思った以上に複雑さがありました。もちろん華やかさは想像を超えます(笑)。ポッジョ・レ・ボルピはマルヴァジア種のすべてを知り抜いているのですね。
他のマルヴァジアを使ったワインですと、あれほどアロマチックではないのですが、ポッジョ・レ・ヴォルピの手にかかるとビックリするほどフローラルでアロマチックな味わいになります。香水でも入っているんじゃないかと錯覚しそうです(笑)。まあ、香自体はゲヴァルツトラミネールに近い味わいなのですが…。
イタリアなどで多く生産される葡萄品種はいわゆる「ポンティカ系」と呼ばれます。これはリースリングやカベルネ、ピノ・ノアールなどの「オキシデンタル系」とは違い、出来上がったワインがあまり芳香性がない特徴があります。どちらかと言えば味わいで勝負とでも言えましょうか?
でもポッジョ・レ・ヴォルピのワインは真逆で恐ろしくフローラルなのです。
???
考えられることは技術による克服しかありません。低温の発酵管理、完璧な衛生管理、酸化を防止する工夫。これらを追随出来ないレベルで成し遂げたとしか思えません。
ポッジョ・レ・・ヴォルピのことを、もっと知りたくなりました!
Written on 2011 02 13
『ドンナルーチェ』やはり凄かったです。
Feb 13, 2011 by toshiaki |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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