前月   November 2013   翌月
Mo.Tu.We.Th.Fr.Sa.Su.
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 

Menu:

More info:

リンク:

ワインの桝久商店
関内のバー[タウザー]
横浜のバー時代屋
FULホスティング サービス
ホームページ制作

:
:



Written on 2013 11 09

甲州に頼り過ぎるのは危険?

Nov 09, 2013 by weblogland |
今朝の朝刊に載ってました。

『甲州』が欧州系の品種ではあるがに中国系の葡萄の影響を受けているのがDNA鑑定で確認されたとのこと。
ヨーロッパ系品種(ヴィニフェラ)の原産地は黒海沿岸の地カフカス辺り。今から1万年以上前に遡ると言われています。ちょうど氷河期が緩む頃。それがワインの原料として西に広がり、ヨーロッパのドイツまでたどり着き確個とした現代の品種リースリングなどになるまで少なくとも約2000年かかっています。
東のシルクロードでは命にかかわる水分供給源として食用葡萄となった訳です。同じ欧州系と言ってもシルクロードの水分供給源としての葡萄は異常に大きい!一房が馬の顔ほどでかい(笑)。皮も厚く保水力が強いのです。砂漠の厳しい環境に合うよう交配品種改良されたのは自然なこと。それがシルクロードの果ての果て、日本にたどり着くのが確認された資料からは奈良時代。
そして、長い空白を経てワイン用葡萄として日本で注目されてからまだ数十年。

うーん。

甲州もリースリングも同じ欧州系品種かもしれませんが、リースリングは誕生まで少なくとも2000年の時間を要した品種改良の末に生まれました。甲州もワイン用品種として確立するまでに2000年かかる?

そう思うと絶望的になりますね。シルクロードで育まれた、恐らく一万年にもなる可能性のある癖を駆逐改良するにはクローン技術か成分調整するのが現実的です。ただ、最新のテクノロジーで美味しい甲州ワインが出来たとしても、それが市場にすんなり受け入れられるか疑問があります。
なぜなら、それが自然なワインではないからです。

甲州に頼り過ぎるのは危険な気がします。

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

Aさん「一本のワインを何日もかけて飲むんですね?」

Nov 09, 2013 by weblogland |
今日、常連のAさんがお見えになりました。

Aさん「マスキューさん、ブログ見ましたけど、一本のワインを何日もかけて飲むんですね?」
私「読まれました?お恥ずかしい(笑)。そーなんです。そうしないとそのワインの本当の姿が解りません。」
Aさん「でも、試飲会なんか行って選んだワインなんでしょ?」
私「もちろん、そうです。でも1本丸々時間をかけて飲まないことには、確信が持てないんです(笑)。もう、習性に近い(笑)。」
Aさん「その結果が店に並ぶ訳ですね(笑)。でも、1本丸々飲んでから決めるんじゃ大変ですよね。」
私「確かに非効率(笑)。我が家では常に飲みかけのワインが2~3本ある状態です(笑)。今日取り寄せたサンプルのワインが8本ありますから、これだけでも一週間くらいかかります。苦じゃありませんが(笑)。」
Aさん「そういうサンプルって貰えるんですか(笑)?」
私「ただで貰うと断り難くなりますんで、ちゃんとお金払いますよ(笑)。」
Aさん「ダメな時はなんて言うんですか(笑)?」
私「インポーターさんは自社製品を愛してますから、さすがに『ダメなワイン』とは言えません。」
Aさん「じゃあ、なんて言うんですか?(執拗に食い下がるAさん)」
私「企業秘密なんですが(笑)、マスキューには高級過ぎるとか、同じようなワインを売っているとか…(笑)。」
Aさん「高級過ぎるって高過ぎるってことですか(笑)?」
私「私の口からは言えません(笑)。」

鋭い指摘でした(笑)。

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ