皆川博子さんの 『海賊女王』(光文社)、おもしろすぎです。 グローニャのひりひりするような人生に すっかりやられてしまいました。
小説中に出てくる カラッハ、フッカー、ドゥーンなど まったくなじみのない単語やアラン島の生活や自然も知りたくなって
図書館内をふらふらしていたら、JMシング『アラン島』栩木伸明訳(みすず書房)という本が目に飛び込んできました。
この本がまた素敵!訳が とっても詩的で でも 現実感があって ぐっと迫ってきます。また 挿絵も素晴らしくてうっとり。
いい本を みつけちゃいました。探し物が うまいタイミングで見つかると うれしいものです。読書体験が つながって広がっていきますね~。
今月のおすすめスペインワインのうち一本が DOカンポ・デ・ボルハのものなんですが、
・・・ボルハ=BORJA。 どこかで 目にしたような。 ひょっとして BORJAはボルジャ。
で、ボルジア?チェーザレ?! と 連想ゲーム。
おおいそぎで 娘にもらった世界史史料集とか スペインワインアトラスとか ひっくり返して大騒ぎ。
やっぱりそうでした。チェーザレ・ボルジアの父親である ローマ法王アレキサンドル6世は DOカンポ・デ・ボルハのあたりの出身でした。
何年か前から ボルジアを主人公とした 塩野七生さんの小説、マリオ・ブーツォの小説、
そしてこれがすごく面白い 惣領冬実さんの漫画『チェーザレ』を読んでいたおかげかなぁ。連想ゲーム 大成功です。
ある時突然 意外なところで 意外なものがピンと来たり、つながったり。
ワインを生産する国、消費する国のことを知りたくて ワインのことだけでなく いろんな本を読むようにしているのだけれど
こういうことがあるから ほんとうにおもしろい。ワインは 世界を広げてくれますね
Written on 2014 09 22
いろいろ つながる
Sep 22, 2014 by akiko |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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