昨日の続き
お客様「蝋留めするとどんな効果があるのですか?」
私「肝心ですよね(笑)。要は空気を遮断する。ということはコルクが駄目になってもワインを急激な酸化から守れます。まあ、コルクの代替え的な役割が期待出来ます。」
お客様「そうすると蝋留めした後セラーに寝かせて置けば安心ですね(笑)。」
私「寝かせない方がよろしいかと。リリースされて20年以上経つとコルクが劣化します。最悪ボトルの中に落下します。それはワインにコルクが溶けることで、コルク自体が細くなりしかも弾力を失った結果、脱落するようです。ですからボトルは立てておき、コルクを乾燥させて口栓内で癒着させることで落下を防ぐ方が現実的です。」
お客様「もうコルクに期待をしない(笑)?」
私「はい。それが私の結論でございます(笑)。ボトルを立てたままコルクが瓶と癒着してしまえばコルクをさらに溶かすことはありませんから、ワインの風味には良いかと。」
お客様「落下した1962年のシャトー・ラツールのコルクは確かに細くなってますね。落ちる前に蝋留めして固めた方が良かったんですね(笑)。」
私「左様かと(笑)。無策でセラーに寝かせて保存した結果でございます(笑)。20年ほど前に飲んだとき、驚くほど若さがあり、ヒュー・ジョンソン曰く『不滅のワイン』を理解出来ました。どこまで生命力があるのか確認出来なかったのが心残りでございます(笑)。」
Written on 2023 04 16
蝋留めするとどんな効果があるのですか?
Apr 16, 2023 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
どうやって蝋を外すのですか
Apr 16, 2023 by weblogland |今日お客様に聞かれました。
お客様「マスキューさん、ブログに書いてあった蝋留めの話面白かったですよ(笑)。ところでどうやって蝋を外すのですか?」
私「はい。その説明してませんでしたね(笑)。え~と。ソムリエナイフの柄の部分でちょっと強く叩きます。その際、空いた手を後ろに添えると砕けた蝋が飛散しないで格好良く見えます(笑)。」※映像はインパクトの瞬間。自撮りですので片手を後ろに添えられません(笑)。
お客様「へぇー、実は私以前に蝋留めした瓶をガリガリ削って蝋を取りました(笑)。」
私「あと、念のためですがいわゆるパラフィン 石油精製の過程で作られた蝋は叩いても割れません。ガリガリするしかありません。コレ私の経験談でございます(笑)。」
お客様「マスキューさん、ブログに書いてあった蝋留めの話面白かったですよ(笑)。ところでどうやって蝋を外すのですか?」
私「はい。その説明してませんでしたね(笑)。え~と。ソムリエナイフの柄の部分でちょっと強く叩きます。その際、空いた手を後ろに添えると砕けた蝋が飛散しないで格好良く見えます(笑)。」※映像はインパクトの瞬間。自撮りですので片手を後ろに添えられません(笑)。
お客様「へぇー、実は私以前に蝋留めした瓶をガリガリ削って蝋を取りました(笑)。」
私「あと、念のためですがいわゆるパラフィン 石油精製の過程で作られた蝋は叩いても割れません。ガリガリするしかありません。コレ私の経験談でございます(笑)。」
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ