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Written on 2014 02 02

不思議です

Feb 02, 2014 by weblogland |
うーん。
不思議です?
先日新聞で読みましたが、EUと日本のFTA貿易交渉でEU側が日本酒の4合瓶を認めないと言っているそうです。
4合と言うと720mlです。ヨーロッパの主流のワインでは750mlですが、これに合わせるよう要求したのでしょうか?
実際には750ml以外のイレギュラーなワイン瓶はありますし、その瓶を含めて法律で保護している例もあります。例えば、フランス ジュラ・サヴォワ地方の酸化熟成させたヴァン・ジョーヌはクラヴランと呼ばれる620mlの地方特有の瓶に詰めることが義務付けられています。そうするとクラヴランは良くて4合瓶は何故ダメなのでしょう?では、1升瓶は良いのでしょうか?
1合×10=1升なのですが、この1合はお米で言うとお茶碗2杯分です。程よい量として日本人のDNAに記憶されている量であり、文化なのです。「二人で晩酌するなら4合ほどにしなさい」「一人なら二日で4合瓶1本程度にしなさい。」といった自然な自己制限でもあるはず。昔の諺で「酒と女は二号(2号)まで。」なんてのもありました(失礼!)。まあ、ほどほどにしなさいと言うジョークなんでしょうが。
あと、肝心なのは酒をライスワインと売り込まないことです。酒は酒、ワインはワインなのです。
この違いを彼の地で理解されることが最終的に大事なことなのです。
貿易交渉ですから、より輸出し易くするタフな交渉だとは思いますが、日本の担当者にはこの点を主張して欲しいところです。
あと、付け加えればEUにおいても1970年代はまだ750mlに規格が統一された訳ではありません。750mlに歴史的必然性も普遍性も無かったはずです。

ですから今回のEUの720ml排除の姿勢は正統性が感じられません。単なる交渉の反対材利にされた感です。

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