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シャトー・ムーラン・デュ・リュック2000年

Jul 13, 2010 by toshiaki |
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昨日はシャトー・ムーラン・デュ・リュック2000年を飲みました。

右岸のボルドー・ACクラスのワインです。メルロ主体で滑らかさと豊かさがバランス良く、ベストの状態です。押し付けがましくない甘みがグッドですね(笑)。

うーん。

やはりヴィンテージの良さとしか言いようがありませんね。普通ボルドーACクラスですと4~5年くらいの寿命ですから。こんな安いワインでも熟成の妙が解るとは驚きに値します。

そうそう、飲みながら思ったのですが、『豚の角煮』を食べたくなりました。なぜかな?しばし考えると、ワインの優しい甘さがきっと『豚の角煮』に合うのではないかと。豚の油はくどくないですから、バランスの良いミディアムボディーのこのワインには合いそうです。醤油と赤ワインはもともと相性が良いですから、問題ありません。

バランスが良く味付けされた『豚の角煮』とこのワインの組み合わせ。夏のスタミナ料理にピッタリでは?でも部屋のエアコンも欠かせませんか(笑)。

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ル・カノン シャルドネ2008年美味しかったですね。

Jul 08, 2010 by toshiaki |
トップノーズはポワレや蜂蜜リンゴのような香りが肉厚に漂い、アロマチックです。いかにも南のシャルドネらしい香りですが、ありがちな間延びしたところがありません。酵母臭が強くシャンパーニュみたいな雰囲気?ガスがありまさにペティアン。やはり二次発酵しているようです。
瓶内二次発酵のペティアンをドサージュ、澱引きなしで飲んでいるようですね(笑)。しっかりしたフレッシュネスがあり、これはこれで美味しいです。
ビオワインを飲むとよく思うのですが、スタイルがプリミティブですね。ただ基本的なつくりがしっかりしていますから、安定しない分面白いワインにあたる確率は高いですね。
ただ変化がとても早いので、扱いが難しいワインでもあります。せめて澱引きはしっかりやって、瓶詰前にSO2添加してくれれば、扱い安くなるのですが…。
でもこのようなユニークで面白いワインには心惹かれます。
出来上がる前のワインを瓶詰したようなフレッシュさは、なかなか経験できません。

Aご夫妻、どうもありがとうございました!

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店内試飲会へのご参加ありがとうございました

Jun 28, 2010 by toshiaki |
昨日は大勢のご来店ありがとうございました。
暑い中ありがとうございました。

まずはウェルカムの炭酸飲料カール・ユングです(笑)。例の脱アルコールワインです。

「これが例の脱アルコールですか? あれゼクトみたい!区別つかないなぁ(笑)」
「アルコール分が0.5%だったら2本飲んでも酔わないなぁ(笑)。」

私曰く「飲んでも車に乗れる訳じゃなく、パーティーの時、アルコールが飲めなくてもこれだったら手持ちぶさたじゃないという感じですか。」

「うーん。酸もあるから食事の邪魔にならないよね。」

「サイダー飲むより遥かにイイね(笑)。」

目から鱗の脱アルコールワインでした。

次は本物(笑)のスパーリング。ピノ・ノアール100%のクレマン・ド・ブルゴーニュです。

「あっ!これは旨い!」

「さすがに脱アルコールスパーリングとは比べ物にならないよね(笑)。」

私曰く「もともとピノ・ノアールが得意なドメーヌですから、ピノ・ノアールの良さを知り尽くしてますよね。シャンパーニュでもなかなかお目にかかれないブラン・ドゥ・ノアールです。」

「酸っぱさがピノ・ノアールっぽいね。」

「濃いけど重たくないね。」などなど。

まさにエレガントなんです(笑)。

そして初お目見えのボルドー2009年ヴィンテージです。

「おっ、いけますね。メルロが多そうだから右岸ですか?」

私曰く「実はアントル・ドゥ・メールなんです。アントル・ドゥ・メールでも高台ですと、割りとしっかりしたワインができるようです。あとアルコール分が13.5%ありますからヴィンテージにも恵まれたようです。」

「これって990円て安くないですか?」

「1000以下でまともなボルドーって飲んだことないよね(笑)。」

「軽いけどしっかりしてるよね。こりゃコストパフォーマンス高いね(笑)。」

私曰く「グレートワインじゃありませんが、そう言っていただき恐縮です。」我が意を得たりです(笑)。


さてこれからが本日のメインテーマです。
マコン・ヴィラージュの一つ「ペロンヌ村」の優良生産者ドメーヌ・デュ・ビシュロンの古木からつくられる白2007年ヴィンテージ。当店の定番中の定番です。そしてこのドメーヌ・デュ・ビシュロンが新たに隣村の「ヴィレ・クラッセ」に取得した50年の畑からつくったワインと比べていただきました。

ヴィレ・クラッセの方は2008年ヴィンテージですが、ワインのスタイルは明らかに違います。

ペロンヌ旨いねぇ。濃くてフルーティー。」

「あれヴィレ・クレッセは酸がもっと多いよ!こりゃスゴい。作り方違うんじゃない?」

「ヴィレ・クレッセの方がリンゴっぽさがあって複雑な感じ。」

「ペロンヌの方はボリューム感が強調されて、ヴィレ・クレッセの方は複雑さで勝負するタイプかな?」

「どっちもボリューム感あるよ(笑)。」

私曰く「どちらも同じくステンレスタンクで作られていますし、ブドウ樹の仕立て方も同じです。でも味わいは驚くほど違うんですよね。」

「えー!本当ですか?そうするとテロワールの差ですか?」

私曰く「それ以外考えられないんですよね。」

皆さんビックリです。

だってペロンヌ村とヴィレ・クレッセの畑はすぐ隣ですから。

そしてヴィレ・クレッセの一番の作り手アンドレ・ボノームの最上級銘柄オー・クラッセ2006年です。

「旨い!」
「ブルゴーニュとは確かに違うけど、シャルドネらしい旨さ。」
「言葉を失うね。こりゃ」
「でもスタイルはビシュロンのヴィレ・クレッセに似てるよね。」
「欠点がない。」
「これって5桁のワイン?」

皆さんの度肝を抜くワインでした(笑)。

アンドレ・ボノーム恐るべし!

在庫分がすべて完売いたしましたので、月曜日朝一番でインポーターさんに追加発注します。
無くなるなぁ~!

どうもありがとうございました。

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アルド・コンテルノ

Jun 10, 2010 by toshiaki |
やはりご存じの方はご存じですね(笑)。

アルド・コンテルノです。
バローロのトップ生産者だけあります。あまり日本ではみかけない生産者なのですが、バローロファンはご存じです。
また販売しているのがドルチェットなのも、皆さんの好奇心をくすぐるようです。

「なーんだ。ドルチェットか。でもアルド・コンテルノがつくってるしな。どんな味ですか?」

ファンの方は皆さんこうおっしゃいます(笑)。
ワイン購入の動機は良い生産者なのを実感しました。(もちろん私達も名前に飛びつきました。テイスティングして考える余裕がありませんでしたから。)

味わいは私はもちろん気にいっていますが、皆さんがすべて気にいるとは限りません。これは嗜好品たる所以で、宿命でもあります。ただ味わいが気に召さない方はおられても、価格なりの価値がないと思う方はおられないと思います。

トコトン尽力してつくられたワインだからです!この意味ではグラン・ヴァンと同様なのです。

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この前サンプルで取り寄せたトスカーナのワイン、ちょっと変わっていました

Jun 09, 2010 by toshiaki |
この前サンプルで取り寄せたトスカーナのワイン、ちょっと変わっていました。セパージュはサンジョベーゼとカベルネ・ソーヴィニヨンを使ったいわゆるIGTのトスカーナなんですが、異常に濃いのです。

うーん。

まるでペーストです!
どっかで飲んだことがあるような?
カリフォルニアのケイマスです!
翌日になるとペーストっぽさは無くなりますが、相変わらず濃い(笑)。果実味はありますが、黒くて明瞭さに欠けます。どちらかと言えばブラックベリーですか?時間の経過により味わいが変化するというよりは、だんだんやせてゆく感じです。
断定はできませんが、真空蒸留器使ってますね。
高い機械ですから、貧乏な生産者は買えませんし。ワイン造りの歴史を変えるほどの発明品らしいです。が、かと言って使い過ぎるとダメですね。
タンニンの雑味も増幅していました。

でも価格は2500円ほどでしたから、あこぎな商売はしてませんね。
カリフォルニアだと何万円も吹っ掛けてきますから(笑)。

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フーミン良かったです

Jun 03, 2010 by toshiaki |
昨日の続きなんですが、フーミン良かったです(笑)。翌日になると滑らかさが増し、果実味にチェリーっぽさが加わり、さらに飲みやすくなりました。まさに全開でした。味わい自体いままで経験したことのない独特なものでしたが、ワイン自体がビックリするくらいしっかりしています。昨日の印象では熟成が早そうな疑いがありましたが、とんでもない!なかなかお目にかかれないレベルのワインでした。
うーん。
ちゃんと飲み頃に供出しないと理解されない難しさがありますが。ビックリさせられました(笑)。昨日は、キムチの素を使ったスッパイ系のたれをつけた鶏肉のソテーとバッチリ合いました。旨かったです(笑)。

わざわざアマローネの技法を使ってもアルコール分は12%ほどで、あまり高くありません。やはり厳しい寒冷な高地故ですか?でも逆にそれがワインの味わいに貢献しています。
ところ変ればなんとやら。それぞれのテロワールで様々な試みがされており、そこでしか出来ないようなワインが作られるのですね。
大変勉強になりました!ここで思いついたのですが、なかなかブドウの糖度が上がらない日本でもアマローネやパッシートでワインを作ったら面白いのでは?
濃縮果汁器などに頼らなくても美味しいワインが出来ると思うのですが…。

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さすがアルド・コンテルノ!

May 31, 2010 by toshiaki |
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アルド・コンテルノあっと言う間になくなってしまいました。

もともとの数が少ない上、追加が効きませんからしょうがありませんね。でも1本だけ飲もうとおもっていたイル・マサンテ2008年は、しっかり飲みました(笑)。これはランゲ・ドルチェットDOで、ドルチェット種100パーセントでつくられています。通常日常消費されるワインでネビオーロより下のランクのブドウ品質となります。

でもこのワインを飲んでみたかったのです。なぜかといえば、アルド・コンテルノがつくるからです(笑)。
アルド・コンテルノがつくり販売する訳ですから渾身のワインに決まっているからです。

味わいはめちゃめちゃ濃い(笑)。濃いといってもスゴく飲みやすい。まさにネクターです!

アルコール分は14パーセントと高いのですが、まったくアルコールが入ってないような錯覚に陥るほど。

うーん。

クリュ・ボジョレーのビオ生産者がつくるめちゃめちゃ濃いワインにちょっと似ています。

ガメイに似た味わいの現れ方です。あと同様に熟成も早いですね。

まあ、熟成向きの品種じゃありませんが、目の覚めるような鮮烈なワインでした。

さすがアルド・コンテルノ!

こんどチャンスがあれば沢山仕入れてみます(笑)。

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ジョヴァンナ・マドニアのメルロ

May 16, 2010 by toshiaki |
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ジョヴァンナ・マドニアのメルロやはり良かったです。一晩たつと味わいに複雑味と明瞭さが出てきました。樽香はやや強いのですが、果実味がしっかり補っていました。またエーテル香が前日より強く感じましたが、刺激的ではなく植物的なのでかえってエキゾチックな感じもしてなかなか良かったです。

うーん。

ヴィンテージは2003年ですが、まだまだ伸びる余地がありますね。

ところでこのワイン『ステッピーノ』という名がついています。可愛い小鳥がラベルに描かれていて素敵なのです。この『ステッピーノ』の意味は鳥の名前ですかね?イタリア語の解る方あとでコッソリ教えて下さい(笑)。それにしても可愛いラベルだと思いませんか?

私かなりこのラベル気にいっているのですが、今回このワインを仕入れるのは止めておきます。

販売価格が3000円後半だとちょっと重荷のような気がしました。ラベルも味わいも良いのですが…。
なかなか販売に結び付くワインはありませんね。

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試飲が続いています

May 15, 2010 by toshiaki |
ここのところ家で試飲が続いています。取りあえず全部残さず飲み切りますから、時間がかかります(笑)。でも試飲会へ行って100種類以上試すよりは楽しいです。
ゆっくり味わい、翌日にまた変化を確認しながら判断するのがもっとも正確ですね。良いワインに当たれば浸ることもできます。(試飲会の会場でワインに浸る訳にはいきません(笑))

そうそう、あのカッコいいラベルの『ルー』も良かったです。シチリアだけあって質感がスゴかったです。欲を言えば、プチ・ヴェルドらしい赤い果実味がちょっと足りないような気がしました。まあいずれにせよグレートワインですから、飲み応えはあります。
それからエミリア・ロマーニャのメルロ100パーセントワイン、ジョヴァンナ・マドニア2003年も昨日飲みました。やはりイタリアでも有名なメルロのスペシャリストだけあり立派な出来でした。ただ、たしかに凝縮感はスゴいのですが、フランスの良いメルロと比べると色気がないような気がしました。旨いし、お腹いっぱいになるワインなのですが…。イタリアとフランスの違いなんですかね?ラベルは断トツに可愛いくカッコいいんですが。今晩もう一度飲んでみます。

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アリアニコ・デル・ヴルトレ

May 11, 2010 by toshiaki |
バジリスコのアリアニコ・デル・ヴルトレ美味しかったです。
タンニンの濃さ深さがいかにもアリアニコらしい味わいでした。おなじデル・ヴルトレでバジリウムのワインを去年販売していましたが、このバジリスコのほうが上ですね。ただし価格も高く3000円代の後半になってしまいます。
うーん。
たしかに前売ったバジリウムは1500円以下の激安ワインでしたから、ちょっとギャップが大きいです。2000円そこそこで売れれば、いやせめて3000円切れれば良いのですが…。
3000円後半の価値がないとは言い切れませんが…。(良いワインなので、苦しいです。)

バジリスコのワインは間違いないグレートワインですからあまり高い安いは言ってはイケないような気はしますが、やはりタウラージと比べると、果実味にチェリーを思わせる明瞭さがありません。
やはりマスキューで3000円後半では売れません。残念!
アリアニコ・デル・ヴルトレ自体は規格がとても厳しく、最近新たに制定されたDOCGより遥かにすぐれたDOCワインなのですが、まだ市場の評価が低いのが悔しいです。良いワインなんですけどね。

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コート・デュ・ローヌ・グランド・ウルス2007年

May 10, 2010 by toshiaki |
この前ある酒屋さんでパスカル シャロンのワインを見つけました。ローヌのガレージワインです。まあ、ガレージみたいな狭い場所でつくられるいわゆる少量生産のワインということです。ただパスカル シャロンは本当におばあちゃんのガレージをかりてつくっているそうです。いわゆるビオの生産者でめちゃめちゃ濃いワインをつくることでも有名です。
気になっていましたが、なかなか飲むチャンスがなく、いつかは飲んで見たいと思っていました。そんな訳で試飲用に買ってきました(笑)。
『コート・デュ・ローヌ・グランド・ウルス2007年』です。
濃くて美味しいですね。アルコール分が15パーセントと高いですが、飲んだ感じはそれほどではありませんね。ビオ臭も特別目立ちません。思った以上に良いですね。もうすぐに飲めるのも良いです。収斂性のタンニンがなく、果実のタンニンだけで勝負しています。これほど凝縮感がありながら、すぐに飲むことができる不思議なワインです(笑)。深みに欠けるような気もしますが、それは時間の問題かもしれません。
なかなか良かったです。こんどチャンスがあれば売って見たいワインです。シャトー・デュックと同じくらい、もしくはちょっと安い位の価格で売れれば良いのですが…。どうでしょうかね?

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なんか違うなぁ~。

Apr 29, 2010 by toshiaki |
なにがって?

アップル・ツリー フラット メルロ 2007年です。あのオーストラリアのローガンさんがつくっている旨安ワインです。たっぷりの果実味をタイトな酸が支えるまさに『杏子の爆弾』。マスキューの定番オーストラリアワインです。
でも昨日飲んだら印象がちょっと違っていました。酸のありようがピノ・ノアール的なのです。抜けがよく、まっすぐに進む味わいのベクトルがメルロとは思えません。どちらかというとメルロは膨らみが特徴の品種なのです。果実味自体はリンゴとプラムを合わせたような感じに変わっています。

なんで?

前に飲んだものと同じヴィンテージだし、でも同じワインだとは思えません。

うーん?

熟成による変化というには急激なような気がします。
ローガンさん自体は小さな生産者ですから、ロットが変わったのかもしれません。こんなタイトで突き抜けるようなメルロは、はじめ飲みましたし、かなり面白いワインなのですが…。

休み明けにインポーターさんに問合せてみます。不思議です?

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コペルチーノ・リゼルバ

Apr 28, 2010 by toshiaki |
この前イタリア、プーリアのコペルチーノ・リゼルバ 2005年を飲みました。相変わらず美味しかったです。

プーリアの在地品種ネグロ・アマーロでつくられたワインで、当店のベーシックセットに入っているワインです。

もちろんトマトやオリーブオイルには抜群の相性ですが、これだけで楽しめます。疲れた体で帰宅して、家族がもう寝静まって、愛犬のジロキチも目を覚ましません。こんな時、前の晩開けたコペルチーノを一人で飲むと癒されます(笑)。

このワインには、ワインである以上の何かが入っているのではないかと思うほどです。けっして香りプンプンのアロマチックなワインではなく、ジンワリ深い果実の味わいがします。一晩経って柔らかさが増し、心の奥を優しく撫でられるような気になります。
こんな時ワインのありがたさが身に染み込んで、一人歓喜しています(笑)。そうこうしていると高齢になり反応が遅くなったジロキチが側に寄ってきて『お父さん、帰ってきたのか?』と言いながら私の足に体をくっつけてまた寝込みます。
このように帰りの遅い晩、私は癒されています(笑)。

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ワシントン・ヒルズのカベルネ・ソーヴィニヨン

Apr 27, 2010 by toshiaki |
昨日は一昨日残ったワシントン・ヒルズのカベルネ・ソーヴィニヨンを飲みました(笑)。
実に落ち着いて美味しい。溶け込みが良くアルコイックなところがなく、スルスルとあっという間に飲んでしまいました。一昔前のカリフォルニアワインのように抜栓後落ちる一方なんてことがありません。
うーん。
バカにできません。たしかにカベルネらしい果実味には欠けますが、なんの抵抗感なく飲め、しかもたっぷりした果実味を楽しめます。もちろん今風と言えば今風なんですが、満足のいくワインだと思います。
急に友達が訪ねてきた時、『これ昨日の残りなんだけど、旨いからちょっと飲まない?』なんて言って飲ませると『あっ。旨い!栓を開けた翌日でも美味しいんだ!』なんて喜んで貰ったら嬉しいですよね(笑)。カッコいいですよね。高いワインでもてなすのも良いですが、ワインが日常に溶け込んでいてカッコいい!このあと『どこで買ったの?』と聞かれたら、迷わず『マスキュー!』と言ってください(笑)。間違って『マスヒサ!』とは言わないようにお願いします(笑)。

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シャトー・ピネレの『ロタンティーク』

Apr 21, 2010 by toshiaki |
シャトー・ピネレの『ロタンティーク』やはり旨いかったです(笑)。
前にカオールのカミナドやコマンダリーを古いものから新しいものまで、ずいぶん飲んだことがありました。15年くらいたつと調子が出てくるのに痛く感激したのを思い出しました。
たしかにロタンティークはモダンスタイルですから、クラシックなカミナドとは直接くらべられませんが、『ブラック・ワイン』としては共通の遺伝子があります。

昔、アキテーヌがイギリス領でしたからボルドーワイン同様に、盛んにイギリスに輸出されていたそうです。きっとイギリス人にとっても特別なワインなのでしょう。カオールのワインは、価格からもボルドーワインより親しみがあったかもしれません。

冷涼で果実に対する希求が強かった当時のイギリス人が、噛めるような果実爆弾のカオールワインにハマったんでしょうね(笑)。勝手な妄想をしながらニヤニヤして『ロタンティーク』を飲んでる私を、家内は冷笑しています。
やっぱりおかしいですかね?

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ブースカッセが化けた

Apr 16, 2010 by toshiaki |
いやー、今日は寒いですね。さっき車に乗っていたらフロントガラスにみぞれが…。
これだけ寒いと体も縮こまってしまい、腰やら膝やら痛くなる訳です(笑)。

ところで先日フランス、マディランのドメーヌ・アラン・ブリュモンのブースカッセを飲みました。2006年ヴィンテージになりラベルも一新しています。

『えっ』

軽いのです。とてもブースカッセらしくないのです。樽香は強いのですが、あの圧倒的な力強さがありません。
???
「これだったらジェネリックのタナ・メルロの方がいいんじゃない?」
「ヴィンテージのせいか、それともスタイルを変えたのかなぁ?」
「それにしても、なんでこんなに薄いの?」
そんなこんなで翌日にまた確認することにしました。
すると翌日「あれ?旨い!」
「タナらしい重厚なワイン!なんで?」
酸が隠れていたとしか思えません。こんな味わいの表出の仕方はあまり経験ありません。
翌翌日も変わらない重厚なたたずまいです。
うーん。
解らん(笑)?。
思わぬ展開に、首をひねるだけです。
あと半年くらいしてからもう一度飲んでみます。
謎です?

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さあ、今日は何飲みましょうかね。

Apr 12, 2010 by toshiaki |
シャトー・ド・フェルのアンジュ・ルージュ2006年でもまた飲みましょうか?じつはこの前2007年のオファーがあったのですが、なんと2000円近い値段じゃないと売れない高値になってました。まあ確かに2006年がめちゃめちゃ安いですから、味わいの実力からすれば妥当なのかもしれませんが…。
明瞭にフランボアーズの果実味が緻密に溶け込み、しかも全体のバランスが良いのです。軽やかに感じる飲み口はそれゆえ。けっして中味が軽い訳ではありません。
飽きがこないのです。

私は職業柄か、同じワインをなんども飲みます。(高額なワインは無理ですが(笑)。)
また、なんども飲みたくなるワインが良いワインだとも考えています。
面白いことに同じワインでも、その飲む度に発見があったり、疑問が湧いたりします。
そして相変わらず旨いことで納得したり、ワイン自体のポテンシャルを計ることの精度を上げるトレーニングにもなるような気がします。
ちゃんとつくられた良いワインを飲み続けることが、ワインを知る上でもっとも大事な基礎になります。これを通じて基準点をつくる訳です。
古くからのワイン産地で生を受け、生活の中に常にワインがあれば自ずとちゃんとした基準点ができます。ただ日本にいる我々はそうはいきませんから、こうするしかありませんね(笑)。
『好きこそものの上手なり』にワインがつながらないのはこの為です。

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キュヴェ・ニコラ2007年、地味に売れています

Apr 01, 2010 by toshiaki |
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このワイン地味に売れてます。

ドメーヌ・ラファージュキュヴェ・ニコラ2007年です。

グルナッシュ100パーセントでつくられるトコトン濃いワインです(笑)。ワインの樹1本からハーフボトル1本くらいの超低収量ですから、並のグラン・ヴァン以上に凝縮しています。

ただ凝縮したワインはタンニンや酸も凝縮している訳ですから、なかなか柔らかくなりにくく、飲み頃になるまで時間がかかることが通例です。このキュヴェ・ニコラも抜栓後の持ちの良さは尋常でなく、4~5日はなんでもありません。

また無理に木樽から引き出していませんから、果実味が自然でフレッシュネスがあるため、抜栓直後から楽しめます。やはりグルナッシュの品種特徴でもありますね。あの独特な『あんず』のような果実味がダイレクトに伝わってきます。

リリース、入荷直後から半年以上たって、さらに落ち着いた感じが出てようやく本領発揮の感がします。まあ、このポテンシャルですからまだまだ将来があるとは思いますが(笑)。

私は素直に美味しいとおもいますが?
第一コストパフォーマンスが良い(笑)。

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ラングロワ‐シャトーのソーミュール・ブラン

Mar 25, 2010 by toshiaki |
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今日も寒いですね。でも桜は今週末が見ごろになるらしいです。これだけ寒いとにわかに信じがたいですよね。だって私今日はセーター着てます(笑)。まあ、人間は寒ければ服を着れば良いですし、逆に暑ければ脱げば良いのですから、桜の気持ちは分からないですね(笑)。

ところでこのワインのラベル、春らしくて素敵だと思いませんか?
ラングロワ‐シャトーのソーミュール・ブランのラベルです。
黄色いラベルのバランスがとても良くて、カワイイのです。キャップシールも黄色ですし、さらに瓶の色も黄色です。
味わいもフレッシュなシェナン・ブランが醸し出す白や黄色の花の香りがします。

うーん。
まさに全部黄色です(笑)。
味わいと外装が一致しています!生産者のもくろみ通りです(笑)。
味わいもデザインも確かに良く出来ています。
春から一本取られました(笑)。

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いやー。今日は寒いですね。

Mar 24, 2010 by toshiaki |
ぶり返しの寒さは堪えます。雨も降ってますから余計です。これで桜の開花も遅れますかね?桜はきっとこのようなぶり返しの寒さも想定内なんでしょうね。
ところで今日は花粉症の薬を飲んでませんから、文句ばかり言ってるとバチが当たりますか(笑)。
シャトー・ラルドーやはり良いですね。抜栓後まる二日たつと、タンニンが丸くなってきます。柔らかさ、深みが増しますね。甘さも同時に増しますから、全体のスケール感が大きくなった感じです。
うーん。
実直な良さがあります。この良さが抜栓直後から出れば、もっと人気が出るのでしょうが(笑)。このスローさがベルジュラックのアペラシオンの特徴と思うのが正しいかもしれませんね。ついつい自分の好みや飲み易さでワインを評価しがちですが、この物差しに固執すると良いワインを見落とすことにもなります。
柔らか頭と、あくなき探求心。常に持ち続けないといけません。

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イル・カスターニョのシラー2007年

Mar 22, 2010 by toshiaki |
イル・カスターニョのシラー2007年スゴかったです。イタリア、トスカーナのコルトナDOCのワインです。

あまりイタリアのシラーは有名じゃないですし、実際あまり見かけません。ただシラー自体は地中海系の品種ですから、イタリアでの栽培に適していることは間違いありません。近年になってトスカーナを中心に栽培が増えています。
かつて一度試飲して、ポテンシャルの高さにビックリしました。
こんな折、ようやくコルトナのシラーが待望の入荷した訳です。

味わいは基本的にローヌほどの収斂性や硬さはありませんが、芯の強さは筋金入りです(笑)。
はじめから飲めることは飲めますが、何かが違う?まだまだ隠れた何かがある?
これが抜栓後3日して現れます。

うーん。

ワインの奥深さはペン・フォールズのグランジ並み。それでいて果実味に明瞭さがあります。
ローヌとオーストラリアの極上シラーとシラーズを足して2で割ったようです!

恐るべきワインです。
ただまだ価格が常識的なのが嬉しいです。10年後にもう一度飲んでみたいワインです。

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ヴィーニャ・サマランカ2005年

Feb 15, 2010 by toshiaki |
ヴィーニャ・サマランカ2005年スゴく美味しくなりました!
スペイン、カスティーリャ・イ・レオンの赤ワインです。格付けはヴィーノ・デ・ラ・ティアラとテーブルワインの格ですから、いわゆる銘醸ワインではありません。と言っても、早飲みの安ワインではなく、しっかりした緻密な造りのワインです。
それでも味わいが開くまで5年かかりました。

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うーん。
味わいはイチゴ!
それもコンポートやジャムのような濃密なイチゴです。はっきりした明瞭感がありながら、濃密さが重苦しさとならないエレガントさも併せ持っています。やはりそれなりにつくられたワインですから、5年くらいの時間は必要なのですね。ただ5年の時間が長く感じないほどの良さがあります。あと5年たって枯れてゆく様を見てみたい気になります。
近年ワインがどんどん早飲みになる傾向があり、このワインも同じだと思います。ただスペイン人の早飲みの時間感覚は我々とは違うようです。こんな早飲みのワインはもっと歓迎されるべきです!
一度目のピークです(笑)。数があまりありませんから、お早めに!

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シャトー・ド・フェルのボンヌゾー2005年

Feb 10, 2010 by toshiaki |
シャトー・ド・フェルのボンヌゾー2005年凄かったですね。
抜栓して1週間たってから飲むと、隠れていた酸が現れていました。リンゴやレモンの鮮烈な酸がぎっしりでした。ワイン自体のポテンシャルは凄まじいレベルです。

うーん。

でもこのワインの本当の凄さはエレガントなところだと思います。貴腐ワインは濃縮に濃縮を重ねてできますから、基本的なエキス分はとんでもないレベルになります。そうなると液体自体が密度を増し、トロミが強くなり、重さが先行しがちです。でもフェルのワインにはそれがありません。サラッとして口中に当たるものがありません。ワイン自体の主張が目立たないのです。めちゃめちゃ品が良いのです。
やはりガストロミーの本場、宮廷文化の中心ロワールの神髄だと納得させられます。
力はあるのですが、力づくではありません。料理とのマリアージュが前提のワインと言えます。

ニューワールドにはない部分です。

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シャトー・ド・フェル - ボンヌゾー2005年

Feb 02, 2010 by toshiaki |
やはり貴腐ワインは美味しいですね。シャトー・ド・フェルのボンヌゾー2005年良かったですね。

でも土曜日の試飲会の折はまさか売れ切れるとは思いませんでした。世界的にもそうですが日本でも、甘いワインが敬遠される傾向がここ20年ほど続いています。甘さイコール肥満の方程式が席巻しています。私が子どもの頃からそれ以前、味覚としての甘さは、豊かさの象徴であり憧れでした。あの頃アメリカ製の大きな板チョコを驚愕のまなざしで見ましたね(笑)。断っておきますが戦後のギブ・ミー・チョコレートの世代ではありません(笑)。40年位前の話です。

スイマセン話が脱線しました。

試飲会で皆さんに飲んでいただいたボンヌゾー美味しかったですね。私も久し振りに貴腐ワインを飲みましたが、感動しました。
甘露さはたまりませんね。でも明瞭なマンダリン・オレンジの果実味が芯となっているから、美味しく感じたのですね。糖分だけの甘い味わいだけでしたら飽きます。
あれだけ甘さがあるのに後口がべたつかないのが凄いです。食べ物とマリアージュしますし、ワインそれだけで楽しむこともできます。
アルコールに糖分や果実エキスなどを加えてつくったリキュールではこうはいきません。どうしても作り物っぽくなってしまいます。
貴腐ワインの偉大さを実感しました。

ところであのボンヌゾーまた再注文しようと思ってます。インポーターさんにまだ在庫があれば入荷しますので、入荷次第お知らせいたしますので。お楽しみに(笑)。

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アンドレ・ボノーム

Jan 20, 2010 by toshiaki |
昨日は引き続きアンドレ・ボノームのワインを確認しながら飲みました。あまりに美味しくて、一昨日全部飲んじゃいそうだったのですが、そこはちょっとこらえて少し残しました(笑)。ワインのほんとの良さは翌日また飲むことで判ります。

うーん。

液体の中から美しいハーモニーが聞こえるかのようです。溶け込みがものすごく良く、トコトン凝縮された果実味が押しつけがましくありません。これは一重に樽の使い方の上手さによります。
木樽の使用率は40%でそのうち新樽は25%ということです。ステンレスタンクの60%と最後にアッサンブラージュするようです。最近の白ワインの名手は木樽に頼りきらずにこの手法をとることが多いようです。(ポール・ガロデも似ています。)果実味に明瞭さとしっかりしたコクを求めるとこのスタイルの造り方になるのですね。

やはりグレートワインでした。何ものにも動揺しない品格があります。
是非取り扱いたくなりましたが、入荷価格が希望売価より高いのでちょっと無理です(笑)。
こればかりはしょうがありませんね。新たなコストパフォーマンスに優れたワインを捜さねば!

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アンドレ・ボノームのヴィレ・クレッセの一番良いワイン

Jan 19, 2010 by toshiaki |
昨日はこの前サンプルとして取り寄せたアンドレ・ボノームのヴィレ・クレッセの一番良いワインを飲みました。良作年の2005年ですから、嫌でも期待は高まります(笑)。
驚くほど濃厚で、柔らかな緻密さはさすがです。香りの中心はトロピカルな柑橘類と桃やアプリコット。やや暖かみを感じます。それはトコトン低収量でつくられたワイン。緩さがなく、スケールの大きな奥行きがあります。

うーん!

ヴィレ・クレッセの立役者と高く評価されるだけあります。マコンのワインですから、コート・ドールのシャルドネのようなタイトな酸はありませんが、チャラいブルゴーニュの白は平伏さなくてはならない出来のワインです。
明らかで明瞭な特徴があります。マコン最良の白です。
いまではマコンもブルゴーニュのアペラシオンに入りますが、やはり別物と考えた方が良いですね。そうしないとヴィレ・クレッセの必然性が無くなってしまうような気がします。
ヴィレ・クレッセの認定とマコンがブルゴーニュに組み入ったことはま逆の行為であった感を強く感じました。このねじれが将来のマコンの足を引っ張らなければ良いのでしょうが。ラベルにブルゴーニュと書ければ売れるには違いありませんが、短絡的です。
マコンはマコンたるべきだと、思いたらしむアンドレ・ボノームのワインでした。

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『ヴィサン村』のなせる技

Jan 18, 2010 by toshiaki |
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風邪も良くなり、昨日はガントランディーのワインを飲みました。
ローヌ、ヴィサン村の巨頭のワインです。あのロッシュ・オードランのライバルです。

やはり2007年のローヌは良いですね。自然な凝縮感が素晴らしいです。そして散漫さがないところが凄いです。
飲んだワインはランクの一番低い「ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・ド・グリニャン2007年」なのですが、素晴らしさが表に出ています。
このワイン、グルナッシュとシラーが50%ずつの割合なのですが、グルナッシュの良さが際立っています。もともとローヌの優良ワインはシラーを入れることでバランスと複雑さを表出させます。(この王道をいくのがロッシュ・オードランです。シラーの良さを全面に出すスタイルです。)ガントランディはグルナッシュの良さにこだわりがあるようです。ともすれば単調で密度感に欠ける嫌いがあるグルナッシュもガントランディの手によると、完成度の高い単一品種のようになります。
うーん。
やはりローヌ・ヴィラージュ最良と言われる『ヴィサン村』のテロワールがなせる技としか思えません。この上のランクの「ル・デヴェス」もそろそろ目覚めているかも知れません。こんど飲んでみます。

ワインを美味しく飲めることで、健康の有り難みを感じました。
ワインが美味しく感じられない不幸は、一日だけでも辛かったです(笑)。人生の終わりってこんなものかと思っちゃいました(笑)。ちょっと大袈裟でした。失礼しました。

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アンドレ・ボノームのクレマン・ド・ブルゴーニュ

Jan 15, 2010 by toshiaki |
昨日アンドレ・ボノームのクレマン・ド・ブルゴーニュ2006年、飲みました。
さすがの出来でしたね。バランスの良さは特筆ものです。瓶内2次発酵させるため原料ワインのアルコール分は10パーセント切る程度に押さえていますから、アンドレ・ボノームの特徴的な濃厚さとは別のスタイルです。

うーん。
エレガント!

キメ細かでとても美味しかったです。シャンパン同様むやみに糖度を上げないように造ることは、暖かいマコンにあっては逆に難しい作業だと思います。このためクレマン用にした畑では剪定法を変えたそうです。

また残糖が少なくドライに仕上がっているのもグッドです。それから課題の(笑)ピノ・ノアールのようなチェリーやフランボアーズの香り確認しました!

ブラン・ドゥ・ブランでは有り得ないことなのです。

飲んで思ったのですが、どうやら酸から由来する香りだと思います。ピノ・ノアールのフェノール由来のアロマチックな香りではなく、甘く感じるアミノ酸系の味わいに由来していると思います。でもこれほど顕著な現れ方は初めてです。

良い勉強になりました。知らないことの多さを知りました(笑)。

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快気祝いとなれば?→シャンパン

Jan 14, 2010 by toshiaki |
昨日は友人の快気祝いをしました。まあ、会合のついででしたが(笑)。
快気祝いとなれば?→シャンパンです。
ピエール・ジモネのフルーロン2002年とスーティランのパール・ノアール飲んじゃいました。もちろんブラン・ドゥ・ブランのジモネが先でスーティランが後です。
フルーロンの繊細で緻密なフローラルさを堪能したあと、スーティランのスケールの大きさと密度感を十分楽しめました。
みんな好みが分かれるところですが、どちらも良さのベクトルが違いますから、比べられませんね(笑)。
フルーロンには皆さん共通して「綺麗だ!上品。花みたい!」
スーティランは「凄い力!説得力十分だね(笑)。」
ブラン・ドゥ・ノアール好きの私はちょっぴりスーティランに魅かれちゃいますね(笑)。さすがアンボネイだけあって密度感が素晴らしいです。欲を言えば、ベリー系の果実味にもう少し明瞭さが欲しいですね。それと残糖がもう少し少なくても良いと思います。これだけしっかりと酸がありますから、もっとドライにしても十分美味しいと思うのですが…。
あー!
私はブラン・ドゥ・ノアール好き!

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マストロベラルディーノのマストロ・ロッソ

Jan 09, 2010 by toshiaki |
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昨日はマストロベラルディーノのマストロ・ロッソを飲みました。
イタリア、カンパーニャ『タウラジ』の巨匠のワインです。

やはりおおらかな味わいは良いですね(笑)。

フランスの品種とは違った良さがあります。このアリアニコという品種はイタリアにギリシャから移植されてから2000年は経っています。私が今美味しいと感じている部分は、少なくとも2000年前と同じような気がします。いや、それ以前にギリシャにあった時も同じだったと思います。

うーん。

ボルドーやブルゴーニュの主要品種はローマ人が品種改良しながら北上しており、時間の経過とともに品種改良が重ねられて現在の形になりました。もともとワインの栽培地ではなかったところで栽培した訳ですから、当初ローマ人が持ち込んだブドウと今のカベルネやメルロは味わいにもかなりの隔りがあります。

このワインを飲むと、2000年の時を越えたプリミティヴな経験ができます(笑)。
そんなこんな考えているうちに寝てしまいました(笑)。

皆さんもどうぞ!

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