昨日のお月様綺麗でしたね。月が地球に一番近づくスーパー・ムーンと言うそうですね。カッコいい呼び名ですよね。
私は満月を見ると浮世絵の『月に鴈』をどうしても想ってしまいます。あの歌川広重の名作です。記念切手でも有名でしたっけ。
満月の月を鴈が横切って飛ぶ構図の絵なんですが、まるで望遠鏡で見たような。あの浮世絵は、日本人の感じる秋らしさの象徴ですよね。でも、当時は望遠鏡なんか無かったはず?目で見た風景を頭の中で拡大デフォルメしたか、さもなければ満月と鴈を頭の中で組み合わせてデフォルメしたとしか考えられませんよね。
そんな斬新さにいつもホレボレしています(笑)。
望遠鏡もないのによく描けた!
広重は私にとって大芸術家、大ヒーローなのです(笑)。
よく芸術には国境は無いと言われますが、それを観て心の動かされ方には違いがあるはずです。鴈のいないところで育った方や秋のないところで生活してる方にはピンとこないはず。人それぞれ育った環境が違うからです。なんて考えると、普段私が「美味しい!美味しい!」と感じることを、そのまま皆さんが同じように感じると慢心してはいけませんね。
ましてや非ワイン伝統産地の日本でワインを扱っている訳ですから、ワインに対する味覚の幅も広いと考えるべきです。
自戒 自戒 なのです。
Written on 2014 09 11
満月と『月に鴈』
Sep 11, 2014 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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