昨日、一昨日と大変大変暑い中ご来店ありがとうございました!
◎アマルテア・ブリュット・ナチュレ・レゼルバ・オーガニック 2019年 ルシャレル スペイン 発泡性 カヴァ 白 D.O. クラシック・ペネデス 750ml 1980円税込み
「た、た、たまらん!」
「冷涼さが体に染み入る(笑)。おかわりもらえます?」
「なんと言えば良いのか…、細やかな酸が良いんだよね(笑)。」
「冷やすことで際立つよ(笑)。」
私「マスキューの定番商品カヴァ1+1=3とは違ったスタイルです。特にこれはブリュット・ナチュレです。」
「カヴァってもともと薄いよね。サイダーみたい(笑)。だからブリュット・ナチュレで仕上げるのは大変だよね。」
「うんうん。でもさぁ、シャンパンの熟成香とは違うよね。トースト香 ブリオッシュの香りは強くない。」
私「そーです。焼きリンゴや花梨のようなニュアンスとは違いますね。あれほど強烈ではありませんね(笑)。」
「でもさぁ、ケース・バイ・ケース。こんなに暑いときはこっちの方がありがたい(笑)。独特の酸味は冷やすことで素晴らしく感じる(笑)。」
「マスキューさん!この独特の酸味…、ブログに書いてある酸味ですか。赤い果実のような甘い酸味でしたっけ?」
私「はい!舌の奥の左右で感じます。長い熟成によって酵母が変質したものです。上等なスパークリングワインにみられるものです。ただこのカヴァは飲みやすい軽やかさにプラスして独特の酸味があり
変わるものが無いスタイルとなっております(笑)。」
「泡が良いね(笑)。」
家内「15ヶ月瓶内熟成してますので、泡持ちがとても良いです(笑)。」
私「開けてから丸一日経っても泡立ちます。」
「これって、カヴァD.O.表記じゃないんですよね。」
私「はい。D.O. クラシック・ペネデスとなります。昔からカヴァを作っていた生産者が結束して作ったD.O.です。15ヶ月以上の瓶内熟成期間を経るとクラシック名称をつけられます。」
家内「今やカヴァはスペイン中何処でも作れる 単に瓶内熟成させた発泡酒の名称となってますから、昔からの生産者にとっては腹立たしいですよね(笑)。」
「なんでそうなったんですか?」
私「カヴァが世界的に売れて原料がペネデスだけでは足りなかったからです。」
「もともと良いカヴァをしこしこ作ってた生産者は怒るよね(笑)。」
「マスキューさん!この山羊の絵が描いてあるワインってどれも美味しいですよね(笑)?」
家内「この写真のおじさんが作ってます(笑)。スペインでビオをもっとも早く取り入れた方です。」
私「ビオと言っても畑に山羊を放って雑草や下草をたべさせたり。もともと斜面に畑があるのでトラクターは入りませんから、山羊を使って一石二鳥です(笑)。ミチャンさんはお茶目でエネルギッシュな方です(笑)。」
「へぇー、山羊は葡萄を食べないのですか
?」
家内「6月頃だとまだ葡萄果は小さくて青く不味い(笑)。山羊はそれを知っているから葡萄は食べないそうです(笑)。」
「へぇー、無理がなく効率的なんですね(笑)。」
私「特別ビオ・ビオ言うような感じではありませんね(笑)。」
家内「お茶目と言えば、バック・ラベルのバーコードに一工夫してます(笑)。」
「あっ、ホントだぁ(笑)。コルク止めのキャップにも山羊が描いてある(笑)。」
◎チェラスオーロ・ダブルッツォ・スペリオーレ 2021年 バローネ・コルナッキア イタリア赤・ロゼ 750ml 1508円税込み
私「新物の2021年の御披露目でございます(笑)。」
「おっ、貴族コルナッキアのロゼですね(笑)。美味しいんだよね(笑)。」
「2021年ですかぁ。早いのですね?」
家内「この春に瓶詰めしてしばらく休ましてから日本に6月頃に届きます。年に一度なので秋口には売り切れます(笑)。」
「2021年の作柄はどうかな(笑)?」
「う~ん!美味しい!コルナッキアのワインってどれも美味しい(笑)!フレッシュ&フルーティーなんだけど、飛び抜けている(笑)。」
「赤い果実のニュアンスが凄い(笑)。綺麗
!しかも鮮烈(笑)。」
私「このヴィンテージはモンテプルチアーノらしいストロベリーのニュアンスがベースにしっかり感じます。この点2020年とはちょっと違うかな?その上にフランボワーズやアセロラ、レモンなどが盛り沢山(笑)。2020年より複雑に感じます。」
「マスキューさん!私このロゼを飲むと赤ワインのモンテプルチァーノ・ダブルッツォに素直に繋がらないんですよね(笑)
。」
私「このキアレット ロゼはフレッシュに早く飲めるようにマロラクティック発酵を止めていますから、長い熟成を要する赤ワインとは設計図が違うので、繋がりませんよね(笑)。」
「このロゼ、私には赤ワインとしか思えませんよ(笑)。だってボジョレーより色が濃いですもん(笑)。」
家内「基本は赤ワインの作りなのですが、色があまりつかないうちに葡萄液を抜いたのがこのロゼ キアレットです。」
「新酒だと思えばイイのかな(笑)?」
「そうそう。今年はボジョレー・ヌーボーが高いみたいですよね?マスキューさんはどうするんですか?」
私「今年はボジョレー・ヌーボーは扱いません(笑)!3,000円のモリエールが5,000を越えますので無理です(笑)。」
「コンビニのボジョレー・ヌーボーだってめちゃくちゃ高いみたいですもんね(笑)
。」
「ボジョレー・ヌーボーに拘らなくてもイイんだよね。マスキューさんイタリアの新酒はやるの?」
私「はい!その予定です。ただ航空運賃が高そうなので見積り待ちです。あとラングドックの新酒の船便が入荷します。ボジョレー・ヌーボーの解禁日には届いているはずです。」
「なにも解禁日を勝手に決めてるんだから
、解禁日を決めてない新酒だって良いじゃない(笑)。」
私「はい。仰る通り!今年の新酒を飲めることを祝う!それが本来でございます(笑)。」
「便乗して儲けすぎ(笑)!」
「調子に載せられた我々にもかかわらず責任あるね(笑)。」
「ところでマスキューさんはロゼ・ワインの選び方上手ですよね(笑)。」
私「ありがとうございます!『大日本ロゼ・ワイン普及協会会長』が選んでおりますので(笑)。」
●ニエトロ・デ・ソモス ガルナッチャ 2017年 ボデガス・ソモス・ガルナッチャ 赤 スペイン アラゴン D.O.カラタユド 750ml 1885円税込み
「う~ん。濃いし深みがある。旨いね(笑)
。」
「高級だよね(笑)。2017年か、今飲んでちょうど良いね(笑)。」
「辛口なんだけど甘露(笑)。美味しい(笑)。」
「チョコレートのニュアンス。ガトー・チョコラかな(笑)。」
「ガルナッチャ単一とは思えない複雑さがあるよね。」
「粉っぽさ、チョコレートみたいな?」
「濃いけどとても飲みやすい。アルコール分はいかほどですか?」
家内「14.5%あります。でもそんなに高く感じませんよね(笑)。」
「うんうん。まさに折り合いが良い(笑)!」
「ということは、?」
私「高いアルコール分が気にならないほどのタンニンと酸がある。バランスがとれていると言うことでございます(笑)。」
「マスキューさん!これ、どう考えてもスペインのガルナッチャとは思えないですよ(笑)。」
私「最初、ブラインドで飲んだのですが、ローヌ・ヴィラージュの良い生産者かと思いましたよ(笑)。」
「そう言えば先月の試飲会で出た美味しいローヌに似てる(笑)。パフみたいな味のワイン。」
「昔はスペインのガルナッチャって荒くて荒くてどうにもならないからバルクでブレンド用として売られてたんだよね。ここまでクオリティーの高いガルナッチャができるとは!」
「栽培・醸造技術の進歩と資本投下の賜物だよね。もともと古いガルナッチャの葡萄樹があったのは幸いだけどね(笑)。」
私「EUから多額の補助金が入ったようですね(笑)。ワイナリーの写真を見てナパのブティック・ワイナリーかと思いましたよ(笑)。」
家内「レストランが併設され、ワイン・ツーリズムに対応したワイナリー作りがされてます。」
私「産地のカラタユドは標高が1,000mほどあり人が住むには過酷な環境。気温の日較差が30℃あります。まあ、自然環境
としては良いのかな(笑)。」
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添付ファイル:
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Written on 2022 07 31
桝久 試飲会リポート 前半
Jul 31, 2022 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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