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Written on 2025 02 17

桝久 試飲会のラインナップ決まりました!

Feb 17, 2025 by weblogland |
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今月末のマスキュー試飲会は2月21日(金)、22日(土)。2月は日数が少ないですからいつもよりちょっと早いですね(笑)。

まずはリーズナブルな価格のスペインの白と赤からスタート!

○リオハ ベガ ブランコ 2023年 リオハD.O.C. 白 750ml 1178円税込
リオハ•ベガは1882年創業の老舗ワイナリー。D.
O.原産地呼称以前の設立なのでワイナリーの前にリオハを名乗れるとか。リオハ•バハ地区にある由緒正しきワイナリーでございます。

これはワイナリーのエントリークラスの白ワイン。ステンレス•タンクで作ったもの。ヴィウラとヴェルデホをブレンドしたスタイル。詳しい割合は書いておりませんが、6対4ほどでヴィウラが主体となっているようです。
でもですね(笑)、味わいの主体はヴェルデホです(笑)。香りはヴェルデホらしいグレープフルーツなどの柑橘類。とても密度感があり、しっかり作ったヴェルデホを感じるもの。アロマティックではないヴィウラがベースで上手く折り合いをつけています。アルコール分は12%なのですが、それ以上の凝縮感を感じます。リオハ自体基本冷涼な産地ですから、無理にアルコール分を上げないで折り合いがついている点、クラシックなリオハを連想させてくれます。
ちょっと熟成が進むと香りより全体の重さが増し、とても質実な印象になります。本来的な良さがあってのことだと思います(笑)。
プリミティブな良さがある懐かしいスタイルの白でございます(笑)。とてもコスパが良いのも嬉しいことです。

●リオハ ベガ ティント 2023年 リオハD.O.C. 赤 750ml 1178円税込
リオハ•ベガは1882年創業の老舗ワイナリー。D.
O.原産地呼称以前の設立なのでワイナリーの前にリオハを名乗れるとか。リオハ•バハ地区にある由緒正しきワイナリーでございます。

これはワイナリーのエントリークラスのテンプラリーニョ100%のワインです。基本ステンレスタンクのみで作っているようですから、いわゆる早飲みスタイル。現行が2023年で今は2025年2月ですから、早飲みワインなのですが。ありがちなニューワールドっぽい今風でもございません(笑)。
テンプラリーニョらしい果実味は中庸ながらもしっかりした味わい。テンプラリーニョらしいベリーの香りは控え目(笑)。派手ではないが、デイリーに寄り添うワイン。かといって安酒ではない(笑)。かつては良く日本の市場で見かけましたが、昨今あまり見かけなくなったスタイルのワインですね(笑)。
コスパ良し!

◑フィズィ•ミシュカ フリザンテ ヴィンツェレール  ショプロニ ハンガリー ショプロン 発泡性 ロゼ 750ml 1980円税込

ヴィンツェレーヌの核心ケークフランコシュ。美味しい赤ワインの元(笑)。それを使ったフリザンテでございます(笑)。ガス圧は2.5気圧。ステンレスタンクで発酵後約6ヶ月寝かせてからガスを吹き込んだもの。ちゃんとロゼワインと して出来上がってからフリザンテにしています。この点念が入っております。通常は発酵完了後すぐにタンク内2次発酵に移したり、ガス吹き込みをしたりします。
飲んでみるとなんとなく意図が解る(笑)。フレッシュネスだけに特化していないスタイル。完全に発酵した赤ワインの重さ。種の核のような深いフルーティーさを感じます。フレッシュ&ディープとでも言いましょうか(笑)。
こんなスタイルのフリザンテは経験したことがありません。
斬新で面白く、心に届く味わいでございます(笑)。肉料理に合わせるべきロゼ•フリザンテかと(笑)。




インポーターさん資料より

ハンガリーの北西部でオーストリアとの国境にあるショプロンの周辺は、古くからワインの生産がさかんなエリアです。国境に位置するフェルテー湖(オーストリアではノイジードル湖)の周辺に広がり、ワインの産地としてはハンガリー国内でも有数の規模を誇ります。歴史的にも非常に古く、記録によれば、およそ2,000年前にもさかのぼる古代ローマ時代にはすでに葡萄の栽培がさかんに行われていたとされています。古くから生産されている品種としては、黒葡萄のケークフランコシュ(オーストリアではブラウフレンキッシュ)などがあり、このエリアのケークフランコシュの品質は、19世紀ナポレオン戦争時代、ナポレオンの侵略がこのエリアに達した頃、金銭取引の代用として認められていたほど上質なものであったという記録が残さ
れています。 このような歴史に支えられた由緒ある産地で、長く葡萄の栽培に携わってきた3つの家族が協力し、1つのワイナリーを立ち上げました。モルナール家、ピレル家、シャージュディ家が1986年に設立した、ヴィンツェレールです。設立後30年が過ぎた現在でもワイナリーのオーナーはこの3家族が名を連ね、なかでもモルナール家のティボル氏の主導で醸造が行われています。ティボル氏は、醸造学校を卒業した後、オーストリアのミッテルブルゲンラント・ホリチョンにあるアントン・イビィで約4年間、その後、カンプタールのランゲンロイスにあるフレッド・ロイマーで経験を積み、ヴィンツェレールの醸造の要となり手腕をふるっています。 フェルテー湖のある国立公園内に広がる農園の面積は、13.5ha。栽培されている品種
は、白葡萄ではゼニットやツェルト・ヴェルティーニ(グリューナー・フェルトリーナー)、黒葡萄ではツヴァイゲルト、ケークフランコシュなどが中心です。




以下
ケークフランコシュ2020年赤の記載

マスキューの大好物、中欧の赤ワインでございます。

このワインはハンガリー西側オーストリア国境付近の銘醸地ショプロンのもの。

ショプロンと言えばマスキューの定番の白イルシャイ・オリヴェールの産地でもございます。もともとこの黒葡萄ケークフランコシュ(オーストリア名ブランフレンキッシュ)の大ファン(笑)。滑らかなタンニン、溢れんばかりの旨み。基本アロマティックではありませんが、しっとりとした味わいはとても日本人向き。

デイリーな日本の食卓にはぴったりかと(笑)。

キメ細やかでタンニンに収斂性がないので一見ミディアムなのですが、じつにしっかりしている。玄人好みの赤ワインと勝手に思っております(笑)。

これはケークフランコシュを500Lの古樽で2年間熟成したもの。収穫より丸5年たち、今素晴らしい状態。これこそ飲み頃の美味しいクラシックなケークフランコシュでございます。

実際ケークフランコシュを探すと凡庸だったり、マスキューが扱うには高級過ぎたり(笑)、なかなか当たりませんでしたが(笑)。これは当たりでございます(笑)。

○『チェルソ 』2022年 アジェンダ・アグラリア・グエリエリ イタリア マルケ 白 ビアンケッロ・デル・メタウロ・スペリオーレ D.O.C. 750ml 2545円税込
ようやく飲み頃に入ってきました!
前回のメイク2021年より大物ですね(笑)。


ビアンケッロ・デル・メタウロDOCはマルケ州北部、ペーザロ・エ・ウルビーノ県をアドリア海に向かって流れるメタウロ川に沿う丘陵地帯のみに広がる限定されたワイン産地で1969年にDOCとして認可を受けました。2016年現在、栽培面積は244ha、16件のワイナリーしか存在しません。ワインは土着品種のビアンケッロ種を95%以上使うことが義務付けられています。
アジェンダ・アグラリア・グエリエリは5代続く農場。葡萄畑が45ヘクタール、麦畑が120ヘクタール、オリーブ畑を30ヘクタール所有しています。かつてのテヌータですね。
この『チェルソ』はテヌータで最初に葡萄を植えた「チェルソ・グエリエリ」に敬意を込めて名付けられたもの。最も樹齢の高い3ヘクタールの畑を通常より約1ヶ月収穫を遅らせて凝縮した特別なワインです。25%収量が落ちるそうです。この家のビアンケッロ・デル・メタウロ・スペリオーレ D.O.C.の最高級品なのです。
味わいはまず液体の濃さに予感されます(笑)。特に濃い白ワインにたまにみられる動物の汗のような香り(笑)。家内曰く『熊の香り(笑)?』コレだけで途方にくれるほど(笑)。
液体はハニーでとろとろ(笑)。長い余韻に時は止まります(笑)。圧倒的な広がり、龍角散やカリン、レモン等の柑橘類、白や黄色の花、オレンジや杏のような果肉。後味のハニーさには塩を降ったアーモンドの香ばしさ。
その様には心奪われます。
このビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C.は何度か飲みましたが、これほど記憶に残るものは初めてです。やはり尽力したワインこそ人の心を惹き付けますね(笑)。

●バルバレスコ ヴァッレグランデ 2014年 グラッソ・フラテッリ イタリア ピエモンテ 赤 バルバレスコD.O.C.G. 750ml 4242円税込
以前同じ物をマスキュー試飲会でお出ししましたが、ようやくピークに入りました(笑)。ネッビオーロは時間がかかる!

皆さん、もちろんバルバレスコご存知ですよね(笑)。王様バローロの弟分のワインとして私はかつて習いました(笑)。でもですね、最近のバルバレスコは大概が別物(ごめんなさい)。
かつてバローロは20年以上経ってから飲むべきワイン、バルバレスコは10年以上経ってから飲めるものでした。標高の高いバローロほどの大きさシリアスさには及ばないが、グレートな弟分なのでした。クラシックなファンはかつてのガイアの真骨頂バルバレスコを飲み、バローロにひけをとらないバルバレスコの偉大さをご理解いただいているかと(笑)。
今ではバローロは10年くらいで飲むのがやっとのワインばかり。バルバレスコに至っては5年以内で飲みきるべきワインが大半です。まあ、時代の衰勢に合うスタイルが大半。ただ、許せないのは高いこと(笑)。それなりの価格をつけなきゃ(笑)
!ついつい義憤に駆られてしまいます(笑)。ゴメンナサイ。
このバルバレスコは樽熟成期間が5年。最良のネッビオーロが必要とする時間をゆっくりたっぷりかけたクラシックなもの。渾身の尽力を払って作られたものです。まあ、作り手のグラッソ・フラテッリからすれば普通のことなんでしょうけど(笑)。
悲しい話ですが、ちゃんとネッビオーロの香りがするバルバレスコって少ないのが実情ですから、一度はお試しを!
それで『ネッビオーロって美味しいよね。』と普通に語っていただけると私嬉しいのでございます(笑)。でもそれには後数年待ってから飲んだ方が良いかな。




以下インポーターさん資料より。一部岡本補追

グラッソ フラテッリが所有する3つのクリュのひとつ、「ヴァッレグランデ」の畑からのワインです。方言で「太陽の当たる土地」また「広い渓谷」という意味を持っています。グラッソの所有する畑の中でも、その名前が示すとおり一日中日当たりのよい、最も優れた区画です。面積は4.5ha。標高350~370m(バルバレスコにしては高い方)、南南東向き、土壌は石灰岩質です。1970~1974年に植樹しました。29~30度に温度管理しながらステンレスタンクで10~15日間発酵させます。50hLの伝統的な大樽で48ヶ月熟成させます。最後の12ヶ月は30%を225Lと500Lのフレンチバリックの新樽に移して熟成させ、ブレンドします。

ワイン造りは生活そのもの。販売することではなく、葡萄を育て、造ることに楽しみがある。(あと自分が飲むこと)
だからこそ美味しくなるまで熟成させて、最も素晴らしいタイミングでリリースできる。
グラッソ フラテッリは、トレイゾ村で1900年から続く家族経営の個人生産者です。現在は、兄のアルフレード グラッソ(上写真右)と弟のルイジ(上写真左)がワイナリーを引き継ぎ、長期熟成タイプのワインを生産しています。「フラテッリ」には兄弟という意味があり、ワイナリー名は「グラッソ兄弟」という意味です。祖父のヴァレンティーノ、父のエミリオと続いており、現在が3世代目です。

1960年代まで、ワインは自家消費用を除いたほとんどを他の会社や組合にバルクで販売していました。父の時代に設備投資を行い、70年代からは自社での瓶詰をスタートしています。アルフレードとルイジのグラッソ兄弟は70歳くらいで、二人とも醸造学を学んだわけではありませんが、ワイン造りに携わってきた長年の経験から「歩く教科書」と例えられるほど豊富な知識を持っています。私たちが訪問した際には葡萄畑でお話を伺いましたが、話しながらも自然と芽かき(不要な芽を摘み取る作業)を始めてしまうほど。二人ともまさにベテランといった風格です。ピエモンテ州で有機栽培を推奨する取り組みである「グリーン エクスペリエンス」に所属しており、葡萄畑には農薬や除草剤を使用していません。畑仕事だけではなく、醸
造面にもこだわりがあります。例えば、バルバレスコの熟成期間は、法律で最低26カ月間(その内木樽熟成は最低9ヶ月間)と定められていますが、グラッソ フラテッリでは木樽で最低36カ月間熟成させています。手間暇をかけて育てた、太陽の光をいっぱいに浴びて育った葡萄の成分をしっかりと抽出し、木樽で長い間じっくりと熟成させて出来るワインは、美しい色合いで香り高く、長期熟成が可能な素晴らしいものとなります。

ネッビオーロにとって理想的な2つの葡萄畑「ヴァッレグランデ」と「ジャコーサ」
ワイナリーの裏手にはヴァッレグランデの畑が広がり、葡萄が太陽の光を余すことなく浴びている様子が確かめられます。十分な日照量が必要なネッビオーロにとって、この畑は最適な条件を備えています。ヴァッレグランデは、慣習的に「ソリ ヴァルグランデ(太陽の当たる土地、広い渓谷)」というワイン名でリリースしていました。法律が変わり、「ソリ」という言葉を入れることが出来なくなり、2007年VTから「ヴァッレグランデ」という名前に変更しています。ヴァッレグランデに隣接する畑であるジャコーサも日当たりが良く、周囲の畑よりも濃縮度が高く、しっかりとしたタンニンが特徴的なワインが生み出されます。こちらも慣習的に「ブリッコ スペッサ(ブリッコはピエモンテ方言で丘の頂上、スペッサは前のオーナ
ーの名前。直訳すると、丘の頂上のスペッサさんの畑)」の名前でリリースしていましたが、現在は行政上の畑名「ジャコーサ」を用いて「ジャコーサ スペッサ」としてリリースしています。

大樽での長期熟成によって育まれる古典的なスタイル
現在、多くのバルバレスコの生産者が、3年後には飲める甘さのある、タンニンがソフトで色は薄めのモダンなスタイルのワインを生産しています。しかし、グラッソ フラテッリは、出来るだけ長いマセラシオンとポンピングオーバーを行うことで、葡萄の果皮からより多くの成分を抽出し、熟成させてから飲むクラシックスタイルのバルバレスコを生産しています。グラッソ兄弟いわく、15年熟成させることを前提としているそうです。ヴァッレグランデ、ジャコーサの2つの畑の葡萄は、どちらも標高が高く日照量が豊富なため、力強いタンニンが特徴的ですが、長期間の樽熟成によって渋みはやわらぎ、味わいもまろやかになっています。ワインの貯蔵用のセラーは100年前から使用しており、2008年に一部の樽をリニューアルしています
が、2017年までは、100年前に祖父が使っていた55hℓの大樽も一つだけ現役で使用していました。葡萄は100%手摘みで収穫しています。8月頃に不要な葡萄を選んで間引きすることで、残った葡萄が健康に育つようにしています。間引き率は30%~40%と高く、樹に残された葡萄の風味は凝縮し、これが高品質なワイン造りの秘訣となっています。また、梗があると酸が強くなってしまうため、すべて除梗しています。

世界的なワイン品評会で高評価を獲得
グラッソ フラテッリのバルバレスコは、家族と土地の歴史、伝統が積み重なって出来た唯一無二のワインということが出来ますが、決して古い習慣にとらわれているわけではありません。常に品質向上のために、栽培や醸造にこだわり続け、2011年VTからはDIAMコルクを採用するなど、新しい取り組みも行なっています。近年、その姿勢は世界的なワイン雑誌によって取り上げられ、非常に高く評価されています。「ヴァッレグランデ リゼルヴァ(I-833)」の2008年VTは、2015年の「デカンター ワールド ワイン アワード」でゴールドメダル(エントリー数16,000本以上のうち、ゴールドメダルはわずか305本のみ)を獲得。「ジャコーサ スペッサ リゼルヴァ(品番:I-834)」の2011年VTは2017年の同コンテストでプラチナメダル(エントリー数17,200本以
上のうち、プラチナメダルは175本のみ)を獲得しました。そのほか、「インターナショナルワインセラー」、「ルカ マローニ ベストワイン年鑑」や「イ ヴィーニ ディ ヴェロネッリ」などのワインガイドに掲載されています。

え~と、以上5本!
何故いつも通り6本ではないのか?
こんなこともございます。決して手を抜いた訳ではございません(笑)!

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