昨日の続きなんですが、ランブルスコはなぜ旨いか?(笑)
ワイン妄想族の私の暴走は止まりません。気になりだすと頭から離れなくなってしまいます。
まず整理すると
〇タンニンをさほど抽出しないつくりである。
〇甘さが味わいにプラスに作用する。
あとリンゴ酸を多く残すつくりをする。これは赤ワインの醸造工程のマロラクティック発酵を行わないこともしくは、中途で完了することです。マロラクティック発酵はリンゴ酸を乳酸と炭酸ガスにする減酸発酵です。このため赤ワインは乳酸が多く含まれるようになります。タンニンに含まれるアントシアニンなどのポリフェノール類と相性が良く、柔らかみと深みをワインに与えてくれます。ですから常温で飲む赤ワインは、通常マロラクティック発酵をします。
うーん。
ランブルスコは完全にマロラクティック発酵は行わず、リンゴ酸を残すように作られていますね。あの清涼感はリンゴ酸由来に違いありません。リンゴ酸は冷やすことで、味わいにプラスに作用します。
きっと経験則と偶然と嗜好の反芻の繰り返しの結果生み出されたんでしょうね。生産者と消費者のメンタリティーが反映されているに違いません。もっとランブルスコのことを知りたくなりました(笑)。
Written on 2010 07 25
ランブルスコはリンゴ酸を残すように作られていますね
Jul 25, 2010 by toshiaki |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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