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Written on 2014 01 27

怒りの希望岬

Jan 27, 2014 by weblogland |
うちの家内は今、『怒りの希望岬なのです?』

話しは今月の試飲会に出した南アフリカのワインが発端です。ネイピア・ワイナリーが造るライオン・クリークの赤ワインです。
まず、試飲サンプルを取り寄せて、試飲会で御披露目が決定すると同時に南アフリカのワインに関する資料調べが始まります。扱うワインや産地の情報は出来うる限り知っておく必要があります。
最初に地図の確認です。
家内「えーと。ケープタウンの近くで北東のウェリントンはと…。あったあった。」
私「内陸に少し入るんだね。でもワイン産地は基本的には沿海になるんだ。」
家内「ところで希望岬はどこかな?」
私「グッド・ホープ岬だな(笑)。」
家内「あった(笑)。あれ?希望峰って最南端じゃない!私、希望岬がアフリカ最南端だと、ずっーと思ってた。大陸の一番端に行く夢に希望岬も入っていたのに!騙された(勝手に思っていただけ)!」
私「岬としては最南端だし。たしかに地図でみれば希望岬は最南端じゃないけど、目立った岬は無さそうだから船乗り達は普通に最南端の岬だと言ったんじゃないの?」
家内「私の行きたいのはアフリカ大陸最南端の希望岬なの!」
怒りの希望岬なのでした(笑)。

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桝久 試飲会リポート

Jan 27, 2014 by weblogland |
昨日はご来店ありがとうございました。
とりあえずワインが足りなくなる事態は避けられました(笑)。

ヴァルディヴィエソ ブリュット・ロゼ N.V.チリ 発泡性 ロゼ 750ml 1125円税込み
私「いらっしゃいませ(笑)。まずはこれをぐびぐび飲んでくださいね(笑)」
「おっほ~。こりゃ飲みやすいね。女子受け間違いなしだね(笑)。いちごの味わいがチャーミング。でも、甘くないから男子だっていけますよ(笑)。」
「カクテルみたいにはっきりした味わい。とにかく飲み易い。」
「暑い夏の海辺で飲みたい!」
「マスキューさん。これってチリなんですよね。チリも技術が進歩したんですね。これだったらチリをうたい文句にしなくても通用しますよね。」
私「ありがとうございます。安いランクではありますが(笑)。」
「安くて美味しいし、逆にチリだからこそのお買得品だよね。」
「みんなでワイワイやる時は最適だよね。シャンパンじゃ緊張しちゃって逆に楽しめないよ(笑)」
「でも、これって危険だよね。パーティーの席に出したら何本あっても足りない(笑)!」
「バーベキューなんかだったら5~6本は必要だよね(笑)。一人頭1本(笑)。」「ジュースっぽいけどジュースみたいに甘くないから幅広い飲み方出来そうですよね。ビール代わりにもなる(笑)。」
家内「私はいちごを沈めて『プリティー・ウーマン』(笑)。私はジュリア・ロバーツ(笑)。」
私「私はリチャード・ギア様(笑)。安上がりでラッキー(笑)。」


さて続いてはマスキュー初登場の南アフリカの赤
ライオン・クリーク カベルネ・ソーヴィニヨン シラーズ 2011年 ネイピア・ワイナリー 南アフリカ 赤 ウェリントン 750ml 990円税込スクリュー・キャップ
「美味しいね(笑)。チョコレートっぽい。んー。あとココア、コーヒー。」
「そうですよね。でもくどくない(笑)。嫌みに感じないですよね。」
私「新樽を使わず、フレンチオークの古い樽だけで熟成しています。塩梅が良いかと(笑)。」
「ボルドーワイン好きな人は好むだろうな(笑)。それにしてもコストパフォーマンスが良いですね(笑)。」
「濃さも酸もアルコール分もたっぷり(笑)、マスキューさんがブログで一番多く売れると言っているのも解りますな(笑)。」
「しっかりしてるけど、1本飲んじゃいそう(笑)。」
「昔KWVは良く飲んだけど、このライオン・クリークはだいぶ進歩してますよね(笑)。」
私「はい。南アフリカもようやく個人経営のワイナリーが台頭してきました。時間かかりますよね。アパルトヘイト撤廃以降ですもんね。」
「アルコール分はかなり高そうですが、気候はかなり暑そうですよね?」
私「南極の寒流が一年中流れてますから、沿岸部は割りと涼しいようです。海に囲まれたいわゆる地中海性気候ですから、あまり寒暖差がないようです。南米のチリのようだと。」
家内「雨も少なく、陽光には恵まれているようです。」
私「この点、チリ同様に力強いワインが出来るようですね。酸が足りない欠点も共通です。」
「でも、ライオン・クリークのこのワインは酸ありますよね。」
私「はい。そーなんです。ですからマスキューデビューとなりました(笑)。」
「なるほどね。だから濃いけど軽く飲めちゃうんだ(笑)。」
「このワインは休肝日用にちょうどイイね。」
一同「じぇ じぇ じぇ!」
「休肝日に飲むんですか?」
「うん。休肝日だから軽く飲む(笑)。マスキューさんもそうでしょ?」
私・家内「ワインはワインで、お酒じゃありませんからね。飲みたくなければ飲まなきゃいいし。ここ数年はそういう事はありませんが。」
このトンチンカンな会話に一同唖然(大爆笑)。

さて訳あり値下げの
シノン トラディション・グラーブ 2011年 ドメーヌ・シェネ フランス ロワール 赤 750ml 1695円税込
「これイイねぇ。いかにもロワールらしい。」
「独特の味ですね?」
私「少し泥臭い(笑)。好みの別れるところでもありますね。」
家内「まだ、閉じてますからだんだんとラズベリーの香りが出てきます。ほんとは明日くらいがベスト(笑)。」
「このワインは実はかなり濃いですよね?軽そうなんですけど、じっくり味わうとかなり緻密で強い。」
私「そーなんです。アルコール分は12.8%とそんなに高くありませんが、その分上品に収まっています。」
「なるほど。さっきのライオンクリークはアルコール分が14.5%でしたっけ。でもこのシノンは12.8%ですか。マスキューさんが良く言う収まりの良さってこう言うことなんですね。シノンはアルコールを感じません。」
私「アルコール感がでしゃばらないで収まっていると言うことです(笑)。バランスの良いワインに仕上がっています。」
「でも、しっかり中身が詰まっている。あと広がりが凄く良いですよね。」
「そうそう。あと、飲み込んだ後の余韻が長くて綺麗。」
私「農薬の使用量が少ない証です。」
「こんなに良いワインなのに何故安く売っているんですか?」
私「人気がないので、インポーターさんが輸入を止めることになりまして、ついては『安くしますのでお客様に安く提供してください。』と言うことになりました。マスキューでは通常2220円で売っていました。」
家内「密なカベルネ・フランは開き難く、泥臭いので解りにくい…。」
私「慣れない人には禍々しく感じる方もいるような気がします。」
家内「今風のフルーティーなスタイルのシノンとは違いますよね。」
「このワインはどんな食べ物に合わせますか?」
「実際には食べ物に合わせ易いのですが、鴨などのちょっと臭い肉は定番ですね。」
「マトンなんかでも行けそうですね(笑)。」
私「明日になると液体に滑らかさが増して、さらに禍々しくなる(笑)。」


つづいては完璧な熟成の姿態!
ブルゴーニュ キュヴェ・スペシャル 2000年 ルモワスネ・ペール&フィス フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 3240円税込み
「おっー!」
「なんて飲み易いんだろう。しかも美しい。熟成したピノ・ノアールって代わるものがないんだよね。」
私「極上のピノ・ノアールではありませんが、ちゃんと熟成したピノ・ノアールは良いですよね。」
「ルモワスネってドメーヌなんですか?」
家内「ネゴシアンなのですが、ブルゴーニュの古酒専門です。ちゃんと熟成するワインを選んで、上手くワインを熟成させて飲み頃でリリースしてくれます。」
「ブルゴーニュのピノ・ノアールって全部が熟成する訳じゃないんですか?」
私「はい。今風のすぐに飲めるスタイルのピノ・ノアールは熟成させてもこうはなりません。」
「でもピノ・ノアールってどれも高いじゃありませんか?高くても熟成しないのですか?」
私「残念ながら。熟成は造りのスタイルとワイン自体のポテンシャルに比例します。熟成状態にもよりますが。」
「ルモワスネって目利きなんですね!」
家内「はい。でも、たしか2005年にはローランは引退して会社を売却しました。彼が仕入れた大量のワインを熟成状態をみてリリースしています。」
「今、2009年のルモワスネが出ているって聞きましたが、それは?」
家内「ローランが選んだワインではありませんね。難しいところです」
「今、ブルゴーニュって言うだけで高く売れるから、ルモワスネみたいなネゴシアンは存在出来ないんでしょうな。我々には残念ですが。」
家内「ルモワスネのワインは極上とは言えなくとも、期待を裏切りません。凄いことです。(ルモワスネ好きの家内は力が入る!)」
「マスキューさん。この2000年のルモワスネはまだ熟成するのですか?今すぐ飲むのがベストですか?」
私「コルクはまだ弾力がありますから、大丈夫そうですよね。ワインは開けたては還元臭がしますが、4時間くらい経つと甘さが増してベストな状態になります。まだ完璧な古酒にはなっていません。」
「じゃあ、まだ熟成するんですね!」
私「可能性はあると思います。ただルモワスネのセラーは管理温度が低いですから、夏場を上手く乗り切ることが必要です。大きくて温度を低く管理できるセラーがあれば可能かと。」
「美味しいうちに飲んだ方がよさそうだな(笑)。」
「このピノ・ノアールは何も食べずに浸りたいな(笑)。」
「マスキューさん!このルモワスネのワインとシノンはボトル半分飲むのがやっとですが、ライオンクリークなら1本飲めちゃいます(笑)。でも、ライオンクリークの方は美味しいハウスワインとしか記憶に残りませんが、シノンとルモワスネはその味を絶対に覚えているような気がします(笑)。」
私「さすが!それは真実です!素晴らしい味覚です。」


さて最後はイタリアの白
◯レジーナ・ディ・フィオーリ 2012年 セッラ・ディ・フィオーリ イタリア 白 ピエモンテ ランゲ・ナシェッタD.O.C.750ml 2610円税込
「白が最後ということは。今までのマスキュー試飲会では赤ワインを凌ぐワインと言うことですな(笑)。」
私「(読まれてる。)まあまあ、とりあえずお飲み下さい(笑)。」
「スッゴい香り!綺麗!」「酸が舌の上を転がるみたい(笑)。旨い!」
「複雑だよね~。しかもフローラル。」
「イタリアの白だから、もっとトロッとしてトロピカルなワインかと思ったけど…。こんなにエレガントなワインあるんだ。」
「店長!ドイツワインやドンナルーチェに似たようなニュアンスがありますよね(笑)。」
「これは食べ物は何でも合いそうだよね。特に香草や香辛料を沢山使った料理。タイ料理なんか鉄板だね(笑)。じつにユニーク。」
「たしかに、一斉に咲く高山植物だね。」
「ナシェッタ種?マスキューさんは変なワインをよく見つけますね(笑)。」
「でも、旨味もあって日本人好みのワインですよね。」
家内「へへへ(笑)。ありがとうございます。ナシェッタ種100%なのはこのワインしかありません。お褒めいただきありがとうございました!」


昨日はご来店ありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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