日ファックスでインポーターさんの限定オファーがありました。ちょうど店にいましたので、家内と即決。速攻発注(笑)!躊躇している間はありません。
オファーの在庫が10ケースしかありませんから、もらえるかどうかハラハラ・ドキドキ(笑)。結果、機先を制した発注により3ケースゲット!
やったぁ!
ヴィンテージは2015年とまずまず。価格も前に好評いただいた2014年と同じ1,980円税込みとなります。
只今、試飲会で使うかどうか思案中なのです(笑)。
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試飲会ー目を引いたのはスペイン・ワイン!
Feb 11, 2020 by weblogland |規模の大きな試飲会といえば、だいたいどのインポーターさんか察しがつくかな(笑)?
まあ、どれもほとんど試しているものばかりなので、新入荷のものを中心にテイスティング。目を引いたのはスペイン・ワイン!ここのところのスペイン・ワインは煮詰めて樽香をつけたようなものばかりでつまらない。でもですね試したものは斬新!アルコール分を12~13%ほどに押さえて、フリーラン・ジュースのみで造った感。クリアで旨みたっぷりなのです。生産者に確認すると思った通りの作り方。やったぁ!これなんですよ、これ!
今週中にサンプルを取り寄せます(笑)!
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ドメーヌ・ルージュ・ブルー研究
Dec 07, 2019 by weblogland |おみえになった時私は配達中(笑)。その間に並べておいたルナティック2015年にせっせとサインしてもらっちゃいました(笑)。無駄なくとことんなのです(笑)。
ところでトマさん、見るからに純朴な方、べらべら話続けるフランス人ぽくない(笑)。小さな声で誠実に言葉を選びながら話すタイプです。
私「わざわざのご来店ありがとうございます!(握手)長旅ご苦労様でした。ところでお幾つですか?」
トマさん「41歳です。でも長旅で見た目50代になってます(笑)。」
挨拶もそこそこでまずはドメーヌの概要から
「場所はローヌの北東有名なローヌ・ヴィラージュ『ケランヌ』の対岸のサン・セシル村にあります。サン・セシルは2016年からヴィラージュに昇格し、コート・デ・ローヌ・ヴィラージュ『サン・セシル』となりました(笑)。」
トマさん「このドメーヌは2012年に購入しました。ドメーヌといっても畑と住まいだけです。当初は全く手を入れられておらず草ぼうぼう(笑)。草むしりから始めました(笑)。」
私「(その当時の写真を見ながら)こりゃひどい!葡萄樹が草に隠れて見えない(笑)。耕作放棄地だな。もともとのワイン生産者でないのに何故ドメーヌ経営に乗り出したのですか?」
トマさん「私はフランス出身なのですが、イギリスでソムリエをやりながらワインを売っていました。」
私「ミー、トゥー!(笑)。」
家内「どおりで英語が上手い(笑)。」
トマさん「家内がオーストラリア出身のワイン醸造家なので、自然でオリジナリティー溢れるワイン造りを目指しました。」
ご夫婦揃ってビオ・ディナミ信奉者なのかな?でもビオ、ビオ言わないから原理主義的でも無さそうです。
トマさん「畑には様々な植物を植え農薬を使用せずに多様な自然環境を再現しています。」
私「畑の手入れが行き届いてますね(笑)。」
トマさん「9ヘクタールほどですから、家族とお手伝いしてくれる人がいればどうにかなります(笑)」
トマさん「白ワインを造る畑は13種類の葡萄を植えて複雑さを追及しました。」
私「混植・混醸 ゲミシュター・サッツだな。」
家内「この白ワイン、大好きなんですよ(笑)!エレガントで香り高く複雑。」
トマさん「ありがとうございます。エレガントで食事しないでも飲めるスタイルの白ワインです。」
私「ルーサンヌとマルサンヌをコテコテにした白じゃつまらないですよね(笑)。」
トマさん「そうです(きっぱり)。酸がありエレガントなものが良いのです。」
私「これ飲んでローヌのワインとは思えないですよ(笑)。アルコール分も12.5%しかありませんからね。アルコールターゲットを低く設定しているんですね。」
トマさん「畑で適当に葡萄の果粒を摘んできてジプロックに入れてグニグニ。飲んでみて美味しく、アルコール分も12.5%になったら一斉に手で収穫します(笑)。」
私・家内「えー!(絶句)大丈夫なんですかぁ!」
トマさん「フルーツ・デーに畑をX字状にだぁーっと走り(笑)適当に葡萄の果粒を摘んで、その場でグニグニでオッケーです(笑)。」
私「葡萄樹の種類によっては熟すタイミングはズレるし、しかも平均の糖度が12,5%というと低すぎませんか?」
トマさん「1本のヴェルメンティーノをとっても房ごとに熟度が違いますから完熟にこだわりすぎても意味がありません。
収穫を遅らせるとワインにフィネスが無くなります。」
私「完熟ではなくとも未熟や腐敗果が入らなければ良いのかな。」
トマさん「はい。5kgのプラスチックコンテナに葡萄を入れて温度が上がらないように日陰に置きます。そしてそれを房ごとプレスマシーン入れます。」
ここで気がついたのですが、撰果の工程がありません。普段の手入れで腐敗果や未熟果などは取り除いているんですね。収穫の際も気がついたら取り除いていますね。ですから撰果台など必要なく、いきなりプレスマシーンに入れられる訳です。小規模なドメーヌでこそ出来る行き届いた技なのです。
あと、もう一点、除梗・破砕機を使っていません。いきなりプレスマシーンなのです(笑)。通常は早く効率的にジュースを得たい生産者は除梗・破砕してプレス。取り出したジュースを発酵させます。きっと乱暴に葡萄を扱うことを良しとしない考えなのですね。プレスマシーンで優しく圧力を与えて果粒を割れやすくして醪を造るのですね。そして発酵は全房 房丸ごとの発酵です。ビオ的でもあり、クラシックでプリミティブな配慮でもありますね。
白ワインはステンレスタンクを使うようですが、赤ワインはローヌ伝統の四角のコンクリート・タンクです。
トマさん「コンクリートは気泡があり自然なエア・レーションが出来ます。温度も安定していますから無理がない。」
私「ルモンタージュやピジャーシュは?あと場合によってはミクロ・オキシダシオンはしないのですか?」
トマさん「はい。自然な発酵のために極力
ワインを動かさないようにしています。」
私「失礼いたしました(笑)。」
トマさん「看板のルナティックは房ごと古いバリックに入れます。そして家内が腰まで浸かって足で踏みます。」
インポーターさん「ワイン風呂状態です!」
家内「こりゃ凄い!キャロラインさん嬉々として踏んでる(笑)。筋金入りのワインメーカーだぁ(笑)。」
私「う~ん。リアル・スキン・コンタクト(笑)。」
トマさん「このまま1ヶ月くらい置いて自然に発酵、出来上がったワインがルナティックのレベルと判断出来たらトノー(600Lほど)2本に移して1年熟成、その後コンクリートタンクで18ヶ月寝かして満月の晩に瓶詰めします。」
インポーターさん「ルナティックのレベルに達しなければその年のルナティックは無し(笑)。」
トマさん「はい。下のミストラルに混ぜることになります。」
私「飲んでみると本当に折り合いが良い。アルコリックなところが全然ない!でも、14.5%もあるんだよね。深いなぁ、ホントに深い味わい。」
トマさん「実際は14.9%あります。」
私・家内「えー!そのアルコール度数でこのエレガンス!ローヌにこんなワインありませんね。」
インポーターさん「1910年植樹のグルナッシュが植わるルナティックの畑では年間120ダースくらいしかワインができないのです。」
ここから私の意地悪攻撃始まる(笑)。
私「1ヘクタール弱のルナティックの畑には何本の葡萄樹が植わっているのですか?」
トマさん「2500本くらいです。あまりに古い葡萄樹なので、半分くらいは葡萄が一房二房しかなりません。とても効率は悪いです(笑)。シャトー・ヌフ・デュ・パフより収量は低くなります。」
実は私1500本くらいの植密度かと疑っておりました。ごめんなさい!
私「通例畝ごとに改植しますからある意味前のオーナーはルーズだったんですね(笑)。でもそれを上手く利用出来ている点は素晴らしい!」
トマさん「一番端の畝は新しく植え替えました(笑)。」
トマさん「あとローヌ・ヴィラージュになった関係上1ヘクタールあたり4000本の密度の畑にしないとなりません。2m×2mの間隔です。」
私「畑を広げず、じっくり植樹出来れば素晴らしい結果になりますよ!」
家内「ところでドメーヌ名のルージュ・ブルーは何故?」
トマさん「この日没の光景です!」タブレットで写真を見せてくれました。
日没 まさに日が地平線に隠れる寸前地平線は深紅に染まり、落ちようとしている帳の上空は青紫 ブルー。透明な空気
感は心を動かします。見たことのない夕日です。
う~ん。
行ってみたい!
早速ルージュ・ブルーのホームページをチェックするとB&B形式で泊まれます。部屋数は3つ。グルナッシュの間、シラーの間、ルーサンヌの間がご用意されておりました(笑)。プールもございました(笑)。
行かなきゃ(笑)!
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2019年のノヴェッロとボジョレー・ヌーボーです。
Nov 21, 2019 by weblogland |ようやく並びました。
2019年のノヴェッロとボジョレー・ヌーボーです。
まあ、毎年のことですが、無事並ぶとなんとなくウキウキ(笑)。もっとも毎年今世紀一番の出来ではありませんが(笑)、今年のワインが無事出来たことをお祝いしましょう!
あと、今年生まれの赤ちゃんがおられるおじいちゃん。すぐに2019年に飛びつかないことをオススメします。後から出てくる確実なワインを探すことをオススメします。急いては事を仕損じますぞ(笑)!
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桝久 試飲会番外編
Jul 05, 2019 by weblogland |うえが未使用のDIAM1、下がDIAM10。
上の未使用のコルクは未使用なだけあって太い(笑)。ラダチーニが来日したときにお土産としていただいたものです。下のDIAM10はビヨー・シモンのシャブリ2015年に打ってあったもの。
う~ん。
比べてみると1と10との差は長さのようですね。10の方が約6mm長い。寿命は10倍だから、一年あたり0.66mm?値段はいくらするんでしょうね(笑)。
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました! 201905
May 22, 2019 by weblogland |ほんとは先週に決まっていましたが、ワインが届いてない(笑)。よっていつもながらのバタバタ。馬脚大発揮(笑)?
これは定番ですがヴィンテージ変わり!
相変わらず美味しくて安い!
〇トカイ フルミント ドライ 白 2017年 シャトー・デレスラ
ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1,203円税込み
ハンガリートカイの中心部トカイ・ヘジアリャで造られる辛口の白ワイン。造り手は15世紀初頭まで記録に遡れるシャトー・デレスラ。もっとも2005年にシャンパーニュのドラン家(ハイパー・エドシックで有名)による資本投資により復活しました。ハンガリーが共産圏からEUに国家の舵を変えたためです。
このワインはフルミント85%、シャルガ・ムシュコタイ15%。低温で管理できるステンレス・タンクで醸造・熟成されます。マロラクティック醗酵はしていないようですね。
もともと大陸性の冷涼な土地柄、切れのあるシャープなワインだと想像していましたが、こんなに切れがあるとは(笑)。切れと言うより強さ 強靭さなのです。しかもバランスが良い。
柑橘系の香りが勢い良く放出され、しかも的が定まっている(笑)。フルミントの辛口は初めて飲みましたが、永遠の命をもつエッセンシアを支える品種であることを実感しました。
香り自体に複雑さはさほど感じませんが、この価格帯のワインとしては出色の出来映えです。
あと、面白いのはオーストリアのグリューナー・フェルトリーナーのような粘りがあることです。中欧のワインに共通する特長ですかね?カベルネやピノ・ノアールに代表されるヨーロッパ系や地中海系とは違ったスタイルのように思います。真偽は解りませんが、日本人の嗜好に合ったワインであるのは確かかと(笑)。
マスキューのブーム、1+1=3の二連発!
〇チャレロ 2017年 1+1=3(ウ・メス・ウ・ファン・トレス)スペイン 白 ペネデスD.O. 750ml 1851円税込み
マスキュー定番のスペインの発泡性ワイン カヴァ 1+1=3のラベルと言えば皆さんご存知(笑)。比較的軽いカヴァの多い中、しっかりとした濃度感のある良品として愛されています。
カヴァと言えば日本ではかなり馴染みのスペインの発泡性ワインですが、その大半は大メーカーによります。(日本でも黒いラベルのフレシネやコドルニュが有名ですね。)ただコストがかかるため小規模生産者が育ちにくい産業でもあります。
いきおい小規模生産者は大手カヴァメーカーに生産したワインやブドウを売るしかない状況です。
そんな中、カヴァの聖地ともいわれる生産地域ガルディオーラ・フォン‐ルビで、カヴァ最高品質のブドウを栽培することで有名なピニョル家は、現地ワイナリーの間で「幻のブドウ」といわれ高値で取り引きされていました。
彼のところは30ヘクタールの畑を所有する家族経営の生産者です。
ピニョルさんのブドウ栽培は除草剤や殺虫剤は一切使用しませんから、畑仕事にとてつもない労力が注がれます。休みなく一日4時間睡眠で働くそうです。
そして醸造にはフリーランの果汁しか使用しません。いわゆるプレス果汁を使わない徹底ぶり、濃さとクリアな味わいの原点なのです。
そんなピニョルさんとペネデスのトップワイナリー「カン・ラフォルス・デルス・カウス」のエステーベ家とのベンチャーがこの1+1=3なのです。
当初はカヴァのみのブランドだったようですが、1+1=3の成功とともに赤ワイン白ワインも登場(笑)。
これはチャレロ96%、シェナン・ブラン6%のセパージュ。カヴァではマカヴー、チャレロ、パレリャーダの組み合わせが基本ですからチャレロだけの白ワインはかなりレア。調べてみるとカタローニャの冷涼なテロワールで良い結果が出ているとか。どうやらまさにそれですね(笑)
。
チャレロはなんと樹齢50年以上!ピニョール家の核心(笑)。
造りもチャレロ本来の良さを出すため樽を一切使わず、酸化させないよう周到に
行います。この点カヴァ同様。
味わいはふくよかさな旨味が前面に。飲んだ瞬間旨い(笑)!正銘さを実感させます。香りは豊かで奥深く、華やか。チャレロ本来の良さを教えてくれます。薔薇や桃、マンゴー、グレープフルーツ、青リンゴなどの白から黄色の花や果肉が中から立ち上がる様は言葉を失なうほど。ゲヴュルツトラミネールのようなケバい出方(ごめんなさいゲヴュルツトラミネール)ではなく、ワイン自体の旨味に香りが溶け込んでいる感じです(笑)。
う~ん。
こういうことなんだ!
6%だけ入ったシェナン・ブランは余韻のためのアクセント。芸が細かいし、造り手のレベルの高さに唸らされます(笑)。『幻の葡萄』を飲むことが出来た訳です
(笑)。ワインのことが少し解った気がします(笑)。
◎1+1=3 ウ・メス・ウ・ファン・トレス
スペイン ペネデス カヴァ発泡性 ロゼ ブリュット 750ml 1944円税込み
これはロゼ・ブリュット。
トレパット52%、ガルナッチャ32%、ピノノワール16%。平均樹齢約25年。セニエ法によるロゼ。ドザージュは8.5g/l。トレパットは、フィロキセラ禍以降消滅し始めたカタルーニャ地方の在来品種で、鮮やかな色と果実味、上品さを兼ね備えていることから、近年復興が進みつつある注目の品種です。ロゼの使用のみ許可品種のようです。
味わいはふっくらして優しく、広がり余韻の長さと、全体のバランスがとてもよろしい。1+1=3らしいフリーランのみを使ったかのような厚みはエクセレント。
ふっくらしたボディーの中からゆっくり赤い果実味が徐々に現れる様は正銘さを感じます。チェリー、ラズベリー、プラムの果実が混ざり合いながらも明瞭さを
増してきます。抜栓ご2~3日経っても果実味がぼやけません。(もちろんガスは抜けてきますが)暑い産地のカヴァのロゼにあっては出色の出来映えでございます
。改めて1+1=3の実力、優位性、個性を
認識させます。
そして、愛するピエモンテのロゼ!
◎キアレット 2018年 ロ・ゼルボーネ
イタリア ピエモンテ ロゼ ヴィーノ・ロサート 750ml 1650円税込
待ちに待ったキアレットの再入荷です!
以前は2013年。今回は2018年。出来立てですね(笑)。2018年は生産量に余裕があったため、わざわざ日本向けに作ってくださったとか。嬉しい限りでございます
(笑)。
瓶詰めして船に乗って日本に着いたばかりですから、予想通りワインはまだまだ
飲み頃ではありません(笑)。飲んだ印象はボトル・ショックと酵母臭がカオス(笑)
。抜栓後しばらくするとビオ・ワイン特有なクレーム・ド・ブリュレの香りに収斂されて行きます。その下には赤く甘いジャムのような香り、プラム・ラズベリー・チェリー・グレナデンの果実が見え隠れ。時間の経過と共にそれらが徐々に出てきてバランスが整うはず。今年の夏を過ぎるとワインとしてはだいぶ出来上がるのかしら(笑)?
『すぐ美味しい。凄く美味しい。』のは虫が良すぎるのかな(笑)。まあ、360本しか日本に来ていませんから、待っていることは出来ません(笑)。次がありそうにないですから(笑)。
ワインが瓶詰めされてから出来上がっていく過程を経験するのも一興。もちろん私の経験、予想が正しければ私は幸福になれます(笑)。なぜなら、私がもっとも優れているロゼ・ワインと、勝手に高く評価しているからでございます(笑)。大好物なのです(笑)。
まあ、昨日の晩御飯のおかずを忘れる人間に先のことを予想されるのは心外かな(笑)。
ついでながら、これもSO2無添加。
さらについでながら(笑)、
大日本ロゼ・ワイン普及協会会長(家内)「カオスも含めて美味しく飲めるんだから凄い!」
さすが!カオスも楽しむとは!
大定番のスペインワイン。
ヴィンテージが変わりました!
●ティエラ・セレナ テンプラリーニョ レゼルバ 2012年
スペイン 赤 アルティーガ・フステル カンポ・デ・ボルハD.O. 750ml 1249円税込み
ナバラ リオハから地中海に注ぐエブロ川沿いのD.O.カンポ・デ・ボルハの赤ワインです。何年か前にマスキューでは扱ってますからご記憶かと(笑)。10年近く寝かされてからリリースされる超優良ワイン。
このワインはテンプラリーニョ85%、ガルナッチャ10%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%。テンプラリーニョ100%にしないところに良さあり(笑)。逆にリオハの典型的な熟成したミディアム・タイプのテンプラリーニョのニュアンス。
まずはピュアで深みのあるプラムの香りがし、時間の経過とともにバラやベリーなどのニュアンスが加わり、その熟成によって調和した味わいには浸れます(笑)。素直で優しいに美味しさは心を癒してくれます。しかもこの価格(笑)!
リリースしているのがアルティーガ・フステル。これほどまでの熟成したワインを惜しげなくリリースしてくれますから、老舗中の老舗かと思ったら大間違い(笑)。ニューヨークの高級レストラン「オレオール」でチーフ・ソムリエを努めたスペイン人、マルティー・ケール氏が、「飲む人のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワイン造り」を目指して2002年に設立したワイナリー。きっとその人脈を生かしてワインを調達しているのですね。マスキュー定番のエルミータ・デ・サン・ロレンツォも彼等のブランドです。
なっ、なんと、今回のトリはチリ・ワイン!
●ペンコポタリーノ 2016年 ペトロ・パッラ・イ・ファミリア 赤 750ml 2545円税込み
チリのテロワーリストとして名を馳せた
ペトロ・パッラ氏。大量に生産されるチリ・ワインとは違う個性あるワインを作ることで世界的に評価されています。灌漑施設を利用したいわゆる大量生産された赤ワイン、カシスの香りと樽の香りしかしない肉付きの良いスタイルを打破したことで大ブレーク。
古い畑や、もともとワイン生産に向いているテロワールを見つけ、その地にあったワインを作っています。
基本的にはドメーヌではなく、ワイン・プロデューサーとでも呼べばよい、仲間と組んだベンチャー的なスタイル(笑)。日本では『クロ・デ・フ』ブランドが有名ですね。彼らが有名になったのは『アリストス』ブランドでしたっけ。
そんなペトロ・パッラ氏が自身のドメーヌとして立ち上げたのがこの『ペトロ・パッラ・イ・ファミリア』でございます
(笑)。
生まれ故郷のチリ南部コンセプションの近隣には、古くからワイン生産が行われていたこともあり、古い畑や無灌漑で栽培を行える傾斜地の畑が残っています。それに手を加えドメーヌとして再生した訳です。ですから収穫される葡萄は無農薬、無灌漑で栽培されたプリミィティブ
なもの。
この『ペンコポタリーノ』はイタタ・ヴァレーD.O.とカウケネスの2ヘクタールほどの畑のもの。平均樹齢59年のサンソー65%、平均樹齢50年のカリニャン27%、平均樹齢190年のパイス8%のセパージュ。考えてみるとスペイン、ヨーロッパとの歴史は古いですから16世紀から葡萄栽培は行われていたはず。そしてそれらの畑は無灌漑で栽培されたものであるはず。夏場雨が降らなくとも葡萄栽培が出来得た適地。もともと保水力のある畑を漁った訳ですね(笑)。お金がかかる土壌調査をする必要もないし、一石二鳥。
まあ、栽培の効率は良くないでしょうから、少量高品質なワイン生産を目指す
要件はあります。
飲んでみると実際このワイン、美味しい(笑)!複雑な果実味には心打たれました(笑)。旨味、深みがあり、自然な味わいはヨーロッパの銘醸地のレベル。かといってオリジナルですから似たものが見当たらない(笑)。ポンティカ化したオキシデンタルとでも言いましょうか?圧倒的でありながらエレガントな佇まいは壮麗でもあります。単純なチリ・ワインと比べるのは失礼かな(笑)。
造りのテクニックとして、熟成にバリックは使いません。半分は大樽(1400、2500、5000リットル)、残りの半分はステンレス・タンクで1年間熟成します。余計な樽香を付けない意図。このセンスはさすが!収量は平均すると1本の葡萄樹からフル・ボトル1本ほどの果汁を得ているようです。その上でセレクションをしてるはずですから、実際に出来る量はかなり少ないはず。チリにおいてはかなり少ない。品質を優先させています。
チリ・ワインを飲んで感動したのは初めてかも(笑)?
いや、待て待て、これが本来のチリ・ワインのはず(笑)!
以上6本
24日(金)は17~20時30分
25日(土)は11~20時30分
いつも通りのスケジュールです。
皆様のご来店お待ち申し上げます!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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ドメーヌ・デュ・クロ・サン・ルイ研究
Mar 29, 2019 by weblogland |フランス ブルゴーニュ フィサンに本拠を置くドメーヌ・デュ・クロ・サン・ルイのお嬢さんヴィルジニ・フィリップ嬢。この方お父さんのベルナールさんと二人でドメーヌを切り盛りしています。モンペリエ大学で栄養学を専攻卒業。リーマン・ショックで就職先もなく、兄弟はドメーヌの仕事から離れており、2015年から跡継ぎとしてドメーヌに入ったとか。実は、私の娘と同じ年(笑)。リーマン・ショックの就職大氷河期を思い起こしました(笑)。あのときの若い方は大変でしたよね。出鼻から壁にぶち当たっちゃいましたよね。
ヴィルジニさん「もともとドメーヌを受け継ぐはずではなかったのですが、今は父から様々なことを学んでいます。」
私「へぇー、偉いですね(笑)。ウチは私の代でおしまいですから(笑)。」
フランス人にありがちなベラベラ話すタイプではなくとても謙虚でチャーミングな方(笑)。
私「フィサンにモノポール持ってるなんて伝統あるドメーヌなんですね。」
ヴィルジニさん「モノポール『クロ・ザントル・ドゥー・ヴェル』は16世紀にくつられた石垣で囲まれた区画です。とても日当たりが良く他の畑より葡萄の成育が良いのです。」
インポーターさん「あと弊社ではまだ輸入していませんが『アン・オリビエ』という区画があります。かなりの好立地でして1級になるよう申請しています。」
私「そりゃ凄い!相当イイんでしょうね(笑)。」
私「ところで1ヘクタール何本の葡萄樹を植えていますか?(意地悪さは容赦ありません(笑))」
ヴィルジニさん「1ヘクタールに10,000本植樹しています。樹高も低い伝統的な栽培です。」
私「そうすると仕立てはシングル・グイヨですね?」
ヴィルジニさん「正確にはギヨ・プサールです。」
私「ギヨ・プサール?初めて聞く用語です。」
ここから俄然ヴィルジニ嬢のピッチが上がる(笑)。
ヴィルジニさん「通常のシングル・グイヨでは結実枝を左右どちらかに誘引します。ただ、それだと葡萄樹の力が左右に片寄ります。そうすると本来葡萄樹が持つ力を発揮出来ません。ですから我々は葡萄枝の誘引方向を毎年変えます。」
私「えー!1ヘクタールに10,000本の密植ですから、全部の葡萄樹の誘引方向を逆にしなきゃならないでしょ!?」
ヴィルジニさん「はい。(涼しい顔で宣う。)」
私「それは大変だぁ!」
ヴィルジニさん「ただし古木だとそれは出来ませんが。」
インポーターさん「弊社が輸入している4アイテムを持ってきましたから、ティスティングしましょう。」
私「全体に綺麗。除梗した飲みやすいスタイル。樽香もでしゃばらないエレガントなスタイルですね。エア・レーションと
撰果が良いのかな。」
ヴィルジニさん「白は木樽発酵・木樽熟成
します。新樽は使いません。」
私「折り合いがイイですよね。SO2もあまり感じません。とても綺麗(笑)。ちゃんとした正統なシャルドネ。大事に造っている感じが伝わって来ますね(笑)。」
インポーターさん「ありがちな外れた区画のシャルドネではありません(笑)。」
私「マルサネ2015年はふっくらして重心が低くて、いかにも優良なマルサネ(笑)。
」
ヴィルジニさん「2015年の作柄の良さが出ています(笑)。赤は基本的にセメント・タンクで発酵させます。そして木樽熟成。マルサネは15%新樽で15ヶ月熟成します。」
私「樽の使い方が上手ですよね(笑)。果実感が引き立ってイイですね(笑)。」
インポーターさん「何処産のピエス使ってるんでしょうね?」
私「アリエとヴォージュじゃないかな?ちょっと粉っぽさあるよね。」
ヴィルジニさん「アリエとヴォージュです
。」
ヴィルジニさん「この『クロ・ザントル・ドゥ・ヴェル』は困難な作柄の2013年です。」
私「マルサネとは全然違う。香りの出方が違う。マルサネみたいに重心の低さはなく華やか。かなり複雑。ヴィンテージ由来の軽さはあるけど、もともとのポテンシャルはかなり高い!もっともマルサネ、フィサン共にしっかり1級規格だから良心的だよね。」
インポーターさん「マルサネと同じ作り手のワインとは思えないですよね(笑)。」
ヴィルジニさん「このモノポールは平均樹齢は55年。収量は45hl。セメント・タンクで発酵後、10ヶ月の木樽熟成です。新樽の比率は15%です。」
私「2013年だと樽熟成期間が若干短いのかな?」
インポーターさん「作柄の性なんでしょうね。」
私「それにしても2013年でこの香りは大した物ですよね(笑)。」
ヴィルジニさん「このジュヴレイ・シャンベルタン『エトロワ』はグリオット・シャンベルタンの地続きです。」
私「おー!そりゃ凄い!」
ヴィルジニさん「収量は35hlで25%新樽で15ヶ月熟成します。」
私「完全にグラン・クリュ規格ですね(笑)。」
私「旨いには旨い。もっと美味しいともっと良い。もっと美味しくしてスターになってくださいよ(笑)。あと一皮剥ければ
比類ないドメーヌと称賛されますよ(笑)。そうなったらワインが高くなるかな?」
私「グリーンハーベストして少し収量を下げるか、除葉するか、そうそう全房発酵してみては?このくらいの濃さがあれば可能だと思いますが?」
ヴィルジニさん「全房発酵は魅力なのですがリスクがあまりに大きいのです。」
私「一部だけ全房発酵してスペシャル・キュヴェにしたらどうです?」
インポーターさん「キュヴェ・スペシャル!」
ヴィルジニさん「ニコニコ(笑)。」
ヴィルジニさん わざわざご来訪ありがとうございました!お父さんによろしくお伝えください(笑)。
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ヴィーガン・ワイン
Feb 14, 2019 by weblogland |ヴィーガンを辞書で調べると『完全菜食主義』。植物のワインで菜食主義なんておかしい?よく調べると肥料や散布薬剤などに動物由来のものは使わない。醸造工程でも清澄でゼラチンや卵白を使わない代わりに珪藻土などを使うとか。
なるほど、そういうことなんですね。
そういえば昔、プロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャーが肉を口にしない菜食主義者と聞いて驚いたことがありましたっけ(笑)。調べるとヴィーガンの根底は酪農に対する倫理的な問題のようです。ブッチャーって優しい人だったんですね(笑)。
実際アメリカやイギリスでは人口の2%がヴィーガンとも言われ。2010年、EUでは 、ヴィーガン向けの食品ラベルの使用を認める法律を制定し、2015年から法律が発効されています。革製品のボイコットなんかもその流れですね。今やヴィーガンは世界の一潮流となっています。
ここで、あれ?っと思ったのですが『サピエンス全史』の著者ハラリ・ユヴァル・ノアさんもひょっとしたらヴィーガン?ググってみるとピンポン(笑)。
私みたいな雑食で志の低い人間からすると野菜も肉も魚も食べたいですから、ありがたくほどほどいただくしかありません。たまにはジビエや鯨も食べたい(笑)。
話は少し飛躍しますが、反捕鯨団体からすると「恐竜の生き残りである鯨を食することは神をも恐れぬ蛮行」なんでしょうが、たまには鯨を食べたくなる。たまーにでもダメなんでしょうか?ダメなんでしょうね(笑)。きっと彼らからすると議論する余地が無いんでしょうね。小麦が食べられなかったらパンを食べればよい なんてことと根底は同じような気もしますが…。ひょっとしたらヴィーガンも反捕鯨団体も似たようなものかしら?まあ、どちらもほどほどではありませんね。
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