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『ピウメ』 2021年 マルティルデ イタリア ロンバルディア 白 IGTプロヴィンチャ・ディ・パヴィア

Apr 23, 2024 by weblogland |
皆さん!
深谷ネギご存知ですよね(笑)。
先週の日曜日に家内とスーパーに買い物に寄りました。その折、太くてつやつやした立派なネギが立てて陳列されておりました。屹立するかのような神々しさ(笑)。惹き付けられるように…。
私「コレ食べよう!塩降って焼くだけで良さそう(笑)。」
家内「オッケー(笑)!」
そうすると何を飲むか?もちろん白ワイン。で試したのがコレ!

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〇『ピウメ』 2021年 マルティルデ イタリア ロンバルディア 白 IGTプロヴィンチャ・ディ・パヴィア 750ml 3111円税込み
美味しかったですよ~。
ネギの焦げた練っとりした旨味・甘味と素晴らしいマリアージュ。たまらん!
このワインもともと香りに生姜のようなニュアンスがありますから、当然ネギにも合う。しかも美味しい美味しい深谷ネギ(笑)。
皆さん!
この時期の深谷ネギを逃す事なきよう!

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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!

Apr 23, 2024 by weblogland |
今月末4月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
お時間はいつも通り、26日は17~20時、27日は11~20時となっております。
ご来店お待ちしております(笑)!

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ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・シュール・リー VV 2022 B&D マルタン フランス ロワール 白 ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・シュール・リー A.C.
750ml 1,791 円税込み

マスキューの大定番のマルタンが作るミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・・シュール・リー VV、ちょっとスタイルが変わってきました。
端的に言えば酸っぱさが減り旨味が増しました。
う~ん。
リンゴ酸が目立たなくなり、ふっくらした印象です。アラン・ジョフロワの作るシャブリv.v.を飲んでるかのようです(笑)。
共に木の大樽でワインを熟成することで収斂性の酸の角を取るクラシックな技法で作られていますからさもありなん。
マルタンのミュスデの酸っぱさは?
単純に酸っぱさを残すならSO2を使ってマロラクティック発酵を止めれば良いだけなのですが。クラシックな作りのマルタンは余計なことをしません。ワイン本来の自然な味わいのスタイルを守っているようです。
リンゴ酸が少なくなるのは温暖化の影響?基本このワインはアルコール12%くらいをターゲットにして収穫するようですが、温暖化によりそれが早まると同時に暑すぎて酸の生成量が減る。→リンゴ酸の生成が満了しないもしくは通常より少ない時点での収穫となる。→そしてリンゴ酸を減らすマロラクティック発酵もしっかりやる。結果としてリンゴ酸が少なくなる。それゆえ酸っぱさが目立たなくなる。元々が濃いジュースなので旨味の酸味が目立つようになった。のかな(笑)?





以下以前の記載

夏になると無性に飲みたくなるロワールの白、ミュスカデ S & M ・シュール・リー。満足のいくものが なかなかみつからなかったけれど、今回のドメーヌ マルタンはおすすめです。
ミュスカデ S & M ・シュール・リーにしては濃いめの黄金色。もしや重いタイプ──と思いきや、キレがよくて すっきりしています。

シュール・リーから生じるコクは適度で満足感があります。ミネラルも豊富に感じられます。塩っぽさとわずかの苦みが特徴で、ワイン全体を引き締めてくれます。控えめでかわいらしい花の香とレモンの香りがまじりあって さわやか。少々温度が上がったとしてもダレずに楽しめるのが嬉しい。隅々まで目の行き届いた上質のワイン。牡蠣には絶対のおすすめです。

ドメーヌ マルタンは1952年の設立。使用する葡萄の平均樹齢は60年!!どうりで凝縮感たっぷり。また、現在ワインづくりを担当する3代目ドミニクが使っている樽は45年前におじいさんがつくったという“古樽”。古木と古樽。この2つの“古”がドメーヌ マルタンの美味しさの秘訣。家族の歴史がつくりあげた味わい。お試しください。

〇『ピウメ』 2020年 マルティルデ イタリア ロンバルディア 白 IGTプロヴィンチャ・ディ・パヴィア 750ml 3111円税込み

家内「マルティルデの白。凄く可愛い猫ちゃんだね(笑)。シャム猫だって。ボナルダの猫とは違うみたいだね(笑)。」
Kさん「奥さんが描いたものかな。愛情がたっぷり(笑)。ボナルダの猫よりも愛情かけてる(笑)。」
私「とろけてますね(笑)。ワインもとろけてるかな(笑)?」
Kさん「セパージュは何でしたっけ?」
家内「え~と。マルヴァジアです。ここのところマルヴァジア続き(笑)。」
私「コレ飲んでマルヴァジアって解る人居ないんじゃないかな(笑)。解らなかった(笑)。」
家内「マルヴァジアって亜種が多いからね
(笑)。ちなみにこのマルヴァジアもマルヴァジアの中でもアロマの強いマルヴァジア・ディ・カンディア種。50年以上前の古い区画のもの。木樽は不使用。」
私「一番良い区画なんだろうね(笑)。アロマ勝負!だね(笑)。」
Kさん「濃厚でがっちり(笑)!マルヴァジアっぽくない。渾身のワインですな(笑)。ロンバルディアのマルヴァジアって、中部イタリアのものとは趣がだいぶ違いますね(笑)。」
私「白桃、黄桃…ですよね。あまりオレンジっぽくないかな?まあ、でも香りはまだ輪郭がはっきり出ていないみたいだね。」
家内「黄色の果肉にオレンジは混ざっている!ただ中部イタリアみたいな、オレンジ・バーンみたいではないですよね(笑)。
夏みかん系かな。」
家内「あと、とてもスパイシー!樟脳…、切り山椒…、生姜!」
Kさん「とてもスパイシーですよね。しかもスパルタン。猫の絵に騙されちゃいけない(笑)!凄いですね(笑)。小麦っぽさも感じますね。」
私「高級中華食べながら飲んだらぴったりかも(笑)?」
Kさん「お一人様2万円コースかな(笑)?」
家内「うんうん。あとこのワイン、絶対に大根に合うはず!大根おろし食べながら飲んだらハニーさが引き立つはず(笑)。」

後日談

一週間以上かけて飲みましたが、味わいのベースはマルヴァジアでした。薔薇やライチ、オレンジなど『ドンナルーチェ』に近い味わい。マルヴァジアって不思議なセパージュですね(笑)。


以下インポーターさん資料より

土地、葡萄、家族への愛情が育むナチュラルワイン 「マルティルデ」は、ミラノから南に約60km、ピアチェンツァに程近いロンバルディア州南端、ロヴェスカーラの標高200mの小高い丘の頂に処を構えています。ピエモンテ、リグーリア、エミリア・ロマーニャと州境を接するこの地域はオルトレポ・パヴェーゼの生産地域で、古い文書にこの地で西暦1100年頃からぶどう栽培とワイン造りが行われていたとの記録が残っています。「マルティルデ」はこの地に17ヘクタールの地所を所有し、そのうち15ヘクタールに土着品種のクロアティーナを始めバルベーラ、マルヴァジアなど様々なぶどうが植えられています。ミラノのIBMに勤め、ワインとは全く無縁の仕事をしていたレイモンドとアントネッラのロンバルディ夫妻がロヴェスカーラの美しい風土と古いぶどう畑が広がるマルティルデの地所に強く惹かれ、ミラノからこの地に移り住んだのは今から30年ほど前。ワイン造りに関する知識も経験も皆無だった2人は栽培と醸造について一から学び、1991年にファースト・ヴィンテージがリリースされました。スタート当初レイモンドはIBMでの仕事を続けており、平日はロヴェスカーラとミラノを往復する生活を1997年まで続けました。 、畑 彼らはぶどうの栽培には当初から有機農法を取り入れ、さらに ロンバルディアを中心に活躍する腕利きのエノロゴ、ジュゼッペ・ザッティをパートナーに迎え、現在では素晴らしいナチュラル・ワインの造り手として確固たる地位を築いています。マルティルデの畑はいずれも古くからある畑で、一部の畑には樹齢数十年の古樹が残っていますが、彼らは樹勢の落ちた古樹は植え替えを進めており、植え替えの済んだ畑では樹齢3~14年の樹が1ヘクタール当たり5000本の密度で植えられています。 樹は全てギュイヨに仕立てられ、剪定によって果実は1本当たり10房以下に抑えられます。土壌は粘土質が主体で少量の石灰質が交じり、果実味豊かな赤やはつらつとしたミネラル感を持った白ワインを産み出します。土壌の構成は畑ごとに微妙に異なり、ぶどうの味わいに変化をもたらします。植物の適度な競合と低収量によって土壌の安定と肥沃さを維持するため、1993年以降畑の下草を定期的に刈り込む作業を行っています。 また畑への施肥はそれぞれの畑の状態、すなわち土壌の養分構成や前年の収穫量や作柄に基づき
、堆肥などの有機肥料が必要最低限施されます。病害への対策も同様に制限され、可能な限り好ましい気象条件の時に天然由来の環境への影響の少ない薬剤を必要最低限使用します。農薬や合成除草剤は一切用いません。 、ぶどう 彼らのぶどうの中で最も重要なものは、黒ぶどうではクロアティーナです。「ボナルダ・ディ・ロヴェスカーラ」とも呼ばれるこのぶどうは古くから栽培され、その卓越した品質には定評があります。彼らもこのぶどうには特別な思い入れがあります。また最近では、適度な酸を持ち熟成に向いたバルベーラにも力を入れています。一方白ぶどうはマルヴァジアがメインです。1993年、彼らは古い畑に初めてマルヴァジア・ディ・カンディアのクローンを植えました。現在、これは彼らの最も重要なぶどうの一
つになっています。このぶどうからは2つの異なるタイプのワイン – フレッシュなタイプと、約6ヶ月のマセレーションを行ったいわゆる「オレンジ・ワイン」 – が造られます。ぶどうはすべて自社栽培のもののみを使用し、買いぶどうは一切使用しません。収穫が近づくと、彼らは頭をからっぽにして畑の隅々まで歩き回り、ぶどうの風味(甘味、渋味、柔らかさなど)を徹底的にチェックします。この食味による確認と並行して糖度、酸度、phなどの分析も行われ、最適と判断された時点で手早く収穫が行われます。これらの作業は秋の気候の変わり目までに終わらせなければならないため、常に時間との戦いとなります。ぶどうは全て手摘みによる収穫後直ちにセラーへと運ばれ、圧搾が行われます。発酵は赤も白も全てステンレスタン
クで行います。
発酵を安定させるために発酵の前後でSO2を加える生産者が多いのですが、彼らは果汁の状態が良ければ発酵の前にSO2を加えません。発酵終了後に法律で認められた量よりはるかに少ない量を添加するだけです。そのため彼らのワインはSO2の含有量が低く、「飲んでも頭が痛くならないワイン」は彼らの自慢です。発酵後白ワインはそのまま瓶詰めまでタンクで熟成させます。 赤ワインはマロラクティック発酵を行い、熟成のために樽へと移されます。彼らはワインによって2500リットルの大樽と225リットルのバリックを使い分けています。バリックで熟成させたものにはバニラやコーヒー、スパイスのフレーバーが備わります。赤ワインは瓶詰めの前に卵白とゼラチンで清澄を行います。 、  彼らのワインにはすべて彼らの家族 – 一緒に
暮らす犬、猫、馬たちの名前が付けられ、アントネッラによって描かれた可愛らしいラベルが貼られ、ワインを味わう人々を和ませます。有機ぶどうから造られたワインはいずれも果実本来の風味にあふれ、飲む人に強い印象を与えます。ロヴェスカーラの地、そこから産まれるぶどう、そして家族たちへ限りない愛情をそそぐアントネッラとレイモンドの想いが詰まったマルティルデのワインを是非味わって下さい。

◎ロゼ・ド・モンデュース 2021年 イヴ・ジラール・マドゥ フランス サヴォア ロゼ ヴァン・ド・サヴォア・ロゼA.C. 750ml 2545円税込み

以前マスキュー試飲会でご紹介したサヴォアのモンデュースの赤、覚えておられますか?ふくよかで香り高くとても美味しく、ピノ・ノワール的な高級な味わいでした。それゆえモンデュースのロゼは絶対に美味しいはず!
以来ずっと探しておりましたが、見つけました!
生産者はモンデュースの赤の生産者ラヴィエではありませんが(日本には入っていないし、そもそも作っているかどうか解らない。)、シニャン村で1960年代から葡萄栽培を続けるイヴ・ジラール・マドゥのロゼ・ド・モンデュースです。1988年にドメーヌとなり現在は4代目の
イヴ・ジラール・マドゥさんにより運営されています。
セニエ法で作られたこのワイン、とてもふくよかで旨味たっぷり。柔らかでありながらミネラリーもしっかり感じます。そして何よりも明瞭で複雑な果実味。赤いチェリーはあくまでも明瞭。それにトマトのような冷涼な香りが伴います。香りは何処までも伸びやか。
オーストリアのミューラー・グロースマンのロゼをもっとふくよかにした印象。
完成されています(笑)!
このロゼ、年産1500本のみ。しかもイヴ・ジラール・マドゥのワインは全体の5%しか輸出されておらず。ほとんどが国内の星付きレストラン御用達のようです(笑)。
大日本ロゼ・ワイン普及協会一押しのロゼ・ワインでございます!

●ラゼロール・ヴィエイユ・ヴィーニユ 2020年 レイモン・ジュリアン フランス ミネルバA.C. 赤 750ml 2545円税込み

マスキューの愛するフランス・ミネルバのレイモン・ジュリアンが作るラゼロールv.v.が2019年から2020年ヴィンテージに変わりました。
そうすると取り敢えずティスティングです!
メンバーはいつも通りKさん、私、家内(笑)。
私「ラゼロール2020年に変わってお値段も高くなりました(笑)。」
Kさん「カリニャンで作ったクラシックなワインでしたね。マスキューさん大好きなワイン(笑)。」
家内「う~ん。香りが濃い(笑)。重くて甘い香り。」
Kさん「エキゾチックな…、ニッキ…、スパイスの香り。凝縮してるなぁ(笑)。大きさ感じますね(笑)。」
私「あっ!甘くて大きいけど、2019年のラゼロールとはスタイルが違いますね。」
家内「2019年よりヘビーで甘い。」
Kさん「カリニャン、カリニャンしていない。まだ閉じてる?でも渋かったり飲みにくい訳じゃないんですよね?」
家内「全房発酵して短い醸し、そして上澄みだけで作ってるにしては濃い(笑)。でも、作りは同じはず。」
私「うんうん。基本同じなんだけど…、葡萄の作柄の性かも?」
家内「甘さがグルナッシュ的なんだよね。」
Kさん「2019年より醸しが長いのかな?」
私「同じレイモン・ジュリアンの2019年の
ル・グランパンシャンに似てる(笑)。あれはセパージュは違うけど醸しがラゼロールの倍の二週間でしたよね。」
家内「2020年のラゼロールはまだ若いのかも。カリニャン特有の赤さがまだ出てない。」
Kさん「旨味の酸味はたっぷりあるんだけど、開けたては単純に感じる。とても飲みやすいのも要注意(笑)。でも良いワインなのは確かなんだけど…。」
私「2019年はカリニャンのスモモの香りが支配的で明瞭でしたが、2020年の開けたてはそうではありませんね。ちょっと時間がかかりそう。」
家内「2020年は収穫が早かったから出来上がるワインもイレギュラーなのかな?
スタイルの違いが想定外(笑)。」
私「御し難いヴィンテージだったのかも(笑)?」

続く

昨日の続きです(笑)。

家内「このラゼロール2020年、カリニャンらしくないんだよね。グルナッシュ・ブレンドなんだよね(笑)。」
私「丸一日たっても昨日とあまり変わらないけど(笑)、タンニンに質感が出てきて滑らかになっている。濃さがさらに増したよう。」
家内「確かに大きい(笑)。巨大(笑)。でもこれってラゼロールっぽくないんだよね。」
私「スモモみたいな香りが中に感じられる。きっと明日には赤いスモモの香りが増すはず!勘だけど(笑)。」
家内「ワインとしての訴求力はある。2019年と同じ作りならば、よほど葡萄の量が少なくしかも上手く成熟・凝縮したとしか思えない。あのあっさりした上澄みだけで作ってこれ程の凝縮感・重さが出たとしたら、私の想定外(笑)。」
私「生産者のレイモン・ジュリアンも想定外だったかもね(笑)。」

そして翌日

私「スモモ出たよ(笑)!」
家内「あっ!カリニャン(笑)。」
私「2020年って良し悪しを簡単に判断出来ないね(笑)。」
家内「うんうん。生産者や地域でバラツキが実際に多い。」
私「あと、簡単に手の内は明かさない(笑)。ワインを硬く感じる事が多い作柄だよね。」
家内「異常に収穫が早かったからリンゴ酸が多い年だよね。」
私「あと、酒石酸も多いからね。ちょっと苦く感じる。」
家内「このワイン飲んで最初ちょっと苦く感じたのは酒石酸なんだね。」
私「酒石酸の苦味ってティスティングで判断するの難しいんだよね。ドイツ・ワインなら酒石酸に注意してティスティングするから見落とさないけど、赤は難しいよね。」
家内「そうそう。最近の赤ワインはマロラクティックコントロールしたりするから余計だよね(笑)。」
私「レイモン・ジュリアンは基本余計なことしないから、判断の物差しとしてはよいね。後でインポーターさんに分析表を見せて貰おうかな(笑)。」
家内「見せてくれるかな(笑)?」

さらに翌日

私「もしもし、マスキューですけど、2020年のラゼロールv.v.いつもと違ってたよ
(笑)。」
インポーターさん「そうですか。実は私たちまだ飲んでないもので…。どうでした?」
私「一言で言うと濃い。とてもフレンドリーで売れると思うよ(笑)。ヴィンテージの性かな?」
インポーターさん「おそらく…。ちょっと調べてみますね。」

ここで時間がかかると予測(笑)

私「実際数はどのくらい入ったの?2019年と比べてどう?」
インポーターさん「それだったらすぐ解ります(笑)。え~と。あっ!2022年は2019年の1/3しか来てません!」
私「やっぱり全体の収穫量は少ないんだな
。ありがとうございました!」

大体予想通りかな(笑)?




以下2019年の記述
彼の地で300年以上続くヴィニロンの家系。1980年代より元詰めを始め、ドメーヌ名はシャトー・ミロス。フランス革命後から続く生粋のヴィニロンですね。約20ヘクタールの畑にはシラー7ヘクタール、グルナッシュ・ノワール5.4ヘクタール、カリニャン5ヘクタール、サンソー1.5ヘクタール、アリカント・ブーシェ1.1ヘクタール作付けしています。

この『ラゼロール』は1910年、1944年、1968年植樹の古いカリニャン100%で作った特別なキュヴェ。収穫量はかなり低く25ヘクトリットル。畑の植樹はざっと見たところ1ヘクタール当たり3000本ほどですから1本の葡萄樹からワイン1本くらいの収量かと。

造りはクラシックなマセラシオン・カルボニックによる2週間かけて全房発酵。セメント・タンクで発酵後にプラスチック樹脂性のタンクで14ヶ月熟成して瓶詰め。
フリー・ランだけでなく、プレス果汁を加えることで全体の質感を上げています。この案配は絶妙。明瞭な果実味、旨みとヘビーなタンニンの折り合う様は甘美。腐葉土、なめし革、ベーコン、チョコレートなどの香りにスモモ等の小粒の暖かみのあるベリーの果実が溶け込む。このクラシックは造りこそがカリニャン特有のチャーミングなスモモの果実味を引き出せる!何人かのお客様にティスティングしていただきましたが、

『マスキューさんが好きな味のワインだね(笑)。』

『この味のワイン、試飲会で何度か飲みましたよ(笑)。』

仰る通り!私の大好きな味わいのワインでございます(笑)。土の香りがして、スモモの素朴な果実味・香りは私の大好きなスタイルでございます(笑)。すぐ飲めて凄く美味しゅうございます(笑)。

●『トラムンテ』 2017年 カンティーナ・タリアフィエッロ イタリア カンパーニャ 赤 コスタ・ダマルフィーD.O.P. 750ml 3111円税込み

イタリア・カンパーニャの景勝地で名高いアマルフィ海岸沿いの断崖。その背後の渓谷標高320mの急傾斜地にある畑で有機栽培(認証未取得)で育った地場葡萄で特徴的なワインを作るカンティーナ・タリアフィエッロ。
1990年生まれのラファエレ・タリアフィエロさんによって2015年に設立されたベンチャー的なワイナリー。といっても元々がトラムンテ村に在住し葡萄栽培をしていた農家。自分で唯一無二のワインを作ることを決意し、それを実行したわけです(笑)。どうやら幼少期に共に畑で過ごした祖父の影響を受けたようです。
ティントーレは10月中旬、ピエディロッソは10月中旬~下旬に手摘みで収穫。共に地場品種であり、中にはプレ・フィロキセラの葡萄樹もあるようです。当然100年以上の古樹ですから大木(笑)。
ホームページを覗くととんでもない古樹
が這えてます。ラファエレさんに向かって右下に樹齢200年はあろうかと思われる
大木が(笑)。この地域はフィロキセラが到達しなかったため、古い葡萄樹が残っているようです。300年を超す樹齢の葡萄樹も少なからず残っている地域です。
いつぞやご紹介した 〇ヴィテ・マリラータ 2018年 イ・ボルボーニ イタリア 白 カンパーニャ アスプリ-ニオ・ディ・アヴェルサD.O.C これもカンパーニャのワインでしたが、天空に伸びる樹齢350年の葡萄。衝撃的でしたよね(笑)。タリアフィエッロの場合棚仕立てですから天空には伸びず異様に太い(笑)。まあ、梯子をかけて命がけで収穫する必要は無さそうですが(笑)。

選果後除梗・破砕、その後果皮と共にステンレスタンクで12~15日間温度管理しながら野生酵母で発酵。
発酵終了後澱と共に2年間タンクで熟成。基本木樽の影響は排除し葡萄のアロマだけで勝負(笑)。
私「こりゃ凄い。ユニークなグレート・ワイン(笑)。」
Kさん「広がり・余韻、圧巻ですな(笑)。壮麗!」
家内「2017年ヴィンテージとは思えない溌剌とした味わいにびっくり(笑)。なんでこんなに溌剌としてるの?」
Kさん「全然古びてないね(笑)。2017年ヴィンテージとは思えない。この先どれ程持つの(笑)?」
私「もちろんとても美味しいのですが、経験したことのない味わい。」
家内「特に香りが独特(笑)。なめし革のような熟成香りにとてもユニークな香木のような香り。」
Kさん「エキゾチックですよね。果実はチェリーかな。赤、黒…。」
私「口の中に入れると少し粉っぽく…、アリアニコに似てなくもないが違う。」
Kさん「液体自体はとてもミネラリー。いかにも鉱物っぽく硬質。」
私「透明感があり研ぎ澄まされている。しかも計り知れないほど複雑。まあ、開けてすぐには解らないけど(笑)。」
家内「この香木のような香り…、なんだろう?気になる。う~ん。お祖母ちゃんが作った『きゃらぶき』の香り(笑)。」
私「柏餅の柏の葉?アーティチョーク?ニッキぽくもあるかな(笑)?あとバルサミコっぽさもある。」
Kさん「『ティントーレ』と『ピエディロッソ』でしたっけ。似たキャラクターなのかな(笑)?それにしても底知れない。トマトには合いそうなんだけど(笑)。」
家内「解った!『ガリオッポ』!」
私「月桂樹かな?」

以上5本!
当日サプライズで増えるかも(笑)?

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ラゼロール2020年

Apr 21, 2024 by weblogland |
昨日の続きです(笑)。

家内「このラゼロール2020年、カリニャンらしくないんだよね。グルナッシュ・ブレンドなんだよね(笑)。」
私「丸一日たっても昨日とあまり変わらないけど(笑)、タンニンに質感が出てきて滑らかになっている。濃さがさらに増したよう。」
家内「確かに大きい(笑)。巨大(笑)。でもこれってラゼロールっぽくないんだよね。」
私「スモモみたいな香りが中に感じられる
。きっと明日には赤いスモモの香りが増すはず!勘だけど(笑)。」
家内「ワインとしての訴求力はある。2019年と同じ作りならば、よほど葡萄の量が少なくしかも上手く成熟・凝縮したとしか思えない。あのあっさりした上澄みだけで作ってこれ程の凝縮感・重さが出たとしたら、私の想定外(笑)。」
私「生産者のレイモン・ジュリアンも想定外だったかもね(笑)。」

そして翌日

私「スモモ出たよ(笑)!」
家内「あっ!カリニャン(笑)。」
私「2020年って良し悪しを簡単に判断出来ないね(笑)。」
家内「うんうん。生産者や地域でバラツキが実際に多い。」
私「あと、簡単に手の内は明かさない(笑)。ワインを硬く感じる事が多い作柄だよね。」
家内「異常に収穫が早かったからリンゴ酸が多い年だよね。」
私「あと、酒石酸も多いからね。ちょっと苦く感じる。」
家内「このワイン飲んで最初ちょっと苦く感じたのは酒石酸なんだね。」
私「酒石酸の苦味ってティスティングで判断するの難しいんだよね。ドイツ・ワインなら酒石酸に注意してティスティングするから見落とさないけど、赤は難しいよね。」
家内「そうそう。最近の赤ワインはマロラクティックコントロールしたりするから余計だよね(笑)。」
私「レイモン・ジュリアンは基本余計なことしないから、判断の物差しとしてはよいね。後でインポーターさんに分析表を見せて貰おうかな(笑)。」
家内「見せてくれるかな(笑)?」

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2019年よりヘビーで甘い

Apr 21, 2024 by weblogland |

マスキューの愛するフランス・ミネルバのレイモン・ジュリアンが作るラゼロールv.v.が2019年から2020年ヴィンテージに変わりました。
そうすると取り敢えずティスティングです!
メンバーはいつも通りKさん、私、家内(笑)。
私「ラゼロール2020年に変わってお値段も高くなりました(笑)。」
Kさん「カリニャンで作ったクラシックなワインでしたね。マスキューさん大好きなワイン(笑)。」
家内「う~ん。香りが濃い(笑)。重くて甘い香り。」
Kさん「エキゾチックな…、ニッキ…、スパイスの香り。凝縮してるなぁ(笑)。大きさ感じますね(笑)。」
私「あっ!甘くて大きいけど、2019年のラゼロールとはスタイルが違いますね。」
家内「2019年よりヘビーで甘い。」
Kさん「カリニャン、カリニャンしていない。まだ閉じてる?でも渋かったり飲みにくい訳じゃないんですよね?」
家内「全房発酵して短い醸し、そして上澄みだけで作ってるにしては濃い(笑)。でも、作りは同じはず。」
私「うんうん。基本同じなんだけど…、葡萄の作柄の性かも?」
家内「甘さがグルナッシュ的なんだよね。」
Kさん「2019年より醸しが長いのかな?」
私「同じレイモン・ジュリアンの2019年の
ル・グランパンシャンに似てる(笑)。あれはセパージュは違うけど醸しがラゼロールの倍の二週間でしたよね。」
家内「2020年のラゼロールはまだ若いのかも。カリニャン特有の赤さがまだ出てない。」
Kさん「旨味の酸味はたっぷりあるんだけど、開けたては単純に感じる。とても飲みやすいのも要注意(笑)。でも良いワインなのは確かなんだけど…。」
私「2019年はカリニャンのスモモの香りが支配的で明瞭でしたが、2020年の開けたてはそうではありませんね。ちょっと時間がかかりそう。」
家内「2020年は収穫が早かったから出来上がるワインもイレギュラーなのかな?
スタイルの違いが想定外(笑)。」
私「御し難いヴィンテージだったのかも(笑)?」

続く

昨日の続きです(笑)。

家内「このラゼロール2020年、カリニャンらしくないんだよね。グルナッシュ・ブレンドなんだよね(笑)。」
私「丸一日たっても昨日とあまり変わらないけど(笑)、タンニンに質感が出てきて滑らかになっている。濃さがさらに増したよう。」
家内「確かに大きい(笑)。巨大(笑)。でもこれってラゼロールっぽくないんだよね。」
私「スモモみたいな香りが中に感じられる
。きっと明日には赤いスモモの香りが増すはず!勘だけど(笑)。」
家内「ワインとしての訴求力はある。2019年と同じ作りならば、よほど葡萄の量が少なくしかも上手く成熟・凝縮したとしか思えない。あのあっさりした上澄みだけで作ってこれ程の凝縮感・重さが出たとしたら、私の想定外(笑)。」
私「生産者のレイモン・ジュリアンも想定外だったかもね(笑)。」

そして翌日

私「スモモ出たよ(笑)!」
家内「あっ!カリニャン(笑)。」
私「2020年って良し悪しを簡単に判断出来ないね(笑)。」
家内「うんうん。生産者や地域でバラツキが実際に多い。」
私「あと、簡単に手の内は明かさない(笑)。ワインを硬く感じる事が多い作柄だよね。」
家内「異常に収穫が早かったからリンゴ酸が多い年だよね。」
私「あと、酒石酸も多いからね。ちょっと苦く感じる。」
家内「このワイン飲んで最初ちょっと苦く感じたのは酒石酸なんだね。」
私「酒石酸の苦味ってティスティングで判断するの難しいんだよね。ドイツ・ワインなら酒石酸に注意してティスティングするから見落とさないけど、赤は難しいよね。」
家内「そうそう。最近の赤ワインはマロラクティックコントロールしたりするから余計だよね(笑)。」
私「レイモン・ジュリアンは基本余計なことしないから、判断の物差しとしてはよいね。後でインポーターさんに分析表を見せて貰おうかな(笑)。」
家内「見せてくれるかな(笑)?」

さらに翌日

私「もしもし、マスキューですけど、2020年のラゼロールv.v.いつもと違ってたよ(笑)。」
インポーターさん「そうですか。実は私たちまだ飲んでないもので…。どうでした?」
私「一言で言うと濃い。とてもフレンドリーで売れると思うよ(笑)。ヴィンテージの性かな?」
インポーターさん「おそらく…。ちょっと調べてみますね。」

ここで時間がかかると予測(笑)

私「実際数はどのくらい入ったの?2019年と比べてどう?」
インポーターさん「それだったらすぐ解ります(笑)。え~と。あっ!2022年は2019年の1/3しか来てません!」
私「やっぱり全体の収穫量は少ないんだな。ありがとうございました!」

大体予想通りかな(笑)?

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驚くほど濃密

Apr 20, 2024 by weblogland |
最近はヴィンテージ変更と価格改訂が多く大変です(笑)。
何故かと言うと飲まなくては!
やはり飲んで確認は大事な作業です(笑)。然るに飲む!

そうそう、桝久の愛するリアス・バイシャスのエチケタ・ヴェルデ アグロ・デ・バザン も値段とヴィンテージが変わりました。今度は2022年です。お値段は遂に3,000円越えちゃいました。

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まあ、リアス・バイシャスとしてはトップ・クラスの生産者ですから仕方ない。
飲んでみますと…。
驚くほど濃密。パワーはリアス・バイシャスとしては経験したことのないレベル(笑)。御し難いレベル。本当にリアス・バイシャスなの(笑)?
う~ん。
確かにリアス・バイシャスなんですが、コレってリアス・バイシャスと言って良いのかな?私の想定外の大きさと強さ。
魚介類じゃなくて肉に合わせた方が良いかも(笑)。
同時にコントラ・プント2022年も飲みましたが、同じ様に強い。どうやら作柄の性ですね。
飲んでおいて良かった(笑)!

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ラゼロール・ヴィエイユ・ヴィーニユ 2020年 レイモン・ジュリアン

Apr 18, 2024 by weblogland |
マスキューの愛するフランス・ミネルバのレイモン・ジュリアンが作るラゼロールv.v.が2019年から2020年ヴィンテージに変わりました。

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そうすると取り敢えずティスティングです!
メンバーはいつも通りKさん、私、家内(笑)。
私「ラゼロール2020年に変わってお値段も高くなりました(笑)。」
Kさん「カリニャンで作ったクラシックなワインでしたね。マスキューさん大好きなワイン(笑)。」
家内「う~ん。香りが濃い(笑)。重くて甘い香り。」
Kさん「エキゾチックな…、ニッキ…、スパイスの香り。凝縮してるなぁ(笑)。大きさ感じますね(笑)。」
私「あっ!甘くて大きいけど、2019年のラゼロールとはスタイルが違いますね。」
家内「2019年よりヘビーで甘い。」
Kさん「カリニャン、カリニャンしていない。まだ閉じてる?でも渋かったり飲みにくい訳じゃないんですよね?」
家内「全房発酵して短い醸し、そして上澄みだけで作ってるにしては濃い(笑)。でも、作りは同じはず。」
私「うんうん。基本同じなんだけど…、葡萄の作柄の性かも?」
家内「甘さがグルナッシュ的なんだよね。」
Kさん「2019年より醸しが長いのかな?」
私「同じレイモン・ジュリアンの2019年の
ル・グランパンシャンに似てる(笑)。あれはセパージュは違うけど醸しがラゼロールの倍の二週間でしたよね。」
家内「2020年のラゼロールはまだ若いのかも。カリニャン特有の赤さがまだ出てない。」
Kさん「旨味の酸味はたっぷりあるんだけど、開けたては単純に感じる。とても飲みやすいのも要注意(笑)。でも良いワインなのは確かなんだけど…。」
私「2019年はカリニャンのスモモの香りが支配的で明瞭でしたが、2020年の開けたてはそうではありませんね。ちょっと時間がかかりそう。」
家内「2020年は収穫が早かったから出来上がるワインもイレギュラーなのかな?
スタイルの違いが想定外(笑)。」
私「御し難いヴィンテージだったのかも(笑)?」

続く

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ちょっと桃の香りがするカビネット

Apr 16, 2024 by weblogland |
えへへ(笑)。
コレ、なーんだ?

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ドイツのリースリング・カビネットです!
実は先月の試飲会でラインガウのクラスが作るリースリング・トロッケンを飲みながら想いました。
う~ん。
古典的なリースリング飲みたい!
たまにこんな衝動に駆られるのですが(笑)、クラスのワインを飲んでますます飲みたくなっちゃいました。
ドイツのリースリングでもラインガウやモーゼルは特別。ちょっと高いので敬遠ぎみですが(笑)…。ある意味味わいのスタイルが完成してるので、そんなに頻繁に飲みたいとは思いませんが、今とても飲みたい(笑)!
切れが良く、伸びやかで、果実味豊かなリースリング。白い花やレモン、ライム、グレープフルーツだけではなく桃やネクタリンを連想できるもの!
そう!
高貴な品種リースリング。でもそれは高すぎるので、ちょっと桃の香りがするカビネット程度で充分(笑)。

ちょっと期待しております(笑)。

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いやー、今日は暑かったですね。

Apr 16, 2024 by weblogland |
外に出ると汗ばむほど。体の動きが良くなる(笑)ほどですから楽。こうなってくると取り敢えずビール!家内と取り敢えず大瓶を1本飲む。私はコップ1杯で家内はコップ1杯半(笑)。そして十数本のワインのティスティングに突入。
今回は以前飲んだもののヴィンテージ違いや、それも含めて2020年ヴィンテージのものが4~5本あります。特にイレギュラーな2020年はやはり味わいもイレギュラー(笑)。同じ生産者の2020年を比べると明らかに作柄の違いが出ています。生産者の苦悩を感じるヴィンテージと実感

私「2020年は必ずティスティングしないと売れないね。やはり収穫が異常に早かった性みたいだね。」
家内「特にフランス、イタリアは生産者も手こずってる印象だよね。我々だって面食らうワイン。ヴィンテージの差異が範疇を越えていることに驚いた。」
私「スタイルが違ったり、同じ生産者のものとは思えなかったり、2020年は難しい作柄だよね。」

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真夜中にストライク!

Apr 14, 2024 by weblogland |
真夜中にストライク!

今、我が家の食卓の上と脇には13本のワインがありますよ。しかもすべてティスティング中。
昨晩4時頃トイレに行く。まだ真っ暗で時計見ると4時ちょっと回ったくらい。ふらふらしながら布団に戻る途中、蹴つまづく。ガラガラ、バッシャン、見事ストライク!
あっ!全部倒れてる(笑)!
と思っていたところ、黒い液体がカーペットの上に広がる。
どっひゃー!さすがに眠気が覚める(笑)。
取り敢えずコルクが衝撃で抜けたのか瓶が割れたのか?電気をつけて確認。それと同時にタオルを漏れたワインに被せる。ワインを1本ずつテーブルに載せ、被害が広がらなくしなくては。
だいぶ冷静になってきて、『ワインの匂い嗅いでどのワインなのか当ててみようかな(笑)。』まだまだ寝ぼけてますね(笑)。
完全に目が覚めると、トイレットペーパーをとってきて、カーペットのワインを吸いとる作業に没頭(笑)。
う~ん。年寄りが夜中トイレにたった時に怪我をするのはこういう事か。と実感(笑)。まあ、怪我なく良かったな(笑)。
もちろん家内にめちゃくちゃ怒られしょんぼりしております。

まさか、まさかの、真夜中のストライクでございました(笑)。

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さあ、今日からスパートです(笑)!

Apr 13, 2024 by weblogland |
何を?

裏ティスティングです(笑)。

今日昼間にKさんに来ていただきティスティング。その残り10本以上のワインが我が家の食卓を占領します(笑)。月末の試飲会までの期日が押してきましたから、家内と私の総力戦です(笑)。食事をしながらワインを飲んでメモをとる。毎日毎日ちびちびと観測。ワインが尽きるまで続きます。途中でさらに新たなサンプルを取り寄せた日には、テーブルの上に乗りきれず床上にもボトルが並ぶことになります(笑)。

あ~、大変!
でも楽しい(笑)!

今回は飲むのが辛くなるワインはほとんどありませんから、少しは楽。
でもですね(笑)、我が家の食卓を鉄則 二日酔いするほどは飲まない!
まあ、深く酔うほど体力がありませんから、だいたい眠くなってバタンキュー(笑)。メモとっていますから、安心して深い眠りにすぐ落ちます(笑)。
さあ、頑張るぞ!

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先月末からマスキューはちょっと忙しい(笑)。

Apr 12, 2024 by weblogland |
先月末からマスキューはちょっと忙しい(笑)。

マスキューの一番古いお客様でもある総持寺さんで蛍山禅師の700回忌です
。ですから地方よりお坊さんが大挙して法要を営みます。そうなるとつられてマスキューにも「何時にコレとアレ持ってきて!」、「あそこにお届けものして!」「マスキューさん、まだやってますか(笑)
?」等々昔の方からお声をかけていただきます(笑)。お互いの父親からの知り合いだったり、息子さんが修行にきていたらり、時が経つのを実感します。
コロナ禍があった性ではありますが、50年前の650回忌の時とは様変わり。あの時は大駐車場がバスで一杯になりました。今ではそうはなりません。時代が大きく変わったのを実感します。
ふと翻って自分マスキューをみると、スタイルは様変わりしています。ワイン専門店としてひっそり息をしています(笑)。
ですから昔ながらの配達をするのは懐かしいですね(笑)。腰と膝にきますが(笑)。
まあ、マスキューは跡取りがいるわけでもありませんから、いつかは閉店の運命です。でもですね(笑)、それをいかにして延ばすか?どれだけダラダラ、しかも迷惑をかけずに続けられるか(笑)?私は今年で65歳になりますから、真剣に考えながら毎晩どのワインを飲もうか?楽しんでおります(笑)。
ワインを美味しく飲めるうちが花。正確なティスティングが出来なくなったらすぐ辞めます(笑)。家内が隣で『あんたと一緒にしないでよ!』と思ってるような気がします(笑)。

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これ、なーんだ?

Apr 11, 2024 by weblogland |
これ、なーんだ?

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ラベルに描かれた猫ちゃん可愛いですね。描き手の愛情感じますね(笑)。
もう、ピンと来ましたか(笑)?
このワインは、先月のマスキュー試飲会でご好評いただいたマルティルデの白『ピウメ』2021年です。赤があれほど良かったので、白のサンプル取り寄せちゃいました(笑)。『ボナルダ』に描かれた猫とは違う猫かな?品種はマルヴァジアです。ちょっとマルヴァジアが続いてますが(笑)、これはロンバルディアですから気にしません(笑)。美味しければ良し!
マルティルデの白はこのキュヴェのみですから、期待は高まる(笑)。渾身の白を期待します!
外さなきゃイイんだけど…(笑)。

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何を飲むか、ちょっと悩みました

Apr 09, 2024 by weblogland |
昨日は何を飲むか、ちょっと悩みました(笑)。もうワインを飲むことは決まっているのですが、何を飲むか決まりません。
スランプ(笑)?
ぐるっと店の棚を見回す。吟味や物色ではなく(笑)、俯瞰に近い(笑)。
スランプ(笑)?
ふと、ヘレラーのツヴァイゲルト1リットルがおいでおいでしてくれました(笑)。もちろん引き込まれるように決定です。

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特別にどうのこうのと言うほどではないワインではありますが、食事終了時には900mlほど消費(笑)。地味に美味しい!
昨晩も調子よく1日終了!
スランプとはほど遠い夫婦でございます(笑)。
さあ、明日も頑張るぞ!いやいや、頑張る必要なんてなく、ただ寝る。ぐっすり眠る。
そして、明日もワイン飲もう!コレが正解ですね(笑)。

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試飲会の反省会です(笑)。

Apr 06, 2024 by weblogland |
試飲会の反省会です(笑)。
私「今回一番安い価格だったドミニカの赤と白だけど、トップ・セール・ワインにはならなかったね(笑)。」
家内「マスキューのお客様がマスキューに求める物がグレード・アップしたのかな(笑)?また、でも、ドミニオも数はそこそこだったけどね。特に白の方が好まれたかな?」
私「まあ、ワインって価格と役割がシンクロするからね。ドミニオはやはり必要。でも、わざわざ試飲会にお越しのお客様は、それ以上の物を期待しておられるのは間違いないよね(笑)。」
家内「今回3番目のリースリングが良い緩衝材になったね(笑)。やはり皆さんリースリングはお好き(笑)。」
私「オールド・ファンは昔良いリースリング飲んでるから騙せない(笑)。やはりモーゼルやラインガウのリースリングって良いんだよね(笑)。」
家内「特にクラスは良い生産者だしね。しかも以前クラスのソーヴィニヨン・ブランを試飲会に出して好評だったし、お客様も覚えておられたから相乗効果あり(笑)。今度は典型的なリースリング・カビネットでもお出ししようかな(笑)?」
家内「調子に乗るとは言いません(笑)。」

私「オルソーニヤはイレギュラーなスタイルだけど、マスキューのお客様はさすがだね(笑)。」
家内「数が足りなくなりそうでヒヤヒヤした。」
私「ホント。オレンジ・ワインがトップ・セラー。大日本ロゼ・ワイン普及協会の活動の賜物(笑)?」
家内「だとしたら、会長としては嬉しい(笑)。」
私「でもさあ、マスキューのお客様って我々のチョイスの癖、好みを解っているのには参ったよね(笑)。」
家内「そうそう(笑)。ボナルダとクロアチーナのどちらを二人が好むか?お見通し
(笑)。」
私「完全にバレバレ(笑)。隠そうとしてもダメ(笑)。」

そんなこんなでございました(笑)。

ありがとうございました!

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桝久 試飲会リポート 後半

Apr 05, 2024 by weblogland |

『スピリタス』テッレ・マルヴァジア・オレンジ 2022年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ オレンジ・ワイン テッレ・ディ・キェティ I.G.P. 750ml 2734円税込み
「マスキューさん!前のリースリングからギア上がって来ましたね(笑)。きっとこれから一気にトップギアかな(笑)。」
私「えへへ(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しくださいませ。」
「オレンジ・ワインでしたっけ。コレまさにオレンジ色(笑)。」
「前に試飲会で出た『ダイダイ』みたい(笑)。もろにオレンジ色(笑)。」
家内「これはマルヴァジアを皮と共に3日ほど発酵してから果皮を分離したものです。見た目ヴァン・ド・パイユ(ウズラの目の色)みたいですよね(笑)。」
「えー!3日だけでこんなに色がつくのですか?」
私「なんでも昔はこのスタイルのワインを作っていたそうです。」
「え~と、『ダイダイ』はたしか黒葡萄でしたよね。でもってマルヴァジアって白葡萄。不思議だなぁ?」
私「そーなんです。黒葡萄を果皮接触したキアレット ロゼみたいですよね。」
家内「マルヴァジアって自然に変異することが多い品種のようです。畑の写真を見ても葡萄の房の色合いが一定ではないように見えます。」
「秋の夕暮れの田園風景だよね(笑)。まだ残照で明るくて…。」
「そうそう太陽がギラギラした真夏の真っ昼間じゃないよね(笑)。」
私「『ドンナルーチェ』もマルヴァジアですが、きっとクローン管理や選別などしているかと。オルソーニャは自然で乱雑(ごめんなさい)、プリミティブな葡萄樹栽培をしているようです。」
「う~ん。味わいもオレンジ(笑)。かなり濃い。香りも同様(笑)。」
「ホント、全体に濃いし、強力(笑)。凄い広がり!口の中が大変になっている。」
「広がり、余韻共に立派(笑)。なかなかお目にかかれない(笑)。」
私「抜栓した翌日になると重心が下がったように感じます。」
「『ドンナルーチェ』みたいに磨かれたワインとは違いますよね(笑)。単一クローンの畑ではないですよね(笑)。基本香りはオレンジだからマルヴァジアなんでしょうけどね(笑)。」
家内「よくキャンティなどにマルヴァジア・ネロが少しブレンドされる訳が解りました(笑)。キャンティらしさのオレンジのニュアンスのためなんだろうな。」
「店長!単なるオレンジ爆弾じゃないんだよね(笑)。樹木…、葉っぱ、あとミネラル…たっぷりですよ(笑)。」
「ドライ・フルーツをブランデーに浸けたような凝縮感と香り。アプリコットっぽさもある(笑)。」
「とても自然なんだよね(笑)。強いけど飲みにくい訳ではない。ワインに飲まされるような感覚(笑)。」
「折り合いが高度(笑)。言葉を失う。」
私「収量をかなり落とした印象ですよね(笑)。尽力を感じます。」
「ジョージア辺りのオレンジ・ワインとは違う印象。とても綺麗。変な香りがしませんよね(笑)。」
「ビオ臭しないよね(笑)。これだってほぼ無添加なのにね?しかもお安い(笑)。」
私「技術も高いし、ある程度の量も確保出来ています。ビオのトップランナーですね。しかも協同組合と聞いて絶句しました(笑)。」
「う~ん。コレ甲殻類だよね。合わせるのは絶対甲殻類(笑)。」
家内「皮ごと焼いた海老!物凄く美味しかったですよ(笑)。」
「ところでマスキューさん、ブログ読んだんですが、同じヴィンテージでも味が違うのですか?」
私「はい。同じ2022年のオレンジ・ワインはチェリーやプラムなどの香りが強くまるでキアレット。黒葡萄から作ったとしか思えませんでした。今回は香りはマルヴァジアらしいオレンジでした。」
「それってありなんですかね(笑)?」
私「基本ネゴシアン系や協同組合のワインはブランドすることでワインの味を安定させるものです。例えばルイ・ラツールのマコン・リューニー。これは協同組合カーブ・ド・リューニーの作るもの。今ではルイ・ラツールのエントリー・アイテムとして看板ワインとなっています。」
「それってとても重要ですよね。いつ飲んでもルイ・ラツールのマコン・リューニーだ!ってね(笑)。」
私「左様かと。品質も高く、評価されてますよね(笑)。協同組合とのコラボの成功例です。質と量を確保しルイ・ラツールのブランドを世界的に広めました。自社畑にこだわるとこうはならなかったと思います。」
「そうするとオルソーニャは違う方向に行ったんですね(笑)。僕は味わいがある程度予測出来るスタイルの方が嬉しいんだけどね(笑)。」
私「きっとワン・ロットが農家1件分に近い気がします(笑)。」
「そりゃ味わいは安定しないよね(笑)。」
私「ただし、特に収量の規格は厳密に守られていると思います。この『スピルタス』シリーズはとことんやっているような気がします(笑)。ワイン自体の力が無添加でも可能なレベルまで収量を落としています。」
「協同組合で一般に求められないレベルと言う話ですね(笑)。」
私「それでも、協同組合でも実現していることは或意味トップランナーですし、面白いと思います。」
「ビオだからむやみに高く売る訳じゃないことには賛同します(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)!」



ボナルダ 2019年 マルティルデ イタリア ロンバルディア 赤 オルトレポ・パヴェーゼD.O.C. 750ml 2734円税込み
私「お次はロンバルディアのビオ系生産者のワインとなります(笑)!」
「マスキューさん!これも凄そう(笑)。色が光を通さない(笑)。」
「うわっ!凄いタンニン!」
「う~ん。タンニンの量が凄まじい(笑)。」
「若すぎてタンニンが目立つワインとはニュアンスがちょっと違う?」
「渋くて飲めない訳ではないんだよね(笑)
。渋いには渋いけど(笑)。」
「タンニンはたっぷりなんだけど果実に直結してるから嫌じゃないんだよね?」
家内「2019年ヴィンテージですが、熟成に木樽は使っていません。それゆえ葡萄のタンニンのみです(笑)」
「凄く甘くも感じますが、砂糖っぽくないんだよね(笑)。」
「マスキューさん!オルトレポ・パヴェーゼって割りと国際品種を栽培してますよね。ピノ・ノワールなんてとても高級ですが美味しい。どちらかというと洗練されたワイン産地だと思ってました。こんなワインがあるとは!びっくりしましたよ(笑)。」
「そういえば資格試験の時『俺とレポート書こうぜ!』って覚えたなぁ(笑)。」
家内「私、このワインの最後に残る澱を食べてみました(笑)。それが美味しい!葡萄の味がたっぷり(笑)。美味しく澱をいただいたのは初めてです(笑)。」
「澱が美味しい。そんなことあるのですか
(笑)?」
家内「ふふふ(笑)。グラスのそこの澱を召し上がれ。」
「あっ!本当だぁ!葡萄(笑)。」
「甘味…、旨味も多量で多量なタンニンとバランスを取っている(笑)?経験したことないワインなのは間違いない(笑)。」
私「このワインは今飲むべきワインのような気がします。」
家内「私、ビエルソのメンシアやブルグイユのカベルネ・フランか好きなのですが、このワインに似てるんですよね(笑)
。好きなんですよ(笑)。」
「たっぷりのタンニンを楽しむべきワインなのかな?」
「ちょっと溜まり醤油っぽいですよね。漬け…、鰻の蒲焼きのタレ…、合うかも(笑)。」
「私、実家が千葉でして、帰る途中の道の駅で『下総醤油』というのが売っております。とても濃厚で美味しい。このワインの醤油っぽさに似たモノを感じます。」
「解った!このワインは牛肉の干し肉に合わせるワインです!臭くて美味しくて病み付きになる(笑)。」
私「半生のジャーキーみたいなやつですね(笑)。」
「子羊…、ラム肉!」
家内「マルティルデはご夫婦の意思で農園を始めました。もともとはミラノのIT関係の会社員で週末をこの地で過ごしてましたが、農業を生業にしてしまいました
(笑)。生活を楽しむための決定とか。このワインを飲むと、ご夫妻が飲みたいワインを作る意思を感じます。」

「ラベルが良いなぁ。ジャケ買い決定(笑)!」
「マスキューさん、ブログで書いてたけど
ラベルたしかにクリムト風(笑)。」
家内「奥さんが描いたそうですよ(笑)。この猫や最後の馬も飼っている動物です(笑)。」
「馬を飼う!カッコいい(笑)。馬は飼ってどうするのかな?」
「交通手段ではなく、農耕馬かな?」
「いやいや、ただ好きだから飼ってるかも
(大爆笑)。」
「馬のお尻が好きなのかな(さらに爆笑)。後ろ向いてるし。」


『ザッフォ』クロアチーナ 2017年 マルティルデ イタリア ロンバルディア 赤 プロヴィンチャ・ディ・パヴィアI.G.T. 750ml 3394円税込み
「今日のラスボス登場ですな(笑)。」
「おー!うんまい!」
「あ~、高級…、極上の味わい(笑)。」
「肉厚の昆布みたいな…、旨味たっぷり。」
私「このワインも全然ビオ臭しません。ちょっと後味に枝豆っぽさは感じますが。」
「猫のワインの後味にも枝豆っぽさありますよね?」
私「多分酵母の匂いかと。」
「このワインは前の猫のワインと同じ品種なんですか?ホントですか?」
私「はい。そーなんです(笑)。」
家内「ボナルダ=クロアチーナ シノニムとされますが、信じられない。とはいえ香りに共通項はあると思います。」
「プラム…、ベリー…、猫ラベルの方がはっきりしてる。『ザッフォ』はまだまだなのかな?」
「ヴィンテージは2017年ですか。まだまだ行けそう。前のワインと比べるとこっちの方がまだ閉じている。猫のワインの方が飲み頃なのかな。」
「この馬のワイン、折り重なるようなタンニンと香り。マスキューさんがよく言う壮麗なワインかな(笑)。」
「広がり、奥行き、余韻、佇まいすべてが異次元。今飲んでも飲みにくくはないんだけど…。少なくともこのワイナリーの頂点だろうな。」
「店長!アルコール分はいかほどですか?」
私「猫は14%、で馬は15%です。」
「え~!15%もあるとは!全然そんな感じしませんよ。」
「すべてが高次元に調和している証なのかな…。」
「それにしても猫と馬が同じ品種とは思えない。しかも生産者も同じですよ!」
家内「ボナルダはミラノ周辺では単独表記されますが、クロアチーナの場合はブレンドされる場合がほとんどです。100%クロアチーナ表記したワインはコレが初めてです。」
「ボナルダだとDOCで、『ザッフォ』クロアチーナだとIGTになってますね。何故だろう?」
私「猫の方はキュヴェ名がDOCボナルダで、馬の方はキュヴェ名が『ザッフォ』。バック・ラベルにクロアチーナ2017と記載はされてますが…。」
「『ザッフォ』って何ですか?」
私「馬の名前のようです(笑)。」
家内「この辺の意図は謎ですが(笑)、可愛いのでしょう(笑)。このワイナリーのラベルに描かれている動物は飼っているものです(笑)。猫のラベルもあるんですよ(笑)
。」
「あれ?二本ともコルクはDIAMですね。猫はDIAM2で馬はDIAM10ですよ!」
私「スミマセン。見えなかったです。最近目が悪くなって(笑)。」
「ということはやはり猫は早飲み、馬は長熟タイプなんですね(笑)。」
「それにしても面白いワインですね(笑)。前回のテアトロ・イタリアの振り切ったスタイルにも驚かされたけど(笑)、よくこんなの見つけますよね(笑)。」
「しかもこのワイン、安いよね(笑)。嬉しい(笑)。」
「このワイン、何も食べないでコレだけ飲んでも良い(笑)。ワインに浸りたい(笑)。」
「そうですよね。高級なチーズくらいしか思い浮かばない。」
家内「霜降の馬肉!」
私「そんな罰当たりなことを言ったら叱られるよ(笑)。合いそうだけど(笑)。そうそう、もう『ザッフォ』は作らないそうです。」
「何故?」
私「よく解りませんが…。『ザッフォ』は畑の一番古くて良い区画の葡萄を使っているようで毎年は作りません。改植時期なのかもしれません。あとは夫婦のいざこざくらいしか思い浮かびません(笑)。」
家内「インポーターさんの在庫も尽きたようですから、マスキューも在庫限りとなります。」

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桝久 試飲会リポート 前半

Apr 01, 2024 by weblogland |
昨日、一昨日は暖かで暑いくらいでした。一気に春本番(笑)。ワインも飲みたくなるかな?

まずはデイリーな赤からスタートです!
ドミニオ・エスピナル・ティント 2022年 ボデガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O.赤 750ml 1037円税込み
「マスキューさん!いきなり赤からスタートですか(笑)?意図ありあり(笑)?」
「マスキューさん、このカスターニョのワインってよく試飲会で出ますよね(笑)。」私「はい!これはカスターニョの一番下のラインナップです。樽を使わないスタンダードのアイテムです。実は、レストランナドデテーブル・ワインとして使われています。マスキューでは店頭では販売しておりませんが、ロングセラーとなっております(笑)。」
「どれどれ…。おっ、飲みやすいね(笑)。」
「スイスイ行ける(笑)。」
「モナストレルでしたっけ?」
家内「元々はヘビーな品種なのですが、カスターニョはより飲みやすく作って成功しました。」
私「飲みやすさで言えばカスターニョのラインナップではこれが一番飲みやすいです。昔のモナストレルって20年以上経っても固かった(笑)。」
「この上にヘクラと言うワインありましたよね。あれはコレよりずっと濃いですけど、飲みやすい。」
私「ヘクラがアメリカで当たってカスターニョは躍進しました(笑)。」
「このワイン確かに軽くて飲みやすいけど水っぽい訳じゃない。ちゃんとワインしてる(笑)。」
「そりゃハモン・セラーノに合わせるには無理があるけど(笑)、普通の食卓なら全然問題ない。」
「ちょっと冷やして飲むには良いね。今日みたいな陽気には最適(笑)。」
「アウトドアでも活躍しそう(笑)。バーベキューしながらプラコップで飲むには遠慮ない(笑)。ちょっと冷やして良し(笑)。」
「確かに軽いけど、ちゃんと旨味があるんだよね(笑)。とてもチャーミングなんだよね(笑)。」
「後味にスパイシーさがあって、それもイイね(笑)。」
「ヴィンテージは何年ですか?」
家内「2022年です。2023年の春以降の出荷ですね。」
「フレッシュ&フルーティーだね(笑)。」
家内「もうすぐ2023年のものが出ます(笑)。」
「赤ワインなんだけど、白ワイン的な飲み方が出来る?」
私「香りが何々でなんて考えなくてもよい気軽さが身上ですね(笑)。目玉焼き食べながら飲んでも構わないような気安さかな(笑)。」
「なるほど、だから今日のトップバッターなんですね(笑)。」
私「ばれました(笑)。」


ドミニオ・エスピナル・ブランコ 2022年 ボデガス・カスターニョ スペイン 白 イエクラD.O. 750ml スクリュー・キャップ 1037円税込み
「コレが同じラインナップの白ですね(笑)。」
私「はい。これはマカベオ種100%です。」
「マカベオですか?」
家内「カヴァの主要3品種 マカベオ、チャレロ、パリリャーダの一つです。主にワインに厚みを出します。」
私「香りはあまりしません(笑)。柑橘系のニュアンス…、ポワレっぽいかな。」
「さっぱりしてデイリー(笑)。」
「飲みやすい(笑)。素直で癖がないよね(笑)。」
「高級ではないけれど(笑)、デイリーの範疇としては充分条件を満たしてる(笑)。赤・白同様だね(笑)。」
「う~ん。赤と白を比べると白に軍配かな
(笑)。コスパ良し!」
「今開けたてを飲みましたが、丸一日経った方が濃い(笑)。良くなってる!」
家内「持ちが良いのです(笑)。スクリュー・キャップだから冷蔵庫に収まり易い
のも嬉しいです(笑)。」
「たしかに香りはそんなにしないけど、普通に美味しく飲める(笑)。」
「特別感はないんだけど(笑)、ワインがとても自然で邪魔するところがないよね(笑)
。何気ないけど貴重かも。」
「白菜を使った料理に合わせたい。バリエーションも広いはず(笑)!」
「マスキューさん、この白も2022年ヴィンテージですよね。安定した気候なんだろうな。」
私「アレハンブラ宮殿に続く標高の高い台地上でかなり過酷な環境です。寒暖差も大きく我々は住めない(笑)。草木もあまり生えない(笑)。」
家内「風も強いので虫も飛ばされます(笑)。それゆえ逆に有機栽培に移行しやすくもあります(笑)。」
私「この価格で生意気にもヴィーガン認証を取ってます(笑)。」
「マスキューさん!それにしても毎回毎回試飲会ではデイリーなものから極上のものまでよく見つけますよね(笑)。」
家内「最近は特にデイリーなランクのものが大変です。2,000円以下だと余分な添加物が入っていることが多々。マスキューでは基本SO2以外はNGですから。」
「SO2って?」
私「亜硫酸です。これは発酵の過程でも自然に出ますからしょうがない。また、ワインの安定のために少し添加しておく方が我々も安心です。ただし、沢山入れるのはNGです(笑)。」
「へぇー、SO2の量が解りますか?」
私「はい。だいたい10mg/Lの誤差くらいで解りますよ(笑)。」
「どうやって?」
私「意識してティスティングを続けることですね。多量のSO2はワインの味を害しますから。」
家内「SO2以外にもビタミンCやソルビン酸やセルロース、あと様々な補酸がされます。マスキューではそれはダメと言ってもインポーターさんは持ってくる(笑)。
送ってくる。」
私「しかもそれを知らない営業さんがとても多い(笑)。そんなサンプルが5本も来た日には…(笑)。しかも大半は只じゃないんですよ(笑)。」
「飲むんですか?」
家内「泣き泣き(笑)、飲みます。」


〇ラインガウ・リースリング トロッケン
2022年エア ワイングート・クラス
ドイツ ラインガウ 白 Q.b.a. トロッケン 1000ml 1885円税込み スクリュー・キャップ
「コレ、瓶大きいですよね(笑)?」
家内「1リットル入っています。ですからずんぐり(笑)。」
「あ~ん、フレッシュ(笑)!はちはちしてる。若いのかな?」
私「ご名答!2022年ヴィンテージです(笑)
。」
「グラスの底にちょっと泡が出てる。爽やかな味わいとワインの色がシンクロしてる(笑)。ちょっとグリーンも入ってる。」
「爽やかなリースリングって良いなぁ。甘さ加減がイイ(笑)。」
家内「この生産者クラスはとても良い場所に畑を持っています。カビネットを前に飲みましたがラインガウらしい背筋が伸びたもの。あと定番で扱っているソーヴィニヨン・ブランも素晴らしいものです
。」
「マスキューさん、トロッケンって辛口の意味ですよね。フランスみたいに丸っきりの辛口じゃないけど、沢山の酸味があるから塩梅良く感じますよね。」
「そうそう。丸っきりの辛口に仕上げたら口の中が痛くなりそう(笑)。」
私「残糖分は9g/Lくらいで総酸は8g/Lほどです。甘さが目立たない程相ですね。」
「食事しながら飲むワインですね(笑)。」
「凄く飲みやすいのですがアルコール分はいかほどですか?」
私「しっかり12%あります。」
「えー!そんなにあるんだぁ!もっと低いと思ってました(笑)。」
「店長曰くの“折り合いが良い”ですね(笑)。」
私「えへへ(笑)。通常Qbaランクのドイツ・ワインは補残・補糖が認められていますが、このワインはおそらくしていないと思います。」
「なるほど、とても自然で美味しいからですね(笑)?」
私「そーなんです(笑)。簡単に解るでしょ
(笑)。」
「ドイツのQbaのカッツやリープフラウミルヒなんか甘いだけだもんな。あとナーエのブルーボトル(笑)。沢山飲んだなぁ。」
「そうそう(笑)。今はもう誰も~。」
私「ピー!(笑)」
「やはりラインガウやモーゼルのリースリングって良いなぁ。果実味がしっかり感じられる。」
私「白い花、レモン、ライム、桃…。リースリングの特徴の灯油のような特徴的な香りもしますが、リンゴ酸で上手くマスキングされてます。」
「店長!ペトロール香ですね(笑)。」
家内「総酸が10g越えてくるとペトロール香はほとんど感じなくなります(笑)。」
私「そうなるとガチガチのスパルタンなリースリングになります(笑)。飲み頃になるには何十年もかかります(笑)。アウスレーゼ・クラスになると桃の香がネクタリンみたいになり高貴になります(笑)。」
「そうなんだよね。リースリングって高貴品種なんだよね。コレって高貴とは言えないけど(笑)、その血統は感じる。」
「やはりリースリングはモーゼルやラインガウだよね。」
「普通の食事に合わせるんだから高貴じゃなくても良し(笑)!」
「焼き鳥のネギ間!塩とレモンをたっぷり振れば無敵(笑)!」
家内「私ネギ塩に凝っておりまして(笑)、刻んだネギをオリーブ油や胡麻油をかけただけですが(笑)。これを作り置くととてもユーシフル(笑)。このワインのためのようなモノです(笑)。」
「あ~!私ネギ好き(笑)!」


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はぁー、今試飲会の片付け終わりました!

Mar 30, 2024 by weblogland |
はぁー、今試飲会の片付け終わりました!
今日は暑いくらいでしたから、皆さんも活動的(笑)。
まずは春の収穫。野蒜とつくしです。Mさん親子が収穫したものをいただきました。わざわざ綺麗に洗ってくださってますから、今晩我々のお腹の中に一直線です(笑)。お嬢さん二人とお父さんの共同作業。私の30年前をちょっと思い出しました(笑)。

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それからご近所のIさんにミモザいただきました。コレ去年の秋に狂い咲きしたもの(笑)。ちゃんと春に合わせて咲いて良かった。大したものですね。ブルーのムスカリが一緒に生けてありハイ・センス!
一気に春が来ました(笑)!
ご来店ありがとうございました!

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今週末のマスキュー試飲会のラインナップ並びました

Mar 25, 2024 by weblogland |
ふふふ(笑)、今週末のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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前半の3本と後半の3本、ラベルの雰囲気が違いますね。前半はあっさり軽く、後半は一気にギア・アップ(笑)。言い方を変えると後半のくどいことくどいこと(笑)。でもコレあくまでラベルを見てのことですからね(笑)。

う~ん。

1本目、2本目のスペイン・ワインはちょっとチープに見えるかな?まあ、ケチなマスキューらしくそれはそれで良し!

3本目のドイツのリースリング、ちょっと傾いてる?ちょうど棚の段差に乗り上げてます。致し方ない。1リットルの大容量もあって瓶もデカイから目立つ(笑)。

4本目のオルソーニャのオレンジ・ワインはとても美しく、いかにも中身が詰まった感じ(笑)。衝撃的な味わいに皆さんビックリするだろうな(笑)。

トリの赤2本、ラベルがいかにもイタリアン(笑)。自宅で飼っている猫と馬だそうです。猫の絵はちょっとクリムト風。あのエクスタシーのおじさんの画風に見えなくもない(笑)。馬は失礼にもこちらにお尻を向けてます(笑)。でもですね(笑)、そのまま後ろ足で蹴られるような衝撃的な味わい(笑)。まさにキック・インサイド?
並んだ瓶を見ながら、勝手な妄想に耽ってます(笑)。

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節子バルテュスさんの絵

Mar 23, 2024 by weblogland |
写真向かって右側はシャトー・ムートン・ロートシルト1991年のラベルです。節子バルテュスさんの絵ですか。素敵ですね。

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ところで向かって左側のものは?
ちょっと?
実は最近のマスキューブログでお世話になった四つ葉のクローバの生産者『横浜クローバーファーム』のMさんがわざわざ作ってくださいました!
アダムとイブが手にとっているのは本物の四つ葉のクローバです(笑)。穴を開けてMさん栽培の四つ葉のクローバの押し花にしたものを差し込んでいます。リアル四つ葉のクローバでございます(笑)。

あと、ムートン様の文言は拡大してお楽しみください(笑)!
器用で手の込んだ作品に感激です!

ありがとうございました。

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3月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Mar 23, 2024 by weblogland |
今月末3月29日(金)、30日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
お時間はいつものように29日は17~20時、30日は11~20時となっております。

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まずはデイリーな赤、白からスタートです!

ドミニオ・エスピナル・ティント 2022年 ボデガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O.赤 750ml 1037円税込み
1950年にラモン・カスターニョが創業、協同組合に葡萄を売る栽培農家として始まりましたが、1980年に入ってから自社瓶詰を行うようになりました。このボデガが世に知られるようになったのは2001年にロバート・パーカーに取り上げられ、そのコストパフォーマンスを絶賛されてからです。マスキューは以前から扱っていましたが、有名になってからここしばらくご無沙汰していました(笑)。(特にここのヘクラを覚えているお客様もおられるのでは?)
今やイエクラで最大のボデガとなったカスターニョ。イエクラD.O.の総栽培面積6000ヘクタールのうち、自社畑と契約畑で1500ヘクタールを占めます。年間降雨量が250?300mmしかない為、広い農地を必要とする乾燥農法をしていますが、それにしても巨大なボデガです。畑は痩せた石灰岩質の土壌で標高は700mと高く、寒暖差の大きな大陸性気候です。冬は最低?7℃夏は最高42℃の酷暑となります。一日の気温差も20度以上あります。厳しい環境から自然と収穫量は少なく制限されます。雑草もほとんど生えませんから自然に低農薬で栽培が可能です(笑)。良い葡萄栽培が可能な地ですが、人が生活するには限界に近い環境です。

このワイン、モナストレル85%、シラー15%でつくられ、木樽に一ヶ月だけ熟成されます。このためタンニンが柔らかく、非常に飲みやすく仕上がっています。彼の地では、葡萄果汁をいかに濃くすることではなく、いかに飲みやすくするかが課題なのですね。

あとスペインワインに有りがちな荒っぽさや雑味がありません。

最初のむとイエクラらしからぬ飲み易さ、??一瞬らしからぬ舌触りに「こんなだったっけ?」。でも時間の経過とともにモナストレルらしいベリーのしっとりとしたニュアンスが出てきます。スクリューキャップを閉めて翌日再び飲むと、しっかりした飲み応えを感じます。この価格帯では有り得ない構造の良さです。

うーん。

本物の良さがあります。馬鹿にできない高品質なのです。

ドミニオ・エスピナル・ブランコ 2022年 ボデガス・カスターニョ スペイン 白 イエクラD.O. 750ml スクリュー・キャップ 1037円税込み
この白ワイン、カスターニョのエントリー・アイテム。マカベオ種100%で作ったもの。マカベオは主にブレンド用の品種。カヴァの主要品種がチャレロ・パリリャーダ・マカベオのブレンドとなっています。芳香性の品種ではありませんが、ふくよかでカヴァのボディーを支える重要な品種です。

このワイン、味わいはリンゴやポワレなどの柑橘類のフレッシュなもの。程好く薄くて軽い。この水っぽく感じない程好い薄さが信条(笑)。バランスが崩れることなく、何時飲んでもフレンドリー。これってかなり貴重です(笑)。


ラインガウ・リースリング トロッケン
2022年エア ワイングート・クラス
ドイツ ラインガウ 白 Q.b.a. トロッケン 1000ml 1885円税込み スクリュー・キャップ

このワイングート・クラス、現当主アティアスの曾祖父が1850年に畑を所有したことから始まります。
所有する畑は著名なマルコブルンに平行したジーゲルスベルグに1ヘクタール、エルバッハの集落の背後の1級畑シュタインモルゲン0.5ヘクタール、ライン河に注ぐ支流カイゼルボッシュ川に沿うミッシェルマルク3.5ヘクタール。

マスキューの定番としてソーヴィニヨン・ブランに次いで今回はお手頃なリースリング1Lの登場です(笑)。
クラスのラインナップで一番お手頃なアイテム。ただ、ベーシックなアイテムとは思えない質の良さ。使用している葡萄の良さを感じます。
アルコール分は12%としっかりあり、それもとても自然な印象。Q.b.aクラスのワインだと補糖・補酸が認められていますが、加えた印象はありません。総酸は1L中7g以上あり、残糖分約9g/1Lとの折り合いが良く甘過ぎず辛すぎないスタイル。アルザスのドライなリースリングに似ていますね(笑)。
皆さん!
よくラインガウやモーゼルのリースリングは高貴と言われますが、それは白桃のニュアンスがあるもの。それが等級が上がりシュペートレーゼやアウスレーゼ以上になるとネクタリンのような凝縮した果実味になり絢爛豪華な有り様になります。と私は勝手に思っております(笑)。この1Lのお買い得リースリングには桃のニュアンスがあり、その血統を感じます。
開けたては若干のペトロール香がしますが、白い花、レモン、リンゴ、グレープフルーツのリースリングらしい香りがしっかりあります。基本ラインガウらしいガッチリしたワインですから揺らぎません。この点明らかにモーゼルとは違いますね(笑)。そしてペトロール香を感じなくなる頃に白桃のニュアンスが頭を持ち上げて来ます。血統の良さを感じます。
とは言え出すぎたスタイルではなく汎用性を感じるユーシフルなものですから、酢飯や和食に相性が良い。特に砂糖や味醂を使った料理にはバッチリ(笑)。
数少ないお買い得な正統派のリースリングなのでございます(笑)。


『スピリタス』テッレ・マルヴァジア・オレンジ 2022年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ オレンジ・ワイン テッレ・ディ・キェティ I.G.P. 750ml 2734円税込み

ふふふ(笑)。
イタリア・アプルッツォ州のカンティーナ・オルソーニャのオレンジ・ワインが入荷しました!

赤のモンテプルチアーノ・ダブルッツォと白のペコリーノとようやくフル・ラインナップの完成です(笑)。
去年このオレンジ・ワインを試飲してマスキュー試飲会に出すつもりでしたが、あっという間に完売で取り逃がす(笑)。それゆえマスキュー試飲会では赤と白のみのお披露目となりました。今回は抜け目なくこのオレンジ・ワインを確保いたしました。当然3月のマスキュー試飲会にてデビューいたします。まあ、その前からこっそり販売中なのでございます(笑)。
色から言うとオレンジ・ワインというよりはキアレットやチェラスオーロのイメージです(笑)。でも葡萄品種はマルヴァジア…白葡萄です(笑)。確かに白葡萄を皮毎発酵するのがオレンジ・ワインなのですが、どう考えてもロゼ(笑)、しかも黒葡萄使用のロゼとしか思えません。今回のメイクはマルヴァジアらしいオレンジの風味たっぷりで、この点あまり違和感はありませんが、果皮での醸しはたった3日ですから、ちょっと変(笑)。なんでも昔のスタイルとか。でもですね、味わいはぶっ飛ぶ味わい(笑)。すんごく美味しい!
恐るべしオルソーニャなのです(笑)。

ちょっと、分かりやすく補則します(笑)。
前回のメイクではチェリーやプラムの香りが圧倒的で途方に暮れました。どう考えても黒葡萄から作ったとしか思えなかったからです。色々調べるとマルヴァジアは変異が多く黒葡萄のマルヴァジアもあります。グリ色がかったマルヴァジアを使っているのではないかと、勝手に想像納得しておりました。
今回のメイクは前回同様見た目オレンジ(笑)。それゆえ味わいもベリー系の香りが主体と思っておりました。ところがギッチョン(笑)、今回はマルヴァジアらしいオレンジの風味がたっぷり明瞭に感じるもの。もちろんオレンジだけではなくベリー系の赤いニュアンスも感じますが、はっきりとマルヴァジアと認識出来ます。
う~ん。
やはり、オルソーニャは共同組合なのでロットの違いを感じました。畑も違うはず。とは言え基本的な低収量で作り方の規格は同じ。素晴らしい出来映えです。実に美味しい!


カンティーナ・オルソーニャは、アブルッツォ地方にあるコーペラティブで、1964年に設立されました。中部イタリア アブルッツォ州の北部の山間部アペニン山脈に連なる丘陵、マイェッラ国立公園に隣接した何もないど田舎(ごめんなさい。)。畑も傾斜地が多く作業は大変そうです。植樹率は1500本/1ヘクタールですから効率も良くなさそうです。

カンティーナ・オルソーヤは現在、ヨーロッパ最大のオーガニックワイン生産者のひとつで、今年で1400ヘクタール(2023年春には2000ヘクタールになる予定)の畑を持ち、100%有機栽培でワインを作っています。カンティーナ・オルソーヤのワインは、基本オーガニックとヴィーガンの認定を受けています。 さらに、生産量の45%はデメターによるバイオダイナミック認証を取得しています。これって共同組合レベルではあり得ない比率です。通常共同組合ですと、特別に一つ二つの区画でビオ・ディナミのワインを作る程度が常識的な限度であり、基本個人の生産者にビオ・ディナミは親和性の高い農法です。間違うと収穫が無くなる恐れがあります。いきなりベンチャーでビオ・ディナミのワインに挑戦して全てを失って撤退と言う話は
多々あります。それを共同組合レベルで実現することは奇跡的です。

また、サンフランシスコ(米国)で開催された2018年の国際ビオ・ディナミワイン会議では、カンティーナ・オルソーニャが世界最大のデメター認定バイオダイナミックぶどう生産農家として表彰されております。 さらには、このワイナリーは妥協のない魅力的な自然派ワインを作るために、人を大切にし、努力している数少ないワイナリーであります。 女性や子供たちを支援するために様々なプロジェクトにも関わっております。地域と人に根差した確たる意思と優しい意図があるのです。

もともと貧しい彼の地、生産されるワインはほとんど北部のネゴシアンに安く買い取られ、いわば搾取されていた地域。そこで共同組合として結束することで一大奮起したわけです。自然農法はお金を使わない知恵。ビオ・ディナミは貧者の武器(またまたごめんなさい)、でもこれは一面真実。ケチなマスキューとも親和性が高い(笑)。1962年に出版されたレイチェル・カールソンの『沈黙の春』は世界の自然農法潮流の始点。この共同組合の在り方と時間的にも重なりますね。生き残るための自然農法が進化した奇跡的な共同組合と言えます。


ボナルダ 2019年 マルティルデ イタリア ロンバルディア 赤 オルトレポ・パヴェーゼD.O.C. 750ml 2734円税込み

タンニンたっぷりの典型的なボナルダでございます(笑)。
マスキューの裏ティスティングの模様です(笑)。
家内「うわっ!凄いタンニン!典型的なボナルダだぁ(笑)。」
Kさん「これは手強いですね(笑)。こんなに渋いワインが今時あるんですね(笑)。しかも濁りがない。秀逸!」
私「プリミティブですよね。やはりボナルダはタンニン量で勝負(笑)!」
家内「とにかくタンニンが多量なんだけど
、それを逆手にもって飲ませる(笑)。カベルネ・フランにこんなワインあるよね(笑)。」
私「タンニンが訴求力ではあるんだけど…
、ワインとしての元々の良さがある。このタンニン確かに収斂性もあるけど、嫌ではないんだよね。旨く感じる(笑)。」
Kさん「ワインとしてのまとまりはあるんだよね。『俺はこのスタイルなんだ!』ってね(笑)。余韻も凄いし(笑)。堂々としてる。オルトレポ・パヴェーゼって割りと洗練されているワインが多いんだけど(笑)、これは意表を突いてますな(笑)。」
家内「このワイン樽熟成しないスタイル。このタンニンはすべて葡萄由来(笑)。スパイシーだし、ミネラルもたっぷり、甘さもしっかり。自然な葡萄だけで勝負してる感じ(笑)。」
私「葡萄の野性味はあるんだけど、雑に作ったのとは違うんだよね。タンニンに深さも伴っている。変に飲みやすくしていない(笑)。」
家内「木樽熟成はしていないけど、しっかり寝かせているよね。ちゃんと時間をかけている。」
Kさん「土臭さ、後味に豆っぽさ。ビオ系なんだろうけど、ビオ・ビオしていない(笑)。心地良い(笑)。」
私「ちょっとベーコンみたいなニュアンスもあるし…、果実味ははっきりはしていないけどカシスやプラム系の…。まだ、ちょっとくらいかな。」
Kさん「農家の薄暗い暖炉の灯り。生サラミなんかを足つきの台の上で切ってこのワインを飲む…。ソファーにはラベルの猫が寝そべっている。そんな光景が目に浮かぶ(笑)!」





インポーターさん資料より


土地、葡萄、家族への愛情が育むナチュラルワイン 「マルティルデ」は、ミラノから南に約60km、ピアチェンツァに程近いロンバルディア州南端、ロヴェスカーラの標高200mの小高い丘の頂に処を構えています。ピエモンテ、リグーリア、エミリア・ロマーニャと州境を接するこの地域はオルトレポ・パヴェーゼの生産地域で、古い文書にこの地で西暦1100年頃からぶどう栽培とワイン造りが行われていたとの記録が残っています。「マルティルデ」はこの地に17ヘクタールの地所を所有し、そのうち15ヘクタールに土着品種のクロアティーナを始めバルベーラ、マルヴァジアなど様々なぶどうが植えられています。ミラノのIBMに勤め、ワインとは全く無縁の仕事をしていたレイモンドとアントネッラのロンバルディ夫妻が
ロヴェスカーラの美しい風土と古いぶどう畑が広がるマルティルデの地所に強く惹かれ、ミラノからこの地に移り住んだのは今から30年ほど前。ワイン造りに関する知識も経験も皆無だった2人は栽培と醸造について一から学び、1991年にファースト・ヴィンテージがリリースされました。スタート当初レイモンドはIBMでの仕事を続けており、平日はロヴェスカーラとミラノを往復する生活を1997年まで続けました。 、畑 彼らはぶどうの栽培には当初から有機農法を取り入れ、さらに ロンバルディアを中心に活躍する腕利きのエノロゴ、ジュゼッペ・ザッティをパートナーに迎え、現在では素晴らしいナチュラル・ワインの造り手として確固たる地位を築いています。マルティルデの畑はいずれも古くからある畑で、一部
の畑には樹齢数十年の古樹が残っていますが、彼らは樹勢の落ちた古樹は植え替えを進めており、植え替えの済んだ畑では樹齢3~14年の樹が1ヘクタール当たり5000本の密度で植えられています。 樹は全てギュイヨに仕立てられ、剪定によって果実は1本当たり10房以下に抑えられます。土壌は粘土質が主体で少量の石灰質が交じり、果実味豊かな赤やはつらつとしたミネラル感を持った白ワインを産み出します。土壌の構成は畑ごとに微妙に異なり、ぶどうの味わいに変化をもたらします。植物の適度な競合と低収量によって土壌の安定と肥沃さを維持するため、1993年以降畑の下草を定期的に刈り込む作業を行っています。 また畑への施肥はそれぞれの畑の状態、すなわち土壌の養分構成や前年の収穫量や作柄に基づき
、堆肥などの有機肥料が必要最低限施されます。病害への対策も同様に制限され、可能な限り好ましい気象条件の時に天然由来の環境への影響の少ない薬剤を必要最低限使用します。農薬や合成除草剤は一切用いません。 、ぶどう 彼らのぶどうの中で最も重要なものは、黒ぶどうではクロアティーナです。「ボナルダ・ディ・ロヴェスカーラ」とも呼ばれるこのぶどうは古くから栽培され、その卓越した品質には定評があります。彼らもこのぶどうには特別な思い入れがあります。また最近では、適度な酸を持ち熟成に向いたバルベーラにも力を入れています。一方白ぶどうはマルヴァジアがメインです。1993年、彼らは古い畑に初めてマルヴァジア・ディ・カンディアのクローンを植えました。現在、これは彼らの最も重要なぶどう
の一つになっています。このぶどうからは2つの異なるタイプのワイン – フレッシュなタイプと、約6ヶ月のマセレーションを行ったいわゆる「オレンジ・ワイン」 – が造られます。ぶどうはすべて自社栽培のもののみを使用し、買いぶどうは一切使用しません。収穫が近づくと、彼らは頭をからっぽにして畑の隅々まで歩き回り、ぶどうの風味(甘味、渋味、柔らかさなど)を徹底的にチェックします。この食味による確認と並行して糖度、酸度、phなどの分析も行われ、最適と判断された時点で手早く収穫が行われます。これらの作業は秋の気候の変わり目までに終わらせなければならないため、常に時間との戦いとなります。ぶどうは全て手摘みによる収穫後直ちにセラーへと運ばれ、圧搾が行われます。発酵は赤も白も全てステ
ンレスタンクで行います。
発酵を安定させるために発酵の前後でSO2を加える生産者が多いのですが、彼らは果汁の状態が良ければ発酵の前にSO2を加えません。発酵終了後に法律で認められた量よりはるかに少ない量を添加するだけです。そのため彼らのワインはSO2の含有量が低く、「飲んでも頭が痛くならないワイン」は彼らの自慢です。発酵後白ワインはそのまま瓶詰めまでタンクで熟成させます。 赤ワインはマロラクティック発酵を行い、熟成のために樽へと移されます。彼らはワインによって2500リットルの大樽と225リットルのバリックを使い分けています。バリックで熟成させたものにはバニラやコーヒー、スパイスのフレーバーが備わります。赤ワインは瓶詰めの前に卵白とゼラチンで清澄を行います。 、  彼らのワインにはすべて彼らの家族
– 一緒に暮らす犬、猫、馬たちの名前が付けられ、アントネッラによって描かれた可愛らしいラベルが貼られ、ワインを味わう人々を和ませます。有機ぶどうから造られたワインはいずれも果実本来の風味にあふれ、飲む人に強い印象を与えます。ロヴェスカーラの地、そこから産まれるぶどう、そして家族たちへ限りない愛情をそそぐアントネッラとレイモンドの想いが詰まったマルティルデのワインを是非味わって下さい。

『ザッフォ』クロアチーナ 2017年 マルティルデ イタリア ロンバルディア 赤 プロヴィンチャ・ディ・パヴィアI.G.T. 750ml 3394円税込み

家内「え~と、これはクロアチーナ100%のマルティルデの最上級キュヴェ。」
私「クロアチーナってボナルダのシノニムだよね?」
家内「そーだよね。でもマルチルデは分けて呼んでいる。何故かは飲んでのお楽しみかな(笑)?」
家内「『ボナルダ』2019年は木樽は使いませんが、この『ザッフォ』2017年は2500リットルのフレンチ・オークの大樽で2年以上熟成させてから瓶詰めしたもの。一番良い区画のボナルダで特に出来の良い年だけ作る特別なワイン。」
私「あ~!何コレ!グレート・ワインだよ(笑)!いきなりトップ・ギアだぁ(笑)。」
Kさん「凄いですな!『ボナルダ』2019年とは別物ですね(笑)。同じ品種と言われると騙されてるような…(笑)。ボナルダ詐偽(笑)。」
家内「同じ品種とは思えない!普通の人が実は王様だったような(笑)…。」
私「どう考えても別物だよね(笑)。だってコレ、洗練されたグレート・ワインだよ(笑)。」
家内「あえて共通点を探せば、後味に豆っぽさがあることくらい(笑)。」
私「酵母が同じなのかな?」
Kさん「う~ん。確かに頂点にあるワインですな。言葉を失う。」
家内「ボナルダを長く熟成させるとこうなる?ボナルダ→クロアチーナ?そんなイメージかな(笑)。」
私「ともにとんでもない量のタンニン量だけど、『ザッフォ』の方は渦巻いている。凄い求心力。渦の底の深いこと!」
Kさん「とても甘くて、旨くて、古くなくて、綺麗で、高貴で…。」
私「樽のニュアンスは全然感じられない。とてもニュートラル。ワイン自体のパワーは恐るべし。かといって乱雑さ、乱暴さは微塵もない。え~と、アルコール分は…、15%!」
Kさん「そんな高いアルコール分と思えない。折り合いが良い…、折り合いのつけ方が高度。余韻がいつまでも続く。」
私「もっと時間が経つと果実が溢れんばかりになりそう。今、ワインとしては飲み頃の入口。この状態は長く続きそう。」
家内「バローロの大物に通じますよね(笑)。ネッビオーロみたいな小粒の赤いプラムやベリーの香りがする。」
Kさん「ネッビオーロ…、高貴品種に連なるとは!ボナルダ、クロアチーナ恐るべし(笑)!」
家内「解った!マスキューの取り扱いアイテムだった『カプレンガ』ってネッビオーロとボナルダの半々のブレンドだったよね。」
私「ガッティナラのアンツィヴィーノのワインだよね?」
家内「そう!『カプレンガ』ってネッビオーロが50%なんだけど、とてもネッビオーロらしい。ということはボナルダはネッビオーロ的な品種なんだ!」
私「なるほどね(笑)!座布団1枚!」

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明日3月20日はお彼岸のお中日

Mar 20, 2024 by weblogland |
明日3月20日はお彼岸のお中日。今書いてて思ったのですが、彼岸の中日と言ってもよいのに、『彼岸』と『中日』に丁寧語の『お』をつけています。う~ん。単なる私のマインド?毎年毎年春と秋にはお墓参りするのが定例なのですが、特別に信仰心が厚い訳ではありません。単なる習慣?それともだんだん自分が差し迫ってきたから(笑)?まあ、我が家では私が大本命なのですが(笑)、それにしたって一体何時大本命になったのかしら(笑)?
そんなこんな考えてもあまり意味はなさそう。まあ、取り敢えず明日は墓参り。
ということでマスキューはお休み。さてと今晩は何を飲もうかな(笑)。

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30日のマスキュー試飲会のトリの二本決まりました!

Mar 19, 2024 by weblogland |
今月末3月29日(金)、30日のマスキュー試飲会のトリの二本決まりました!
イタリア・ロンバルディアのボナルダです。決定版と言っても過言ではないかと
(笑)。

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ボナルダ 2019年 マルティルデ イタリア ロンバルディア 赤 オルトレポ・パヴェーゼD.O.C. 750ml 2734円税込み

タンニンたっぷりの典型的なボナルダでございます(笑)。
マスキューの裏ティスティングの模様です(笑)。
家内「うわっ!凄いタンニン!典型的なボナルダだぁ(笑)。」
Kさん「これは手強いですね(笑)。こんなに渋いワインが今時あるんですね(笑)。しかも濁りがない。秀逸!」
私「プリミティブですよね。やはりボナルダはタンニン量で勝負(笑)!」
家内「とにかくタンニンが多量なんだけど
、それを逆手にもって飲ませる(笑)。カベルネ・フランにこんなワインあるよね(笑)。」
私「タンニンが訴求力ではあるんだけど…、ワインとしての元々の良さがある。このタンニン確かに収斂性もあるけど、嫌ではないんだよね。旨く感じる(笑)。」
Kさん「ワインとしてのまとまりはあるんだよね。『俺はこのスタイルなんだ!』ってね(笑)。余韻も凄いし(笑)。堂々としてる。オルトレポ・パヴェーゼって割りと洗練されているワインが多いんだけど(笑)、これは意表を突いてますな(笑)。」
家内「このワイン樽熟成しないスタイル。このタンニンはすべて葡萄由来(笑)。スパイシーだし、ミネラルもたっぷり、甘さもしっかり。自然な葡萄だけで勝負してる感じ(笑)。」
私「葡萄の野性味はあるんだけど、雑に作ったのとは違うんだよね。タンニンに深さも伴っている。変に飲みやすくしていない(笑)。」
家内「木樽熟成はしていないけど、しっかり寝かせているよね。ちゃんと時間をかけている。」
Kさん「土臭さ、後味に豆っぽさ。ビオ系なんだろうけど、ビオ・ビオしていない(笑)。心地良い(笑)。」
私「ちょっとベーコンみたいなニュアンスもあるし…、果実味ははっきりはしていないけどカシスやプラム系の…。まだ、ちょっとくらいかな。」
Kさん「農家の薄暗い暖炉の灯り。生サラミなんかを足つきの台の上で切ってこのワインを飲む…。ソファーにはラベルの猫が寝そべっている。そんな光景が目に浮かぶ(笑)!」

『ザッフォ』クロアチーナ 2017年 マルティルデ イタリア ロンバルディア 赤 プロヴィンチャ・ディ・パヴィアI.G.T. 750ml 3394円税込み

家内「え~と、これはクロアチーナ100%のマルティルデの最上級キュヴェ。」
私「クロアチーナってボナルダのシノニムだよね?」
家内「そーだよね。でもマルティルデは分けて呼んでいる。何故かは飲んでのお楽しみかな(笑)?」
家内「『ボナルダ』2019年は木樽は使いませんが、この『ザッフォ』2017年は2500リットルのフレンチ・オークの大樽で2年以上熟成させてから瓶詰めしたもの。一番良い区画のボナルダで特に出来の良い年だけ作る特別なワイン。」
私「あ~!何コレ!グレート・ワインだよ
(笑)!いきなりトップ・ギアだぁ(笑)。」
Kさん「凄いですな!『ボナルダ』2019年とは別物ですね(笑)。同じ品種と言われると騙されてるような…(笑)。ボナルダ詐偽
(笑)。」
家内「同じ品種とは思えない!普通の人が実は王様だったような(笑)…。」
私「どう考えても別物だよね(笑)。だってコレ、洗練されたグレート・ワインだよ
(笑)。」
家内「あえて共通点を探せば、後味に豆っぽさがあることくらい(笑)。」
私「酵母が同じなのかな?」
Kさん「う~ん。確かに頂点にあるワインですな。言葉を失う。」
家内「ボナルダを長く熟成させるとこうなる?ボナルダ→クロアチーナ?そんなイメージかな(笑)。」
私「ともにとんでもない量のタンニン量だけど、『ザッフォ』の方は渦巻いている。凄い求心力。渦の底の深いこと!しかも底に引き込まれる。」
Kさん「とても甘くて、旨くて、古くなくて、綺麗で、高貴で…。」
私「樽のニュアンスは全然感じられない。とてもニュートラル。ワイン自体のパワーは恐るべし。かといって乱雑さ、乱暴さは微塵もない。え~と、アルコール分は…、15%!」
Kさん「そんな高いアルコール分と思えない。折り合いが良い…、折り合いのつけ方が高度。余韻がいつまでも続く。」
私「もっと時間が経つと果実が溢れんばかりになりそう。今、ワインとしては飲み頃の入口。この状態は長く続きそう。」
家内「バローロの大物に通じますよね(笑)。ネッビオーロみたいな小粒の赤いプラムやベリーの香りがする。」
Kさん「ネッビオーロ…、高貴品種に連なるとは!ボナルダ、クロアチーナ恐るべし(笑)!」
家内「解った!マスキューの取り扱いアイテムだった『カプレンガ』ってネッビオーロとボナルダの半々のブレンドだったよね。」
私「ガッティナラのアンツィヴィーノのワインだよね?」
家内「そう!『カプレンガ』ってネッビオーロが50%なんだけど、とてもネッビオーロらしい。ということはボナルダはネッビオーロ的な品種なんだ!」
私「なるほどね(笑)!座布団1枚!」

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ベトナムのワインの続きです

Mar 18, 2024 by weblogland |
先週の土曜日、え~と3月9日ですか、開けたベトナムのワインの続きです(笑)。
昨日の晩16日に思い出して飲んだのですが(笑)。美味しかった!
崩れることなく、エレガントでチャーミング。ちょっと驚きました。舌触りはあくまで優しく、果実味と液体の折り合いは秀逸。本物でした。
ただ、惜しむらくは品種が解らなかったこと(笑)。これは私自身の不勉強の性(笑)。でもですね、ワインを真剣に飲むようになってから30年以上経ちますから、未知との遭遇ということにしておいてくださいね(笑)。

世界は広い!

知ってることなんてほんの一部(笑)。まあ、それに気づけて良かったかな?
まさかベトナムでこんなに素晴らしいワインが作られているとは!触発されて地中海南岸のワインに興味を持っています。特にモロッコのワインを物色中(笑)。なかなか日本に入って来なかったり、入っていても少量のためちょっと高かったり。どこかのインポーターさんをたぶらかして輸入して貰うのも手かな(笑)。

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飲んでみると何となく解る

Mar 16, 2024 by weblogland |
枯れた落ち葉にしか見えませんよね(笑)。

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ブログで書いた京番茶です(笑)。
独特な香りも強力ですから、コレを関東の人間に番茶と言っても知らない人は信じないでしょうね(笑)。お茶と言えば手で撚りますから針状です。これだと枯れた落ち葉にしか見えない(笑)。

でもですね(笑)、飲んでみると何となく解る。食後に口中、喉、胃までリセットしてくれる感覚。タンニンもしっかりありますが、収斂して苦さが突出する訳ではありません。お酒を飲みながら料理をしっかり堪能したあと、『さぁ、帰るかな』と自然に思えそう(笑)。帰り道も千鳥足でなく、ちゃんと歩けそうです(笑)。

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天丼の後にはやはり番茶かと

Mar 15, 2024 by weblogland |
「マスキューさん!この間のブログに番茶書いてありましたよね?」
私「はい!天丼の後にはやはり番茶かと(笑)。」
「これねぇ。京都の番茶。いり番茶って言われていて、京都でおばんざい料理などのコースを食べたあと必ず出ます(笑)。」

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私「クンクン。ちょっと変わった香りですね。関東の番茶とは違う香りですね。」
「そう(笑)!タバコの香りや落ち葉で焚き火したような香りなんですよね。京都行って食事したら出てきました(笑)。最初は面食らいましたが(笑)、なかなか癖になるお茶です(笑)。」
私「こっちのいわゆる番茶と何が違うのかな?」
「焙煎の仕方かな。こっちの番茶とは味わいが別物なんですけど(笑)、作用は似ている。京都料理の食後には合う。文化の差かな?ただ関東圏では売れないようです(笑)。高島屋の一保堂に行って注文すると奥からごそごそ探して出てくる(笑)。少なくともショーケースには並んでない(笑)。」
私「京番茶ってやつかな?初めて飲むような気がします。ありがとうございました!試してみますね(笑)。また、味わいの経験値が上がります(笑)。」

こうした皆さんのご協力・ご教示でマスキューはパワーアップしております(笑)。
Dr.Fさん、ありがとうございました!

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サハティニはどれも良い

Mar 14, 2024 by weblogland |
マスキューのカウンターの上はこんな具合です(笑)。

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ルーマニアのドメーヌ・サハティニのピノ・ノワール、ロゼ、ピノ・グリージョ、カベルネ・ソーヴィニヨンの揃い踏み(笑)。マスキューの動向をウォッチされてる方はお気づきでしょうが、マスキューがひとつのドメーヌのアイテムを4つも扱うのは異例です(笑)。なにかとケチをつけて一番良いアイテムを扱う習性はご存知かと(笑)。でもですね(笑)、サハティニはどれも良い。ちょっと癪に触りますが(笑)、良いものは良い!なのでございます(笑)。
時節柄、春めいた飲みやすさや果実感がありますので、家内の一存で決定!
私の意見は?
異論ございません!

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『スピリタス』テッレ・マルヴァジア・オレンジ 2022年 カンティーナ・オルソーヤ 

Mar 13, 2024 by weblogland |
昨日ブログでご紹介した、
◎『スピリタス』テッレ・マルヴァジア・オレンジ 2022年 カンティーナ・オルソーヤ 

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販売価格(税込): 2,734 円
ちょっと、分かりやすく補則します(笑)。
前回のメイクではチェリーやプラムの香りが圧倒的で途方に暮れました。どう考えても黒葡萄から作ったとしか思えなかったからです。色々調べるとマルヴァジアは変異が多く黒葡萄のマルヴァジアもあります。グリ色がかったマルヴァジアを使っているのではないかと、勝手に想像納得しておりました。
今回のメイクは前回同様見た目オレンジ(笑)。それゆえ味わいもベリー系の香りが主体と思っておりました。ところがギッチョン(笑)、今回はマルヴァジアらしいオレンジの風味がたっぷり明瞭に感じるもの。もちろんオレンジだけではなくベリー系の赤いニュアンスも感じますが、はっきりとマルヴァジアと認識出来ます。
う~ん。
やはり、オルソーニャは共同組合なのでロットの違いを感じました。畑も違うはず。とは言え基本的な低収量で作り方の規格は同じ。素晴らしい出来映えです。実に美味しい!

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モンテプルチアーノのフルラインナップ揃いました

Mar 13, 2024 by weblogland |
ふふふ(笑)。
イタリア・アプルッツォ州のカンティーナ・オルソーニャのオレンジ・ワインが入荷しました!
◎『スピリタス』テッレ・マルヴァジア・オレンジ 2022年 カンティーナ・オルソーヤ 
販売価格(税込): 2,734 円

赤のモンテプルチアーノ・ダブルッツォと白ペコリーノとようやくフル・ラインナップの完成です(笑)。

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去年このオレンジ・ワインを試飲してマスキュー試飲会に出すつもりでしたが、あっという間に完売。それゆえマスキュー試飲会では赤と白のみのお披露目となりました。今回は抜け目なくこのオレンジ・ワインを確保いたしました。当然3月のマスキュー試飲会にてデビューいたします。まあ、その前からこっそり販売中なのでございます(笑)。
本音から言うとオレンジ・ワインというよりはキアレットやチェラスオーロのイメージです(笑)。でも葡萄品種はマルヴァジア…白葡萄です(笑)。確かに白葡萄を皮毎発酵するのがオレンジ・ワインなのですが、どう考えてもロゼ(笑)、しかも黒葡萄使用のロゼとしか思えません。今回のメイクはマルヴァジアらしいオレンジの風味たっぷりで、この点あまり違和感はありませんが、果皮での醸しはたった3日ですから、ちょっと変(笑)。でもですね、味わいはぶっ飛ぶ味わい(笑)。すんごく美味しい!
恐るべしオルソーニャなのです(笑)。

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ベトナムのワイン持ってきました

Mar 09, 2024 by weblogland |
今日は月末のマスキュー試飲会に向けた内々のティスティング。メンバーはいつもの私、家内、Kさん。
Kさん「マスキューさん、頂き物なんですがベトナムのワイン持ってきました(笑)。

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飲んだことありますか(笑)?」
私「一度お客様からベトナム土産に機内サービスで出たワインをいただいたことはありますが(笑)…。よく見るとイスラエル産のワインでした(笑)。美味しかったんですが。」
家内「リアル・ベトナム・ワインは初めてです(笑)。フランスの植民地時代が長かったから、あっても不思議ではないかな?」
私「そうそう。パンもとても美味しいらしいよ(笑)。」
家内「ベトナムの人って真面目で粘り強いって言うしね(笑)。」
私「戦争してアメリカに勝っちゃうんだからね(笑)。ところで幾らくらいのワインですか?」
Kさん「知り合いからベトナム土産でいただいたのですが、高級ホテルのウェルカム・ワインを飲まないので持って帰ったもの(笑)。ただし飲むときは、フロントに電話してソムリエがわざわざ抜栓してくれるとか(笑)。かなり高級なホテルのようです。」
私・家内「おー!セレブ御用達だぁ。」
Kさん「しかもワインはホテルの所有するワイナリーで作られているとか(笑)。」
私「ホント、上流階級御用達ですね(笑)。フランスの植民地支配の残滓かな?」
家内「私ベトナムと言うとプラトーン、ランボー、ラ・マンしか知らない(笑)。」

そんなこんなでティスティング開始!

私「キャップ・シールの上をプラスチックのシールで保護してる。入念ですよ!キャップ・シールもプラスチックではなく金属の本物。」
Kさん「あれ、瓶にラドラ・ワイナリーって浮き彫りがある。お金かかってる(笑)。」
家内「色が薄い。ピノ・ノワール的な色合い。香りは独特。エキゾチック。」
私「スパイシー!」
Kさん「品種は何だか解らないけど、とても自然(笑)。無理がない。特徴的なスモーキーさ。美味しい(笑)。」
私「薄旨くて良いですね(笑)。とてもチャーミング。私好み(笑)。日本人好みかな(笑)。」
家内「フリーラン・ジュースだけで作ってる(笑)。雑味がない。」
Kさん「きっとフランスの品種なんだろうな。」
私「作りはピノ・ノワール的ブルゴーニュ的。でも香りは違う。樟脳っぽさもある。カベルネ系のボルドー品種なのかな?駄菓子屋の杏子飴みたいな赤い果実(笑)。メルロー?」
家内「バック・ラベルにマルベリーの味って書いてある。タナ?」
Kさん「植物…、パクチーなんかに合いそうですね(笑)。オリジナリティー溢れてますね(笑)。バイ・ミーでパクチーなんか入れたサンドイッチ食べながら飲んだら美味しそう(笑)。」
私「ワイン作りの歴史を感じるワインですね(笑)。」
家内「ある意味完成している。日本のワインとはこの点違う。ベトナムって亜熱帯で日本以上に多雨。きっと標高の高い高原で作っているんだろうね。」
Kさん「おそらく生産量は少ないでしょうね。」
私「マスカット・ベリーAもいつかはこうなるのかな(笑)?」

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春の息吹感じますよね

Mar 08, 2024 by weblogland |
雪積もらなくて良かったですね(笑)。駐車場の脇の日陰に少しありますが、なんのこともないかな(笑)。
ちょっと明るくなって来ましたし、気分よし!

お客様「雪積もらなくて良かったですね(笑)。ところでスミレありますか(笑)?」
私「はい!これです。」
お客様「私もスミレの香りが気になってまして(笑)。」
私「どうぞ香りを嗅いでみてください(笑)。」
お客様「クンクン。ほのかな香り。甘い…。ワインで言うスミレの香りとはシンクロしませんよね(笑)。」
私「そーなんです(笑)。ちょっと黒トリュフの香りもしますが、グラスの土の香りかもしれませんね。」
お客様「あ~、佃煮みたいな香りですね(笑)。でも、春を感じますよね(笑)。なんとなく気分は晴れるかな(笑)。」
私「春の息吹感じますよね(笑)。」

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