Written on 2015 02
明日、明後日はマスキューの店内試飲会です 201502
Feb 26, 2015 by weblogland |雨が降らなければ良いのですが…。
今日は家内と作戦会議(笑)。
私「明日は何が売れるかな?」
家内「数でいえばコンダミン・ベルトランの赤、白は鉄板だよね(笑)。」
私「まあ、コスト・パフォーマンスの高さは驚きだし、しかもお手頃な価格だもんね(笑)。」
家内「白なんか驚くほど深みがある。」
私「混醸した良さが出てるよね。ところでコンダミン・ベルトランの白は混醸するパターンが多いけど、ソーヴィニヨン・ブランとユニ・ブランって収穫期は重ならないのかな?」
家内「よく混植すると違う品種でも収穫期が同じになることがあるって聞くけど、混植はしていないみたいだよね。」
私「赤は混醸しないから、シラーとメルロの特性を感じるけど、驚くほど飲みやすい(笑)。ワインを飲んでることを忘れるような出来だよね。」
家内「赤、白どちらもあざとさが無くて自然だよね。もちろんゴージャスじゃないけど(笑)。試飲会のトップセラーになるはず。」
私「大穴はクープローズの『フレミアン・ロゼ』かな(笑)。久しぶりの登場だけど、すごく良いワインだよね。」
家内「セニエだけで造るロゼって贅沢だよね。フリーランだけで造ってる訳だからね。私はこれが一番売れるのが嬉しい(笑)。」
私「さすが 大日本ロゼ・ワイン普及協会会長!(笑)」
さてさて、どうなりますか?
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ちょっと怖いかな(笑)?
Feb 26, 2015 by weblogland |ちょっと怖いかな(笑)?
ドメーヌ・パディエ(正式にはドメーヌ・ジャン・フィリップ・パディエ)のラベルです。
今日お子さん連れのワイン・ラヴァーと店で話をしてる時、一緒のお子さんが怖がる(笑)。
考えてみると確かに気味悪い(笑)。でも、パディエは決してそんな意図はないはず。ひょっとしたらワインの深淵さを表すためのデザインだったのでは?
こんど調べてみよ(笑)。
家内がフランス語辞典で『プティ・トーロー』を調べると『去勢した子牛』とか。食べ物としての牛の在り方が日本とはかなり違うようですね。日本人からすると、あまりにダイレクトなネーミングと受け取ってしまいます。
そうそう『プティ・トーロー』の2010年が『R.V.F.』の2010年度ベスト・ワインに選ばれていました。マスキューの『プティ・トーロー』は2011年。家内曰く「2010年より2011年の方が伝わり易い。」とのことで2011年を扱うことにしました。まあ、価格は2011年の方が高かったので間違いはなさそうです。
皆さん!
試飲会でビックリして下さいね(笑)。
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花粉症のスイッチ
Feb 24, 2015 by weblogland |家内「ダイレクトメールも投函したし、ホッとした(笑)。」
私「お疲れ様でした!」
家内「さあ、後は売るだけだ(笑)。」
私「早速試飲会セットの注文入ったよ(笑)。パディエのワインもね。」
家内「有り難いね(笑)。追加の効くワインはとっておいた方がいいんじゃない?」
私「もちろん。あとでインポーターさんの在庫問い合わせてみるよ。」
家内「寒さも緩んできて、ワインが美味しくなる気温になってきたけど、週末の天気は大丈夫かな?」
私「あまり良くなさそうだね。暖かくなったのは良いんだけど、花粉が…。今日いかなり花粉症のスイッチ入った(笑)。」
家内「私は大丈夫だよ(笑)。」
私「薬飲まないどダメだぁ。喉乾くし、眠くなるから薬飲むの嫌なんだけどね。」
家内「花粉症はワインを美味しく飲むことの阻害要因にもなるよね。」
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変なラベル・デザインですよね
Feb 22, 2015 by weblogland |ドメーヌ・パディエのワインです(笑)。漫画『20世紀少年』の『友達』のマークみたいですよね(笑)。このラベル・デザインを見て、「どこかで見たことがある」ことに府が落ちました(笑)。あと、実は味わいも、「どこかで似たものがある」とずっと思ってましたが、ようやく思い至りました。
ブルゴーニュのポンソのワインです。特に『プティ・トーロー』の方は、味わいのスタイルが良く似ています。丸二日間悶々と思い続け、ようやく思い至りました。あー、スッキリした(笑)。
もちろん産地・セパージュが違いますから別物なのですし、ポンソ買うより安くて良いなどと言うつもりはありませんが(笑)、パディエのワインはポンソのワインと同系列かと。実際の造りもかなり近いことを確認しましたから、あながち私のホラ話ではないはず(笑)。実際数日前にポンソのワインを飲んで痛く感激しました(ちょっとだけですが)。
ポンソ好きの方は是非お試しを!
調子に載って一番高いキュヴェも仕入れちゃおうかな(笑)
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ようやく並びました
Feb 22, 2015 by weblogland |ようやく並びました(笑)。今月の試飲会のワインです。
取り合えずホッとしました(笑)。
私「取り合えずは並んだけど、来週の様子を見ながら追加できるワインは追加しなきゃね。」
家内「最近試飲会の前から試飲会用のワインは動き出すからね(笑)。」
私「そーなんだよね。先月は試飲会の途中に試飲会セットを販売中止にしなきゃならなかった。まあ、とても有り難いことだよね。」
家内「試飲会セットが試飲会のあといつまでも残るのはカッコ悪い(笑)。でも試飲会の当日に試飲会セットが無くなるのも申し訳ないよね。」
私「そうなんだけど、追加の効かないワインがあるから仕方ないんだよね。」
家内「痛し痒しかな。この際追加が効かないワインをちゃんと発表したら?」
私「そうかな?」
家内「黙っているのももどかしいし、どうせ追加出来ないし(笑)。」
私「それに集中しそうで怖い(笑)。」
家内「おかわり厳禁だけじゃ対応出来ないしね…(笑)。」
私「…ドメーヌ・パディエ…(小声で)。
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桝久商店 試飲会のラインナップ決まりました!201502
Feb 21, 2015 by weblogland |今月はすべて南フランスとなりました。意図した訳でなく、たまたまこうなりました(笑)。
まずはアッサンブラージュの魔術師ドメーヌ・ラファージュ白。このメイク ワイン・アドボケートで92ポイントとったようです。まあ、どうでも良いと言えばどうでも良いのですが(笑)、価格がリーズナブルなのが嬉しい。ボトルネックに92ポイントとシールが貼ってあることはお許しを!
◯ノヴェラム シャルドネ 2013年 ドメーヌ・ラファージュ販売価格(税込): 1,527 円
つくりの特徴としては30パーセントを新樽発酵させ、残りはステンレス発酵させます。そしてステンレス発酵させます。そしてステンレスタンクで熟成後翌年の3月に出荷します。
ミソは醗酵前に1週間ヴィオニエのオリを加えて寝かせます。
出ましたラファージュ・マジック!
ヴィオニエの膨らみを調味料的に利用したいらしいです。(ヴィオニエ自体香りのかなり強い品種ですから、普通は避けます。どこからこんな発想が!)
味わいはまさに反則の旨さ!
そして、マスキューでは古くの定番でしたコンダミン・ベルトランがニュー・ラベルで復活しました(笑)!ベルトランの白とノヴェラムとの対比は興味深いですぞ(笑)。
◯バロン・デュ・モンテガード 白 2013年 シャトー・コンダミン・ベルトラン フランス I.G.P.ドック 750ml 943円税別
コート・ド・ラングドックの名門ドメーヌ・コンダミン・ベルトランは革命期までさかのぼる古い歴史をもちます。
1949年にクレーレット・デュ・ラングドックのA.O.C.授与式を、このシャトーで行なったという格式の高さ。
でも今のベルトランはA.O.C.の枠にとらわれない独自のスタイルのワインを作り出します(笑)。
そのレベルの高さは、フランス国内の星付レストランでは引っ張りだこの人気です。
このワイン ソーヴィニヨン・ブラン種が60%、ユニ・ブラン種が40%。味わいは、円やかで厚みがあり、味わいとしての果実味が勝るスタイル。溶け込みが良く品種の特徴が出しゃばらない品の良さ。どうやら混醸してるようですね(笑)。
南フランスらしい濃厚さが、こんなにも品良くまとまっている姿はエクセレント!味わいに広がりもあり、変にワインをいじったところがない点も好感が持てます。果実味を裏支えする酸はしっかりしており、簡単に崩れません。補糖や補酸しない自然さがグッドです。更に液温が上がるとトロミが増します。グレート・ヴィンテージではなくともこのレベルまで造り上げる力量は流石!
それとラングドックの約束の地『ペズナ』の優位性を認めざるを得ません。
●バロン・デュ・モンテガード 赤 2013年 シャトー・コンダミン・ベルトラン フランス I.G.P.ドック 750ml 943円税別
このワイン セパージュはシラー50%、メルロ50%。いかにもミス・マッチな組み合わせなのですが(笑)、優しい口当たりと深みがあります。カバルデスA.C.の『戦うシラーとメルロ』ではありません(笑)。大人しいのですが、滋味深い良さがあります。後味にほんのり感じるリンゴ酸が自然でとても宜しいのです(笑)。ヴィンテージの性か?キュヴェの特徴か?『バロン・デュ・モンテガード』は初めて飲むキュヴェなので断定できませんが、アルコール分が12.7%ですからヴィンテージ由来のような気がします。無理にハンギング・タイムを延ばすことなく、自然に合わせた造りはいかにもベルトランらしい。品種の特徴もはっきり感じますが、どちらかの品種が突出しないバランスの良さは流石!
いつの間にか飲んでしまうような良さ。質の高いデイリーさがあります(笑)。
マスキューでは以前定番のロゼでしたが、価格が2000円にまで上がったため扱いを断念しました。今回特別にインポーターさんの取り計らいで復活です(笑)。赤ワインと赤ワインの間にこのロゼがあることを不思議に思わないでくださいね(笑)。
◯シャトー・クープ・ローズ フレミヤン ロゼ 2013年
販売価格(税込): 1,782 円
フランス ロゼ
フランス ミネルヴァ 750ml
このフレミヤン ロゼはグルナッシュ40%、サンソー40%、シラー10%、ムールヴェドル10%のセパージュ、まるっきり赤ワインと同じなのです。しかも赤ワインの製造過程でセニエによってつくられるのではなく、はなからセニエでロゼをつくる目的でつくられています。赤ワインに近いスタイルのロゼワインなのです。赤ワインのタンニンやアントシアニンを減らした結果ロゼになったとでも言いましょうか。収穫量も1ヘクタール当り30ヘクトリットルとかなりの低収量です。いわゆるロゼワインの収穫量ではありません。
色も薄い薔薇色、決してピンクではありません。血に近いようなロゼ色です。
味わいはザクロやアセロラのフレッシュな香り。ただ緩さがなく、キメの細かさがあり、一滴一滴に滋味深さがあります。
さて、今回のメインは南フランス ルーションのドメーヌ・パディエの赤ワイン。まるで異次元の旨さ!在庫限りとなりますので完売の節はお許しを!
●『カリス』2012年 ドメーヌ・パディエ 南フランス V.D.フランス 750ml 2315円税別
南フランスとは思えない品のある上質な味わい!
探していた旨味のある南フランスのワインによう
やく当たりました(笑)。
ブラインドで飲むと一瞬ロワール?解りません(笑)。
ほどよく完熟したカシスやブラックチェリーの果実味はひたすらフレッシュで複雑。程よい旨味があります。。透明感のあるタンニンは深みがありエレガント。口の中では立体的で、広がりが素晴らしい。
ハーブのニュアンス、塩辛さが邪魔になりません。過熟した感もなくアルコール分は13%で収まっており、全てに無理がなく雑味もない。
全房でマセラシオン・カルボニックを5日かけて行い、ワインを醪から抜いてから優しくゆっくりプレスしてプレスワインを取り出します。タンニンの抽出に5日しか時間を使いません。ワインに占めるフリーランの比率はなんと80%。そしてコンクリート・タンクで2ヶ月醗酵後、コンクリート・タンクで7ヶ月熟成してから瓶詰めします。SO2は無添加。最近流行りの『ヴァン・ナチュール』(笑)?クラシックでコストはかかっているのは確か。
このワイン、カリニャン100%故にヴァン・ド・フランス表示となります。カリニャンとは思えない複雑で独特なベリーの香りには驚かされましたが、単一品種ではアペラシオンのレギュレーションを満たさないようです。
実は私、個人的にはカリニャン種が嫌いです(笑)。フィトウやコリウール、スペインのカリニュエは許せますが、南フランスのチープな香りのカリニャンが大嫌いなのです。でも、経済性のための水増し品種としてではなく、とことん尽力して造られたこのような渾身のカリニャンでしたらウェルカム(笑)。別にセパージュなんかどうでも良いと思わせてくれます。
本来的な良さを感じる稀有な南フランスワインなのです。
●『プティ・トーロー』2011年 ドメーヌ・パディエ 南フランス 赤 コート・デュ・ルーションA.C. 750ml 3343円税別
このワイン セパージュはカリニャン40%、シラー40%にグルナッシュとムールヴェードルが加わります。カリニャン100%のキュヴェ『カリス』の上級品です。さすがに香りの構成は複雑でありながら明瞭。あと赤系のベリーの果実を感じる点秀逸。味わいは優美と言うべき。まるで天女の羽衣。(古いし、そんなには軽くないかな(笑)。)
ともかく完璧!
旨味、酸味、果実味、タンニンの質のハーモニーは南フランスの概念を越えていますね。スーパー・エレガントなグレート・ワインなのです。
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試飲会用のワインが到着しました
Feb 21, 2015 by weblogland |明日棚に並べましょうか。
私「取り合えず届いて良かった(笑)。ホッとしたよ(笑)。」
家内「決めてから欲しい数のワインが来ないと焦るよね(笑)。」
私「あまり沢山の在庫は抱えられないけど、必要最低限は確保したいよね(笑)。」
家内「今回の目玉、ドメーヌ・パディエのワインが不安なんだよね。」
私「まあ、安いワインじゃないし、もともとの生産数も少ないから無くなったら諦めよう(きっぱり)!」
家内「『カリス』だって年間5000本だけしか造ってないんだからね。」
私「マスキューで売れることすら奇跡的(笑)。」
家内「でもフランスって色んな生産者いるよね(笑)。」
私「確かに効率重視の今風の流れは止まらないんだろうけど、『そんなの関係ない!』って生産者いるよね(笑)。」
家内「流石、自由の国!」
私「それを商売に繋げるから凄いよね(笑)。有機栽培→ビオ・ディナミ→ヴァン・ナチュールの流れって、フランス人の『俺は他人とは違う』って言う強い意思の表れなのかもね。」
家内「自分達でイノヴェーションをしてるよね。」
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自然派のワイン
Feb 18, 2015 by akiko |ビオディナミ農法をとっている生産者のワインがずら~っと!壮観でありました。味わいも極上。帰り道 どのワインを仕入れるか 相当悩みました。
ワインは美味しければなんでも好きなんだけれど、ビオや自然派のワインの良さに だんだん目覚めつつある私。
その素直なおいしさ、味わい香りの圧倒的な広がり。からだにスッとなじむやさしさ。鮮度の高い、生き生きとした力。
ビオや自然派の 大きな魅力だと思います。
ただ あまりのやさしさ・素直さが 現代風の濃くってインパクトの強烈なワインには負けちゃうんですよね。
売るときにきちんと説明しないといけません。
振り返ってみれば 私も 飲み始めのころは ビオや自然派のワインは ちょっと頼りないなぁ なんて感じていたんだっけ。
ワインって経験が大切ですね。
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南フランス特集になりそう
Feb 17, 2015 by weblogland |うーん。
困った。
でも、今日家内が行った試飲会で良いワインが見つかり解決しました(笑)。
あー、良かった(笑)。
今回はどうやら南フランス特集になりそうです。
久しぶりのコンダミン・ベルトランやラファージュさんの白ワイン、あとまたまた久しぶりクープ・ローズのロゼ。
そして、最後にルーションから新星パディエの登場。私の大好きな全房醗酵のクラシックな造り。しかもプレス果汁はほとんど使いませんから(多分)、美しいこと美しいこと!
明日インポーターさんの在庫を確認して発注します。在庫数大丈夫かな?
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スローなコンビが人気です
Feb 17, 2015 by weblogland |●マルケス・デ・バルデカーニャス グラン・レゼレバ 2004年 ボデガス・サン・パレロ
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年
どちらもスペインの赤ワイン。10年の熟成を経て飲み頃を迎えたワインです。最近雑誌などでスローフードがよく取り上げられている影響かな?でも、マスキューのオールド・ワイン・ラヴァーはそんなこと関係ないはず(笑)。
きっと、
「今風のワインは旨いには旨いんだけど、似かよってるんだよね(笑)。飽きるんだ(笑)。昔風のワンパターンだけど飲み飽きしないワインが恋しかった。」
なんて言うクラシックなワイン・ファンは多いでしょうね(笑)。
でも、ここのところ若いお客様でこのコンビを探しマスキューにたどり着く方がいるからびっくり(笑)。一度レストランで飲んで癖になったとか。携帯で写メを撮って検索して、マスキューにご来店。若い方の行動力と味覚の良さに感激しました(笑)。
通り一辺の売りやすいワインだけに頼った商売ではダメですね。ワインはもちろん売れなくてはダメですが、つまらない没個性もダメ。かといって高過ぎたりアバンギャルド過ぎるのも不可(笑)。
でも、たまに抑えられない衝動に駆られて「絶対に売れっこないワイン」を仕入れてしまうことがあります(笑)。こんな場合はセラーの角に隠すように置き、売る気の無さ100%(笑)。確信犯なのです。何年が経ってから、「あれ?こんなワインあったんだ?」と知らんぷりをして飲む(笑)。家内にもお客様にも見つからないように隠密裏に実行します(笑)。長いスパンのスローな楽しみなのです。
たまにお客様に見つかった場合は「私は好きなんですが、美味しくないかも知れませんよ。」と真実を説きます(笑)
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今日はバレンタインデーですね。
Feb 15, 2015 by weblogland |でも、商魂逞しい私。この日に相応しいワインはあるかと棚を物色(笑)。
あれがあるではありませんか!
南フランスのドメーヌ・バサックがつくる赤ワイン『ジュテーム』です。やはり『愛』なんですよ『愛』(笑)。なんて思いついてカウンターの端に並べてみました。
実際に今日は
「チョコレートに合うワインありますか?」
「チョコレートと一緒にワインをプレゼントしようと思うのですが…。どんなワインが良いですか?」
などなど、チョコレートとワインをセットにしてプレゼントするお客様が増えました。皆さん一捻りされてますね(笑)。プレゼントって、考えて選ぶのが楽しいですよね。もちろんその先には相手が喜ぶことが予定されますが(笑)。例えそれが予定調和であっても良し(笑)。こんな高度な楽しみこそ人間らしさの粋に違いありません。プレゼントって単なるギブアンドテイクではありませんよね。あげることに楽しみがあります。
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一昨日取り寄せたサンプル全滅でした
Feb 13, 2015 by weblogland |一昨日取り寄せたサンプル全滅でした。
残念!
悪いワインは無かったのですが…
私「このイタリア ワイン美味しいよね。しかも美味しいだけでなくユニーク(笑)。」
家内「ポテンシャルも高そうだし、経験したことの無い味でしょ(鼻高々)。」
私「たしかに!でもさ、誰が買うか頭に浮かばないんだよね(笑)。どう思う?」
家内「そこだよね。このワインの問題は(笑)。皆さん面白がるとは思うけど、実際に買うのはKさんくらいしか浮かばないよね(笑)。」
私「そうすると1ダース仕入れて、試飲用で2本使って、売れるのが1本ではマズイ(笑)。」
家内「私が買っても2本にしかならない(笑)。」
私「更に僕が買っても3本かぁ(笑)。」
家内「無理かな?」
私「あのピノ・ノワールどうしようか?とっても普通なんだけど、普通過ぎないかな(笑)?」
家内「今、普通のブルゴーニュのピノ・ノワールがないから、良いかなっておもったんだけど」
私「でもさ、イタリアのイプランディ・ピノ・ノワールと比べたら、競争力ないよね?」
家内「イプランディのピノ・ノワールも、そう言えば普通(笑)。しかもかなり安い。」
私「比べられたら、ブルゴーニュと言えども価値が落ちない?」
家内「マスキューのお客様は、その点見逃さないよね。絶対にそう思うはず。」
私「ブルゴーニュのピノ・ノワールが噛ませ犬になる恐れがあるよね(笑)。」
家内「それは本意じゃないよね。ホントだとしても(笑)。」
私「止めておこうか?」
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日本独自の食文化
Feb 13, 2015 by weblogland |「マスキューさん!T.P.P.対策って日本の酒造メーカーは、どんなことをしてるんですか?最近では清酒を海外に輸出して人気みたいですよね。」
私「そーですよね。吟醸酒なんか海外で人気高いようですよね。」
「それではT.P.P.は日本酒には追い風ですね(笑)。」
私「残念ながら、海外を目指しているのは、一部の限られた酒蔵だけなんですよね。T.P.P.により、大量の日本酒が海外から流入します。いわゆる普通酒はすべて海外産にとって代わりそうです。」
「どうしたら良いんでしょう?質を良くするしかないのかな?」
私「おっしゃる通り!とても副作用が強いのですが、『日本酒純粋令』を造るのがてっとり早い。純米酒以外は酒と認めないのと原料米や作り方を限定することかな。今やれば間に合うはず。法令が無理ならば統一の規格を造るのが現実的かと。」
「よく飲む普通酒は海外産に席巻されるんですか?」
私「壊滅するはずです。もう大手メーカーすら経済酒から撤退をほのめかしています。」
「小さい酒蔵無くなりそうですね。」
私「中小は非効率と伝統と地域性をブランド化するしかありません。」
「それってもともとある財産ですよね。」
私「効率とコストでは太刀打ちできません。日本酒は肴との相性がありますから、地域文化としてパッケージすれば道はあるはず。欧米人のマリアージュ文化とは違った切り口がありますから、それを大事にするしかないと思います。」
「なるほど。地域起こしにも繋がるんですね(笑)。ところで日本酒にはマリアージュってないんですか?」
私「ないとは言えませんが、マリアージュ文化というよりリセット文化という方が正確かと。日本独自の食文化です。」
「でも、今日本の食文化はグローバルですよね?そんな日本的な文化が残っているんですか?」
私「簡単に言えば、酒飲みながら食べ物を咀嚼したりしないでしょう?意識しなくともそうなっています(笑)。」
「なるほど!」
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だいぶ減りました-ジュ・ド・レザン2014年
Feb 11, 2015 by weblogland |だいぶ減りましたね。
ジュ・ド・レザン2014年です。あと18本ほどですか。
例年は1月中には無くなりますが、今年は2月まで持ち越しましたか(笑)。実は業務用でキャンセルがありましたので、その分が増えたためです。まあ、ファンの多いアイテムですからその分皆さんに行き渡ることになりますから良しとしましょう(笑)!
ところでジュ・ド・レザンを飲むといつも思うのですが、『このアイテムのカテゴリーは「ジュース」でも「ワイン」でもどちらでもよいではないか?』といつも思います。
酒類販売業者の私がこんな事を言うと非見識と怒られそうですが(笑)、実際アルコール分の有る無しで区分されるのはもちろんなのですが、葡萄果汁とワインの差っていかばかり大事なのか?味わいの本質から厳密に区別がつくのか?などとジュ・ド・レザンを飲む度に感じてしまいます。
うーん。
古代ギリシャ・ローマ時代にはジュースとワインの厳密な区別はありませんし、フランス語でも元々は厳密な区別がないような気がします。葡萄樹まで含めて一括りに『ヴァン』ですよね。
厳密に区別をするのは英語圏ですか。ワインの周辺圏ですね。
このマインドの差って、かなり大事なことのような気がします。本質的な問題だと思いませんか?
特に、これからT.P.P.に流れそうな日本の生産者を含めた業界は、官僚的妥協に頼らず、将来に繋がるレギュレーションを自己創出しなくてはいけないはず。その時にハートがないとダメですよね(笑)。
もちろんマスキューにも必要なのです(笑)。あるかな(笑)
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エンリケのリニア2011
Feb 11, 2015 by akiko |でも ようやく作業も終了したので、昨晩はじっくり 煮込みハンバーグを作っちゃいました。我ながら いい出来。
我が家は 和食党なので 煮込みのソースは 清酒と砂糖、醤油で作ります。ちょっぴり甘めにして 大根おろしを添えるのがお約束。
それに合わせたのが 南フランス コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ ラ・リニア2011(エンリケ)です。
エンリケって協同組合だったように記憶していますが あっているかな。
ブドウの質の良さを感じる 上質ワイン。だいぶヴィンテージが進んできて 当初よりも深い落ち着きとまろやかさが増しています。
タンニンが完全に溶け込んでいて やや甘さの勝った果実味によくマッチしています。そこが 醤油やみそに合わせやすい理由かな。
香りを楽しむより 舌触りや味わいを楽しむワイン、食事にこそ合わせるワインって感じですね。
ラベルが非常にあっさりとしているので 地味なたたずまいですが 実力は実証済み。寒いこの時期でも わかりやすい味わいだし。
・・・調子に乗って たくさん飲みすぎちゃうのが 欠点ですが・・・。
そうそう、我が家ではハンバーグを作るとき ひき肉に 茹でた押し麦を少し加えるんです。
そうするとちょっと焼きすぎちゃったかな という場合でも もっちりやわらかく仕上がるし、肉汁や煮汁を麦が吸い込んでくれて味が深い。
押し麦入りハンバーグ 美味しいですよ。
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サンプルは闇雲に取り寄せる訳ではありません。
Feb 11, 2015 by weblogland |サンプルを取り寄せるといっても、闇雲に取り寄せる訳ではありません。インポーターさんの試飲会で気になったワインを取り寄せてじっくり時間をかけて試飲して判断します。100本試飲しても取り寄せるサンプルは2~3本です。取り寄せたサンプルが全滅することも、多々あります(笑)。インポーターさんの輸入数が少ない場合が困る(笑)。試飲だけで決めなくてはなりません。でも、こんな場合はアイテム数も少ないですから、割りと簡単に決まったりします。但し、追加が効かない場合が多いですね。そんな時は諦める(笑)。売り切れたことを良しとします。次の再入荷まで大人しく待ちます。ワインは飲まれてこそ。惜しまれて売りきれるのがベストかな(笑)?
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ラベルに『A』と書いてあるワインと言えば
Feb 09, 2015 by weblogland |イタリア エミリア・ロマーニャの白のD.O.C.。マスキューではモンテチィーノ・ロッソが定番。ラベルに『A』と書いてあるワインと言えば、皆さんすぐに思い出していただけますか(笑)。
飲んだのは2012年。コクがあって美味しいですね。やはり2012年ヴィンテージは良いですね。マスキューに到着した頃から比べると成長してますね。もちろん10年も持ち熟成するようなワインではありませんが(笑)、ちゃんとしたワイン造りが伝わってきます。基本的にスローなんです。生産者は早飲みを想定していますが(笑)、ニューワールドとは何かが違う(笑)。深みと滋味深さを感じます。そんなに高いワインではないのですがね。
春には2013年ヴィンテージに変わるはずですから、このあたりで定点観測をしておかないと(笑)。マスキューの重要で楽しい仕事なのです。
まあ、ヴィンテージなんかどうでも変わらないようなワイン扱ってもつまらないんですよね(笑)
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川崎の生田緑地にある『日本民家園』
Feb 09, 2015 by weblogland |「マスキューさん!あそこ良いよね(笑)。」
「たまに行くけど、行くとホッとするんだよね。」
などなど、やはり近隣の穴場でした(笑)。
ところで、今日の毎日新聞をたまたま見たら、『民家園』の上にある桝形山展望台の記事が!
(ブログでは触れなかったかも知れませんが、この展望台は関東平野を360度見渡せる絶景スポットなのです。)
記事には「今日、明日と富士山頂に夕日が沈む『ダイヤモンド・サンセット』、然るに展望台を夕方5時半まで開放します。」とのこと。
あー!
いーなー!
行きたいなぁ!
仕事がありますから、サボって行く訳にいきません(笑)。時間は今3時。薄曇りですから今日は見えないかも?
明日の天気が気になりますね(笑)。
時間のある方は行くべし!
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これ、なーんだ?
Feb 06, 2015 by weblogland |これ、なーんだ?
スペイン イエクラD.O.でボデガス・カスターニョが造る『ソラネラ2012年』です。かつて、マスキューでもマグナム・サイズの2005年を扱っておりました。今風ではありますが、まあまあ許せる範囲(笑)。10年も持つワインじゃありませんが、それなりに楽しめるワインでした。
そんな『ソラネラ2012年』が、なっ、なんとパーカーポイント94点を獲得!
聞いて、「えっ!あのワインが94点?」なんて思ってしまいましたが、2012年は飲んでいませんから、それは早計(笑)。失礼な話(笑)。
そんな訳で取り合えずサンプルを取り寄せました。ボトルネックには『94ポイント』と書いた首かけ。売る気満々ですね(笑)。価格は2500円税別(税込み2700円)です。『ソラネラ』は元々もっと安かったような気がしますが、パーカー・ポイント94点だと2700円しても高くないような気になっちゃいますね(笑)。
本気か?錯覚か?錯誤か?
取り合えず飲んでみます(笑)
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アマローネ
Feb 06, 2015 by akiko |計り知れないほど 中身の詰まったことがわかる その凝縮感といったら・・・。
それでいて現段階で 華やかなかおりを感じられるし、全貌は明らかでないものの 味わいは豊かで深い。圧倒されっぱなしのおいしさでした。
モトックスさん 貴重な経験をさせていただいて ありがとうございました。
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最近妙にこのワイン売れています
Feb 05, 2015 by weblogland |何が?って、
『バッカス2013年』です!
イタリア マルケ州でチウ・チウが造る赤ワインです。ピチェーノD.O.C.のデイリー・ユースのワインなのですが、味わいが日本人向きでなかなか旨いのです。もちろんマスキューの定番。その上の『ゴティコ2010年』、そして最上級キュヴェの『オピドゥム2008年』とともに3種類のラインナップとなっています。バッカス→ゴティコ→オピドゥムと比べて飲むと生産者の意図ワインの規格が解り勉強になります(笑)。価格帯の差が解り、ワインが解った気になります(笑)。一度お試しを(笑)!
ところで、最近バッカス毎週のように仕入れています。特別まとまってケース単位で売れる訳ではないのですが、2本3本と売れて行きます。
どこかのレストランで召し上がって気に入り、マスキューのホームページにたどり着いたような感じです。でも、こうした売れ方はとても健全で嬉しいのです。いつぞやモン・ペラが『神の雫』でブレークした時は、モン・ペラ一辺倒になり(笑)、気持ち悪いほどでした(笑)。
それに比べるとバッカスの動き方は『町のワイン目利きが見つけた!』ような健全さがあります。こうでなくっちゃ!
そんな市井のワイン目利きと出会えることは冥利に尽きます!達人は沢山いるのです(笑)。中にはワインの師匠として勝手に私淑させていただいてる方もいます(笑)。
日本のワイン界はなかなか凄いのです
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ノヴェッロ ティニ・マルケ IGT 2014年 大セール!
Feb 04, 2015 by weblogland |残ってしまいました。
今年のノヴェッロ ティニ・マルケ IGT 2014年
我が敬愛するイタリア マルケの『神』ガロフォリが造る2014年のノヴェッロ。2014年の作柄を暗示するアルコール分11%の奇跡のワイン。ガロフォリは補糖したり補酸したりしませんから、かなり厳しい作柄のようでした。それにしてもよくアルコール分11%で造れました。作柄を反映して今までにない軽やかさ(笑)。でも美しさは健在。旨味と優しさのハーモニーは流石!
到着当初の癖のある醗酵臭は無くなり、実に美味しい。2014年はいつにも増して醗酵臭が強くて不安だったのですが、消えていきました(笑)。最初嗅いだ時、芋焼酎みたいだったんですよ(笑)。多分、極力収穫を遅らせたためスケジュールが押した性かと。醗酵が済むか済まない内に瓶詰したみたいでした(笑)。
この状態で飲んでいただければ、『神』ガロフォリの意味が伝わるかな(笑)?
あと商売人として『神』ガロフォリのノヴェッロを売り残すのは恥!
そんな訳で2406円税込みを1980円税込みにて大セール!
『神』を飲んでミソ(笑)。
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やはり無くなっていました。
Feb 02, 2015 by weblogland |残念!
やはり無くなっていました。
何が?って
ヴィレ・クレッセ『テロワール・ド・クレッセ』2012年 ドメーヌ・デ・ギャンディス です。
試飲会で大好評だった白ワイン。最後に数が少なくなってからジェントルマンのお客様は気遣って遠慮気味に買って下さいました。お気遣いありがとうございました。なかにはプイイ・フュィッセに切り替えてくださる方もおり、感謝・感謝です。ありがとうございました。
休み明けの今日、朝イチでインポーターさんに荷電しましたが、あっさり「ありません。」でした(笑)。まあ、ワインは飲んで消費されるべく在るものですから致し方無い。商売人としてはより良く売れるワインを沢山売りたい欲がありますが(笑)、あまり欲をかくとダメ(笑)。
あっという間に無くなったことに満足するのが正しい。だって自分のチョイスが支持されたことですからね。
今月はインポーターさんの試飲会も増えますから楽しみです。まず明日1件あります(笑)。
さあ、次! 次! です(笑)
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グリューナーフェルトリーナーと白菜
Feb 02, 2015 by akiko |今回はお客様から 「いつものマスキューさんとは違う選択肢ですね」とのお声も頂いた、ある意味 正統派なラインナップ。いかがでしたでしょうか。
さて、試飲会での楽しい話題のひとつが 食事 です。ご参加くださる方は皆さん 食にも詳しい。
一本のワインから ご自分で作ったもののお話、旨い店の話題、珍しい食材の話 と盛り上がります。
今月は マスキュー発行のダイレクトメールに書いた 白菜料理で盛り上がりました。
白菜のグラタン。これ、日経新聞に載っていたお料理にピンときて 試したものなんですが、実においしい。
合わせてみたグリューナーフェルトリーナーにも ぴったり!
オーストリアのグリューナーフェルトリーナー、やさしくまろやかな中に 強いボディ、酸を持っている。出来の良いものほど硬質なところがありますね。
その硬質さに 白菜の甘みが合うんですね。 白菜といえば和を代表するような食材ですから 意外かもしれませんが、
グラタンなら チーズやホワイトソースを使いますから、相性はばっちりです。 ぜひぜひ お試しください。
ホワイトソースを作るとき、その中に 白菜から出た汁をたっぷり加える。そうすると さらになじみがよくなります。
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桝久 試飲会リポート 201501
Feb 02, 2015 by weblogland |重ねて御礼申し上げます。
まずは久しぶりのボルドーの赤。飲み比べていただきます(笑)。
●シャトー ラモット・デュブール 2010年 フランス 赤 ボルドーA.C.750ml 1071円税別
●シャトー レ・ペルリーグ2013年 フランス ボルドー 赤 グラーブA.C.750ml 1556円税別
「1番目のワイン、これって普通に美味しい。」
「ゴージャスじゃないけれど、あざとさや邪魔な部分がないよね(笑)。」
「あれ?色が全然ちがいますよね。2番は紫色!」
「そうそう。1番は縁にレンガっぽい色が出てるよね。えーと1番はヴィンテージが2010年だ!」
「1番のワイン飲み頃だよね。普通に美味しい(笑)。」
「セパージュは何ですか?」
私「1番のワインはメルロ55%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン15%。ですね。アントゥル・ドゥ・メールの真ん中で造られています。」
「なるほど、メルロが主体ですな(笑)。でもわりとしっかりしてるよね。」
私「あまり華はないのですが、ちゃんとしているかと(笑)。この点、今風のフレッシュ&フルーティーなアントゥル・ドゥ・メールとはちょっと違うかなと(笑)。」
家内「開けたて、1番のワインを飲んだ時 右岸若しくはブール産ワインと間違いました(笑)。」
「こんなに安いワインでも時間がかかるんですね。それって品質の良し悪しなんですか?」
私「新しいヴィンテージで直ぐに美味しく飲めるワインは抜栓してから味わいが良くならないことが多いですね。」
「何故ですか?」
家内「技術の進歩でもあるんですが、微細な空気をワインに送り込み酸化を早めたりします。」
私「まあ、ドーピングに近いかな(笑)。あまりやり過ぎると不自然にはなります。」
「それでも売れれば良しなのかな(笑)?」
私「決めるのは飲み手です(笑)。マスキューは流されるのみ(笑)。」
「いや違います!マスキューさんは誘導係(笑)!」
私「まずい!読まれてます(笑)。」
「2番目のグラーブの赤は強いですね。でも割りとすっと飲める。ブログで予習した通り(笑)。」
「果実味に赤さがあるし、植物っぽさスパイシーっぽさもある。」
私「カベルネ・ソーヴィニヨンが主体でそれにカベルネ・フランとメルロが加わります。カベルネ系の味わいが綺麗に出ているかと。」
「ガリークなどのニュアンスがありますが、土壌由来の特徴ではないのですか?」
家内「土壌はガリークではないんです。ちょっと涼しげですよね。」
「タンニンなども完熟していますよね。でも難しいヴィンテージの2013年でここまで出来るのは大したもの。アルコール分は12%ですから尽力しています。」
家内「補糖もおそらくしていないと思います。」
「何故補糖していないと解るのですか?」
私「上手く言えませんが(笑)、補糖するとアンバランスな感じが出ます。」
「マスキューさん!これって樽熟成してるとしか思えない!でもしていないんですよね?」
私「はい(笑)。私も間違えました(笑)。絶対に木樽熟成していると思ってました。ですからインポーターさんに執拗に聞きました(笑)。インポーターさんはシャトーまで連絡をとって確認してくださいまして(笑)、やはり木樽熟成はしていないとのことでした。」
「まるっきり教本やワイン本とは違う(笑)?」
私「困りますよね(笑)。翌日になると樽のようなニュアンスは消えていきますから、やはり木樽は使っていないかと。ワイン自体が若い性とタンニンの強さによるようです。またこのワインはグラーブらしい軽やかさがあるので、余計木樽熟成していると判断してしまったと思います。」
「なるほど。あと酸も強いですよね?」
「さすが!良くお気づきで!リンゴ酸が強いですよね。多分除梗しないクラシックな醸造法で造られたのではないかと。マロラクティック醗酵をしていながら多量のリンゴ酸があるのは梗に含まれるリンゴ酸の影響かと。」
「マスキューさん、赤ワインって除梗して粒だけで醸造するのが基本ではないのですか?」
私「おっしゃる通り。教本ではそのように書いてあります。実際今風のワインは100%除梗します。でも、本来は房のまま醗酵します。ただ全房醗酵しますと衛生管理が難しいのと、ワインがすぐ飲んで美味しくなりにくいので、今では除梗するのが主流です。」
「それってマスキューさんが嫌う『つんつるてんなワイン』になると言うことなんですか(笑)?」
私「鋭い(笑)!行き過ぎると似たり寄ったりのワインになりがちです。」
「ある種のグローバリズムの弊害ですな。」
家内「濃くて飲みやすいワインは出来たのですが、どれも似てしまう傾向があります(笑)。」
「品質は良くはなったが、問題点も出てきたんですね。」
私「おっしゃる通り!」
「マスキューさんが言うワインの良し悪しって翌日飲んでも美味しいことですよね?」
私「はい。ダメなワインは抜栓してから味が落ちる一方です。」
「2番目のグラーブはこの先どうなって行くか知りたくなるワインですね。」
「マスキューさん、どうなりますか?」
私「解りません(笑)。だからこそ知りたくなりますよね(笑)。」
「解ったところで何なんだと言えばそれだけのことだけど、それが楽しい(笑)!」
私「奥深い発言(笑)!でも、それだけのことなんですよね(笑)。」
「ちなみに奥さんと店長は1番と2番のどちらが好きですか(笑)?」
私「うーん。厳しい質問ですね(笑)。」
家内「私は1番かな(笑)。」
私「2番目です(笑)。」
「食べ物に合わすとしたら何ですか?」
私「定番ですみませんが、乳臭い子牛かな」
「じゃあ、ラム肉も大丈夫ですね(笑)。」
「ジンギスカン鍋だぁ(笑)。」
さて、お次は馴染みのない最北のブルゴーニュの赤ワインです(笑)。
●ブルゴーニュ コート・ドーセール 2010年 ドメーヌ グラン・ロシェ フランス ブルゴーニュ 赤 ブルゴーニュ コート・ドーセールA.C.750ml 2213円税別
「たしかにピノ・ノワールの味。ところでコート・ドーセールってどこ(笑)?」
私「シャブリの近くですが、ロワールの方が近いかな(笑)。」
家内「マスキューの定番『サン・ブリ』を造っているドメーヌ・グラン・ロシェの赤ワインです。フィロキセラ以前にはワインの集積地・産地として栄えていたようです。」
「まあ、サンセールやシャンパーニュでも赤のピノ・ノワールは造られてるから、不可能じゃないんでしょうが マスキューさんまた変わったワイン探してきましたね(笑)」
私「最北だけあって作柄の厳しい時は造れないようです。2012年は良かったようです。アルコール分も12.5%まで上がっています。」
「ピノ・ノワールには違いないんだけど、ブルゴーニュのピノ・ノワールとはちょっと違うよね(笑)。プラムっぽいかな。」
家内「ラズベリーやチェリーが支配的ではないですよね。」
私「プルーン?ちょっと黒さが混じるかな。」
「密度感があって良いですね(笑)。質感からすると良いワインだね。」
家内「翌日に飲む方が美味しい。ポテンシャルが高いですね。」
「あー、たしかに昨日開けたワインと今開けたワインは違う!翌日の方がしっとりしていて、果実のニュアンスがはっきりしている(笑)。」
さて、今回唯一のボルドー・ブルゴーニュ以外の赤!
●クローズ・エルミタージュ 『レ・ザマンディエ』2012年 ドメーヌ・デュ・ミュリネ フランス ローヌ 赤 クローズ・エルミタージュA.C. 750ml 2914円税別
「マスキューさんはローヌ好きだなぁ(笑)。」
私「ついつい(笑)。」
「あー、美味しい。でもエマニュエル・ダルノーのクローズ・エルミタージュとはスタイル違いますね!ヴィンテージは同じでもだいぶ違う。」
私「さすが!エマニュエル・ダルノーの方が強い感じですよね。でもアルコール分は同じ13%です。造りの思想が違うように思えますよね(笑)。」
「このワイン、すっごくシラーらしい。肉肉してる(大爆笑)。」
「あと、今までのワインと比べるとグンと甘い。」
「ベリーの香りに、コーヒー・チョコレート・タバコ?ベーコン?」
「昨日開けたワインの方がスパイシー!飲みやすいけど芯がしっかりしてる。」
私「このワインも木樽熟成していません。シラーだけの香りです。」
「えー!教本とは違う!」私「不思議ですよね。でも樽熟成由来のタンニンは感じません。」
「どう言うことなんですか?」
私「木樽由来のタンニンは収斂性がありますが、果実由来のタンニンは重さとして感じます。ワインの中での溶け込みも良いです。」
「教本ではチョコレートやタバコの香りは樽由来と書いてあるけど、違うんだ!」
私「断定は出来ないようですよね。」
「マスキューさん!このシラーは香りが強く立ちませんよね?」
私「良くお気づきで!これが本来形かと。若くて香りぷんぷんのものは木樽の香りです。口の中に入れて香りが解るのが本来かと。じんわり香りが解るようなニュアンスがシラーにはあるかと。」
「シラーって良いですよね。グルナッシュと比べると格が違うよね。でも、エルミタージュやコート・ロティなんか10年以上待たないと飲めないし、高いし(笑)。一筋縄じゃいかないですよね(笑)。」
「悩ましいし、深い。ピノ・ノワール同様に深みにはまると大変(笑)。」
家内「合わせる料理も家庭料理じゃ無理(笑)。」
「そうするとこのワインの価値はこの辺にありかな?」
私「我が意を得たり(笑)!」
さて、後半戦はクラシックな白!まずはボルドーからです(笑)。
◯シャトー リクーニュ ブラン 2010年 フランス 白 ボルドーA.C. 750ml 1572円税別
「マスキューさん!ブログで見ましたよ(笑)。値段間違えたんですか(笑)?」
私「知ってました(笑)?まあ、高く間違えた訳ではないのでお許しを!」
家内「そんな訳なので在庫限りでお許しを!」
「うーん。飲んだ感じでも値段間違えたの解りますね(笑)。」
私「ひょえー、ありがとうございます。」
「セミヨンが入ると良いですね(笑)。たしかに昔、良く飲んだような気がする(笑)。」
家内「ヴィンテージが2010年で、今飲むのがベストですよね。」
「ソーヴィニヨン・ブラン100%とは在り方が違うんですね。とげとげしていない。プラスチックみたいな香りは何ですか?」
私「いわゆるエステル香です。暑い夏を経た作柄のワインに出がちです。2010年の夏は暑かったようです。」
家内「エステル香は出過ぎると良くないんですが、まあ許せる範囲かな。」
私「香りが立つのを助ける程度ならイイかな。あと熟成を経ると目立つ傾向もあります。」
「サンセールなんかは別にしても、ソーヴィニヨンブランって濃く造ると 痛い(笑)。ここのところずっとソーヴィニヨンブラン100%が流行っているから 痛いワインが多いんだよね(笑)。」
私「樟脳嗅いでるようなワインありますよね(笑)。」
「あっ、何処だか解った(笑)!」
「濃さもあるし、塩梅が良いよね(笑)。食事しながら飲みたいよね。」
「バランスが良いから安心して飲める(笑)。」
「こんな白ワイン、毎日飲めたらイイね(笑)。」
クラシック・ファンは健在でした(笑)!
さて、今回試飲会の白眉!
◯ヴィレ・クレッセ『テロワール・ド・クレッセ』2012年 ドメーヌ・デ・ギャンディス フランス ブルゴーニュ 白 750ml 2414円 税別
「マスキューさん!ブログから旨いオーラ出てましたよ(笑)。」
私「分かりました(笑)?まあ、飲んでみてくださいませ(笑)。」
「…旨い…。」
家内・私「ありがとうございます。」
「旨いには理由は要らないって感じ。」
「旨味をすごく感じますよね。旨味は旨さに繋がる(笑)。」
私「昨日はグレープフルーツやレモンのニュアンスが支配的でしたが、今飲むと高級なシャルドネらしいアプリコットやヴィレ・クレッセらしいトロピカルなマンゴーみたいな香りもしてきました。ヴィレ・クレッセとしたら完成形かと。」
「ブルゴーニュの1級品だな。よく見つけましたね!」
「ブルゴーニュのシャルドネってバカ高いけど、こんな掘り出し物あるんですね。」
家内「ただ数があまりないので…。」
私「週明けに追加オーダーするつもりですが、恐らく無くなっているかと。あまりブログで煽らないようにしたつもりでしたが、バレバレでしたか(笑)。」
こうなったらヤケクソです(笑)。
この価格でこんなに美味しいシャルドネはありません!
あー、スッキリした(笑)。
昨日、一昨日とありがとうございました。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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