昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
まずは今回唯一の白からスタート!
○ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ 2013年 ガリアルディ イタリア マルケ D.O.C.白 750ml 2357円税込
「こんにちは、試飲会誘ってくださったのでお伺いしました(笑)。」←最近マスキューの近所はマンションブームのせいか人口が増えましたので、若いお客様が増えてきました(笑)。
私「いらっしゃいませ(笑)。ワインお好きそうなのでお誘いしました(笑)。お勉強されてるんですか?」
「実は知り合いがソムリエの資格を持っているので私も…(笑)。」
私「有資格者や資格を目指すお客様多いですよ(笑)。ちなみにここにいるKさんもエキスパートです。」
Kさん「私がKです(笑)。私は飲んでるだけですが(笑)。」
私「私にしてもKさんにしても『幾らなら買うか?』と言うだけですから基本簡単です(笑)。ただ実際ティスティング行ってもなかなかそれに当たらないだけですよね(笑)。」
「そんなに当たらないのですか?」
私「100本飲んで1本当たればラッキーかな(笑)。」
Kさん「取り寄せたサンプルにしてもじっくり飲むと当たらない(笑)。マスキューさんの試飲会に出るワインは選考を経てるから外れは無し。好みがあるだけですよ(笑)。」←ナイス•アシスト!
私「見つけたワインには熱量上がってしまうのが私の欠点かな(笑)?まっ、まっ、お試しください(笑)。」
「あっ、あま~い香り。でも飲むとキレキレ(笑)。」
「ミネラリーですよね(笑)。」
私「綿飴みたいなフワッとした甘い香りってヴェルディッキオの特徴です。特に凝縮したヴェルディッキオに出る特徴です。」
家内「隣接する海側の『ヴェルディッキオ•ディカストロ•ディ•イェージ』DOCだとこんな風になりません。」
私「昔流行った魚形のボトルに入った白ワインです(笑)。」
「あれね(笑)。飲みましたよ、あの魚ボトルの白(笑)。味は覚えてないけど(笑)。」
私「アレは綿飴みたいなフワッとした甘さがありません(笑)。」
「うんうん。これはマテリカ?産地が違う?」
家内「マテリカは内陸部の傾斜地。300ヘクタールほどの狭いDOCです。かなりスパルタンで豊かなワインができます。」
「豊かでスパルタンかぁ。言い得てる(笑)。」
「しっかりしてる(笑)。あと広がりがある。さあーっと口中に広がって、香りがずっうーと残る(笑)。」
「このワインは温度が高いほうが良いのかな?」
「部屋で常温でも大丈夫そうだね(笑)。」
「柑橘系の香りがとても爽やか(笑)。柚子みたいな親しみのある爽やかさ(笑)。」
「と言うことは柚子やカボスを使った魚介類の鍋が鉄板(笑)。鍋は陶器か(笑)?」←ナイス親父ギャグ!
「白菜なんかにも相性良さそうですよね(笑)。」
「飲んでいると塩味を感じます…、甘い凝縮した味わいの中に塩味がある。」
家内「塩味の後にナッツの香りがします。いかにも凝縮したヴェルディッキオ。もう少し時間が経つとハニーな香りが出てきます(笑)。基本遅摘みですね。」
「う~ん。かなり複雑ですよね(笑)。単一品種とは思えない!」
「通り一辺倒じゃない(笑)。不思議ですよね(笑)。」
私「マテリカは内陸部で気候の影響を受けやすく、ヴィンテージのバラツキが多いのが難点です。ですから継続して扱うのが難しいです(笑)。」
家内「今回このガリアルディを扱うのは何年ぶり(笑)?」
「産地もワインも気難しい(笑)?」
でもですね(笑)、今回の白ワインのトップセラーとなりました!←白はコレだけだよ!
●シャトー ラルジャンテール 2015年
フランス ボルドー メドックA.C. 赤 750ml
2357円税込
「マスキューさん、ボルドーとは珍しい(笑)。あまりボルドーやりませんよね(笑)。」
「いやいや、古いのだったり、ラランド•ポムロールのビックリさせられるようなヤツはありましたよね(笑)。」
「コレ2015年ですかぁ。いわゆるビック•ヴィンテージかな(笑)?」
私「このシャトー•ラルジャンテール前回のメイクは2016年でした。ですから今回は遡ってリリース(笑)。」
家内「シャトーの判断です(笑)。」
「へぇ~、2015年をちゃんと熟成•保存してるんだぁ。蔵出しのオールド•ヴィンテージって貴重だよね(笑)。」
私「特にボルドーではあまり無いですよね。」
「おっ!良いコルクだぁ。しっかりしてて、しかも綺麗(笑)。」
私「リコルクはしていないようですがコルク、ワインともに良い状態です。液面もほとんど下がっていません。かなり高級なコルクですね(笑)。」
「どれどれ…。あっ!ガッツリしてる(笑)。でも渋い訳ではない!」
「あ~、しっかり熟成してる。ちょっと枯れ葉のニュアンスもあるし(笑)。」
「うんうん。古くなってない(笑)!エレガント!『安めぐみ』っぽくない(大爆笑)。」
私「メドックのメルロっぽくないですよね(笑)。キメ細かくてタイト。カベルネやプチ•ヴェドルの影響もありとてもガッチリしてます。最初は右岸のカスティヨン辺りのワインかと思いました(笑)。」
家内「私はオー•メドックのそれなりのシャトーかと思いました(笑)。」
「前に飲んだ2016年ってとても飲みやすい印象。2015年とは全然違う(笑)。」
「そ~なんですよね。昔飲んでたボルドー!」
「そうそう、ボルドー、ボルドーしてるんだよね(笑)。」
「ボルドーらしい重み。この点メドックらしくない(笑)。」
「やはり10年の歳月が必要なワインなんだな。今飲んでちょうど良い(笑)。」
家内「開けたてより丸1日経った今の方が旨味が増して美味しいですよ(笑)。シャトーの実直さを感じます(笑)。」
「今時10年経って美味しいボルドーってほとんどないよね。ましてやこの価格だしなぁ(笑)。」
「最初にこんなボルドー飲んだらイメージ良いはず(笑)。ビギナーにお勧め(笑)!」
さすが!
マスキューの常連は目が高い!
コレが本日のトップ•セラーでございました。
●モンテプルチアーノ・ダブルッツォ リゼルバ 『ヴィニャ・レ・コステ』 2019年 750ml 3,111 円税込
私「愛するコルナッキアの、最も好きなのがこの『ヴィニャ・レ・コステ』でございます(笑)。誘導する訳では決してございません!」
「うわっ!色濃い。光を通さない(笑)。」
「う~ん。黒紫!ホント2019年ですか?色だけ見ると出来たてみたい(笑)。」
「普通じゃないよね(笑)。」
「店長!コレおかしいくらい濃い(笑)!色だけ見ると若過ぎて渋そうだけど全然渋くない!」
「でも重い(笑)。」
私「葡萄由来のタンニンは下の真ん中をずっしり押すような感じです。まさにコレです(笑)。ですから意地悪ではありません(笑)。樽由来のタンニンは意地悪。舌の両側を刺激する苦いタンニンです。」
「モンテプルチアーノ•ダブルッツォって軟弱なイメージだった(笑)。こんなのあるのですね(笑)。」
「色通りタンニンの分量が半端ない。でも渋くない不思議。身構えて飲んだけどその分拍子抜け(笑)。美味しい(笑)。しかも桁外れ(笑)。」
「凄くタニックなんだけど果実味とのバランスが良いんだよね(笑)。」
「グラスについた色。グラデーションしてる(笑)。こんなことあるんだぁ(笑)。」
「グラスにレッグが出来ない(笑)。凄い粘性。詰まっているんだな(笑)。」
「グラスに残った最後の一滴まで味と香りがある(笑)。」
私「特にこの2019年ヴィンテージは暑すぎて下の黄色ラベルのキュヴェは黒くなってますが、この畑は例外的。黒さの中にモンテプルチアーノらしいストロベリーの果実味がしっかりあります。まだまだ出てませんが(笑)。」
「どのくらい持ちますか?」
私「下のキュヴェでも20年くらい熟成するとコルナッキアは言ってますけど…、あと経験的に…、20年以上は大丈夫かな。」
「超高級なモンテプルチアーノ•ダブルッツォってあるんですよね(笑)。飲んだことないけど(笑)。何万円もするんだよね(笑)。」
私「特にDOCGのモンテプルチアーノ•ダブルッツォ•コリーネ•テラマーネですね(笑)。」
「やたらと長い名前(笑)。」
家内「コルナッキアのテラマーネはやり過ぎ(笑)。途方に暮れるワインです(笑)。」
私「そ~なんです(笑)。私はこの『ヴィニャ・レ・コステ』で十分幸せになれます(笑)。超高級のモンテプルチアーノ•ダブルッツォと遜色ないですよ(笑)。」
Written on 2025 12 01
桝久 試飲会リポート 前半
Dec 01, 2025 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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