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Written on 2014 07

ワインの酸って何ですか?

Jul 30, 2014 by weblogland |
今日、あるお客様からご質問いただきました。
お客様「マスキューさん。この間の試飲会楽しかったです。ありがとうございました。ところでワインの酸って何ですか?」
私「様々な有機酸です。例えばリンゴ酸や乳酸、アミノ酸系の多くの酸です。」
お客様「それって酸っぱいんですか?」
私「リンゴ酸のように酸っぱく感じるものもありますが、甘かったり、苦かったり、辛かったり、味がしなかったり様々です(笑)。」
お客様「マスキューさんが『酸がある。』って言うのは酸っぱさが強いと言う訳じゃないんだ(笑)?」
私「はい(笑)。ワインが濃くて詰まっている。うーん。水っぽくないと言えば良いかと。」
お客様「ワインの濃さって渋味の濃さ タンニンの濃さではないんですか?」
私「もちろんタンニンも重要なんですが、酸の多少はワイン自体の生命力に関わってきます。品質の決定要因と言っても良いかと。」
お客様「酸の多少ってどうやって見極めるんですか?」
私「訓練ではありますが。例えば先日の試飲会でロゼのフリザンテとシャトーヌフがありましたが、どちらが甘く感じましたか?」
お客様「あのフリザンテかな、ちょっと甘くて飲みやすかったかな。3本買っちゃいましたよ(笑)。」
私「ありがとうございました(笑)。フリザンテは残糖分がはっきりしていましたよね。でも残糖の量はシャトーヌフも同じくらいだったんですよ(笑)。」
お客様「そうだったんですか?たしかにシャトーヌフも甘くは感じましたが、糖分とは違った甘さでした。濃さから来る甘さとでも言えばイイのかな。」
私「シャトーヌフの残糖の甘さは酸でマスキングされていました。」
お客様「あれが酸ですか!解りました(笑)。奥が深いんですね。」
私「一度酸に気がついたら、あとは意識しながら飲む繰り返しをすれば自然と解りますよ(笑)。」

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ブルゴーニュの雹害は深刻のようですね

Jul 10, 2014 by weblogland |
先日のブルゴーニュの雹害は深刻のようですね。被害を受けたところは収穫の半分は失ったようです。酷いところは80%やられたようです。先日のブルゴーニュ試飲会でフランス人のパネラーが言っていました。
うーん。
言葉を失います。
被害はボーヌ中心とは言え深刻です。
他の産地の作柄も気になっていたところ、今日ボジョレーの情報が入りました。ボジョレーはこれまでイレギュラーなく来ており、収穫は9月の頭頃になりそうだとのこと。このまま行けば収穫量は増えそうなので、グリーン・ハーベストをしっかりやる必要があるとのことでした。
ちょっとホットしました。
葡萄は開花から100日くらいで収穫されます。大体が6月から7月にかけて開花しますから、9月から10月に収穫を迎えます。この100日が勝負です。葡萄自体の良さを決める大事な時期です。
惜しむらくは絶対量が望めないボーヌの生産者のワインが、伝説的なヴィンテージとなることを祈らずにいられません。量が少なくても、質が高ければ高い値段でも売れます。(限度がありますが…)
こんな時、ボーヌだけでなくニュイにも畑を持つ比較的規模の大きな生産者は強いんですよね。持つ者と持たざる者の差が出てしまいます。こんな時こそ互助の精神や政治の力が必要なはずです。

収穫の大半を失って途方に暮れる人間を助けるのは当たり前です。

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冷やして美味しい赤ワインを捜しています

Jul 08, 2014 by weblogland |
いやー、今日は暑かったですね。まだ暑さの耐性が出来ていないから、ひとしお暑かったですね(笑)。
ところで、今私は冷やして美味しい赤ワインを捜しています。毎年この時期になると捜していますから、従前のラインナップの中には幾つかあるにはあります。でも、新しく捜したものも入れてみたい!
そんな中、今日はブルゴーニュの試飲会に行ってきました。もちろん冷やして美味しいピノ・ノワール捜しです(笑)。冷やして美味しいピノ・ノワールってある意味鉄板なのですが、いかんせん高い(笑)。どれも美味しいワインばかりでしたが、これこそ!というものはありませんでした(残念)。安くて美味しいピノ・ノワール自体がありませんから無理ないことですか?
うーん。
困ったなぁ。
ピノ・ノワールと限定せずに考えれば良い!フレッシュな酸があってタンニンが軽い、しかも薄くなくてエレガントなワイン。最近私が捜している薄旨いワインとでも言えば簡単かな?
でも、実際には見つからない(笑)。笑い事じゃなく真剣に捜しているんですけどね…。
良いのがあったらコッソリ教えてくださいね(笑)。

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メールによるとブルゴーニュのボーヌ辺りで雹害が発生

Jul 02, 2014 by weblogland |
昨日、狛江のワイン・ラヴァーKさんからメールをいただきました。
メールによるとブルゴーニュのボーヌ辺りで雹害が発生したとのこと。ほんのわずかな時間に一気に起こったらしいです。
これで3年連続!
まずいなぁ。
心配で詳細を知りたいところ、あるインポーターさんから情報が入りました。
特にポマール、ピュリニー、ヴォルネイ、ムルソーの被害が大きいとのこと。
生産者からの情報なので確かかと。

うーん。

先日の三鷹のような雹がふったら全滅の危険性があります。たしか1991年のボーヌも雹害をうけて全くワインを造れなかった生産者がいました。そんな中、ほんのわずかしか出来なかったワインの旨さに感動したことを思い出しました。
ワインの品質はその後の努力で目を見張るものがありましたが、あまりに数が少ないと話しになりません。さらに悪いことに2011年を100%とすると2012年は60%、2013年は80%くらいの収穫しかありませんでした。この時期に雹にやられると収穫量は回復しません。粒のような小さな果粒に雹が当たればダメージは深刻です。もう生えてきません。
3年連続となると、ワインのストックを沢山持っている余裕のあるドメーヌでもキツい。ましてやストックをほとんど持っていない新興ドメーヌなどの小規模生産者が気になります。
ワインの価格が高くなるのは必至ですが、高すぎて売れないこともあります。特に無名のドメーヌが心配になります。

祈るのみです。

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