Tさん主催のマストロベラルディーノのタウラジ・ラディーチ1997、1998、1999年の垂直試飲会の話です。
昨日のブログで疑問に思った「1999年のタンニンがザラついていた。」の件です。
色々調べるとありました。ヒュー・ジョンソンのポケット・ワイン・ブックの第3版に「若い内はざらざらしている。」との記述がありました。何がざらざらしているかは書いていませんが、やはり舌触り?そうするとタンニンですか。
うーん。
造りのスタイルが1999年が違うというより、1999年はタンニンが多く、まだ熟成のピークに入ってないと考えるべきかも知れません。あと作柄を調べると1997年は突出した出来のヴィンテージのようでした。トスカーナやピエモンテはメジャーですから古いヴィンテージ・チャートがありますが、カンパーニャだとなかなかありません(笑)。これも古い資料を当たって確認しました。ピエモンテ同様に稀に見る良作年のようでした。1997年のタウラジはやはり凄かった!
Written on 2012 03 10
昨日の続きです(正確には一昨日)。
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マストロベラルディーノ97、98、99、ブラス ゲンメ88の試飲
Mar 10, 2012 by weblogland |昨日はプライベートの試飲会でした。
マスキューの古くからのお客様でもあるTさん主催の試飲会でした。
Tさんは現在、恵比寿の某有名イタリアンでギャルソンをしています。言わずもながのイタリア・ワイン・ラヴァーなのです。
Tさん「マスキューさんはタウラジのマストロベラルディーノの大ファンですよね?」
私「もちろん!マストロベラルディーノが栽培するアリアニコこそ世界遺産にすべきだと思っています(笑)。」
Tさん「僕もアリアニコが大好きで、マストロベラルディーノも大好きです(笑)。マスキューさんに97、98、99と揃ってますから、勉強がてら垂直で飲んでみませんか?」
私・家内「えっ!そんな贅沢を…。渡に船です。やりましょう!じゃあ、せっかくですから、マスキューから秘蔵のデシラーニのゲンメ1988年を出します!」
こんな訳で昨日店の閉店後Tさん主催のマストロベラルディーノ97、98、99、ブラス ゲンメ88の試飲をしました。まず30分ほど先立ってプロのTさんに抜栓していただきました。
Tさん「マストロベラルディーノのラディーチはさすがにコルクが長くて良い材質ですね。98だけちょっと短いですね(笑)。でもゲンメより長い(笑)。」
私「そうすると98が一番熟成が早いかな(笑)?」
瓶口に鼻を寄せて香りをかぐと99が物凄く濃密そうです。ゲンメはピエモンテらしい獣臭ぷんぷん。
さて始めますか。
Tさん「99凄いですね。甘味のボリュームがもの凄い!」
家内「圧倒的!97、98が霞んじゃうね(笑)。ゲンメはもう全開!完全に古酒。5分くらい経つとマディラ香してくるね。」
私「でも酸は生きてるよ(笑)。美しくまとまってる。チャーミングだね。」
Tさん「僕にはゲンメ無理(笑)。」
私「そうだね。もう終わる寸前だよね。もう少し早く飲んでいたら良かったかもね。」
家内「うーん。3年くらい早く飲んでいたらベストだったかもね。」
抜栓後2時間ほど経って…。
Tさん「98の香りが分量を増してませんか?」
私「最初から赤い果実の香りは明瞭で飲みやすかったけど、今の状態は素晴らしい!極上のアリアニコだよね!」
家内「うーん。美しい!やっぱりマストロベラルディーノのラディーチは素晴らしいね。」
Tさん「こんなに明るくて綺麗なんですね。97どう思いますか?」
私「酸の分量では97が一番かと。」
Tさん「そーですよね。まだまだ隠れてる(笑)。」
家内「97、98はスタイルが似てるよね。98の方が早く飲めるかな。」
私「そうだよね。そうすると99は?タンニンの量が凄いし、まだタンニンが熟成段階かな?」
Tさん「99はファーストアタックが鮮烈で圧倒的な甘さがあったから、時間が経つと98以上に香りが出ると思うんですが…。今の状態だと98が一番飲みやすいですね。99は作り方が違うのかな?」
私「99のタンニンはちょっとザラつくような…。」
家内「99はまだ若いんじゃない?」
私「97はまだまだ酸が隠れていて、明らかに熟成にまだ時間がかかるはず。98は97とスタイルが同じで今出来上がってる感じがするよね。」
Tさん「99は将来どんな味わいになるか想像つかないな。」
簡単に手の内を明かしてはくれませんね(笑)。
あー。
楽しかった(笑)。
マスキューの古くからのお客様でもあるTさん主催の試飲会でした。
Tさんは現在、恵比寿の某有名イタリアンでギャルソンをしています。言わずもながのイタリア・ワイン・ラヴァーなのです。
Tさん「マスキューさんはタウラジのマストロベラルディーノの大ファンですよね?」
私「もちろん!マストロベラルディーノが栽培するアリアニコこそ世界遺産にすべきだと思っています(笑)。」
Tさん「僕もアリアニコが大好きで、マストロベラルディーノも大好きです(笑)。マスキューさんに97、98、99と揃ってますから、勉強がてら垂直で飲んでみませんか?」
私・家内「えっ!そんな贅沢を…。渡に船です。やりましょう!じゃあ、せっかくですから、マスキューから秘蔵のデシラーニのゲンメ1988年を出します!」
こんな訳で昨日店の閉店後Tさん主催のマストロベラルディーノ97、98、99、ブラス ゲンメ88の試飲をしました。まず30分ほど先立ってプロのTさんに抜栓していただきました。
Tさん「マストロベラルディーノのラディーチはさすがにコルクが長くて良い材質ですね。98だけちょっと短いですね(笑)。でもゲンメより長い(笑)。」
私「そうすると98が一番熟成が早いかな(笑)?」
瓶口に鼻を寄せて香りをかぐと99が物凄く濃密そうです。ゲンメはピエモンテらしい獣臭ぷんぷん。
さて始めますか。
Tさん「99凄いですね。甘味のボリュームがもの凄い!」
家内「圧倒的!97、98が霞んじゃうね(笑)。ゲンメはもう全開!完全に古酒。5分くらい経つとマディラ香してくるね。」
私「でも酸は生きてるよ(笑)。美しくまとまってる。チャーミングだね。」
Tさん「僕にはゲンメ無理(笑)。」
私「そうだね。もう終わる寸前だよね。もう少し早く飲んでいたら良かったかもね。」
家内「うーん。3年くらい早く飲んでいたらベストだったかもね。」
抜栓後2時間ほど経って…。
Tさん「98の香りが分量を増してませんか?」
私「最初から赤い果実の香りは明瞭で飲みやすかったけど、今の状態は素晴らしい!極上のアリアニコだよね!」
家内「うーん。美しい!やっぱりマストロベラルディーノのラディーチは素晴らしいね。」
Tさん「こんなに明るくて綺麗なんですね。97どう思いますか?」
私「酸の分量では97が一番かと。」
Tさん「そーですよね。まだまだ隠れてる(笑)。」
家内「97、98はスタイルが似てるよね。98の方が早く飲めるかな。」
私「そうだよね。そうすると99は?タンニンの量が凄いし、まだタンニンが熟成段階かな?」
Tさん「99はファーストアタックが鮮烈で圧倒的な甘さがあったから、時間が経つと98以上に香りが出ると思うんですが…。今の状態だと98が一番飲みやすいですね。99は作り方が違うのかな?」
私「99のタンニンはちょっとザラつくような…。」
家内「99はまだ若いんじゃない?」
私「97はまだまだ酸が隠れていて、明らかに熟成にまだ時間がかかるはず。98は97とスタイルが同じで今出来上がってる感じがするよね。」
Tさん「99は将来どんな味わいになるか想像つかないな。」
簡単に手の内を明かしてはくれませんね(笑)。
あー。
楽しかった(笑)。
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