今日、あるお客様からご質問いただきました。
お客様「マスキューさん。この間の試飲会楽しかったです。ありがとうございました。ところでワインの酸って何ですか?」
私「様々な有機酸です。例えばリンゴ酸や乳酸、アミノ酸系の多くの酸です。」
お客様「それって酸っぱいんですか?」
私「リンゴ酸のように酸っぱく感じるものもありますが、甘かったり、苦かったり、辛かったり、味がしなかったり様々です(笑)。」
お客様「マスキューさんが『酸がある。』って言うのは酸っぱさが強いと言う訳じゃないんだ(笑)?」
私「はい(笑)。ワインが濃くて詰まっている。うーん。水っぽくないと言えば良いかと。」
お客様「ワインの濃さって渋味の濃さ タンニンの濃さではないんですか?」
私「もちろんタンニンも重要なんですが、酸の多少はワイン自体の生命力に関わってきます。品質の決定要因と言っても良いかと。」
お客様「酸の多少ってどうやって見極めるんですか?」
私「訓練ではありますが。例えば先日の試飲会でロゼのフリザンテとシャトーヌフがありましたが、どちらが甘く感じましたか?」
お客様「あのフリザンテかな、ちょっと甘くて飲みやすかったかな。3本買っちゃいましたよ(笑)。」
私「ありがとうございました(笑)。フリザンテは残糖分がはっきりしていましたよね。でも残糖の量はシャトーヌフも同じくらいだったんですよ(笑)。」
お客様「そうだったんですか?たしかにシャトーヌフも甘くは感じましたが、糖分とは違った甘さでした。濃さから来る甘さとでも言えばイイのかな。」
私「シャトーヌフの残糖の甘さは酸でマスキングされていました。」
お客様「あれが酸ですか!解りました(笑)。奥が深いんですね。」
私「一度酸に気がついたら、あとは意識しながら飲む繰り返しをすれば自然と解りますよ(笑)。」
Written on 2014 07 30
ワインの酸って何ですか?
Jul 30, 2014 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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ドンペリ ありますか
Jul 30, 2014 by akiko |「ドンペリ、ありますか?」 と ご来店されたお客様。あいにく マスキューでは取り寄せ商品となっています。
お急ぎのご様子だったので そのまま お帰りになりました。申し訳ないことでした。
ドンペリとかクリコとか、大手メゾンの 美味しさ・質の高さは よく分かってはいますが、やはり マスキュー店頭にはちょっとお高い。
だから 味わい第一、手ごろな価格のシャンパーニュを集めようと決めて すこしづつ アイテムを増やしてきました。
そうするとやはり まだあまり知られていない小規模生産者のアイテムが中心になってきますよね。
とてもシャープでクリアネスのあるピエール・ジモネと、ふっくらとした果実味が食事向きのランスロ・ピエンヌが とくにわたしのお気に入りです。
そして 最近 仲間に加わった ヴォワラン・ジュメル。まだ 全部のキュヴぇを試していませんが、シャルドネのいい畑を持っているので
ブラン・ドゥ・ブランに目がない私は 彼らのトップ・キュヴェを試す機会を虎視眈々と狙っています。
小規模生産者のシャンパーニュは それぞれの長所を最大限に生かしてアピールしようとしているからか、
とても意欲的で 他との違いがよく表れているのが面白い。
味わい・香りは百花繚乱の感がある、いずれも甲乙つけがたいものばかりです。
もっともっと種類を増やしたいし、できれば大手メゾンの上級銘柄も通常在庫としたいけど・・・やはり限界がある・・・。
経済は回復基調にあるというけれど なかなかここまで回ってこないというのが今のところの実感です。
久しぶりのドンペリのお問い合わせでしたが、これが 続くかなぁ。
お急ぎのご様子だったので そのまま お帰りになりました。申し訳ないことでした。
ドンペリとかクリコとか、大手メゾンの 美味しさ・質の高さは よく分かってはいますが、やはり マスキュー店頭にはちょっとお高い。
だから 味わい第一、手ごろな価格のシャンパーニュを集めようと決めて すこしづつ アイテムを増やしてきました。
そうするとやはり まだあまり知られていない小規模生産者のアイテムが中心になってきますよね。
とてもシャープでクリアネスのあるピエール・ジモネと、ふっくらとした果実味が食事向きのランスロ・ピエンヌが とくにわたしのお気に入りです。
そして 最近 仲間に加わった ヴォワラン・ジュメル。まだ 全部のキュヴぇを試していませんが、シャルドネのいい畑を持っているので
ブラン・ドゥ・ブランに目がない私は 彼らのトップ・キュヴェを試す機会を虎視眈々と狙っています。
小規模生産者のシャンパーニュは それぞれの長所を最大限に生かしてアピールしようとしているからか、
とても意欲的で 他との違いがよく表れているのが面白い。
味わい・香りは百花繚乱の感がある、いずれも甲乙つけがたいものばかりです。
もっともっと種類を増やしたいし、できれば大手メゾンの上級銘柄も通常在庫としたいけど・・・やはり限界がある・・・。
経済は回復基調にあるというけれど なかなかここまで回ってこないというのが今のところの実感です。
久しぶりのドンペリのお問い合わせでしたが、これが 続くかなぁ。
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恐るべし、ニコラ・ポテルのワイン!
Jul 30, 2014 by weblogland |うーん。
恐るべし、ニコラ・ポテルのワイン!
今日は7月29日。7月17日に抜栓したニコラ・ポテルのブルゴーニュをしぶとくしつこく、また飲みました(笑)。先日の試飲会の残り物です(笑)。
抜栓してからもう12日経つんですが、普通に旨い(笑)。ようやく普通になった感じなんですよね。あの強かった酸が落ち着き、ピノ・ノワールらしいチェリーの香りがチャーミング(笑)。酸化したそぶりもありません。香りの出方も十分、実にエレガント。香りの出る重心が高くなったみたいに感じます。フワッとさりげなく香ります。
素晴らしいポテンシャルです!
ともすれば、弱い印象のピノ・ノワール。でも、クラシックな造りのものは違いますね。男性が女性に変わったかのよう(笑)。そう言えば、鰻の稚魚は環境により性が変わるなんて新聞に書いてありましたが、ニコラ・ポテルのワインは鰻の稚魚(笑)?
抜栓後一週間しても力強いワインが、今では嘘のようにエレガント。
うーん。
やはり鰻か?
ついでに同じく7月17日抜栓したアラン・ギョームのシャトーヌフも飲んでみます(笑)。
若干酸化したような香りはしますが、あまり変わりませんね(笑)。赤い果実味が明瞭。膨大なタンニン、アルコール分と果実味の折り合いがようやくついた感じ(笑)。タンニンの壮麗さは崩れません。あと残糖分が解りませんね。
スケールの大きさは相変わらず。
うーん。
両者を比べると酸の量はニコラ・ポテルのワインの方が多いですね。でもタンニンの量はアラン・ギョームか。
ようやくちょっと解った気がしました(笑)。
恐るべし、ニコラ・ポテルのワイン!
今日は7月29日。7月17日に抜栓したニコラ・ポテルのブルゴーニュをしぶとくしつこく、また飲みました(笑)。先日の試飲会の残り物です(笑)。
抜栓してからもう12日経つんですが、普通に旨い(笑)。ようやく普通になった感じなんですよね。あの強かった酸が落ち着き、ピノ・ノワールらしいチェリーの香りがチャーミング(笑)。酸化したそぶりもありません。香りの出方も十分、実にエレガント。香りの出る重心が高くなったみたいに感じます。フワッとさりげなく香ります。
素晴らしいポテンシャルです!
ともすれば、弱い印象のピノ・ノワール。でも、クラシックな造りのものは違いますね。男性が女性に変わったかのよう(笑)。そう言えば、鰻の稚魚は環境により性が変わるなんて新聞に書いてありましたが、ニコラ・ポテルのワインは鰻の稚魚(笑)?
抜栓後一週間しても力強いワインが、今では嘘のようにエレガント。
うーん。
やはり鰻か?
ついでに同じく7月17日抜栓したアラン・ギョームのシャトーヌフも飲んでみます(笑)。
若干酸化したような香りはしますが、あまり変わりませんね(笑)。赤い果実味が明瞭。膨大なタンニン、アルコール分と果実味の折り合いがようやくついた感じ(笑)。タンニンの壮麗さは崩れません。あと残糖分が解りませんね。
スケールの大きさは相変わらず。
うーん。
両者を比べると酸の量はニコラ・ポテルのワインの方が多いですね。でもタンニンの量はアラン・ギョームか。
ようやくちょっと解った気がしました(笑)。
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