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昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
金曜日は暑かったのでボツボツのご来店でしたが、その分土曜日に集中(笑)。まあ、汗を拭うようでもなく過ごしやすかったです(笑)。ようやくワイン飲みたいスイッチが入りましたね(笑)。
○リゾーロ フリザンテ セッコ N.V. ザルデット イタリア ヴェネト 微発泡性白 王冠 750ml 1508円税込
「マスキューさんコレってプロセッコではないのですか?セパージュはグレーラですよね?」
家内「プロセッコはタンク内二次発酵ですが、コレは瓶内一次発酵です。」
「瓶の中で発酵させるのですか?」
私「はい。一次発酵終了間際で瓶詰めしているようです。ですから澱引きはやっていませんので、ちょっと濁ります。」
「へぇ~。あの手この手かな(笑)?」
私「まっ、まっ、お試しを!」
「あっ!すごい辛口(笑)!」
私「ベリー•ベリー•ドライでございます(笑)。アルコール耐性が強い酵母を使っていると思います。」
「何故こんなにドライなのですか?」
家内「通例泡を作る場合、瓶内もしくはタンク内で糖分添加して泡を作りますが、このワインはそれをしていません。ですからアルコール分も11%と控え目です。」
「凄くドライなんですけど、ほんのり旨いんですよね。すべてが控え目なんですけど足りなくはない(笑)。」
「とても綺麗なフルーティーさ。透明感があるから際立つかな(笑)。変に詰め込まないのがイイ(笑)。」
「逆に泡も強くないのがかえって良いかな(笑)。優しさが逆に際立つ(笑)。面白いアプローチですよね(笑)。日本人好み(笑)。」
私「泡は2気圧程度なのですが、中からじわじわ出てきます。翌日になると見た目は泡立ちませんが中からじわじわ出てきます(笑)。とても優しいんですよね(笑)。」
「シャンパンみたいにしっかりした泡も良いけれど、コレはコレで良いんだよね(笑)。ケース•バイ•ケース(笑)。」
家内「オデンなんか合いそうですよね(笑)。」
「綺麗な旨み…、和食っぽいよね(笑)。」
「出汁っぽいよね(笑)。」
「お寿司!鯖の押し寿司!もちろんガリは必須(笑)。」
「コレ絶対にガリに合う(笑)!」
「ちゃんとグレーラらしい桃っぽさはあるけれど、ピンとした酸があるから全然くどくない(笑)。泡って温度が上がると糖分の影響で重甘くなるけど、コレにはそれがない(笑)。」
「コレ、香りも強くないし…、かといって薄くはないんだよね。」
「甘さがないのと、香りが強くない。お寿司屋さんの定番であったらイイですね(笑)。カウンターで光り物を食べながらこのワインを飲む!カッコいい(笑)!」
私「『孤独のグルメ』状態(笑)。いや、一人『ダンチュウ』状態ですよ(笑)!」
○❴限定品❵タルパカ N.V. アジェダ・アグリコーラ・カステッロ・ディ・ステファナゴ イタリア ロンバルディア 白 ヴィーノ•ビアンコ 750ml 2480円税込 スクリュー•キャップ
「おっ、可愛いラベルですね~(笑)。アルパカ?」
「凄いね(笑)。今流行の無添加ワインですか?」
私「こん生産者ステファナゴはもともとそれを目指しているようで、変なラベルを貼られるのが嫌なようです(笑)。十把一絡げにされるのが嫌みたいです(笑)。」
家内「貴族の家系なのでそこら辺のプライドと言いましょうか…、矜持があります(笑)。」
「畑で葡萄を齧っているような気になる(笑)。」
「目を瞑ってこのワインを飲むと、畑に瞬間移動(笑)!」
「広がり余韻…、フレッシュ•ネス…、どれも凄く大きい(笑)。圧倒的(笑)。」
「完熟してますよね(笑)。雑味もないし。とても甘く感じるけどベタつかないし…。辛口なのかしら(笑)?」
「マスキューさん!前に女性のラベルのナチュラル•ワイン扱ってましたよね。それに似てますよ(笑)。好きだったんですよアレ(笑)。」
私「アレはオーストリアのミューラー•グロース•マンが作る『ビー•ナチュラル』でございます(笑)。このワインをティスティングしたおり、『ビー•ナチュラル』のファンの方々のお顔が走馬灯のように私の頭を駆け巡りました(笑)。」
家内「『ビー•ナチュラル』マスカット•オットネルでマスカッティー(笑)でしたが、これは柑橘系のモヤモヤたっぷりの香り(笑)。」
「オレンジ•ワインってモヤモヤしてるよね(笑)。」
「甘いけどドライ(笑)!」
私「安納芋みたいな甘いニュアンスありますよね(笑)。」
家内「揚げたてはとんでもなくフルーティーで甘く感じますが、丸一日経つとドライさが引き立ちます(笑)。」
「アルコール感が無い(笑)。ジュースみたいにスイスイ飲めるけど、水っぽさは微塵もない。完成形なんだろうな(笑)。」
「アルコール分が7%くらいで瓶詰したワインみたいな感じはするけど、アレとは違うんだよね。アレは半製品でコレは完成品かな(笑)。」
「マスキューさん!コレってオレンジ•ワインとは違うのですか?」
家内「実はオレンジ•ワインと同じ作りです(笑)。でもオレンジ•ワインと括られるのが嫌みたいですね(笑)。」
「なるほどね(笑)。流行りでワインは作ってない!ってことかな(笑)。」
「見た目色は濃いし、澱もあるし、オレンジ•ワインだよね(笑)。」
「店長!このワイン、もともとの良さ全開ですよね(笑)。ところで葡萄品種はブロンナー?
聞いたことがない品種ですよね。イタリアは品種が多いから知らない地場品種ですか?」
家内「交配品種なのですが一部アムレンシス種が交雑しているようです。気候や環境変化に対応できるような準備のようです。」
「交配と交雑って違うのですか?」
私「基本ヨーロッパのワインはヴィニフェラ種と呼ばれる黒海沿岸が原産の葡萄です。氷河期の終わりに広かったものです。あと別に氷河期以前に遡るアムレンシス種(山葡萄)やアメリカ原産のラブルスカ種が有名です。ヨーロッパではラブルスカ種が移植されてフィロキセラ禍が発生して全滅した苦い歴史があるので、基本ラブルスカ種はご法度です。」
家内「ただし、ヴィニフェラの欠点であるカビの耐性の弱さを補うのがアムレンシス種やラブルスカ種なので何代での交配を重ねることでこれらの欠点を薄め、より耐性のある品種を作る交配交雑が行われています。特に環境の厳しいドイツが率先してます。」
「日本の甲州やマスカット・ベーリーAはどうなんですか?」
私「甲州はヴィニフェラの遺伝子が強いようです。マスカット・ベーリーAは生食•ワイン用を目指したハイブリッド種です。近年はアムレンシス種との交雑種が良い結果を出しているので
そちらが伸びますね。」
「このワイン、限定販売となってますが?」
家内「もともとステファナゴのラインナップとしても実験的なリリースだったようです。あと最初の価格設定が高かったので売れ行きがイマイチ(ゴメンナサイ)。4000円ほどだとちょっと難しかったようです。」
○❴ 限定品❵フット•ヒルズ•シャルドネ ドメーヌ•ザフェイラキス 2021 ギリシャ 白 P.G.I.ティルナボス 750ml 2480円税込
「おっ!立派なシャルドネの味わいですな(笑)。ホントにギリシャ産ですか(笑)?」
「色も黄金色。高級そう(笑)。」
「凝縮感…、長い余韻…、旨味。こりゃ凄いね(笑)。」
家内「アルコール分は12.5%と控え目に仕上げています。」
「へぇ~、もっと高いと思った(笑)。」
「場所だってギリシャ本土の暑いところだしね(笑)。この点明らかにギリシャらしくない(笑)。」
「マスキューさん!先月の試飲会で出したギリシャ•ワイン凄くギリシャっぽくて美味しかったんですが、アレもたしかアルコール分は12.5%でしたよね。」
私「モスコフィレロですよね。アルコール分は同じ12.5%です。よく覚えておられますね(笑)。さすが聡明!アルコール分を抑えるのがトレンドのようですよね(笑)。」
「過熟させないでより酸を残す。→アロマティックになる。この方程式かな(笑)?」
「ラベルには大きく『フット•ヒルズ』カリフォルニアかしら(笑)?」
「でもさあ、飲んでみるとニュー•ワールドではないよね。樽香プンプンのB&○のカリフォルニア•スタイルではないし…。オールド•ワールドだよね(笑)。旨味もしっかりあるしね。」
「樽香を抑えたブルゴーニュ•スタイル(笑)。しっかりシャルドネなんだよね。」
「ちょっとスモーキーなんだけどバランスは悪くない。アプリコットの果実感もあるしね(笑)。」
「燻製した魚に合いそう(笑)。」
「柑橘系のフレッシュ•ネスなんだけど深みがある。」
「バターっぽさ。樽でくっつけたようなバターっぽさじゃなくてもともとシャルドネの持つバターっぽさかな。でもギリシャだとオリーブ•オイル文化圏だからちょっと困る(笑)。」
家内「合わせる油はオリーブ•オイルじゃなくてバターですよね(笑)。」
「魚介類+タルタルソース!」
「デカい海老フライにたっぷりタルタルソースをかける!」
「海老フリャー(笑)!」
私「木樽は酸の角を取ることを目的に使っていますよね(笑)。調べるとオーストリア産のオーク材で作った大樽•大桶を使うようです。凝ってます(笑)。」
「レモン•ピールの香りがして、ちょっと不思議なシャルドネではあるかな(笑)?」
「レタスなんか使ったサラダ良さそう(笑)。アレンジの幅があるから楽しいね(笑)。」
「レモンは必須(笑)?」
「マスキューさん!コレも限定品?」
私「左様でございます(笑)!」