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昨日はこの前サンプルとして取り寄せたアンドレ・ボノームのヴィレ・クレッセの一番良いワインを飲みました。良作年の2005年ですから、嫌でも期待は高まります(笑)。
驚くほど濃厚で、柔らかな緻密さはさすがです。香りの中心はトロピカルな柑橘類と桃やアプリコット。やや暖かみを感じます。それはトコトン低収量でつくられたワイン。緩さがなく、スケールの大きな奥行きがあります。
うーん!
ヴィレ・クレッセの立役者と高く評価されるだけあります。マコンのワインですから、コート・ドールのシャルドネのようなタイトな酸はありませんが、チャラいブルゴーニュの白は平伏さなくてはならない出来のワインです。
明らかで明瞭な特徴があります。マコン最良の白です。
いまではマコンもブルゴーニュのアペラシオンに入りますが、やはり別物と考えた方が良いですね。そうしないとヴィレ・クレッセの必然性が無くなってしまうような気がします。
ヴィレ・クレッセの認定とマコンがブルゴーニュに組み入ったことはま逆の行為であった感を強く感じました。このねじれが将来のマコンの足を引っ張らなければ良いのでしょうが。ラベルにブルゴーニュと書ければ売れるには違いありませんが、短絡的です。
マコンはマコンたるべきだと、思いたらしむアンドレ・ボノームのワインでした。