Written on 2024 11 25
今月11月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Nov 25, 2024 by weblogland |今回限定品がなんと4アイテムもございます(笑)。ケチでへそ曲がりなマスキューらしいかと(笑)。
最初の白ファモーゾはその良さを伝えることに失敗(笑)。マスキュー通常価格1414円税込み→1080円税込み。お買い得価格でのご提供となります。
そして愛するチリのラ・プラヤのコースタルブレンドの白と赤。去年の2月に山火事に遭い畑が焼出。それ故販売終了につき特別価格でのご提供となります。マスキュー通常価格1697円税込み→1280円税込みとなります。
そして5番目のローヌの『エミリアーヌ』。ドメーヌの廃業につき輸入終了。在庫限りとなります。5月のマスキュー試飲会であっという間に完売した人気アイテム。飲むと幸せになれるワインです(笑)。
4番目のラダチーニのヴィンテージ•メルロは本領発揮の出来栄え
最後のモリエールのモルゴン2019年は同じモリエールのボジョレー•ヌーヴォーの到着を祝いお勉強を兼ねてのお試しです(笑)。共通した意識を発見出来るか?
11月末29日(金)17∼20時、30日(土)11∼20時、いつも通りのスケジュールでお待ち申し上げます!
○❴限定品❵ロゼット ファモーゾ 2022年 テッレ・チェヴィコ イタリア エミーリア・ロマーニャ ルビコーネI.G.T. 白 750ml 1080円税込み
スクリュー•キャップ
巨大協同組合『テッレ•チェヴィコ』(今ではこれもブランドなのですが)のルビコーネI.G.T.に特化したブランド『ロゼット』シリーズのファモーゾ種を使った白ワインです。ちょっとややこしいかな(笑)。
ファモーゾと言えばマスキュー試飲会でお出しした ファモーズ・クリュ・アルティジャナーレ 2019年 サンタ・ルチア を思い出していただけると助かります(笑)。北ローヌのヴィオニエのような芳香性の品種です。ファモーゾを使った渾身のワインとしてご記憶されているかと(笑)。このロゼット ファモーゾはその廉価版(ゴメンナサイ)。
でもですね、基本香りはファモーゾ(笑)。柑橘類にライチや桃、薔薇等の香りがします。とはいえとても控え目で派手ではありません(笑)。ライチのほんのりとした香りにグリーンのニュアンスが品良く溶け込んでいて、ニワトコの香りと言えましょうか。デイリーに食事に合わせる設計のファモーゾでございます(笑)。ワイン自体の旨味の濃度感と香りの折り合いがとてもさりげなく良いのです(笑)。期間限定の特別価格品となります!
以下マスキュー裏試飲会
Kさん「アロマティック。ゲヴュルツトラミネールみたい(笑)。前に飲んだサンタ•ルチアと香りは同じ(笑)。」
私「そ~ですよね(笑)。でもあれは渾身のファモーゾ。あれほど濃くはないですよ(笑)。」
家内「あれは私にとっては派手すぎる(笑)。こっちのほうが可愛くて良い(笑)。」
私「ネクタリン…、メロンっぽさは嗅ぎ取れるレベル。」
家内「青っぽさがメロンと言うよりネギ、生姜…
。そっちの方向かな。」
私「料理研究家のAさんに教えていただいた『
ニワトコ』の香りだぁ(笑)!」
家内「ゲヴュルツトラミネールみたいなトロピカルな印象ではなくて、もっと可憐な…、『ニワトコ』のように可愛い白い花を咲かせている印象だよね(笑)。」
Kさん「すべてが程好いんですよね(笑)。無理がない。ネギの焦げた感じに合いそう。日本人向け(笑)。アルコール分はいかほどですか?」
家内「12%ですね。ちょっと甘く感じますが…
。残糖分は5gくらいかな。」
私「ちゃんとドライの範囲かな?醸造工程で無理をした感じはないですね(笑)。」
Kさん「舌の上を転がるようなフレッシュな旨味•甘みがチャーミング(笑)。」
家内「酸っぱい旨味ですよね(笑)。」
家内「バターを使ったクロワッサンより日本の食パンに合う!」
Kさん「ユーシフル!飲み飽きしない白ワインですよね(笑)。」
○❴限定品❵ラ・プラヤ コースタル ホワイト・ブレンド レゼルバ 2022年
チリ イタタ・ヴァレー 白 750ml 1280円税込み
コルチャガを中心に南北900kmに渡りワイン生産を行うラ・プラヤ。日本だと東京から九州(笑)?ちょっとその規模は日本人には理解できませんね(笑)。主要スタッフはセスナを利用して移動するようです。もちろん滑走路も自前(笑)。
これはラ・プラヤの作る一番南側のD.O.イタタ・ヴァレーのもの。そして自社栽培ではなく、契約栽培農家の葡萄を使って作られたものです。イタタ・ヴァレーは歴史が古く、最初にスペイン人が入植して葡萄を植えた土地。当時は灌漑はありませんでしたから、一番の葡萄栽培適地ということです。何もしないでも葡萄が育つ数少ない産地なのです。ですから遠目に畑を見ると藪(笑)。もっこり盛り上がっているのが葡萄樹(笑)。畑のオーナーである耕作者が藪をめくるように、これがリースリング、これがシャスラ。実際に葡萄が違う(笑)。一株一株違う品種が入り交じった状態で栽培されるいわゆる混植。恐ろしくプリミティブな状態なのです(笑)。冬季と夏前に馬耕することで下草を除きます。そして後は自然に任す(笑)?
畑は斜面の二次堆積土壌で作業効率は悪く、チリによくある大平原のプランテーション的なものの真逆。よくもまあ、こんな畑が残っていたとある意味感激しました(笑)。
これはその畑の白葡萄で作られた白。セパージュはリースリング38%、シャスラ24%、モスカテル22%、セミヨン16%。
収穫は熟練の手作業で注意深く行われるとありますが、実際はワイン醸造に適したかどうか食べながら判断(笑)。ちょっと出来の悪いものは捨てるといった具合で、眉にシワを寄せて糖度計で図るようなものではございません。それゆえ品種毎に収穫ではなく糖分が達した順。混ぜ込ぜの収穫(笑)。当然発酵も混ぜ込ぜ。長年の知恵と経験の熟練技かな(笑)。
品種毎ではなく混ぜ込ぜに収穫された葡萄は夜間にコルチャガのワイナリーに運ばれ、除梗・破砕機にかけず足で破砕。低温で3日間の浸漬して果梗と果皮を分離。この際無理なプレスはしない上澄みだけでアルコール発酵に移ります。発酵はアンフォラとステンレス・タンクで行いそのまま約6ヶ月熟成後ブレンド。その後自然に安定化濾過を経て瓶詰めされます。
味わいは驚くほど複雑でビビット。しかも洗練されています。立体的で絵画的ですね。
トロピカルな果物から洋梨、桃、白い花、黄色の花、セロリやアニスの植物的なニュアンスも加わります。とてもスパイシーでドライな仕上がりは、押し付けがましくないしっかりとした濃度感、とても自然で爽やかな広がりは大きさがあり、長く美しい余韻はエレガント!単調になりがちなチリ・ワインとは思えぬ素晴らしい出来映えでございます(笑)。
果汁の濃度感に訴求力を求める従来のチリ・ワインのスタイルではなく、旨味の酸味の抽出に尽力した伝統的なフランス・スタイルなのです。ブラインドでやったらこれがチリ・ワインとは絶対に当たりませんね(笑)。
●❴限定品❵ラ・プラヤ コースタル レッド・ブレンド レゼルバ 2022年
チリ イタタ・ヴァレー 赤 750ml 1280円税込み
これはパイス50%、サンソー50%のセパージュ。このパイスはチリでもっとも一般的と言われる葡萄。ポートなどでも使われていますから、スペイン人により移植された古い品種のようです。研究ではカリフォルニアのミッションと同一で、スペインやサルデーニャのモニカと同じ品種の可能性があるとか。
このレッド・ブレンドは品種を分けて醸造されます(笑)。特にパイスは全房発酵させます。フランスのフォジェールみたいですね(笑)。
白同様に3日間低温で浸漬した後パイスはそのままアンフォラで60日間のマセラシオン。そしてプレス果汁はほとんど使わず上澄みだけで、さらにアンフォラで熟成します。サンソーはステンレス・タンクで8ヶ月熟成。そして両者をブレンドしてしばらく静置して瓶詰め。
発酵温度を低くして全房でゆっくり醸しますから無理にタンニンを抽出しません。この辺いわゆるチリ・ワインらしくないですね(笑)。ブルゴーニュ的かな。
上質な酸はエレガントでとてもしっかりしたもの。赤い果実のディテールがはっきりしながら複雑。壮麗とは言いませんが(笑)、白同様に立体的で深みがある。もちろんクリーンな旨味があるので、味わいに引き込まれてしまいます(笑)。
果実味はパイス由来のチェリーやストロベリーの香りに、サンソー由来のスモモや小粒のベリーですね。それにスパイシーさや湿った緑のニュアンス。
誰が飲んでもフランス・ワインと思うでしょうね(笑)。
●ヴィンテージ メルロ 2020年 ラダチーニ モルドバ バルル・ルイ・トライアン地区 750ml 1885円税込み
この『ヴィンテージ•メルロ』は『フィオーリ』シリーズのワン•ランク上のブランドです。
モルドバ南西端のバルル・ルイ・トライアン地区のしっかり健全に完熟したメルロを手摘みで収穫した高級品。それ故『フィオーリ』シリーズより葡萄の凝縮感が増し、より複雑な仕上がりとなっております。
除梗•破砕した葡萄を低温浸漬した後醸しに約1ヶ月。そしてミディアムにトーストしたフレンチ•バリック(恐らく古樽)で1年熟成してからアッサンブラージュ静置後に瓶詰めしたもの。
飲んだ第一印象は、上物のメルロ(笑)。
プラム系の香りにトリュフやスパイスが…、とてもメルロらしい様。そして飲むとまず大きさを感じます。とても味のバランスが良い上にしっかりした酸と練れたタンニン、口中での広がり•余韻はかなりのレベル。口に含むと涎がダァーと出ます(笑)。また、時間が経つと舌触りのねっとり感が増します。最初からねっとりのポムロールとはちょっと違いますね。
メルロにありがちな高アルコールな過熟感はなく、あくまでも大人のメルロである点秀でています(笑)。ボルドーではないし、かと言ってニュー・ワールドでもない。
とにかくコスト•パフォーマンスの高さは驚くべきものでございます(笑)。
ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。
歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に設立したアルバストレレ・ワインズ。外資の支援を受け設備やワイン造りの近代化を成しました。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタールもの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の規模が想像出来ますね(笑)。ソ連時代の巨大農場の名残でもありますね。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。
●❴限定品❵グリニャン・レ・ザデマール キュヴェ『エミリアーヌ』2020年 ドメーヌ・サン・リュック 赤
販売価格(税込): 2,168 円
フランス ローヌ グリニャン・レ・ザデマールA.C. 750ml
マスキューの定番のローヌ、ドメーヌ・サン・リュックの最上位銘柄キュヴェ『エミリアーヌ』2018年です。
最上位と言っても通常の『トラディション』のもっとも良いパーセルのみで作ったもの。セパージュも醸造法も『トラディション』とは同じですが、不思議なことにより美味しい(笑)。全体に一回り以上美味しく深くパワフル。タンニンと旨味が高濃度でシンクロしてますから、飲みやすい(笑)。果実味は黒いには黒いけれど明るさがある。ローヌの優良なグルナッシュの雰囲気なのです。葡萄を噛っているような旨さがあるのです(笑)。濃さ故かトリュフや醤油のようなニュアンスに程好いスパイシーさが加わります。ワイン自体が磨かれていて濁りを感じません。上物のローヌ・ヴィラージュでございます(笑)。
作りの過程で、熟成期間が1年ほど長いのが違う点。セメント・タンクで2年間熟成させてから瓶詰めしています。
スタンダードの『トラディション』はこの価格帯では異例のフル・ボディの人気アイテムですから、このキュヴェ『エミリアーヌ』は出色の出来映えと出色のコスト・パフォーマンスとなっております(笑)。
皆さん!
この原産地名グリニャン・レ・ザデマールA.C.ご存知でしたか?
実はもともとコトー・デュ・トリカスタンと呼ばれたA.O.C.です。2008~2009年にかけて近隣の原発で事故があり風評被害を受けました。そのため原産地名を変更いたしました。
日本の福島を思い起こされます。ちょっと悲しくなります。
生産者は風評被害をはねのけるために品質と安全に尽力するしかありません。そしてこのワインにはそれがあります。基本セパージュはシラー60%、グルナッシュ40%の王道のコート・デュ・ローヌなのですが、とても充実した味わい。ワイン濃度由来の甘さは優しく伸びやか、ローヌらしいガリーク由来のハーブやスパイスの香りは食欲を誘います(笑)。グルナッシュ由来のチョコレートの香りは心地よく。シラー由来の赤や黒のベリーの果実味はリッチ。あまり余計なことをしないで作られた自然な折り合いの良い味わい。葡萄もともとの濃さでバランスを取るクラシックなスタイル。木樽は全く使いませんから誤魔化しがないのです。
このドメーヌは設立が古くはありませんが、優良ドメーヌとして常にアペラシオンのトップ生産者として注目され続けています。原発事故がなければ確たる名声を獲得し不動のスター生産者となっていたはずです。ワイナリーが何度も転売されることもなかったと思います。そんな困難な中、高く品質を評価され続ける努力には頭が下がります。
かつてこの地のワインは元詰め品が少なくネゴシアンものが多かったのですが、20年ほど前にこのサン・リュックのワインを飲んだ時の印象を思い出しました(笑)。変わらず美味しいのです(笑)。ワン・ランク上の味わいなのです。
以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)
ドメーヌ・サン・リュックは、ローヌ川の左岸に広がる南ローヌ最北端のAOCグリニャン・レ・ザデマール内のラ・ボーム・ド・トランシ村にあります。ここはグルナッシュが栽培できる北限といわれ、気候的にはよりシラーに向くといわれています。強いミストラル(南仏独特の北風)の影響で雲が少なく、空気が乾燥するため病気のリスクも少なく、自然な葡萄栽培には理想的な環境です。
ドメーヌ・サン・リュックは1977年にコルニヨン家によって創業され最初の葡萄が植えられました。コルニヨン家では後継者がいなかったため2006年にアニスリキュールで有名なペルノ・ディスティラリ家出身のエノロジストであるステファン・エマール氏がワイナリーを取得。しかしステファン氏も2016年、後継者問題でドメーヌの売却を決意。2016年7月よりパスティスで有名なジャノ・ディスティラリ(Janot)を所有するムニエ家のオリヴィエ氏によって引き継がれました。オリヴィエ氏もエノロジストで2016年ヴィンテージまではステファン氏と共に醸造する予定です。
現在はグリニャン・レ・ザデマールに13ha、コート・デュ・ローヌに12haで計25haを所有します。葡萄栽培に農薬は使わず、皮付きの野生酵母にて自然発酵させます。
大きな石が覆う砂質粘土の5.6haの畑。ギヨーで仕立てられた葡萄樹は樹齢約45年で40hl/haの低収穫。収穫後除梗、破砕しセメントタンクで自然発酵させます。発酵温度27~29℃で約15日程度の醸しを行い、セメントタンクで約1年熟成後瓶詰をします。
フルボディで濃厚、驚くほど果実味にあふれていてボリュームあるワインです
●モルゴン グラン・クラ 2019年ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール
販売価格(税込): 4,242 円
フランス ボジョレー 赤 750ml
愛するモリエールのモルゴンが久しぶりに入荷しました(笑)!
圧倒的な甘露な甘さはグラン・クリュのもの!
1本の葡萄樹からハーフボトル1本分ほどの低収量。余分なことをしない自然な農法、もちろん醸造法も然り。全房発酵しプレス果汁はしない古典的なスタイル。SO2の添加も基本しません。健全で凝縮された葡萄のみに可能なこと。とてつもない尽力の果てなのです。
味わいはようやく飲み頃の入口。酵母臭やビオ臭は感じますが、それを吹き飛ばす圧倒的な甘味・旨味と、しなやかで切れ目ないタンニンが織り成す壮麗なもの。チェリー、ベリー系の香りはあくまでもガメイ。しかも圧巻の吹き上がり(笑)。どう見てもグレート・ワインでございます(笑)。
マルセル・ラピエールのような綺麗で透明なスタイルではなく、テロワールのすべてを飲み込んだような野趣溢れる味わいに私はノックアウトでございます(笑)。
2021年ヴィンテージはとんでもない高騰でヌーボーすら輸入されませんでした。もう手の届かないワインになったと諦めておりましたが、今回嬉しい再入荷となりました(笑)。
以下インポーターさん資料より
ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエールは 1987年に設立され、この農園は2002年から正式にオーガニック認定を受けており、2018年にデメテールによるビオディナミ認定を受けました。
1989 年にイザベルが 6 代目のワイン生産者から引き継いだのち、ブルーノが加わりました。1999 年、彼が殺虫剤による深刻な中毒に見舞われてしまったことをきっかけに、ふたりはブドウ樹に合成化学物質を使用するのをやめることを決断しました。
オーガニックへの移行は厳しいことですが、他に選択の余地はありませんでした。ブルーノは自分の方法を再び研究することで、考えが変わったとさえ言っています。
耕作、草刈り、つるはし、ハーブティーでの治療。私たちはブドウの木の必要に応じて耳を傾け、感じ、行動します。生命はブドウ畑でゆっくりと時間をかけて根付いてゆき…ついに私たちと気持ちを寄り添うことができたのです。
あらゆる色の花、芳香のあるハーブがあり、良い香りがし、地面はほぐれて心地よいものになっています。収量はやや少ないが、美しいブドウが実ります。
そしてその時に私たちが愛するワインを造ることができるようになるのです。
畑での手入れはとても大変ですが、そこにより多くの時間を割くのです。
それは私たちの選択したことなのです。
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