真ん中のトカイ・フルミントとエルミータ・デ・サンロレンソがまだ並んでいませんが、明日には来ますから大丈夫(笑)。
今回シャンパンボトルが3本並びますから、ちょっと棚の上は窮屈になるかな?背も高いですから棚の中では寝かせないと収まりません。地震でも起きなければ平気かな?3・11の時は、棚の一番下に寝かせておいたシャンパンボトルが鰻のように泳いだ(動いた)のには驚かされました。棚の下にシャンパンボトルを寝かしていると、いつもあの時の事が思い出されます。これも一種のトラウマかな?あの時マスキューは別段被害はありませんでしたが、実際に被害にあった方のトラウマを思うと切ないですね。
暑い中いらしてくださった方をシャンパンボトルは待っているみたいに見えます(笑)。そう見えるのは私だけかな(笑)
Written on 2015 07 22
今日は週末の試飲会のワインを棚に並べました。
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!
Jul 22, 2015 by weblogland |今月7月24・25日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
本当は先週の金曜日には決まっていましたが、ワインが届いておらず、お知らせ遅くなってスミマセンでした。
梅雨が明けて暑い中ですから、まずは泡の3連発!
◯ヴィーニャ・アデイラ カバ ブリュット・ナトゥーレ ロペス・モレナス スペイン 発泡性 白 カバ 750ml 1203円税込み
清涼感の塊(笑)!
カバらしくない(笑)?
でも気にしないで宜しい!
マロラクティック醗酵はブロックしてますね(笑)。レモンや青リンゴ、グレープフルーツなどの柑橘類が泡とともに広がる様は清涼の一語。ドザージュしなくともひ弱さがない点秀逸。しかも安い!本当に瓶内醗酵・熟成しているのか?疑う価格なのです(笑)。
セパージュはマカベオ90%、パレリャーダ10%。チャレロは使いません。このワインのピュアネスの秘密はこの辺にあるかも?
カバと言うとスペイン バロセロナ近郊のタラゴナが主要産地ですが、このカバはポルトガル国境のD.O.ルベル・デル・グアディアナの中心にあるカバのD.O.。今やカバは地理的制約を外したカテゴリーになっていますね。
独自なイノヴェーションを感じる新境地のカバなのです。
◯プロ・セッコ 『トレヴィソ』 エキストラ・ドライ レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 白 750ml 2000円税込み
食前の乾杯に1杯だけ飲んで、すぐその存在を忘れてしまうようなお手軽なプロセッコとは明らかに違う、食前から食中ずっと楽しめる上等なプロセッコが入荷しました!是非お試しいただきたい秀逸なプロセッコです(笑)。
レ・コンテッセ社はプロセッコに最適とされるコネリアーノ地区に畑を所有、丁寧な栽培で質の良い葡萄を育てています。
グラスに注ぐと、これがプロセッコ?と思うくらい濃い麦わら色。豊かな香りと厚みがある果実味によくあってとても自然。ラムネのような優しいライム香にアカシアの花、夏みかんの花、桃、リンゴ、カリンといった明瞭で華やかな香味、草の匂いやハーブのニュアンスが混じり爽やか。余韻にはほのかにハチミツを感じ上等。
うーん。
今まで飲んできたプロセッコって一体なんだったの(笑)?
ガス圧が5.3気圧ありますが、液体との溶け込みがよくグッド。トラディショナルなプロセッコは葡萄の収穫を早めにします。そうすることによりしっかりとした泡を確保でき、ラムネのような清涼で優しいライム香が漂います。
タンク内二次醗酵のいわゆるシャルマ方式でプロセッコは造られますから、生産者は初期投資設備にコストかかかります。このため生産者も中規模以上の生産者に限られ、生産量もいきおい多くなる傾向があります。ですから海外に輸出されるプロセッコはあまりプロセッコらしくないものが多くなりますね(笑)。
性格上エキストラ・ブリュットと言ってもやや甘く感じますが、しっかり冷して飲むべきスパークリングと言うことでお楽しみくださいませ(笑)。
◯クレマン・ダルザス エキストラ・ブリュット ドメーヌ・アルベールマン フランス アルザス 発泡性 白 750ml 2962円税込み
アルザスの大スター ドメーヌ・アルベールマンのクレマンです。
セパージュはピノ・ブラン66%、ピノ・ノワール28%、ピノ・グリ 6% とピノ尽くし(笑)。味わいはしっかりしながらも、軽やかであくまでアロマチック。ピノ・ノワールが重さに作用していない点アバンギャルド。クレマン・ダルザスはフローラルでアロマチックでなくてはならないと、堅く信じる原理主義者の私は大満足なのです(笑)。
瓶熟成期間は18ヶ月。熟成香が鼻に付かない案配は流石!マロラクティック醗酵を押さえて残した酸の美しいこと。シャンパーニュや他のクレマンとは明らかに意図・思想が違います。
アルベールマンのスティルはひたすらフル・ボディですが、クレマンも同じように造らない点 なんたるか解っていますね。
これでイイのだ(笑)!
少しは涼しくなりましたか?この次はマスキュー定番の白 トカイ フルミント2014年です。泡の後の登場ですが、ご心配なく(笑)。2014年良いですよ!
◯トカイ フルミント ドライ 白 2014年 シャトー・デレスラ ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1296円税込み
ハンガリートカイの中心部トカイ・ヘジアリャで造られる辛口の白ワイン。造り手は15世紀初頭まで記録に遡れるシャトー・デレスラ。もっとも2005年にシャンパーニュのドラン家(ハイパー・エドシックで有名)による資本投資により復活しました。ハンガリーが共産圏からEUに国家の舵を変えたためです。
このワインはフルミント85%、シャルガ・ムシュコタイ15%。低温で管理できるステンレス・タンクで醸造・熟成されます。マロラクティック醗酵はしていないようですね。
もともと大陸性の冷涼な土地柄、切れのあるシャープなワインだと想像していましたが、こんなに切れがあるとは(笑)。切れと言うより強さ 強靭さなのです。しかもバランスが良い。
柑橘系の香りが勢い良く放出され、しかも的が定まっている(笑)。フルミントの辛口は初めて飲みましたが、永遠の命をもつエッセンシアを支える品種であることを実感しました。
香り自体に複雑さはさほど感じませんが、この価格帯のワインとしては出色の出来映えです。
後半の2本は赤ワインです。
定番のスペインの赤 エルミータデサンロレンツォが2005年になりました!
スッゴく良いですよ(笑)。
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2005年 スベイン 赤 セントロ マンチュエラD.O.750ml 1296円税込み
エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年が2005年になってしまった!とお嘆き無きようお知らせいたします(笑)。
2004年と比べると2005年の方が力強く若い感じがします。2005年の作柄の良さですね。逆にちょっと枯れた感じのスペインワイン好きにとって2005年は、もう少し時間が必要かも(笑)。
ただし、ワイン自体の力は2005年の方が上。大きさ・奥行き・生命力ともに2004年を凌ぎます。今2005年を開けると、まだ先がある感じ(笑)。ようやく飲み頃に入ったところです。まあ、時間の経過とともにゆっくり楽しめる良さは何時も通り(笑)。
お値段は2004年よりちょっと上がりましたが、十分許せる範囲です(笑)。
このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。
セパージュはガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。ステンレス・タンクでマロラクティック醗酵まで完了した後、まず新樽100%のフレンチ・アメリカンオークの小樽にて3年熟成。そして大樽に移して4年熟成して瓶詰めされます。途中で樽を替えるテクニシャン!
しかも、いわゆるグラン・レゼルバの規定熟成期間60ヶ月を越えてます。充分な熟成期間を経てリリースされていますね(笑)。
味わいはクラシック!枯れて余分な物がそげ落ちながら、明瞭な果実味が溶け込んでいます。グラン・レゼルバでも中庸なボディは好印象。
ブラインドで飲むと枯れたテンプラリーニョっぽいのですが、ちょっと違う。プラムの香りにベリーの香りがバランス良く溶け込んでいます。ガルナッチャとカベルネの果実味の特徴が上手く表現されている訳です。時間が経つとプラムの熟したニュアンスが増してエクセレントなのです(笑)。
いわゆる今風のパワー勝負の早飲みスタイルではなく、シンプルな美しさを訴求するクラシックなスタイルです。アルコール分14%と高いのですが、飲んだ印象は12.5%位にしか感じません。時間をかけることで総てを解決しています。強い果実味だけがワインの品質決定要素ではないのです。
緻密なワイン造りとしっかりとした葡萄栽培。あと生産者の良心を感じます。
海外にはなかなか出回らないワインに違いありません。願わくば、アメリカで人気が出ないよう!
でも、アメリカ人にはこの味が解らないかな(笑)?
このワインを飲んで幸せになれる私は、幸せ者なのです(笑)。
トリはなんと アパッシメント(陰干し)の赤!バランスが良くて飲みやすい。しかもお手頃価格(笑)。
●『アパッシメント』2013年 カーサ・ヴィニロニア イタリア プーリア 赤 I.G.P. 750ml 1527円税込み
かっこいいボトルが素敵な南イタリア プーリアの赤ワイン。販売元は彼のボッター・カルロ、リーズナブルなワイン・チョイスにはいつも助けてもらってます(笑)。
このワイン、メルロ60%にプーリアを代表する2つの葡萄品種プリミィティーヴォ30%・ネグロアマーロ10%をブレンド。遅摘みした葡萄を収穫後2週間ほど陰干しして更に糖度・凝縮感を上げたアパッシメントによって造られています。
飲んだ第1印象は、とても美味でリッチ(笑)!
きめ細かく、でも濃厚。ほどよく上品な甘さを伴った果実味が口の中を転がるような心地良いまろやかさがグッド。若いタンニンが暴れるのではないかと心配しましたが、とても綺麗です。
ビター・チョコレートプルーン、キノコ、香ばしく焦げた正油、ソース等の風味に干しアンズの甘酸っぱさ・ピリッと辛い黒胡椒がよく効いています。飲み込んだ後のフワッと甘いカラメルやエスプレッソの印象で満足感がさらに上昇(笑)。
うーん。
飲みごたえ十分です。
暑い地域のワインにありがちなベタつく甘さや豊満過ぎてしまりがないといったマイナス要素は一切感じさせない。しかも確実にプーリアのワインらしいところは秀逸。
非常に溶け込みが良く、アパッシメントした痕跡が見えません(笑)。かなりの造り手ですね。造り方など詳細をもっと知りたくなるワインです(笑)。
いつも通り24日(金曜日)は17時~20時30分、25日(土曜日)は11時~20時30分までとりおこなっておりますので、ご自由にいらしてくださいませ。
桝久商店 岡本利秋・昭
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本当は先週の金曜日には決まっていましたが、ワインが届いておらず、お知らせ遅くなってスミマセンでした。
梅雨が明けて暑い中ですから、まずは泡の3連発!
◯ヴィーニャ・アデイラ カバ ブリュット・ナトゥーレ ロペス・モレナス スペイン 発泡性 白 カバ 750ml 1203円税込み
清涼感の塊(笑)!
カバらしくない(笑)?
でも気にしないで宜しい!
マロラクティック醗酵はブロックしてますね(笑)。レモンや青リンゴ、グレープフルーツなどの柑橘類が泡とともに広がる様は清涼の一語。ドザージュしなくともひ弱さがない点秀逸。しかも安い!本当に瓶内醗酵・熟成しているのか?疑う価格なのです(笑)。
セパージュはマカベオ90%、パレリャーダ10%。チャレロは使いません。このワインのピュアネスの秘密はこの辺にあるかも?
カバと言うとスペイン バロセロナ近郊のタラゴナが主要産地ですが、このカバはポルトガル国境のD.O.ルベル・デル・グアディアナの中心にあるカバのD.O.。今やカバは地理的制約を外したカテゴリーになっていますね。
独自なイノヴェーションを感じる新境地のカバなのです。
◯プロ・セッコ 『トレヴィソ』 エキストラ・ドライ レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 白 750ml 2000円税込み
食前の乾杯に1杯だけ飲んで、すぐその存在を忘れてしまうようなお手軽なプロセッコとは明らかに違う、食前から食中ずっと楽しめる上等なプロセッコが入荷しました!是非お試しいただきたい秀逸なプロセッコです(笑)。
レ・コンテッセ社はプロセッコに最適とされるコネリアーノ地区に畑を所有、丁寧な栽培で質の良い葡萄を育てています。
グラスに注ぐと、これがプロセッコ?と思うくらい濃い麦わら色。豊かな香りと厚みがある果実味によくあってとても自然。ラムネのような優しいライム香にアカシアの花、夏みかんの花、桃、リンゴ、カリンといった明瞭で華やかな香味、草の匂いやハーブのニュアンスが混じり爽やか。余韻にはほのかにハチミツを感じ上等。
うーん。
今まで飲んできたプロセッコって一体なんだったの(笑)?
ガス圧が5.3気圧ありますが、液体との溶け込みがよくグッド。トラディショナルなプロセッコは葡萄の収穫を早めにします。そうすることによりしっかりとした泡を確保でき、ラムネのような清涼で優しいライム香が漂います。
タンク内二次醗酵のいわゆるシャルマ方式でプロセッコは造られますから、生産者は初期投資設備にコストかかかります。このため生産者も中規模以上の生産者に限られ、生産量もいきおい多くなる傾向があります。ですから海外に輸出されるプロセッコはあまりプロセッコらしくないものが多くなりますね(笑)。
性格上エキストラ・ブリュットと言ってもやや甘く感じますが、しっかり冷して飲むべきスパークリングと言うことでお楽しみくださいませ(笑)。
◯クレマン・ダルザス エキストラ・ブリュット ドメーヌ・アルベールマン フランス アルザス 発泡性 白 750ml 2962円税込み
アルザスの大スター ドメーヌ・アルベールマンのクレマンです。
セパージュはピノ・ブラン66%、ピノ・ノワール28%、ピノ・グリ 6% とピノ尽くし(笑)。味わいはしっかりしながらも、軽やかであくまでアロマチック。ピノ・ノワールが重さに作用していない点アバンギャルド。クレマン・ダルザスはフローラルでアロマチックでなくてはならないと、堅く信じる原理主義者の私は大満足なのです(笑)。
瓶熟成期間は18ヶ月。熟成香が鼻に付かない案配は流石!マロラクティック醗酵を押さえて残した酸の美しいこと。シャンパーニュや他のクレマンとは明らかに意図・思想が違います。
アルベールマンのスティルはひたすらフル・ボディですが、クレマンも同じように造らない点 なんたるか解っていますね。
これでイイのだ(笑)!
少しは涼しくなりましたか?この次はマスキュー定番の白 トカイ フルミント2014年です。泡の後の登場ですが、ご心配なく(笑)。2014年良いですよ!
◯トカイ フルミント ドライ 白 2014年 シャトー・デレスラ ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1296円税込み
ハンガリートカイの中心部トカイ・ヘジアリャで造られる辛口の白ワイン。造り手は15世紀初頭まで記録に遡れるシャトー・デレスラ。もっとも2005年にシャンパーニュのドラン家(ハイパー・エドシックで有名)による資本投資により復活しました。ハンガリーが共産圏からEUに国家の舵を変えたためです。
このワインはフルミント85%、シャルガ・ムシュコタイ15%。低温で管理できるステンレス・タンクで醸造・熟成されます。マロラクティック醗酵はしていないようですね。
もともと大陸性の冷涼な土地柄、切れのあるシャープなワインだと想像していましたが、こんなに切れがあるとは(笑)。切れと言うより強さ 強靭さなのです。しかもバランスが良い。
柑橘系の香りが勢い良く放出され、しかも的が定まっている(笑)。フルミントの辛口は初めて飲みましたが、永遠の命をもつエッセンシアを支える品種であることを実感しました。
香り自体に複雑さはさほど感じませんが、この価格帯のワインとしては出色の出来映えです。
後半の2本は赤ワインです。
定番のスペインの赤 エルミータデサンロレンツォが2005年になりました!
スッゴく良いですよ(笑)。
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2005年 スベイン 赤 セントロ マンチュエラD.O.750ml 1296円税込み
エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年が2005年になってしまった!とお嘆き無きようお知らせいたします(笑)。
2004年と比べると2005年の方が力強く若い感じがします。2005年の作柄の良さですね。逆にちょっと枯れた感じのスペインワイン好きにとって2005年は、もう少し時間が必要かも(笑)。
ただし、ワイン自体の力は2005年の方が上。大きさ・奥行き・生命力ともに2004年を凌ぎます。今2005年を開けると、まだ先がある感じ(笑)。ようやく飲み頃に入ったところです。まあ、時間の経過とともにゆっくり楽しめる良さは何時も通り(笑)。
お値段は2004年よりちょっと上がりましたが、十分許せる範囲です(笑)。
このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。
セパージュはガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。ステンレス・タンクでマロラクティック醗酵まで完了した後、まず新樽100%のフレンチ・アメリカンオークの小樽にて3年熟成。そして大樽に移して4年熟成して瓶詰めされます。途中で樽を替えるテクニシャン!
しかも、いわゆるグラン・レゼルバの規定熟成期間60ヶ月を越えてます。充分な熟成期間を経てリリースされていますね(笑)。
味わいはクラシック!枯れて余分な物がそげ落ちながら、明瞭な果実味が溶け込んでいます。グラン・レゼルバでも中庸なボディは好印象。
ブラインドで飲むと枯れたテンプラリーニョっぽいのですが、ちょっと違う。プラムの香りにベリーの香りがバランス良く溶け込んでいます。ガルナッチャとカベルネの果実味の特徴が上手く表現されている訳です。時間が経つとプラムの熟したニュアンスが増してエクセレントなのです(笑)。
いわゆる今風のパワー勝負の早飲みスタイルではなく、シンプルな美しさを訴求するクラシックなスタイルです。アルコール分14%と高いのですが、飲んだ印象は12.5%位にしか感じません。時間をかけることで総てを解決しています。強い果実味だけがワインの品質決定要素ではないのです。
緻密なワイン造りとしっかりとした葡萄栽培。あと生産者の良心を感じます。
海外にはなかなか出回らないワインに違いありません。願わくば、アメリカで人気が出ないよう!
でも、アメリカ人にはこの味が解らないかな(笑)?
このワインを飲んで幸せになれる私は、幸せ者なのです(笑)。
トリはなんと アパッシメント(陰干し)の赤!バランスが良くて飲みやすい。しかもお手頃価格(笑)。
●『アパッシメント』2013年 カーサ・ヴィニロニア イタリア プーリア 赤 I.G.P. 750ml 1527円税込み
かっこいいボトルが素敵な南イタリア プーリアの赤ワイン。販売元は彼のボッター・カルロ、リーズナブルなワイン・チョイスにはいつも助けてもらってます(笑)。
このワイン、メルロ60%にプーリアを代表する2つの葡萄品種プリミィティーヴォ30%・ネグロアマーロ10%をブレンド。遅摘みした葡萄を収穫後2週間ほど陰干しして更に糖度・凝縮感を上げたアパッシメントによって造られています。
飲んだ第1印象は、とても美味でリッチ(笑)!
きめ細かく、でも濃厚。ほどよく上品な甘さを伴った果実味が口の中を転がるような心地良いまろやかさがグッド。若いタンニンが暴れるのではないかと心配しましたが、とても綺麗です。
ビター・チョコレートプルーン、キノコ、香ばしく焦げた正油、ソース等の風味に干しアンズの甘酸っぱさ・ピリッと辛い黒胡椒がよく効いています。飲み込んだ後のフワッと甘いカラメルやエスプレッソの印象で満足感がさらに上昇(笑)。
うーん。
飲みごたえ十分です。
暑い地域のワインにありがちなベタつく甘さや豊満過ぎてしまりがないといったマイナス要素は一切感じさせない。しかも確実にプーリアのワインらしいところは秀逸。
非常に溶け込みが良く、アパッシメントした痕跡が見えません(笑)。かなりの造り手ですね。造り方など詳細をもっと知りたくなるワインです(笑)。
いつも通り24日(金曜日)は17時~20時30分、25日(土曜日)は11時~20時30分までとりおこなっておりますので、ご自由にいらしてくださいませ。
桝久商店 岡本利秋・昭
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