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Written on 2017 12

あと一日ガンバ!

Dec 30, 2017 by weblogland |
今日は12月29日。明日30日でマスキューの今年の営業は終わり。ちょっと疲れたなぁ(笑)。
ひと昔前は一日から三十一日まで休まず働いていたんですが(笑)、今じゃとんでもない(笑)。このくらいで精一杯(笑)。
ところでお正月は何飲もうかな(笑)?
まずは泡。シャンパンの1本も飲まなきゃ(笑)。それから、白は何かな?やはり『ミナイア』は飲みましょう!
あと赤ですね(笑)。何がイイかな?ヘビーなヤツはモリエールの『モルゴン』、
あと思いきってパラディーノのバローロ飲んじゃおうかな(笑)?年に一度のことだから神様もお許しくださるはず!
そして飲み疲れを癒すためにラダチーニの赤は必須アイテム(笑)。
何飲むか考えていたら元気が出ました(笑)。あと一日ガンバ!

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心に残るワイン 2017年

Dec 28, 2017 by weblogland |
今年の心に残るワイン!
毎年恒例のマスキュー総括です(笑)。今、ブログを見ながら再検討(笑)。一応試飲会で飲んだ中から選びましょう(笑)。

まずは泡。
シャンパンはやはり
ミッシェル・チュルジー ブリュット ブラン・ドゥ・ブラン グラン・クリュ レゼルヴ・セレクション
シャンパン/シャンパーニュ
フランス 白 発泡性 シャンパーニュ R.M. 750ml 4628円税込
圧倒的でしたね。美味しかった。スポット入荷でしたからあっという間に完売。また入らないかな(笑)?
あとチリのヴェルディビエソのエキストラ・ブリュットとブラン・ドゥ・ブラン
味わいはシャンパンの域、あとは泡立ちだけかな(笑)?

そして大日本ロゼ・ワイン普及協会の理事長として
『マルセラン』ロゼ 2016年 ドメーヌ・デュ・タリケ フランス ガスコーニュ ロゼ コート・ド・ガスコーニュI.G.P. 750ml 1572円税別
ひたすら美しい!
あとロ・ゼルボーネのキアレットは違う方向ですが、この二つは双璧ですね。

さて大豊作の白(笑)。これは選ぶの難しい(笑)。
まずは完売してしまった今や幻の
〇ミュスカデ モニエール―サン・フィラクル  B&D マルタン 2010年 フランス ロワール 白 ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌA.C. 750ml 2160円税込み
〇ブルゴーニュ アリゴテ ドメーヌ・バシュレ 2010年 フランス ブルゴーニュ アリゴテA.C. 750ml 2083円税込み
この二本は高貴品種ではありませんが、素晴らしかった!グラン・クリュ飲むより幸せになれた方は幸せ者(笑)。
あとこれも心に残りました。
〇コート・デュ・ジュラ シャルドネ 2014年 クールベ フランス 白 ジュラA.C. 750ml 2970円税込み
ジュラの白って癖がありますが、好きなんですよね(笑)。シャルドネって羨ましい葡萄品種だと実感。
あと、イタリア ヴェネトのモンテ・デル・フラ。すべてにバランスの良い味わい。もちろん看板のクストーザは完成したスタイル。
それと止めの白は
〇『ミナイア』2015年 ニコラ・ベルガリオ イタリア ピエモンテ 白 ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィD.O.C.G. 750ml 3700円税込み
ガヴィなんて考えない方がイイ(笑)。言葉を失いましたね。

赤はピノ・ノワールだと
ニュイ・サン・ジョルジュ 1er クリュ『クロ・デ・ラ・プレット』2005年 ドメーヌ・ド・ラ・プレット フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 7,066円税込み
圧巻のクラシック・スタイル。でももう2005年は終わり。残念!(圧巻じゃありませんがカミュのシャルム・シャンベルタン2008年は一応入れない訳にはいけない)
そうそうあとフランス ロワールのジャン・フランソワ・メリオーのワイン。ガメイ、ピノ・ノワール、マルベック、カベルネ・フランどれをとっても素晴らしい渾身の出来映え。しかも品種に合った造り方。凄いドメーヌでした。
モルゴン 2013年 ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール フランス 赤 ボジョレー モルゴンA.C. 750ml 3480円税込み
これも言葉を失う出来映えでしたね。ブルゴーニュのピノ・ノワールのグラン・クリュと何処に差があるの?
あと今年はネッビオーロを何本かお出ししましたね。
ヴァルテリーナ・スペリオーレ『サッセーラ』リゼルヴァ 2005年 バルジェラ
イタリア ロンバルディア 赤 ヴァルテリーナ・スペリオーレD.O.C.G. 750ml 4628円税込み
ゲンメ 2009年 ロヴェロッティ
イタリア 赤 ピエモンテD.O.C.G. 750ml 5800円税込み
バローロ、バルバレスコにこだわる必要無いのでは(笑)?
それと、ケチなマスキューでは驚きのコスト・パフォーマンスの
カブレンガ 2013年 アンツィヴィーノ イタリア ピエモンテ 赤 V.D.T. 750ml 2314円税込み
最安値でもっともネッビオーロの味がしました!この驚きはバローロをぶっ飛ばす(笑)?
さらにケチなマスキューらしく
ヴィラ・ヤンボル カベルネ・ソーヴィニヨン 2015年 ブルガリア 赤 トラキア ヤンボル 750ml 1018円税込
や12月の試飲会で好評いただいたモルドバのラダチーニは外せないかな(笑)?
ワインの世界の動きを感じました。これから先が楽しみです。


皆さんはいかがでしたか?
さて、来年はどんなニュー・スターが現れるか?ワイン妄想族として、良い時代に生まれたと実感しておりまする(笑)。
良い年であらんことを!

※今ブログを書きながら、お借りしたCDを聞いています。デンマークのドリーマーズ・サーカスというバンド。リリックでスピード感があり、ノリノリになってしまいます(笑)。アヴァンギャルドではありませんが、聞いたことある古さと新しさを感じます。音楽の世界もワインの世界も同じかも(笑)?ちょっと風穴を開けるために尽力、努力するのかな?

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肉食べると力を発揮-コッリ・ピアチェンティーニ ボナルダ

Dec 27, 2017 by weblogland |
マスキューのカウンターは今これが並んでいます(笑)。もちろん試飲出来ます!

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コッリ・ピアチェンティーニ ボナルダ 2015年 カステル・デル・ドゥーカ イタリア 赤 エミリア・ロマーニヤD.O.C. 750ml 1157円税込み

このワイン、あまり香りは立ちませんが、牛肉食べると力を発揮します(笑)。プルーンっぽさもありますから、プルーンを使ったケーキにも合いそう(笑)。

とにかくタンニンが豊富。でもすぐ飲むと無愛想(笑)。カルビ焼きながら飲むとワインがニコニコ(笑)。

う~ん。

解りやすいワインもイイけど飽きる。このワイン飽きのこない良さがあります。何となくリピートしてしまうワインなのです(笑)。

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ドンナルーチェ2016年のテイスティング記録

Dec 27, 2017 by weblogland |
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ドンナルーチェ 2016年 ポッジョ・レ・ヴォルピ イタリア 白 ラッツィオ I.G.T.750ml  2,592 円税込

ドンナルーチェ2016年が入荷しました!
アルコール分はいつも通り13%。
でもですね、瓶とラベル・デザインは変わりました。さらにゴージャスになっています(笑)。さて、ロングランティスティングの始まり始まり~(笑)!

12月22日、今日はマスキューの試飲会初日。
ドンナルーチェマニアのMさんが一番手のご来店、ひとしきりワインをティスティングしたあと、ドンナルーチェ2016年のお味見始まり始まり(笑)!
Mさん「今年のボトル立派!1リットルくら入っていそう(笑)。」
私「おっ、飲みやすい。グイグイいける(笑)!スパルタンさがまだ出てないかな。くどくもないなぁ。」
家内「ヨーグルトっぽい。ホェーを使った料理にはピッタリ(笑)。」
Mさん「まだまだ時間がかかるんでしょうね(笑)。でもクリーミーで飲みやすい。開けてすぐでもいけちゃいますね(笑)。」
私「ピールのニュアンスが心地良い(笑)。
樽のニュアンスは開けたては相変わらず強いけど嫌みに感じません。グラタン食べたくなっちゃいました(笑)。」
家内「毎年毎年きっちり13%のアルコール分で仕上げるのは感心するよね(笑)。開けたては、まだマルヴァジアっぽさはあまり感じないかな。」

12月24日(2日目)
力強さに植物っぽさがあり、いつもとちょっと違うかな(笑)?隠れてるポテンシャルは凄いのはたしか(笑)。ラベルに描かれた女性はまるでアメリカン・コミック(笑)?2015年のカメオっぽいのとどっちがイイかな(笑)?

12月25日(3日目)
落ち着きは出てきました。でも中身のスパルタンさを感じますね(笑)。乳酸がヨーグルトっぽくもあり、麹っぽくもあり、面白い。これが消えてから本領発揮かな(笑)?

12月27日(5日目)
バランスがさらに良くなってきました(笑)。求心力を感じます。でも香りはまだかな?マルヴァジアのライチっぽさが出始めたかな。2015年より出方がスロー。

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マスキューの今年の営業は12月30日まで!

Dec 26, 2017 by weblogland |
マスキューの今年の営業は12月30日まで!
大晦日休むなんて初めてです(笑)。
おそらくマスキューほぼ100年の歴史の中でも初めてですね。私はマスキュー専業になって30年ちょっと。仕事を始めた当初のことを思い出すと、大晦日に休むなんて考えられませんでした。それ以前の子供時代は何時も暮れは大晦日までお手伝いが当たり前。猫の手でも借りたい
状態でした。今は昔の話ですね(笑)。

今年はカレンダー上31日が日曜日ということもあり、自然にカミングアウトできましたが(笑)、家内とは『もう、31日にやる必要ないね。』なんてここ数年言い続けてました。あと今年は恒例の総持寺さんのお手伝いも無く、決断(笑)!
やっすむぞ~!
良い時代に生まれたのかな(笑)? 

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桝久 試飲会リポート 後半 201712

Dec 25, 2017 by weblogland |
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カスティーリョ・デ・エンビー 2012年ボデガス・イグナシオ・マリン スペイン 赤 D.O. カリニェ 750ml 1100円税込み
「マスキューさん、クリアンサにしてはお安いですよね(笑)。」
「クリアンサって何ですか?」
家内「熟成期間の規定です。きたる熟成が6ヶ月以上、そしてその後の熟成期間が18ヶ月以上。総計2年以上の熟成が義務づけられています。」
「最低二年ですか。長いですよね。」
「フランスで二年熟成したワインだとかなり高級ですよね。」
私「1級のグラン・ヴァンでも今や二年以下なんてことがあります。どことは言えませんが(笑)。まあ、あとスペインワインは長い熟成期間を要するのがクラシックな有り方です。」
家内「このワインはそれでも比較的モダンなスタイルスーツストアです。」
「おっ!濃いなぁ。プラムの爆弾だぁ(笑)!」
「赤い果実味が圧倒的(笑)。かなりフレッシュだよね。」
「肉付きが良くてケチ臭くない(笑)。広がりが圧倒的だね(笑)。」
「二年熟成してもこんなに力とフレッシュ感があるんだ!鮮烈(笑)!」
「木樽のニュアンスが邪魔してない。全体のバランスが良いね。」
「うんうん。飲みやすいってことだな(笑)。」
「マスキューさん、これってセパージュは何ですか?」
私「ガルナッチャ(グルナッシュ)50%、テンプラリーニョ50%です。」
「テンプラリーニョっぽくないですよね(笑)?」
私「はい!仰る通り!このプラムっぽさはガルナッチャですよね。なんのためテンプラリーニョ入れたか解らないですよね(笑)。」
家内「このD.O.カリニェは葡萄品種カリニャンを意味します。カリニャンがもともとは有名でした。ただ最近はグルナッシュの結果が良く、グルナッシュを全面にプッシュしているようです(笑)。」
私「特に生産者のイグナシオ・マリンはグルナッシュに力を入れているようです。」
「マスキューさん。ちょっと前にイグナシオ・マリンのワイン売ってましたよね?たしか限定商品ですぐに無くなっちゃいましたっけ?あれもコスト・パフォーマンス良かったでしたよね(笑)。」
「イグナシオ・マリンはかなりの大手でして、買う相手を選ばない(笑)。この地域に特化している点賢いんですが(笑)。あと、SO2の添加量も少なく技術的にはトップ・ランナーです。」
家内「今風の果実味重視の造りですが、ちゃんと時間をかけるべきところには時間をかけています。」
「最近の安いスペインワインってみんな同じような味なんだよね(笑)。ひたすらフレッシュ&フルーティー。飽きるんだよね(笑)。」
私「このワインはどちらかと言うと若い方が好まれます。次のグラン・リゼルバと好みが別れるところです。」

ロッカ・イ・モラ グラン・レゼルヴァ 2010年 セラーズ・ウニオ スペイン カタルーニャ 赤 タラゴナD.O. 750ml  1,480円税込み
「おっ、金網にくるまれてるし!ラベルは黒地に金字 いかにも高級(笑)。」
「金網にくるむのはリオハだけじゃないんですね(笑)?」
私「はい。そのようです(笑)。」
「リオハの専売特許じゃないんだ。」
「お~!味も高級(笑)。」
「これプレゼントされたらもらった方は、高級ワインをもらった気になるぞぉ(笑)。」
「味高級だよね(笑)。」
「マスキューさん、これってセパージュは何ですか?」
私「テンプラリーニョ100%です。とてもらしい味わいかと。熟成感があって美しいかと(笑)。」
「リオハのテンプラリーニョって少し醤油っぽさがあるけど、これはそれがない。
透明感があるよね。見事に熟成してる。」
私「さすが!スペインワインをかなり飲まれてるだけありますね(笑)。」
「このワイン、余韻が素晴らしいですよね
(笑)!美しい!」
「一つ前に飲んだクリアンサはプラムの香り。これはベリー…。品種の差?」
私「左様でございます(笑)。造り方ではなく、完全に品種の差です。ワインって面白いですよね(笑)。」
「マスキューさん、一つ前のクリアンサが2年熟成で、このグラン・リゼルバは何年熟成ですか?」
家内「6年です。ただし木樽は二年。あとはステンレス・タンクと瓶内熟成です。
案配が絶妙ですね(笑)。」
「僕はグラン・リゼルバって木樽だけで行うって思ってました。そうじゃないんだ。」
私「生産者によって違うようです。造り手は自分の造ったワインを知り抜いているんですね(笑)。」
「マスキューさん、瓶内熟成って何故必要何ですか?」
私「熟成のスピードが早くなります。タンクだけだともっと遅いかと。リリースしたときに最高の状態を目指しているようです。」
「ということはこのワインはすぐに飲んだ方が良い?」
私「左様かと(笑)。」
家内「まあ、ピークの状態はわりと長そうですけど。」
「古酒好きだから何本かセラーに置いて更に熟成させてもイイかな(笑)?」
私「それも楽しみにですよね(笑)。」

こちらのグラン・リゼルバは前のクリアンサに比べるとオールド・ファンが好まれるようでした(笑)。



さて、今年最後のマスキュー試飲会のトリはこれ!
シャルム・シャンベルタン 2008年 カミュ フランス ブルゴーニュ 赤 グラン・クリュ 750ml 7,715円税込み
「おー!ブルゴーニュのグラン・クリュですな(笑)。」
「マスキューさんの大好きなヤツだね(笑)。」
「薄口醤油みたいなヤツ(笑)。」
私「へへへ(笑)。まあ、軽くて物足りないと感じる方もおられますので!私の好みということで、お許しを(笑)!」
「何年か前にも出しましたよね(笑)?」
私「はい。あのときは2005年でした。今回は2008年です。私好きなものでして、90年代の終わりからずっと飲んでいます(笑)。」
「2008年はどんな作柄だったんですか?」
私「病害虫が発生し、かなり困難な作柄でした。まっまっお試しくださいませ(笑)。」
「う~ん。香りが綺麗だよね。目隠しして飲んだらロゼって思うかも(笑)。」
「ホントに色が薄い。何故ですか?」
私「発酵期間が短いためです。今風のブルゴーニュはかなり強めに抽出しますから、この点クラシック。」
「味もかなり軽いですよね?」
「除梗していますから、さらに軽く感じます。10年くらい経ってから飲むのがベストなワインです。」
「せっかくのグラン・クリュなんだからもっと濃くすればイイのに(笑)?」
私「すべては香りのためでございます(笑)。」
「旨味と香り!飲んだことのないスタイル。」
「グラン・クリュにしては安い。何でですか?」
家内「ロバート・パーカーに『薄くてダメだ!』と酷評されたからです。」
私「アメリカ人には解らないんでしょうね(笑)。」
「そうだろうなぁ(笑)。」
私「まあ、実際に好みの別れるワインだと思います。」
「僕は物足りない。クラシックなプーレットみたいなのが好きです。」
私「プーレットは薄旨くて強さがありますよね。これは香り チャーミングさのみなのです(笑)。シャルム・シャンベルタンの極致だと私は勝手に思っております(笑)。2008年でもこれだけ香りが綺麗に出ているということは、尋常ならざる尽力が払われたと言うことでございます。」


お忙しい年末、ご来店ありがとうございました!
一年間のご愛顧どうもありがとうございました。
皆様の来年のワインライフの充実とご健康をお祈り申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半 201712

Dec 24, 2017 by weblogland |
今年最後のマスキュー試飲会の始まり始まり~(笑)!

まずはチリのスパークリング・ワイン
◎ヴァルディビエソ ブラン・ドゥ・ブラン 2013年 ヴィーニャ・ヴァルディビエソ チリ セントラル・ヴァレー 発泡性 白 750ml 1944円税込み

「おっ!旨いなぁ、これ。」
「味はまるでシャンパンじゃん(笑)!それもイイやつ(笑)。」
「まるっきりシャンパンのブラン・ドゥ・ブランだよ。それもしっかりしたヤツ(笑)。」
「ナッツィーだし、クリーミー。シャルドネらしい果実味もある。」
「シャルドネで36ヶ月瓶内熟成でしたっけ。シャンパンとまるで同じ。でもシャンパンじゃない(笑)?」
「シャンパンがシャンパン以外の地でのシャンパン名称の使用を禁止してますからね(笑)。」
「それってズルくありませんか(笑)?」
「でも、宣伝にお金と時間つぎ込んでますからね(笑)。」
私「最近日本でもよく言われる原産地呼称の出発点がシャンパンです。生産者を守る。そのためには自らルールを作る。という発想です。ただシャンパン産業は巨大化し、巨大企業の寡占を産むまでになってしまいましたが(笑)。」
「でも、こんなのがチリあたりで作られるとシャンパン企業はうかうかしてられないですよね。」
「そうそう。だって値段は半分以下だもんね。」
「店長!これ、熟成由来の赤い果実のニュアンスも出てます!」
私「そーなんです(笑)。ワインの果実味と熟成感が素晴らしいマッチングをしています。やはり36ヶ月の瓶内熟成期間がベストと言われるのが解ります。」
家内「あまり瓶熟成期間が長すぎると果実味がくすんでしまいます。」
「長ければ良い訳じゃないんだ?」
家内「とんでもなく長い瓶内熟成を唄っているものがありますが、なかなか難しいかと。」
私「ガスも抜けてきますし。」
「ところで、これそんなにガスが強くないですよね?」
私「はい。それが欠点です(笑)。泡立ちの持ちがイマイチ(笑)。」
「良いシャンパンは縦にいつまでも泡が立ち上りますが、これはそこまで持続しませんね(笑)。」
「何ででしょうか?」
私「解りません(笑)。基本的に作り方はシャンパンと変わらず二次発酵に培養酵母を使います。ですから何故だか余計解りません(笑)。」
「ガスってCO2 炭酸ガスだからね。液体に溶け込むだけだから圧力と溶け込ませる時間と温度だけの問題なはずだもんね。」
家内「界面活性の問題があるとしても本家のシャンパンとチリのスパークリングに差があるとは思えないんですよね。」
「何でだろう?」
私「技術者に聞くしかないですね。今度機会があったら聞いてみますね。」
「でもこの価格と味で泡にケチつけるのは心が痛む(大爆笑)。泡抜けてもキット美味しいよ これ(笑)。」
私「左様でございます(笑)。」


〇ブラン・ド・カベルネ 2016年 ラダチーニ モルドヴァ ステファン・ヴォーダ 白 750ml 1,018円税込み スクリュー・キャップ
「問題作ですな(笑)。カベルネ・ソーヴィニヨンで造った白なんて飲んだことありませんよ(笑)。」
私・家内「我々も飲んだことありません(笑)。」
「カベルネ・ソーヴィニヨンの白っていうから、色がついてるかと思ったけど全然ついてない。普通の白(笑)。しかも色の薄いくらいの白(笑)。」
「うんうん。でも味は濃い(笑)!」
「旨味はあるし、スッゴク飲みやすい!」
「プンプン香りはしないけど、爽やかだし
厚み甘さが心地良い。」
「しっかり辛口。」
私「最近の白ワインは果肉と果皮を低温で接触させて(スキン・コンタクト)厚みを出します。でもこのワインは果皮の色は全くついていませんからスキン・コンタクトはしていません。それでも厚みはちゃんと感じますから、もともとの葡萄果が良いことだと思います。」
「マスキューさん!これってイメージしていたカベルネ・ソーヴィニヨンっぽさは微塵もありませんが(笑)、何に似てると思いますか(笑)?」
私「そーなんですよね。う~ん。ブルゴーニュのピノ・ブラン?スペインのアルバリーニョ?どっちも似ていて非なるかな?香りの強さより旨味優先なんですけど、上手く当てはまらないかな?」
「でも、これわりと香りは複雑ですよね。
強くはないけど、桃、グレープフルーツ、レモン、青草、ハニーさ、ちょっとトロピカルなニュアンスもありますよね(笑)。」
「最近の日本産ワインに似てませんか(笑)?」
私「鋭い!さすがですね(笑)。確かにそうです。ただしミクロ・オキシダシオンで香りを落としているから、比べるのは問題あるかな(笑)。逆に日本産ワインがこんなワインを手本にしてるかもしれませんね(笑)。」
「そうですよね。この旨味出汁に合いそう
(笑)。お正月の出汁巻き玉子に合うはず!」
私「料理に合わせることを考えると、バターやオリーブオイルじゃなくて穀物類の油 胡麻油や天婦羅油に合うイメージです。」
「天婦羅に塩!レモンを搾ってかける!絶対イイ!」
「お雑煮でも良さそう(笑)。」
「そういえば以前マスキューさんがお雑煮に合うカヴァを提案してましたっけ(笑)。
あのカヴァともこのワインは共通したところありますよ!旨味とバランス。品の良さ(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。歳の性か、最近味の重い肉より魚や野菜を好むようになりまして(笑)、しっとり旨いワイン
を進んで選ぶようになったみたいです(笑)。ですからデイリーワインも同じものを毎日飲み続けられるようなチョイスとなってきたようです(笑)。」
「それにしてもコスト・パフォーマンスが高いですよね。この価格位のワインって癖があったり、薄かったりするものなんですけどね(笑)。2000円ぐらいのワインかと思っちゃいましたよ(笑)。産地と値段見てビックリ(笑)!」
「ワイン自体に無理やあざとさがないんだよね。とても自然。すんなり抵抗なく飲める。二日酔いしなさそう(笑)。」
「体に自然に吸収されるような感じ(笑)。」
私「飲んだ印象の通り作柄のイレギュラーを感じません。夏場が暑すぎたり涼しかったり、秋に雨が降ったり、などのイレギュラーな印象がありません。」
「それってどう解るんですか?」
家内「日照が足りなくて葡萄の糖分の上昇が足りないと、あとから糖分添加したりします。そうするとバランスが悪くなったりします。折り合いが悪くなると言いましょうか。」
私「あと酸が多すぎたり少なすぎたりもワインのバランスが悪くなります。水っぽかったり、意地悪な舌触りだったりします。」
「そう言われると良く解ります(笑)。抵抗なく美味しく飲めるっていうことですね(笑)。そう考えると簡単だな(笑)。」
私「そーなんです。簡単なんです(笑)。我々は職業的に言葉に置き換えてるだけなのです(笑)。」

このカベルネ・ソーヴィニヨンの白、めでたく本日のトップセラーとなりました。この時期白がトップセラーになるのは
異例です。それも皆様の審美眼・好奇心のお陰でございます(笑)!



●カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ラダチーニ・ワインズ モルドヴァ バルル・ルイ・トライアン 赤 750ml 1,018円税込み スクリュー・キャップ
私「今度はカベルネ・ソーヴィニヨンの赤。赤でございます(笑)!」
「おっ、これも飲みやすい(笑)!しかも安い(笑)。」
「どーんとした大物じゃないけどイイね(笑)。」
「カベルネの味もちゃんとしてる(笑)。これカベルネ・ソーヴィニヨンの味ですよね?」
「青っぽさ、黒い小粒の果実 スグリなんかかな。ミントっぽさもあるね。カベルネだよね。」
「でもさ、どこのカベルネ・ソーヴィニヨンって聞かれると困るよ(笑)。」
「マスキューさんどこのカベルネを連想しますか?」
私「モルドバ(笑)!冗談です(笑)。う~ん。ニューワールドではありませんし、かといってボルドーとは違うし、やはりモルドバ(笑)。」
私「カベルネって頑強さ、構造の頑強さを支えると言われますが、それはこのワインではあまり目立ちませんよね。でも、このワインはしっかりしているんですよね(笑)。あと、カシスっぽさもあるし、樟脳っぽさもある。う~ん。やはりカベルネ・ソーヴィニヨン。」
家内「モルドバは旧ソ連邦なのですが、フランスの入植者が入っていましたから、フランス系の真性な品種が植えられているそうです。」
「なるほど、あの辺はロシアとは絶体に上手くやらないとダメだけど、それをしながら他所とも上手くやる(笑)。小国の知恵だね。」
私「あと、この黒海沿岸の地は氷河期のあとに葡萄が生えた原産地です。これがギリシャ、ローマに伝えられ、さらにローマ人がワインのないフランスやドイツまで伝え現在に至ります。ですからモルドバはもともと葡萄栽培に適していた訳です。」
「まさにオールド・ワールドですな(笑)。」
「そーするとカベルネは逆輸入されたということなのかな(笑)?」
「マスキューさん、赤も白も共通したニュアンスがありますよね。しっとりしたでしゃばらないとでも言いましょうか。」
「これって豚肉に合わせるべきワインだよね。いわゆるカベルネ・ソーヴィニヨンとはこの点違う。」
「我々の知っているカベルネ・ソーヴィニヨンは牛だよね(笑)」
「旨味があって上品に感じる。」
「タンニンが柔らかなんだよね。好きだな(笑)。」
「赤は木樽熟成しているんですか?樽のニュアンスありますよね?」
私「インポーターさんの資料では木樽熟成はしていないようですが、最後のステンレス・タンクに貯蔵する際、一樽分だけ木樽熟成させたものを混ぜたりします。裏技です(笑)。おそらくそれかと。」

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未練タラタラ-シェエレミ・ムーラ無くなりそうです!

Dec 22, 2017 by weblogland |
あー、シェエレミ・ムーラの赤無くなりそうです!

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あと3本。
う~ん。
しょうがない。諦めましょう(笑)!

インポーターさんのクリアランスセールですから、もう無い。もともとの在庫が少ししかありませんでしたからやむを得ません。ぎゅっと詰まった感じが開き始めていて、ようやくこのワインの良さが解ろうという状態になったのですが…(未練タラタラ)。

白も本来の良さを感じることができる状態。硬質な詰まった感じのものが全方位に放たれてます。そうそう、白はまだ少しありますからね(笑)。
赤、白ともに飲んでみると改めてシェエレミ・ムーラの実力を理解することが出来ます。時間がかかりましたが、また少しワインのことが解ったような気がしました(笑)。

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友だちってイイですね

Dec 21, 2017 by weblogland |
今日お友達のヨーちゃんが遊びに来てくれました(笑)。正確にはヨーちゃんは家内の学生時代からの友達。私も同じ大学でしたから必然ヨーちゃんとはお友だち(笑)。
このヨーちゃんは、賢くエレガント。然るに会話も理路整然でよどむことなし。
家内と二人で『ヨーちゃんのマシンガントーク』と絶賛しております(笑)。
ところでそのヨーちゃん、ジュ・ド・レザンとドンナルーチェの大ファン(笑)。それだけでも我々と気が合う訳が解ろうかと(笑)。
ヨーちゃん「今年ジュ・ド・レザン造られなかったんだ!残ねーん!」
家内「そーなんだよね。天候不良。まず春先にアプリコット・ジュースが造れないと聞いて悪い予感はしてたんだけと…。」
私「春、夏、秋とダメなのは久しぶり。大規模な気候変動なのかな?」
ヨーちゃん「日本も気候がおかしいよね。秋も短かったし。」
家内「いきなり冬になったみたいだもんね。」
ヨーちゃん「ブログで見たけどドンナルーチェが立派になったんだよね(笑)?見せてよ(笑)。」
家内「2015年と比べると面白いよ(笑)。ほ~ら(笑)。」
ヨーちゃん「瓶がスッゴク立派になった!」
私「君のはふと~い(失礼!)。2015年が以前より立派な瓶になって驚いたんだけど、2016年は更にエスカレート(笑)。
これひょっとしたら一番高い瓶かも?」
家内「あるワイン評論誌だとドンナルーチェは最高裁評価を続けてるから、さらに箔をつけるためかな(笑)?」
ヨーちゃん「ねえねえ!太陽マークの中に描かれてる女性の描き方もかわってるよ!」
家内「あっ、ホントだ!2015年はカメオブローチの彫り物みたいな描き方だけど、2016年は写実的な美人(笑)。」
私「アメリカ人が好きそうな美人だぁ(笑)。」
ヨーちゃん「あと紋章も加わってるし、ラベルの地にも意味ありげな模様がデザインされてる!」
鋭い観察ありがとうございました!
ヨーちゃんとはたまにしか会えませんが、たまに会うと3人で他愛もなく盛り上がる(笑)。普段人に言えないようなことも面白可笑しく話せる(笑)。ヨーちゃんが来てくれると励まされながらも楽しくなるのです。友だちってイイですね。ヨーちゃんわざわざのご来店ありがとうございました!

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試飲会のラインナップ並びました! 201712

Dec 20, 2017 by weblogland |
試飲会のラインナップ並びました!

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今週末のマスキュー試飲会のラインナップようやく並びました。今月は12月ですから、通常より1週間早まります。ですから、準備も早まる(笑)。また、12月はワイン需要期でもありますから予定した数が試飲会前から足りなくなったり、もうバタバタです(笑)。
写真を見ていただくと解りますが、ヴァルディビエソのブラン・ドゥ・ブランがもう足りない(笑)。あとラダチーニのブラン・ド・カベルネは足りる訳ない(笑)。そんな訳で明日追加が到着する予定です
。ハラハラなのです(笑)。ギリギリ試飲会には間に合いそうですから、良しとしましょう(笑)。
12月22日(金)は17~20時30分
12月23日(土)は11~20時30分
とりおこないますので、よろしくお願いいたします。
あと翌日の12月24日は休まず営業しております!
普段暇癖がついているので(笑)、ちょっと忙しくなるともうダメ(笑)。歳のせいかな?

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トカイ フルミント ドライ 白 2016年 シャトー・デレスラ めちゃくちゃ美味しいですよ(笑)!

Dec 20, 2017 by weblogland |
トカイ フルミント ドライ 白 2016年 シャトー・デレスラ めちゃくちゃ美味しいですよ(笑)!
昨日飲みましたがあまりの美味しさにビックリ(笑)。

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まずかなり複雑な甘い香り 枯れ葉や紅茶の香りを伴った甘い香り ちょうどジュ・ド・レザンの甘い香りによく似てます(笑)。でも、しっかり辛口。それとハーブっぽさがかなり強く出てます。ミントっぽさが明瞭。ただそれだけではなく甘草、ニッキ、枯れ草などのニュアンスがしっかり出てます。大物感あり(笑)。
そして更に驚くべきはアルコール分。なんと11.5%!
こんなに低いとは…!
全体の折り合いも高度に良い(笑)、凄い!
東欧のポテンシャルの高さ、値段の安さ
は追随を許さないレベル。驚かされました(笑)。
皆さん!飲んで驚いてくださいませ(笑)。

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アペラシオン フィエフ・ヴァンデアン-428円値引

Dec 19, 2017 by weblogland |
嬉しいやら悲しいやら(笑)。

皆さん!
このフクロウのラベルのワインご記憶にありませんか(笑)?

フランス ロワール河の河口付近の比較的新しいアペラシオン フィエフ・ヴァンデアンの赤と白。ジェレミ・ムーラが造る『コレクション』赤、白です。締まりがあり、クラシックな良いワイン。私大好きなのです(笑)。

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ところがですね(笑)、キャッチャーな飲みやすいワインとは違いますからあまり売れない(笑)。とうとうインポーターさんも業を煮やし(笑)、販売終了!

とても残念!悲しい!

でもですね、最終処分価格となりまして、いままで1928円税込みで販売していたのが、なっ、なんと!嬉しいことに1,500円税込み!

皆さんお見逃しなく!

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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!201712

Dec 17, 2017 by weblogland |
今月12時22、23日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今月はいつもより1週早いので、いつも以上にバタバタ(笑)。でもですね、なかなかマスキューらしいラインナップかと(笑)。自画自賛(笑)。だってヘンなワイン見つけちゃったんですから(笑)。

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シャンパンなんか目じゃない(笑)?
◎ヴァルディビエソ ブラン・ドゥ・ブラン 2013年 ヴィーニャ・ヴァルディビエソ チリ セントラル・ヴァレー 発泡性 白 750ml 1944円税込み
ヴァルディビエソは1879年設立の名門老舗ワイナリーです。南米大陸で初めてスパークリング・ワインを造ったことでも有名。近年では国内の良好なテロワールで得た葡萄を使用したバラエタル・ワイン、絶妙なブレンドのリッチな赤も注目されており、「チリ屈指」のワイナリーとしてその名声を確立しています。

マスキューでもそのコスト・パフォーマンスの高さから定番として扱わせていただいています。最近ではエキストラ・ブリュットが好評でした(笑)。まるでシャンパン。これで泡もちがもっと良ければシャンパン要らない、なんて受けてました(笑)。
そして今回ご紹介するのがブラン・ドゥ・ブラン。現在のヴァルディビエソの到達点と言ってよいかと。
シャルドネ100%、ステンレス・タンクで発酵後36ヶ月の瓶内熟成。ドサージュは1L中8g。
力強く、広がりがあり旨い!
ちょうどピークの熟成感はハイ・レベル!
マロラクティックはしていないようですが、それが良い方向に作用しています。クラマンとアヴィーズを足して2で割り、それから2を引いたような出来映え(笑)?
まあ、コート・デ・バールのシャンパンよりは遥かに美味しい(笑)。(あー、言っちゃった。ご免なさい)

シャンパンの牙城が崩れるのも時間の問題?それを期待している訳ではありませんから、誤解のないよう。美味しければ良いし、さらにお安ければもっと良しなのです。良い時代に生まれたと実感しています。更なる先を見届けたいものですが、その頃は死んじゃってるかな(笑)?


これがヘンなワイン(笑)。でも味はヘンじゃない(笑)。
〇ブラン・ド・カベルネ 2016年 ラダチーニ モルドヴァ ステファン・ヴォーダ 白 750ml 1,018円税込み スクリュー・キャップ
ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。

歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に外資のシンジケートが設立したアルバストレレ・ワインズ。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタール
もの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の
規模が想像出来ますね(笑)。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。


ショッキングな白の後には気をとりなおして、再確認です(笑)。
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ラダチーニ・ワインズ モルドヴァ バルル・ルイ・トライアン 赤 750ml 1,018円税込み スクリュー・キャップ
このカベルネ・ソーヴィニヨンはモルドヴの一番北の産地バルル・ルイ・トライアン地域のもの。100%手摘みのカベルネを破砕・除梗し、ステンレス・タンクで10℃で2日間の低温浸漬。そのまま25℃で8~25℃でアルコール発酵、そして20日間
マロラクティック発酵を行います。その後6ヶ月の熟成を経て瓶詰めされます。
今風の裏技を使っているとは思いますが(笑)、ワイン自体はニュートラルでストレスが無く、いわゆる東欧の質実さを感じます。香りはおとなしめですが、プラム ブラック・チェリーやダーク・チェリーの果実にチョコレートっぽさが加わります。ちょっとオー・メドックのカベルネみたいかな(笑)。ミディアム・ボディーの液体濃度はフレンドリーで、上質なデイリー・ワインに仕上がっています。
肉料理やハード・タイプのチーズまで幅広くマリアージュする使い勝手の良さ。
国際市場で十分通用するレベルの高さ、良さがあります。


コスト・パフォーマンスに優れたスペイン・ワインの2連発!
●カスティーリョ・デ・エンビー 2012年ボデガス・イグナシオ・マリン スペイン 赤 D.O. カリニェ 750ml 1100円税込み
ボデガス・イグナシオ・マリンはスペイン北部、アラゴン州に位置します。畑はヘレスやリオハと並びスペインで最も歴史あるカリニェナD.O.の中心にあり、標高600m 地質は石質、地中海性気候ですが日中と夜の温度差が非常に大きく、 空気の流れが良いのが特徴です。また、日照時間が長いため平均樹齢70年のブドウはしっかりと完熟します。
ワイン栽培は歴史が古くローマ時代に遡ります。

このワイナリーは1903年にイグナシオ・マリン氏によって設立。今は彼の孫で3代目のルイス・イグナシオ(兄)とホセ・イグナシオ(弟)の兄弟がワイナリーの経営にあたっています。経営規模も大きく醸造場は2ヵ所あり、収穫した葡萄の最適なタイミングの醸造が可能です。この価格帯でこの品質の秘密がこの辺りにありそうです(笑)。あと、驚くべきは熟成ストックが200万本可能なセラー。基本220Lのオーク樽の入れ替えをしっかり行っているようです。紛れもないトップ・ワイナリーですね。まあ、この分あっちこっちで輸入されるみたいですが(笑)。

このワインはガルナッチャ50%、テンプラリーニョ50%。6ヶ月フレンチ・オークの樽で熟成したあと18ヶ月ステンレス・タンクで熟成されたクリアンサ規格のもの。トップノーズはガルナッチャ由来のプラム系の香りが甘く漂いますが、ベリー系の香りが内から重層的に感じ、フレッシュネスと厚みのバランスがとても良い(笑)。重すぎない、強すぎない案配は
時間の経過とともに柔らかで豊かなな飲みやすさとなっていきます。樽のニュアンスが全く邪魔にならない。ローストビーフに合わせたくなると言えばこのワインのレベルが伝わるかな(笑)?

驚きのコスト・パフォーマンスの高さなのです!

●ロッカ・イ・モラ グラン・レゼルヴァ 2010年 セラーズ・ウニオ スペイン カタルーニャ 赤 タラゴナD.O. 750ml  1,480円税込み
このワインの生産者セラーズ・ウニオは1942年に設立されたカタルーニャを拠点とした生産者組合です。企画・販売を手掛けるのが南フランスの優良ネゴシアン ブティノ社。餅は餅屋という次第でございます(笑)。

このワイン、カタルーニャのD.O.タラゴナのワイン。バルセロナから西80kmほどのところ。テンプラリーニョ100%で造られ、木樽熟成を24ヶ月したのち36ヶ月さらに寝かされたもの。総計5年以上の熟成わ経てリリース。綺麗に熟成していますから、おそらく瓶熟成の期間が長いと思います。しつかり熟成したテンプラリーニョは美しく。赤いベリーの香りに黒系のプルーンやブラックチェリーなどの完熟した果実の複雑なニュアンス。更にオレンジや枯れ草が混じり、チョコレートやタバコ、スパイスの香りが余韻を豊かにしています。今まさに一度目の熟成のピークですね(笑)。麗しいクラシックな味わいのスペイン・ワインなのです。
やはりグラン・レゼルヴァはこうでなくっちゃ!
そして驚きは価格。これって一昔前の価格(笑)。イイのかなぁ(笑)?



たしか2014年12月のマスキュー試飲会で
2005年をお飲みいただきました。今回は2008年。味わいはどうかな(笑)?おかわり厳禁アイテムでございます(笑)。
●シャルム・シャンベルタン 2008年 カミュ フランス ブルゴーニュ 赤 グラン・クリュ 750ml 7,715円税込み
私の大好きなカミュのシャルム・シャンベルタン2008年の入荷です(笑)!

今回の2008年は2006年同様、あまり騒がれなかったヴィンテージですが、困難な状況にもかかわらず、凝縮感がありなかなかよろしいかと(笑)。

カミュのシャルム・シャンベルタンは、そこそこ良い作柄ものを10年くらいしてから飲むのがベストと勝手に思っております。

このワイン無理な抽出をしませんから、色は薄いのですが旨味がしっかりしています。シャンベルタンだと物足りなく感じるかも知れませんが、個人的にはシャルムとしてはカミュがベストと信じて疑いません(笑)。液体としての滋味深さがじつにチャーミングなのです。

2008年は病害を受けた年。免れるために尽力を要した困難な作柄。こんな中、この出来映えは立派!いつも通りの涼しげな佇まいから困難を読み取ることは出来ません(笑)。

ただし、オーパス・ワンやペンフォールズなどを好む方には物足りなく感じるでしょうからお勧めいたしません。念のため(笑)。

以上6本となります。
12月22日(金)は17~20時30分
  23日(土)は11~20時30分
ちょっと混むかと思いますが、お手すきのご来店お待ちしておりまする(笑)。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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シャトー・ド・フェル2012年

Dec 16, 2017 by weblogland |
今週末はこれ(笑)!
シャトー・ド・フェル2012年です。

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これシャトーと書いてありますが、ボルドーではありません。フランス ロワールのカベルネ・フラン100%の赤ワインです。
よーやく飲み頃になってきました(笑)。やはり5年くらいかかりますね。噛めるような果実味 イチゴやフランボワーズのジャムっぽさ。なかなか良いですよ(笑)。

お立ち寄りの際はお試しを!

折り紙のサンタクロース可愛いでしょ(笑)。お客様の手作り。80歳を過ぎた方が作ったとは思えないですよね(笑)。いただいちゃいました。

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グラン・クリュ行っちゃいます-今年最後のマスキュー試飲会

Dec 15, 2017 by weblogland |
今年最後のマスキュー試飲会は12月22、23日となります。
いつもより1週早まりますが、月末はさすがにムリ(笑)。12月はクリスマス前の22、23日がベストかと。
今年最後を飾る試飲会ですから、トリはブルゴーニュのグラン・クリュ行っちゃいます!

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そしてマスキューらしいヘンなのも用意しました(笑)。実はこのヘンなワインはモルドバのワインなのですが、なんとカベルネ・ソーヴィニヨンを使った白ワイン(笑)!
ヘンでしょ(笑)?

デイリーな価格帯のワインなのですが、なかなか美味しい。
同じ生産者のカベルネ・ソーヴィニヨンの赤も用意しましたから、飲み比べていただきます!
へそ曲がりなマスキューらしくて良いと自画自賛しておりまする(笑)。

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瓶詰め完了!

Dec 14, 2017 by weblogland |
ようやく瓶詰め完了しました!
ラベルも貼って準備万端(笑)。
よる年波か、4斗樽を抜くと腰が痛くなる(笑)。

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そういえば、故親父が『腰が痛くなるからお前やれ!』なんて言っていたことを思い出しちゃいました。私も老眼が進み版画のオリジナル・ラベルもとんとご無沙汰。毎年購入してくださるお客様から『もうラベル作らないの?』なんてお叱りを受けますが、『版画はもう無理。見えませ~ん。』。
こうして年老いて行くんですね(笑)。でも、『マスキューさんもうすぐ還暦?』なんて言われると、内心『冗談じゃない!』と思いますからまだまだ大丈夫かな(笑)?

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ジョージア(旧グルジア)のオレンジ・ワイン

Dec 11, 2017 by weblogland |
ここ1週間ばかりジョージア(旧グルジア)のオレンジ・ワインを試飲しています。このオレンジ・ワインという名称は気に入りませんが、いわゆる昔ながらの製法で造られた白ワインです。土中に埋めた甕に収穫した葡萄を房ごと入れて発酵させたプリミティブなワイン。甕で発酵させる自体で発酵は早まり当然熟成ま早まります。そしてこの工程でSO2は使いませんから、さらに変化は早まります。その結果、出来上がったワインは濃い色合い まるでオレンジの様(笑)。一般にオレンジ・ワインというとSO2を極力使わない発酵、熟成過程を経て出来たワインを広義には言うようです。マスキューの定番の中ではロ・ゼルボーネのワインが近いかな?

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ちょっと前置きが長くなりましたが、ティスティングしたジョージアの白ワインは手強い(笑)。まず、品種が解らない(笑)。
え~と。ムツヴァネとキィシィーですか。どちらも聞いたことがない(笑)。
色合いから熟成が進んでいることは解りますが、味わいもキットカット熟成が進んだ結果のものだとは思いますが、強烈
(笑)。酸とタンニンの分量が半端ない!
なるほどこれでワインとしてのバランスが取れているんだと納得はしますが、それにしても強烈(笑)。一体どんな食べ物に合わせるのか?ちょっと途方に暮れますね(笑)。個人的には美味しいと思いますが、万人受けはしなさそう(笑)。マスキューで扱うにはちょっと高級過ぎるかな(笑)?
あと、ジョージアの普通に造ったワインに期待が膨らみました(笑)。このワインだけ飲んでもポテンシャルの高さは認めざるを得ない(笑)。もの凄い生命力なのです。ヨーロッパ系葡萄原産の地の優位性を感じました!

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値下げ-ヴィラ・ヤンボル カベルネ・ソーヴィニヨン 2015年 

Dec 09, 2017 by weblogland |
明日はこれ!
ヴィラ・ヤンボル カベルネ・ソーヴィニヨン 2015年 

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なんとお値段値下げで、870円税込み!
素直で良い味わいは以前のマスキュー試飲会のトップセラーになったことで皆さんご承知ですよね(笑)。
やはりヨーロッパ系葡萄の原産地ですから、良いものをよりお安く提供できる。
ニューワールドの葡萄栽培不適地でも技術で栽培はできますが、やはり無理がある。オールドワールドのアドバンテージを感じますね(笑)。
先々洗練された上級品が出てくることを期待します(笑)。

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毎年恒例

Dec 08, 2017 by weblogland |
これなーんだ(笑)?

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下の大きいのが4斗樽、その上に乗ってるのが2斗樽でございます(笑)。

毎年恒例の司牡丹の樽酒です。いよいよ年の暮れが来ました(笑)!

明日まず2斗樽を開けます。今年は例年より寒いので開けるタイミングを微調整(笑)。勘頼りですが、もう30年以上やってますからどうにか上手い塩梅で抜けるかな(笑)。

そういえば昔一人で4斗樽配達したこともあったっけ(笑)。重かったなぁ。もちろん今じゃとんでもない(笑)。家内と二人で『よっこらしょ』の作業なのです(笑)。

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これなーんだ?

Dec 07, 2017 by weblogland |
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ふふふ(笑)。




これなーんだ?





正解はドンナルーチェ2016年です!

在庫の2015年が無くなりそうになったので発注したら、2016年となりました。

まだ飲んでませんが、見た目が凄いことになってました(笑)。ラベル・デザインが古典的?さらに瓶は一回り大きくなり(笑)、とても高級そうになりました(笑)。

うーん。

2,000円代のワインには見えませんね(笑)。

もっと高みを目指すのかな?だとするとちょっと困る(笑)。

さあ、これから数ヶ月かけての試飲が始まります(笑)。疲れるけど、楽しい(笑)。

さて、このヴィンテージはどんなんかな(笑)?

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ワインセラー大改装中

Dec 04, 2017 by weblogland |
今、マスキューのワインセラーは大改装中です。

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実は漏水がありセラーの壁が壊れちゃいました。焦りました。
まあ、真夏ではなかったのが不幸中の幸い。今の気温はセラー内より低いくらいですから、この点ラッキー。でもですね、セラーの中を全部出すのに一苦労(笑)。今家内は棚を綺麗に拭いています。皮肉にも、セラーを設置してから初めての大掃除となっちゃいました(笑)。
がらんどうのセラーの中って割りと広い(笑)。職人さんもセラーの中で作業出来ます。(でも、ちょっと大変かな?)

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カベルネ・ソーヴィニヨンで造った白ワイン!

Dec 02, 2017 by weblogland |
ふふふ(笑)。
変なワイン見つけちゃいました(笑)!
なんとカベルネ・ソーヴィニヨンで造った白ワイン!
ありそうでない(笑)。初めてお目にかかりました。

産地はなんとモルドバ!

もちろんペアで赤もあります(笑)。
笑っちゃいますよね(笑)。
白はなかなかフレッシュで、しっかり酸があり美味しい。デイリーなカテゴリーのワインなのですが、東欧らしくケチ臭くない(笑)。しっかり白ワインしてます(笑)。
赤はカベルネっぽくはありませんねぇ。でもこのカテゴリーのアイテムとしてはマスキューの基準を満たしてます。
どちらも丸々1本飲んだわけじゃありませんから、本来のポテンシャルは確信出来ていませんが、ティスティング用に注いだグラスの残りのワインを翌日飲んでみてその良さにビックリ。とりあえず来週には1ケースずつ取ろうと思っています。
また、変なワイン見つけちゃいました(笑)。

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