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Written on 2019 04 28

桝久 試飲会リポート 前半

Apr 28, 2019 by weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!

まずは久しぶりのクストーザの白と赤。お値段がとてもリーズナブルになりましたので、再登板です(笑)。
〇『カタラット』2017年 クズマーノ イタリア 白 シチリアD.O.C. 750ml 1110円税込み ヴィノ・ロック
「おっ!クズマーノ!マスキューさん扱いありましたよね?」
家内「はい。通常アイテムは『アンジンベ』ですね。」
「インソリアと何かのブレンドでしたよね?」
家内「インソリア70%とシャルドネ30%ですね。」
「これはカタラット100%?」
私「はい(笑)!左様でございます(笑)!」
「カタラット100%って珍しいですよね。」
家内「そーなんですよね。カタラット独特のくどさが出たり、かといって薄くしても面白くない(笑)。」
私「まっまっ、お試しを(笑)!」
「これ、凄い!特徴的ですね(笑)。」
「色も濃いけど味も濃い(笑)。ヴィンテージは何時ですか?」
私「2017年です。ヴィンテージの割には色が濃いですよね。」
「オレンジっぽい柑橘類がどっさり入ってる(笑)。」
「色同様に中身も濃い(笑)。」
私「柑橘類もオレンジやミカンの少し高いヤツですよね(笑)。」
「イヨカン、ポンカン、不知火なんかかな(笑)?」
「ザボンの皮みたいな苦味もイイね(笑)。」
「レモンのニュアンスもあるけど、それよりもっと熟して甘い柑橘類だよね。」
私「時間が経つとペパーミントみたいなスパイシーさも出てきます。」
「この白ワイン、真夏よりこれから初夏に味わうべきワインだね。」
「真夏には重すぎる(笑)。」
「う~ん。それにしてもコスト・パフォーマンスが高いね(笑)。」
私「ありがとうございます!」
「爽やかさより、強い果実味が特徴だよね。」
家内「品種の特徴がよく出ています(笑)。」
「あれ?このワインはD.O.C.なんですね。
カタラットでD.O.C.あるんだ?」
家内「最近、品種のバラエタル しかも地場品種のバラエタルがイタリアのトレンドのようです(笑)。」
「う~ん。この『カタラット』飲むと解る気がする。」
私「出来映えとコスト・パフォーマンス良く、舵を切ったんでしょうね(笑)。さすがクズマーノ(笑)。」
家内「NHKのテレビで『世界は欲しいもので溢れてる。』という番組があります。好きで欠かさず観てるんですが(笑)。今、歌手のJUJUがイタリアのパスタ食べ歩き。シチリアではたっぷりのオリーブオイルとたっぷりのリコッタチーズをかけたパスタを食べてました。あんなにベビーな味わいにはしっかりした白ワインを合わせるしかない(笑)!まさにこの『カタラット』こそ合わせるべきだと実感しました(笑)。」
「そーですよね(笑)。真夏に日陰で涼をとるようなスタイルではないですよね(笑)。」
「爽快さを求めるスタイルではないよね(笑)。」
「これ、ゼリーにしてデザートにしたら面白そうですよね(笑)。」
家内・私「なるほど!目の付け所が凄い!(笑)。」
「これでフルーツポンチ作ってもイイなぁ(笑)。」
「サングリア作ったら凄く美味しいの出来そう(笑)!」
「もともとが濃いからアレンジしやすいですよね(笑)。」


ここのところマスキューのマイ・ブーム
マルケのサン・ジョヴァンニのワイン。
この白ワイン、ずーっと試飲会に出したかったのですが、品切で断念。ようやく再入荷しました(笑)。万を持しての登場です(笑)。

〇マルタ パッセリーナ 2017年 サン・ジョヴァンニ イタリア マルケ 白   
マルケ I.G.T. 750ml 1712円税込み
「パッセリーナなんて聞いたことない品種ですよ(笑)。」
「おっ!これも凄い(笑)!『カタラット』を上回るパワー(笑)。」
「うんうん。でも『カタラット』とは方向性が違いますよね?」
「鉱物 ミネラル感 とても感じますね。」
「石を砕いたよう(笑)。」
「ワインに切れがあるから、それと同調する(笑)。」
「ワイン自体に強さはあるんだけど、そしてそれが特徴なんだろうけど荒くはないんだよね。ミネラルっぽい広がり、抜けの良さは確かに強いけど、荒くない。」
「草っぽさ 植物のニュアンス強いですよね。それもハーブ。森じゃない。」
「湿った犬は走らない(笑)。」
私「最初の『カタラット』とは思想が違いますよね(笑)。」
「バジルとかオレガノなんかには相性良いなぁ(笑)。
「バジルって繁殖力強いんですよ。種からも育つし。プランターで育てても1家族分なら十分(笑)。たっぷり楽しみますよ(笑)。」
私「新鮮なバジルがあったらジェノベーゼにして、このワイン飲みながら食べたら美味しいでしょうね(笑)。」
家内「このワインは生姜とか茗荷、ネギなんかとも相性が良いですよ(笑)。」
「マスキューさん!鰹にたっぷりの薬味をかけてぽん酢醤油をかける。そしてこのワインをガブガブ飲む!」
私「考えただけで涎出ますね(笑)。レモンと醤油わ半々にしたレモン醤油使えば何にでも合いますよね(笑)。」
「マスキューさん!サン・ジョヴァンニってヴィーガン・ワインの作り手ですよね。」
家内「ワインが自然な感じがして良いと思います(笑)。」
「草っぽいし、やはりヴィーガン(笑)。」
私「そうそう。今日の4番目のワインもヴィーガン・ワインです(笑)。たまたまですが、ヴィーガンの需要はヨーロッパには確実にあるんでしょうね。」
「知り合いの娘がイギリス留学したんですけど、帰国したらヴィーガンになってました(笑)。新興宗教にはまったようなもの。会話が成り立たない(笑)。」
私「Fさんは魚釣りがお好きだから、彼女にしたら悪魔に見えるんじゃないんですか(笑)?」
「完全菜食主義者からしたら天敵ですよ(笑)。」
「緩いヴィーガンもあるんでしょ?」
「ヴェジタリアン。ヴィーガンは馬鹿にしてるかも(笑)。」
私「あいつらヴェジタリアン。ヴィーガンじゃない!って(笑)。」
家内「そうなると信仰に近いですよね。」
私「ほんとの信仰だったら寛容なはずだから、信仰というよりは原理主義的なのかな?」
家内「ビオもその危険孕んでますよね。」
「ビオ・ディナミスト(笑)。」
私「でもあまりに現実的じゃないから、最近はビオロジックの方に振れてますね(笑)。」
「なるほど!でもヴィーガンはやろうとすれば出来るから、広がる余地ありますよね。旧約聖書的だし。」



●『ネロ・ダーヴォラ』2017年 クズマーノ イタリア 赤 シチリアD.O.C. 750ml 1110円税込み ヴィノ・ロック
「パッセリーナ飲んだ後にはイイね(笑)。
しっとり感じる(笑)。」
「これ割りとネロ・ダーヴォラっぽくない
(笑)。通常はもっと濃くて甘くて黒い(笑)。」
私「都会的ですよね(笑)。果実味も明瞭ですしね。」
「南っぽい、タンニンたっぷりスタイルじゃない。でも飲み飽きしないよね。」
「逆に料理に限定されないかな(笑)。」
「これって割りとしっかりしてますよね?」
家内「とても持ちが良いですよ。」
私「はい。昨日より今日飲んだ方が美味しいです。昨日は開けたてでしたから、このワインはあまり売れませんでした(笑)。
今日になって売れだしました(笑)。」
「旨味、酸味、タンニンのバランスが良いよね(笑)。アルコール分は幾つですか?」
私「14%あります(笑)。」
「えっ!そんなにあるんだ!」
私「折り合い良いですよね(笑)。」
私「さてここでついでに問題です(笑)!このネロ・ダーヴォラは1番目に飲んだ『カタラット』とおなじ2017年ですが、『カタラット』はアルコール分は幾つでしょうか(笑)?」
私「あの強い『カタラット』です!(意地悪な誘導)。」
「う~ん。14.5%。」
「じゃあ、15%!」
「思いきって14%(笑)。」
私「正解 『カタラット』は12.5%です。」
家内「品種特性です。熟度が品種によって違います。」
「ワインとしての折り合いのつき方が違うんだよね。」
私「考えてみると不思議でもありますよね(笑)。味も違いますし。赤と白の違い以上に品種の差を感じます。」
「ところで明日、すき焼きするんですけど
。どの赤ワインが良いですか?」
「後半の3本は強いスタイルですから、この赤がイイと思います。ただし、今日開けておくとより楽しめると思います。」
「1日前に開けるんですか?」
私「はい。このワインはまだ少し若いので、開けた翌日にとても美味しくなります。」
家内「今日割下にこのワインをちょっと混ぜて沸騰してアルコール分を飛ばします。そして翌日まで冷蔵庫で寝かして、このワイン飲みながら食べるとグッド(笑)。まず外しません(笑)。」

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