- comment closed:
- このアイテムは閉鎖されました。このアイテムへのコメントの追加、投票はできません。
今月末1月24日(金)、25日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
お時間はいつも通り
1月24日(金)、17∼20時
25日(土)、11∼20時
ちょっと寒いですが、心温まるワインがお待ちしております(笑)。
☆コッリ・ボロニェージ・ピニョレット スプマンテ ブリュット プレステージ カンティーナ・ディ・カルピ イタリア エミリア・ロマーニャ 発泡性 白 750ml 2074円税込
鍋に合うんですよね(笑)。
インポーターさん資料より
カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラは1903年に創設されました。創設以来100年以上というたいへん長い歴史に支えられたイタリア・モデナ県にある生産者協同組合です。カルピ協同組合とソルバーラ協同組合とが合併し、組合員は約1,600名、所有する畑の面積は2,300haと、かなり大規模な生産者協同組合となっています。
ソルバーラやサラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ、グラスパロッサなどのDOCの畑があり、ワインにも畑の特徴が表現されていますが、おもにランブルスコを多く生産しています。さらに近年は、グレケット・ジョンティーレ(=ピニョレット)で造るコッリ・ボロニェージ・クラッシコ・ピニョレットDOCGの存在も注目されています。
創業以来の長い間、そのこだわりは品質に焦点を当てられているため、畑の面積と比較して瓶詰されているワインの生産量は決して多くありません。丹念に吟味して厳選された葡萄を使用し、年による差がつかないよう常に上質なワインを生産するべく注力しています。ガンベロロッソ誌でも称賛され、近年は必ず名が挙げられる生産者です。
コッリ・ボロニェージ・ピニョレットD.O.C.G.は2010年に昇格。
ボローニャ県とモデナ県にまたがるいわゆるボローニャの丘陵部でピニョレット種を使って造られるスプマンテです。
平たく言えば(笑)、もともと沢山の種類のワインを造っているコッリ・ボロニェージD.O.C.の中でピニョレット種を95%以上使った優良な生産地域のものを分離してD.O.C.G.にした訳です。
これはガス圧3.5気圧、残糖分は14g/L。この塩梅がミソ(笑)。とにかく決め細かな泡(笑)。舌触りが優しく食べ物の味を壊さない。わざわざ瓶内発酵・熟成する必要がないのです。発想の転換なのです(笑)。何も5気圧にする必要性はないのです。
あと、ともすれば甘く感じるほどの残糖分の量なのですが、甘さが気にならない。もともとの酸がしっかりある証拠。原料ワインの質の高さ故です。
シャンパン方式で辛口に造るより、低価格でデイリーなものを造ろうとする意図が伝わってきます(笑)。
それもこれも原料ワインの良さがあってこそ。ピニョレット自体はそれほど香り立つアロマチックな品種ではありません。白い花や柑橘類の香りは心地良いのですが、リンゴの味わいが旨みのしっとりさに包まれる上品なスタイル。香りの抜けの良さ、広がりの美しさも身上ですね(笑)。時間が経つと青い茎のような植物のニュアンス 上品なハニーさはピニョレットらしいほろ苦い後味に とても自然な味わいの流れがあります。
まさに食事のためのスプマンテなのです。知り尽くした者ならではのワイン。生産者の意志と力量が伝わってきます。
❴限定品❵○マスカット・オットネル ビー・ナチュラル 2022年 ミューラー・グロースマン 750ml 2687円税込
このワインかつて試飲会でお出しした折、あっという間に完売したもの(笑)。それ以来マスキューではこっそりと売っておりました(笑)。
でもですね(笑)、今回インポーターさんの在庫調整となり大特価にての販売となります!1000円近くお安くなっております(笑)。
私「おっ、色濃いですね(笑)。黄金色というよりべっ甲色(笑)。」
Kさん「澱引きしてないから濁ってる(笑)。」
家内「SO2も無添加のせいか若干泡がある。」
私「でもですね(笑)、イイ香り(笑)。マスカット系の甘~い香り。初めて飲んだ時の香り(笑)。しかもとても凝縮されている。」
Kさん「南フランス辺りのマスカット系のワインってアルコール分が高くてちょっと暴力的で直線的ですよね。このワインはそれがない(笑)。」
私「南フランスやイタリア等の暖かい国と比べると、ワイン作りの思想が違うかのようですよね(笑)。アルコール分は12%しかない(笑)。」
家内「前に飲んだ時より複雑ですね(笑)。ちょっと香木や香草…、薬草っぽさが出てます。」
私「一昨年2023年の12月のマスキュー試飲会がマスキューデビューでした。まあ、丸一年経ってワインが開いてきましたね(笑)。まあ、早飲みスタイルの無添加ワインですから、長熟ではありませんが。」
私「とても綺麗でエキゾチック。品が良く華麗(笑)。広がりの美しさは白眉ですね(笑)。」
Kさん「そうだ!昔家にあった置き薬 紙にくるんであったヤツ あの香りです(笑)!」
家内「とてもボタニカルですよね(笑)。いわゆるスパイスで作ったカレーでナンを食べながらこのワインを飲んだら美味しいでしょうね(笑)。」
そして翌日、翌々日になると
Kさん「一言で言うと『和のテイスト』です。
最初は香木の香りで仏壇を連想しますが(笑)柑橘類ではレモンやグレープフルーツでなく柚子のような香りです。」
更に更に丸6日
Kさん「一昨日飲み切りました。今週に入って少しパワーダウンした感じです。ナチュールワインは生き生きしていた時と比較して落ちて来たときは物悲しいイメージですね。最後の澱は凄く濁って凝縮感たっぷりでした。」
私「Kさんがリポートしてくれたよ(笑)。」
家内「きっとゆっくりフェイド・アウトするんだろうね(笑)。日本人好みだよね(笑)。」
私「澱美味しそうだなぁ(笑)。」
ありがとうございました、Kさん!
●ロス・コンデス 赤 2023年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 赤 750ml
1130円税込
貴重なコスパの良いワインでございます。以前試飲会で2021年をご紹介しましたが、相変わらずの味わいでございます(笑)。相変わらず安くて旨い!
スペイン、カタロニアの赤。造り手は定評のあるラモン・ロケッタ。『ロス・コンデス』という銘柄なのですが、日本の某有名スペイン・レストラン専用のものです(笑)。テンプラリーニョ100%の直球勝負(笑)。ベリー系の赤い果実がとてもフレッシュでチャーミング。杏子やプラム等の中粒の赤い果実のニュアンスです。
某レストランのハウス・ワインとして扱うだけあって、誰が飲んでも文句は出ない安全運転な味わい(笑)。フレンドリーな味わいはいかにもスペイン(笑)。明るくて健全、ちょっとワインを知ってるかたなら『テンプラリーニョって良いよね(笑)。』と言うはず!
マスキューはラモン・ロケッタのファンでして(笑)、特にシャルドネとマカベオ半々の白が大好き(笑)。オリジナリティーと品質の高さに魅了されておりました(笑)。
これは赤、ワイン価格が高騰する昨今、美味しいデイリーな味わいは貴重でございます(笑)。そんなこんなで今回マスキュー試飲会で満を持してのデビューとなりました(笑)。
リリースしたばかりなのですが、すぐに全開(笑)。当初はとても軽く感じますが、時間の経過とともに本来的な質感が増します。タンニンをしっかり感じられますから、やはりもともとの良さがあります。
ラモン・ロケッタはバルセロナが本拠地ですが、それだけでは足りず(笑)カタルーニャに広く畑を所有しております。それゆえかこのワインはカタルーニャD.O.となっております。ただしそれは自社畑にこだわるからです。大きくなればなるほどネゴス色が強くなるワイン業界ですが(笑)、あくまで自社畑にこだわる理由が飲むと解るのです。単なる買い酒の安物ワインとは違うのです(笑)。
●『ギーロ・ロッソ・ディンヴェルノ』 2010年 マルティルデ フランス ロンバルディア 赤 IGP プロヴィンチア・ディ・パヴィア 750ml 3771円税込
凄いですよ。澱の量も凄いですが(笑)。
キュヴェ名『ギーロ・ロッソ・ディンヴェルノ』は『冬眠中のアカヤマネ』ヤマネはネズミに似た哺乳類のようです。とても可愛い(笑)。日本では『ニホンヤマネ』のみが棲息しているとか。
良作年の特別な畑の樹齢の古いクロアティーナを手摘み収穫、選果後ステンレスタンクで野生酵母による自然発酵。
マロラクティック発酵もステンレスタンクで行い、2~3年物のバリックに移し熟成。
熟成期間はヴィンテージごとの特性や使用するバリックの経年数に合わせ最低2年以上。その後長い瓶熟成を経てリリース。おそらく十年ほどかと。
ワインの作りはトップ•キュヴェのバルベーラ100%の『ラ・ストレーガ、ラ・ガッツァ、エ・イル・ピオッポN.V.』と同じですね(笑)。かつての『ザッフォ2017年』は2500リットルの大樽で24ヶ月以上熟成していましたが、コレはバリック。意見の別れるところではありますが、マルティルデらしく別ジャンルのクロアティーナとして考えるべきかと(笑)。多分彼らが作る最良のクロアティーナなのでしょう。
さて、裏ティスティングのはじまりはじまり~!
私「うわっ!熟成香…還元臭、と旨味が物凄いことになってる!特に旨味。椎茸のドンコの旨味を煮詰めたような(笑)。」
家内「ボルチーニ茸!」
Kさん「ボルチーニ茸…、良いですねぇ(笑)。深い山奥を連想しますね(笑)。コレ2010年かぁ。あとどれほど持つのか?20∼30年のスパン?」
家内「うわっ!あまっいー(笑)!カラメル…、黒糖…、リコリス。バルベーラとは違った甘さ。あと赤い小粒の果実味が出てくる(笑)。う~ん…、リンゴ、サクランボ。」
私「圧巻ですね(笑)。ボナルダを代表するワインと言えそうですね(笑)。巨大だよね(笑)。グレート•ワイン!」
家内「大きくて深い(笑)。私このボナルダにトドメを刺します(笑)!コレなんだよねコレ(笑)!」
Kさん「渾身の大物。独特の味わいもあるし、それに惹かれる(笑)。俳優の松重豊みたいですな(笑)。」
私「遅咲き(笑)。大器晩成ですね(笑)。」
Kさん「そう(笑)。ボナルダ同様時間が必要(笑)。」
私「このボナルダは、アルコール分は14.5%で残糖分はなんと0.6g/l野生酵母ではあり得ないレベル。とてもドライ。総酸が5.3g/lと立派なレベル。」
Kさん「温暖化の影響でボルドーなんか3g/Lくらいがせいぜいだから、コレは立派(笑)。遥かに生命力がありますね(笑)。」
家内「あとSO2の添加量は25ml/Lとかなり低い。樽熟成しているのにかなり低い。ちょっと異例なほどです(笑)。」
私「すべての工程で衛生管理は徹底的なのだろうけど、葡萄自体の濃さ…酸の多さでSO2の添加量を少なくできるんだろうな。」
そして翌日
私「旨味が増しワインのディテールがより明瞭になってきてる(笑)。果実味が綺麗でチャーミング(笑)。」
家内「たしかにより綺麗になっている。ただ熟成香も目立つかな(笑)。」
私「澱の量も凄いね(笑)。デカンタージュした方が良いかも。デカンタージュしてもワインのバランス崩れないと思うよ(笑)。」
翌々日
私「更に旨味が際立つ(笑)。甘さに透明感が昨日より感じられる。」
家内「昨日気になった熟成感…ちょっと古く感じるような熟成感が無くなってる(笑)。」
私「このワインまだ伸びしろがある。1度目のピークから2度目のピークに向かっている(笑)。」
家内「古酒に向かってるね(笑)。凄くエレガントで力強い昔の古酒みたいになりそう(笑)。あと何年かかるのかな(笑)?」
以下インポーターさん資料より
土地、葡萄、家族への愛情が育むナチュラルワイン 「マルティルデ」は、ミラノから南に約60km、ピアチェンツァに程近いロンバルディア州南端、ロヴェスカーラの標高200mの小高い丘の頂に処を構えています。ピエモンテ、リグーリア、エミリア・ロマーニャと州境を接するこの地域はオルトレポ・パヴェーゼの生産地域で、古い文書にこの地で西暦1100年頃からぶどう栽培とワイン造りが行われていたとの記録が残っています。「マルティルデ」はこの地に17ヘクタールの地所を所有し、そのうち15ヘクタールに土着品種のクロアティーナを始めバルベーラ、マルヴァジアなど様々なぶどうが植えられています。ミラノのIBMに勤め、ワインとは全く無縁の仕事をしていたレイモンドとアントネッラのロンバルディ夫妻がロヴェスカーラの美し
い風土と古いぶどう畑が広がるマルティルデの地所に強く惹かれ、ミラノからこの地に移り住んだのは今から30年ほど前。ワイン造りに関する知識も経験も皆無だった2人は栽培と醸造について一から学び、1991年にファースト・ヴィンテージがリリースされました。スタート当初レイモンドはIBMでの仕事を続けており、平日はロヴェスカーラとミラノを往復する生活を1997年まで続けました。 彼らはぶどうの栽培には当初から有機農法を取り入れ、さらに ロンバルディアを中心に活躍する腕利きのエノロゴ、ジュゼッペ・ザッティをパートナーに迎え、現在では素晴らしいナチュラル・ワインの造り手として確固たる地位を築いています。マルティルデの畑はいずれも古くからある畑で、一部の畑には樹齢数十年の古樹が残っていますが、
彼らは樹勢の落ちた古樹は植え替えを進めており、植え替えの済んだ畑では樹齢3~14年の樹が1ヘクタール当たり5000本の密度で植えられています。 樹は全てギュイヨに仕立てられ、剪定によって果実は1本当たり10房以下に抑えられます。土壌は粘土質が主体で少量の石灰質が交じり、果実味豊かな赤やはつらつとしたミネラル感を持った白ワインを産み出します。土壌の構成は畑ごとに微妙に異なり、ぶどうの味わいに変化をもたらします。植物の適度な競合と低収量によって土壌の安定と肥沃さを維持するため、1993年以降畑の下草を定期的に刈り込む作業を行っています。 また畑への施肥はそれぞれの畑の状態、すなわち土壌の養分構成や前年の収穫量や作柄に基づき、堆肥などの有機肥料が必要最低限施されます。病害への対策も同様
に制限され、可能な限り好ましい気象条件の時に天然由来の環境への影響の少ない薬剤を必要最低限使用します。農薬や合成除草剤は一切用いません。 、ぶどう 彼らのぶどうの中で最も重要なものは、黒ぶどうではクロアティーナです。「ボナルダ・ディ・ロヴェスカーラ」とも呼ばれるこのぶどうは古くから栽培され、その卓越した品質には定評があります。彼らもこのぶどうには特別な思い入れがあります。また最近では、適度な酸を持ち熟成に向いたバルベーラにも力を入れています。一方白ぶどうはマルヴァジアがメインです。1993年、彼らは古い畑に初めてマルヴァジア・ディ・カンディアのクローンを植えました。現在、これは彼らの最も重要なぶどうの一つになっています。このぶどうからは2つの異なるタイプのワイン –
フレッシュなタイプと、約6ヶ月のマセレーションを行ったいわゆる「オレンジ・ワイン」 – が造られます。ぶどうはすべて自社栽培のもののみを使用し、買いぶどうは一切使用しません。収穫が近づくと、彼らは頭をからっぽにして畑の隅々まで歩き回り、ぶどうの風味(甘味、渋味、柔らかさなど)を徹底的にチェックします。この食味による確認と並行して糖度、酸度、phなどの分析も行われ、最適と判断された時点で手早く収穫が行われます。これらの作業は秋の気候の変わり目までに終わらせなければならないため、常に時間との戦いとなります。ぶどうは全て手摘みによる収穫後直ちにセラーへと運ばれ、圧搾が行われます。発酵は赤も白も全てステ
ンレスタンクで行います。
発酵を安定させるために発酵の前後でSO2を加える生産者が多いのですが、彼らは果汁の状態が良ければ発酵の前にSO2を加えません。発酵終了後に法律で認められた量よりはるかに少ない量を添加するだけです。そのため彼らのワインはSO2の含有量が低く、「飲んでも頭が痛くならないワイン」は彼らの自慢です。発酵後白ワインはそのまま瓶詰めまでタンクで熟成させます。 赤ワインはマロラクティック発酵を行い、熟成のために樽へと移されます。彼らはワインによって2500リットルの大樽と225リットルのバリックを使い分けています。バリックで熟成させたものにはバニラやコーヒー、スパイスのフレーバーが備わります。赤ワインは瓶詰めの前に卵白とゼラチンで清澄を行います。 、 彼らのワインにはすべて彼らの家族– 一緒に暮
らす犬、猫、馬たちの名前が付けられ、アントネッラによって描かれた可愛らしいラベルが貼られ、ワインを味わう人々を和ませます。有機ぶどうから造られたワインはいずれも果実本来の風味にあふれ、飲む人に強い印象を与えます。ロヴェスカーラの地、そこから産まれるぶどう、そして家族たちへ限りない愛情をそそぐアントネッラとレイモンドの想いが詰まったマルティルデのワインを是非味わって下さい。
●『ラ・ストレーガ、ラ・ガッツァ、エ・イル・ピオッポ』 N.V. マルティルデ イタリア ロンバルディア 赤 IGP プロヴィンチア・ディ・パヴィア 750ml 4525円税込
これ以上のワインを求めるとバチが当たります(笑)。
キュヴェ名は『ラ・ストレーガ、ラ・ガッツァ、エ・イル・ピオッポ』→『魔女、カササギ、そしてポプラ』という意味。かなり風変わりですね(笑)。
バルベーラの最も古い畑のぶどうを手摘み収穫、選果後ステンレスタンクで野生酵母による自然発酵。アルコール分は15%残糖分は1g/l。完全に発酵しており驚くほどドライです。通常の野生酵母ではあり得ないレベルです。除梗はしていそうですね(笑)。
マロラクティック発酵もステンレスタンクで行い、ワインとしてはいわゆる一番搾りのみを使用してますね。落ち着かせてから2~3年物のバリックに移し熟成。やはりバルベーラとバリックの相性の良さを知っているようですね(笑)。
熟成期間はヴィンテージごとの特性や使用するバリックの経年数に合わせ最低2年以上。かなり念が入ってます。もともとの生産量が少ないことも相まってノン•ヴィンテージにするしかないようです。単一ヴィンテージのワインだけでは最低ロットを満たさないのでしょう。このワインはは2014年と2015年のものをアッサンブラージュしたようです。
さてさて、裏ティスティングのはじまりはじまり~(笑)!
私「注ぐとワインが濃い。液体がトロッとしてる(笑)。」
Kさん「色合いも濃い(笑)。でも古くなった印象はないですね。それにしても驚くほど濃い(笑)。」
家内「香りの甘さ濃さ…、凄く濃密。でも乱暴でなく洗練されている(笑)。」
私•Kさん•家内「うわっ!凄い!」
Kさん「美味しい!高級感がある。薔薇の香り…。」
私「コレですよ、コレ!私の探していたバルベラは!モンテツェモロのバルベーラ•スペリオーレに比肩する(笑)!」
家内「私バルベーラには好意的ではないんだけど(笑)、このバルベーラには抵抗出来ない(笑)。
甘露さにギブアップ(笑)!甘さが和三盆っぽくて好きだなぁ(笑)。」
私「そうそう、リコリスとは違うよね。日本人好み(笑)。甘露という言葉がぴったり(笑)。」
Kさん「それにしても旨い!コレほど高級なバルベーラはないんだろうな(笑)。高級というより高貴(笑)。」
私「完全なグラン•クリュの世界。非の打ち所がない。」
家内「ちょっと樟脳みたいな植物っぽさがある…、ポプラ(笑)?」
Kさん「マスキューさん、コレってノン•
ヴィンテージなんですか?」
私「はっきりは解らないみたいなのですが…、2014年と2015年のものをアッサンブラージュしたようです。」
Kさん「違うヴィンテージを混ぜたような感じはまるっきりしませんよね(笑)。違和感がない(笑)。折り合いが素晴らしい。あと、ちゃんとヴィンテージ表示したほうが付加価値高まりますからね普通は…。マルティルデって変なこだわりがない 美味しさへのアプローチがユニークですよね(笑)。」
私「良い意味個性的なイタリアっぽいですよね(笑)。Kさんお好きでしょう(笑)?」
Kさん「あはは(笑)。ピンポン!」
家内「マルティルデってブランドを踏襲しないんですよね(笑)。同じ品種でもヴィンテージによってワインは違うし、作り方もヴィンテージによって変えている。」
私「美味しさへのアプローチがユニークですよね(笑)。基本品種にはこだわりますが、美味しいためなら何でも良いみたいなところありますよね(笑)。」
家内「しかも大量生産はできませんから、売り切ったらオシマイ(笑)。」
翌日 更に洗練されて震えるほど旨い!
翌々日 ハイ•パワー•エレガンス!
総酸は6.1g/lありますから細さ頼りなさは出てきません。比較的熟成スピードが速いバルベーラにしては完璧です。あとほとんどSO2を感じません。ステンレスタンクからバリックに移す時若干のSO2添加をするだけとか。衛生管理技術もトップランナー。
マルティルデのトップ•キュヴェを名乗るだけありますね(笑)。
○❴限定品❵ジュ・ド・レザン 2024年 ポール・ジロー微発泡葡萄ジュース フランス コニャック グラン•シャンパーニュ 750ml 2,380 円
税込
毎年恒例のジュ•ド•レザン、本来は2024年の暮れに到着しているはずでしたが、今年は入荷が大幅に遅れ初の年越し(笑)。収穫が遅れたり、コンテナの手配がつかなかったり散々。でもですね(笑)、よーやくもうちょっとで到着です。
そして待ちに待った到着です!
そうだ2023年のジュ•ド•レザンがまだ1本あるはず!倉庫を物色すると1本発見!
早速2023年と2024年の色合いを比較。う~ん、あまり変わりませんね(笑)。心持ち2023年の方が濃いかな?たしか2023年は夏場ちょっと冷涼で葡萄の糖度があまり上がらなかった作柄でした。
今回の2024年、お値段もご多分に漏れず高くなりましたが、致し方なし(ゴメンナサイ)。
以下、2023年販売時の記載
今日はせっせと発送です(笑)。
気になるお味(笑)。もちろん飲みましたよ(笑)。そうすると早速お知らせとなります(笑)。
一言で言うとエレガンスがある久しぶりのヴィンテージ。
もちろん甘さ、香り、は基本いつものように桁外れ(笑)。でもですね、昨今の温暖化の影響で甘さが突出するスタイルの作柄が多かったのですが、2023年は酸との折り合いが良い。それゆえ旨味、複雑さが増し甘さとのバランスが良い。貴腐ワインのノン・アルコール版ではなくジュ・ド・レザンと言うしかない出来映えです。
美味しかった!
より一層食べ物との相性も増したように感じられました。そして2023年の作柄は良さそうですね(笑)。質・量ともに満たされた素晴らしい作柄の予感。
★2015年のテイスティングノート
ジュド・レザン2015年、さっそく飲みました!
色合いはクリーン。去年のものが1本ありますから比べてみると、若干2014年の方が濃いかな?まあ、1年経てますから色は単純に比べられないかな(笑)。
さて、味わいは 去年とはだいぶ違います。去年はジュースらしい味わいでしたが、今年は緻密で強く、しかもバランスが良い。
うーん。
紅茶、ハチミツ、腐葉土、キノコ、ハーブ 青草、枯れた草、ホワイトミント、リンゴやレモンなどの要素がどれひとつ突出しませんが、高次元にバランスがとれています。全体の広がり、深み、余韻の長さは立派の一語(笑)。
中に何かが生きていると飲み手に断定させるような説得力は相変わらずですが、ジュースであってジュースでないようなジュ・ド・レザンのスタイルの完成形と思えます。実際アルコール分はありませんからジュースなのですが、ワインを飲む感覚です(笑)。
2015年の作柄の優位性を感じます‼
★2014年のテイスティングノート
「おー!甘くて強い!でもここ数年で一番ジュースらしい。」
私「さすが!良くご存知で(笑)。」
「甘いけど、さらっとしてる。いつもの紅茶の香り、腐葉土の香りもする。」
「ヴィンテージの違いがはっきり解るね。ジュースなのに(笑)。」
「凄く鮮烈!凄いワインと言うべきだね。広がりが半端ないよ(笑)。」
私「想定外の出来でした(笑)。予想ではもっと軽くて小ぶりかと思ってました。葡萄果が小さかったのと収穫を遅らせた結果かと。ポール・ジローは今年も頑張りました(笑)!」
「焼き芋っぽさもありますよね?」
家内「ユニ・ブランの特徴です。いつも通りですよ(笑)。」
「この微発泡は醗酵由来なんですか?」
私「鋭い!実は後から炭酸ガスをちょっといれています。炭酸ガスにより保存効果が得られます。SO2などに頼る必要が無くなります。また最後に瓶のままお湯に入れて低温殺菌するようです。手間がかかっていますが、こうしないとこの味わいにはならないのですね(笑)。」
あの香りの強いゲヴュルツトラミネールを吹き飛ばす出来なのです(笑)。
私「今年は収穫量が昨年より多いはずですが、何故数が同じなのですか?」
インポーターさん「はい。実は割りと搾汁出来なかったようです。果粒が小さかったようです。」
私「夏場はあまり暑くなかったけれど、秋は安定したから皮も厚かったんですね。酸が乗って甘さが目立たない出来上がりかな?」
インポーターさん「恐らく。畑自体は変わりませんし、ポール・ジロー自身も量的に増やす気もなさそうなのでこれくらいの量に落ち着いています。」
私「調子に乗ってバンバン増やさないところが真っ当ですね(笑)。」
ジュ・ド・レザンはフランス コニャック地方の中心の最良の地で造られる最高のコニャック グラン・シャンパーニュの原料葡萄で造られるジュースです。
造るのはコニャックで数少ない小規模生産者 ドメーヌ的な名門ポール・ジロー。
毎年一度その年に収穫された葡萄だけで造られるジュース。当然作柄の差も出ますし、限られた畑だけで造りますから、数も少ないのです。
マスキューはジャパン・インポートさんが輸入を始めた頃から、しつこく販売してます(笑)。ですから、私同様のジュ・ド・レザンのファンが沢山います(笑)。
フランス コニャック地方 微発泡ブドウジュース 白 750ml
コニャックのグラン・クリュと呼ばれる中心のグラン・シャンパーニュ地区のユニ・ブラン100%で造られるジュースです。生産者は手作りコニャックで有名なポール・ジロー。
マスキューでは初輸入以来続けて販売しております。
ノンアルコールの微発泡のジュースですが、ワインを飲んでるようで、これが旨い!私の大好物なのです。もちろん毎年これを楽しみにしている方も、だいぶ増えてきました。
大地のミネラル、たっぷりな陽光が感じられるジュースはざらにありません。酸がしっかり入っていますから、割に甘く感じない不思議。変な言い方ですが、『アルコール発酵していないワイン』とでも言いましょうか。
元気の素が詰まったジュースです(笑)。
濃縮果汁では味わえない本物の良さがあります。
お子様の食育にも、うってつけです。
以上6本
皆様のご来店お待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋•昭子