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Written on 2017 02 27

桝久試飲会リポート 前半 201702

Feb 27, 2017 by weblogland |
ファランギーナ 2014年 ヴィニコラ・デル・サンニオ イタリア カンパーニャ 白 D.O .P.ファランギーナ・デル・サンニオ 750ml 1416円税込み
「ファランギーナって聞いたことないなぁ(笑)。」
家内「イタリア中部のラツィオやカンパーニャで主に栽培されています。高級なワインではなく、デイリーなワインとして有名ですね(笑)。」
「トレビアーノみたいな品種かな?」
「あまり聞かない品種だけど、これ美味しいよ(笑)!飲みやすいし、安っぽくない(笑)。」
「ファランギーナって印象があまりないけど、白や黄色の果実の香りがあって、しかも粘りもある。オリープオイルを使った料理には相性良さそう。」
「複雑ではあるんですよね。でも上手く表現出来ない(笑)。」
私「グレーコみたいに桃やポワレ等の果実味がダイレクトに出るわけではありませんから、その点特徴的ではないですよね(笑)。ただ、以前同じサンニオの地で造られたファランギーナを扱いましたが、共通したワイン自体の良さを感じます。」
家内「あのワインの生産者はタブルニ・ドムスです。ただ突出したものがないので扱いは止めました。」
「なるほどね。けばけばしさはないけど、とても良いワインですよね(笑)。」
「スゴく伸びやかって言えばイイかな(笑)。」
「普通に美味しいんだけど、冷静に考えるとコスト・パフォーマンス高いですよね?このワイン(笑)。」
私「低温で管理はされていますが、あまりワインをいじった感じがしません。マロラクティック発酵もちゃんとやってます。」
「へぇー!酸がちゃんとあるからマロラクティックをコントロールしているのかと思いました。今イタリアの白ワインでマロラクティック発酵をやっている白ワインは珍しいんじゃないんですか?」
私「そーなんですよ(笑)。良く言えばマロラクティック発酵を止めることでフレッシュ感を出す。悪く言うと薄さをごまかす(笑)。しかも添加されたSO 2 も少ないと思います。さっき仰ってた通り広がりの良さはSO 2 が少ない故かと。」
「マスキューさん!なんでSO 2 が少ないと広がりが良いんですか?」
私「鋭い質問です(笑)。ワインを保存安定させるためにSO 2 は必要なんですが、SO 2 は基本的に異物感
があります。ですから必要以上に入れるとワインの味わいを壊します。」
家内「過剰だと、異臭やワインの香りを抑えたりすることがあります。」
「なるほど!このワイン飲んでると安心出来るし、小さな幸せに浸れる(笑)。」
私「実は今回このワインを扱った理由はそれなんです(笑)。毎日飲むに相応しいワインだと思いました(笑)。」
「斬新なのとか驚かされるワインだけををマスキューさんの試飲会に求めてはいけないんですね(笑)。」
「そればっかりだと疲れるよね(笑)。」
私「たまにはこういうのも宜しいかと(笑)。」


ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ 2015年 ヴィラ・スパリナ イタリア ピエモンテ 白 D.O.C.G. 750ml 2160円税込み
「ガヴィですな(笑)。あまり印象が良くないD.O.C.G. ですよね。」
「昔沢山飲んだっけ(笑)。酸っぱくてシャバシャバ(笑)。」
私「昔この手の上級ガヴィは『ガヴィ・デ・ガヴィ』と言われました。日本にはほとんど入ってなくて、
『ガヴィ・デ・ガヴィ飲みたいなぁ。』なんてよく思ってました(笑)。」
「旨いね(笑)。厚みがとてもある。木樽のニュアンスがなく、果実味と真っ向勝負(笑)。」
「こりゃ堪えられない(笑)。旨し!」
「とてもコクがあるし、香りに複雑な深さがある。薬草みたいな感じと言えばいいのかな?」
「植物っぽいよね。」
私「リキュールのシャルトリューズのジョーヌに似てます。香草、香木、漢方薬、西洋のハーブのニュアンスを感じます。」
「品が良い。品がある(笑)。」
家内「高貴ですよね(笑)。」
「マスキューさん!私ピエモンテのシャルドネだいぶ飲んだのですが、
何れもピンと来なかったんですよね(笑)。ブログでマスキューさんはピエモンテのシャルドネに疑問符つけてましたけど(笑)?」
私「あざとかったり高すぎたりなんですよね(笑)。それよりナシェッタやこのコルテーゼの方がピエモンテには合っているし、良い結果が出てるかと。」
「ところでこの瓶立派ですよね。偉そうだし(笑)、ユニーク!暮れの試飲会で出たフランチャコルタもそうだった(笑)。」
「イタリアってオリジナリティーあるよね(笑)。」
私「その地でトップを自認するワイナリーは特にその傾向が強いですよね(笑)。フランスのボルドーやブルゴーニュなんかどんなワイナリーも瓶の形は足並み揃えますよね(笑)。」
「イタリア人は足並み揃えるのが嫌なんだ(笑)。」
家内「作り方もユニークです。葡萄の房の下1/3を切ってしまいます。そうすることで葡萄により一層栄養分を与えるそうです。」
「えっ!もったいない!でも葡萄って下の方が甘いんじゃないんですか?」
私「まあ、上を切るわけにいきませんし(笑)。きっとコルテーゼは葡萄の房が大ぶりなんだと思います。」


アリアニコ 2012年 ヴィニコラ・デル・サンニオ イタリア カンパーニャ 赤 D.O .P. アリアニコ・デル・サンニオ 750ml 1416円税込み
私「このワイン、一番目と同じ生産者のものです。品種はアリアニコです。」
「ほっほぉー。アリアニコですな(笑)。どれどれ…。」
「フレッシュですねぇ。こんなアリアニコあるんですね。」
「フルーティー!目が覚めるよう(笑)。」
「タウラジなんかと全然違う(笑)。
マスキューさん曰く『重心が高い。
』の意味が解りましたよ(笑)。」
私「ブラインドでやったらアリアニコって解らないですよね(笑)。ピノ・ノワール的だし(笑)。」
「店長!これは樽熟成してるんですか?」
私「木樽は使っていません。木質を感じますが、アリアニコの品種特性だと思います。」
「う~ん。言われてみるとアリアニコだよね(笑)。チェリーやベリーの香りするし。」
「このワインってとても飲みやすいけど強いですよね?ハリがある?みたいな感じ。」
家内「ヴィンテージは2012年ですから、すぐにリリースしたものは強すぎて飲みにくいと思います。5年経ってちょうど良くなったのだと思います(笑)。」
「早飲みのフレッシュ&フルーティーって訳でもないんだ(笑)。」
私「飲み頃で生産者がリリースしてくれたようです。良心的な生産者だと思います。」
「マスキューさん!このワインは何に合わせますか?」
私「生のトマトが鉄板かと(笑)。ワイン自体にもトマトのニュアンスがあります。」
家内「モッツァレラと一緒にカプレーゼで食べたら美味しいでしょうね(笑)。考えただけで涎出ちゃいます(笑)。」
「マスキューさん。このアリアニコもファランギーナ同様の上質なデイリー感がありますよね(笑)。ある程度ワイン飲んだ人なら絶対に文句出なそう(笑)。」
私「読まれてますね(笑)。」

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