Written on 2022 08 29
マスキュー 試飲会リポート 後半
Aug 29, 2022 by weblogland |同じくモンテチーノ・ロッソの赤
腕を上げた(笑)?
●ロマーニャ・サンジョヴェーゼ・スペリオーレ 2019年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C. 赤 750ml 1697円税込
「ええと『A』の次は『S』ですね(笑)。」
家内「これも前はサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャD.O,C.からロマーニャ・サンジョヴェーゼに変更になりました。」
「白のアルバーナだけがD.O.C.G.なんですね。でも値段は同じ(笑)。」
私「生産者のモンテチーノ・ロッソは良心的です(笑)。値段で無茶しません(笑)。」
「家族経営で何代も続く理由はあるんだよね(笑)。1発狙わない(笑)。」
家内「そうですね(笑)。品質は年々向上してますから立派です。」
「マスキューさん、この『S』以前扱ってましたよね(笑)?」
私「はい。2015年ヴィンテージを扱いました。あの時はワインの濃さが尋常でないくらい濃かった(笑)。」
家内「この2019年のメイクはスタイルが変わりました(笑)。」
私「まっ、まっ、どうぞお試し下さい。」
「うわっ!はっきりしてる。果実味がバーンとしてる(笑)。」
「プラム系、チェリーもある。確かにサンジョヴェーゼ!でもキャンティとは違う(笑)。」
「キャンティってこんなに強くない(笑)。」
「飲んだ感じ、上等のワインだよね(笑)。」
「タンニンは香りと比べると強くない。でも全体は強い(笑)。」
家内「2015年とはスタイルが違いますよね。2015年はタンニンが途方もなく濃くて強かった。果実味のディテイルをマスキングしてました。」
「どう作りを変えたんですか?」
私「発酵期間を倍にして徹底的に抽出したワインをプレスをかけずに仕上げたようです。」
「なるほど!雑味がないのはそのためですね。でも強い(笑)のも発酵期間が伸びたためなんですね。」
私「左様かと。試行錯誤しているような気がします(笑)。今までにないアプローチだと思います。」
「アルコールとのバランスがちょっと気になりますが、ワイン自体まだ向上しそうですね。」
家内「まだちょっとアルコールっぽさがありますが、時間と共に折り合いは良くなるとは思います。」
私「後のボジョレーがとても折り合いが良いので、この点目立ちますね(笑)。」
ボジョレー・ヌーヴォーに囚われてはいけません。美味しいボジョレーこそ愛すべきワインなのです(笑)!
●ボジョレー・ヴィラージュ・ランティエール『レ・ブリュイエール』2019年 ドメーヌ・シャサーニュ フランス ボジョレーA.C. 赤 750ml 1980円税込
「マスキューさん!今年はボジョレー・ヌーヴォーやらないのですか?」
私「そーなんです。元々の価格の上昇に加え航空運賃が2.5倍になるようで、インポーターさんも諦めるところが続出です。
」
「あー、ロシア上空は飛べないんだよね。
かなり遠回りだし、燃料費がとんでもないことになりますね(笑)。」
家内「ちなみにモリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーは5,000円くらいになるそうで、インポーターさんも匙を投げました。」
「ボジョレー・ヌーヴォーの終焉かな。まあ、端目から見ても危うかったよね。ボジョレーの全生産量の半分をヌーヴォーで売ってた時期があったほどだもんね。」
私「これから先を考えると、美味しいボジョレーを探すのが真っ当かと気づきました。マスキューは真っ当なボジョレー再発見をテーマにします(笑)。」
「ボジョレーを見捨てるのは罪だよね。日本も片棒担いだしね(笑)。」
「まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「香りにコクがある。充実してるよね(笑)
。」
私「インクの香りもしますね(笑)。」
家内「スミレの香りなんて言われてますね
(笑)。」
「う~ん。ジャム イチゴジャムの香りがしますな(笑)。昔飲んだボジョレーを思い出しましたよ(笑)。」
「そうそう(笑)。クリュ・ボジョレー制覇
!なんてやってた(笑)。」
「2019年ですかぁ。今飲んでとても美味しい(笑)。渾然一体になっている。ヌーヴォーとはまるっきり違うよね(笑)。」
私「折り合いがベストですよね(笑)。」
「香りはイチゴジャムなんだけど、口の中では梅!」
「昔お袋が庭に干して作った梅干し思い出しましたよ(笑)。日本人には親近感の持てる味わいですね(笑)。」
家内「私もおばあちゃんの作った梅干し思い出しました(笑)。筍の皮に梅肉を挟んでチュウチュウ吸ったのを思い出しました(笑)。」
「ガメイ、確かにガメイ!この香りは忘れない(笑)。」
「今年カベルネ・ソーヴィニヨンを栽培したんですが、情けないくらいの小粒の実がちょっとだけの収穫(笑)。でも食べると凄く味が濃くてびっくり。売ってる葡萄とは違うんだよね。」
家内「一度南フランスの生産者が来日したとき持ってきてくれたグルナッシュを食べさせてもらいましたが、驚くほど小粒でメチャクチャ甘くてびっくりしました(笑)。」
「そうすると我が家のプランター栽培のカベルネは間違ってなかったのかな(ガハハ)。」
私「ワイン作るにはもっと収穫を増やさなきゃ(笑)!」
「へっ、へっ、へっ(笑)。悔しいからスーパーで売ってたマスカット・ベリーAを買ってきてチャレンジしました(ガハハ)。」
私「やったぁ!どうでした?」
「砂糖足して酵母を加えて作ったけど、大して美味しくなかった。残念(笑)!」
私「酵母はイーストですね(笑)!」
「そう(笑)!」
私「イースト菌はサッカロミセスの仲間ですからアルコール発酵もするんですよね
(笑)。知り合いの〇〇〇化工の方はサウジアラビアなどのアルコール禁止国に行くときはイーストが必需品だとか(笑)。ジュースをワインにしたりするらしいですよ(笑)。」
私「さらに納豆も作っちゃうらしい(笑)。」
いつも楽しいお話ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
桝久 試飲会 リポート 前半
Aug 29, 2022 by weblogland |マスキュー大定番の泡 クレマン・ド・ブルゴーニュからスタート!
◎クレマン・ド・ブルゴーニュ ブラン・ドゥ・ブラン ドメーヌ・デュ・ビシュロン フランス ブルゴーニュ マコネ地区 白発泡性 750ml 2536円税込
「あ~、たまらん(笑)。ポカリスエットに匹敵する(笑)。」
「う~ん。確かに(笑)。泡がきめ細かいからポカリスエットとは違うかな(笑)。」
私「そーですよ。ポカリスエットには泡がない(笑)。」
「今度粉末のポカリスエットを炭酸で溶かしてみようかな(笑)。」
暑さゆえいきなり話は脱線(笑)。
「丸っきりのエキストラ・ドライは爽やかで美味しいけれど、濃くのある泡も違った意味で暑さ対策になる(笑)。エネルギー・チャージ出来るもんね(笑)。」
「この泡とても濃い(笑)。なかなかお目にかかれないほどの濃度感。シャンパンでも立派な部類ですよ(笑)。」
「塩味があるから甘さも引き立つ。このバランスは絶妙。しかもシャルドネの味 ブラン・ドゥ・ブラン!」
「クレマンにしては泡がしっかりしてますね(笑)。」
私「翌日になっても泡は死にません(笑)。」
家内「ブルゴーニュ南部マコンのクレマンです。クレッセ村の西側ですから傾斜の畑ですね。」
私「普通はクレマン用の畑がありますが、ドメーヌ・ビシュロンはメインの『マコン・ペロンヌ』同様の作りをしたシャルドネでクレマンを作っているようです。
近所のアンドレ・ボノームのクレマンとはスタイルが違います。」
「へぇー、アンドレ・ボノームもクレマンを作っているのですか?どう違うのですか?」
私「アンドレ・ボノームのクレマンはシャンパンを意識していて、ビシュロンはシンプルにマコンのクレマン(笑)!」
家内「個人的にはビシュロンの方向に賛成です(笑)。」
「この甘味って酸味の甘味を感じますよね。甘みの旨味?あと後味のハニーさが素敵(笑)。」
私「後味の後味に焦がしたような苦味。特徴的ですよね。シャンパンなんかでは焦がしたリンゴなんて言われる香りがブラン・ドゥ・ブランにはありますがちょっと違うかな。」
「心地よい焦げ(笑)。玉ねぎを炒めて飴色になって、それをもう少し 一部がほんのり焦げたような…。甘さを伴う焦げ味(笑)。」
「シンプルに感じるワインなんだけど、単純なものではないですよね。安い泡とは別物(笑)。良くできてる(笑)。」
「暑さしのぎではなく、ビストロで美味しいアラカルト料理を食べながら飲みたいな(笑)。」
私「ごもっともでございます(笑)。」
ザ・イタリアの白ワイン!
〇サーラガト ヴェルメンティーノ 2020年 イタリア サルデーニャ 白 イゾラ・デイ・ヌラーギI.G.P. 750ml 1885円税込
「うん!まさにザ・イタリア!いいね(笑)。土地の味わいだよね。それだけでウキウキ楽しくなる(笑)。これもってピクニックでも行きたい(笑)。」
「ミネラリー、砕石の香り(笑)。あと塩辛さ。ハーブの香り?」
「ガッチリしてファット、濃い。でも爽やかでもある(笑)。初めての経験です(笑)。」
私「日本に輸入されているサルデーニャのヴェルメンティーノはファットで花のようなアロマチックなスタイルのものが多いです。こんな田舎臭いものは初めて飲みました(笑)。好きだなぁ(笑)。」
「マスキューさん、パーラーのヴェルメンティーノ扱ってますよね。あれってファットでフルーティーで濃度感があってとても上等。このワインとはスタイルが全く違いますね。パーラーはレストランで、これはビストロで、かな(笑)。」
家内「抜栓してから徐々にハーブの香りが強くなります。四日目くらいまでハーブの香りは増殖します(笑)。」
「ワイン自体がとてもしっかりしていて堅牢。でも柔らかさもあって飲みやすい。しかも香りはユニーク(笑)。確かに面白いワインですよね(笑)。私大好き(笑)!」
「さて、このワインは何に合わせるかな(笑)?」
「うんうん。それは大きな問題だ(笑)!」
「このワイン、和食にも合わせ易そう。サンマを焼いてたっぷりの大根おろし!」
私「大根おろしはリンゴ酸がたっぷりありますからぴったりですよ(笑)。」
「サバなんかも行けそう。刺身も良さそう
(笑)。」
「イカのフリッター!」
「フリッターだったら特に魚介類ですよね(笑)。」
「ボッタルガ!これでしょう!サルデーニャの特産品。」
私「からすみですね(笑)。日本だとボラの卵巣ですが、ボッタルガはボラだけでなくマグロの卵巣も使うようですよね。」
家内「ボッタルガは熟成したミモレットのような味わいですからワインとは鉄板の相性ですね(笑)。」
私「からすみもカチンカチンに乾燥したものではなく、半生のヤツ美味しいんですよね。」
私「このハーブの香りってローズマリーなんかのニュアンスなんですよね。広がった葉っぱではなく針葉樹の葉っぱのような尖った葉っぱの香りかと。」
「ソーヴィニヨン・ブランなんかのハーブっぽさとは違うよね(笑)。」
「う~ん。乾燥したドライな土地の香りですね。サルデーニャ!」
「サルデーニャと光景が目に浮かぶ(笑)。」
「洗練はされてないけど、とても良い(笑)。」
私「子羊の香草焼き!ローズマリーをたっぷりまぶしたヤツ。」
家内「羊乳のチーズだったら何でもオッケーかな(笑)。」
「マスキューさん!このワイン、ブログの写真だと裏側が写ってましたけど、その意図は?フェイント(笑)?」
私「実はワインの到着が遅れまして(笑)、」
家内「写真を撮るときに、もうすでにラベルを剥がしてしまってました(笑)。ですから間に合わない(笑)。」
「でも可愛いラベルですよね(笑)。」
「お土産物みたい(笑)。」
家内「地元の伝統的な機織り。民族衣装とか。」
「サルデーニャを全面的に押し出してますね(笑)。すべてがサルデーニャ!」
私「このワイン、じつはアプルッツオのネゴシアンのグループが主導して作ったワインなのです。普通ネゴシアンは葡萄やワインを買うだけのワイン商で特に値切ったりするので嫌われてました(笑)。このグループは小規模農家だけと畑の面積で契約し、栽培を指導します。」
家内「葡萄の量が少なくてもちゃんとお金を払いますから農家の経営基盤は安定し、ワイナリーは良い葡萄を安定的に確保出来る。お互いにウィン・ウィンの関係です。しかも『サーラガト』と言うブランドまで作り地元に貢献する姿勢は立派。しかもグループの名前は一切出てきません(笑)。」
「へぇー、俺だったら適当にサボって『スミマセン。これしか出来ませんでした!』って言っちゃいそう(大爆笑)。」
変わらず美味しい!コレもマスキューの大定番!
〇ロマーニャ・アルバーナ・セッコ 2020年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 1697円税込
「マスキューさん!この『A』沢山飲んだ気がします(笑)。昔から扱ってますよね?」
家内「はいマイ・フェイバリット・ワインです(笑)。」
私「今やアルバーナ・ディ・ロマーニャD.O.C.G.のトップ・ランナーです(笑)。前の2019年ヴィンテージはガンベロで最高位のトレ・ヴィキオリを獲得しました。2020年のこのワインは比べるとスケール感が増した感です(笑)。」
家内「今は名称の規定が変わりロマーニャ・アルバーナD,O.C.G.ですね。」
「あー!美味しいや(笑)。」
「前のヴェルメンティーノとは真逆のスタイル(笑)。完成されてるよね。」
「酸はあるけど落ち着いている。大きさもあるし、余韻が長くて美しい(笑)。」
「美食の地エミリア・ロマーニャらしい味わい。野趣溢れるワインじゃないよね(笑)。」
「上品。かといってケチ臭くない(笑)。」
「色にグリーン入っているからまだ若いのだろうけど、すぐ飲んで楽しめる。上手なんだろうなぁ(笑)。」
「マスキューさんのロングセラーなのも頷ける(笑)。これ飲んで文句言う人居ないんじゃない(笑)。上等の美味しさ(笑)。」
「この上に『コドロンキオ』ていうキュヴェがあるけど、あれは凄いよ(笑)。」
「マスキューさん、それあるんですか?」
私「こっそり売っております(笑)。セッコなので辛口なのですが、貴腐ワインが3割
入っています。」
「貴腐ワインが入ってるんですか!」
家内「産地はポー川の影響で秋口に霧が発生します。このため貴腐ワインが出来ます。」
「そー言えば生ハムの熟成に霧が良い影響を与えるなんて書いてあったな(笑)。」
私「このワインも後味にハニーなニュアンスが強いですよね(笑)。基本、収穫は遅いような気がします。」
「あー、『A』も良いけど『コドロンキオ』も飲んでみたくなりましたよ(笑)!」
私「『コドロンキオ』飲みながら高級なモンブランケーキを食べた日には美味しくて卒倒しますよ(笑)。」
「高級なモンブランケーキですね(笑)。」
私「はい!栗はイタリア産です!」
今日は『A』を一生懸命売る予定でしたが、ついつい『コドロンキオ』のセールスもしてしまいました(笑)。
◎クレマン・ド・ブルゴーニュ ブラン・ドゥ・ブラン ドメーヌ・デュ・ビシュロン フランス ブルゴーニュ マコネ地区 白発泡性 750ml 2536円税込
「あ~、たまらん(笑)。ポカリスエットに匹敵する(笑)。」
「う~ん。確かに(笑)。泡がきめ細かいからポカリスエットとは違うかな(笑)。」
私「そーですよ。ポカリスエットには泡がない(笑)。」
「今度粉末のポカリスエットを炭酸で溶かしてみようかな(笑)。」
暑さゆえいきなり話は脱線(笑)。
「丸っきりのエキストラ・ドライは爽やかで美味しいけれど、濃くのある泡も違った意味で暑さ対策になる(笑)。エネルギー・チャージ出来るもんね(笑)。」
「この泡とても濃い(笑)。なかなかお目にかかれないほどの濃度感。シャンパンでも立派な部類ですよ(笑)。」
「塩味があるから甘さも引き立つ。このバランスは絶妙。しかもシャルドネの味 ブラン・ドゥ・ブラン!」
「クレマンにしては泡がしっかりしてますね(笑)。」
私「翌日になっても泡は死にません(笑)。」
家内「ブルゴーニュ南部マコンのクレマンです。クレッセ村の西側ですから傾斜の畑ですね。」
私「普通はクレマン用の畑がありますが、ドメーヌ・ビシュロンはメインの『マコン・ペロンヌ』同様の作りをしたシャルドネでクレマンを作っているようです。
近所のアンドレ・ボノームのクレマンとはスタイルが違います。」
「へぇー、アンドレ・ボノームもクレマンを作っているのですか?どう違うのですか?」
私「アンドレ・ボノームのクレマンはシャンパンを意識していて、ビシュロンはシンプルにマコンのクレマン(笑)!」
家内「個人的にはビシュロンの方向に賛成です(笑)。」
「この甘味って酸味の甘味を感じますよね。甘みの旨味?あと後味のハニーさが素敵(笑)。」
私「後味の後味に焦がしたような苦味。特徴的ですよね。シャンパンなんかでは焦がしたリンゴなんて言われる香りがブラン・ドゥ・ブランにはありますがちょっと違うかな。」
「心地よい焦げ(笑)。玉ねぎを炒めて飴色になって、それをもう少し 一部がほんのり焦げたような…。甘さを伴う焦げ味(笑)。」
「シンプルに感じるワインなんだけど、単純なものではないですよね。安い泡とは別物(笑)。良くできてる(笑)。」
「暑さしのぎではなく、ビストロで美味しいアラカルト料理を食べながら飲みたいな(笑)。」
私「ごもっともでございます(笑)。」
ザ・イタリアの白ワイン!
〇サーラガト ヴェルメンティーノ 2020年 イタリア サルデーニャ 白 イゾラ・デイ・ヌラーギI.G.P. 750ml 1885円税込
「うん!まさにザ・イタリア!いいね(笑)。土地の味わいだよね。それだけでウキウキ楽しくなる(笑)。これもってピクニックでも行きたい(笑)。」
「ミネラリー、砕石の香り(笑)。あと塩辛さ。ハーブの香り?」
「ガッチリしてファット、濃い。でも爽やかでもある(笑)。初めての経験です(笑)。」
私「日本に輸入されているサルデーニャのヴェルメンティーノはファットで花のようなアロマチックなスタイルのものが多いです。こんな田舎臭いものは初めて飲みました(笑)。好きだなぁ(笑)。」
「マスキューさん、パーラーのヴェルメンティーノ扱ってますよね。あれってファットでフルーティーで濃度感があってとても上等。このワインとはスタイルが全く違いますね。パーラーはレストランで、これはビストロで、かな(笑)。」
家内「抜栓してから徐々にハーブの香りが強くなります。四日目くらいまでハーブの香りは増殖します(笑)。」
「ワイン自体がとてもしっかりしていて堅牢。でも柔らかさもあって飲みやすい。しかも香りはユニーク(笑)。確かに面白いワインですよね(笑)。私大好き(笑)!」
「さて、このワインは何に合わせるかな(笑)?」
「うんうん。それは大きな問題だ(笑)!」
「このワイン、和食にも合わせ易そう。サンマを焼いてたっぷりの大根おろし!」
私「大根おろしはリンゴ酸がたっぷりありますからぴったりですよ(笑)。」
「サバなんかも行けそう。刺身も良さそう
(笑)。」
「イカのフリッター!」
「フリッターだったら特に魚介類ですよね(笑)。」
「ボッタルガ!これでしょう!サルデーニャの特産品。」
私「からすみですね(笑)。日本だとボラの卵巣ですが、ボッタルガはボラだけでなくマグロの卵巣も使うようですよね。」
家内「ボッタルガは熟成したミモレットのような味わいですからワインとは鉄板の相性ですね(笑)。」
私「からすみもカチンカチンに乾燥したものではなく、半生のヤツ美味しいんですよね。」
私「このハーブの香りってローズマリーなんかのニュアンスなんですよね。広がった葉っぱではなく針葉樹の葉っぱのような尖った葉っぱの香りかと。」
「ソーヴィニヨン・ブランなんかのハーブっぽさとは違うよね(笑)。」
「う~ん。乾燥したドライな土地の香りですね。サルデーニャ!」
「サルデーニャと光景が目に浮かぶ(笑)。」
「洗練はされてないけど、とても良い(笑)。」
私「子羊の香草焼き!ローズマリーをたっぷりまぶしたヤツ。」
家内「羊乳のチーズだったら何でもオッケーかな(笑)。」
「マスキューさん!このワイン、ブログの写真だと裏側が写ってましたけど、その意図は?フェイント(笑)?」
私「実はワインの到着が遅れまして(笑)、」
家内「写真を撮るときに、もうすでにラベルを剥がしてしまってました(笑)。ですから間に合わない(笑)。」
「でも可愛いラベルですよね(笑)。」
「お土産物みたい(笑)。」
家内「地元の伝統的な機織り。民族衣装とか。」
「サルデーニャを全面的に押し出してますね(笑)。すべてがサルデーニャ!」
私「このワイン、じつはアプルッツオのネゴシアンのグループが主導して作ったワインなのです。普通ネゴシアンは葡萄やワインを買うだけのワイン商で特に値切ったりするので嫌われてました(笑)。このグループは小規模農家だけと畑の面積で契約し、栽培を指導します。」
家内「葡萄の量が少なくてもちゃんとお金を払いますから農家の経営基盤は安定し、ワイナリーは良い葡萄を安定的に確保出来る。お互いにウィン・ウィンの関係です。しかも『サーラガト』と言うブランドまで作り地元に貢献する姿勢は立派。しかもグループの名前は一切出てきません(笑)。」
「へぇー、俺だったら適当にサボって『スミマセン。これしか出来ませんでした!』って言っちゃいそう(大爆笑)。」
変わらず美味しい!コレもマスキューの大定番!
〇ロマーニャ・アルバーナ・セッコ 2020年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 1697円税込
「マスキューさん!この『A』沢山飲んだ気がします(笑)。昔から扱ってますよね?」
家内「はいマイ・フェイバリット・ワインです(笑)。」
私「今やアルバーナ・ディ・ロマーニャD.O.C.G.のトップ・ランナーです(笑)。前の2019年ヴィンテージはガンベロで最高位のトレ・ヴィキオリを獲得しました。2020年のこのワインは比べるとスケール感が増した感です(笑)。」
家内「今は名称の規定が変わりロマーニャ・アルバーナD,O.C.G.ですね。」
「あー!美味しいや(笑)。」
「前のヴェルメンティーノとは真逆のスタイル(笑)。完成されてるよね。」
「酸はあるけど落ち着いている。大きさもあるし、余韻が長くて美しい(笑)。」
「美食の地エミリア・ロマーニャらしい味わい。野趣溢れるワインじゃないよね(笑)。」
「上品。かといってケチ臭くない(笑)。」
「色にグリーン入っているからまだ若いのだろうけど、すぐ飲んで楽しめる。上手なんだろうなぁ(笑)。」
「マスキューさんのロングセラーなのも頷ける(笑)。これ飲んで文句言う人居ないんじゃない(笑)。上等の美味しさ(笑)。」
「この上に『コドロンキオ』ていうキュヴェがあるけど、あれは凄いよ(笑)。」
「マスキューさん、それあるんですか?」
私「こっそり売っております(笑)。セッコなので辛口なのですが、貴腐ワインが3割
入っています。」
「貴腐ワインが入ってるんですか!」
家内「産地はポー川の影響で秋口に霧が発生します。このため貴腐ワインが出来ます。」
「そー言えば生ハムの熟成に霧が良い影響を与えるなんて書いてあったな(笑)。」
私「このワインも後味にハニーなニュアンスが強いですよね(笑)。基本、収穫は遅いような気がします。」
「あー、『A』も良いけど『コドロンキオ』も飲んでみたくなりましたよ(笑)!」
私「『コドロンキオ』飲みながら高級なモンブランケーキを食べた日には美味しくて卒倒しますよ(笑)。」
「高級なモンブランケーキですね(笑)。」
私「はい!栗はイタリア産です!」
今日は『A』を一生懸命売る予定でしたが、ついつい『コドロンキオ』のセールスもしてしまいました(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ