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Written on 2015 11 25

11月27、28日の店内試飲会ラインナップ

Nov 25, 2015 by weblogland |
今月11月27、28日のマスキユー店内試飲会のラインナップ決まりました!
ボジョレー・ヌーボーも一息ついたと思ったら、もう月末の試飲会です(笑)。
今回は美食の地
イタリア エミリア・ロマーニャの泡と白ワインから始まり、イタリアの新着赤ワイン2本、最後はフランス ローヌの新着赤ワインが2本となります。



まずはマスキユーお馴染みのメディチ・エルメーテのスプマンテです。相変わらすカッコ良くて美味しい(笑)。

◎ピニョレット スプマンテ クインテッセンツァ メディチ・エルメーテ イタリア エミリア・ロマーニャ 発泡性 白 750ml 1286円税別
この泡イタリア エミリア・ロマーニャ州の美食街道があるコッリ・ポロニェージD.O.C.域内で、ランブルスコで有名なメディチ・エルメーテが造る『クインテッセンツァ』銘柄のスプマンテです。
地場品種ピニョレット100%で造られています。白い花、リンゴ、柑橘類、桃などがきめ細かく調和しています。突出した部分は無く、一体感が素晴らしい!しっかりした上品な酸は全体を引き締め、十分なガス圧とキメが細かくて持ちの良い泡は秀逸。キュヴェ・クローズ方式の進化には驚かされます。無理に瓶内二次発酵したものより優れています。
この泡と香りのコラボレーションこそ食事に合わせることを意図しているはず。
あとメディチ・エルメーテらしいパッケージ・デザインのかっこよさ。毎回やられていますが(笑)、このワインも然り(笑)。見ただけで美味しく見えちゃいます(笑)。実際のワインの価格より3倍くらい高く感じますね。
うーん。
デイリーな価格帯のワインですが、すべてにおいてコストパフォーマンスが優れています。
また、メディチにやられてしまいました(笑)。


○アルバーナ・ディ・ロマーニャ 2013年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ
販売価格(税込): 1,697 円
イタリア エミリア・ロマーニャの白のD.O.C.。マスキューではモンテチィーノ・ロッソが定番。ラベルに『A』と書いてあるワインと言えば、皆さんすぐに思い出していただけますか(笑)。
ちょうどヴィンテージが2013年に変わりました。2013年は夏場は良くなかったのですが、秋は乾燥した晴天に恵まれました。遅摘のこのワインはきっと良いはず!
皆さんとテイスティングです(笑)。

以下2012年の記述
飲んだのは2012年。コクがあって美味しいですね。やはり2012年ヴィンテージは良いですね。マスキューに到着した頃から比べると成長してますね。もちろん10年も持ち熟成するようなワインではありませんが(笑)、ちゃんとしたワイン造りが伝わってきます。基本的にスローなんです。生産者は早飲みを想定していますが(笑)、ニューワールドとは何かが違う(笑)。深みと滋味深さを感じます。そんなに高いワインではないのですがね。

春には2013年ヴィンテージに変わるはずですから、このあたりで定点観測をしておかないと(笑)。マスキューの重要で楽しい仕事なのです。



●バルドリーノ 2014年 モンテ・デル・フラ イタリア ヴェネト バルドリーノD.O.C. 赤 750ml 1257円税別
ヴェネト州西部ガルダ湖近郊のD.O.C. バルドリーノに1958年創業のモンテ・デル・フラ。その堅実なワインづくりが実を結び、現在140ヘクタールの畑を所有。また、隣接するD.O.C.域内にも畑を購入し、バルドリーノの外ヴァルボリッチェラ・クラシコ、アマローネ等も生産。着実な歩みを続ける注目の生産者です。
このワイン、コルヴィナ種65%、ロンディネッラ種30%、サンジョヴェーゼ5%。濃いめのルビー色。生き生きとして力のあるワインです。香味は明るくはっきりしており、イチゴやサクランボが顕著。ピノ・ノアール的(笑)。あと、黒胡椒やコーヒー、スパイスも加わります。柔らかく親しみやすい構成のワインですが、ワインに見合った重さ・凝縮感があり、コストパフォーマンスは抜群(笑)。通例バルドリーノというと、軽くて水っぽい安ワインのイメージがありますが(笑)、モンテ・デル・フラのバルドリーノははっきりとした個性と存在感があり、質の高いワインなのです。


●トレスコーネ 2012年 ランボルギーニ イタリア ウンブリア I.G.P. 赤 750ml 1428円税別
ラベルの紋章に『おや?』と思う方いらっしゃいますか?あのスーパー・カーで有名なランボルギーニ家のワイナリーです(笑)。ウンブリア州ペルージャの北で1975年からワインを造っています。正式名称はテヌータ・パトリツィア・ランボルギーニ。近年、畑やワイナリーに積極的な投資を行い、また醸造家としてファレスコのリッカルド・コタレッラを招聘。品質の向上に余念がありません。
このワイン、サンジョヴェーゼ50%、チリエジョーロ30%、メルロ20%のセパージュ。飲み始めは香りが弱く軽めで地味な印象。ランボルギーニのワインというからには派手なイメージがあっただけに拍子抜け(笑)。ですが、時間が経つと赤い小粒のベリー類やサクランボ、スパイス、エスプレッソの香味が出てきます。舌に残る柔らかな甘さが素敵です。そして更に時間が経つと、重み・凝縮感が増していきます。
うーん。
実直で上質なワインですね(笑)。しかも品がある。ウンブリアにありがちな重さだけを追い求めていません。チリエジョーロとサンジョヴェーゼの組み合わせに意図を感じます。軽やかでエレガントでありながら濃いワインを目指しているかも?地に根差した斬新さは、さすがランボルギーニなのです(笑)。


●サブレ 2011年 ドメーヌ・ラ・ルビーン フランス ローヌ 赤 サブレA.C.750ml 2000円税別
クラシックな全房発酵をするルビーン。ジゴンダスの小規模優良ドメーヌとして知る人ぞ知る。エスピエと双璧と私は勝手に考えています。今風のアマデューと比べると、好みの別れるところかな(笑)。

以下インポーターさん資料より
1950年代にエリック・ウゲットーの祖父が、ルビーンの畑を購入し耕作を始めました。エリックは1990年に畑を引き継ぎ、最初の10年は地元の協同組合と一緒に仕事をしていましたが、ソフィー・ブーレが加わり、二人は2000年から自分たち自身のワインを造り始めました。ドメーヌはジゴンダス村のダンテル・ド・モンミライユ山の美しい自然公園の斜面にあります。ヴァケラスは南へ6km、サブレは北に4kmへ行ったところになります。当初 エリックとソフィーは、彼らの偉大なジゴンダスの友人であるサン・コムのルイ・バリュオルやブイシエールのティエリー・ファラヴェルのアドバイスを受けていましたが、今では彼らは自らの考えを持ち、彼らのワインが属するアペラシオンにおける最も評価の高いワインのいくつかを造るまでになり
ました。
さて、このワイン ラベルにはアルコール分が14.5%と表記してありますが、実はなんと15.45%あります。2011年は夏場が寒く収穫量も少ない難しい作柄の年。しかし、回復した秋の天候を待てた生産者のワインは格別。バランスが良くエレガントでありながら、みっしり詰まった果実味はワンダフル(笑)。思った以上に酸があります。きっとルビーンの畑がサブレとしては標高が高いことが幸いしたようですね。
タンニンの分量や全体の大きさは立派(笑)。この点サブレらしくない。(でもルビーンのジゴンダスと比べるとやはりサブレかな?)
ジゴンダスほどの大きさはありませんが、この価格帯では出色のワインです。
非常にリーズナブルでコストパフォーマンスの高いのですが、今回限りの販売と
なりますのでお見逃しなく!

●ボーム・ド・ヴィニーズ 2010年 ドメーヌ・ラ・マルティネル フランス 南ローヌ 赤 750ml 2858円税別
もともとは甘口のヴァン・ド・ナチュレ ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズの産地。2005年に赤ワインのA.O.C.を取得しました。グルナッシュとシラーで造られるヘビーな味わいが特長とされます。
このドメーヌ・ラ・マルティネルは2002年に若きドイツ人女性、コリーナ・クルーズによって設立されました。彼女は、南仏で太陽をたっぷりと浴びた享楽的なトップクオリティのワインを造るという彼女の夢を追うために生まれ故郷のドイツを離れました。(インポーターさん資料より)
うーん。成る程。
このドメーヌは葡萄を除梗し木樽は使いません。農薬やSO2の使用を最低限に控えヴァン・ナチュレの規格とか。まあ、今風のトップ・ランナーかな(笑)。
味わいはかなり特徴的で面白い。テイスティングしたおり、ローヌっぽくない(笑)。何が近いかというと、わたしの大好きなバンドールのワイン。ヘビーでまろやかなタンニンは香りというより深みで訴求してきます。もちろん大きさのあるワインですから説得力十分(笑)。バンドールのシヤトー・タンピエを連想しました。香りの中心が赤い果実ではなく、黒く熟した果実味が支配的であることと、若干粉っぽさがあることかな。
バンドールの半額で楽しめるのが販売の決定打(笑)。
大物なのです。

以上6本。27日(金)は17時~20時30分、28日(土)は11時~20時30分までとりおこなっておりますのでご自由にご来店下さいませ。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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