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今年のジュ・ド・レザンは今までで一番強烈です
Dec 18, 2010 by toshiaki |濃い!
いままでで一番強烈です。甘さも強く、酸もしっかりしています。最初に紅茶のようなエキゾチックな香りがハニーな香りとともに立ちのぼります。甘さはヴァン・ド・ナチュレを想わせるほど。これをワインにしたらどうなるんだろう?コクのあるエキゾチックで複雑な味わいのワインになりそう(笑)。
2010年のコニャック地方はかなり良いヴィンテージですね。
ジュースにするのがもったいない(笑)!
もっともこれだけ濃厚ですからグビグビとは飲めませんね(笑)。ポール・ジローはやはり『ワイン栽培家』と、いまさらながら確認しました。飲料向けのジュースではなく、コニャックの原料ワインの果汁です。
今年のジュ・ド・レザンはデザート向けかも(笑)?これだけ味わいがしっかりしてますから、カクテルの繋ぎには最適かも?料理のソースに使えば凄いことになるかも?
妄想が止まりません(笑)。
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シャトー・オームリナ2009年
Dec 16, 2010 by toshiaki |昨日はシャトー・オ‐ムリナ2009年を飲みました。ボルドーA.C.の早飲みの赤ワインです。この秋入荷したワイドなのですが、いくら早飲みといっても入荷当初はまだ落ち着きがありませんでした。昨日飲んでみて、ゴー・サイン出ました(笑)。
上手にできてます。
口の中であたるものがなく、かといってワインを飲んでいる満足感があります。軽いが薄くない液体自体のバランスが心地好いのです。
気がついたら、あっという間に2/3飲んでしまいました(笑)。
頭が空の状態で飲むには最適ですね。あと新聞を丹念に読んだり、軽い文章を読みながら飲むにはうってつけのワインです。ワインもT.P.O.に応じて選ぶ必要があります。グラン・ヴァン飲みながら新聞読んだら、バチがあたります(笑)。
まあ、それだとなによりもワインを楽しめないですか(笑)。
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ワインの飲み頃、ハラハラします(笑)。
Dec 07, 2010 by toshiaki |あのフランス・ルーションのドメーヌ・ラファージュの赤ワインです。2008年は今年の6月頃入荷しました。アルコール分は13.5%と通常より控えめですが、酸があるため入荷当初はくぐもった感がありました。船旅によるボトルショックと重なり、夏場が明けてから飲み頃に入るかなと思っておりました。
先月飲んだ印象では、飲み易さと明瞭さがあり、らしい味わいになっていました。そしてまた昨日飲みました(笑)。さらに深みが感じられ、素晴らしい状態でした。基本的にはしっかりしたワインなのですが、それでも早飲みに設計されています。今まさにラファージュさんが想定した味わいになった、というべき状態です。
やはりちゃんと造られたワインは違いますね(笑)。とはいえこの状態で飲んでいただけないと誤解されます。この塩梅が難しいですね。ワインの飲み頃を見極めることは、簡単ではありません。我々は在庫をかかえますから、ハラハラします(笑)。良い生産者は裏切らない!
あー良かった。
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ドモアゼル・クレア
Nov 25, 2010 by toshiaki |ドメーヌ・カザバンの『ドモアゼル・クレア』です。
南フランス、ミネルヴァのとなりのカバルデスというあまり馴染みのないアペラシオンのワインです。
セパージュもシラー60%、メルロ40%とかなり変わっています。
まだまだ将来性はあると思いますが、角の無いタンニンと構成が素晴らしいのです。もちろんボリューム感やグリセリンの甘さも圧倒的なのですが、有りがちな甘いだけのワインではありません。
品があるのです。
南フランスのワインではあまり経験したことのないスタイルです。不思議です(笑)。セパージュが作用しているのか?アペラシオンのせいか?それとも作り手か?
うーん。
なんででしょうか?妄想癖がうずうずします(笑)。
他の生産者のカバルデスのワインも飲んでみたいですね。
はっきりしているのは、近いうち在庫が無くなることです(残念!)。
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だからメメント・ネグロが人気ある
Nov 25, 2010 by toshiaki |ラファージュさんがプロデュースしたスペイン・プリオラートの赤ワインです。
プリオラートのワインってやはり特別ですよね。自然な濃さ、酸の濃さがあります。良く比べられるリベラデル・デュエロはたしかに品の良いエレガントさがありますが、プリオラートのワインは力強さとエレガントさの両方があります。
でもあまり、あれやこれやと手を加えると個性を失うような気がします。明瞭さと飲み易さだけを追求すると、逆にグローバルな有りがちなワインになってしまいます。
このワインはそうなるギリギリのところで踏み止まっているような気がします。
うーん。
飲みやすくて、美味しいワインはたしかに良いワインに違いないですが、少なくともそれに個性が必要です。比類ないような個性があってこそ、飲み手の心が動きます。
だからメメント・ネグロが人気あるんですね(笑)。マスキューのお客様は目が高い!
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アップル・ツリー・フラット メルロ 2008年
Nov 23, 2010 by toshiaki |アップル・ツリー・フラット メルロ 2008年です。オーストラリアのローガンさんがつくる果実爆弾です(笑)。
じつは先日あるお客様から『パーティーやるんで1000円くらいのワインを20本くらい欲しいから。』とご注文いただきました。マスキューの得意な価格帯です(笑)。後日お電話いただきまして、特にアップル・ツリー・フラットをお褒めいただきました。
『どれも旨かったけど、あのオーストラリアのアップル・ツリーは凄く良くて、あっという間になくなっちゃったよ(笑)昔懐かしいアンズの駄菓子を思い出しちゃったよ(笑)。』
私曰く『そーでしょう。そーでしょう(笑)。濃くて明瞭ですから、あのワインは目立ちます。』
そうなんです。「濃くて明瞭!杏の爆弾!」
オーストラリアのワインはどちらかというと「濃くてタップリでも緩い(笑)」、ワインが多いのですが。
やはり高地の冷涼さがアドバンテージになっています。
コストパフォーマンスの高さは際だってます。
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ラクリムス・ローブレ 2008年 じつに旨くなりました
Nov 21, 2010 by toshiaki |テンプラニーリョ100%で造られているスペイン リオハの赤ワインです。
プラムの鮮烈で明瞭な果実味が圧倒的!しかもジャムのような凝縮感があります。それでいてタイト。熟しきった小粒の杏のよう。これほどはっきりした味わいのテンプラニーリョは経験したことがありません。
たしかに入荷直後は厚みがあり、コストパフォーマンスの高さは目立っていましたが。
これほどだとは…。初めて飲んだ時感じた樽香は全く感じられず、果実味が圧倒的に押し寄せます。
うーん。
絶句しました。
生産者のヴァル・サンソにはルエダの『ヴェルデホ』であっと言わされましたが、リオハのテンプラニーリョでまたしてもやられました(笑)。
恐るべしヴァル・サンソ!
初めて飲んだ時はまだボトルショックが抜けていなかったのですね。
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2010年カンソンのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォ
Nov 21, 2010 by toshiaki |やはりカンソンのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォはさすがでした!
今日で開けてからまる二日経ちましたが、詰まり方が違います。ちゃんと詰まっているワインは抜栓後の持ちが良いのですが、まさにそれ。まだまだ中から出てくる感じがあります。チャラくありません(笑)。
でもペットボトルのボジョレー・ヌーヴォの方は、もう十分力を出した感じですね。まあ、この出来でしたら合格です。
こうして、実際の良し悪しが確認出来て、ホッとすることができます。ボジョレー・ヌーヴォの場合は、皆さんに売る前に試飲できませんから、この点神経が擦り減ります(笑)。通常売るワインはほとんど販売前に二、三日かけて飲みますから、自信をもって売れます。
ボジョレー・ヌーヴォはお祭りですから、味わいがどうこうしない側面があります。でも、それに上じる商売は控えるべきだと思います。売る側もお祝いの気持ちが無ければいけません。
あまりワインを召し上がらない方がボジョレーヌーヴォを一年に一度飲むだけで終わり、ではもったいないです。ワイン好きになっていただくためには、美味しいワインを飲んでいただかなくてはなりません。
美味しくなければリピートにつながりません。
ボジョレー・ヌーヴォを飲んでからワインにハマった方があまりいないことを、我々は真剣に受け止める必要があります。
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今年のボジョレー・ヌーヴォーはバラつきがかなりあったようですね
Nov 20, 2010 by toshiaki |去年は天候に恵まれてイレギュラーがありませんでしたが、今年は7月に雨が多かったみたいです。品質は生産者の腕前によってかなり差が出たようです。
当店のカンソンを例にとると、糖度はボジョレーもボジョレー・ヴィラージュは変わりませんが、味わいはかなり違います。これほど差があるのは初めてです。同じ生産者が造ったとは思えないほどです。ボジョレーはひたすらフレッシュに、ヴィラージュは濃くジューシーでいつも通りです。2003、5、9には及びませんが、よくまとまっています。
実は大手他社のヌーヴォーも幾つか飲みましたが…。
糖度不足があったようでした。やはり大量に出荷するのは大変のようです。
毎年のことですが、ヌーヴォーを飲むとホッとします。さあ、我々の商売もトップシーズンです!
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ボジョレー・ヌーヴォ2010年飲みました!
Nov 19, 2010 by toshiaki |ペットボトルのボジョレーの方はなかなかチャーミング。酸っぱさが水っぽさになっていません。果実のフレッシュ感も明瞭で、らしい出来栄えです。完全に水準のものです(笑)。
あー良かった。
ボジョレー・ヴィラージュはタイトさと凝縮感があり、通常のヴィラージュ以上の出来。去年より力強さはないものの、バランスの良さと奥行きを感じます。雑味のない透明感も良いですね。あと相変わらずジャムっぽさがあります。
うーん。
さすがカンソン!
夏場の畑仕事をちゃんとした証。いつも通りワンランク上の水準です(笑)。今年7月に雨が降り腐敗病が発生したようで心配しましたが、カンソンは畑仕事によりアドバンテージに変えたようです。かなり収穫を犠牲にしたようですね。
他のヌーヴォはどうでしたかね?ちょっと気になります。
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ノヴェロ、プーリアとトスカーナの違い
Nov 10, 2010 by toshiaki |昔は近所におられましたが、今は静岡に住んでいます。
Yさん『もしもし、ノヴェロ良かったですよ!トスカーナとプーリアどちらも濃くて旨かったです。ところでトスカーナの方はボジョレーみたいに感じましたが、プーリアの方はヌーヴォらしくないような気がしたんですが…。なぜですか?造り方が違うんですか?』
さすがワイン歴の長いYさんです。
私曰く『さすがYさん。トスカーナの方はボジョレーみたいにマセラシオン・カルボニックという方法でつくられてます。タンクを密閉して炭酸ガスを充満した状態で発酵します。ですからワインがちょっとガスっぽいのです。早く、しかもフルーティなワインをつくる技術です。でもプーリアの方は普通に造っているようです(笑)。やはり収穫が早い分、時間的余裕があるからですかね?たしかに新酒ですが、普通に美味しいのです(笑)。どちらがお好みでしたか?』
Yさん『なるほどね。今回はどちらかに軍配は挙げられませんよ。どっちも良かった(笑)。でもプーリアの原始的とも言える新酒造りは面白いですね。いろいろな生産者がいるんですね。』
私曰く『特にノヴェロは特別にヌーヴォづくりはしませんから、ワインも一年くらい経ってから飲むと美味しいことが多いですね(笑)。』
あー、良かった。
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いままでで一番の出来かもしれません-ノヴェロ・トスカーノ
Nov 10, 2010 by toshiaki |いままでで一番の出来かもしれません。
果汁濃度が濃く、酸もフレッシュ。果実味がしっかりしてます。ボジョレーに例えるとクリュ・ボジョレークラスの出来ですね(笑)。
あー。
良かった。
前評判ではトスカーナは難しい作柄との情報がありましたので、ハラハラしていました。7月が雨と冷夏で腐敗病が発生したため、腐敗果を摘む必要があったようです。ここで畑仕事を怠けると被害が増します。かなり労力を要した夏だったようです。
ただ9月には晴天が2週間ほど続き、葡萄に糖度がのったようですが、収穫前後に雨が降ったようです。ギリギリまで待った上、うまく雨に濡れずに収穫出来たかが分かれ目だったようです。
的確な判断と人員・機械の確保が出来ないワイナリーは、残念な結果だったようです。
このグレヴェペーザのノヴロを飲むかぎりそんなアクシデントを感じない仕上がりです。
我々が楽しむために生産者は労力を注ぎ込んでくれているのです。
有り難くいただかなければ!
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やはり南イタリアは安定してますね。
Nov 08, 2010 by toshiaki |地中海性気候って偉大なんですね。暑い夏場にほとんど雨が降らないなんて日本では考えられませんよね。日本でワインづくりをされている方からすればユートピアに近いかも?でもさらに雨が降らないオーストラリアやアメリカのワイン産地の方からすれば、日本のように雨(水)に恵まれていることが羨ましかったりするのでしょうね。なんたって『水さえあればなんでも出来る!』が合言葉ですから(笑)。
まだまだワイン造りの歴史が浅いワイン新興国に必要なのは、水や太陽だけでなく、経験の蓄積ですね。土地にあった葡萄品種が見つかれば問題の大部分は解決します。フランスやドイツでは2000年の時間がかかってますから、気が遠くなりますが。ただカベルネやらシャルドネといったブランド品種に頼らなければ、案外道は近くなるような気もします。
いくら恵まれたイタリアのプーリアだって、地場品種でなければダメなのですから。
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ノヴェロ ビアンコ美味しかったです
Nov 07, 2010 by toshiaki |あの間違って来ちゃった白ワインです。
セパージュはヴェルディッキオとトレビアーノ。いかにもマルケI.G.T.らしい組み合わせです。味わいはいかにも新酒らしいフレッシュさと、ガロフォリらしい濃密さが両立しています。レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の香りは素晴らしい上、厚みがありますからとても充実感があります。マルケ州随一の生産者と言われるガロフォリは赤も白もなんでもござれなんですね(笑)。
あと今回の騒動で知ったのですが、インポーターさんに余分な赤があれば回してもらいたいと連絡したのですが、今回は全く余分なストックがないとのことでした。毎年多少余分に取るそうなのですが、今年はタンクが一基破損したためワインをダメにしてしまったそうです。ヒビが入ってワインがもれてしまったとのことです。このため余分にもらえなかったそうです。
えー!それは大損害です。
こうなったら、四の五言わずにガロフォリのワインを一生懸命に売ることにしました。ノヴェロ以外にも素晴らしいワインを造っていますから。大切にすべき生産者なのです。
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ウーヴァ・ディ・トロイア種で造られたワイン
Nov 04, 2010 by toshiaki |話は戻りますが、昨日のワインですが、タップリとしていて充実感があり、とても美味しいのですが、ちょっと癖がありました。種のタンニン由来のフェノール臭が独特でとても強いのです。いまではアイラモルトの特徴的香りとして、ウイスキーマニアには珍重されますが、はたして販売に適するか?
個人的には好きなワインなのですが、あまりに個性的なので仕入れは見送ることにしました。1ケース仕入れてもすべて売る自信がありません。売れ残すとなるとかえってワインに申し訳ありません。(実際負担も増えますし。)
うーん。
ここらへんの塩梅が難しいですね。いくら良いといっても売れなくては意味がありません。
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味わうとどれも旨い!
Oct 28, 2010 by toshiaki |ところで今日は横浜の崎陽軒で試飲会でした。独立系の小規模なインポーターさんが5社集まった共同試飲会です。インポーターさんはイタリアワインが専門のようで、ニッチでマニアックな商品ラインナップです。名の知れない生産者や産地のワインがほとんどです。
味わうとどれも旨い!これだけ旨いワインに当たる試飲会も珍しいです。かなりこだわりのあるワインばかりです。
10年ほど前では考えられません。昔はキャンティーやバローロなどの有名銘柄と安いワインだけ揃えるバターンでした。イタリアの現地で消費される高級なランクのワインは日本には入って来ないものだと思っていました。
うーん。
時代は確実に変わっていますね。
あと、バリックを使うイタリアワインがかなり減っていました。良い傾向です。バリックの新樽をバンバン使った金太郎飴のような味わいに、ようやく飽きてきたのでしょう。葡萄本来のアロマや造り方の差を味わいに反映させたワインが多数ありました。
楽しかったです(笑)。
あとは価格の問題ですね。
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ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ
Oct 26, 2010 by toshiaki |ところで昨日『マッカニャーノ』を飲みました。イタリア、マルケ州の白ワインです。
ことしからDOCGに昇格した素晴らしいワインなのですが、名前が長い!(笑)
ヴェルディッキオ・ディ・マテリカです。まだこれは良い方で、すぐ隣ではヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージとなってますから、とても覚えられません。まあ、人の言語に文句いってもしょうがありませんか…。勉強あるのみですね(反省)。
名前に文句はありますが、味わいには文句がないのが悔しい(笑)。実に旨いのです。
計り知れない生命力がありながらも、すぐにも飲める説得力は経験したことがないほど。しかも実に深い!常温で飲むとダイレクトに凄さがわかります。
コンクリートタンクで熟成し、木樽を使わない造りで、こんなワインが造られているとは。
経験値上がるどころか、自分の知らなさぶりを思い知らされました。
世の中広い!
実はちょっと残しておいて、今度の試飲会に出そうと思ってます。良さが皆さんに伝われば…。
全部飲んでしまわないようにしなくては(笑)。
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シャトー・オリヴィエ
Oct 24, 2010 by toshiaki |我慢できませんでした(笑)。
色はかなり濃く、いかにも2003年らしさ。トップノーズはグラン・ヴァンらしい艶やかな華があります。でも味わいは強情なばかり凝縮されたものではなく、エレガントな風情。
うーん。
まだちょっと早いですね、あとすくなくとも3年くらいでピークになりそうです。いや、5年くらいかかるかも?
今のこのワインには驚くほどのインパクトはありませんが、翌日になると甘さが増してまとまりが良くなりますから、何年後にはエレガントなグラーブらしいワインとなることは確実です。
あー良かった(笑)。
実はこのヴィンテージのオリヴィエとても評価が低いのです。ヒュー・ジョンソンなどは『もう飲めない』くらいの評価です。私は90年代後半からのオリヴィエはかなり信用していましたので、2003年はお買い得だと判断いたしました。
まあ、評論家の評価が低いと安くなりますから、ある意味ラッキーなのです(笑)。
じつは、何年か前に同じワインを飲んだ時は判断がつきませんでした。酸があるのかないのか分かりませんでした。
ワインって一度飲んだくらいでは確かな判断は下せないものなのです。
良い勉強になりました(笑)。
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プーレットのブルゴーニュ2005年はとても凄いワインでした!
Sep 29, 2010 by toshiaki |もとにもどります。結論としてプーレットのブルゴーニュ2005年はとても凄いワインでした!私にとって今回一番の収穫でした。だってプピーユ2005年に到っては、あまり説明する必要がありません。抜栓後4日たっても、涼しい顔してます(笑)。逆に長い先が思いやられます(笑)。
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ジンブロ 2005年 キンタ・ド・ジンブロ
Sep 23, 2010 by toshiaki |ところで昨日はジンブロ2005年を飲みました。ポルトガルのポートを作る畑で作ったドライな赤ワインです。
もう残り少なくなってきたので、味わいの変化を確認する意味で飲んでみました。
やはり凄いですね。全然枯れてませんね(笑)。力強さがまだ渦巻いています。甘さとのバランスが大分取れてきてはいますが、落ち着くまでにあと5年くらいかかりそうです。暑いポートの産地ですからワインに酸がなく熟成も早く進みそうですが、とんでもない。酸はしっかりあり、ワインのボリュームを支えてます。
こりゃ一筋縄じゃいかないですね。
ポート同様素晴らしい生命力がありました。1本取っておいて10年後に飲んでみようと思いました。
恐るべきポテンシャルなのです。
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モレッリーノ・ディ・スカンサーノ
Sep 20, 2010 by toshiaki |何がって?
モレッリーノ・ディ・スカンサーノです。このワインはイタリア、トスカーナの海岸部のDOCG赤ワインです。2006年からDOCGに昇格しました。最初飲んだ印象は「軽いトスカーナワイン」くらいのものでした。まあ、早めに飲めてイイかな。ちょっと商業的な意図が優先したかのような印象がありました。
ところが先日飲んで、気がつきました!
実は軽いだけのワインではない!
サンジョヴェーゼのオレンジのような品種特性を明確に持ちながら、トスカーナ的な泥臭さや重さとは違ったスタイルがあるのです。軽やかではあるが、キメ細かで奥行きがあります。暖かい気候故に酸が少ないのですが、タンニンがとてもクリアなのです。サンジョヴェーゼの別の顔を見た思いです。いわゆるIGTサンジョヴェーゼだと品種のもつ果実味を表現出来ない、泥臭い重いだけのワインになりがちなのですが…。
飲んだのはロッジアーノの2008年のワインですが、飲み頃になってようやく解りました。
馬鹿にしてはいけませんね。
濃ければ良い訳ではありません。薄いのはダメですが(笑)。
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ドメーヌ・ロッシュ・オードランのコート・デュ・ローヌ2006年 今まさに絶好調
Sep 18, 2010 by toshiaki |キメの細かさと全体のボリューム感のバランスが素晴らしいですね。どこがどう旨いという説明より、単純に旨いと言うだけで言い表せてるような錯覚に陥ります(笑)。
作り手、テロワール、ヴィンテージ、全てに恵まれたと言えますね。ランクとすればこのドメーヌのスタンダードクラスです。どちらかと言えば低いランクなのですが、実に旨い!
ここのところ2008年ヴィンテージばかり飲んでいたからか、このワインが妙に旨く感じてしまいます(笑)。
別にオフのヴィンテージといえども全てが悪い訳ではありません。逆に早く飲めたり、お買い得なワインがあったりするものです。こんなヴィンテージに当たったことを逆にチャンスにしないといけません!
それができてこそプロです。気合いを入れて2008年の掘り出し物を見つけねば!
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2008年のブルゴーニュ
Sep 17, 2010 by toshiaki |何がって?
ドメーヌ・ロシニョール・フェヴリエのブルゴーニュ赤 2008年です。
ここのところ2008年のブルゴーニュを大分飲んで思ったのですが…。
まあ、すべて飲んだ訳ではありませんから、断言はできませんが。
糖度不足から、全体に緩く、酸っぱさが目立ちます。このランクでは賞味にたえるワインが見当たりません。ただいつも言うように悪いワインはありません、値段に見合わないだけです。
円高にもかかわらず2000円以下のブルゴーニュはないのは何故?
この味わいで2000円以上は詐欺に近い?
まあ、そんな中ではロシニョール・フェヴリエのこのワインはぎりぎり許せる範囲かと。
でもそれは私でなくお客様が決めること。
いかがでしたか?
気になります。
そんな訳でついついバックヴィンテージに走ってしまいます。
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メルセデス・エグレーンのカベルネ・ソーヴィニヨン
Sep 14, 2010 by toshiaki |じつはこのエグレーン家はリオハの名門ボデガなのですが、最近大手資本と合併しました。その結果ラインナップがかなり増えてきたのでちょっと心配だったのです。他のラインナップも試しましたが、今風の質感あるワインがほとんどです。アメリカなどの市場を意識した造りのワインがほとんどです。とはいえレベルは高いですから、選ぶ方の嗜好の問題でもありますが…。
話しを戻します。メルセデス・エグレーンも確かにスタイルはクラシックなスペイン風ではありません。ただアメリカナイズされた、パッとした分かり易さだけで訴求するワインではありません。葡萄のアロマと柔らかさで勝負するワインなのです。飾ったところがないのが、好感を持てます。地味ではありますが、ジンワリ美味しいのです。
私は好きなワインなのです(笑)。
でも今のエグレーン家とは指向性が違います。このブランド先々無くなりそうな予感がします。
こういう予感は当たるんですよね(笑)。
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『ヴィーニャ・サンソ』恐るべし!
Sep 03, 2010 by toshiaki |前回の試飲会で皆さんの絶賛をいただきました、スペイン、ルエダの白ワインです。
何が『恐るべし』かと言うと、抜栓後まる5日経った状態で飲んだのですが、これがイケます(笑)。たしかにあのグレープフルーツのような香りはなくなっていますが、まだ酸が生きています。舌の上で、酸がスクラムを組んで『まだまだ頑張るぞ!』と言っているようなのです(笑)。もちろん総量として酸は少なくなってはいますから、密度感は落ちています。そして一つ一つの酸自体も小さくなった感なのですが、その小さく可愛くなった酸が、崩れゆくワインの味わいを一生懸命に支えている姿が健気で健気で、涙がでます。ワイン妄想族の私の妄想は全開になります(笑)。
こんな私を家内は冷ややかに見ていますが、今年No.1の白ワインということは一致しております(笑)。
実に素晴らしい!
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取り扱い決定! ルエダの白ワイン
Aug 21, 2010 by toshiaki |昨日は圧倒的な酸の量に驚かされました。ただちゃんとしているワインは時間が経つと更に良くなります。インチキなワインは抜栓後悪くなる一方です(笑)。
どーなるかなぁ?
そんな訳で二日続きのブログ登場となりました。
旨い!
まず多量のリンゴ酸はグレープフルーツ、レモン、洋梨などの柑橘類を明瞭に思い起こさせてくれます。昨日の尖った酸はフレッシュさを保ちながら、丸みを帯びます。それと同時にワインのボディーに滑らかさが増しています。ミネラル感もワインを引き締めてます。
あと特筆すべきはアルコールっぽさがないことです。スペインワインにありがちな欠点がありません。ルエダはスペイン内陸部ですから暑さは半端ないはず。やはり畑の標高が高いメリットですね。豊満さよりもバランスの良さを優先するニューエレガントスタイルとでも言えますか。
結論は二重丸。取り扱い決定です(笑)。
ちなみにこのワインをパエリアと合わせたら、死ぬほど旨いはず!試さねば!
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このワイン調子出てきました-ドメーヌ・ラファージュのコテ・シュッド
Aug 14, 2010 by toshiaki |うーん。
このワイン調子出てきましたね(笑)。もともと濃さがある上、バランスの取れてるスタイルです。とはいえあれだけパワーがありますから、入荷してすぐに本領発揮という訳にはいきません(笑)。やはりしばし置いてあげた方が、良いですね。落ち着きが出ると、奥行きが深く、余韻が長くなったように感じるから不思議です。肉料理に合わせたくなりました(笑)。
ポテンシャルがないワインですと、こうはいきません。どんどん痩せる一方になります。酸のないマッチョなだけのワインではありません。でもコテ・シュッド2007年はもう在庫がほとんどありません。残念!
こうなるとエルマセット2008年の方もそろそろまた確認したくなってきました。新しいヴィンテージが入ってから、まる二ヶ月以上たちましたから、少なくともボトルショックから立ち直っているはずです。2008年ヴィンテージは難しいと言われてますが、ラファージュは問題なさそうだと思いますが…。
ローヌのガントランディーの『ル・デヴェス』も2008年にヴィンテージが変わりましたから比べて見るのも一興?
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試飲会への御来店ありがとうございました
Aug 01, 2010 by toshiaki |暑い暑い中、まずはシャンパンですよね(笑)。
ウェルカムはJ.ラサールの『プレファレンス』。バランスが良く泡もしっかりしています。ある意味完璧なスタイルです。ハーフサイズだったこともありますが、口栓の金具を外して立て、ナプキンで掴もうとする前にコルクが天井に命中!ビックリしました(笑)。でも全く吹きこぼれがないのに二度ビックリ。やはり5気圧以上のガスがしっかり溶け込んでいるのを実感しました。
一番乗りのWさんご夫妻のご主人がしみじみと「シャンパンを飲むと幸せを感じる。」とおっしゃってたのが印象的でした。
J.ラサールの『プレファレンス』はもちろん美味しいシャンパンなのですが、昨日のように暑い折、一番力を発揮しますね(笑)。ワイン自体の旨さや味わいの特徴を越えた美味しさを感じていただけたみたいです。TPOは大事ですね(笑)。
さてベガレッリのランブルスコ・ディ・ソルバラ2008年です。
「うーん。私はソルバラ初めて飲みましたが、他のランブルスコと比べると自然で良いですね(笑)。作り物っぽくないよね。」筋金入りのワインアドバイザーのKさん。
私曰く「ベガレッリのランブルスコは筋子に合うんですが、他のランブルスコだと合わないんですよ(笑)。もちろん生ハムには合いますが…。」
家内曰く「ベガレッリのランブルスコは極上の本物の生ハムにピッタリですよね。」
美食家のOさん「今日マグロを頼んだんだけど、マグロと相性はどうかな?」
ちょうどイタリアレストランのギャルソンTさんがおられました。Tさん曰く「そーですね。香草をちょっとまぶして表面を少しだけあぶって、鍋で詰めたバルサミコをかけて召し上がると良いと思います。」
さすがプロ!ベガレッリのランブルスコにしっかりとリンゴ酸が入っていることを見逃しません。
さて次ぎはスペインのスーパーコストパフォーマンスワイン『トーレ・オリア2005年』です。
「えっ!なんでこんなに安いの?」
「こりゃ値段に騙されるね(笑)。」
「この値段でこんなワイン買えたら、国産ワイン売れっこないよね。」
「このワインってスペインスタイルなんですか?」
訂正させていただきます。最初のテンプリーニョの印象はとてもらしい味わいでしたのでスペインスタイルと説明しておりましたが、後半になって果実のアロマが明瞭さを増してボルドーのような佇まいを感じました。やはりバリックで熟成した意味が味わいにありました。見落としてました。スミマセン。
本日のトップセラーになりました(笑)。
さてバジリウムの『アリアニコ・デル・ヴルトレ2005年』です。皆さん2004年も飲まれてますからその評価は?
「柔らかくてイイよね~。しかも深い!」
「2004年より力強いね。まだ熟成しそうだね。」
「あと何本あるんですか?バジリウムってもうないんでしょ?」
そーなんです。我々としても沢山売りたいワインなのですが、在庫するにも限度がありますので…。精一杯抱えようとは思いますが...…。何分資本力が…。無くなってもお許しを!
そして久しぶりのブルゴーニュ・ピノ・ノアールです。ロシニョール・フェヴリエの2008年です。実は、これって中身はヴォルネイなんです(笑)。
「ピノ・ノアールって派手でイイなぁ(笑)。」
今日はポンティカ系のワインが続いてますから、ピノ・ノアールの鮮烈なアロマが引き立ちます(笑)。
「色は濃くないけど、味わいがしっかりハッキリしてて旨い!」
「ピノ・ノアールってなにものにも代え難い品種ですよね(笑)。」
私曰く「2008年のブルゴーニュはバラツキがあるので、お買い得なワインを見つけるのが難しいです。また円高といってもブルゴーニュはあまり下がりませんね(笑)。」
さて最後はイタリア、ヴァレ・ダオスタの新星エリオ・オッテンの『フメン2008年』です。
「えっ!」
皆さん言葉を失うインパクト(笑)。
私曰く「梅干しみたいでしょ(笑)。」
「メルロはプラムだけど...、こんなには酸が無いはず...。でもとんでもなく深い!植物のような複雑なニュアンスもある!」
「こんなワインあるの?」
私曰く「私もヴァレ・ダオスタのワインは初体験なのですが、彼の地でも一般的なワインではないですね。まだ瓶詰めを始めて二回目のヴィンテージですから。」
「でも梅肉を使った料理なんか合うかも、そうすると和食にもイイかも?」
私曰く「プロの料理人に意見を聞きたくなるようなワインですし、食べ合わせのインスピレーションをかきたてられますね。」
しばらく時間がたつとハイビスカスや薔薇などの香りが増し、液体に粘性が増してきます。でも試飲会の時間内には全体像は解りません。
「このワイン熟成するとどうなるんですか?」
私曰く「どうなるか解りませんが、熟成の果てまで知りたいワインです(笑)。少なくとも熟成しない訳はありません。」
「酸とかタンニン、エキス分の量がハンパないにもかかわらず、無理なアルコール分が感じられない、とんでもないポテンシャルを秘めています。」
ワインの多様性を思い知りました。
暑い中足を運んでいただきどうもありがとうございました。
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したたかなほど上手に出来ています
Jul 24, 2010 by toshiaki |うーん。
したたかなほど上手に出来ています。安定したレベルの高さはピカイチです。
ベガレッリはまさに手作りの良さ全開ですが、その分コストがかかります。ですからコンチェルトよりは高くなってしまいます。でも瓶内二次発酵で、アルコール分調整はほとんどしないプリミティブなつくりのベガレッリのランブルスコは魅力がありますね。
価格差も理解の範疇内ですから、良心的的です。他の銘醸ワインのように毒されてないし、背伸びもしないところに好感がもてますね(笑)。
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アリアニコ・デル・ヴルトレ2005年
Jul 20, 2010 by toshiaki |崩れませんね(笑)。抜栓後、暑い我が家のテーブルの上に立てて置いているだけです。ワインにすれば拷問を受けているようなものです。(ゴメン。わざとじゃないんだよ。君の力量を計る為なんだから)
素晴らしいワインです!
崩れないばかりか、ちゃんとアリアニコらしい味わいが柔らかくなりこそ、その佇まいは威厳を感じるほど。
アリアニコこそ世界遺産に指定すべきブドウ品種であると妄想にかられる私(笑)。
じっさいにはなかなか美味しくてお手軽なアリアニコには当たりません。とはいえ美味しいアリアニコに当たることは美味しくて安いスーパートスカーナに出会うことよりは簡単と、本気で考えている私は異端児でしょうか?
だって目の前にありますから(笑)。
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