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桝久 試飲会リポート 後半 201701

Jan 31, 2017 by weblogland |
後半の赤3本は暖かみのあるグルナッシュが入っております。
この作戦も皆さんに読まれているようですので、先に白状いたします(笑)。

『ジュテーム』2015年 ドメーヌ・バサック 南フランス 赤 コート・デ・トングI.G.P. 750ml 1980円税込み
「おっ、ジュテーム!やっぱり愛だよね愛(笑)。」
「私このワイン沢山飲んでますよ(
笑)!」
私「定番の『ジュテーム』です(笑)
。2015年とても良いですよ!」
「マスキューさん!バレンタインも近いし、ちょうどイイじゃありませんか(笑)。」
私「これまた読まれました(笑)!さ、さ、どうぞお飲みくださいませ!」
「これって不思議なワインだよね。たしかにラングドックなんだろうけど、締まっていてアクセントもある。しかも豊満(笑)。ブラインドでやったら答えられない(笑)。」
私「カベルネ・フランは40%、グルナッシュも40%。両方の特徴が良く出てますよね。暖かなラングドックの地でカベルネ・フランを造るとなかなかフランらしさは出ないのですが、これは上手く出てます。この点秀逸かと。」
「酸をしっかり感じる酸っぱいくらいのベリーやチェリーの味はカベルネ・フランですよね。」
私「グルナッシュにも似たニュアンスはありますが、それがフランよりに引っ張られているような感じがします。」
「マスキューさん!このワインまだ若いようですが、時間が経つともっと良くなるような感じしますよね?」
家内「早く飲めるようには仕上がってますが、ポテンシャル高いですよね。」
私「2015年のラングドックは作柄が良い印象ですね。ワインに無理や過不足を感じません。」
「力はあるけど力づくじゃないし、
飲みやすいけど薄くない(笑)。素直に美味しい。」
「あと複雑さも感じる。甘いけどスパイシー。ハーブのニュアンスも出てきてる。こうなるとやはりラングドックかな(笑)?」
「暗くないのがイイね(笑)。」
私「テロワールによるのか造り方によるのか判断は出来ませんが、ラングドックでカベルネ・フランを上手く仕上げた数少ない生産者であるのは間違いないところかと(笑)。」
「愛があるんだな愛が(笑)。」

ヴィン・イ・レジェンデス 2011年 セラー・ロナデレス スペイン カタルーニャ 赤 プリオラートD.O.Q.750ml 2376円税込み
「このラベルですね(笑)。気合い入ってますね(笑)。ぐるりとボトル一周してる!こりゃ剥がせないし
映像じゃ伝わらないね(笑)。」
「そうだよね。ジュテームなんか幅
5cm 位だもんね(笑)。絵柄も凝ってる。お金かかってるんじゃない(笑)?」
「絵がエキゾチック。オリエンタル?」
「ジブリの絵みたい(笑)。幻想的。」
「ラベルに注力したあまりヴィンテージ表記を忘れたなんていかにもスペインらしいよね(笑)。」
「ヴィンテージ表記がなくてインポーターさん泡食ったんだろうな(笑)。いかにも慌ててヴィンテージ貼ってる(笑)。」

「おっ!こりゃ強い!手強いぞ(笑)。」
「バニラの香りが強い!私好きなタイプ(笑)。」
「こんなにタンニンたっぷりのワインは初体験(笑)。ぐーんと甘いし美味しい(笑)。」
私「これでもかなり飲みやすく造ってます(笑)。ちょっと樽香は強いですが。」
「えっ!これでもですか?」
「ビックリするようなタンニンの量ですよ!」
「しかも硬質だし、ガルナッチヤでしたっけ?フランスのグルナッシュと同じとは思えない!」
私「ヴィンテージは2011年でようやく飲み頃ではありますが、早飲みの今風です(笑)。」
「う~ん。時間のスパンが違いますな(笑)。」
「マスキューさん!どうやればこうなるのですか?今風になるんですか?」
私「基本的には除梗することです。それにより酸は少なくなり早く飲めるようなります。ただこのワインはへんな裏技は使っていないようです。」
家内「澱も多くタンニンをたっぷり抽出することでプリオラートらしさを出してます。」
「私先日プリオラート行ってきました!凄く傾斜がきついけどメチャクチャ綺麗な所でした。ど田舎ですが(笑)。」
私「いーですね!一度行きたい所なんですよね。プリオラートいった方に会うのは初めてですよ(笑)。」
「昔マスキュさんの定番だったスカラ・ディと比べればたしかにこれは早飲みですね(笑)。」
家内「オールド・ファンだと、つるんとして物足りないかも(笑)?」
「僕には充分過ぎるけどね(笑)。」


ジゴンダス ロマーヌ・マショット 2012年 ドメーヌ・ピエール・アマデユー フランス ローヌ 赤 ジゴンダスA.C. 750ml 4181円税込み
「真打ち登場ですな(笑)。」
「あー!たしかに旨い!かなり上等な味ですね(笑)。」
「品がイイね(笑)。グルナッシュとは思えない!」
私「ピノ・ノワール的ですよね(笑)。」
「ローヌのグルナッシュってプラムや熟した柿みたいなイメージがあるんだけど、これは全然違う(笑)。庶民的じゃないね(笑)。」
家内「グルナッシュもジゴンダスやシャトーヌフの一部ではピノ・ノワール的になるようです。特にジゴンダスでは標高の高い畑のものはこうなるようです。」
「う~ん。サンコムなんか比べるともっと重心が低いよね。濃さはサンコムの方が濃いけど、品のよさ香りのよさはアマデューだね。」
私「好みの別れるところですね。ちなみにアマデューは山を二つ持っていて、そこでワイン栽培をするほどです。規模も大きいですが、ジゴンダス専業として特化してます。」
家内「ジゴンダスがA.O.C.になるためにもっとも尽力したのがアマデュ
ーです。ジゴンダスの立役者です。」
私「今風ではありますが、頭に来るほど飲みやすい(笑)。」
「ニューワールドの高いピノ・ノワール飲むよりこっちを選んだ方が得だな(笑)。」
「でもさピノ・ノワールって名前がないと納得出来ない人は多いからなぁ(笑)。」
「そうだね。そうすると私は得な部類の人間だな(笑)。別に品種なんてどうでもイイもん(笑)。」
私「そう言い切れるのはかなりの達人です(笑)!」

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桝久 試飲会リポート 前半 201701

Jan 30, 2017 by weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!

まずは白ワイン造りの天才タリケの白ワインからです!
〇クラシック 2015年 ドメーヌ・デュ・タリケ フランス ガスコーニュ 白 コート・ド・ガスコーニュI.G.P. 750ml 1296円税込み スクリュー・キャップ
「マスキューさん。タリケのワイン他のキュヴェも扱ってますよね?」
私「はい。この『クラシック』の上の『コテ・タリケ』と『テット・ド・キュヴェ』です。」
家内「試飲会でも何度か出してます(笑)。」
「とっても濃厚で飲みやすい白ワインでしたよね(笑)。『コテ・タリケ』は何本も飲んだなぁ。」
「これはどんなんかな(笑)?」
「おっ!良いですね(笑)。凄く綺麗。広がりが凄い!でも安いよね!」
「ドイツ・ワインに似てますよね。でもこれは辛口かな?」
「しっかり辛口で骨格もしっかりしてる。」
「グレープ・フルーツとかレモンの香りは目を覚まさせるよう(笑)。」
「鮮烈ですね!しかも意地悪なところがない。飲むと生き返る(笑)。」
「後味に微妙にハニーな感じがあって心地好いね。」
私「違和感のない味わいです(笑)。」
「ソーヴィニヨン・ブランのニュアンスが良く出てますよね。」
私「はい。セパージュにソーヴィニヨン・ブランは25%含まれます。あとはガスコーニュの自場品種のユニ・ブランとコロンバール、グロ・マンサンです。」
家内「あと、酸を生かすためマロラクティク発酵はしてません。」
私「この点意図的(笑)。」
「でも味わいの広がりが素晴らしい
!濁りがない。ニュージーランドのワインにこの点似てるけど、ニュージーはもっと力づくで強さが全面に出るんだよね。」
「バランスが良いし、独特のスタイルでもあるってことかな?」
私「スタイルとして出来上がっている感がありますよね。」
「液体に力もあるし、粘りもある。
しかも特徴的な味わい。ワインとしての飲みやすさも兼ね備えている。
これ旨いですよ。」
私「アルコール分が10.5%と低いのですがちょうど良いかと。折り合いが良いです。」
「そんなにアルコール分が低いのですか?それって葡萄の糖度が上がらないってことですよね?」
家内「寒かったり、日照量が足りないと言うことです。そんな恵まれたとは言えない環境で出来たスタイルとも言えますね(笑)。」
「日本の国産ワインも糖度はこんなものだけど、水っぽいんだよね。同じくらいのアルコール分でもかなり出来映えは違うよね。」
「国産ワインは糖分を添加してアルコール分を上げてるようですが、これはやってないんですか?」
私「はい。この点が秀逸だと思います。ですから違和感がありません。

「日本は雨が多いからなぁ。」
私「余市のケルナーなんかこのワインに似てると思います。」
「マスキューさん!これは供出温度
は低めでちょうどイイね(笑)。」
家内「暖かい部屋で鍋に合わせるとグットです(笑)。もちろんポン酢醤油で合わせると完璧(笑)。」 
私「読まれているようなので白状しますが(笑)、今日冷してお出しするワインはこれだけです。あとは暖かみのあるワインばかりですのですべて常温です。ですから今日のマスキューのエアコンはいつもより設定温度は高めにしています(笑)。」
「よっ!芸が細かい(笑)!」

本日ぶっちぎりのトップ・セラーとなりました(笑)。

〇ヴェルディキオ・ディ・カスティーリョ・ディ・イエージ 2015年 ボッカフォスカ イタリア マルケ 白 D.O.C.  750ml 1434円税込み
家内「これは中部イタリアの暖かい産地です(笑)。海岸部ですが標高が高く暖かい産地の割には酸があります。独特のテロワールです。」
「色がタリケと比べると黄色くて濃い(笑)。」
「いかにも濃い感じ(笑)。」
「香りも甘い感じ。タリケと同じグループ・フルーツやレモンの香りだけど、熟して重い感じだよね。パッション・フルーツっぽさもある。」
私「さすが!そーなんですよ(笑)。
あとミネラル 鉱物とか海藻類のニュアンス それと塩辛さがありますよね。」
「かなり複雑だよね。グレード高い
よね(笑)。これはこれでコスト・パフォーマンス高いね(笑)。」
「緩くだらっとしてないし、余裕を感じるワインかな(笑)。気候に恵まれてるって感じますね。」
家内「あと後味にほろ苦さがあります。遅く収穫したワインに特徴的です。」
「塩辛さとほろ苦さが絶妙(笑)。このほろ苦さなんと言ったらいいのかな?心地好いけど。」
家内「アーモンドなんて言われますね(笑)。」
「イエージのワインって水っぽいの多いけど、これはしっかりしてるよね。」
私「ありがとうございます(笑)。かといってマテリカほど重くない。ガロフォリのイエージとはスタイルも違うし(笑)。個人的にはオリジナリティーを感じております(笑)。」
「たっぷりしててボリュームあるね。中身も詰まってる。」
私「アルコール分は13%、ヴィンテージはタリケと同じ2015年です。
このスタイルだとこのアルコール分でちょうど折り合いが取れているかと。」
「マスキューさん。化学的な香りもしますけどこれは何ですか?」
私「はい。糖度が高いと揮発性のエステル香りが強くなる傾向があります。マニュキャアなんかのリムーバーに似てます。これがあるので香りが上がってくるのですが、あまり強いと嫌味になります。この塩梅が
醸造家の腕の見せ所(笑)。」
家内「貴腐ワインなんかエステル香が強烈なのがありますね。」
私「エステル香があっても気にならないのがベストですが、感じ方は人それぞれですから難しいところでもあります。」
「最初のミネラルっぽさ 貝殻みたいなニュアンスって酵母の影響なんですか?」
私「う~ん。難しいですね。あとで勉強しておきます。」

●ロッソ・ピチェーノ 2014年 ボッカフォスカ イタリア マルケ 赤 D.O.C. 750ml 1434円税込み
私「これは同じ生産者の赤です。前のイエージより標高の低い2ヘクタールほどの畑で造られます。」
「マスキューさん。ロッソ・ピチェーノって定番のチウ・チウと同じ産地ってことですよね?」
私「はい。スタイルは違いますが(
笑)。飲んでみてくださいませ。」
「おっ!たしかに違う(笑)。チウ・チウとは真逆ですね(笑)。都会と田舎の違い(笑)。」
「土臭くてイイですね(笑)。土も乾いた土のニュアンス。あと、大豆みたいなふっくら感がある。」
私「良くお気づきで!彼の地でのモンテプルチアーノの特徴かと。チウ・チウでは小豆みたいでしたよね。」
「これはこれで飲みやすいんだけど
深みや中から湧いてくるようなニュアンスがします。実は複雑だな(笑)。」
私「果実味が中からゆっくり上がってきます。チェリーやラズベリーのモンテプルチアーノらしい香りがします。でも重心が低いからまだ明瞭ではありません。暖かなイタリアらしい特徴かと。」
「海藻みたいな香りもしますよね。
塩辛さもある。」
「余韻の中に綿飴みたいな甘さがふっくらしてる(笑)。」
私「このワイン、ワイン樹1本から出来るワインはボトル1本以下です
。クラシックな低収量。この価格では採算がとれないと思います。もっともワイナリーとしてまだまだ発展途上故だからだと思いますが(笑)。」
家内「ワイン好きの仲間が7人集まって作ったワイナリーですから、普段の仕事が休みの日に畑仕事をするようです。今畑は全部で5ヘクタールほどですが全体の地所は50ヘクタールもあるとか。」
「いきなり50ヘクタールも買えちゃうんですか(笑)?」
「きっともともと畑じゃない荒れ地だったんだよ(笑)。それを休みの日に開墾したんだよ。」
家内「収穫は9月から10月までの1か月の間にするそうです。ちょっと考えられないスローさ!」
私「休みの日にみんなでぼつぼつやってるような(笑)?」
「それでもこんなワインできちゃうんだから、イタリアって恵まれてるんですね(笑)。」

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2016年版 - 心に残ったワイン

Jan 04, 2017 by weblogland |
明けましておめでとうございます。
沢山ワイン飲みましたか(笑)?
もちろん私は沢山飲みました(笑)。
飲みながら忘れ物に気がつきました。2016年の総括をまだしていない!
2016年に飲んだワインの 心に残ったワイン を皆さんにお伝えしていませんでした。
そんな訳で2016年の 心に残ったワイン の発表です(笑)!

まずは泡(笑)。
やはりこれかな(笑)。
フォリアージュ2011年グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン ブリュット シャトー・ド・アヴィーズN.M
もともとアヴィーズのブラン・ドゥ・ブランの大ファンなのですが(笑)、これを飲んで更にファンになりました(笑)。何物にも代えがたい良さがあるんですよ(笑)。エキストラ・ブリュットよりこっちが好み。

白ワインだと数が増えます(笑)。ブルゴーニュなどのブランドに拘らないで、美味しくてコスト・パフォーマンスに優れた物を意識的に探した成果かな(笑)。

シャトーヌフ・デュ・パプ ブラン ドメーヌ・ブルサン 2014年 これ物凄い完成度なんですよね(笑)。初めて飲んだとき言葉を失いましたね
(笑)。インポーターさんが休業しちゃったから、しばらくは入って来ないようで残念!

ブルゴーニュの外れでも良いのがありましたっけ(笑)。
テット・ド・キュヴェ シャルドネ 2014年 ドメーヌ・デュ・タリケ
上物のミュルソークラスの出来映えにビックリ!

あと家内の大発見(笑)のジュラの白も良かった。
エキスプレッション・サヴァニャン・フローラル 2011年 ドメーヌ・グラン
強くて深い!独特の世界観のある白ワインでしたね。しかも特売品でしたので飛び付きました(笑)。でも、特売期間が終わったので、ケチなマスキューでは完売(笑)。また特売やってくれないかなぁ?

あと驚きのソアーヴェ
ソアーヴェ・クラッシコ『ラ・ロッカ』2014年 ピエロパン 白
もともと良さは知ってましたが、ソアーヴェとしては高い(笑)。でも、イタリアを代表する白ワインとしたら安い(笑)!イタリアの白ワインってコスト・パフォーマンスが非常に高いと実感しましたね(笑)。

もちろんこれも
ソラティオ 2011年 ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ リゼルヴァ ファルキーニ 白
これも良さは知ってましたが、再発見(笑)。

ロゼはこの3本ですね!
バンドール ロゼ 2014年 シャトー・ビバルノン
大日本ロゼ・ワイン普及協会の会長(家内)大好物のこれは外せない(笑)。

そうするとロゼの王道(笑)も忘れられない味わいでしたね(笑)。
コタのロゼなんですが、高くて売る自信が無いので(笑)1本だけ取り寄せて飲んじゃいました(笑)。ごめんなさい!

衝撃的だったのが
キアレット 2013年 ロ・ゼルボーネ 
此れほど深くて強くて複雑なロゼは経験したことがありません‼

赤は沢山あるんですが(笑)、敢えてしかも勇気を持ってこの1本(笑)!
ドルチェット・ディーオヴァーダ 2005年 ロ・ゼルボーネ 
解って欲しいなぁ(笑)。
へそ曲がりな私らしいかな(笑)?
今年も曲がり続けます(笑)!
お見限りなきようよろしくお願い申し上げます。

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