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桝久 マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Jan 23, 2024 by weblogland〇アンティカ オステリア N.V. ビアンコ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 白 750ml 1414円税込み
久しぶりのアンティカ・オステリア・ビアンコの入荷です。ちょっと調べたのですが、10年以上前に扱っていたような(笑)。近年質の高いデイリー・ワインが無く、またまたカタログを物色した際、このワインを発見思い出しました(笑)。どんなものだかサンプルを取り寄せると、10年以上前の味わいを彷彿(笑)。昨日の晩御飯何を食べたか忘れる私でございますが(笑)、不思議とワインに関しては覚えています(笑)。あの当時と比べるとさすがにお値段はちょっと上がりましたが、質実な味わいは変わりません。ガロフォリの矜持を垣間見るおもいでございます
(笑)。
セパージュはヴェルデッキオ50%、パッセリーナ約25%、トレビアーノ約25%と、かつてから若干変わってはおりますが、綿飴のようなふっくらした甘いニュアンスは変わらないヴェルデッキオの特徴。暖かい産地にありがちな緩さは無く
引き締まった大きさがあります。力があって濃くてクリア。ハニーでナッツィな後口は自然で心地よい。しかもアルコール分が12%で仕上がっているのは、さすが『神ガロフォリ』。
でもですね(笑)、このワイン少し曰くがありまして、ラベルにガロフォリの名前がありません(笑)。生産者の名前はバック・ラベルに小さく『カンティーナ・ディ・カステルフィダルド』と書いてあります。ガロフォリのホームページのラインナップにも載っていません(笑)。実際には買い酒で作っているものとか。名門ガロフォリの名前が出せない諸般の理由がありそうです(笑)。とはいえこの変わらぬクオリティーですから、単純な私には理解出来ません(笑)。ノン・ヴィンテージの買い酒のテーブル・ワインを作ることは内緒内緒のようです(笑)。
かつての記述
『神』ガロフォリが造るデイリー・ユースのテーブル・ワインです。
以前『Gビアンコ銘柄』でリリースしていたもののリニューアル(笑)。
ノン・ヴィンテージですし、味は普通な第一印象(笑)。でもですね(笑)、抜栓してから徐々に旨くなる。この点、赤と共通してますね(笑)。最初少し苦みを感じますが、何時のまにやらその苦みは消失(笑)。トレビアーノ85%、ヴェルディッキオ15%のセパージュ。ヴェルディッキオの比率を抑えることで癖のない万人受けするスタイルを意図したのかな(笑)。あとコストも抑えたのかな(笑)。ワインに本来的な厚みがありますから、口中の満足感は高く。オリーブオイルやトマト等との相性もバッチリ。コスト・パフォーマンス高し!
よく見かけるシャバ、シャバなデイリーの白とは違うことは受け合いますが(笑)、期待し過ぎないようお願いいたします(笑)。何てったってこの価格(笑)。
●アンティカ オステリア N.V. ロッソ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 赤 750ml 1414円税込み
久しぶりのアンティカ・オステリア・ロッソの入荷です。ちょっと調べたのですが、10年以上前に扱っていたような(笑)。
近年質の高いデイリー・ワインが無く、またまたカタログを物色した際、このワインを発見思い出しました(笑)。どんなものだかサンプルを取り寄せると
、10年以上前の味わいを彷彿(笑)。昨日の晩御飯何を食べたか忘れる私でございますが(笑)、不思議とワインに関しては覚えています(笑)。あの当時と比べるとさすがにお値段はちょっと上がりましたが、質実な味わいは変わりません。ガロフォリの矜持を垣間見るおもいでございます
(笑)。
セパージュはモンテプルチアーノ75%、サンジョヴェーゼ25%。基本変わらない
組み合わせです(笑)。モンテプルチアーノの比率が少し増したかな。以前より飲みやすくなった印象です。
アルコール分は13%とマルケの赤としては控え目なのですが、このワインとしては最適。品の良い飲みやすさは相変わらず(笑)。張りがあり明るくクリアでキメ細やか。マルケのモンテプルチアーノらしいストロベリーと、サンジョヴェーゼのオレンジのニュアンスがしっかり。口中いっぱいに広がります(笑)。サンジョヴェーゼの硬質感を残すのはガロフォリの変わらぬ流儀。
う~ん。
さすがです。
抜栓後時間が経過してからの伸びを知ると品質の高さ、ガロフォリの力量が解ります(笑)。
でもですね(笑)、このワイン少し曰くがありまして、ラベルにガロフォリの名前がありません(笑)。生産者の名前はバック・ラベルに小さく『カンティーナ・ディ・カステルフィダルド』と書いてあります。ガロフォリのホームページのラインナップにも載っていません(笑)。実際には買い酒で作っているものとか。名門ガロフォリの名前が出せない諸般の理由がありそうです(笑)。とはいえこの変わらぬクオリティーですから、単純な私には理解出来ません(笑)。ノン・ヴィンテージの買い酒のテーブル・ワインを作ることは内緒内緒のようです(笑)。
〇ラ・ヴィ・ピノ・グリージョ 2021年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア 白 デアル・マーレ・ムンテニアI.G. 750ml 1602円税込み
国土のほとんどでワイン生産が行われているルーマニアは大きく7の生産地方に別れます。そのなかに37のD.O.C. (EU 法のA.O.C.)と12のI.G. (EU 法のI.G.P. )が制定されています。
このドメニイレ・サハテニ(インポーターさんの資料ですとドメーニレ・サハティーニですがヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』の表記を優先します)は2003年に女性醸造家アウレリア・ヴィシネスクさんにより創業。
ワインナリーはブカレストの北ムンテニア地方のデアル・マーレ地域のミジル村にあります。畑はカルパティア山脈の南の緩傾斜の平原。いかにも日照に恵まれ、水捌けの良い好立地。実際、緯度はフランスのローヌと同じ、気候はブルゴーニュに似ているとか。
マスキューの定番はピノ・ノワールとロゼ。品質が高くロング・セラーとなっております。香りの抽出と葡萄自体の良さが伺えるものとして好評いただいております。
これはデアル・マーレ地区の7ヘクタールの畑で栽培しているピノ・グリージョで作った白。若干ピンクがかっており気持ちが春めく(笑)。
香りは白い花を連想する爽やかなもの。フローラルで厚みがあり出汁のような旨味がたっぷり感じられます。チャーミングな酸が心地好く満足のいく上質なフレンドリーさ。サハテニ共通のスタイルですね(笑)。
ライムや桃などの柑橘類はあくまでも明瞭ででしゃばらない。しっかりとしたボディとの折り合いが良く、心地よい粘り・トロミは果実の凝縮感由来。甘味に旨味が伴っており飲むと引き込まれます(笑)。後味のハニーでアーモンドのようなニュアンスは余韻が美しく切れていく様
を演出しています。
あと、バック・ラベルに英語でsushiに合うと記載されています(笑)。
参った!
1本取られました(笑)。
時代は確実に変わってゆくのを実感しました(笑)。
●ラ・ヴィ カベルネ・ソーヴィニヨン 2019年 ドメニイレ・サハテニ I.G.デアル・マーレ・ムンテニア 750ml 1602円税込み
これはなんとカベルネ・ソーヴィニヨン
。10月上旬に収穫された葡萄をステンレスタンク内で、27-28度の温度で7日間発酵させます。マロラクティック発酵もステンレスタンクで実施。フランス産オークで2ヶ月間熟成させてからボトリングされます。
味わいはオリジナリティ溢れるカベルネ・ソーヴィニヨン(笑)。
フレッシュで明瞭なブラック・チェリー!赤さ明るさも伴うもの。カベルネ・ソーヴィニヨンが一般にイメージされるカシスの黒い味わいとは一風変わっています。とはいえ紛れもないカベルネ・ソーヴィニヨン(笑)。中近東を思い浮かべるエキゾチックなスパイスのニュアンスはワインに良いアクセントを与えています。
ちょっと驚きました。
液体自体無理な抽出もしていませんし、実際醸しの期間は7日と極めて短いのですが、旨味とタンニンのバランスが良い。軽めの抽出なのですが、それがこのワインの肝ですね(笑)。ブルゴーニュのピノ・ノワールだって2週間ほどは醸します。カベルネ・ソーヴィニヨンの明瞭な果実味を表現したかった?通例カベルネ・ソーヴィニヨンは3~4週間の醸しをして濃さをしっかり出します。ですからこのカベルネ・ソーヴィニヨンは従来のカベルネ・ソーヴィニヨンのワインとはアプローチが違います!あとサハティニのワインはアルコール分は押さえ目で大体12.5%位なのですが、このワインは14%と異例。しかもアルコール感を感じません。本来晩熟成のカベルネ・ソーヴィニヨンらしい酸があるので、軽い抽出でもしっかりしている訳です(
笑)。2019年ヴィンテージでも全然落ちないのはそれゆえ。ユニークで実直な意思を感じます。
●グリニャン・レ・ザデマール キュヴェ『エミリアーヌ』2018年 ドメーヌ・サン・リュック 赤 フランス ローヌ グリニャン・レ・ザデマールA.C. 750ml 2168円税込み
マスキューの定番のローヌ、ドメーヌ・サン・リュックの最上位銘柄キュヴェ『エミリアーヌ』2018年です。
最上位と言っても通常の『トラディション』のもっとも良いパーセルのみで作ったもの。セパージュも醸造法も『トラディション』とは同じですが、不思議なことにより美味しい(笑)。全体に一回り以上美味しく深くパワフル。タンニンと旨味が高濃度でシンクロしてますから、飲みやすい(笑)。果実味は黒いには黒いけれど明るさがある。ローヌの優良なグルナッシュの雰囲気なのです。葡萄を噛っているような旨さがあるのです(笑)。濃さ故かトリュフや醤油のようなニュアンスに程好いスパイシーさが加わります。ワイン自体が磨かれていて濁りを感じません。上物のローヌ・ヴィラージュでございます(笑)。
作りの過程で、熟成期間が1年ほど長いのが違う点。セメント・タンクで2年間熟成させてから瓶詰めしています。
スタンダードの『トラディション』はこの価格帯では異例のフル・ボディの人気アイテムですから、このキュヴェ『エミリアーヌ』は出色の出来映えと出色のコスト・パフォーマンスとなっております(笑)。
『トラディション』2021年の記述
皆さん!
この原産地名グリニャン・レ・ザデマールA.C.ご存知でしたか?
実はもともとコトー・デュ・トリカスタンと呼ばれたA.O.C.です。2008~2009年にかけて近隣の原発で事故があり風評被害を受けました。そのため原産地名を変更いたしました。
日本の福島を思い起こされます。ちょっと悲しくなります。
生産者は風評被害をはねのけるために品質と安全に尽力するしかありません。そしてこのワインにはそれがあります。基本セパージュはシラー60%、グルナッシュ40%の王道のコート・デュ・ローヌなのですが、とても充実した味わい。ワイン濃度由来の甘さは優しく伸びやか、ローヌらしいガリーク由来のハーブやスパイスの香りは食欲を誘います(笑)。グルナッシュ由来のチョコレートの香りは心地よく。シラー由来の赤や黒のベリーの果実味はリッチ。あまり余計なことをしないで作られた自然な折り合いの良い味わい。葡萄もともとの濃さでバランスを取るクラシックなスタイル。木樽は全く使いませんから誤魔化しがないのです。
このドメーヌは設立が古くはありませんが、優良ドメーヌとして常にアペラシオンのトップ生産者として注目され続けています。原発事故がなければ確たる名声を獲得し不動のスター生産者となっていたはずです。ワイナリーが何度も転売されることもなかったと思います。そんな困難な中、高く品質を評価され続ける努力には頭が下がります。
かつてこの地のワインは元詰め品が少なくネゴシアンものが多かったのですが、20年ほど前にこのサン・リュックのワインを飲んだ時の印象を思い出しました(笑)。変わらず美味しいのです(笑)。ワン・ランク上の味わいなのです。
以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)
ドメーヌ・サン・リュックは、ローヌ川の左岸に広がる南ローヌ最北端のAOCグリニャン・レ・ザデマール内のラ・ボーム・ド・トランシ村にあります。ここはグルナッシュが栽培できる北限といわれ、気候的にはよりシラーに向くといわれています。強いミストラル(南仏独特の北風)の影響で雲が少なく、空気が乾燥するため病気のリスクも少なく、自然な葡萄栽培には理想的な環境です。 ドメーヌ・サン・リュックは1977年にコルニヨン家によって創業され最初の葡萄が植えられました。コルニヨン家では後継者がいなかったため2006年にアニスリキュールで有名なペルノ・ディスティラリ家出身のエノロジストであるステファン・エマール氏がワイナリーを取得。しかしステファン氏も2016年、後継者問題でドメーヌの売却を決意。2016年7月
よりパスティスで有名なジャノ・ディスティラリ(Janot)を所有するムニエ家のオリヴィエ氏によって引き継がれました。オリヴィエ氏もエノロジストで2016年ヴィンテージまではステファン氏と共に醸造する予定です。 現在はグリニャン・レ・ザデマールに13ha、コート・デュ・ローヌに12haで計25haを所有します。葡萄栽培に農薬は使わず、皮付きの野生酵母にて自然発酵させます。
大きな石が覆う砂質粘土の5.6haの畑。ギヨーで仕立てられた葡萄樹は樹齢約45年で40hl/haの低収穫。収穫後除梗、破砕しセメントタンクで自然発酵させます。発酵温度27~29℃で約15日程度の醸しを行い、セメントタンクで約1年熟成後瓶詰をします。
フルボディで濃厚、驚くほど果実味にあふれていてボリュームあるワインです
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年 赤 スペイン カンポ・デ・ボルハD.O. 750ml 2828円税込み
ニューヨークの高級レストラン「オレオール」でチーフ・ソムリエを努めたスペイン人、マルティー・ケール氏が、「飲む人のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワイン造り」を目指して2002年に設立したワイナリー。マスキューの定番のエルミータ・デ・サン・ロレンツォとティエラ・セレナの供給元と言えばご安心かと(笑)。
このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。
セパージュはガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。ステンレス・タンクでマロラクティック醗酵まで完了した後、オーク樽熟成60カ月(225L、新樽50%、フレンチオーク75%、アメリカンオーク25%)、そして瓶熟156カ月以上してからリリース。
いつもならバリック→大樽の熟成→瓶熟成のパターンですが、バリック→瓶熟成のパターン。この2004年はバリックのみの樽熟成していますから通常のヴィンテージのものよりパワーがありますね(笑)。しかも新樽比率は50%とはいえ5年バリックで熟成させるとは!
絶句しました(笑)。だってボルドーでも最長2年程度のバリック樽熟成ですからね。気が狂ったか?耳を疑いました(笑)。
まず抜栓直後はバリックの香り(笑)。でもですね、中から果実味がじわりじわりと出てきて樽香を圧倒(笑)。ワインの色は古さがなくグラスのエッジを見てもそう。見た目から2004年ヴィンテージとは思えません。古酒らしさは微塵もない(笑)。とはいえ完全に一度目のピークに入っています。ワイン自体の過剰なタンニンは無く強く美しいタンニンとプラム系のみっちりした果実味のハーモニーに陶酔してしまいます。このワインは基本ミディアム・ボディと称されますが、2004年は完全にフル・ボディ。いつものように熟成に大樽とバリックを併用しないバリック熟成のみの熟成が可能な特殊なヴィンテージなのですね。生産者の先を見る力量に驚かされます(笑)。あと長い瓶熟成期間。通例樽熟成より瓶熟成の方が熟成スピードは早い。こ
のワインは156ヶ月 13年もの時間をかけています。かつてのスペイン・ワインにはセラーで忘れちゃったようなワインがありましたが(笑)、それを思い出しました。もちろんこの2004年ヴィンテージは定期的にワインを確認しながら熟成させた結果13年の熟成を要した訳ですが。今まで飲んだエルミタのグラン・レゼルバの中でも出色の出来映えだと思います。
しかも出荷前にリコルクする念の入れよう!それゆえか還元臭も気になりませんし澱もほとんどありません。あと数年セラーに寝かせてみるも良しなのです(笑)。
手の届く価格でこんなワインを飲めることに感謝(笑)!
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