Written on 2019 12
長い12月の営業は今日までです。
Dec 30, 2019 by weblogland |マスキューは今日でおしまい(笑)。長い12月の営業は今日までです。
昔は大晦日の31日の夜遅くまで仕事していましたが、今ではそんな必要なし(笑)。
まあ、ちょっと寂しい気もしますが、体は楽(笑)。いつの間にか時代は変わると実感します。私だってそのうちワインが飲めなくなる日が来るのでしょうが、その日まで一日一生、しっかりワインを飲み続けます!
う~ん。
この決意は揺るがないのです!
来年もお馬鹿なワイン溺愛者として大活躍しなくては→沢山飲むぞの意(笑)。
2019年のご愛顧ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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29日日曜日ーお店は開いています。
Dec 29, 2019 by weblogland |天気も良くて寒い!
え~と。明日は29日日曜日ですね。でもですね、マスキューは仕事(笑)。もちろんお店も開いています。
昔から比べると、暇と言えば暇(笑)。たいして忙しくはありませんが(笑)、お正月用のワインの準備されるお客様がありますから、店を開けない訳にはいきません。
嫌々ではありませんが(笑)、開店しております。ご来店お待ちしておりまする(笑)
。
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桝久 試飲会リポート 後半
Dec 25, 2019 by weblogland |●ヴィーニャ・デカーナ ティント レゼルバ 2013年 ボテガス・コヴィニャス スペイン バレンシア ウティエル・レケーナD.O. 赤 750ml 779円税込み
「あれ?7・7・9円?マスキューさん!どうかしちゃいましたか(笑)?」
私「言われると思った(笑)。」
「だってこんな安いワインはマスキューには無いじゃないですか(笑)。」
「スーパーで安いワインたくさん買いましたが、値段なり(笑)。バッタものですか(笑)?」
私「まあ、バッタと言えばバッタかな(笑)
?まっ、まっ、まずは試してみてください(笑)。」
「あれ?普通にちゃんとしたワインだよ(笑)。バッタものの味じゃない(笑)。」
「しっかりしてて美味しい。」
私「開けてすぐに全開にはなりませんが、ちゃんと作られています(笑)。懐かしい渋いスペイン・ワインなのです。」
「この価格だとだいたいロクデモない代物だけどロクデモあるワインかな(大爆笑)。」
「普通に美味しく飲めるよ(笑)。」
私「このワインをずっと何十本も飲み続けると、ワインを評価する尺度ができますよ(笑)。」
家内「チョコレート食べながら飲むととても美味しいですよ(笑)。」
「あっ!ホントだぁ(笑)!」
家内「先月の試飲会で好評いただいたヴィーニャ・デカーナ グラン・リゼルバ2010年の下のクラス リゼルバ2013年です。」
「う~ん。そう言われるとあれはもっと飲みやすかった(笑)。ボバル種が多かったっけ?」
私「はい。ボバルは味わいが出るまでに時間がかかります。これはまさにその典型です。」
「でも2013年でも全然古くなってない。これはどういう意味なんでしょうか?」
家内「生命力のあるワインということです
。」
「2013年ということは6年経ってるんだ。安いワインは2~3年くらいしか持たないもんね(笑)。」
「これあと2、3年あとに飲んだらもっと飲みやすくなっていそうだよね(笑)。」
私「ためしに1週間かけて飲みましたが(笑)、1週間後の方が美味しかったでした(笑)。」
「これ飲みながら牛肉食べたら充分楽しめますよ(笑)。」
「ところで何故こんなに安いの(笑)?」
家内「インポーターさんは倉庫にワインを置いておくだけで保管料が発生します。ですからインポーターごとに保管期間の目安があります。」
「解った!目安を越えちゃったんだ!」
私「おそらくご名答かと(笑)。」
「そうしたらこれをお金にして新しい回転率の良いワインを仕入れた方がいいもんね。」
私「仲の良いインポーターさんはそんなときに声をかけてくださいます。『お安くしますからお客様にお安く提供してください。』となります。」
「恩恵に預かった訳ですな(笑)。」
「造った方に悪い気がしますね。」
私「どんなワインも飲まれないことが一番の不幸です。」
●シラー 2017年 カーヴ・ド・タン
フランス 赤 コリーネ・ローダニエンヌI.G.T. 750ml 1413円税込み
「これ滑らかで美味しい(笑)。前のスペイン・ワインとは大違い(笑)。」
「南フランスのシラーとはだいぶ趣が違いますな(笑)。上品。ピノ・ノワール的かな。」
「そうそう。極端にスパイシーだったり、甘かったりしていない。」
「果実味がダイレクト、しかもしっとりしている(笑)。」
「たしかに北ローヌのシラー。もちろんコート・ロティーなんかと比べるものではないけど、デイリーな北ローヌのシラーって無いんだよね(笑)。これってその意味貴重(笑)。」
「硬さが無いよね(笑)。」
「ワインに凸凹が無い。すぐに飲めるように出来てはいるけど、無理やり感が無いのがイイね(笑)。」
「クールで雑味が無い。しかも薄くない。
私このワイン大好きなんですよね(笑)。何本飲んだか解らないですよ(笑)。」
「店長がよく言う『シンメトリー』かな(笑)?」
「2017年と若いヴィンテージなんだけど飲みやすいですよね。モダン?最新?」
家内「カーヴ・ド・タンはクローズ・エルミタージュの最大の共同組合です。看板のクローズ・エルミタージュはコスト・パフォーマンスに優れたものとして高い評価を受けています。これも同様だと思います(笑)。」
私「エルミタージュになると評価は分かれるのですが(笑)。」
「このワインを飲みながら鰹食べたいなぁ
(笑)。薬味無しで(笑)。」
私「ワインに血とか鉄のニュアンスがあるから合うはず!」
私「鰹にはシラーかピノ・ノワールですよね(笑)。」
「マスキュさん、たしかメルシャンの研究者が、ワインを飲みながら魚介類を食べると生臭さが発生する場合、原因がワインの鉄分にある、なんて論考してました
。」
私「へぇー、知らなかった!不勉強失礼いたしました。」
「なんでも鉄分が魚介類に含まれる物質を酸化させその結果生臭い香りの物質を造るとか言ってました。」
私「そうすると私がワインに感じる鉄っぽさは鉄じゃないのかな?実際に鰹とシラーは合いますもんね?それともハレーション起こすのかな(大爆笑)。」
家内「インターネットで調べてみよう!」
「『魚介とワインの組み合わせで発生する生臭いにおい』で検索すると出てきますよ(笑)」
さすが筋金入りのワイン・エキスパートKさん!勉強されてます。見習わなくては
!
●『ルナティック』 2015年 ドメーヌ・ルージュ・ブルー フランス ローヌ 赤 V.D.F 750ml 5562円税込み
「おっー!美味しい!言葉を失う(笑)。」
「店長!これ凄いですね!口の中の広がり
、折り重なるようなタンニンと味わい、途方もない余韻の長さ。」
私「壮麗ですよね(笑)。」
「ワイン自体は桁外れなんだけど、とっても飲みやすい(笑)。」
「高いボルドーワインなんか渋くて飲みやすいとは言えないんだよね(笑)。」
家内「このワイン、アルコール分表示は14.5%ですが、実際は14.9%あるとトーマさんは言っていました。ローヌ辺りではアルコール分が15%くらいの高アルコールのものはありますが、どれもアルコリックでバランスが悪い。この点このワインが優れていると思います(笑)。」
「店長曰く『折り合いが良い』なんだな(笑)。」
私「左様で(笑)。」
「私ワインの値段の差を懐疑的に思っていましたが、こんなの飲むと値段の差を実感しますね(笑)。」
「あー(笑)、でもさぁ、実際高くても『何これ?』ってワインは沢山ありますよ(笑)
。」
「そうそう。高い値段出して外した時の惨めな気持ち。辛いものがありますよ(笑)
。もう高いワイン買うのやめようと何回思ったことか(笑)。」
「そう。それでもほとぼりが覚めるとついつい(笑)。こうして飲ませてもらって決められると後悔はまずしない(笑)。助かりますよ(笑)。」
「後悔があるとしたら、嫁をどうやって誤魔化すか頭を悩ますことかな(笑)。」
「あと、ばれて『なんでそんな高いワイン買ったの!』って叱責されると後悔する(笑)。」
私「言葉に出来ません(笑)。(強者発見!
です。)」
私「ルナティックの葡萄樹は1910年に植樹されたものですから樹齢100年を越します
。そうなると1本の葡萄樹に結実する葡萄は1、2房。これがルナティックが高い原因でもあります(笑)。」
「普通何房くらいならすのですか?」
私「ブルゴーニュですと11房。摘房すると8房くらいです。」
「そんなに少ないんだぁ!」
家内「しかもなる房は小さい(笑)。」
「葡萄樹って何年くらいの寿命ですか?」
私「沢山の房をつけさせると10年くらいでダメになります。」
「ルナティックの値段が高い訳が解りました(笑)
。」
私「あと栽培に尽力しています。普通収穫後に撰果することで醸造に適さない葡萄を排除しますが、このドメーヌではその工程がありません(笑)。日常の畑仕事の一環で葡萄果のセレクションもしています
(笑)。目も手も行き届いています(笑)。10ヘクタール未満の畑だからこそ出来る技
です。」
「なるほど、大きなワイナリーでは収穫に外国人労働者を雇ってるし、まあ機械収穫のところがほとんどか。」
家内「フランスの大きなワイナリーでは、南半球から飛行機で収穫人をまとめて連れてくるとか(笑)。」
「家族でやると細かなことが出来るよね(笑)。」
私「しかも奥様は醸造家ですしね(笑)。」
家内「収穫されたルナティックの葡萄は房ごと古いバリックに入れられます。そのなかに入って嬉々として葡萄を踏むのが奥さんですからね(笑)。」
私「1ヶ月ほぼほったらかしでワインが出来ればルナティックの完成。出来が悪いとその年のルナティックは無しとなります。」
「ハードワークとリスクを背負ってるんですね。もともと家がワイン栽培をしていたのですか?」
私「それは聞きませんでしたが、このドメーヌを2012年に買ったようです。まあ、ドメーヌといっても家と畑だけ(笑)。耕作放棄地に近い状態だったようです(笑)。
」
「安いんだよね(笑)。日本人の感覚と一桁違う(笑)。」
「勝沼でもそんな畑を何人かで借りるか買うかして葡萄栽培をするプロジェクトがあるのですが、体が無理(笑)。心は傾いたのですが(笑)。あと共同で作業を分担するのも無理がありそうでした(笑)。」
「自営農は自営業と同じ(笑)。」
「『儲かりまっか?』と聞かれたら『ぼちぼちでんな。』と答えられなきゃ続かないよね(笑)。」
本年のご愛顧ありがとうございました!
来年もよろしくお願い申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半 201912
Dec 23, 2019 by weblogland |昨日、一昨日ご来店ありがとうございました!
本年最後のマスキュー試飲会いかがでしたか?
まずはウェルカムを兼ねた泡です!
◎アマルテア・クラシック・ブリュット・ナチュレ・オーガニック 2015年 ロシャレル スペイン 発泡性 カヴァ 白 ペネデスD.O. 750ml 1853円税込み
「おっ!マスキューさん、ロシャレル 山羊ラベルのワイン色々扱ってますよね?
」
私「はい!赤、白、ロゼ そして今回カヴァのお披露目となります(笑)。」
「私、猫ラベルのロゼ好きなんですよ(笑)。でも何でロゼだけ猫なのか(笑)?」
家内「あのロゼは『大日本ロゼ・ワイン普及協会』イチ押し!ただ、ロシャレルはカヴァの生産者として現地では有名です
。」
私「まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「あっ、これ美味しい!」
「レモンやグレープフルーツの柑橘類。
ピールのようなほろ苦さがありますね(笑)。」
「シャンパンとは違うんだけど、別のジャンルのカヴァとしたらかなり美味しい。
旨みがしっかり、酸味もしっかり。」
「もっとピリピリ辛いと思ったんだけど(笑)、ちゃんと甘味もある。控えめで品が良い甘味ですよね。」
「泡もしっかりしてるよ(笑)。安いカヴァって、開けたらすぐ泡が無くなる(笑)。」
「中から泡が湧いてくる(笑)。まるっきりべたっとしないしね。」
「う~ん。エキストラ・ブリュットかぁ。
わりに細く尖っていない。」
「旨みと酸味のバランスが良いよ(笑)。」
私「瓶熟成期間は15ヶ月です。」
「エキストラ・ブリュットってどういうことですか?」
私「瓶内熟成を終了するときに瓶内の澱を凍らせて取り出します。そのあと減った部分をワインと糖分を添加することで甘さを調整します。その時に糖分を添加しないのがブリュット・ナチュレ、ほんの僅かだけの添加がエキストラ・ブリュット(無添加でもエキストラ・ブリュットと言う場合もありますが。)。」
「そうするとほとんどが糖分を添加して味を調整してるんだ?」
家内「逆にブリュット・ナチュレは薄い原料ワインだと不味くなります(笑)。ブリュット・ナチュレで泡を造ることはハードルが高いです。」
私「一時期ブリュット・ゼロなんて言ってずいぶん流行りましたが、長続きしなかったですね(笑)。」
「そうそう。たしかイギリス人がブリュット・ゼロ好きなんだよね(笑)。」
私「イギリス人は食事に合わせるのに辛口を特に好む。あと、近年温暖化の影響でイギリスでも泡を造れるようになりましたから、それを売り込む戦略でもありました(笑)。」
「マスター・オブ・ワインを戦略だな(笑)
。」
私「よくご存知で(笑)!私はとやかく云えませんが(笑)。」
「カヴァのブリュット・ナチュレってあまり見かけないですよね?」
家内「はい。温暖なスペインではどうしても酸が低くなりますから、技術的に難しい。美味しいカヴァのブリュット・ナチュレはあまりありません。」
私「安いカヴァのブリュット・ナチュレを見かけますが、ビタミンCなどを添加してることが多いです。」
「なるほど!酸の代わりがビタミンCかぁ
(笑)。」
「ビタミンCは酸っぱいもんな(笑)。」
「それってナチュレじゃないじゃん(大爆笑)。」
家内「そうそう。ロシャレルはあまり余計な農薬を使うことを嫌い、スペインでは最初のビオ導入者として知られています
。」
私「ミチャンさんの造るワインはどれもふくよかで伸びやか。共通した印象があります。この写真の人です。」
「小太りで禿げたおじさんですね(笑)。」
私「愛嬌もあるんですよ(笑)。」
家内「この生産者はインポーターが変わったりしてもう日本に来ないようなこともありましたが、扱いをやめられません(笑)
。」
「そういえば以前の試飲会でもカヴァのブリュット・ナチュレやりましたよね?」
私「はい!カロリーナ・デ・マサックです
。これとはスタイルが違いますので、今回のお披露目となりました(笑)。」
家内「カロリーナ・デ・マサックは旨みが全面に出ています。これとは酸の質が違うと思います。」
「マスキューさんがお雑煮食べながら飲むってヤツでしたよね(笑)。」
私「左様でございます(笑)。カロリーナは旨み重視。ロシャレルはバランス重視のスタイルかと(笑)。共通しているのが、広がりと余韻の美しさかと(笑)。」
〇『イルシャイ・オリヴェール』2018年 ターシュナー ハンガリー ショブロン 白 750ml 1489円税込み スクリュー・キャップ
「イルシャイ・オリヴェールなんて聞いたことない品種ですよ(笑)。また、変なものみつけて来ましたね(笑)。」
私「へ、へ、へ(笑)。」
家内「定番のトカイ・フルミントはハンガリーの東端、これはハンガリーの西端。
こっちの方が気候は暖かいようです。」
「おっ!何この香り!フルーティー!トロピカル?」
「ジャスミンのような白い花の香り!」
「う~ん。洋梨、桃」
「ゲヴュルツトラミネールみたいだけど、あれほど甘くない。」
「マスカット系の香りも強いですね(笑)。
」
「私、口に入れた瞬間ニンマリしましたよ(笑)。」
「香りは濃密なんだけど爽やかでもあるんだよね(笑)。」
「すんごく飲みやすい(笑)。女子の好物ですね(笑)。」
「そうそう、たしかにゲヴュルツトラミネールみたいなんだけど、重くない。押し付けがましくない(笑)。」
「イルシャイ・オリヴェールでしたっけ。単一品種とは思えない複雑さがありますよね。」
私「そーなんです。こんなワイン初めて経験しました(笑)。」
「アルコール分は何%ですか?」
家内「12.5%です。さほど高くないですね
。無理に収穫を遅らせたり、早めたりした感じがありません。葡萄栽培・収穫のタイミングなどキッチリ管理しているように感じます。」
「口に含んだ時の旨みの広がり方や後味の抜けの良さは同じハンガリーのトカイ・フルミントに似てますよね(笑)。」
「そうそう。でもトカイの方が冷涼な感じだよね(笑)。え~と、リンゴ酸が多いのかな。」
私「そーなんです。暖かさと冷涼さが両立していますよね(笑)。」
「イタリアなんかの暖かいところのワインって最初から最後まで暖かなんだけど、これは違う。こんなスタイルのワインがあるんだね。これってテロワール?」
私「う~ん。これを飲むとそうとしか言えませんが、近場のワインや同じ品種のものをあまり飲んでいませんから、なんとも言いようがありません。特殊なのは確かなのですが(笑)。」
「フリッターに合わせたら良さそうですよね(笑)。塩だけ振ってレモン無し!」
私「個人的にはオニオン・リング!」
「ゲヴュルツトラミネールなんか豚肉と鉄板の相性だから、これも豚肉行けそう(笑)。」
「キノコの天婦羅なんか良さそう(笑)。」
「うんうん。和食に合わせ易そうですよね
(笑)。」
「香りは強いんだけど軽いから、中華料理もいけるんじゃないのかな(笑)。」
家内「穀物系の油 ゴマ油にも合うはずですね。彼の地は豚肉と塩と穀物油の食文化ですから(笑)。」
〇シャブリ テット・ドール 2015年 ドメーヌ・ビヨー・シモン フランス 白 シャブリA.C. 750ml 3770円税込み
「シャブリだね(笑)。たしか以前マスキューさんの試飲会でこのラベルのシャブリ出ましたよね?」
私「はい。今年の7月の試飲会でお出ししました。」
「そうだ!菩提樹の香りのするシャブリでしたよね(笑)。美味しかったんだよね(笑)。え~と、これは?」
私「ヴィンテージは同じ2015年。7月の試飲会のもののワン・ランク上のキュヴェです(笑)。」
家内「これはグラン・クリュと1級畑の間の斜面に散在する畑の葡萄を集めて造ったものです。アルコール分は同じ13%です。」
「おっ!これは上物(笑)。コク、とろみがある!」
「う~ん。ミネラリー!シャブリ!これなんだよね(笑)、コレ!キンメリッジアン!(笑)」
「良くできたシャブリ。グラン・クリュ並みだね。」
「ボーヌの1級のシャルドネと遜色ないね(笑)。」
「そうなんだよね。だからお買い得(笑)。シャブリにまだお買い得ワインがあるとはね(笑)。」
「これは樽熟成していないタイプですか?
樽のニュアンス感じませんよね?」
家内「実は樽熟成しています。明日になるとはっきり解ります。開けたては樽のニュアンス感じませんよね(笑)。」
「何故ですか?」
私「果汁の濃さで木樽の香りをマスキングしています。ここに昨日開けたものがありますから比べてください。」
「あっ、ホントだぁ。昨日開けた方がより美味しい(笑)。中から出てくる量が凄いね(笑)。」
「エキゾチックな香りしますよね。」
家内「このドメーヌの特徴的な香りです。
菩提樹と向こうの人は言います。私にはチャイハネの匂いかな(笑)。」
私「独特な植物のニュアンスですよね。樽材由来だと思うのですが。あとひょっとしたら生木由来かもしれません。」
「前に飲んだシャブリとは明らかにグレードが違いますよね。こっちの方が濃い。それってテロワールなんですか?」
私「栽培法は同じですし、出来上がりのアルコール分も同じ。と言うことはテロワールとしか言いようがありません(笑)。」
「良い畑かぁ。テロワールってあるんだよね(笑)。」
私「嫌でも騙されますよね(笑)。(失礼!こんなことは言ってはいけない。)」
家内「不思議ですよね(笑)。」
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2019年心に残ったワインセット販売のお知らせ
Dec 20, 2019 by weblogland |家内がダイレクトメールで書いている『今年の心に残ったワイン』シリーズとはちょっと違いますが(笑)、私の心に残ったワインでございます。あまり高価なものではなく、あくまで実用的なものを6本チョイスしました!
◎ヴーヴ・アンバル クレマン・ド・ブルゴーニュ ヴィエイ・アン・フュ・ド・シェーヌ
販売価格(税込): 3,300 円
フランス ブルゴーニュ クレマン 発泡性 白 ヴーヴ・アンバル 750ml
7年も瓶内熟成した意味はあるのです。
新しい世界を垣間見た思いです。
●『ミストラル』 2015年 ドメーヌ・ルージュ・ブルー
販売価格(税込): 2,780 円
フランス コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュA.C. 赤 750ml
次のヴィンテージからクリュ名サン・セシルが加わります。登り調子のドメーヌなのです(笑)。
●リラック 2016年 シャトー・ド・セグリエス
販売価格(税込): 2,310 円
フランス ローヌ 赤 リラックA.C. 750ml
旨みの塊(笑)!ローヌらしからぬスタイル(笑)?
〇コントラプント アルバリーニョ 2018年 アグロ・デ・バザン
販売価格(税込): 2,169 円
スペイン 白 リアス・バイシャスD.O. 750ml
リアス・バイシャスとしたらこれをとどめとしても良いのでは(笑)?
●ティレヌス ロブレ クリアンサ 2016年 ボデカス・エステファニア
販売価格(税込): 3,300 円
スペイン 赤 カスティーリャ・イ・レオン州 ビエルソD.O. 750ml
オリジナリティ溢れるメンシアなのです。
●デフォラ 2007年 1+1=3(ウ・メス ・ウ・ファン・トレス)
販売価格(税込): 2,450 円
スペイン 赤 ペネデス 750ml
カヴァの有名生産者なのですが、この赤ワインは白眉。
う~ん。フランス3本、スペイン3本でした。ちょっと片寄ったかな(笑)。単純な私の好みと思って諦めてください(笑)。
あと買う気になるものを選んだのもケチなマスキュースタイルでございます(笑)。
ワインのお代金総額は16,309円税込みですから、16,000円税込み(14,546円税別)にていかがでしょうか?もちろん送料・クール便代金は当店負担ということでお願い申し上げます。
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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Dec 18, 2019 by weblogland |今月はいつもと違い最終週末ではございません。第3週の金、土曜日 12月20日(金)、21日(土)の開催となります!
時間はいつも通り20日(金)は17~20時30分、21日(土)は11~20時30分となります。
暇なマスキューもさすがに12月の最終週末はムリ(笑)。お間違えないようにお願い申し上げます!
◎アマルテア・クラシック・ブリュット・ナチュレ・オーガニック 2015年 ロシャレル スペイン 発泡性 カヴァ 白 ペネデスD.O. 750ml 1853円税込み
さすがに第一人者!比べるもののない味わいでございます(笑)。
バルセロナ近郊にある有機栽培を行う家族経営のワイナリーです。2016年の3月には当主のミチャンさんがマスキューにお立ち寄りくださいましたっけ(笑)。
マスキューの定番の生産者です。
スペインワイン界では初めてビオデナミを導入したことや、山羊に葡萄の余分な葉を食べさせたりすることでも有名になっています(笑)。
マスキユーの定番の山羊ラベルのワインといえばピンときていただけますか(笑)。
自然な造りから、ふくよかでしかもディテイルが明瞭なスタイルはバルセロナでは大人気とか(笑)。
これはカヴァ、もともとロシャレルはカヴァの生産量が多いようです。チャレロ45%、マカベオ35%のセパージュ。天然酵母を使いシュール・リーの状態で15ヶ月以上瓶内熟成したものです。ブリュット・ナチュレですから余分な糖分添加していない丸っきりの辛口です。通例果汁が薄めのカヴァではドザージュ時に糖分添加をすることによって厚みを補います。ですから糖分添加をしないカヴァは異例(笑)。それゆえ葡萄果汁の良さ・濃さの差がはっきり出ます(笑)。
突き抜けるようなフレッシュな酸洋梨やレモン、ライムの香りは果汁の柔らかさ
とエレガントなハーモニー。ドライで透明感のある味わい・余韻にわずかに感じる塩辛さは隠れたアクセント。比べるものがないオリジナリティーなのです(笑)。
〇『イルシャイ・オリヴェール』2018年 ターシュナー ハンガリー ショブロン 白 750ml 1489円税込み スクリュー・キャップ
世界は広い(笑)!新発見です(笑)。
インポーターさん資料より
家族経営のタシュナーがあるのはハンガリーとオーストリアの国境付近のショプロン。ハンガリー最古といわれる長い歴史に支えられた銘醸地です。タシュナーの創業は1804年。それ以来200年以上続くワイナリーです。オーナーはクルト氏で、お父さんと2人で力を合わせてワイナリーを切り盛りしています。クルト氏がワイナリーを引き継いだのは1994年でした。それ以来、国内市場が対象だったものを世界を相手に経営を広げてきました。2004年にはワイナリーをリノベーションし、伝統の技に最新技術を取り入れたワイン造りを開始しています。
所有する畑は30haで、ショプロンのなかでも生産者としての規模が大きいほうです。標高200~300mの斜面にある畑の土壌は石灰が多い粘土質。平均樹齢は10~20年で、人間の手を加えることを極力抑えるよう減農薬農法を実践しています。
栽培品種で一番多いものは、白ブドウ品種のイルサイ・オリヴェール種。すっきりとした酸味とマスカットのような華やかな甘い香りで地元では好まれています。他にもケークフランコシュ種やゼニット種も栽培し、国際品種も手掛けています。
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マスキューの定番ハンガリーワインは東端のシャトー・デレスラのトカイ・フルミントがあります。突き抜ける味わいの辛口白ワインとして皆様に愛されています。これはデレスラのワインとイタリア カラブリアのクエルチア・ディ・アニバーレ・ビアンコ・バジリカータ 2018年 テヌータ・タウリアを足して、さらにソーヴィニヨン・ブラン種を足して3で割ったようなワインなのです(笑)。
暖かみのある完熟した黄色いフルーツ、安納芋のような甘さ。突き抜けるようなフレッシュな酸。両立しないものが成り立っているのです(笑)。彼の地のイルシャイ・オリヴェール種とテロワールにビックリ(笑)。
もともとの造りの良さゆえんのクリアな旨みがすべてを支え、実に美味しい!しかも経験したことのない斬新で確たる味わいなのです(笑)。
この発見を嬉しく楽しく思える私は幸せ者です(笑)。
〇シャブリ テット・ドール 2015年 ドメーヌ・ビヨー・シモン フランス 白 シャブリA.C. 750ml 3770円税込み
見逃せないバック・ヴィンテージの入荷!
今年3月のマスキュー試飲会でご好評いただいたビヨー・シモンのシャブリ。当日はジェネリックの2015年をお試しいただきましたが大好評。熟成能力の高さ、ワイン自体のポテンシャルの高さ、それと解る個性。秀でたシャブリとして目から鱗。シャブリを馬鹿にしてはいけないと言う結論に達しました。ビヨー・シモンのワインが高級レストラン御用達なのも解りました(笑)。
今回は同じ2015年のワン・クラス上のテット・ドールです。以前2017年のテット・ドールを飲んだおり、まだ若く扱いを諦めました。2015年のテット・ドールは、特徴的な樽香とみっちりした酸のバランスが出始めたところです(笑)。今回たまたまのスポット入荷となりますが、これを見逃したら次はないかと(笑)。
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インポーターさん資料より
ドメーヌ・ビヨー・シモンがシャブリでワイン造りを始めたのが1815年。
シャルドネの銘醸地として知られる区画の約17ヘクタールを所有し、そこには4つの特級畑、レ・クロ、ヴォデジール、レ・プルーズ、ブランショとともに、4つの1級畑、モンテ・ド・トネル、フルショーム、モン・ド・ミリュー、そしてレ・ヴァイヨンが含まれる。その他に、プチ・シャブリ、シャブリも生産。テット・ドールと名付けられた上級キュヴェは、ヴィラージュクラスの中でも、1級畑や特級畑に隣接する、優良区画から収穫されたブドウをブレンドして造られている。
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シャブリ 2015年の記述
このシャブリは3.17ヘクタールの区画、ビヨー・シモンが所有するもっとも大きな区画です(全体で20ヘクタールほど)。ワイン自体の濃さは1級並み(笑)。
このドメーヌ・ビヨー・シモンは、今から10年ほど前に、渾身のシャブリとしてブレーク。収量制限が緩いシャブリが多い中、どのランクのワインも手を抜かないで収量を制限する数少ない本格派。テロワールの違いがはっきり解るのが特徴です。ただしすぐには手の内を明かさない堅牢なワインでもあります(笑)。
このワイン、若いうちは怒濤のパワー(笑)。まるでアヴィーズのブラン・ドゥ・ブランを彷彿させるほど。時間が経つとムュルソーやピュリニー・モンラッシェを足して割った感じかな(笑)。上等なシャルドネのレベルです(笑)。
もともとは木樽をあまり使わないスタイルでしたが、最近は方向転換(笑)。樽熟成してますが、樽香に負けない酸、切れの良さは立派!2014年にフェブレに買収されたのがきっかけかな(笑)?リリースしてから最低5年は待ちたいところです。10年くらいしたらトロトロになるのかな(笑)?そうするとつまらないグラン・クリュを買うより良いですね(笑)。1級の上位レベルであるのは間違いありません。
ちなみにこのワイン、コルクはディアム10を使用。作柄の良さは飛び抜けていますね(笑)。
●ヴィーニャ・デカーナ ティント レゼルバ 2013年 ボテガス・コヴィニャス スペイン バレンシア ウティエル・レケーナD.O. 赤 750ml 779円税込み
ちょっと手強いけれど良いワインです(笑)。開けてから1週間経っても美味しい
!この価格のワインではありません(笑)。
スペイン東部バレンシアの西約70kmの高原地帯(標高700~900m)に広がるウティエル・レケーナD.O.。古くから地場品種ボバルの生産で知られています。ただし、かつては大量生産用のブレンドワインとしてしか扱われなかったのですが。このボテガス・コヴィニャスは1965年創業の協同組合。12件の栽培農家により構成されます。伝統的なワイン造りと現代的な技術の導入を上手く行い、国内外で高く評価されています。管理する畑は今や1万ヘクタール。しかも英国小売り協会国際規格認証、ISO9001、IFS食品(国際特徴標準)を受けています。EU世界の潮流に乗った成功例ですね(笑)。スペインワインのあるべき一方向のトップランナーと言えましょう。
このワイン、畑の内で最も樹齢の高い区画のボバル(平均樹齢45年)60%、テンプラリーニョ25%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、ガルナッチャ5%のセパージュ。品種ごとに別々のタンクで発酵させたにちブレンド。そしてフレンチ・アメリカンオークで18~24ヶ月熟成。ボバル自体アロマチックな品種ではありませんが、プラム系の熟したコンポートのような果実のニュアンスをベースにチョコレートやミントの香りが加わりエレガントに仕上がっています。伝統的なスタイルなのです(笑)。ただしマスキューの定番のグラン・レゼルバと比べるとまだ若いし荒い、やはりボバルは時間がかかる品種なのです。とはいえ2013年ヴィンテージですから、ワインとしては若くはない(笑)。時間の経過とともに樽のニュアンスが目立たなくなり甘味が増しタ
ンニンがほどけてきます。やはりスローなワイン。開けてから2、3日ほったらかしてから飲むとディテールの明瞭さが出てきます(笑)。しかも古さは出ません。それゆえ良さが解る前に通り過ぎることが多いようで、インポーターさんは匙を投げてしまいました(笑)。それゆえ破格の大特価となります!
●シラー 2017年 カーヴ・ド・タン
フランス 赤 コリーネ・ローダニエンヌI.G.T. 750ml 1413円税込み
先日久しぶりに飲みましたが、とっても美味しい!北ローヌのシラーらしいイチゴの香りが楽しめるのです(笑)!
1933年設立、現在では約300名の栽培農家が参加する協同醸造所カーヴ・ド・タン。ローヌ地方において常にトップクラスなワインをリリースし、またエルミタージュの1/4、クローズ・エルミタージュの1/2にもなる生産量を誇る、質量ともに秀でた存在です。
このワインはそんなカーヴ・ド・タンが造るローヌ北部地域の入門編とでもいえる赤ワインです。シラー100%、明るいルビー色、きめ細かくよく整った香味。野性味のある赤い小粒の果実、リンゴの皮の苦味、スパイス。やや軽めで重厚さはないけれど、それがむしろローヌ北部の冷涼さをより明瞭に感じさせます。実にシンメトリーなシラーなのです。ローヌ南部との違い、オーストラリアを代表するニュー・ワールドのシラーズとの違いを理解するにはうってつけの教材ですね(笑)。毎日の食卓にも取り入れやすい味わい、是非お試しください。
あと付け加えると、私が今まで飲んだシラーの中でもっともコスト・パフォーマンスが高いワインです(笑)。
●『ルナティック』 2015年 ドメーヌ・ルージュ・ブルー フランス ローヌ 赤 V.D.F 750ml 5562円税込み
トーマさんてとってもイイ人でした(笑)。
この生産者ドメーヌ・ルージュ・ブルーはコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのアペラシオン。オランジェの北東部にあるサント・セシル・レ・ヴィーニュの町の近郊に8.5ヘクタールの畑を所有。9区画の内の5区画がコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのアペラシオンとなります。これはヴィラージュの域外一番東にある1ヘクタールの畑のもの。なんと1910年植樹のグルナッシュ100%の区画。作柄にもよりますが、年間1200本ほどしか造られません。言わばルナティックはこのドメーヌの宝物なのです。
ワイナリー自体は400年続く由緒あるもの。現在は栽培担当のトーマさんと醸造担当のキャロラインさんによって運営されています。
土壌はシャトー・ヌフ・デュ・パフのような石ころだらけの土壌(かつての川底)とガリーク(風化した石灰岩)。植樹されているのは恐らく古い葡萄樹。そしてかなりの低収量のはず。
この生産者いわゆるビオ系の生産者ですが、そんなのどうでも良い(笑)。
造りは全房発酵。手で収穫し、小さな容器は入れてワイナリーに運びすぐに破砕し除梗しないで600Lの樽(ドゥミ・ミュイ)で発酵。もちろん天然酵母でゆっくり発酵させた後、600Lのドゥミ・ミュイで30ヶ月熟成。そしてノン・フィルターで瓶詰めされます。
出来上がったワインは『ミストラル』同様無理の無いフィネスのあるもの。温暖な彼の地、いやでもアルコール分は高くなり、パワー全面のスタイルとなります。もちろんこのワインもアルコール分は高いのですが、それを感じさせない涼しげな美しいもの。しかも『ミストラル』を一回り二回り大きくしたグレート・ワインなのです。
う~ん。
素晴らしさに言葉を失います!
グルナッシュ単一でできたとは思えない複雑で深い味わい。似たようなグルナッシュを経験したことが思い浮かびません。
開けるとビオ系ワインによくあるクレーム・ド・ブリュレのような甘い香り。中に途方もない量が含まれているような質感。タンニンも然り。しかし、閉じてはいるが収斂さはなく旨味だけで飲めてしまうが圧巻さがあります。。やがて、ブラック・ベリー、ジンジャー、シナモン、甘草、コーヒー、チョコレートに黒胡椒などのスパイス。膨大なこれらの香りが驚くほどのハーモニーを奏でる様は言葉を失うほど。品の良い折り合いの良さ。溶け込みの良さは、まるでシンフォニーを聞いているかの如し。壮麗でもあります。
ドメーヌ・ルージュ・ブルーの核心を見る思いなのです
以上6本のラインナップとなりました!
皆様のご来店お待ち申し上げます!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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新調しました!
Dec 14, 2019 by weblogland |使っていた古いものが漏れるのでアルミ性のものに新調(笑)。今で使っていたのは
おそらく戦後すぐのもの(笑)。プラスチック系の素材なのかな?あまり見かけない代物(笑)。
新しいものは小綺麗で良いのですが、注ぐ筒の部分がちょっと短い。片手でちょうど握れるくらいの長さが欲しいのですが、短い。まあ、今時樽から瓶に詰めることなど考えて作られているはずはないでしょうから仕方ない(笑)。
単にこぼさずに注ぐことだけを考えて作ったのでしょうね。我々が必要とするものとディテールが少し違います。そうすると先々もっと注ぎやすい道具が出来たら漏斗は全く違う形になるのかしら(笑)
?
100年後には無くなっているかも?
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2斗樽をあけたところです
Dec 14, 2019 by weblogland |今ようやく2斗樽をあけたところです(笑)。あと4斗樽がありますが、これは後日。いっぺんに詰めると腰が痛い(笑)。
もう30年はやってますかね。親父に教えてもらった技ですから、そのくらいは経ちます。以前はラベルも木版画で作ってましたが、目がダメ(笑)。版画を彫るのが辛い(笑)。そのうち腰がダメになって瓶詰めも出来なくなるのかな(笑)?
でもですね、新酒に杉の香りがまるでバナナのように溶け込むのは、この時期だけの楽しみ(笑)。いわゆる樽酒とはちょっと違う。続けるうちに、この作業が楽しみとなっております(笑)。
さあ、あと4斗樽1本だぁ!そういえば昔一人で4斗樽配達したっけなぁ。今では考えられませんね(笑)。
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今マスキューのカウンターの上はこんな感じです(笑)!
Dec 13, 2019 by weblogland |アプリコット・ジュースとジュ・ド・レザンの2019年の新物が並んでいます。
昨日無事に到着したポール・ジローのジュ・ド・レザン2019年。写真をご覧いただくとお解りと思いますが、コルクの上のキャップの色がまちまち(笑)。一応すべてのボトル・検品を済ますと、なっ、なんと白・黄色・青の3色!しかも白のキャップは2パターンありました(笑)。
きっと余っていたキャップがもったいないから使ったんですね(笑)。
まあ、味わいはグッド 去年より飲みやすいかな?それゆえ問題なし!
でもですね、発見した時はビックリこきました(笑)。
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ジュ・ド・レザン2019年来ましたぁ!
Dec 11, 2019 by weblogland |今回は数を減らされず無事に到着(笑)。
今箱を開けて中身を確認。色はさほど濃くないですね。あと気がついたのですが、コルクに被さっているキャップの色。
ブルーがほとんどなのですが、イエローを発見!
う~ん。何故かな?
そうだ!
ここは深く考えずにイエローが当たりとしましょう(笑)!(なんのこっちゃ)
中身に違いはないのでしょうが(笑)。
たまたま黄色のキャップが余っていたのかな?
ポール・ジローさんに聞いたら笑われそう(笑)。
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司牡丹の新酒の4斗樽と2斗樽が来ましたぁー
Dec 11, 2019 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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ドメーヌ・ルージュ・ブルー研究
Dec 07, 2019 by weblogland |おみえになった時私は配達中(笑)。その間に並べておいたルナティック2015年にせっせとサインしてもらっちゃいました(笑)。無駄なくとことんなのです(笑)。
ところでトマさん、見るからに純朴な方、べらべら話続けるフランス人ぽくない(笑)。小さな声で誠実に言葉を選びながら話すタイプです。
私「わざわざのご来店ありがとうございます!(握手)長旅ご苦労様でした。ところでお幾つですか?」
トマさん「41歳です。でも長旅で見た目50代になってます(笑)。」
挨拶もそこそこでまずはドメーヌの概要から
「場所はローヌの北東有名なローヌ・ヴィラージュ『ケランヌ』の対岸のサン・セシル村にあります。サン・セシルは2016年からヴィラージュに昇格し、コート・デ・ローヌ・ヴィラージュ『サン・セシル』となりました(笑)。」
トマさん「このドメーヌは2012年に購入しました。ドメーヌといっても畑と住まいだけです。当初は全く手を入れられておらず草ぼうぼう(笑)。草むしりから始めました(笑)。」
私「(その当時の写真を見ながら)こりゃひどい!葡萄樹が草に隠れて見えない(笑)。耕作放棄地だな。もともとのワイン生産者でないのに何故ドメーヌ経営に乗り出したのですか?」
トマさん「私はフランス出身なのですが、イギリスでソムリエをやりながらワインを売っていました。」
私「ミー、トゥー!(笑)。」
家内「どおりで英語が上手い(笑)。」
トマさん「家内がオーストラリア出身のワイン醸造家なので、自然でオリジナリティー溢れるワイン造りを目指しました。」
ご夫婦揃ってビオ・ディナミ信奉者なのかな?でもビオ、ビオ言わないから原理主義的でも無さそうです。
トマさん「畑には様々な植物を植え農薬を使用せずに多様な自然環境を再現しています。」
私「畑の手入れが行き届いてますね(笑)。」
トマさん「9ヘクタールほどですから、家族とお手伝いしてくれる人がいればどうにかなります(笑)」
トマさん「白ワインを造る畑は13種類の葡萄を植えて複雑さを追及しました。」
私「混植・混醸 ゲミシュター・サッツだな。」
家内「この白ワイン、大好きなんですよ(笑)!エレガントで香り高く複雑。」
トマさん「ありがとうございます。エレガントで食事しないでも飲めるスタイルの白ワインです。」
私「ルーサンヌとマルサンヌをコテコテにした白じゃつまらないですよね(笑)。」
トマさん「そうです(きっぱり)。酸がありエレガントなものが良いのです。」
私「これ飲んでローヌのワインとは思えないですよ(笑)。アルコール分も12.5%しかありませんからね。アルコールターゲットを低く設定しているんですね。」
トマさん「畑で適当に葡萄の果粒を摘んできてジプロックに入れてグニグニ。飲んでみて美味しく、アルコール分も12.5%になったら一斉に手で収穫します(笑)。」
私・家内「えー!(絶句)大丈夫なんですかぁ!」
トマさん「フルーツ・デーに畑をX字状にだぁーっと走り(笑)適当に葡萄の果粒を摘んで、その場でグニグニでオッケーです(笑)。」
私「葡萄樹の種類によっては熟すタイミングはズレるし、しかも平均の糖度が12,5%というと低すぎませんか?」
トマさん「1本のヴェルメンティーノをとっても房ごとに熟度が違いますから完熟にこだわりすぎても意味がありません。
収穫を遅らせるとワインにフィネスが無くなります。」
私「完熟ではなくとも未熟や腐敗果が入らなければ良いのかな。」
トマさん「はい。5kgのプラスチックコンテナに葡萄を入れて温度が上がらないように日陰に置きます。そしてそれを房ごとプレスマシーン入れます。」
ここで気がついたのですが、撰果の工程がありません。普段の手入れで腐敗果や未熟果などは取り除いているんですね。収穫の際も気がついたら取り除いていますね。ですから撰果台など必要なく、いきなりプレスマシーンに入れられる訳です。小規模なドメーヌでこそ出来る行き届いた技なのです。
あと、もう一点、除梗・破砕機を使っていません。いきなりプレスマシーンなのです(笑)。通常は早く効率的にジュースを得たい生産者は除梗・破砕してプレス。取り出したジュースを発酵させます。きっと乱暴に葡萄を扱うことを良しとしない考えなのですね。プレスマシーンで優しく圧力を与えて果粒を割れやすくして醪を造るのですね。そして発酵は全房 房丸ごとの発酵です。ビオ的でもあり、クラシックでプリミティブな配慮でもありますね。
白ワインはステンレスタンクを使うようですが、赤ワインはローヌ伝統の四角のコンクリート・タンクです。
トマさん「コンクリートは気泡があり自然なエア・レーションが出来ます。温度も安定していますから無理がない。」
私「ルモンタージュやピジャーシュは?あと場合によってはミクロ・オキシダシオンはしないのですか?」
トマさん「はい。自然な発酵のために極力
ワインを動かさないようにしています。」
私「失礼いたしました(笑)。」
トマさん「看板のルナティックは房ごと古いバリックに入れます。そして家内が腰まで浸かって足で踏みます。」
インポーターさん「ワイン風呂状態です!」
家内「こりゃ凄い!キャロラインさん嬉々として踏んでる(笑)。筋金入りのワインメーカーだぁ(笑)。」
私「う~ん。リアル・スキン・コンタクト(笑)。」
トマさん「このまま1ヶ月くらい置いて自然に発酵、出来上がったワインがルナティックのレベルと判断出来たらトノー(600Lほど)2本に移して1年熟成、その後コンクリートタンクで18ヶ月寝かして満月の晩に瓶詰めします。」
インポーターさん「ルナティックのレベルに達しなければその年のルナティックは無し(笑)。」
トマさん「はい。下のミストラルに混ぜることになります。」
私「飲んでみると本当に折り合いが良い。アルコリックなところが全然ない!でも、14.5%もあるんだよね。深いなぁ、ホントに深い味わい。」
トマさん「実際は14.9%あります。」
私・家内「えー!そのアルコール度数でこのエレガンス!ローヌにこんなワインありませんね。」
インポーターさん「1910年植樹のグルナッシュが植わるルナティックの畑では年間120ダースくらいしかワインができないのです。」
ここから私の意地悪攻撃始まる(笑)。
私「1ヘクタール弱のルナティックの畑には何本の葡萄樹が植わっているのですか?」
トマさん「2500本くらいです。あまりに古い葡萄樹なので、半分くらいは葡萄が一房二房しかなりません。とても効率は悪いです(笑)。シャトー・ヌフ・デュ・パフより収量は低くなります。」
実は私1500本くらいの植密度かと疑っておりました。ごめんなさい!
私「通例畝ごとに改植しますからある意味前のオーナーはルーズだったんですね(笑)。でもそれを上手く利用出来ている点は素晴らしい!」
トマさん「一番端の畝は新しく植え替えました(笑)。」
トマさん「あとローヌ・ヴィラージュになった関係上1ヘクタールあたり4000本の密度の畑にしないとなりません。2m×2mの間隔です。」
私「畑を広げず、じっくり植樹出来れば素晴らしい結果になりますよ!」
家内「ところでドメーヌ名のルージュ・ブルーは何故?」
トマさん「この日没の光景です!」タブレットで写真を見せてくれました。
日没 まさに日が地平線に隠れる寸前地平線は深紅に染まり、落ちようとしている帳の上空は青紫 ブルー。透明な空気
感は心を動かします。見たことのない夕日です。
う~ん。
行ってみたい!
早速ルージュ・ブルーのホームページをチェックするとB&B形式で泊まれます。部屋数は3つ。グルナッシュの間、シラーの間、ルーサンヌの間がご用意されておりました(笑)。プールもございました(笑)。
行かなきゃ(笑)!
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マスキューも5%還元になりました!
Dec 05, 2019 by weblogland |、時代の動きを実感しております(笑)。
やはりやらないとダメな仕組みなのですね。
スーパーアナログの我々は扱い易いペイペイのみご利用出来ますが、この度12月11日より5%還元が可能となりました!
店頭のお持ち帰りのお客様用マスキューポイントと併せると、なっ、なんと、10%もの還元!
この期間だけでもご利用をオススメいたします(笑)。
マスキューも時代に追いつくかな?いや、いや、それはあり得ない(笑)?
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今日の5時がソムリエ試験の合格発表
Dec 05, 2019 by weblogland |私の心配は今回3回目のラスト受験のS君です。バーのマネージャーをしながら受験。2回の三次試験不合格を乗り越え見事合格いたしました!
あー、良かったぁ!
人の試験合格がこれほど嬉しかったのは久しぶりです(笑)。実はS君、来年にこの道を諦める決意をしています。残念なのですが、これはご本人の大事なことですからどうのこうの言うことは出来ません。ただ、諦めずに努力した結果の合格ですから、彼が違う道に進んでも役に立つことは疑いなく、人生の大きな励みになったであろうと思います。
人生の先輩としてはとても嬉しいのです(笑)。
貴君にエールを贈ります!
フレー!フレー!S君!
人生たまには良いことがあるぞー(笑)!
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トーマ・ベルトランさんがマスキューに来ました
Dec 04, 2019 by weblogland |フランス ローヌのドメーヌ・ルージュ・ブルーのトーマ・ベルトランさんがマスキューに来ました(笑)。
昨日の火曜日に来て、土曜日には日本をたって奥さんの実家のオーストラリアに行くとか。強行日程の日本初訪問です(笑)。
ワインの詳しい話は後日アップしますからちょっとお待ちくださいね(笑)。
当日は夕方5時にマスキュー着、暇なマスキューも夕方はちょっと忙しい(笑)。ですから無駄なく作業の段取り。ルージュ・ブルーの看板アイテム ルナティックを並べウェルカム。もちろんバッチリサインをいただきました(笑)。
ついでに申し上げると、12月のマスキュー試飲会のトリとして出す予定です(笑)。早々決まりました(笑)。
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桝久 試飲会リポート 後半
Dec 04, 2019 by weblogland |●シャトー ピネレ 2016年 フランス カオール赤 750ml 1680円税込み
「うわっ!色が黒紫(笑)。見たからに濃い(笑)!」
「うんうん。見るからに手強そう(笑)。2016年とは思えない色ですよね。出来立てみたい(笑)。」
「あれ?たしかにタンニンはたっぷり入っているけど渋くない(笑)?」
私「噛めるような濃さです(笑)。」
「酸もしっかりしてるし、タンニンたっぷりだけど飲みやすい(笑)。」
「重すぎることはないんだけど…。あととてもクリアな感じしますよね(笑)。」
私「左様で(笑)。雑味がありませんよね(笑)。撰果がとても良い証かと。未熟果や腐敗果が入っていないかと。」
「これアルコール分は何%ですか?」
家内「13%です。高過ぎず低すぎずですね
。」
「マスキューさん!以前飲んだ記憶ではもっとジャムやコンポートっぽいイメージがあったんですけど?」
私「よくご記憶で!さすが!左様でございます(笑)。たしかに以前は2009年のものを扱っていました。これよりもっと甘かったでしたよね(笑)。クリアさが増したような気がします。あと、発酵中のエア・レーションはかなりしっかりやってますね(笑)。」
家内「以前は5年くらい経ってから飲みやすくなっていましたが、今回のものはより早く楽しめるスタイルです(笑)。」
「早く飲めるとは思いますが、まだ香りは
出てないですよね?」
私「はい!時間が経つとザクロ グレナデンの香りが出てきます。明日飲むと全開
となります。昨日開けたものが少し残ってますからお試しくださいませ。」
「あー!こんなに良くなるんですね(笑)。
凄く美味しいし、カオールらしいがっつりした厚みがある(笑)。」
「え~と。マルベックってロワールだとコットでしたっけ。比べるとこのピネレのマルベックはモダン。泥臭くないですよね(笑)。」
私「そうですよね。この差はヴィンテージや産地の性ではなく、造りの方向性のような気がします。」
「ところでマスキューさん。扱いが2009年からジャンプして今回は2016年なんですか(笑)?」
私「実は2009年以降価格が高くなったためです。ケチなマスキューとしては手を出しにくかったのです(笑)。今回の2016年は2009年と同じ価格で提供出来ましたので復活しました(笑)。」
「この味わいは牛肉にぴったり しかも焼いたヤツ(笑)。どの部位の肉がイイかな(笑)。」
私「あの辺りの方もそんな食べ方飲み方ですよ(笑)。肉食べに行こうかと思案するに、どの部位を食べるか思案します(笑)。
」
「我々は、焼き肉か?ステーキか?はたまたすき焼きか?なんて迷いますが、迷い方が違うんですね(笑)。」
「このワインだったら濃厚な味付けの鰻のタレに合いますね(笑)。試してみたいな!
」
「あっ!良いですね(笑)。強いタレに負けないよね(笑)。」
「甘口のタレに良さそう(笑)。」
●ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ 2013年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C.G. 750ml 3520円税込み
「おっ!これ旨い!高級品だね(笑)。」
「あー、全然違う(笑)。」
「口の中で広がる広がる(笑)。余韻もながーい(笑)。」
「すべてが渾然一体(笑)。」
「薔薇の香りはうっとりするね(笑)。」
私「飲み頃に入ってます。」
「美しい(笑)!」
「華やかで穏やか(笑)。」
「これってサンジョヴェーゼですよね。これほど品の良いサンジョヴェーゼってヴィーノ・ノビレだけだよね(笑)。」
「同じサンジョヴェーゼのキャンティやブルネッロとは違うんだよね。不思議だよね。」
家内「そーですよね。サンジョヴェーゼは在地化しやすいようです。枝分かれも多いようですけど。」
私「以前の試飲会でご好評いただいたイル・ボスコ2015年はこの若木で造ったものです。共通してますね。」
「イル・ボスコはセカンドですね。トップのヴィーノ・ノビレと繋がっている。ボルドーのグラン・ヴァンはセカンドとトップが繋がらないけど(笑)。これは繋がっている(笑)。」
「このワイン、待ってたんですよ(笑)。イル・ボスコをもっと大きくした感じ。イイねぇ。」
私「ボルドーはトップとセカンドは畑が違いますから味が繋がりません(笑)。」
「ヴィーノ・ノビレってブルネッロの弟分みたいに言われるけど全体違う。ブルネッロみたいなパワー勝負じゃない。品が良い。不思議だよね?」
〇レッツィーナ・オブ・メソジア 2017年 サバティアーノ・アオトン・ワイナリー ギリシャ レッツィーナ白 750ml 2640円税込み
私「このワインは松脂(マツヤニ)が入っておりますので、好みがはっきり別れると思いますので(笑)。あらかじめお伝えいたします(笑)。」
「あっー、これ何?!これもワインなんですかぁ!」
私「慣れると美味しいですよ(笑)。」
「無理、そういう問題じゃなくて絶対無理。」
私「そーかなぁ(笑)。」
「おばあちゃんのタンスの匂い(笑)。」
「樟脳」
「桧風呂(笑)?」
「田舎の松林、雨上がりのもわっとした空気を思い出しましたよ(笑)。好きだなぁ(笑)。」
「ジン飲んでるみたいで美味しい(笑)。」
「でも際ものっぽい(笑)。」
「レッツィーナは初めて飲みましたが、強烈ですね(笑)。」
家内「これでも香りを押さえた方ですよ(笑)。」
「なんで松脂なんか入れたんですか(笑)?」
私「アンフォラでワインを造るとき蓋を密封します。このシール材として松脂を使ったそうです。それがワインに溶け込んで こりゃイイわい となり、それからワインに直接松脂を入れたとか(笑)。これは通常ギリシャで飲まれているレッツィーナでも松脂の量が少ない方です(笑)。幾つか飲みましたが、他のは強すぎてマスキューで売るには二の足を踏みました(笑)。」
家内「ウゾみたいに強烈でした(笑)。」
「ウゾですか?あれは無理(笑)。」
「ギリシャ人の香りの許容量は日本人の10倍くらいあるんじゃないかなぁ(笑)。」
「これってシェリーみたいに食前酒として飲むしか思いつかない(笑)。」
「美味しいマティーニ飲んでるみたいかな(笑)。私ジン好きだから、これ好きだな(笑)。」
意外と好む女性多し(笑)。
私「実は私もジン好きでございます。シカゴ・マティーニの変形ですが、ジンと白ワインをハーフ・ハーフで楽しんだりします(笑)。ジンの種類を変えると更に楽しめます(笑)。」
「どんな白ワインでやるのですか?」
私「今までで一番楽しめたのはドンナルーチェーです(笑)。皆さんお試しあれ(笑)。」
「う~ん。これローズマリーの香り!と言うことはローズマリーをたっぷりまぶした料理に合うはず!鴨なんかとても良く合うはず!」
私・家内「なるほど!気づかなかった!さすが!」
衝撃のマスキューデビューでございました(笑)。
ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半
Dec 02, 2019 by weblogland |まずは面白い泡です!
◎ソールティ 白 N.V. モンテ・ディ・ロアリ イタリア ヴェネト フリザンテ 微発泡白 750ml 1782円税込み 王冠キャップ
「おっ、これ飲みやすくてイイね(笑)。」
「葡萄の香りがダイレクト(笑)。マスカット?」
「マルヴァジアの甘いニュアンスあるね(笑)。」
私「さすが!」
「青リンゴみたいな爽やかさも感じますよ。香りが複雑で幅広いよね。」
「辛口なんだ!この手のワインって甘い印象があるんだけど、これ辛口。」
家内「まったく澱引きしてませんからしたの方に澱が溜まってます。飲んでワイン
が減るほどに澱が舞って濁ります(笑)。」
「う~ん。澱が入ってる方が美味しい(笑)!」
私「新鮮な澱はアミノ酸だから美味しいのです(笑)。」
「私は澱がない方が好きだな(笑)。見た目(笑)。」
私「カメの中で出来たワインをそのまま瓶詰めしたようなものですから、とてもフレッシュ。SO2も無添加です。」
「そー言えば醪をそのまま瓶詰めしたワインが売ってたよね。要冷蔵で、かなり高かったなぁ。」
「これもその仲間ですか?」
私「仲間と言えば仲間ですが(笑)、あれは高過ぎ(笑)!あとこのワインは一応出来上がっています。これも一応要冷蔵ですが。まあ、この位の気温なら常温で大丈夫ですが。」
家内「アルコール分は11%。残糖分は6g/Lくらいですからほとんど解りません。」
「セパージュは何ですか?」
「マルヴァジア、フェルナンダ、モスカートです。」
「これってヌーボーなんですか?」
私「それなんですよ(笑)。実は去年のワインに今年の8月半ば頃に早摘みした葡萄果実を加えて発酵させたようです。リパッソに似た発想です。ですからアルコール分が11%と低いわりにハニーな完熟したニュアンスを感じます。この点が斬新ですね(笑)。正確には新酒ではありませんが、この時期だけの限定ワインとなります。」
「ところで何故カメを使うんですか?」
家内「カメは表面に気泡がかなりあるのです発酵や熟成が早く進む利点があるようです。」
私「アルコール発酵で発生する炭酸ガスをそのまま利用してつくっているようです。」
「なるほどね!それだったら早くできるもんね(笑)。」
「ジョージアやギリシャみたいに土の中に埋めてない。清潔に見える(笑)。」
「マスキューさん、カタログ見るとロゼもあるみたいですが、味はどうでしたか?」
私「ロゼも美味しいのですが、ちょっと甘かったかな?来年扱っても良いかも(笑)。」
「これってオリーブオイル使った料理には相性良さそうですよね。」
「うんうん。パスタなんか何でもオッケーじゃないかな(笑)。」
「ところでソルティーってどういう意味でしたっけ?」
「塩(笑)?」
「そうだ!出口!地下鉄の出口にソルティーって書いてあったな(笑)?」
「でも、なんで出口なんでしょうね(笑)?」
私「そー言えば、そうですね(笑)。今度聞いておきますね。」
後日談ですが、とても脂ののったブリのお刺身に合わしたところとてもグッド(笑)
ワサビは必須ですが、ブリの臭みがワインに移らず美味しかったでした!
●『J,マイヤー』ピノ・ノワール 2018年
モーゼルランド社 ドイツ プファルツ Q.b.A.赤 750ml 1296円税込み スクリュー・キャップ
「おっ、ドイツのピノ・ノワールだぁ。こんなに安いのあるの(笑)?」
「そうそう。ドイツのピノ・ノワールって高いですよね?」
私「ケチなマスキューにふさわしいかと(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しくださいませ。」
「あ~!これ飲みやすい(笑)!」
「グビグビ行けちゃうよ(笑)。」
「軽くて普通に美味しいピノ・ノワールですよね。ブルゴーニュあたりだと少なくとも倍の値段はするよね(笑)。」
「う~ん。これブラインドで飲んだらドイツのピノ・ノワールとは絶対に解らないよ(笑)。オールド・ワールドとは解るんだけどね(笑)。」
「ブルゴーニュのシリアスなピノ・ノワールとは違うけど、デイリーに飲めるピノ・ノワールがあることは嬉しいな(笑)。」
「ありそうで無いよね(笑)。凄く飲みやすい(笑)。」
私「ありがとうございます。でもですね、アルコール分が13.5%もあるんですよ。」
「えー!そんなにアルコール分が高いのですか!?」
「どう見ても12%以下だと感じますよ!」
私「そーなんです。とても折り合いが良いのです(笑)。」
「何故ですか?」
私「アルコール分と酸などの結合が上手くいっている。アルコール分だけのスカスカなワインではない証かと。」
「これってドイツの何処でしたっけ?」
家内「プファルツです。しかも協同組合のワインです。」
「プファルツって美味しいワインができる産地じゃないですよ(大爆笑)。水っぽくて甘いワインばっかりのイメージですよ!」
「そういえば昔沢山飲んだなぁ(笑)。」
家内「地理的にはフランスのアルザスの地続き。土壌も似てますからまるっきりダメと言う訳じゃないんですけど(笑)。」
「温暖化の影響?」
私「当然それもあります。」
「そうだよね。日照量は変わらないもんね。」
私「あと、大きいのは甘くて水っぽい白ワインだけだと時流に遅れる危機感があったと思います(笑)。」
「確かにこのワインは軽いけれどしっかりしている。昔のドイツ・ワインみたいに
量の制限をしていないとこうはならないですね。」
「これはこれで一つのカテゴリーになっていますよね。」
私「ありがとうございます(笑)。最初飲んだとき『絶対に補酸とか補糖、濃縮工程が入っているはず。』と思ってましたが、時間の経過を経てもボロが出ません。」
家内「ピノ・ノワールらしいストロベリーの香りは翌日になると消えていきますが、ガメイのような赤いベリー系の香りになります。でもワインとしての旨みははっきりありますから、インチキではないかと(笑)。」
私「ボジョレーっぽくなるんですよ(笑)。昨日開けたものがありますから、試してみてください。」
「あっ、本当だぁ。ボジョレー。」
「でもさぁ、こっちの方が旨いよね(笑)。」
私「旨みは時間が経っている方がよりはっきり感じますよね(笑)。」
「ピノ・ノワールってガメイに似ているんですね?」
家内「ピノ・ノワールの親はガメイなんです(笑)。」
「濃く造ったガメイってピノ・ノワール的だよね(笑)。」
私「見分けつかないくらい似ますよね(笑)。」
「ところでマスキューさん、このワインは品種名がシュペート・ブルグンダーじゃなくてピノ・ノワールですよね?」
「そうそう、シャルドネはヴァイス・ブルグンダーだっけ?」
私「やはり世界市場を目指しているのだと思います。」
「アメリカに向いてるのかな(笑)?ライトなピノ・ノワールで世界に打って出る(笑)!」
私「左様かと(笑)。」
●ヴィーニャ・デカーナ ティント グラン・レゼルバ 2010年 ボテガス・コヴィニャス 1413円税込み
「このワイン、以前試飲会で出ましたよね?美味しかったからよく覚えてる(笑)。」
「そうそう、何度かリピートしましたよ(笑)。」
私「そーなんです。定番アイテムなので先月仕入れたのを確認したところ、とっても美味しくなっていました(笑)。ですから、一番良い状態を皆さんに是非味わっていただきたく再登場となりました(笑)。」
「これって金糸が巻いてありますからリオハのワインですか?」
家内「実は違います(笑)。バレンシアから70kmほど西の内陸に入った高台 ウティエル・レケーナD.O. です。かなり乾燥した過酷な地域です。」
「砂漠みたいな荒涼としたとこですな。」
「セパージュはメインがボバルでしたっけ。ボバルがメインの産地は珍しいですよね。」
私「そーなんですよ(笑)。ボバルってあまり香りがしませんし、わりとニュートラル。ですからブレンド用ワインとして使われることが多いです。その上熟成に時間がかかります(笑)。」
「う~ん。店長!オレンジっぽくて、熟成したテンプラリーニョかと思いましたよ(笑)。」
私「さすが!そーなんです(笑)。」
「え~と。これは2010年ヴィンテージだからほぼ10年ですね。昔飲んだスペイン・ワインみたいですね。今のスペイン・ワインってニュー・ワールドのワインみたいでつまらない(笑)。」
「樽のニュアンスはしっかり出てますが、
コテコテじゃないですね(笑)。心地好い(笑)。美しくもある(笑)。」
家内「チョコレート食べながらこのワインを飲むと見事にマリアージュしますよ(笑)。」
「どれどれ、チョコレートを食べてワインを飲むと あーー!口の中で爆発したぁ(笑)!」
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