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Written on 2009 02 06

レ・カニータ

Feb 06, 2009 by toshiaki |
レ・カニータ
レ・カニータ2004年旨いです。

あのボルドーのミラード社がジロンド河右岸に所有するシャトー リクーニェでつくっているワインです。
もともと良いとは思っていましたが、昨日飲んで更に良くなっていました。濃くていてエレガントなのです。今のトレンドの濃いワインとは違う濃さです。第三世界や南フランスのワインに良く見られるとんでもなくアルコール分の高い濃いだけのワインとは一線を画していますね。このワインアルコール分が12パーセントと普通なのですが、それでいて果実味が濃くて豊かなのです。ましてやメルロ100パーセントでつくられていますから、プラム系の果実味がとても明瞭なのです。メリハリもあり、余韻が美しいのも特徴です。
こういったスタイルのワインこそ、ボルドーワインが本来もっていた美点を受け継ぐ正統派と思います。
つくり手がとても一生懸命つくっているのが伝わりますが、その努力を感じさせないほど整っています。昔の漫画「巨人の星」で『白鳥は優雅に水面を泳いでいるように見えるが、実は水中では懸命に水をかいている。』という一説がありましたが、まさにそれです(笑)。

自然に美味しいのです。メルロの比率が高いワインを飲むといつもおもうのですが、醤油や味噌との相性がとても良いのです。メルロって日本人好みに違いありません!

自宅でこのワインを飲みながら食事すると幸せになれます(笑)。
なんたって1480円ですから。
例えばグラン・ヴァンを1本買って飲むより、このワイン4本買うことを間違いなく選ぶ私はただの貧乏性ですかね?

一度飲まれた方も是非もう一度お試しを!経験値上がりますぞ(笑)。

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