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まずはマスキュー定番の白!
〇ピノ・グリージョ オーガニック 2016年 カーサ・ヴィニコラ・サルトーリ
イタリア 白 ヴェネト デッレ・ヴェネツィアI.G.T.750ml 972円税込み
「マスキューさん。この白ワイン沢山飲みましたよ(笑)。」
「ひたすら爽やか(笑)。濃いワインはたしかに美味しいけど、そんなのばっかり毎日飲めないよね(笑)。」
「飲みやすさと清涼感を求めるとすれば、
あと価格を考えると絶対これイイよね(笑)。」
「ガスの抜けたラムネっぽさは昭和の味(笑)?親しみ感じるんだよね(笑)。」
「これ、薄いっちゃ薄いし、軽いっちゃ軽いんだけど(笑)、ギリギリ美味しく飲めるレベルですよね(大爆笑)。」
私「そーなんですよ(笑)。この価格帯で美味しく飲めるワインって少ない(笑)。」
「あー!972円!2000円出してお釣りがくるかなって思ってた(笑)。」
家内「これから暑くなると我が家の冷蔵庫には必ず1本入れてあるマスト・アイテムです(笑)。」
「この値段で代わるものがないんだよね。」
「マスキューさん。この価格でオーガニックなんですね?」
私「わりと尽力しています(笑)。まあ、コストを考えると渾身のオーガニックではないと思いますが(笑)。」
「このライムの香りは品種の特徴なんですか?えーとピノ・グリージョでしたっけ?」
私「このライムの香り特徴的ですよね。清涼感が表現できていますよね(笑)。ただしこれは葡萄が完熟する手前で収穫した結果です。アルコール分は12%とやや控えめです。」
家内「ピノ・グリージョってアルコール分が上がりやすく、出来るワインもファットになり勝ちです。これはそんな特性とは真逆の作りです。ヴェネトの文化を感じますよね(笑)。」
「あと、ちゃんと旨味もあるんだよね。」
私「でも品種の特徴の香りはあんまり感じません(笑)。もともと明瞭な香りの特徴がない品種です。」
「マスキューさん。売ってて悪口言っちゃダメですよ(笑)。」
私「いやいや失礼しました(笑)。まあ、本当のこと(笑)。正確には旨味とボリュームが出やすい品種です。」
「この価格だったら文句はないです(笑)。」
「そうそう、程好い薄旨さなんだよね(笑)。」
私「ピノ・グリージョを軽く仕上げながらも、ワインとしての特徴をしっかり出している点宜しいかと(笑)。」
「マスキューさん。これってビール代わりにも飲めるし(笑)、サラダやパスタなんかだったら何でもオッケー(笑)!」
家内「使い勝手がイイんです(笑)。」
今回唯一のフランス・ワイン。マスキューお馴染みのドメーヌ・バサックのルイさんが造るカベルネ・フラン100%の赤ワイン。待ちに待っておりました!
●カベルネ・フラン 2016年 ドメーヌ・バサック フランス ルーション 赤 コート・ド・トングI.G.P. 750ml 1749円税込
「マスキューさん、『ジュテーム』の生産者のワインですよね?」
「ジュテーム 愛 愛ですな(笑)。」
「セクシーな女性のラベル え~と。あそこにあるヤツ(笑)。」
家内「南フランス ラングドックの生産者です。セラーに貼ってある写真の人です(笑)。」
「へえー。親日家なんですね。」
私「日本に自分のワインを飲ませるお店を始めるとか(笑)。一生懸命な方ですよ(笑)。」
家内「何よりこのドメーヌ カベルネ・フランがとても美味しいのです(笑)。フラン好きの私にとっては嬉しい限り。」
私「シラーなんか作らないでカベルネ・フランこそを一生懸命造ってくださいと催促した甲斐がありました(笑)。」
「どれどれ(笑)。あっ、ふっくらして美味しい!伸びやかで素直(笑)。」
「飲みやすい!でもそれだけじゃない。」
私「果実味が真っ黒になっていないんですよね(笑)。」
「それって南フランスのワインに有りがち(笑)。とにかく濃いには濃いけど(笑)。」
私「濃ければイイ訳じゃない(笑)!」
家内「プルーンやブラック・ベリーの果実味なんですが、どんな品種もそうなる(笑)。でも、これは明らかにカベルネ・フラン!えっへん(笑)。」
「ロワールじゃないけど、たしかにカベルネ・フランの味と香りだよね(笑)。」
「南フランスでもカベルネ・フラン造ってるんですね?シラーとかグルナッシュなんかメインですよね。」
「そう言えば南フランスのカベルネ・フランってあまり聞かないよね。カベルネ・ソーヴィニヨンはよく見るけど(笑)。」
私「こうしてフランとソーヴィニヨンを比べると、フランの方が適していると思うのですが…。」
「なんでもカベルネ・ソーヴィニヨンと書いてあれば売れるからだな(笑)。」
「前の試飲会で出たクーリーのシノンみたいにスパルタンじゃないけど、これはこれでカベルネ・フランとして美味しい(笑)。」
「広がりが凄く良いですよね。アルコール分の高さは感じますが柔らかな膨らみと広がりの美しさでカバーしている。」
家内「いわゆるビオの認証も取り、よりオーガニックを追及しています。進化してますね(笑)。」
「南フランスの良さも感じる。」
さてさて、今回のメインテーマ イタリア北部アルト・アディジェのケットマイヤー祭りの始まり始まり(笑)!
〇ピノ・グリージョ 2016年 ケットマイヤー イタリア アルト・アディジェ‐ジュートチロルD.O.C. 750ml 1980円税込
私「本日の試飲会の一番目にお出しした軽くて飲みやすいワインと同じ品種でございます(笑)。」
「えー!これ一番目と同じ品種なんですかぁ(笑)?」
「おー、濃くて強くて甘い(笑)。この甘さは何ですか?ベタつかない甘さですよね
?」
私「この甘さは残糖分ではありません。グリセリンの甘さかと。」
「アルコール分はいくつですか?」
家内「13.5%です。アルコール分以上に甘く感じますよね(笑)。」
「何故ですか?」
私「基本グリセリンはアルコール発酵の結果生成されます。ですからアルコール分が高いほどより多く発生すると言われています。これは個人的な感覚なのですが、あと寒暖差も影響するような気がします。より寒暖差の大きな葡萄産地ではよりグリセリンが多くなるような気がします
。」
家内「あと品種の特性も加わるかもしれません。ピノ・グリージョは糖分が高くなり勝ち。この後のシャルドネより0.5%アルコール分が高いです。ですからこの分より甘く感じます。」
「甘くも感じますが、酸味も強いですよね
。これは品種の特徴ですか?」
私「多分マロラクティック発酵をコントロールしてると思いますが、それにしても酸が強いですよね。」
「青リンゴっぽさがダイレクト(笑)。これも酸ですか?」
家内「はい。リンゴ酸ですね。」
「あと旨味がものすごい(笑)。なんて言ったらイイかな…。ちょっと日本酒的(笑)?」
私「さすがですね(笑)。ピノ・グリージョって出汁っぽいですよね。開けてからしばらくしてリンゴ酸が落ち着いてくると出汁(笑)。ちょっと椎茸っぽくもあります。ですから日本人好みではあるかと(笑)。」
「私椎茸嫌いだから日本人的じゃないのかな(笑)?」
私「いえいえ。そんなことないですよ(笑)。」
「このワインで大間のマグロ食べてみたいな(笑)!」
「寿司屋さんにあると重宝かな?」
私「はい。似たピノ・ブラン種で造ったワインも同様です。」
「あんまりマリアージュ考えなくても楽しめそう(笑)。」
「日本酒的な飲み方も出来そうですね(笑)。」
「このワインも花や果物の特徴的な香りはしませんよね。一番目と同じなのかな(笑)?」
私「左様かと。」
「なるほどね。だから和食に合わせやすいんだ!」
私「お寿司やさんでお寿司を食べて、これを飲んで口のなかをリセットして、また違うネタを食べる。日本酒的ですよね(笑)。」
家内「お寿司をレモン醤油で食べるならマリアージュもバッチリですよ(笑)。」
「ハードタイプのチーズ噛りながら飲んだらバッチリ合いそう(笑)。」
家内「マリアージュとしては完璧!」