このところ はまりにはまっている サラ・ウォーターズ。 『荊の城』を読み終わりました!!
主人公が いきいきと動きまわり、また 作中の人間関係も他の作品と比べて判りやすかったので
最初から のりのりで 読み進めました。
巧妙に配された布石。そして 次々と明らかになる 真実。何度 「えええ~~っ」と叫んだことか。
重いテーマを 含んでいるので、必ずしもハッピーな物語ではないけれど 楽しく読みました。
数日かけて サラ・ウォーターズを読みながら ワインを いろいろ飲んでいたのですが、
やはり ボルドーの赤が しっくりきました。
ワインが 徐々にひらき 複雑さを増していく過程が 物語の進行をより 盛り上げてくれましたし、
落ち着いた重厚な香味は 小説の舞台となっているイギリス ビクトリア朝時代を想像するのにぴったり。
謎解きは ワインの味わいの秘密を探るのに 似ているし。
ワインに合わせて 小説を選ぶ。または その逆も。なかなか 乙なものです。
Written on 2012 02 10
荊の城 を読みながら・・・
Feb 10, 2012 by akiko |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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