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桝久 試飲会リポート 後半 201809

Oct 01, 2018 by weblogland
●シャトー・ド・ヴォージェラス レ・プリウール 2015年 フランス ラングドック コルビエールA.C. 750ml 1450円税込み
「おっ!これはアルゼンチンのマルベックと比べるとグッと甘い(笑)。」
「高そう(笑)。」
「でも飲みやすい(笑)。かといって軽くはない(笑)。」
「南フランスらしいけど、力ずくじゃないね(笑)。」
「樽の香りも過剰じゃない。全体にたっぷりしてるしイイね(笑)。」
「マスキューさん、ラングドックのグラン
・クリュってこんな感じですか?」
私「う~ん。難しいですね(笑)。シャトー・ド・フォンデュースなんかその範疇ですが、バランスが良い点似てると言えば似てるかな(笑)。」
家内「このワイン全体が整っているんですよね(笑)。」
「セパージュも特別な感じしませんよね?

私「グルナッシュ、シラー、カリニャン、ムールヴェドル、ですから王道(笑)。」
「安い南フランスのワインってカリニャンがチープなんですよね(笑)。でもそれがない(笑)。」
私「そーなんですよ(笑)。カリニャンって多くとれますから、水増しに使うことが多々あります(笑)。」
家内「真面目に造ったカリニャンはスモモの香りがして美味しいんですけどね(笑)。

「チョコレート食べながら飲むと美味しいですね(笑)。」
「クオリティー高いですよね(笑)。」
「ラングドックでもこのレベルだともっと高いですね。」
「『レ・プリウール』って書いてありますけど畑名ですか?」
私「このワイン、実は協同組合のものです
。ただ飲んだ感じでは、適当に混ぜ合わせたものでは無いようです(笑)。元詰め品ですから組合員の特定の個人所有のものだけで造った可能性があります。」


●ジゴンダス 2015年 テラス・ド・モン・ミライユ アラン・ジョーム フランス ローヌ 赤 750ml 3425円税込み
「前のコルビエールをさらに濃くした感じ
(笑)。かなり高級ですね(笑)。」
「あー、うっとりする(笑)。美味しい!」
「これもコルビエールに似てますが、セパージュは何ですか?」
家内「グルナッシュ、シラー、ムールヴェドルです。カリニャンが入っていないだけです。」
「なーるほど(笑)。でも倍位濃い(笑)。」
私「ジゴンダスと言うよりシャトー・ヌフ・デュ・パフに似てますね(笑)。」
「それってどういうことですか?」
私「ジゴンダスのグルナッシュはかなり標高の高いところで栽培するのが特徴で、
ピノ・ノワール的な味わいになります。
このジゴンダスはそれほど標高の高いところで栽培していないような気がします。パフのようにヘビーさが全面に出ているワインだと思います。」
「なるほど!今パフ凄く高いよね。それ考えるとお買い得かな(笑)。」
家内「まあ、パフの大物と比べると格は落ちるかも知れませんが、普通のパフが5,000円以上することを考えると、このワインに意味が出てくるかと(笑)。」
「マスキューさん、今やジゴンダスだって4,000円以下のものがなかなかありませんからね(笑)。パフに引っ張られて価格が上がってるみたいですよね。」


●ヴァルテリーナ・スペリオーレ『サッセーラ』リゼルヴァ 2005年 バルジェラ 
イタリア ロンバルディア 赤 ヴァルテリーナ・スペリオーレD.O.C.G. 750ml 4628円税込み 
「これかぁ。美しいヤツ(笑)。」
「あー!香りが物凄い!」
「う~ん。熟成したネッビオロはホントに美味しいね(笑)。」
「熟した赤い果実や花の香りが整然と渦巻いてる(笑)。とにかく香りがスゴい。舌触りも優しくてイイね(笑)。」
「揮発性の化学的な香りもありますね。」
私「はい。それに香りが乗って漂います。
ただし、化学的なニュアンスが強すぎるとマイナスですね(笑)。」
「これってバローロと同じ品種なんですか
?」
家内「はい。」
「でも、こんなバローロ飲んだこと無いですよ(笑)」
家内「バローロでもこれほど見事に熟成した香りを楽しめることは稀です(笑)。」
私「特に今風の早飲みのバローロではこうはいきません(笑)。クラシックな物だと途方もなく時間がかかります。」
「マスキューさん、これだって13年かかってますよね。」
私「はい。それでもバローロよりは早いです(笑)。」
「何故ですか?」
私「バローロより冷涼な産地ですから、アルコール分が12.5%と低めです。この分生命力では大柄大物のバローロより落ちます。」
家内「以前試飲会でご紹介したのが1998年のヴァルテリーナです。これはそれより上のランク スペリュール・クラスのものです。」
「『サッセーラ』とラベルに書いてありますが、これは?」
家内「ヴァルテリーナ・スペリュールは尾根の上の日当たりの良い場所、通常のヴァルテリーナは谷の畑となります。指定されている幾つかの丘陵の尾根の上の部分に畑名がつけられている訳です。」
私「日本に入っているのは『サッセーラ』
くらいかな。こんな山間部の産地ですから生産量が少ないので流通しにくいワインです。」
家内「あとこの生産者のユニークなのが、
ワインを樽に入れたまま保存します。注文が入ると瓶詰めして出荷します。ですから瓶内に澱がありません。」
私「飲み頃で出荷されますからコルクも安っぽいし、瓶も熟成用の重いものではありません。安っぽい(笑)。」
「なるほど変に見栄張らないんだ(笑)。」
「見栄張る分高くなる(笑)。バローロなんか立派な瓶だけどね(笑)。」
「バローロばかりがネッビオロじゃない(笑)!」
家内「私はゲンメとかヴァルテリーナのようなネッビオロが好きなんです(笑)。」
私「夫婦でヘソ曲がりなんです(笑)。」

天候不良の中、わざわざのご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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