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Written on 2016 08

桝久 試飲会リポート 後半 201608

Aug 30, 2016 by weblogland |
さてさて試飲会リポートの後半はドンナルーチェ2015年についてのみ!
ご理解いただけますよね(笑)。
○ドンナルーチェ 2015年 ポッジョ・レ・ヴォルピ
販売価格(税込): 2,592 円
イタリア 白 ラッツィオ I.G.T.750ml
「うわっ!飲みやすい!旨い!」
「飲みやすいけど、凄いワインですよね(笑)。」
「前評判だと力が凄いって聞いてたけど、わりとさらっと飲みやすいよね。」
「でも、強いには強いよね(笑)。みっちりしてる」
「マスキューさん!毎年毎年試飲会でドンナルーチェ飲ませていただいてます(笑)。ブログで書いていたように2015年は確かに違いますよね(
笑)。最初の頃はなんで毎年ドンナルーチェをやるのかな?って思ってましたが(笑)、これ飲んでその訳が解りましたよ(笑)。確かに違いますよね(笑)。」
「2014年のはライチの香りがとても印象的でしたよね。2015年は2014年ほどライチライチしてない(笑)。」
「店長!桃っぽい(笑)!いつもとだいぶ違う(笑)。セパージュとか大事な部分が変わったとしか思えません
。」
私「そーなんですよ。そう思ってインポーターさんに聞いたら、何も変わっていないとのことでした。アルコール分もいつもと同じ13%です。収穫日もほとんど同じだそうです。

家内「味わいは通常、レモンやライム、リンゴ、グレープフレーツ、甘夏の香りが支配的なのですが、今回は桃、ライチなどの白い柑橘類のニュアンスをかなり感じます。」
「それって何故ですか?だって何も変わっていないのだったら、味わいが変わるのはおかしいですよね?」
私「はい。2015年は収穫前にちゃんと秋があったからだと思います。葡萄は成熟期の秋に減酸し酸が成熟します。レモンやライム系の酸っぱい酸がグレープフレーツや桃、アプリコットなどの味わいに成熟変わっていく傾向があります。そう考えるとドンナルーチェ2015年の謎は説明できるかと。」
家内「葡萄は開花から100日くらいで成熟して収穫を迎えます。温暖化が進み開花が前倒しになると当然収穫も早くなります。」
「そうなんでそよね。そうなるとワインに酸が残りすぎたり、新たなテクニックやワインのスタイルを変えることで解決することになりますよね。」
「葡萄に秋が必要だとは知らなかった(笑)。暑ければイイ訳じゃないんですね(笑)。」
「春夏秋冬が必要なんですね(笑)。」
「じゃあ意地悪な言い方ですが、通常のドンナルーチェって秋を必要としないスタイルのワインなのですか
?」
私「これは鋭い!天候や日照が安定している暖かい産地の特性を逆に利用しています。斬新な今までにないワインだと思います。頭の古いイギリスの評論家は評価しないと思います(笑)。」
「旨さや生命力は並みじゃないんだから、素直に認めればイイのに(笑)

「そうですよね。だって彼らカリフォルニアワインだって認めてるんだから(笑)。」
「カリフォルニアワインってお金になるから、抜け目ないイギリス人は
利用するだけなんじゃないの(笑)。」
「そうだよ。勝手にEU 抜けるし!」
話がヤバくなりました(笑)。
そして、8月3日に抜栓してからロングランテイスティングしているドンナルーチェ2015年と比較していただきました。まだテイスティングは終了してませんから、ちょびっとだけ舐めてください(笑)。
「あ~!神の滴だぁ(笑)。」
「うまい!今日は8月27日だから、開けた日を1日とすると(笑)、25日目ですよね?特別何か保存法あるんですか?」
私「コルクを逆さまに差して冷蔵庫に入れたまま、毎日少しずつテイスティングしてます(笑)。」
「バキュヴァンは?」
私「しません。あれは開けたワインを保存するには良いのですが、減圧しますから栓を抜いた瞬間に香りが一気に抜けてしまいます。」
「3日に開けた方は若干疲れが見えるけど、終わってはいないね。新樽使っているけどそのニュアンスが全くしない。いつもながら凄いね(笑)

「マスキューさん!色なんですが、8月3日に開けた方が薄いですよ!」
「えー!ホント?どれどれ…あー、薄く見える‼」
私「本来は逆なはずですけどねぇ?
グラスの中の液量が3日に開けた方が少ないからかな?」
「同じ分量入れてみてくださいよ!

私「ちょっとそれは…、お許しを(笑)!」
「8月3日に開けたものと試飲会で新しく開けたものの味わいが共通してますが、ゆっくりこうなったのですか?」
私「中盤に飲んだ時はまるでリンゴ(笑)でした。紆余曲折はありました。」
「私は同じ物とは思えないんですよね(笑)。新しく試飲会で開けたものが、8月3日に開けたワインのようなエレガントなワインになるとは想像できない。」
「ところで2014年はどんな具合だったんですか?」
私「途方もない出来映えでした。判断を下せないほどの作柄でした。」
私が口を滑らしたため(笑)、残りの2014年は一気に完売しました。残念!
「マスキューさん、ドンナルーチェ2015年はこの先10年20年経ったら8月3日に開けたワインみたいになるってことですか?」
家内「たぶんそうはなりません(笑)
。」
私「長い熟成期間を経てワインの中の様々な要素が重合することが熟成です。これは8月3日に開けたワインが8月27日になっても酸化せずにワインとしての生命力を保っていると確認出来たと言うことです。マスキューでは取り寄せた試飲サンプルを駄目になるまでゆっくりテイスティングします。それによりワイン自体のポテンシャルは解ります。先々どうなるかは私の能力では断言出来ません(笑)」
「それじゃあ、開けてからすぐに駄目になるのもあるんですか?」
家内「ほとんどそうです(笑)。」

ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

※蛇足になりますが、今日8月30日のドンナルーチェ2015年は少しトロミが増したようです(笑)。変身するのかな(笑)?

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Aug 25, 2016 by weblogland |
明日、明後日はマスキュー試飲会です。今、やっとワインを並べ終えました(笑)。

この作業が終るとホットします(笑)。

横浜の桝久商店でワインの試飲会開催

今回は正確には5種類5本ですが、ドンナルーチェ2015年の8月3日に開けたものを試していただきますから試飲アイテムは6本となります。私も8月3日に抜栓したドンナルーチェは明日まで飲まないことにします(笑)。そうすれば、私自身の感動も増すと言うもの(笑)。一昨日あたりから凪ぎのような状態になっていますが、変身しているかな?

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マスキュー試飲会のラインナップ 201608

Aug 23, 2016 by weblogland |
今月8月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
まずは、アメリカの泡、しっかり冷やしてお召し上がりください(笑)。



◎ブラン・ドゥ・ノワール N.V. ラック&ドリル カリフォルニア ノース・コーストA.V.A. 発泡性 白 750ml 2913円税込み
カリフォルニアのベスト・バリュースパークリング・ワインを生み出すラック&ドリル。
シャンパン方式で造るワインは、万人受けする高品質。飲んで不味いと言う方はほとんどいないはず(笑)。
ただ、そこはアメリカ、本家シャンパーニュとはあり方もちょっと違う(笑)。
まず、ブラン・ドゥ・ノアールと表記されていますが、ピノ・ノワールが70%、シャルドネが30%の割合となっています。レギュレーションが違うようですね。それ以外は本格的。18ヶ月の瓶内二次発酵後に12g/Lのドサージュ。その後更に熟成して出荷。しっかり時間をかけたものです。
味わいはドサージュが多く甘いように思われますが、割りと甘さを感じません。マロラクティック発酵をしていないようで総酸が7.3g/Lありますので、糖分を上手くマスキングしています。ふっくら感と円やかさがあり、飲みやすいこと請け合い(笑)。温度を上げずに飲むと胃袋に染み入ります(笑)。香りもブリオッシュまではいきませんがトースト香がらしい熟成したニュアンスを出しています。果実も柑橘系ですから、シャンパーニュのブラン・ドゥブランに間違える方もいるはず(笑)。飲み応えのある飲みやすさが身上の面白く、コスト・パフォーマンスに優れたスパークリングなのです。

続いてもアメリカの白ワインです。
いきなりアメリカの白ワインの2種類も!マスキュー頭が暑さのせいでおかしくなったか(笑)?
○アクロバット ピノ・グリ 2013年
キング・エステート アメリカ 白 オレゴンA.V.A. 750ml 2036円税込み

10年連続してレストランNo.1の人気の米国産ピノ・グリと言えばすべてを物語りますか(笑)?
ピノ・グリってこんなに素直で飲みやすくてフルーティーなの?と思わずニンマリさせてくれます(笑)。
ピノ・グリというとなかなか難しい(笑)。ブルゴーニュだと果実味より旨味が優先するし、アルザスやイタリア北部の上物は眉間にシワを寄せて飲まなくてはいけないし(笑)。美味しいんですけどね。
そうするとこんなにもスコーンとして、しかも濃度感のあるピノ・グリは無いかも(笑)?
もちろんマロラクティック・コントロールはしていますし、買い葡萄も混ざってますが、ワイン・メーカーのキング・エステートの力量は素晴らしい!
アメリカ・ワインの技術力の高さに衝撃を受けました(笑)。レストランで人気を博すのは当然な味わいなのです。

そしてコスト・パフォーマンスに優れたコート・デュ・ローヌの赤ワインです。
●コート・デュ・ローヌ レゼルヴ
2014年 ドメーヌ・グラン・ヴヌール フランス コート・デュ・ローヌA.C. 赤 750ml 1465円税込み
シャトー・ヌフ・デュ・パフでP.P. 100点満点を獲得したドメーヌ・グラン・ヴヌールのネゴス・ブランド『アラン・ジョーム』のコート・デュ・ローヌです。
セパージュはグルナッシュ65%、シラー25%、サンソー10%。熟成に木樽は使わない直球勝負(笑)。でもですね、とても複雑な上物の仕上がり。良いグルナッシュの特徴赤いベリー系の香りがチョコレートの香りと溶け込み柔らかで豊か、しかも滑らかなタンニンとのバランスは構築されています。畑はコート・デュ・ローヌの北端ですから思わずびっくり。パフの近くのローヌかと思いました。
単なるネゴスのコート・デュ・ローヌとは段違いの出来映えです。甘さと飲みやすさに訴求しがちな産地のワインとは思えません。ワインのディテイルと全体の質の高さが伴っていることは、目の行き届いた管理なしにはあり得ません!
コート・デュ・ローヌとしてはベスト・プライス、トップ・ヴァリューですね(笑)。

●続いてはボルドーの赤ワインです。将来スターになるかも(笑)?
ランプレッション・ド・シャトー・モーヴザン・バルトン 2011年 フランス ボルドー ムーリス・アン・メドック 赤 750ml 2758円税込み
メドック最小のアペラシオン ムーリスA.O.C.。ムーリスというとピンとこない方の方が多いかと思いますが(笑)、マルゴーとサン・ジュリアンの間の内陸のアペラシオン。北側のリストラック・メドックにへばりついたようなアペラシオンです。
プジョーやシャス・スプリーン、シトランなどがあると言えば大体想像つきますか(笑)?
ワイン自体に濃さがありタンニンに質感のあるお買い得ワインが多い産地です。
このワイン、シャトー・モーヴザン・バルトンのセカンドです。もともと1457年以降の所有者モーヴザン侯爵家の子孫にあたるカルピア子爵からバルトン家が2011年に購入しました。その結果シャトー・モーヴザン→シャトー・モーヴザン・バルトンとなった訳です。ちゃんとお互いの名前を入れるところが貴族的ですね(笑)。まあ、由緒あるシャトーですから名前を残すことには意味がありますか。
ところでお恥ずかしい話なのですが、このトップ・ブランドのシャトー・モーヴザン・バルトンはまだ飲んだことがありません。いきなりセカンドのランプレッションを飲んで飛びついちゃいました(笑)。
このアペラシオンのトップだと個人的にっているプジョーに通じる風格があります。もちろん除梗した今風な造りではありますが、正銘なワインにある深み、旨味を兼ね備えた揺るがない良さ いわゆる風格を感じました。心に響く良さなのです(笑)。
バルトン家のことですから徹底的に設備・畑の改修するはず。実際残留総SO 2 は42mg / L を実現していますから、かなりやってますね(笑)。
将来ムーリス・アン・メドックの歴史を変えるシャトーになるはずです。見守りたいシャトーなのです(笑)。

そして最後はドンナルーチェ2015年の登場です!
もちろん8月3日に抜栓したものとの比較テイスティングしていただきます(笑)。
○ドンナルーチェ 2015年 ポッジョ・レ・ヴォルピ
販売価格(税込): 2,592 円
イタリア 白 ラッツィオ I.G.T.750ml
あのイタリア ラツィオの「マルヴァジアの魔術師」ポッジョ・レ・ヴォルピが造る白ワインです。あの「遅摘みの小宇宙」です。「 」は私が勝手につけたキャッチフレーズです(笑)。
ドイツワインのアウスレーゼを辛口に仕立てた目新しいスタイルのイタリア白ワインなのですが、その素晴らしさによりイタリアのワイン評論誌『ルカ・マローニ』ではトップの評価を受け続けています。
私の大好物です(笑)。
毎年異常に長いテイスティング・コメントを私が書いているワインと言えば、ご存じかと。また、しつこくやらせていただいています(笑)。

以上5本+1本のおまけで皆様のご来店お待ち申し上げます。
26日(金)は17~20時30分
27日(土)は11~20時30分
まで開催しておりますので、おてすきのお時間にご来店くださいませ。
当日8月3日に抜栓したドンナルーチェ2015年がどうなっているか?
私も楽しみでございます(笑)。

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今週末の8月26日(金)、27日(土)はマスキュー試飲会です

Aug 22, 2016 by weblogland |
今週末の8月26日(金)、27日(土)はマスキュー試飲会です。
一ヶ月あっという間ですね(笑)。
今回の試飲会はトリが月初に決まりました(笑)。普段こんなことはありませんが、今回は特別です。なんたってドンナルーチェ2015年ですから(笑)。
また、やるの?なんて言わないでくださいね(笑)。
ラインナップは全部で5種類ですが
、最後にドンナルーチェ2本でますから計6本を予定しています。

『変じゃない、なんでドンナルーチェ2本?』

試飲会当日に開けたものと、8月3日に開けて定点観測しているものを比べていただきます‼
どんなんるーちぇかな?
お粗末さまでした(笑)。

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桝久 試飲会リポート 前半 21607

Aug 01, 2016 by weblogland |
昨日はお暑い中ご来店誠にありがとうございました。
まずは本日大ブレークしたガロフォリノ泡からスタートです(笑)!
○ガロフォリ ブリュット スプマンテ イタリア マルケ 発泡性 白 750ml 1697円税込み
私「お暑い中ありがとうございます
。まずはこれで渇きを癒してください(笑)。」
家内「グビグビいっちゃってください(笑)。」
「う~ん。たまらん!こんな日は冷えた泡に限る(笑)!」
「生き返りますなぁ(笑)。」
「爽やかだけど、スッゴクしっかりしてる。」
私「特に白桃の支配的な香りが特徴的です。」
「でも、このワインは甘く感じないですよね。スプマンテと言うとベタッと甘さが口に残ったりするけどそれがない。」
私「ブリュット表示ですから1L中9グラムくらいは入っていてもよいのですが、7グラムくらいにしか感じません。休み明けにインポーターさんに聞いてみます。」
「マスキューさんはブログで美少女なんて言ってたけど(笑)、これは天使に近い(笑)。」
「あっ!そう言えば 天使の何とか言うスプマンテあったな。あの甘いヤツ(大爆笑)」
「口の中な流し込むと泡立ちとともに白桃の香りが一気に広がり、そのまま消えていくような感じ。液体が胃の中まで落ちないで消えていく。
天使降臨かな(笑)?」
「泡立ちがしっかりしてますけど、
瓶内2次発酵ですか?」
家内「タンク内で2次発酵させるシャルマ方式です。逆に重い熟成感を出さずにクリアな果実味を出すにはシャルマ方式のほうが適しているんでしょうね。」
「何でもかんでもシャンパンじゃなきゃダメな訳じゃないよね。ケース・バイ・ケースだね(笑)。」
「この泡エレガントでスッゴク飲みやすいですけど、割りと強いですよね?」
私「アルコール分は12%と南の産地のものとしては収まりがよいです。無理にアルコール分を上げないように収穫のタイミングをキッチリ管理しています。このため過熟していませんからヴェルディッキオによく表出するトロピカルなパイナップルやマンゴー等の黄色い果実のニュアンスが出ないような設計で造られているかと。」
「マスキューさんが言うところの『神』技ですね(笑)。」
家内「すくなくとも斬新ですね(笑)。」
「店長!これって緩くないですよね
。酸がある。泡も凄くしっかりしてるし。イノヴェーションしてるんですね。」
私「白桃のニュアンスもシロップ漬けの白桃ではなく、完熟した白桃を噛ったような感じですよね(笑)。」
「これって清涼感があるからこのままで楽しめますけど、食事にも合わせやすそうですよね?」
家内「クリーム系との相性は良いですよね。場合によっては最初から最後までこれ1本で通せるかも知れませんね(笑)。」
「じつは、マスキューさんがブログで相性が良いと言っていた、ハーゲンダッツの期間限定の白桃アイスを買ってきましたよ(笑)。仰るように昇天するかな(笑)?」
まさかまさかの展開に(笑)!
「う~ん!旨い‼昇天しますなぁ(笑)。」強者ワイン・ラヴァーの出現でした(笑)!ありがとうございました!
季節柄か大人気となり、なんと完売しちゃいました。もちろん休み明けに速攻発注しますから、ご安心ください。

そしてサンジョヴェーゼの本場トスカーナを挟んで、北のエミリオ・ロマーニャと南のマルケのサンジョヴェーゼ比べとなります。
●サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ リゼルヴァ 2013年 グリフォン イタリア エミリオ・ロマーニャ 赤 D.O.C. 750ml 1157円税込み
「あっ、これイイですね(笑)。重くなくて薄くもなくて飲みやすい(笑)」
「ベリーの果実味が綺麗!あと、とても複雑。でも安い(笑)。」
「これ冷やしてもイイかも(笑)?」
家内「ちょっと冷やして冷製パスタなんかに合わせたいですよね。トマトなんか使えば完璧(笑)。」
「腐葉土やスパイスなんかのニュアンスもあるし、熟成した感じもある
。必要な要素が全てある。大物じゃないけど毎日飲みたくなるよね。」
「これって重宝だよね。とりあえずあると助かるようなワインだね(笑)」
「うんうん。可もなく不可もなくじゃなくて、良だよね(笑)。デイリーなんだろうけど、中々見つからないレベルのデイリーですよ(笑)。」
「サクラ・ワイン・アワードでダブル・金賞受賞ですか?」
家内「女性ソムリエなどのプロの女性が沢山集まって投票して決める日本の賞のようです。」
私「ダブル金賞の意味は解りませんが、とにかくダブルに良いようです(笑)」
「単純にスパゲッティー・ミート・ソース食べながら飲みたい(笑)!」
「マスキュさんはこの手のワインを見つけるの上手いですよね(笑)。」
「キャンティーみたいな酸っぱさもあるし、スミレの香りもするよね。メロンっぽさもある。トスカーナに近いかな。いかにもサンジョヴェーゼだよね。」
「ちゃんと熟成しているから、イタリアらしいスローな良さがあるよね。よくこの価格帯で見つけたよね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。」

さて、南のサンジョヴェーゼはいかに?
●サンジョヴェーゼ 2014年 ヴォルピ イタリア マルケ 赤 I.G.T. 750ml 1250円税込み スクリュー・キャップ
「あっ!これ力がある!でも力づくじゃない(笑)。」
「みっちり?ねっとり感があるよね(笑)。」
「まだ、あまり香りが出てないのかな?」
「ベリー系というよりプラムのニュアンスが強いかな」
私「はい。このワインは2014年ヴィンテージなのでまだ出来上がったばかりの感じです。まだガスっぽさがありますよね。炭酸ガスを充満させたタンクで発酵、熟成したようです。」
「マスキューさん、それって何故ですか?」
私「はい。炭酸ガスの抗酸化作用を利用することでSO 2 の使用量を減らすことができます。ですから、SO 2 等を極力使いたくないビオ系の生産者はよくやる技術です。」
家内「このワインは有機農法とビオ・ロジックの両方で認証を取っています。」
「へえー、ビオなんですか?ビオ臭しませんよね(笑)。」
私「この点、技実力が高いです。ただ無理に飲みやすくはしていませんから、まだ香りがさほど出ていません。」
「我々消費者は美味しいか美味しくないか、飲みやすいか飲みやすくないか、だけで選び勝ち。ワインの元々の善し悪しを判断の基準に出来ればそれに越したことないんだけど、それはそれで難しい(笑)。そこがマスキューさんの仕事かな(笑)?」
私「おっしゃる通り。ありがとうございます(笑)。では蛇足ですが(笑)、最初のエミリア・ロマーニャのものはアルコール分が13%あります。このマルケのサンジョヴェーゼはアルコール分が12.5%となっています。」
「マスキューさん。普通は暖かいマルケの方がアルコール分は高いですよね?」
私「はい。ただ2014年のマルケは糖度が上がらなかったようです。ヴィンテージがあまりよろしくない。それを感じさせないこのワインの生産者はやはり技実力が高い。と思います。」
家内「このワインは夏を上手く越して秋以降に調子が出てくるはずです。」
「そうすると秋以降に飲むとベリー系の果実味が強くなるんですか?」
私「解りません(笑)。経験的にはマルケでサンジョヴェーゼを造るとプラム系の果実味が支配的になるように思います。でも、断言は出来ません(笑)。ポテンシャルの高さは感じますが。」
私「昨日の晩ごはん何を食べたか思い出せないくらいですから、先のことは解らないです(笑)。正直なところ。」

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