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Written on 2016 08 01

桝久 試飲会リポート 前半 21607

Aug 01, 2016 by weblogland |
昨日はお暑い中ご来店誠にありがとうございました。
まずは本日大ブレークしたガロフォリノ泡からスタートです(笑)!
○ガロフォリ ブリュット スプマンテ イタリア マルケ 発泡性 白 750ml 1697円税込み
私「お暑い中ありがとうございます
。まずはこれで渇きを癒してください(笑)。」
家内「グビグビいっちゃってください(笑)。」
「う~ん。たまらん!こんな日は冷えた泡に限る(笑)!」
「生き返りますなぁ(笑)。」
「爽やかだけど、スッゴクしっかりしてる。」
私「特に白桃の支配的な香りが特徴的です。」
「でも、このワインは甘く感じないですよね。スプマンテと言うとベタッと甘さが口に残ったりするけどそれがない。」
私「ブリュット表示ですから1L中9グラムくらいは入っていてもよいのですが、7グラムくらいにしか感じません。休み明けにインポーターさんに聞いてみます。」
「マスキューさんはブログで美少女なんて言ってたけど(笑)、これは天使に近い(笑)。」
「あっ!そう言えば 天使の何とか言うスプマンテあったな。あの甘いヤツ(大爆笑)」
「口の中な流し込むと泡立ちとともに白桃の香りが一気に広がり、そのまま消えていくような感じ。液体が胃の中まで落ちないで消えていく。
天使降臨かな(笑)?」
「泡立ちがしっかりしてますけど、
瓶内2次発酵ですか?」
家内「タンク内で2次発酵させるシャルマ方式です。逆に重い熟成感を出さずにクリアな果実味を出すにはシャルマ方式のほうが適しているんでしょうね。」
「何でもかんでもシャンパンじゃなきゃダメな訳じゃないよね。ケース・バイ・ケースだね(笑)。」
「この泡エレガントでスッゴク飲みやすいですけど、割りと強いですよね?」
私「アルコール分は12%と南の産地のものとしては収まりがよいです。無理にアルコール分を上げないように収穫のタイミングをキッチリ管理しています。このため過熟していませんからヴェルディッキオによく表出するトロピカルなパイナップルやマンゴー等の黄色い果実のニュアンスが出ないような設計で造られているかと。」
「マスキューさんが言うところの『神』技ですね(笑)。」
家内「すくなくとも斬新ですね(笑)。」
「店長!これって緩くないですよね
。酸がある。泡も凄くしっかりしてるし。イノヴェーションしてるんですね。」
私「白桃のニュアンスもシロップ漬けの白桃ではなく、完熟した白桃を噛ったような感じですよね(笑)。」
「これって清涼感があるからこのままで楽しめますけど、食事にも合わせやすそうですよね?」
家内「クリーム系との相性は良いですよね。場合によっては最初から最後までこれ1本で通せるかも知れませんね(笑)。」
「じつは、マスキューさんがブログで相性が良いと言っていた、ハーゲンダッツの期間限定の白桃アイスを買ってきましたよ(笑)。仰るように昇天するかな(笑)?」
まさかまさかの展開に(笑)!
「う~ん!旨い‼昇天しますなぁ(笑)。」強者ワイン・ラヴァーの出現でした(笑)!ありがとうございました!
季節柄か大人気となり、なんと完売しちゃいました。もちろん休み明けに速攻発注しますから、ご安心ください。

そしてサンジョヴェーゼの本場トスカーナを挟んで、北のエミリオ・ロマーニャと南のマルケのサンジョヴェーゼ比べとなります。
●サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ リゼルヴァ 2013年 グリフォン イタリア エミリオ・ロマーニャ 赤 D.O.C. 750ml 1157円税込み
「あっ、これイイですね(笑)。重くなくて薄くもなくて飲みやすい(笑)」
「ベリーの果実味が綺麗!あと、とても複雑。でも安い(笑)。」
「これ冷やしてもイイかも(笑)?」
家内「ちょっと冷やして冷製パスタなんかに合わせたいですよね。トマトなんか使えば完璧(笑)。」
「腐葉土やスパイスなんかのニュアンスもあるし、熟成した感じもある
。必要な要素が全てある。大物じゃないけど毎日飲みたくなるよね。」
「これって重宝だよね。とりあえずあると助かるようなワインだね(笑)」
「うんうん。可もなく不可もなくじゃなくて、良だよね(笑)。デイリーなんだろうけど、中々見つからないレベルのデイリーですよ(笑)。」
「サクラ・ワイン・アワードでダブル・金賞受賞ですか?」
家内「女性ソムリエなどのプロの女性が沢山集まって投票して決める日本の賞のようです。」
私「ダブル金賞の意味は解りませんが、とにかくダブルに良いようです(笑)」
「単純にスパゲッティー・ミート・ソース食べながら飲みたい(笑)!」
「マスキュさんはこの手のワインを見つけるの上手いですよね(笑)。」
「キャンティーみたいな酸っぱさもあるし、スミレの香りもするよね。メロンっぽさもある。トスカーナに近いかな。いかにもサンジョヴェーゼだよね。」
「ちゃんと熟成しているから、イタリアらしいスローな良さがあるよね。よくこの価格帯で見つけたよね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。」

さて、南のサンジョヴェーゼはいかに?
●サンジョヴェーゼ 2014年 ヴォルピ イタリア マルケ 赤 I.G.T. 750ml 1250円税込み スクリュー・キャップ
「あっ!これ力がある!でも力づくじゃない(笑)。」
「みっちり?ねっとり感があるよね(笑)。」
「まだ、あまり香りが出てないのかな?」
「ベリー系というよりプラムのニュアンスが強いかな」
私「はい。このワインは2014年ヴィンテージなのでまだ出来上がったばかりの感じです。まだガスっぽさがありますよね。炭酸ガスを充満させたタンクで発酵、熟成したようです。」
「マスキューさん、それって何故ですか?」
私「はい。炭酸ガスの抗酸化作用を利用することでSO 2 の使用量を減らすことができます。ですから、SO 2 等を極力使いたくないビオ系の生産者はよくやる技術です。」
家内「このワインは有機農法とビオ・ロジックの両方で認証を取っています。」
「へえー、ビオなんですか?ビオ臭しませんよね(笑)。」
私「この点、技実力が高いです。ただ無理に飲みやすくはしていませんから、まだ香りがさほど出ていません。」
「我々消費者は美味しいか美味しくないか、飲みやすいか飲みやすくないか、だけで選び勝ち。ワインの元々の善し悪しを判断の基準に出来ればそれに越したことないんだけど、それはそれで難しい(笑)。そこがマスキューさんの仕事かな(笑)?」
私「おっしゃる通り。ありがとうございます(笑)。では蛇足ですが(笑)、最初のエミリア・ロマーニャのものはアルコール分が13%あります。このマルケのサンジョヴェーゼはアルコール分が12.5%となっています。」
「マスキューさん。普通は暖かいマルケの方がアルコール分は高いですよね?」
私「はい。ただ2014年のマルケは糖度が上がらなかったようです。ヴィンテージがあまりよろしくない。それを感じさせないこのワインの生産者はやはり技実力が高い。と思います。」
家内「このワインは夏を上手く越して秋以降に調子が出てくるはずです。」
「そうすると秋以降に飲むとベリー系の果実味が強くなるんですか?」
私「解りません(笑)。経験的にはマルケでサンジョヴェーゼを造るとプラム系の果実味が支配的になるように思います。でも、断言は出来ません(笑)。ポテンシャルの高さは感じますが。」
私「昨日の晩ごはん何を食べたか思い出せないくらいですから、先のことは解らないです(笑)。正直なところ。」

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