今朝の新聞のコラムでワインの原材料表示について書かれていました。
「日本のワイナリー観光土産で買ったワインが外国産なんてことにご注意!」たしかこんなことをいっていました。
前にブログで書きましたが、外国産の原料(ブドウ、ブドウ濃縮果汁、ワイン)を使っても日本国内産をなのれます。
食肉業界に似た表示がワインでもおこなわれています。
それでも一昔前は、外国産原材料を使ったことすら表示されませんでしたから多少は進歩したようですが(笑)。
結局酒造業界に表示規定を行政が丸投げしたのが原因です。
もちろん行政の監督官庁が国税局であることがそもそもの間違いなのです。国税局からすれば、要は酒税さえ徴収できれば良いだけの話なのです。それと酒造業界の中心の日本酒メーカーの圧力が一番の原因です。(新聞にはかいていませんが)桶買いの慣行、や原料米の政治干渉、添加物の表示目こぼしなどなどまだ古い体質から抜け出せません。
ですから国際基準の酒造法を日本につくったら、間違なくなく日本酒は売れなくなるという酒造業界の恐怖が一番の原因です。
ただでさえ売れないのにこれ以上売れなくなったら死活問題になるのです。
それゆえワインの表示がへんてこりんになってしまうのです。
日本酒にも外国ワイン並の規定を適用したくないのが酒造業界の本音なのです。
まあ、このままいっても日本酒業界は落ち目に違いありませんから、思い切ってもう隠すことを止めるべきです。
そうすれば海外市場も開けるし、ビジネスチャンスは広がります。
日本国内だけに市場を頼っても無理なのですから。
逞しいヨーロッパのワイン商人を見習って欲しいですね。
それ以外道はありません。
これこそ政治が力を発揮するべきところです。
酒造業界内部だけに責任を押し付けていても改革は無理です。
でも野田聖子さんじゃあね。
志のある政治家いませんかね。
Written on 2008 10 17
ワインの原材料表示
Oct 17, 2008 by toshiaki |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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