Written on 2019 07 29
桝久 試飲会リポート 前半
Jul 29, 2019 by weblogland |昨日、一昨日と台風接近の中ご来店ありがとうございました!
まずのっけから、
「あれ?今日は泡が無いんですか?いつも7月の試飲会ど泡が出るからそのつもりで来たんですよ(笑)!」
私「そーいえばそうでした(とぼけている訳じゃありません。)。今回ピンとくる泡が無かったんです。(防戦一方)」
「店長!泡、泡(笑)。カヴァでも良し(笑)!」
家内「暑い中気が効かず、失礼しました!
」
私「まっ、まっ、冷えた白のありますから
、グビグビどうぞ(笑)。(問題をすり替える。)。」
〇グラシェヴィーナ クラシック 2017年 イロチュキ・ポドゥルミ 白 クロアチア ポドゥナウリェ生産地域 イロク地区 上級ワイン スクリュー・キャップ 1L 1546円税込み
「あれ?これ瓶が大きいですよね(笑)?」
私「冷蔵庫の野菜室サイズでございます(笑)」
「飲んでみると、おっ、飲みやすい!」
「うんうん。軽い飲み口だけど薄くはない
(笑)。旨味がちゃんとあるよね(笑)。」
「ところでクロアチアって何処いらへんですか?チェコとかユーゴ?今はそう言わないか(笑)。」
家内「地中海を隔ててイタリアに面してますが、内陸部は深くセルビアに接しています。こらはセルビア国境付近の生産地域のものです。」
「品種のグラシェヴィーナって初めて聞きました(笑)。」
私「古くから続く地場品種とか。」
「前にクロアチアいきましたけど(笑)、いわゆる海岸部のワインとは全く違いますよね。これ。」
家内「東欧的ですよね(笑)。」
「飲んだ印象がハンガリーとかオーストリアっぽいですよね。黒土地帯に続くのかな?」
私「そんな感じしますよね(笑)。無理なく
できてる感じしますね(笑)。」
「マスキューさん、以前これやってましたよね。この銘柄の赤飲みたかったんですよ(笑)。」
家内「軽いガメイみたいな感じで、タンニンは重くないスタイルです。やはり東欧っぽい赤でした。」
「赤も地中海の濃いスタイルじゃないんだ
。」
「このワイン、割りとクリスピーな感じですよね(笑)。地中海沿いのオリーブオイルに合わせるような白とは違いますよね?
」
私「はい。穀物っぽさがあります。合わせる油もオリーブオイルやバターではなく穀物系の油が合いそうですよね。あと、塩にも合うと思います。クラッカーありますから食べながら飲んでみてください。相性の良さが解りますよ(笑)。」
「あっ、美味しい!バッチリですよ(笑)
。」
「確かに合う(笑)。日本人好みでもあるよね(笑)。」
「なるほどね。天婦羅なんか良いかも(笑)
。」
家内「生姜、茗荷、ネギをたっぷりプラス大根おろし(笑)!」
「イイですねぇ(笑)。考えたらヨダレが出てきた(笑)。」
「日常的に使えそうですよね。単純にサラダ油で合いそうだもんね(笑)。」
私「暑い中帰宅して冷蔵庫の野菜室からこのワインを取り出し、グビグビ飲みたい
(笑)。白ワインならなんでも良いくらい渇いた時に飲みたいワインです(笑)。つまみには冷蔵庫で冷えた食べ残しの天婦羅でもあればお父さん大満足(笑)。」
「それってキッチン・ドリンカー一直線ですよ(笑)!」
夏向きの白!
〇アルタ シャルドネ・トロンテス 2018年 ボデガス・カリア アルゼンチン 白 サン・ファン 750ml 1110円税込み スクリュー・キャップ
「おっ!ライチ!甘くてイイ香り(笑)。」
「飲みやすいし、女子大好きなスタイル(笑)。」
「ケーキなんかのデザートでも行けそう(笑)。」
「清涼さもあるんだよね。強めに冷やした方が良さそう(笑)。」
「甘く感じるけどベタつきがないですよね。辛口なんだ!」
私「ご名答でございます(笑)!」
「トロンテスってゲヴュルツトラミネールに似てますよね?でもゲヴュルツトラミネールほどは濃くない。でも特徴的な香りはよく出てる(笑)。」
私「さすが!この辺がマスキュー試飲会に出した所以でございます(笑)。」
家内「このワイン、シャルドネが60%、トロンテスが40%。」
「えっ!トロンテスの比率が低いんですね。でも香りは100%トロンテスですね(笑)
。」
私「以前トロンテス100%の物を扱っていましたが、美味しいには美味しかったのですが、濃すぎる(笑)。強すぎて飲み続けられませんでした(笑)。まあ、体力のない高齢者の私にとってですが(笑)。」
「アルゼンチンの女性はそれ飲みながら肉をむしゃむしゃ食べていそう(笑)。」
「あー、クリオス・トロンテスですね(笑)。そういわれるとたしかにそうですね(笑)。」
家内「トロンテスは粘りの素ベクチンの含有量がとても多いと言われています。ジャムなんかになるヤツ(笑)。」
「店長!ベクチンってコラージュ(清澄)に使いますよね。」
私「はい。それです。粘りに雑物をくっ付けて清澄する訳です。」
「このワインは植物っぽさありますよね。
え~と。草、香草、生姜っぽくもある。」
「うんうん。スパイシーだよね。単純では無いよね(笑)。」
私「開けてからの持ちも良く、価格の割にはちゃんとしています。ゲヴュルツトラミネールは開けると翌日には香りが飛んでしまいますが、これは香りが抜けません。」
家内「インドの豆カレーに合いますね(笑)。昨日食べたので思いつきました(笑)。
」
「あー、なるほど!辛いカレーを食べながら飲むと美味しいだろうなぁ。」
「このくらいドライでさっぱりしたのがイイな(笑)。」
私「牛丼に紅生姜たっぷりのせたのでも美味しいはず(笑)!」
「マスキューさん。このワインは案配がイイですよね(笑)。濃度感、香り、そしてドライ。目のつけどころがイイ(笑)!」
私「アルゼンチンではトロンテス100%が通例のようです。甘くて香りの強いワインをガブガブ飲みながら肉を食べるような感じ。ですからこれは日本人向けなのかもしれませんね(笑)。」
唸る味わい(笑)!
〇コントラプント アルバリーニョ 2018年 アグロ・デ・バザン スペイン 白 リアス・バイシャスD.O. 750ml 2129円税込み
「あー、たしかにこれ唸る味わいですな(笑)。」
「濃厚というよりは濃密(笑)。かなり凄い
。でも飲みやすい(笑)。」
「香りの幅がとても広いですよね。」
私「単一品種のワインとは思えませんよね
(笑)。折り重なるような香りの出方してますよね(笑)。」
「シンフォニーのようですよね(笑)。」
私「さすが、音楽家ならでは(笑)!生産者もそれを意図してますよ(笑)。」
「白から黄色、桃っぽさ、あと杏のような赤さも感じますよ(笑)。芯の桃っぽさ 白桃ですね。品も良い(笑)。」
「塩辛さとゴムっぽさ。濃さ由来のゴムっぽさ?」
「店長!塩辛さもありアルバリーニョらしいけど、経験値越えてますよ(笑)。乾燥させたら塩が白く残りそう(笑)。」
私「きっとカリウムなんでしょうね(笑)。」
家内「このワイン、ワインの評論誌でベスト・リアス・バイシャスに選ばれたみたいです(笑)。」
「ロバート・パーカーですか?」
私「何でしたっけ?忘れました(笑)。」
「このリアス・バイシャスは木樽発酵や熟成しているのですか?濃さが尋常のリアス・バイシャスとは違う。」
私「木樽発酵も熟成もしていません。果実の濃さのみです。ただ、マロラクティックはブロックしてるような気がします。」
「ゴージャスなリアス・バイシャスって初めて経験しましたよ(笑)。」
私「リアス・バイシャスも高級路線に傾きつつあります。木樽発酵や熟成したりして高い価格の物をつくったりするトレンドのようですが、本来のリアス・バイシャスの主旨とは違う(笑)。美味しくないんですよね(笑)。言っちゃった(笑)。怒られるかな(笑)?」
家内「リアス・バイシャスのワインは基本
魚介類に合わせるのですが、このワインだとかなり高級な魚介料理ですね(笑)。」
「ところでマスキューさん。前半の白の並びとてもグッドです(笑)。たしかに2番目のライチの香りのワイン、順番に悩んだの解ります(笑)。でもオーライ(笑)。試飲会の準備大変なんですね。」
私・家内「ありがとうございます(笑)。実は最後のリアス・バイシャスは温度高めで供出しています(笑)。そう言ってくださると冥利につきます(笑)!ありがとうございます!」
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