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桝久 試飲会リポート 後半

Nov 30, 2021 by weblogland |
キャンティ クラッシコ 2016年 ファットリア・ディ・ペトロイオ
イタリア トスカーナ 赤 キャンティD.O.C.G.750ml 3110円税込み

家内「前回は2015年ヴィンテージでご好評いただきましたが、2016年が飛びきりクラシックな出来映え!酸っぱくて美味しいクラシックなキャンティでございます(笑)。私の大好物です(笑)。」
「酸っぱいと言えば酸っぱいんだけど、気になる酸っぱさじゃない(笑)。」
「これ王道のキャンティですな(笑)。サンジョヴェーゼ キャンティのサンジョヴェーゼはこうじゃなきゃ(笑)!」
「密度感が立派。みっちりしている(笑)。でも重くない。軽やか。これがキャンティなんですね(笑)。」
私「ワインの輪郭がハッキリしてます。」
「なるほど、マスキューさんがよく言う『
ディテールがビビッド』ってヤツだね(笑)。正にそう(笑)。プラムやチェリーなんかの赤い果実が小粒でみっちり(笑)。」
「広がりの伸びが素晴らしい(笑)!余韻も美しい(笑)!イイなぁ。」
「キャンティって酸っぱいんですね(笑)?
単に飲みやすい赤ワインのイメージではないんですね(笑)。」
「軽くて飲みやすい赤ワインのイメージだけで表現するのはイメージの貧困(大爆笑)。」
私「実際ニュー・ワールドの軽めの赤ワインのようなキャンティが多いですよね(笑)。作り手売り手の責任ですよね(笑)。」
「この舌触りは上質だよね。地方の名家の
ご子息みたい(笑)。素性の良さがある(笑)。」
「健康的な明るさがイイね。いかにもトスカーナ(笑)。」
「それでいて上質(笑)。値段もなかなか(笑)。」
私「恐れ入ります(笑)。」
「う~ん。サンジョヴェーゼって色々な顔がありますよね(笑)。ブルネッロなんかと同じ品種とは思えないですよね(笑)。」
「キャンティってサンジョヴェーゼ100%ではダメでカナイオーロを入れなくてはならないんですよね?」
家内「今はカナイオーロを入れなくても良いようです。これはサンジョヴェーゼ90%、コロリーノ5%、マルヴァジア・ネーラ5%の割合です。微妙に他のものをちょっと入れるのがしきたりのようですね(笑)。」
「それにしてもこのワインは食事のためにあるようなワインですよね(笑)。」
「トマトソースなんか鉄板(笑)!」
「うんうん。オリーブ・オイル、トマト、チーズ、Tボーン・ステーキ、なんでもござれ(笑)。いやいや、トスカーナ限定かな(笑)?」
「単純にスパゲッティー・ミート・ソース
!」


●グラン・リゼルバ 1988年 ボデーガス・サン・イシンドロ(B.S.I.)スペイン フミーリャD.O.P. 赤 750ml 3980円税込み

私「お客様のバースデー・ヴィンテージのワインを探していた折、あるインポーターさんのリストで見つけました!」
「おー!グラン・リゼルバ!しかも1988年!」
家内「スペイン・フミーリャのクラシックなモナストレル種100%のものです。」
「あー!旨味の塊だぁ(笑)!」
「雑味が全然無い!」
「透明感があってとても美味しい。」
「でもかなり複雑。腐葉土やスパイス とてもスパイシー。」
「巨大で美しい(笑)。」
「古さが全然無い(笑)。色も1988年のものとは思えない。とても33年経ったとは思えない!飲むとうっとりしちゃう(笑)。」
私「木樽で3年寝かせてから、ステンレス・タンクで保存・熟成。注文がたまってから瓶詰め出荷するとのことです。」
家内「バック・ラベルに瓶熟成を長くしているように書いてますが、ウソのようです(笑)。」
「そりゃ、そーだ(笑)。コルクも古くはないもんね(笑)。」
「30年も経ったらコルクはダメになってるよね(笑)。」
「そーなんだよね。スティルワインで30年以上熟成させるにはリコルクしないとまず飲めない。このコルクは打ってから2~3年くらいみたいだし。」
「マスキューさん!タンク熟成のお陰で滓のないクリアな味わいになっているのですか?」
私「もちろんそのためだとは思いますが、
ワイン自体がしっかりしてる。特に古い樹齢の葡萄由来の旨みを強く感じます。」
「とにかく飲みやすいよね(笑)。」
家内「このB.S.I.はフミーリャ最大の協同組合なのですが、組合員の中に樹齢100年を越えるような古い区画を持っている農家が数件あるとか。それをブランド化したのがコレです(笑)。プレ・フィロキセラの畑のようです。ですから大変贅沢(笑)。

「なんでそんな古い畑が残っているのですか?」
私「標高が高く、風も強いので、害虫のフィロキセラが登れなかったようです(笑)。」
「それにしても100年以上とは!普通葡萄樹はそんなに生きられないでしょう?」
私「はい。仰る通り!もともと土地に保水力が無い上雨が降らないので、収穫量がかなり少ない。葡萄樹が無理に働かないので長命となるようです。」
「フランスの高級ワインなんかわざわざ青い実を採ってるもんね(笑)。少ない葡萄に味わいを凝縮させる訳。」
「ブログで読みましたが、マスキューさんは同じワインを10年以上前に飲んだとか
(笑)?コレとは違いますか?」
私「昨日の晩御飯のおかずを覚えてない私の記憶ですので信憑性に欠けるとは思いますが(笑)。たしか87、88、89年を飲みました。瓶熟成の長いスタイルでした。比べると今回のタンク熟成のものの方が若く感じます。おそらくB.S.I.は瓶熟成用とタンク熟成用のロットがあったのだと思います。今思うと当時の新たな試みだったような気がします。」
「なるほどね(笑)。個人の生産者じゃそんなこと出来ない。余裕無いからね。協同組合でしか出来ない技かな(笑)。」
私「あと飲んで気がついたのですが、開けてから時間が経つとどんどん強くなる。よりタンニンを感じます。不思議な現象です(笑)。」

〇アプリコット・ネクター 2021年 フォンディーヌ・フルーツ社
フランス ローヌ アプリコット・ジュース 1000ml 1695円税込み
「おっ、コレ美味しいんだよね(笑)。もろアプリコット(笑)。」
「ワインより美味しいかも(笑)。」
私「それ一面真実かもしれませんね(笑)。」
「だってまんまだもんね(笑)。」
「アプリコット・ネクターか。不二家のネクターってまたあるのかな(大爆笑)。

「ドロリとしてる(笑)。まるでペースト(笑)。」
「日本人のジュースのイメージだはありませんね(笑)。」
「飲むと一気に元気が出る。そうそう、ジュ・ド・レザンもそうですね(笑)。エネルギーチャージ用だな(笑)。」
私「お年寄りに人気がありまして(笑)、朝トーストを食べながら100mlほど飲むとイイらしいです。体がシャキっとするとか(笑)。」
「ヨーグルトに混ぜても良いですね(笑)。
ジュースじゃないよねコレ(笑)。」
家内「これでも果肉50%です。100%だとジュースにならないようです(笑)。」
「100%だと瓶から注げない(笑)。」
家内「アプリコットの果肉の甘味に近い砂糖水を加えています。それ以外は何も加えていません。」
「種の砕けた粒子が入ってますよ(笑)。赤茶色の粒。ミキサーで砕けたのかな?」
「かなり自然な味わいですよね(笑)。日本の杏とはちょっと違いますよね。香りも強いし…。こんなこと言うと怒られそうですが、日本の杏って駄菓子っぽいデイリーな味わいなんですが、コレってちょっと高貴なところがある。」
「大福にまぶしている粉っぽいニュアンスありますよね(笑)!」
私「さすが!気づきませんでした(笑)。心地好い粉っぽさですね(笑)。」
「雑味が無いよね。管理を徹底してるのが伝わってくる味わいですね(笑)。」
私「ブルゴーニュ・ワインの生産者はシャルドネの果実味はアプリコットだと言いますね。」
「あー、ピュリニー・モンラッシェなんかそうだよね(笑)。ルフレーブなんか顕著(笑)。」
「マスキューさん、アプリコット・ジュースは毎年来ませんよね?」
私「はい。アプリコットは発芽が2月と寒い時期なので霜にやられて収穫が半減したり、夏場に雹にやられたり収穫が安定しません。」
家内「葡萄に比べると特に夏場の雹にやられることが多いです。葡萄より的が大きい(笑)。」
私「そんなことで日本に回して貰えなかったりします。生産者もまずは顧客を優先しますから、やむを得ません。」
「簡単に飲んではいけませんね(笑)。大事にいただきます(笑)。」

ご参加ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Nov 29, 2021 by weblogland |


昨日、一昨日とマスキュー試飲会なにお越しくださりありがとうございました!
お客様の大人のコロナ対応ありがとうございました!無事執り行えました。

〇ロス・コンデス 2020年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 白 750ml 1130円税込み
「お手頃価格の白ですね。」
私「スペイン・カタルーニャの白。マカベオ50%、シャルドネ50%のちょっと変わった組み合わせです(笑)。」
「マカベオって?聞いたことないなぁ。」
「マカベオってカヴァで使われますよね?

私「左様でございます!」
「マカベオ、チャレロ、パレリャーダ!資格試験の時覚えましたよ(笑)。」
「あとアイレインなんかも在来品種だったかな。」
家内「作り手のラモン・ロケッタはマカベオ・シャルドネの組み合わせが得意なんです(笑)。」
私「昔同じ生産者のマカベオ・シャルドネを飲んだおり濃密さに驚かされました。コレはあの時ほど濃厚ではなく、飲みやすくモダンにした感じかな(笑)?」
「これ飲みやすいなぁ(笑)。」
「そんなに高級じゃないんだろうけど(笑)、悪くない。際立った特徴はないけど香りの幅が広い。」
「薄くないし、濃度感もちゃんとしてる(笑)。旨味を感じる。だし巻き玉子なんかに合いそう。」
「お正月におせち料理食べながらテレビ見てダラダラしながら飲むには最適(笑)!

私「TPOは大事でございます(笑)。」
「レモン、グレープフルーツ、もう少し熟した黄色いフルーツ。香りの幅が広いから何にでも合う。」
私「そーなんです(笑)。果実味に偏りが無いのもユーシ・フル(笑)。テーブル・ワインにはもってこい。目玉焼きでも合いますね(笑)。」
「これって微妙なバランスのワイン。間違うと安ワインに間違われる恐れもある(笑)
。」
「最後の強烈なアプリコット・ジュースのあとに飲んでもちゃんとワインしてるから(笑)、基本良いワインですよ(笑)。ターゲットがテーブル・ワインなんだな(笑)。

私「実はスペイン〇〇〇のテーブル・ワインなのですが。意図は感じますね(笑)。」
「茅ヶ崎にありますよ!地元では何とも言えない建物として有名ですよ(笑)。」
「いきなりチネ・チッタみたいな建物が茅ヶ崎に出現したかのよう(笑)。」
「もともとは銀座でしたっけ?都内の良い場所にありますよね。」
「リーズナブルで食べ物も美味しいですよ
(笑)。」
「でも複雑さもあり、口に入れた後、後半の広がりはなかなかのものだよ(笑)。崩れないし、品が良い。」
「とても甘く感じます。コレって糖分ですか?」
私「残糖分ではなく、グリセリンと酸の甘さだと思います。甘さが舌先にはあまり感じません。糖分は舌先に敏感に感じますから、糖分の甘さではありません。」
「旨味の甘さなんですね(笑)。」

●フィトウ 2019年 ドメーヌ・ド・ロラン 南フランス ラングドック 赤 フィトウA.C. 750ml 1602円税込み
私「日本に来てから一夏越えてようやく調子が出てきました(笑)。」
家内「6月に来たときは渋くて渋くて(笑)、ちょっと試飲会には出せない状態でした(笑)。」
「マスキューさん!フィトウって何処ですか(笑)?」
私「フランス南部のスペインとの国境近くです。このアペラシオンは面白くて、海岸部と内陸部に二分されています。コレは内陸部のフィトウです。」
「おー!コレ濃いですよ(笑)。この値段でこんなに濃いのは驚きですな(笑)。」
「タンニンは確かに濃い。でも酸も沢山入ってますよ(笑)。甘さもあるし。」
家内「6月の時点では甘さが全然感じられませんでした(笑)。だいぶ甘さは増して来ましたが、まだまだ出るはず(笑)。」
「ポテンシャル高いワインですね(笑)。スモークなニュアンスがイイね。ベーコンなんかに合いそうだね(笑)。」
「僕はタニックなワイン好きだから、気にならない(笑)。じっくり舌で味わいたい(笑)。」
「フランスにこんなワインがあるとは!スペイン・ワインに似てますよね(笑)。」
私「そーかもしれませんね(笑)。」
家内「内陸部のフィトウはあまり日本に入ってこないのは、この辺りに原因があるのかもしれません。海岸部のフィトウはムールヴェドルは入り高級で滑らかなスタイルです。」
私「もっとも飲み頃になるまで時間がかかるのは共通ですが(笑)。かつては海岸部のシャトー・ド・ヌーヴェルは10年ぐらいたってからリリースするほどでした(笑)。個人的にはバンドール同様に好きなワインでございます(笑)。」
「このワインの荒らさ強さってとても自然に感じますよね。」
「うんうん(笑)。作ったらこうなっちゃったみたいな(笑)。」
家内「人為的にいじった感じがありませんよね(笑)。」
家内「カカオ分95%のチョコレートがありますから、このワインを飲みながら食べてみて下さい。」
「カカオ分80%のものはコンビニで売ってるけど、95%のものもあるんですか?」
「うわっ!これチョコレートの原料ですよ
(笑)。甘くないし美味しくない(笑)。」
「でもワインと解け合うと甘い!あー、凄い!」
「こんなにも柔らかで甘くなるとは!美味しい!」
私「マリアージュしますよね(笑)。」
「不思議!何で甘くなるの(笑)?」
私「不思議ですよね(笑)。」
「う~ん。このワインが良い証だな(笑)。口のなかで爆発する(笑)。ワインに隠れているものがチョコレートと化学反応して一気に引き出される 爆発する(笑)。」

●ケークフランコシュ2017年 ヴィンツェレール  ショプロニ ハンガリー ショプロン 赤 750ml 1854円税込み

私「新ヴィンテージ2017年になりました。以前の2015年と違った趣。是非ともお試しいただきたい出来映えでございます(笑)。」
「そーいえば以前の試飲会で飲みました(笑)。自然で優しく飲みやすいワインでしたよね。」
「コレってセパージュは?ケークフランコシュですか?」
家内「はい。オーストリアではブラウフレンキッシュと呼ばれています。」
「軽くて飲みやすいけどしっかりしてる。

「品が良いね(笑)。上等な味(笑)。」
「前に飲んだ2015年はもっとモヤモヤしてたような(笑)?美味しいかったけど2017年とはちょっと違うかな(笑)?」
私「リンゴの皮のようなニュアンスが2017年はあります。酸が2017年の方が多いような気がします。」
「でもしっかりしてるし、ファットだよね
。デブではない(笑)。偏りが無いのかな(笑)。旨味もしっかりある。」
「このワインは複雑ですよね(笑)。ベビーな印象ではないけど、しっかり詰まっている。それもとてもフレンドリー(笑)。」
「飲んでいて違和感がありませんよね(笑)
。」
私「果実味が割りと明瞭ですね。2017年の特徴のようです。透明感かありますよね(笑)。」
「ヨーロッパの2017年は雹などで収穫量の少ない年でしたよね?」
「2015年より酸が多いということはどういうことなんですか?」
私「飲んで比べると暑すぎなかったような気がします。バランスに無理がありませんから、良い作柄であったような気がします。」
「この2017年はとてもクリーンに感じますよね。果実味・旨味をよりハッキリ感じるのは悪くないってことかな?」
「マスキューさん!アルコール分は13%ありますから、ちゃんと完熟してますよね。冷涼っていう訳ではないはず。」
私「左様かと(笑)。補糖や補酸もしていないはずです。」
「フィトウはアルコール分は13.5%であんなにタンニンが豊か。これはアルコール分が13%だけどタンニンはそんなに無い。う~ん。産地の特徴なんですね(笑)。」
私「面白いですよね(笑)。結果のアルコール分はそれほど変わらなくとも、味わいはかなり趣が異なる。」
家内「温暖化の性かファットなワインが多い中、程好い酸があるスタイルはほっとします(笑)。」
「日本人好みだしね(笑)。二番目のフィトウとはまるで違う(笑)。豚肉料理や中華料理なんかに合わせやすそう(笑)。」
私「中欧や東欧のワインはサラダ油に合わせやすいので日本人には馴染む味わいですよね(笑)。」

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やはり2014年は良い作柄だったようです。

Nov 17, 2021 by weblogland |
う~ん。
やはり2014年は良い作柄だったようです。

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マスキューの定番のプイイ・フュイッセ 『ヴィーニュ・ド・ラ・コート』ドメーヌ・ティベールなのですが、ずっと2015年を販売好評いただいておりました。でもですね(笑)、いつまでもあると思うな親とワイン。さすがに品切れとなりました。この2015年ヴィンテージでかなり引っ張りましたからしょうがない。さて次、次(笑)。インポーターさんが再入荷したとの連絡をいただき再発注。すると今度は2014年!
う~ん。
2015年より2014年の方が良かったようですね。正確には生命力が勝ったと言うべきか?2015年は確かにバランスの取れた良いヴィンテージでしたが、それ以上に力があるのが2014年と言うこと。でもその2014年をしっかり持って飲み頃に提供してくれるドメーヌ・ティベールに感謝!奥が深いのです(笑)。
そうそう、ラベル・デザインも変わりました。

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モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2021年届きました!

Nov 15, 2021 by weblogland |
届きました!
モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2021年届きました!

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でもですね、今年は1本も店頭で売ることが出来ません。もちろん私も飲むことが出来ません。残念!
レストランのお客様がイベント等を催すとのことで、予約する前に完売してしまいました。ゴメンナサイ。
それゆえ、見るだけ。
ラベルに記載されたアルコール分は11.5%!

モリエールは補糖をしませんから、通年よりは低いですね。まあ、モリエールはアルコール分が11%しか上がらない年でも仕上げてきますから、範疇内かと。これを上回るアルコール分のものは〇〇ですね。まあ、どこまで補糖するかは生産者の判断となりますが。
飲むこともできなくとも気になりますね(笑)。
まだミッシェル・マーレのヌーボーがありますから18日が待ち遠しい!

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今年のノヴェッロ

Nov 05, 2021 by weblogland |
今年のノヴェッロ全体にアルコール分は低めですが、水っぽくはありませんね。

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わりと酸は残っていました。ホッとしました(笑)。

今回試しにアルト・アディジェのものを1アイテムだけ試しにとってみましたが、おもった以上の出来映え。これも他と同じようにアルコール分低めのエレガント・スタイルでした。中身がしっかりしていますから、アルコール分以上の強さがあってなかなかのものでした。ただ、マスキューにはちょっと高級過ぎるかな(笑)。ノヴェロで3000円以上しますから、少なくともモリエールのヌーボーより上でなくては無理(笑)。でもですね、2021年のモリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーは予約段階で完売してしまいました。残念!私も1本も飲めません(トホホ)。

コロナ禍明けの影響のようです。2ヶ月半前に、ここまで読んで予約発注は出来ませんので、お許しくださいませ!

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マスキュー 試飲会リポート 後半

Nov 02, 2021 by weblogland |
2018年のトスカーナは良い作柄ですね(笑)。圧巻ですよ(笑)。
ロッソ・デッレ・プルニッチェ2018年パクラヴァン・パピ イタリア 赤 I.G.T.トスカーナ 750ml 2169円税込み
「おっ!誰がなんと言おうとイタリア・ワイン(笑)。」
「うんうん。スーパー・タスカン?」
「先月の試飲会のテラマーネほどじゃないけど(笑)、肉薄してるね。もうちょいでサッシカイア・クラス(笑)。」
私「さすがでございます(笑)。」
家内「産地はトスカーナ ボルゲリの近くモンテスクダイオDOC域内です。でも、ワイナリーは山を切り開いてわざわざ作ったものです(笑)。」
私「そうすることで他の農家の農薬を避けることが出来るという目論見です(笑)。このワイナリーのワインは良い作柄は飛びきり良いのですが、ダメな時はダメ(笑)。植樹して30年以上経ってようやく安定してきました(笑)。」
家内「このモンテスクダイオは標高が高く600mほど、山間部らしいシビアさがあります。この点だもマレンマやボルゲリとは違いますね(笑)。」
「これってセパージュは?」
家内「サンジョヴェーゼ75%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%です。」
「こんなにサンジョヴェーゼが頑強なんだ!」
家内「近くのマレンマやモレリーノのサンジョヴェーゼとはだいぶ違いますよね。軽やかではない(笑)。キャンティとも違うし…。ヴィーノ・ノビレとも違うし…(笑)。」
私「そうするとブルネッロが一番近いかな(笑)?」
「確かにタンニンはスパルタンだけど、あれほど強くはないかな(笑)?そうするとモンテスクダイオ?」
「強いけど飲みにくくはないんだよね(笑)
。」
私「2018年は暑すぎて酸が抜けているワインが多いのですが、これはバランスがそれなりにとれている。」
「店長!開けて翌日のものは出来上がってますよ(笑)!」
「香りはモヤモヤ系だけど(笑)、説得力あるよね。」
「ボルゲリはカベルネなんかがメインだけど、こらはサンジョヴェーゼがメインでカベルネは付け足し(笑)。これがこのワイナリーの意図?」
家内「そうみたいですよね(笑)。このワイナリーはIGTが多く、オリジナリティーを全面に押し出しています(笑)。」
私「醸造元責任者はボルゲリで経験を積んだ人のようです。」
「なるほど!だからボルゲリっぽいのかな(笑)?」
「樽のニュアンスが強すぎないのがイイね(笑)。」
私「恐らくリムーザンの樽材を使ってますが、無理がない使い方してますよね(笑)。」
「それにしてもタンニンは圧巻。でも圧巻さに無理がないのがイイね(笑)。」
「余韻も立派だし(笑)。」

バローネ・コルナッキアのモンテプルチアーノ・ダブルッツォの真ん中のランクのもの。私コレ好きなんです(笑)。
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ リゼルバ 『ヴィニャ・レ・コステ』 2016年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 赤 D.O.C. 750ml 2357円税込み
「貴族シリーズですな(笑)。」
私「えへへ(笑)。バローネ・コルナッキアの扱いはこれで6アイテムとなります(笑)。」
家内「同じ生産者のワインを6アイテムも扱うのは初めてかも(笑)?」
「マスキューさんは見合わないものは絶対に売らないからね(笑)。ホント珍しい(笑)。」
私「読まれてますね(笑)。まっまっどうぞ
お試しください(笑)。」
「これ、凄いね。フル・ボディーなんだけど、喉をストーンと落ちる。経験したことがない(笑)。」
「タンニンは多量なんだけどあくまでも滑らか。刺々しさがない。余韻も長い(笑)」
「うんうん。味はモンテプルチアーノ・ダブルッツオ(笑)!」
私「ストロベリーですよね(笑)。」
「これは2016年ヴィンテージですよね。熟成期間は長いのですか?リゼルバって書いてあるから長いですよね?でも樽のニュアンスあまり感じません?」
家内「樽で24ヶ月熟成したのち瓶で6ヶ月寝かせますから3年のリゼルバ規定の熟成期間です。」
「それでこの価格とは!良心的(笑)。」
「奥行きの長さが凄いね(笑)。とてもフレンドリーなんだけど、逆にイイの(笑)?って感じ(笑)。」
「このワインは下のクラスのモンテプルチアーノと繋がっていますよね(笑)。マスキューさんが『松』『竹』『梅』なんて言ってるの解る(笑)。」
「『カサノバ』銘柄のワインだね。」
家内「コルナッキアのエントリーシリーズです。」
「でもさあ、『松』のDOCGテラマーネはモンテプルチアーノ・ダブルッツオらしくないんだよね(笑)。別物としか思えないし、近づきがたい威厳のあるワイン。

「先月の試飲会で出たワインだよね。確かにあれとは結びつかない(笑)。」
家内「店長が『松』『竹』『梅』なんてランク付けをするのが許せない!私は『梅』が一番好きです!」

コロナでずっとしょぼくれていましたので、たまにはブルゴーニュの高級味のピノ・ノワール行きましょう!
●ブルゴーニュ『キュヴェ・ド・プレソニエール』2018年 ドメーヌ・ジョセフ・ロティー フランス ブルゴーニュ
赤 750ml 4714円税込み
「あー!旨いなぁ(笑)。強烈なイタリア・ワインの後でも全然大丈夫(笑)。」
「ピノ・ノワールってイイ(笑)。」
「逆にこれを飲んだら前に戻れない(笑)。」
「特に一番手のヴィラ・ヤンボル飲むと近日を見せつけられるようで…(笑)。ヴィラ・ヤンボルごめんない!」
「今日飲んだギリシャのワインとモンテプルチアーノはストロベリーやチェリーの味がするんだけど甘いチェリー。ピノ・ノワールって酸っぱいチェリーなんだよね(笑)。」
私「はい!さすが!酸果桜桃と甘果桜桃の違いですよね(笑)。」
「甘さもたっぷりあるし、がつんとした感じもするし、ジュヴレイ・シャンベルタンだねコレは(笑)。」
家内「さすが元ジュヴレイ・シャンベルタンです(笑)。」
「ファットなシビアさがあるよね。堂々としてるし(笑)。」
「ジュヴレイ・シャンベルタンってタンニンが男性的って言うのが解る。」
「うちの旦那の好きな味(笑)。」
私「旦那さん口が肥えてますからね(笑)。」

どうもありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Nov 01, 2021 by weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
皆様のご協力にて、普通に試飲会が行えました。ありがとうございました!

まずはブルガリアのマヴルッド種で作ったデイリーなものからです!質高し!
ヴィラ・ヤンボル マヴルッド 2020年 
ブルガリア 赤 トラキアン・ヴァレー  750ml 886円税込み
「おっ、これ定番のヴィラ・ヤンボルだね
。カベルネとシャルドネにはだいぶ重宝させていただきましたよ(笑)。」
私「ありがとうございます。これは在来品種マヴルッドです。カベルネ・ソーヴィニヨンが10%ほど入ってます。」
家内「ヴィンテージが2020年と少し若いのですが…。お試しください。」
「う~ん。ヴィラ・ヤンボルのこのシリーズはどれ飲んでも美味しいんだよね。」
「値段が値段だから多くは望めないけど、値段以上の味わいはするんだよね。ブルガリア恐るべし(笑)!」
「これフレッシュ(笑)!フルーティーだよね(笑)。」
「赤や黒のフルーツ。それもとても新鮮な感じです(笑)。」
「赤い小粒のベリーやプラム。カシス…スグリ…。マスキューさんがブログで書いていたマスカット・ベリーAやヤマ・ソーヴィニヨンに例えていたの解りましたよ(笑)。」
「軽くて飲みやすい(笑)。香りが日本のワインみたいだよね(笑)。」
家内「ちょっと似てますよね(笑)。逆に日本を意識して作ったかのようですね(笑)。」
私「この軽さで抜栓してからどらくらい変化して持つかが重要なので、昨日、一昨日、そして今日抜栓したものを比べていただきます(笑)。コレ今回の私の仕込みでございます(笑)。」
「どれどれ(笑)、あっ、全部味が違う(笑)!」
家内「どれがお好みですか(笑)?」
「昨日開けたものは香りも味も整ってるかな?」
「一昨日のは中から旨味がたくさん出ていて、しっとりじんわりと美味しい(笑)。」
「そうそう。タンニンも旨味になっている。軽いと言うより、より飲みやすい(笑)。」「今日開けたものは初心者向けの強めのロゼみたい(笑)。初めて赤ワイン飲むにはうってつけ(笑)。」
「今日開けたものが一番フルーティー。時間が経つと柔らかな旨味に味の質が移るんだね(笑)。」

「昨日開けたものに感じたフルーツの印象は一昨日のワインには感じません。今日のと一昨日開けたものが同じとは思えない(笑)。」
「でもさあ、3日間の流れを追うと同じワイン(笑)。」
「マヴルッドって本来はアロマチックな品種ではないんですね。最初に感じた鮮烈な果実味はカベルネ由来なんだな(笑)。」
私「さすが!私もそう思います。この辺に生産者の意図があるかと。」
「よし!これブラインドで当たるかな(笑)?」
好奇心満載のN姉妹の妹さんが挑みます(笑)!
お姉「これは?」
妹さん「今日!」
お姉さん「じゃあこれは?」
妹さん「一昨日!」
お姉さん「これは昨日でいいのかな(笑)?」
妹かん「うん。これは昨日でよし!」
私「大当たり!さすがですね(笑)!」
妹さん「目隠しすると怖いですね(笑)。世界が変わる(笑)。」
お姉さん「格付け番組に出られるよ(笑)。」
ちょうど他のお客様がいなかったので試飲会は面白い方向に(笑)。

「一昨日開けたマヴルッドはとても飲みやすい。私はコレが好きだな(笑)。」
「香りが強い初日の方が好きかな(笑)。」
「昨日開けたものは完成形みたいでイイね(笑)。」
私「割りと一昨日を支持される方々多かったようです(笑)。まあ、好みですね。」
「マスキューさん!こうして今日、昨日、一昨日と開けたものを比べるととても面白い(笑)。こんなこと家では出来ませんよ
(笑)。でも我が家ではこれは意味がない。だって開けたその日に無くなる(笑)!」
私「それはそうかも(笑)。ごもっともでございます(笑)。」


癒されますぞ!
アギオルギティコ・オーガニック 2017年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ ネメア 赤 750ml 1866円税込み
「ほっほっぉ。これですな(笑)。高齢者には覚えるどころか発音すら難しい(笑)。でも味わいはシンプルで優しい。」
家内「これは2017年ですから熟成しています。」
「最初のマヴルッドと比べると色は熟成してるよね(笑)。マヴルッドはまだしも紫色が入ってるもんね。」
「ギリシャは沢山の葡萄品種があるんですよね。アギなんとかってつくものが多いからよけい解らない(笑)。」
家内「これはローマ字表記に近いですが、英語圏の評論家にはGの後にHを付けるようです。」
私「ギリシャのワインは木樽熟成するものが多いのですが、コレは木樽熟成しません。葡萄本来のアロマを出そうとする新しいタイプです。温度管理、衛生管理が行き届いています。」
「ギリシャのワインって濃いのだけれど、わりと酸がなく抜けたようなところがあるのですが、コレは酸がありますね?」
家内「標高が1000m近い山の中のようです
。かなり険しく寒暖差もある気候のようです。」
「ギリシャのワインってかおりがモヤモヤしてるのが多いけど(笑)、コレはちょっと違うね(笑)。」
「うんうん。モヤモヤ系じゃない(笑)!」
「赤い小粒の果実のニュアンス…、あと紫蘇っぽい酸がある(笑)。あと後味に種の溶けたような感じがある。」
私「種由来のフェノール臭ありますよね(笑)。葡萄のタンニンが完熟してます。」
「柔らかくて甘いんだけど、はっきりした
果実味を感じますよね(笑)。」
家内「開けたては小粒の杏やベリーのニュアンスですが、翌日になるとチェリー!」
「ラベルに書いてあるのはチェリーなんだ(笑)。オリーブかと思った(笑)。」
私「ピノ・ノワールみたいな酸っぱい系のチェリーではなく、甘い系のチェリーですよね(笑)。」
「パーンと香りは立たないけれど、甘くて旨いチェリーの香りが中から出てくる(笑)。」
「寄り添うようでイイね(笑)。確かに癒される(笑)。」

このワインは初日は余り売れませんでしたが(笑)、翌日香りが開いて猛チャージ(笑)。

「古代ギリシャの葡萄がイタリアに行っているんですよね(笑)。ちょっとイタリア・ワインにも似てるかな(笑)?」
私「そーなんですよね(笑)。南イタリアのワイン、個人的にはガリオッポやアリアニコに似てる気がします。中からチェリーの香りがする!」
「熟成して開くと旨味とタンニンとチェリーの香りが渾然一体になる!」
家内「私はサルデーニャのカンノナウが似てると思うんですよ(笑)。」
「ところで何食べながら呑むとイイかな(笑)?煮込んだ肉 牛肉系かな?」
私「トリッパは合いそう。そうすると煮込みにもいけるかな(笑)。」
家内「八丁味噌を使ったような煮込みは良さそう(笑)。」
「味噌カツ(笑)。」
「辛口のウナギのタレ(笑)。山椒はたっぷりかけるべし(笑)!」
「香辛料をたっぷり使ったエスニックなら大体オッケーじゃない(笑)?」

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