お客様「もしもし、マスキューさんですか?この前いただいたランスロ・ピエンヌ美味しかったですよ(笑)。」
私曰く「ありがとうございました。渾身のピノ・ムニエお気に召しましたか?」
お客様「私もシャンパン好きで色々飲みましたが、ランスロ・ピエンヌは初めての味わいでした。面白かったですよ。普通ピノ・ムニエは補助的に使われて、あまり味わいには関与しない品種だと思ってたんですが。あんな味わいになるんですね。クリーミーの意味が解りました(笑)。」
私曰く「私もあれほどクリーミーなシャンパンは初体験でした(笑)。面白いシャンパンですよね。」
お客様「ところでピエール・ジモネの『パラドックス』欲しいんだけど、まだあります?」
さすが目ざとい!
私曰く「まだございます。これも面白い良いシャンパンかと。ピノ・ノアールが入っていますが、ブラン・ドゥ・ブランを目指しているかのようです。へんてこりんな言い方なのですが…。ピノ・ノアールが重さに作用しないで香りに作用しているとでも言ったら良いかも…。とても複雑で経験したことのない味わいかと。」
お客様「チャレンジします(笑)。」
私曰く「でも23日の試飲会で出ますから、その折に決められたらいかがでしょうか?」
お客様「残念ながら23日は行けないんですよ。何時までやってましたっけ?」
私曰く「8時半までやっております。」
お客様「うーん。ギリギリかな?」
私曰く「すぐには無くならないと思いますから、大丈夫かと。危なくなったら1本確保しておきますので。」
お客様「じゃあ、とりあえずその作戦でお願いします(笑)。」
やはりこの時期、泡は外せませんね。
Written on 2011 12 19
先日あるシャンパン好きなお客様からお電話いただきました。
Dec 19, 2011 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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