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Written on 2021 03 01

桝久 試飲会リポート 前半

Mar 01, 2021 by weblogland |


昨日、一昨日とマスキュー試飲会にお越しくださりありがとうございました!

お客様「マスキューさん!ひっそりやってるそうですからこっそり来ましたよ(笑)。さっさとティスティングしますからね(笑)」
私・家内「ご協力ありがとうございました!」

●アルデーヤ ガルナッチャ 2018年 パゴ・アイレス スペイン アラゴン 赤 カリニェナD.O.P. 750ml 980円税込み
「これでしたっけ、トップセラーの予感の赤は(笑)。」
私「はい。もう試飲会の前から売れています。まっ、まっ、どうぞ(笑)!」
「あー、なるほどね(笑)。これは飲みやすい。」
「しかも安い!」
私「ありがとうございます。インポーターさんのご好意でございます(笑)。」
「安いけど安っぽくはないよね(笑)。でも飲みやすいなぁ。」
「お花見でもしながらグビグビ飲めたら幸せ(笑)。」
「デイリーな価格帯だけど、安酒じゃないよね(笑)。飲みやすいけどしっかりしてるんだよね(笑)。」
家内「昔のプリオラートにちょっと似てるんですよね(笑)。割りと酸があってタンニンにも質感がある。でもあれほどは手強くない(笑)。」
「酸がある(笑)。ありがちな暑苦しいスタイルじゃないよね。」
「少し小ぶりなプラムの香りがする。」
「そうだね。この香りはガルナッチャ グルナッシュだよね(笑)。」
「飲みやすさが目立ちますが(笑)、じっくり味わうとスパイシーでミネラリー。隠れた香りがありますよね(笑)。」
「マスキューさん、これは何時抜栓したんですか?」
私「昨日の今頃です(笑)。」
家内「開けたては甘さと果実味のボリュームでひたすら飲みやすい(笑)。でも、翌日になると隠れていたものやディテールがはっきりしてきます。」
「あー、なるほどね。ちゃんとしたワインですよね(笑)。」
私「この蔵はヴィノ・デ・パゴ認定を受けていて、このワインはその若木のガルナッチャ100%です。早く飲めるようには作っていますが品質は高いと思います。」
「マスキューの特売ワインでインモルタリス名のガルナッチャありましたよね。あれと同じ生産者ですよね?」
私「はい。左様でございます。ただしインモルタリスはじぶんの畑のものではありません。これはいわゆる自造酒です。」
「あれはあれでギッチリしていて美味しいんだよね。こっちの方がフレンドリーかな(笑)。」
家内「あれは同じ近郊のカラタユドの葡萄です。気候は似ています。」
私「産地のカリニェナは標高が高く寒暖差がかなりありますので、ゆっくり酸が成熟するようです。」
「暑ければ良い訳じゃないんですね(笑)?

家内「暑いと酸が抜けてワインにメリハリが無くなります。やはり春と秋も必要ですね(笑)。」
私「特に秋が短いと葡萄のハンギング・タイムが短くなり、ワインとしてのバランスがとりにくくなります。」


●アリアニコ 2015年 タブルニ・ドムス  
イタリア カンパーニャ I.G.P. 赤 750ml
1068円税込み
「あれ?これアリアニコですか?とても美味しいんだけどアリアニコっぽくない(笑)。」
「そうそうアリアニコってもっとタンニンが多いですよね?」
「これはこれで軽やかで飲みやすい。」
「これ軽くて飲みやすいのですが、芯の強さがある。」
「タンニンは気にならないけど、薄くはないですよ(笑)。」
「普通に真面目に作った感じ(笑)。」
私「ヴィンテージが2015年と飲み頃になったものです。」
家内「濃厚なアリアニコで有名なタウラージの南東部の盆地で作られたものだと思います。」
「うんうん。タウラージの弟分(笑)。毎日飲みたいワインですよ(笑)。最初のアルデーヤよりクラシックなワイン。デイリーで質の高いイタリア・ワインと考えると府に落ちる(笑)。」
私「これも翌日になるとかなり複雑になります。初日は青さ 瓜系の甘い皮のニュアンスを感じます。」
「マスキューさん!このワインは後味が特徴的ですね。香りと後味が違う。とてもスパイシー。」
「トマトのような後味(笑)。これならトマトを使ったイタリアンは鉄板。ミートソースにぴったり。」
「そうそうミートソースも香草をやスパイスをしっかり使うから絶対に良いね(笑)。」
「カレーとかハンバーグだっていいね(笑)。」
「粉末のナツメグやターメリックの香り。

「唐辛子にも相性が良さそう(笑)。」
家内「青ピーマンを細かく刻んで油通ししたものに塩とオリーブ油かけて食べたら美味しいはず(笑)!」
私「ここで問題発覚(笑)。あれキャップシールの切れてるボトルがある!ボトル、キャップシールとも黒だから気づきませんでした!」
家内「あれれ!何本もある!」
「マスキューさん!それはそれでイタリアンですね(笑)。いかにもイタリア人らしい
(笑)。」
私「大変恐縮です。スミマセン。」
「マスキューさん、これって特売品ですよね?」
私「はい。左様でございます。」
「中身に影響無さそうだし、いいんじゃない(笑)。私イタリアンだから構いませんよ
(笑)。」
ありがとうございました!

※尚、後日インポーターさんに問い合わせたところ、出荷前にチェックするとのことでした。然るに追加発注!試飲会当日に完売してしまい急遽販売停止にしましたが、再開の運びになりました。

美味しかっただけにホッと胸を撫で下ろしました。
ありがとうございました!


●ブルゴーニュ コート・ドーセール 2017年 ドメーヌ グラン・ロシェ フランス ブルゴーニュ 赤 ブルゴーニュ コート・ドーセールA.C.750ml 2434円税込み
「おっ、綺麗なロゼ色(笑)。」
「たしかに(笑)。前の2本と比べるとロゼ(笑)。」
私「このワイン、上澄みだけで作っているので色がとても淡いです(笑)。」
「それってブルゴーニュ・スタイルですね
。」
私「クラシックなブルゴーニュ・スタイルです。葡萄もピノ・ノワールです。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「あれ?強い!」
「こんなに色が薄いのに強い?」
家内「2017年はとても良い作柄でした。2018、2019年のものより強く仕上がっています。」
私「まだ閉じています。」
「う~ん。ブルゴーニュのピノ・ノワールの味わいとは違いますね(笑)。」
私「左様にございます(笑)。評価の別れるところです。」
「香りもまだ閉じている。でも隠れているものも大きい。」
「ワイン自体はとても良くできてる。う~ん。難しいなぁ(笑)。旨味の厚みもある。これどうなるのですか?」
私「ブルゴーニュのピノ・ノワールの王道の香り、ストロベリーやチェリーではなく、お菓子の『小梅ちゃん』みたいな香りになります(笑)。」
家内「まだ閉じていてちょっと暗い感じですよね。」
「ブルゴーニュ至上主義者の私としたら、これは違う(笑)!」
私「ブルゴーニュと言っても一番北、シャブリより北のコート・ド・セールのワインです。もうサンセールに近い産地です。」
家内「このワインはブルゴーニュというよりサンセールのムヌ・トゥー・サロンに近い味だと思います。」
「可愛い(笑)。凄く伸びやか(笑)。」
「ピノ・ノワールの旨みの厚みと酸っぱさのバランスがチャーミング(笑)。」
「中身はぎっしり詰まってるんだけど、色が薄いからビックリ(笑)。油断した(笑)。

家内「このワイン、マスキューではレストラン・アイテムとしてのロング・セラー・ワインです。抜栓してからの持ちが良く、グラス・ワインとして愛用されるお店が多いです。」
私「やはり今回、開けたてより翌日の方が
人気となりました(笑)。近年なかなか良いピノ・ノワールが無く、しかも温暖化の影響でブルゴーニュがいまいちです。苦しいところでございます(笑)。」

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