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桝久 試飲会リポート 後半 201608
Aug 30, 2016 by weblogland |ご理解いただけますよね(笑)。
○ドンナルーチェ 2015年 ポッジョ・レ・ヴォルピ
販売価格(税込): 2,592 円
イタリア 白 ラッツィオ I.G.T.750ml
「うわっ!飲みやすい!旨い!」
「飲みやすいけど、凄いワインですよね(笑)。」
「前評判だと力が凄いって聞いてたけど、わりとさらっと飲みやすいよね。」
「でも、強いには強いよね(笑)。みっちりしてる」
「マスキューさん!毎年毎年試飲会でドンナルーチェ飲ませていただいてます(笑)。ブログで書いていたように2015年は確かに違いますよね(
笑)。最初の頃はなんで毎年ドンナルーチェをやるのかな?って思ってましたが(笑)、これ飲んでその訳が解りましたよ(笑)。確かに違いますよね(笑)。」
「2014年のはライチの香りがとても印象的でしたよね。2015年は2014年ほどライチライチしてない(笑)。」
「店長!桃っぽい(笑)!いつもとだいぶ違う(笑)。セパージュとか大事な部分が変わったとしか思えません
。」
私「そーなんですよ。そう思ってインポーターさんに聞いたら、何も変わっていないとのことでした。アルコール分もいつもと同じ13%です。収穫日もほとんど同じだそうです。
」
家内「味わいは通常、レモンやライム、リンゴ、グレープフレーツ、甘夏の香りが支配的なのですが、今回は桃、ライチなどの白い柑橘類のニュアンスをかなり感じます。」
「それって何故ですか?だって何も変わっていないのだったら、味わいが変わるのはおかしいですよね?」
私「はい。2015年は収穫前にちゃんと秋があったからだと思います。葡萄は成熟期の秋に減酸し酸が成熟します。レモンやライム系の酸っぱい酸がグレープフレーツや桃、アプリコットなどの味わいに成熟変わっていく傾向があります。そう考えるとドンナルーチェ2015年の謎は説明できるかと。」
家内「葡萄は開花から100日くらいで成熟して収穫を迎えます。温暖化が進み開花が前倒しになると当然収穫も早くなります。」
「そうなんでそよね。そうなるとワインに酸が残りすぎたり、新たなテクニックやワインのスタイルを変えることで解決することになりますよね。」
「葡萄に秋が必要だとは知らなかった(笑)。暑ければイイ訳じゃないんですね(笑)。」
「春夏秋冬が必要なんですね(笑)。」
「じゃあ意地悪な言い方ですが、通常のドンナルーチェって秋を必要としないスタイルのワインなのですか
?」
私「これは鋭い!天候や日照が安定している暖かい産地の特性を逆に利用しています。斬新な今までにないワインだと思います。頭の古いイギリスの評論家は評価しないと思います(笑)。」
「旨さや生命力は並みじゃないんだから、素直に認めればイイのに(笑)
」
「そうですよね。だって彼らカリフォルニアワインだって認めてるんだから(笑)。」
「カリフォルニアワインってお金になるから、抜け目ないイギリス人は
利用するだけなんじゃないの(笑)。」
「そうだよ。勝手にEU 抜けるし!」
話がヤバくなりました(笑)。
そして、8月3日に抜栓してからロングランテイスティングしているドンナルーチェ2015年と比較していただきました。まだテイスティングは終了してませんから、ちょびっとだけ舐めてください(笑)。
「あ~!神の滴だぁ(笑)。」
「うまい!今日は8月27日だから、開けた日を1日とすると(笑)、25日目ですよね?特別何か保存法あるんですか?」
私「コルクを逆さまに差して冷蔵庫に入れたまま、毎日少しずつテイスティングしてます(笑)。」
「バキュヴァンは?」
私「しません。あれは開けたワインを保存するには良いのですが、減圧しますから栓を抜いた瞬間に香りが一気に抜けてしまいます。」
「3日に開けた方は若干疲れが見えるけど、終わってはいないね。新樽使っているけどそのニュアンスが全くしない。いつもながら凄いね(笑)
」
「マスキューさん!色なんですが、8月3日に開けた方が薄いですよ!」
「えー!ホント?どれどれ…あー、薄く見える‼」
私「本来は逆なはずですけどねぇ?
グラスの中の液量が3日に開けた方が少ないからかな?」
「同じ分量入れてみてくださいよ!
」
私「ちょっとそれは…、お許しを(笑)!」
「8月3日に開けたものと試飲会で新しく開けたものの味わいが共通してますが、ゆっくりこうなったのですか?」
私「中盤に飲んだ時はまるでリンゴ(笑)でした。紆余曲折はありました。」
「私は同じ物とは思えないんですよね(笑)。新しく試飲会で開けたものが、8月3日に開けたワインのようなエレガントなワインになるとは想像できない。」
「ところで2014年はどんな具合だったんですか?」
私「途方もない出来映えでした。判断を下せないほどの作柄でした。」
私が口を滑らしたため(笑)、残りの2014年は一気に完売しました。残念!
「マスキューさん、ドンナルーチェ2015年はこの先10年20年経ったら8月3日に開けたワインみたいになるってことですか?」
家内「たぶんそうはなりません(笑)
。」
私「長い熟成期間を経てワインの中の様々な要素が重合することが熟成です。これは8月3日に開けたワインが8月27日になっても酸化せずにワインとしての生命力を保っていると確認出来たと言うことです。マスキューでは取り寄せた試飲サンプルを駄目になるまでゆっくりテイスティングします。それによりワイン自体のポテンシャルは解ります。先々どうなるかは私の能力では断言出来ません(笑)」
「それじゃあ、開けてからすぐに駄目になるのもあるんですか?」
家内「ほとんどそうです(笑)。」
ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
※蛇足になりますが、今日8月30日のドンナルーチェ2015年は少しトロミが増したようです(笑)。変身するのかな(笑)?
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桝久 試飲会リポート 前半 201608
Aug 29, 2016 by weblogland |まずは、アメリカの泡です(笑)。
◎ブラン・ドゥ・ノワール N.V. ラック&ドリル カリフォルニア ノース・コーストA.V.A. 発泡性 白 750ml 2913円税込み
「とりあえず、冷えた泡は夏場の鉄則(笑)。あ~旨い(笑)。でもこれほんとに旨い(笑)。」
家内「残糖分が少しありますから、強めに冷やしています。」
「マスキューさん!シャンパンってあまり強く冷やさない方が良いって本には書いてありますが、ほんとなんですか?私はビールくらいに冷した方が好き(笑)。今日くらいの方が美味しいですよね?」
私「おっしゃる通り!この泡は強く冷やすように設計されていると思います。」
「ブラン・ドゥ・ノワールとラベルに書いてありますが、ピノ・ノワール100%なんですか?わりと軽やかですよね。」
家内「実際はピノ・ノワールが70%、シャルドネが30%です。」
「ベリー系のニュアンスありますよね。」
私「赤い果実のニュアンスはありますが、おそらく瓶内熟成で出来た酸だと思います。なかなかしっかり造っています(笑)。」
「でも、シャンパンとは全体の印象が違いますよね(笑)?美味しいんですけどね(笑)?すごく飲みやすいし…。」
私「そこなんですよね(笑)。在り方はクレマン・ダルザスにちょっとにてるかも(笑)?」
家内「う~ん。果実味を重視するスタイルのクレマン・ダルザスはあるよね。」
「店長!シャンパンみたいなナッツィーなニュアンスやブリオッシュみたいなニュアンスは弱いですよね。それよりピュアなアロマに意識が行ってますよね。」
私「さすが!よく飲んでおられますね(笑)。」
「それって何故ですか?」
私「一般にあのナッツィーなニュアンスは乳酸エチルに由来すると言われています。石灰岩を好むシャルドネに出やすいようです。このワインの原料がどんな土壌から造られたか解りませんが、調べてみますね。」
「そっかぁ。カリフォルニアだと買い葡萄が多いから解らないんだ!」
私「そーなんです(笑)。後日お知らせしますね。」
家内「あと、この泡は翌日飲むと良さが実感出来ます。泡もちも良いし、果実味が更に美しくなります。マスキューがこの泡を扱う理由です(笑)。」
○アクロバット ピノ・グリ 2013年
キング・エステート アメリカ 白 オレゴンA.V.A. 750ml 2036円税込み
「オレゴンですね。珍しくアメリカのワインが続きますね(笑)」
家内「へへへ(笑)。美味しいでしょう?」
「奥様のセレクセョンですか(笑)?!」
家内「へへへ(笑)。」
「口の中でジュワっと涎がでる(笑)」
私「ピノ・グリ大好き、原理主義の私としてはピノ・グリとは認めたくありません(笑)。ホント。でも、単純にワインとして旨い(笑)。いかがでしょうか?」
「マスキュウさん!これってブラインドでやったらピノ・グリと解る人はいないよね(笑)。ましてやオレゴンのピノ・グリなんて解るはずない
(笑)。」
私「冷涼さと暖かさが同居してますよね(笑)。この点変(笑)。でも美味しい(笑)。」
「不思議な旨さ(笑)?ミネラル感もあるし、広がりも充分。果実味に旨味が載っているから優しい。」
家内「アメリカのレストランで一番売れているアメリカ産ピノ・グリだそうです。魚介類はもちろんクリームを使った料理なら何でも合いそうですよね(笑)。」
私「ブルゴーニュのピノ・グリみたいにふっくらしていないし、かといってアルザスほどの強さ濃さはないし、北イタリアの突き抜けるような抜けのよさもない。でも、程よく美味しい(笑)。」
「アメリカ特にカリフォルニアワイン嫌いのマスキューさん 最近アメリカのワインの扱いが増えましたよね(笑)?」
家内「別に嫌いな訳ではないんですよ(笑)。価格と味わいがみ合わないワインは扱わないだけなんですよ(笑)。」
私「畑の写真を見ていただくと解りますが、畑を離れると荒涼とした風景ですよね。草木も這えていません。わざわざ水を引いて畑に撒かなければいけません。水くれ用のホースが見えます。無理をして造りますからコストがかかります。」
「あれってホースなんですか?」
私「はい。点滴灌漑と言います。ただしフィロキセラを発生しますから
葡萄樹の寿命が短くなります。枯れたら違う場所に畑を移さなくてはなりません。元々の畑は無くなりブランドだけで売っているワインは沢山あります。」
「だからカリフォルニアのワインは高いんだ!」
家内「でも、中には味わいと価格のバランスがとれたワインも現れ始めました。それは扱わなくてはいけません(笑)!」
私「アメリカのワインが鼻から嫌いで無視してる訳じゃないんですよ(
笑)。隠れてインポーターさんの試飲会には行ってるんですよ(笑)。虚飾に満ちたワインは嫌いですが(笑)。」
●コート・デュ・ローヌ レゼルヴ
2014年 ドメーヌ・グラン・ヴヌール フランス コート・デュ・ローヌA.C. 赤 750ml 1465円税込み
「あっ!この味大好き(笑)!」
「滑らかで、タップリしててイイね(笑)」
「これってグルナッシュの味わいですよね。いかにもらしくて良いですね。しかも安いですよね。」
「ネゴシアンものだから、あちらこちらから葡萄やワインを調達して混ぜて造っているんですよね?」
私「コート・デュ・ローヌの北端に畑を持っていて足りない部分を契約栽培農家から調達しています。ですから行き届いています。」
「なるほど、単なる買い酒買い葡萄のネゴシアンとは違うんですね。」
家内「ですからネゴシアン物でも飲んでみると驚くほど美味しくて安いワインがあります。馬鹿に出来ません(笑)。」
私「そんなのを探すのが楽しいんです(笑)。」
家内「高級レンジですとネゴシアン物はあまり良いものがありませんが
(笑)、このランクだと良いワインがありますね(笑)。」
「チョコレートの香りがしますけど木樽熟成してますよね?」
私「木樽熟成していません。良く熟したグルナッシュの特徴です。間違いますよね(笑)。」
「優良なワインですな(笑)。」
「マスキューさん、テイスティングの技ですが、このチョコレートっぼさをどうやって木樽由来でないと見破るのですか?」
私「木樽由来ですと収斂性があります。この場合はそれがありません。翌日になるとチョコレートっぽさは薄れていきます。木樽由来ですと時間が経つとくどくなります(笑)。」
●ランプレッション・ド・シャトー・モーヴザン・バルトン 2011年 フランス ボルドー ムーリス・アン・メドック 赤 750ml 2758円税込み
「あっ!これ高級ですね(笑)!じーんとくるね(笑)。」
「深いし、強いし、グレード高いね(笑)。」
「店長!これってかなりタンニンがしっかりしてますけど、カベルネがメインですよね?」
私「そこなんですよ(笑)。実はメルロが50%、カベルネが36%、フランが14%です。」
「カベルネの香りもちゃんとするよね。」
「えー!メルロがそんなに多いのですか?!タンニンに強さがあるからカベルネがメインかと思いました。」
私「これがムーリス・メドックの特徴です。プジョーなんかこのスタイルですよね。」
「うんうん。サン・テフテフみたいに肉付きの良さが優先するのとは大分趣が違うんですね。」
家内「右岸のサン・テミリオンみたいな涼しげなスタイルでもないし、独特ですよね。」
「タンニンが折り重なってるし、立派(笑)。ヴィンテージは2011年ですか。わりと熟成した感じもありますね。」
私「早く飲めるように造っていますね(笑)。もっともこれはセカンドですから、トップはかなり期待大かと(笑)。」
家内「トップはまだ来ていないので飲んでいませんが、これは飲んでみて仕入れ即決でした(笑)。」
「私はちょっと苦手です(笑)。これより前のローヌの方が美味しく感じます。強すぎるかな?」
家内「それはそれで正しいと思います(笑)!飲みやすさは確かにローヌの方が上。」
「でも、何年か経ったらこっちの方が好きになるかも知れませんよ(笑)?」
私「今どう感じるかは大事です。味覚の蓄積にもなります。あとは好みの問題です(笑)。」
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Aug 25, 2016 by weblogland |
この作業が終るとホットします(笑)。
今回は正確には5種類5本ですが、ドンナルーチェ2015年の8月3日に開けたものを試していただきますから試飲アイテムは6本となります。私も8月3日に抜栓したドンナルーチェは明日まで飲まないことにします(笑)。そうすれば、私自身の感動も増すと言うもの(笑)。一昨日あたりから凪ぎのような状態になっていますが、変身しているかな?
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こんなの仕入れちゃいました。
Aug 24, 2016 by weblogland |こんなの仕入れちゃいました。
こんな時期になんでそんなもの仕入れたんだ?なんて言われちゃうかな(笑)?
暑いし、こんな時期に赤のグラン・ヴァンはないだろう!
おっしゃる通り!
でもですね、セラーの中のグラン・ヴァンが減っていて寂しい!
インポーターさんの「我々も先々在庫をしない形になりそうです。」
この一言に反応しちゃいました(笑)。
だって大好きなランゴア・バルトンですからね(笑)。しかも2001年と2004年。今までは1万円を切った価格で販売できましたから、高くはなりましたが、考える間もなく発注です。今、家内に言い訳を考えています(笑)。
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マスキュー試飲会のラインナップ 201608
Aug 23, 2016 by weblogland |まずは、アメリカの泡、しっかり冷やしてお召し上がりください(笑)。
◎ブラン・ドゥ・ノワール N.V. ラック&ドリル カリフォルニア ノース・コーストA.V.A. 発泡性 白 750ml 2913円税込み
カリフォルニアのベスト・バリュースパークリング・ワインを生み出すラック&ドリル。
シャンパン方式で造るワインは、万人受けする高品質。飲んで不味いと言う方はほとんどいないはず(笑)。
ただ、そこはアメリカ、本家シャンパーニュとはあり方もちょっと違う(笑)。
まず、ブラン・ドゥ・ノアールと表記されていますが、ピノ・ノワールが70%、シャルドネが30%の割合となっています。レギュレーションが違うようですね。それ以外は本格的。18ヶ月の瓶内二次発酵後に12g/Lのドサージュ。その後更に熟成して出荷。しっかり時間をかけたものです。
味わいはドサージュが多く甘いように思われますが、割りと甘さを感じません。マロラクティック発酵をしていないようで総酸が7.3g/Lありますので、糖分を上手くマスキングしています。ふっくら感と円やかさがあり、飲みやすいこと請け合い(笑)。温度を上げずに飲むと胃袋に染み入ります(笑)。香りもブリオッシュまではいきませんがトースト香がらしい熟成したニュアンスを出しています。果実も柑橘系ですから、シャンパーニュのブラン・ドゥブランに間違える方もいるはず(笑)。飲み応えのある飲みやすさが身上の面白く、コスト・パフォーマンスに優れたスパークリングなのです。
続いてもアメリカの白ワインです。
いきなりアメリカの白ワインの2種類も!マスキュー頭が暑さのせいでおかしくなったか(笑)?
○アクロバット ピノ・グリ 2013年
キング・エステート アメリカ 白 オレゴンA.V.A. 750ml 2036円税込み
10年連続してレストランNo.1の人気の米国産ピノ・グリと言えばすべてを物語りますか(笑)?
ピノ・グリってこんなに素直で飲みやすくてフルーティーなの?と思わずニンマリさせてくれます(笑)。
ピノ・グリというとなかなか難しい(笑)。ブルゴーニュだと果実味より旨味が優先するし、アルザスやイタリア北部の上物は眉間にシワを寄せて飲まなくてはいけないし(笑)。美味しいんですけどね。
そうするとこんなにもスコーンとして、しかも濃度感のあるピノ・グリは無いかも(笑)?
もちろんマロラクティック・コントロールはしていますし、買い葡萄も混ざってますが、ワイン・メーカーのキング・エステートの力量は素晴らしい!
アメリカ・ワインの技術力の高さに衝撃を受けました(笑)。レストランで人気を博すのは当然な味わいなのです。
そしてコスト・パフォーマンスに優れたコート・デュ・ローヌの赤ワインです。
●コート・デュ・ローヌ レゼルヴ
2014年 ドメーヌ・グラン・ヴヌール フランス コート・デュ・ローヌA.C. 赤 750ml 1465円税込み
シャトー・ヌフ・デュ・パフでP.P. 100点満点を獲得したドメーヌ・グラン・ヴヌールのネゴス・ブランド『アラン・ジョーム』のコート・デュ・ローヌです。
セパージュはグルナッシュ65%、シラー25%、サンソー10%。熟成に木樽は使わない直球勝負(笑)。でもですね、とても複雑な上物の仕上がり。良いグルナッシュの特徴赤いベリー系の香りがチョコレートの香りと溶け込み柔らかで豊か、しかも滑らかなタンニンとのバランスは構築されています。畑はコート・デュ・ローヌの北端ですから思わずびっくり。パフの近くのローヌかと思いました。
単なるネゴスのコート・デュ・ローヌとは段違いの出来映えです。甘さと飲みやすさに訴求しがちな産地のワインとは思えません。ワインのディテイルと全体の質の高さが伴っていることは、目の行き届いた管理なしにはあり得ません!
コート・デュ・ローヌとしてはベスト・プライス、トップ・ヴァリューですね(笑)。
●続いてはボルドーの赤ワインです。将来スターになるかも(笑)?
ランプレッション・ド・シャトー・モーヴザン・バルトン 2011年 フランス ボルドー ムーリス・アン・メドック 赤 750ml 2758円税込み
メドック最小のアペラシオン ムーリスA.O.C.。ムーリスというとピンとこない方の方が多いかと思いますが(笑)、マルゴーとサン・ジュリアンの間の内陸のアペラシオン。北側のリストラック・メドックにへばりついたようなアペラシオンです。
プジョーやシャス・スプリーン、シトランなどがあると言えば大体想像つきますか(笑)?
ワイン自体に濃さがありタンニンに質感のあるお買い得ワインが多い産地です。
このワイン、シャトー・モーヴザン・バルトンのセカンドです。もともと1457年以降の所有者モーヴザン侯爵家の子孫にあたるカルピア子爵からバルトン家が2011年に購入しました。その結果シャトー・モーヴザン→シャトー・モーヴザン・バルトンとなった訳です。ちゃんとお互いの名前を入れるところが貴族的ですね(笑)。まあ、由緒あるシャトーですから名前を残すことには意味がありますか。
ところでお恥ずかしい話なのですが、このトップ・ブランドのシャトー・モーヴザン・バルトンはまだ飲んだことがありません。いきなりセカンドのランプレッションを飲んで飛びついちゃいました(笑)。
このアペラシオンのトップだと個人的にっているプジョーに通じる風格があります。もちろん除梗した今風な造りではありますが、正銘なワインにある深み、旨味を兼ね備えた揺るがない良さ いわゆる風格を感じました。心に響く良さなのです(笑)。
バルトン家のことですから徹底的に設備・畑の改修するはず。実際残留総SO 2 は42mg / L を実現していますから、かなりやってますね(笑)。
将来ムーリス・アン・メドックの歴史を変えるシャトーになるはずです。見守りたいシャトーなのです(笑)。
そして最後はドンナルーチェ2015年の登場です!
もちろん8月3日に抜栓したものとの比較テイスティングしていただきます(笑)。
○ドンナルーチェ 2015年 ポッジョ・レ・ヴォルピ
販売価格(税込): 2,592 円
イタリア 白 ラッツィオ I.G.T.750ml
あのイタリア ラツィオの「マルヴァジアの魔術師」ポッジョ・レ・ヴォルピが造る白ワインです。あの「遅摘みの小宇宙」です。「 」は私が勝手につけたキャッチフレーズです(笑)。
ドイツワインのアウスレーゼを辛口に仕立てた目新しいスタイルのイタリア白ワインなのですが、その素晴らしさによりイタリアのワイン評論誌『ルカ・マローニ』ではトップの評価を受け続けています。
私の大好物です(笑)。
毎年異常に長いテイスティング・コメントを私が書いているワインと言えば、ご存じかと。また、しつこくやらせていただいています(笑)。
以上5本+1本のおまけで皆様のご来店お待ち申し上げます。
26日(金)は17~20時30分
27日(土)は11~20時30分
まで開催しておりますので、おてすきのお時間にご来店くださいませ。
当日8月3日に抜栓したドンナルーチェ2015年がどうなっているか?
私も楽しみでございます(笑)。
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今週末の8月26日(金)、27日(土)はマスキュー試飲会です
Aug 22, 2016 by weblogland |一ヶ月あっという間ですね(笑)。
今回の試飲会はトリが月初に決まりました(笑)。普段こんなことはありませんが、今回は特別です。なんたってドンナルーチェ2015年ですから(笑)。
また、やるの?なんて言わないでくださいね(笑)。
ラインナップは全部で5種類ですが
、最後にドンナルーチェ2本でますから計6本を予定しています。
『変じゃない、なんでドンナルーチェ2本?』
試飲会当日に開けたものと、8月3日に開けて定点観測しているものを比べていただきます‼
どんなんるーちぇかな?
お粗末さまでした(笑)。
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ドンナルーチェ2015年 テースティングノート
Aug 20, 2016 by weblogland |まず瓶のデザインが少し変わりましたね。ゴージャスになったな(笑)。
あとアルコール表記は13%です。いつも通りにきちっと仕上げてます。
さてさて、お味は…。
う~ん。
甘さが突出してます。やはり2015年ヴィンテージは良いですね。今まで飲んだドンナルーチェな中で一番甘くかんじます。もっともこの甘さが残糖分でないところが凄い。まだまだ閉じているはずですが、そのまま違和感なく飲めてしまう不思議(笑)?
酸より果実味が強く出ていますね。
もちろん複雑なのですが解りやすくも感じます。割りと葡萄そのものののニュアンスがダイレクトにも感じる。いつもはリンゴ酸が圧倒的なのですが、マスカット、桃やグレープフルーツなどの果実のニュアンスも出ていますね。
う~ん。
これからロングランのティスティングが続きます。2014年は1ヶ月は時間を要しましたが、2015年はいかに?
やれやれ(笑)。でもこれが私の毎年の楽しみでもあります(笑)。
今日は開けてから2日目。昨日も感じたのですが、割りとさらっとしてるんですよね。香りはかなり濃密なのですが、液体はさらっとしてます。スタイルが変わったのかな?ドンナルーチェは割りとくどいくらいのワインですが、このヴィンテージはちょっと違う。たしかに恵まれた作柄らしい密でグリセリンを多く感じますが、さらっとしてます。
不思議なほどですね。
ところでこのヴィンテージはルカ・マローニで99点がついています。でもですね、リリース直後でもありますし、またリリースも早いですから、いったい何時ティスティングしてコメント書いたんだろう(笑)?
何と言う早業(笑)。
さすがプロですね!私なんぞ1ヶ月はティスティングしなきゃ解らないのに。大天才ですね(誉め殺し)!
8月5日
今日はドンナルーチェを愛するYさんがこられました。
Y さん「こう暑いとワインを飲む気にもなりませんが、マスキューさんのブログでドンナルーチェ2015年が入荷したのを知り、矢も盾もたまらずに来ちゃいましたよ(笑)。」
私「ありがとうございます!それでは早速一昨日開けたのがありますから飲んでみてくださいね(笑)。」
Y さん「おっ!飲みやすい!これ2014年と比べると明らかに飲みやすい(笑)。凄くハニーで…これがマーマレードっぽくなるのかな?あと甘い果実 熟したような果実が圧倒的。ライチのニュアンスも出始めてるのかな?」
私「液体の濃密さが少し増したかも知れません。林檎っぽさも本来的な出方をしてるかな?」
Y さん「2015年は飲みやすいけど凄みがある(笑)。この先どうなるのかな?2014年が10日くらいしてライチの香りが出て変身したみたいになるのかな?」
私「どうなることやら(笑)?たしかに2015年は比べると飲みやすいけど、まだ星雲状態のような気がします。」
Y さん「奥が深いんですよね(笑)。」
8月6日
う~ん。グレープフルーツの香りが支配的。鎮座してますね(笑)。落ち着いたのかな(笑)?あと苦味があります。この苦味は抜栓直後から気になっていました。バランスを崩して出てくる苦味ではなく、種のタンニン由来の苦味のような気がします。過熟した葡萄は種まで溶けますから、種のタンニンが果汁に溶けます。ただこの苦味はワインの温度を下げることで解消します。ずっとワインセラーに入っていましたけど、冷蔵庫に移してみます。
8月7日
リンゴの紅玉が鎮座してますね(笑)。ようやく落ち着いたのかな?
気になった苦味はほとんど感じません。やはり冷やした方が良いようですね。
8月10日
5日にご来店いただいたYさんがいらっしゃいました。
Y さん「先日買ったドンナルーチェ
2015年もう飲んじゃいました(笑)。
美味しくて飲みやすくて知らないうちに無くなっちゃいました(笑)。飲んでておもったのですが、2013、2014年とはスタイルが違いますよね。セパージュが変わったかのようです。」
私「以前からのマルヴァジアのニュアンスが変わってきたようですよね。マルヴァジア一辺倒なスタイルではありませんよね。桃などの果肉感じが強いですから飲みやすい(笑)。」
せっかくご来店下さいましたから8月3日に開けた物を試飲していただきました。
Yさん「おー!まだヤクルトみたいな香りが出てする。あとリンゴにライチ、ファットにかんじますよね。グレープフルーツのピールのニュアンスが心地好い(笑)。解りやすさ飲みやすさは変わらない(笑)。セパージュは変わってないんですよね?」
私「はい。変えたという報告はありません。ただリリースは早いですね。開けたては少し炭酸ガスっぽさがありました。」
私「白い果肉のニュアンスに黄色の果実のニュアンスが加わってきました。これってシャルドネやグレーコの影響かも知れません。」
Yさん「マルヴァジア一辺倒じゃなくなってきたのかな?」
鋭敏な感覚を持ち好奇心溢れるワイン・ラヴァーYさんでした。ありがとうございました!
8月13日
う~ん。2015年はひょっとして酸の成熟が通常より遅かったのかも?
ドンナルーチェは基本的にアルコール分が13%になるような糖度で収穫されます。2015年もそのパターンなはずです。しかし酸がいつもより成熟しているように感じます。レモンなどにグレープフルーツや桃などの果肉を感じます。収穫時期に通常より減酸が進んでいたのかも知れません。休み明けにインポーターさんに聞いてみます。
8月12日
大部落ち着いてきています。飲みやすさも増してます。リンゴ一辺倒ではなく、本来的なレモンやライムのリンゴ酸が複雑に柔らかく全体を包み込んでしかも外側に放射していますね。ちょうどラベル・デザインのようです。
8月16日
旨味がとても感じられ、液体として折り合いが良いですね。リンゴの味わいがとても好ましく感じます。リンゴを中心に求心力が増したかのようです。
そんなこんな考えてると、またまたYさんご来店下さいました(笑)。
Y さん「おっ、美味しい!塩気もあるし、青リンゴっぽさが優しくて美味しい!今、家で飲んでるドンナルーチェはちょうど6日目ですが、まだ力が強すぎる(笑)。こうなるのに2週間近くかかるんですね。」
私「なんとなくいつものパターンになってきたようですが…。」
Y さん「まだまだ変化がありそうですね(笑)。」
私「簡単に手の内は明かしてくれないかな(笑)?」
8月17日
今日早速インポーターさんに荷電しました。
私「いつもお世話になっております。ところでドンナルーチェ2015年はいつもと違いますよね(笑)。果実のニュアンスが違いますよね?」
インポーターさん「はい。お気付きで(笑)!」
私「造りが変わったのですか?」
インポーターさん「それはありません。いつも通りです。」
私「それでは味わいのスタイルが変わったのはヴィンテージの性ですか?」
インポーターさん「それ以外考えられません。でもアルコール分はもちろん収穫の時期もほぼ同じです。」
私「2015年は秋がしっかり来たようですよね。いつもより減酸してますよね?」
インポーターさん「2015年の方が酸は少ないようです。」
なるほどなるほどでございました(笑)。
あと、今日の味わいですが(笑)、黄色い果肉のニュアンスが混じってきました。マンゴーのニュアンスも出てくるのかな?
8月19日
今日ドンナルーチェ愛好するY さんがいらっしゃいました。
Y さん「家で定点観測しているドンナルーチェにパイナップルの香りがします!」
私「は、はぁーん。2015年は香りが白から黄色まで幅広いですよね。レモンや甘夏一辺倒じゃないですよね。ちょっと飲んでみましょうか。」
Y さん「マスキューさんの8月3日に抜栓したドンナルーチェの方が私のものよりパイナップルっぽい!」
私「だいぶ落ち着いてきてるとは思いますが、まだまだ変化がありそうですよね(笑)。このあとマンゴーっぽさも出るのかな?」
Y さん「まだまだ何かが隠れてるような気がしますね(笑)。相変わらずハニーな優しさがあり心地好いのですが、これは糖分ではないですよね?」
私「後味にベタつきがありませんから、残糖分ではないです。液体の粘度も開けたてより増してますが、後味が綺麗ですよね。」
Y さん「奥が深いなぁ(笑)!」
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ガロフォリさん! ただただ良かった!と喜ぶだけの私でありたい
Aug 14, 2016 by weblogland |ガロフォリのスプマンテが売り切れてしまいました!
連休に入る前に、注文しようかどうか迷ってましたが、どうにかなるだろうと発注しませんでした。暑い時期ですからあまり在庫を増やしたくない心理が働きました(笑)。しょうがありませんから、休み明けに発注することにします。これでインポーターさんの在庫が無かったりすると、悔やまれるんですよね(笑)。商売人根性かな(笑)?
ガロフォリのスプマンテが思った以上に好評で、思った以上に売れるのは溜飲を下げるところですが、売り損なうみたいで損した気分(笑)。
う~ん。
それではいけない!
そんなセコい奴になってはダメだ!
ここはひとつ、『ガロフォリさん!ただただ良かった!』と喜ぶだけの私でありたい(笑)。
なんちゃって(笑)。
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日本産ワインには良い結果が期待されますね
Aug 13, 2016 by weblogland |日本だと湿気が少ないと畑の病害虫リスクが減りますから農作物にとっても良いことなのかな(笑)?今年の夏は例年よりも雨も少ないようですし、日本産ワインには良い結果が期待されますね(笑)。
ヨーロッパは春から夏にかけてダメージを受けていますから全体の量は減ります。ただし、夏場がイレギュラーなく安定していれば素晴らしいワインが出来るかも?
期待されますね(笑)。
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釣ったばかりの鰹
Aug 12, 2016 by weblogland |伊豆大島近海で釣ったばかりの鰹だそうです。今、大島近海では黒潮に乗って亀と鯨と鰹がいるとのこと(笑)。
いただいた鰹なのですが、もちろん鮮度が良いのですが、見た目からして違う!色が黒くないのです(笑)。お腹の辺りはしっかり白く
、模様の入っている中腹から背中にかけては青い!ホント青魚なのです
(笑)。スーパーで我々が買う鰹は青というより黒に近い色。あと鰹自体の味わいは新鮮でビビッド!しかも鰹臭くない!臭いがしません、でも鰹の味わいしっかり味わえるのです。
う~ん。
やはり釣れたてが一番のようですね。あと時期と場所もあるんでしょうね。我々が普段カベルネはどこどこじゃないとダメなんて言ってることが魚にもあるようだし。収穫も機械ではなく手摘みがよろしい!なんて思ってることに近いのかしらん(笑)?
魚は釣ったばかりが一番!かな?
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これだけ暑いと、まずは白ワインです
Aug 11, 2016 by weblogland |35℃オーバーだと何もしなくても疲れますね。
これだけ暑いと、まずは白ワインです(笑)。
昨日は、フランス南西地区のA.O.C. フロントンにあるアルボー社が自社畑から造った白ワイン エミリー・ド・ラ・トゥール ブラン N.V. 。このワイン ノン・ヴィンテージでしかもヴァン・ド・フランスのお安いワイン。南西地域らしい乱暴なほどの酸が特徴です。春先に飲んだ時はまだまだ堅くて飲みにくい(笑)。マスキューの試飲会でも紹介しませんでした(笑)。家内とは、夏に飲みたいワインと言うことで落ち着きました(笑)。
よく冷やして飲みましたが、甘夏をかじっているような味わい!クエン酸チャージにピッタリ(笑)!一口一口飲む度に元気が増します(笑)。
私はギンギンに冷やして飲みたいのですが、家内は緩めの冷やしが好みです。
『あなたとは違うんです!』かな(笑)?
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ガロフォリのスプマンテ、ブレークしてます
Aug 09, 2016 by weblogland |理由は上品でピュアな白桃の香りですね。
今日タウザーの金田マネージャーと話しました。
私「金田君、このガロフォリのスプマンテ白桃を切ってそのまま入れたら美味しいよ(笑)。」
金田マネージャー「これがヴェルディッキオなのが信じられないですよね。通例はマンゴーなんかの黄色く熟した果実のイメージですよね?」
私「そーなんだよね。カンパーニャのグレーコなんかに似たスタイルの品種だよね。グレーコも白桃のニュアンスあるしね。熟したり熟成すると黄色の果実の香りに移行するしね。グレーコより若干シャープかな?」
金田マネージャー「私は単純にこれでベリーニ作りたいですね(笑)。絶対に美味しいはずですよ(笑)。」
私「鉄板だね(笑)。」
金田マネージャー「でも、ちょっと加工したいですね(笑)。考えておきます(笑)。」
私「そりゃ楽しみだね(笑)!」
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トイレの画像が・・・
Aug 08, 2016 by akiko |レスタンクって 何のことだろ?と気になりながら ずっと放置しちゃっていたのですが、最近やっとわかりまして。
プロヴァンス地方の ”階段状の傾斜地” を さす言葉だということです。
せっかくだから 階段状 がよくわかる画像探してみよっ。ルーションあたりと比較してみたいし。
ということで、検索 えいっ。
・・・出てくる 出てくる トイレの画像。しかも、最新式の 美しいトイレばかり。 なぜ?
検索ワードには プロヴァンスとレスタンク と入れたんだけど と 暫し 考える私。
あぁっ レスタンクでタンクレス。 タンクが無いってことか!私も水をためておくタンクのないトイレ、展示場で見たことがある!!
みごとなオチであります。
結局 目当ての画像にはまだ出会っていないんだけど、最新式のトイレ、素敵です。
ところで CHド・ピバルノンのロゼ、いいですね。
ボトル後半に如実になる 重量感、緻密さ、それを くどいものにしない酸や フレッシュな印象の強い果実味。さすがのバランスです。
他のロゼとは一線を画す存在感。ぜひ お試しあれ。
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ちょっとお出かけ
Aug 07, 2016 by weblogland |家を出る前に店のエアコンのスイッチ・オン(笑)。予想最高気温は35℃ですからエアコンが入っていないと危険。
今、帰宅しましたがマスキューの店内温度はオッケー(笑)!
あー、良かった(笑)。
ところで何処へ行ってきたんだ?と言われて、海水浴!なんて言いたいところですが、実は草むしりです(笑)。今日の日中の草むしりは辛かったぁ!留守中のエアコンの具合も心配でなりませんでした(笑)。
今、マスキューの店内でホッとしています(笑)。
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エアコン交換中
Aug 06, 2016 by weblogland |実は今日エアコンの交換を朝10時からやってもらってますが、今夜の10時。まだ終わりません。マスキューのエアコンは大部古い型なので手間がかかる。業者さんも想定外のことが重なり大変なことになっています。照明をつけて室外機の配管をまだやっています。
仕事とはいえこれはすまない。今繁忙期ですから、業者さんは明日に作業を持ち越す訳にもいかないようです。待つのみです。
そうだ!
お土産にジュ・ド・レザンを差し上げよう!
明日の朝、朝食と一緒に飲んでもらいましょう。きっと元気が出るはず。
ホント申し訳ない!
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ドンナルーチェ2015年が入荷しました!
Aug 04, 2016 by weblogland |まず瓶のデザインが少し変わりましたね。ゴージャスになったな(笑)。
あとアルコール表記は13%です。いつも通りにきちっと仕上げてます。
さてさて、お味は…。
う~ん。
甘さが突出してます。やはり2015年ヴィンテージは良いですね。今まで飲んだドンナルーチェな中で一番甘くかんじます。もっともこの甘さが残糖分でないところが凄い。まだまだ閉じているはずですが、そのまま違和感なく飲めてしまう不思議(笑)?
酸より果実味が強く出ていますね。
もちろん複雑なのですが解りやすくも感じます。割りと葡萄そのものののニュアンスがダイレクトにも感じる‼
う~ん。
これからロングランのティスティングが続きます。2014年は1ヶ月は時間を要しましたが、2015年はいかに?
やれやれ(笑)。でもこれが私の毎年の楽しみでもあります(笑)。
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試飲会の番外編 201607
Aug 02, 2016 by weblogland |「マスキューさん、エアコン大丈夫ですか?」
皆さんにご心配おかけしました。試飲会に来られるお客様は皆さんマスキューのブログをチェックしてから来てくださるようで(笑)、
「あー、なるほどね!」
「こーなっちゃったんですか?」
「それにしてもよく気がつきましたね(笑)。まさか冷蔵庫の冷気を利用するとは(笑)!」
私「この冷蔵庫今では無駄にデカイだけですが(笑)、パワーはありますのでそれを利用しました。電気代はかさみますが(笑)。」
家内「冷蔵庫屋さんも呆れてましたよ(笑)。」
私「へへへ(笑)。まだ奥の手があるんです。マスキューはストックしている氷が100kg くらいありまして、最悪それを利用することもオプションに入っています。」
どうやらそんな酷い状況に陥ることなく済みそうです。5日には復旧できそうです(笑)。この時期工事が混んでいて15日まで無理と言われましたが、拝み倒して早くお願いしました(笑)。
でもですね、この極東の地でこうしてワインを販売することは、改めて物理的に大変なことだと実感しました。振り返ってみると、我々がワインの販売を始めた頃はリーファー・コンテナが普及していなく、しかも日本でのトラック輸送もクール便なんてありませんでしたから、夏場にワインが噴いてしまうことはザラでした。マスキューでも7月8月はワインを極力仕入れないよう動かさないようにしていました。
もちろん今ではそんな心配はありませんが、こうして夏場でもワインを売ることが可能なのは多量のエネルギー消費が前提だと実感しました。
もちろん電気代は払っていますが(笑)、お金だけでエネルギーを手に入れられることに感謝しなくてはいけませんね。そんな気になりました。
皆さん、ご心配おかけしました。
ありがとうございました。
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桝久 試飲会リポート 後半 201607
Aug 02, 2016 by weblogland |●ムーラン・ド・シトラン 2009年
フランス ボルドー オー・メドックA.C. 750ml 2500円税込み
私「マスキューの定番アイテムのムーラン・ド・シトラン2009年です。」
「おっ、2009年じゃあーりませんか(笑)。」
「このワインは軽いワインの印象が強いけど、今日は重厚に感じます(笑)。前の赤2本と比べるからかな(笑)?」
「そーですよね。だってムーラン・ド・シトランは倍の値段ですもんね(笑)。これで前の赤と同じくらいの重さだったら詐欺だよね(笑)。」
「派手なスタイルじゃないけど、ボルドーらしくてイイよね(笑)。のみ頃だし、しかもまだまだ先がありそうだし。」
「ずいぶん沢山このワイン飲んだよね(笑)。昔はシャトー・ムーランの価格でシトラン飲めたんだけどなぁ(笑)。」
「まあ、他に比べるとまだ良心的ではあるけどね(笑)。」
家内「飛び抜けたシャトーではありませんが、いつもいつも外さないのが凄いところです。バック・ヴィンテージもかなり保有していますし、こうしてのみ頃のワインをポロっと出してくるのも凄いですね(笑)。」
私「たしかオーナーは日本の企業ですね。でも所有権は有っても販売権はないかも(笑)。」
「えー!そんなこと有るんですか?」
私「オーナーはパトロネージュするのみ(笑)!」
「マスキューさん!このワインたしかカベルネとメルロのセパージュですよね。メルロの方が多いのかな?メルロっぽいですよね。」
私「え~と。カベルネが60%、メルロが40%くらいですね。」
「えー!カベルネの方が多いんだ?
」
「飲んでみるとメルロのブラムのニュアンスが支配的ですよね。でもカベルネの方が多い。何故ですか?」
私「オー・メドックで造るカベルネの特徴であり、限界です。」
「カベルネはカベルネだから、カシスのようなカベルネらしい味わいがするはずなんだけど、これはメルロのニュアンスが支配的。不思議だなぁ(笑)。」
家内「カベルネらしい味わいが表出する地所は限られた聖地のみなんですよね。そうするととても値段が高い(笑)。」
私「ですからカベルネらしい味わいをお求めの方にはアルゼンチンやチリのカベルネをお勧めしています(笑)。」
さて、お次は大日本ロゼ・ワイン普及協会推薦の逸品です(笑)!
◎バンドール ロゼ 2014年 シャトー・ビバルノン 南フランス バンドールA.O.C. ロゼ 750ml 3162円税込み
「ほっほっお~。これですな。大日本ロゼ・ワイン普及協会大推薦のワイン(笑)。」
「色が淡いですね?」
家内「直接圧搾法と言い、黒葡萄を破砕して流れ出るジュースで造っています。」
「カリフォルニアのブラッシュに近いのかな?」
家内「はい。ただしほとんどプレスはしませんから、かなり贅沢です(笑)。」
「マスキューさん!バンドールの赤はムールヴェドルが有名ですが、これもムールヴェドルですか?」
私「赤よりムールヴェドルの比率は下がります。ムールヴェドル60%、
サンソー40%です。」
「そー言えば資格試験でバンドールの赤が出たな(笑)。熟成期間が長いんでしたっけ?」
私「はい。私個人的にはタウラジと
双璧の旨さと評価しています。」
「例のマストロベラルディーノですね(笑)。」
私「へへへ(笑)。」
「ムールヴェドルというとスペインのモナストレルですよね!こんなにフルーティーになるんですね。」
「フルーティーで飲みやすいけど、力があるよね。でも力が目立たない。旨味や果実味、滑らかさが優先してるよね(笑)。」
「ベリー系、ラズベリー、ザクロ、プラム、後口のハーブの香りが特徴的だよね。」
家内「後味にミントの香りがして、いかにもリゾートっぽい(笑)。なんてったって高級リゾートの地で造られて消費されるワインです(笑)。」
私「シャトー・ビバルノンは90年代の半ば頃に日本に輸入され大人気を博した生産者です。当時は2000円以下で販売出来ました(笑)。今では赤は5000以上するし、このロゼも通常4000円くらいはします。ですから今回限りのスポット入荷となります。残念!」
さて今回のトリは白です!
○プイイ・フュイッセ 『ヴィーニュ・ド・ラ・コート』 2011年 ドメーヌ・ティベール フランス ブルゴーニュ 白 750ml 4165円税込み
「マスキューさんが試飲会の最後に出すワイン、しかも白の場合は訳があるんですよね(笑)?」
私「読まれてますね(笑)」
「かなり美味しいはず(笑)。」
「旨いやこれ(笑)!」
「ブルゴーニュのシャルドネだあ(笑)。しかも高いワイン(笑)。」
家内「ブラインドでやるとピュリニー・モンラッシェと間違えます(笑)。」
「それもかなり良いヤツ(笑)。」
私「旨味があってルフレーブのスタイルにちょっと似てるかな?ピュセルの下くらいかな(笑)?」
家内「肉付きが良くてバランスが良い1級のフォルティエールっぽいかな(笑)?」
「プィィ・フュイッセって濃いには濃いけど酸が少し足りない。でもこなワインはそれがない!こんなにバランスが良いプィィ・フュイッセあるんですね(笑)。」
私「ありがとうございます。ティベールの通常キュヴェはちょっと酸が足りない印象がありますが、これは遅摘みのワインをアッサンブラージュした特醸品です。ティベールの意図を感じます。」
「新樽の香りが強いけどバランス取れてるよね。樽香に負けてない。プィィ・フュイッセでもこんなに完成したシャルドネが出きるんですね
(笑)。」
どうもお暑いなかご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半 21607
Aug 01, 2016 by weblogland |まずは本日大ブレークしたガロフォリノ泡からスタートです(笑)!
○ガロフォリ ブリュット スプマンテ イタリア マルケ 発泡性 白 750ml 1697円税込み
私「お暑い中ありがとうございます
。まずはこれで渇きを癒してください(笑)。」
家内「グビグビいっちゃってください(笑)。」
「う~ん。たまらん!こんな日は冷えた泡に限る(笑)!」
「生き返りますなぁ(笑)。」
「爽やかだけど、スッゴクしっかりしてる。」
私「特に白桃の支配的な香りが特徴的です。」
「でも、このワインは甘く感じないですよね。スプマンテと言うとベタッと甘さが口に残ったりするけどそれがない。」
私「ブリュット表示ですから1L中9グラムくらいは入っていてもよいのですが、7グラムくらいにしか感じません。休み明けにインポーターさんに聞いてみます。」
「マスキューさんはブログで美少女なんて言ってたけど(笑)、これは天使に近い(笑)。」
「あっ!そう言えば 天使の何とか言うスプマンテあったな。あの甘いヤツ(大爆笑)」
「口の中な流し込むと泡立ちとともに白桃の香りが一気に広がり、そのまま消えていくような感じ。液体が胃の中まで落ちないで消えていく。
天使降臨かな(笑)?」
「泡立ちがしっかりしてますけど、
瓶内2次発酵ですか?」
家内「タンク内で2次発酵させるシャルマ方式です。逆に重い熟成感を出さずにクリアな果実味を出すにはシャルマ方式のほうが適しているんでしょうね。」
「何でもかんでもシャンパンじゃなきゃダメな訳じゃないよね。ケース・バイ・ケースだね(笑)。」
「この泡エレガントでスッゴク飲みやすいですけど、割りと強いですよね?」
私「アルコール分は12%と南の産地のものとしては収まりがよいです。無理にアルコール分を上げないように収穫のタイミングをキッチリ管理しています。このため過熟していませんからヴェルディッキオによく表出するトロピカルなパイナップルやマンゴー等の黄色い果実のニュアンスが出ないような設計で造られているかと。」
「マスキューさんが言うところの『神』技ですね(笑)。」
家内「すくなくとも斬新ですね(笑)。」
「店長!これって緩くないですよね
。酸がある。泡も凄くしっかりしてるし。イノヴェーションしてるんですね。」
私「白桃のニュアンスもシロップ漬けの白桃ではなく、完熟した白桃を噛ったような感じですよね(笑)。」
「これって清涼感があるからこのままで楽しめますけど、食事にも合わせやすそうですよね?」
家内「クリーム系との相性は良いですよね。場合によっては最初から最後までこれ1本で通せるかも知れませんね(笑)。」
「じつは、マスキューさんがブログで相性が良いと言っていた、ハーゲンダッツの期間限定の白桃アイスを買ってきましたよ(笑)。仰るように昇天するかな(笑)?」
まさかまさかの展開に(笑)!
「う~ん!旨い‼昇天しますなぁ(笑)。」強者ワイン・ラヴァーの出現でした(笑)!ありがとうございました!
季節柄か大人気となり、なんと完売しちゃいました。もちろん休み明けに速攻発注しますから、ご安心ください。
そしてサンジョヴェーゼの本場トスカーナを挟んで、北のエミリオ・ロマーニャと南のマルケのサンジョヴェーゼ比べとなります。
●サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ リゼルヴァ 2013年 グリフォン イタリア エミリオ・ロマーニャ 赤 D.O.C. 750ml 1157円税込み
「あっ、これイイですね(笑)。重くなくて薄くもなくて飲みやすい(笑)」
「ベリーの果実味が綺麗!あと、とても複雑。でも安い(笑)。」
「これ冷やしてもイイかも(笑)?」
家内「ちょっと冷やして冷製パスタなんかに合わせたいですよね。トマトなんか使えば完璧(笑)。」
「腐葉土やスパイスなんかのニュアンスもあるし、熟成した感じもある
。必要な要素が全てある。大物じゃないけど毎日飲みたくなるよね。」
「これって重宝だよね。とりあえずあると助かるようなワインだね(笑)」
「うんうん。可もなく不可もなくじゃなくて、良だよね(笑)。デイリーなんだろうけど、中々見つからないレベルのデイリーですよ(笑)。」
「サクラ・ワイン・アワードでダブル・金賞受賞ですか?」
家内「女性ソムリエなどのプロの女性が沢山集まって投票して決める日本の賞のようです。」
私「ダブル金賞の意味は解りませんが、とにかくダブルに良いようです(笑)」
「単純にスパゲッティー・ミート・ソース食べながら飲みたい(笑)!」
「マスキュさんはこの手のワインを見つけるの上手いですよね(笑)。」
「キャンティーみたいな酸っぱさもあるし、スミレの香りもするよね。メロンっぽさもある。トスカーナに近いかな。いかにもサンジョヴェーゼだよね。」
「ちゃんと熟成しているから、イタリアらしいスローな良さがあるよね。よくこの価格帯で見つけたよね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。」
さて、南のサンジョヴェーゼはいかに?
●サンジョヴェーゼ 2014年 ヴォルピ イタリア マルケ 赤 I.G.T. 750ml 1250円税込み スクリュー・キャップ
「あっ!これ力がある!でも力づくじゃない(笑)。」
「みっちり?ねっとり感があるよね(笑)。」
「まだ、あまり香りが出てないのかな?」
「ベリー系というよりプラムのニュアンスが強いかな」
私「はい。このワインは2014年ヴィンテージなのでまだ出来上がったばかりの感じです。まだガスっぽさがありますよね。炭酸ガスを充満させたタンクで発酵、熟成したようです。」
「マスキューさん、それって何故ですか?」
私「はい。炭酸ガスの抗酸化作用を利用することでSO 2 の使用量を減らすことができます。ですから、SO 2 等を極力使いたくないビオ系の生産者はよくやる技術です。」
家内「このワインは有機農法とビオ・ロジックの両方で認証を取っています。」
「へえー、ビオなんですか?ビオ臭しませんよね(笑)。」
私「この点、技実力が高いです。ただ無理に飲みやすくはしていませんから、まだ香りがさほど出ていません。」
「我々消費者は美味しいか美味しくないか、飲みやすいか飲みやすくないか、だけで選び勝ち。ワインの元々の善し悪しを判断の基準に出来ればそれに越したことないんだけど、それはそれで難しい(笑)。そこがマスキューさんの仕事かな(笑)?」
私「おっしゃる通り。ありがとうございます(笑)。では蛇足ですが(笑)、最初のエミリア・ロマーニャのものはアルコール分が13%あります。このマルケのサンジョヴェーゼはアルコール分が12.5%となっています。」
「マスキューさん。普通は暖かいマルケの方がアルコール分は高いですよね?」
私「はい。ただ2014年のマルケは糖度が上がらなかったようです。ヴィンテージがあまりよろしくない。それを感じさせないこのワインの生産者はやはり技実力が高い。と思います。」
家内「このワインは夏を上手く越して秋以降に調子が出てくるはずです。」
「そうすると秋以降に飲むとベリー系の果実味が強くなるんですか?」
私「解りません(笑)。経験的にはマルケでサンジョヴェーゼを造るとプラム系の果実味が支配的になるように思います。でも、断言は出来ません(笑)。ポテンシャルの高さは感じますが。」
私「昨日の晩ごはん何を食べたか思い出せないくらいですから、先のことは解らないです(笑)。正直なところ。」
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