昨日は大雨の中御来店いただきどうもありがとうございました。
「今日はこんな天気だからダメだろうね。」家内とガッカリしていましたが、皆さんの御来店に励まされました。
中にはわざわざ行けない所以お電話下さる律義な方もおり、家内共々感謝感謝です。
まず一番手のブルゴーニュ・マルサネ・ピノ・ノアールのロゼです。
最初の口当たりはチェリーやフランボアーズがリキュールのように凝縮した香りでとても新鮮でした。
「いいねぇ、昼間から飲みたいなぁ。」
「あんまり冷やさない方がいいみたい?」
「何に合わせると良いでしょう?」
「そーですね。スパゲティ・カルボナーラなどの卵やクリームを使った料理とは相性が良いですね。」
「あとマヨネーズもバッチリですね。」
「じゃあサラダにもOKですね。だったら重宝に使えそう~。」
考えて見るとピノ・ノアールでつくったロゼワインですから、贅沢なのです(笑)。真っ昼間からこんなワイン飲めたら気分はブルジョワ(笑)?
ただこのワイン数が少なくホームページにはアップできませんでした。
スミマセン。
次のソーミュール‐シャンピニーは「あっ、美味しい。これ好き!」
フランボアーズの香りが女性に大うけでした。
「血や鉄などのミネラル感が特徴的なワインですから、鰹なんか相性が良いですね。醤油にニンニクをすり下ろせば完璧です。」
「ジンギスカン鍋もバッチリですね。臭みのあるラム肉も相性が良いですね。」
「醤油とは基本的に相性が良いですから、日本人向きの赤ワインですね。」
「カレイの唐揚げなんかどうでしょう?」
「あーそれ良いかも!レモンたっぷりかけたらきっと美味しいですね。」「考えたら、よだれが(笑)。」
次はポルトガルのテッラ・プラナです。
「うわっ。凄い濃い!」そーなのです。でも濃いだけのワインではありません。
「余韻がすごく長いですね。ちょっと安過ぎません?」
「ポルトガルワインって普通にこんな凄いワインがつくられてるとしたら、ニューワールドなんか目じゃないよね。」
なかには「あー凄い!濃過ぎて私無理…。」という悲鳴も(笑)。
「これで香りがあったらオーゾンヌ並みじゃない。」(ちょっと褒め過ぎ(笑))
今回一番の売れ筋でした。
この強烈な赤ワインの次はラファージュさんのシャルドネ・ノヴェラムです。酸がなくては水みたいに感じるはずです。
「あっ、美味しい!フルーツっぽい。」
フルーツも南のシャルドネにありがちなトロピカルフルーツではなく、アプリコットなどの桃系です。ミネラル感もたっぷりですから「ミュルソーっぽくない?」これもちょっと褒め過ぎ(笑)。
「芯が据わっているみたい、だから安定してる。」
「うんうん、すごくしっかりしてる。」
さすがラファージュさんです。
つぎは南フランスとは対極ロワールのカンシーです。
「うわっ、フレッシュ!リンゴっぽくない?」
「キメ細くて、染み入るよう。」
「蜂蜜の香りがとても綺麗!」
「皮ごとリンゴかじったみたいな味。」
じつは前のワインは2007年ですが、このワインは2005年なのです。熟成したワインなのです。
「へぇー、暖かいところと寒いところではスタイルが違うんですね!どちらが良いとは甲乙つけがたいなぁ~。」
最期がタリケの白ワインです。ようやくのお目見えです。
「香りと濃さが尋常じゃない!」
「花の香り、ジャスミンや栗の花、かなり複雑!経験したことのない味。」
「シャルドネとソーヴィニヨン・ブランが半々だとこうなるのですか?」「私も初めての経験なのです。タリケは天才なんでしょうね。最終的に半々になったというより、はなから半々でつくろうとしたような気がします。」
「普通シャルドネとソーヴィニヨン・ブランはアッサンブラージュしませんよね。そもそもがミスマッチですからね。」
このワインの凄いところはアルコール分が11.5パーセントと低いところにあります。
恵まれない糖度にもかかわらず、ものすごい凝縮感でワインを安定させています。
これこそフランスワインの真骨頂なのです!
まさにグレートワインです。
Written on 2009 04 26
試飲会レポート
Apr 26, 2009 by toshiaki |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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