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Mar 10, 2022 by
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前月より特売品として大人気でしたシチリアのグリッロが無くなってしまいました。
残念!
あのスパルタンなフレンドリーさは癖になるようで、リピーターが多く、あえなく完売いたしました。スパルタンなフレンドリーさなんてとても変な表現なのですが、リピーターの方には通じるかと(笑)。ニヤニヤしながらこのブログに共感していただけたら幸いに存じます(笑)。
さて、こうなると別のお買い得ワインを探さなくては!もちろん抜かりはございません(笑)。
今度はコレ!
前月よりグリッロと平行して販売しておりましたアルゼンチンの特売品のシャルドネとマルベックもほぼなくなりましたのでおなじロス・カルドス銘柄の
カベルネ・ソーヴィニヨン2020年です。マスキュー定番のアルゼンチンの赤ワインです。ちゃんとカベルネ・ソーヴィニヨンの味がするデイリーユースには難のない安全運転(笑)。
マスキューのお買い得ワイン探しのゲリラ戦は続きます(笑)。
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Mar 09, 2022 by
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発見しました!
コレとてもお安くて重宝なQBBチーズの上級品(笑)、プレミアムです。贅沢アーモンドと書いて有るようにアーモンドたっぷりで乳脂肪分も普通のものより多いようです。完熟した葡萄を使った白ワイン 特にイタリア中部や南部のハニーでナッツィーな味わいにぴったり(笑)。フラスカーティーやマルヴァジア、ヴェルメンティーノ等と抜群の相性です!
コスト・パフォーマンスと狙い定めた商品開発はもはや発明の域(笑)。日本人ってこうして乗り越えて来たと変に実感させられました。日本のワイン・ラヴァーにとっては朗報です!
あとこういった商品が流通するような時代になったと実感しました。ちゃんと売れてくれると良いなぁ(笑)。絶版にならないことを祈ります(笑)。
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Mar 07, 2022 by
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早速お問い合わせいただきました。
ブルゴーニュ原理主義を自認するAさんです(笑)。
Aさん「アンドレ・ボノームのオール・クラッセ2019年入荷したんですね!」
私「お待たせいたしました。でもですね、値段が高かったです。もっとも値段が決まる前に予約注文していたのでしょうがありません(笑)。」
Aさん「う~ん。4400円かぁ!2割くらいの値上がり。でもなぁ2019年は飛びきり良いし。悩むなぁ(笑)。」
私「そーなんですよ。しかも23本しかもらえなかったんですよ。試飲会に出すには2ダース以上は必要ですから悩みます。」
Aさん「一番下の樽熟成していないピエール・ブランシェはとても2019年が良かったし、そのあとのヴィエイユ・ヴィーニュも凄かった。まだヴィエイユ・ヴィーニュありますか?」
私「ございません。今度は2020年ヴィンテージです。まだ手配してませんが。怖くて予約出来ません(笑)。」
Aさん「2019年のオール・クラッセは一番下のピエール・ブランシェより1000円くらい高いんですね。うん!決めた!」
Aさんのご決意他言いたしません(笑)。
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">アンドレ・ボノームのヴィレ・クレッセ・オール・クラッセ2019年です!
Mar 06, 2022 by
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ふふふ(笑)、ようやく入荷しました!
アンドレ・ボノームの
ヴィレ・クレッセ・オール・クラッセ2019年です!
アンドレ・ボノームはキュヴェ数が多いのでちょっとおさらい(笑)。
ヴィレ・クレッセ『トラディション”レ・ピエール・ブランシェ“』はステンレス・タンクのみで木樽は使わない。→ヴィレ・クレッセ・ヴィエイユ・ヴィーニュは発酵・熟成にステンレス・タンクと木樽をともに使う。→ヴィレ・クレッセ・オール・クラッセは木樽のみ使用。樽発酵・樽熟成のもの。3段階スライド方式で畑の樹齢は高くなります(笑)。
それゆえこのオール・クラッセのリリースが一番最後となります。2019年ヴィンテージの良さは『トラディション”レ・ピエール・ブランシェ“』『ヴィレ・クレッセ・ヴィエイユ・ヴィーニュ』をお飲みになった方は周知。飛び抜けた良い出来映えでこの最終のオール・クラッセのリリースを待ち焦がれたファンは多いと思います。もちろん私もその一人。2019年
は特筆すべきものと確信しております。マスキュー試飲会にご参加された方はご賛同いただけるはず(笑)。
今月のマスキュー試飲会のトリに使いたかったのですが、数が少ない。試飲会で使うにはちょっと無理かな。来月には小区画シリーズのものが来ますが、これも少ない。
どうしましょう?
悩みながらボトルを眺めています。
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Mar 06, 2022 by
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う~ん。
値上げが迫ってますね。
コロナ禍の影響で物流が滞りコンテナの輸送費が3~5倍と言われてますが、もちろんその影響はすでに出ています。それによりワイン代金が跳ね上がるほどではありませんが1,000円以下のお買い得ワインを探すのが難しいと実感しています。
4月以降2021年の新物が予定されてますが、特にブルゴーニュは大変なことになっています。2021年産が春の遅霜、夏場の雨等の影響で収穫が70%失われたようです。記憶では1991年より酷いですね。ですから20%前後の値上がりが予想されますし、実際インポーターさんからそのような事前通告もありました。
20%値上がっても70%減産をカバーしきれないでしょうが、日本では普通に買えないワインにブルゴーニュ・ワインがなってしまいますね。
ケチなマスキューは国内の残り物を探したり(笑)、ブルゴーニュ以外の優良なシャルドネやピノ・ノワールを探すゲリラ戦を展開するしかありません(笑)。もともとゲリラ的な動きは身上ですから(笑)、ちょうど良いのかも(笑)?
冗談を言っている場合ではありませんが、世界は広いと思えばなるようになるかな(笑)?
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Mar 03, 2022 by
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う~ん、ウクライナの戦火は拡大しているようですね。
今日いつもお世話になっているインポーターの『アグリ』のIさんが桝久に見えました。モルドバのラダチーニの輸入元です。もちろん気になっていたのでその話となりました。
私「ラダチーニの輸入に影響出てませんか?」
Iさん「モルドバは内陸部なので港がありません。それゆえ通例はウクライナのオデッサの港から船積みされます。今回はちょっと不安でしたので陸路ポーランドから船積みしました。」
私「オデッサもロシア軍いますもんね。」
Iさん「今オデッサの港は封鎖されていて船積み出来ませんから、ギリギリセーフでした。冷や汗かきましたよ。ラダチーニの他国向け出荷のコンテナは5個ほどオデッサで足止めを食っているようです。」
私「長引いて、ロシアがモルドバまで手を伸ばしたら悲惨なことになる。」
Iさん「弊社にはロシアに詳しいスタッフがいますが、彼によるとあり得ることのようです。」
私「そうなるとモルドバもワイン生産どころじゃなくなる。」
暗澹たる思いです。
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Mar 03, 2022 by
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先週は試飲会お疲れ様でした(笑)!
今回はデイリーな白が人気。
グリッロはもうあと5本です。
ところで、もう今月の試飲会に向けたサンプルが届いています(笑)。
ふふふ(笑)。
フランスの白が3本と
イタリアの赤が3本。中でも注目は愛するコアぺがリリースするヴァン・ド・フランスの白。お値段もお手頃だしちょっと期待(笑)。あとこれまた愛するゲンメのロヴェロッティーのコッリーネ・ノヴァレッジ。そうそうピエモンテのロケも来ました(笑)。
眺めていると試飲アイテムというよりは、単純に飲みたい!
やはりこれが原動力なのです(笑)。
でもですね、このブログでその後のことが何も触れられない時はトホホにことになっていたとお察しくださいね(笑)。
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Feb 28, 2022 by
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●ロ・プーロ ロッソ 2020年 コスタドーロ イタリア マルケI.G.P. 赤 750ml 1225円税込み
「マスキューさん、コレと前の白ワインは同じ生産者ですよね。両方ともヴィーガンって書いてありますが、ワインにもヴィーガンがあるのですか?ワイン自体は植物ですよね(笑)?」
家内「はい。仰る通りです。堆肥に動物性のものを使わなかったり、ワイン作りの工程で動物性のものは一切使わないということです。どうでも良いような気もしますが(笑)、ヨーロッパでは主流のようです。」
私「あとワインを濾過する時に一般に卵白わ使いますが、ヴィーガン・ワインではそれを避けます。」
「どうやって濾過するのですか?」
私「濾過しなかったり(笑)、珪藻土を使って濾過したりするようです。」
「珪藻土って微生物の化石ですよね。微生物はイイのかな(笑)?」
私「化石は石だから良いのかな(笑)?」
「ヴィーガンってちょっと怪しい(笑)。」
私「大きな声では言えませんが怪しい(笑)
。ちょっと教条的ですよね。でもワインを飲む人口の1割ほどヴィーガンの方がいるようなので、無視出来ないようです
。」
「凝れも白同様にビオっぽくないですね。飲みやすい(笑)。」
家内「醤油っぽさを感じますね。あと樟脳
かな。」
私「綺麗に完熟した葡萄を使ってますよね
(笑)。」
「マルケ辺りのワインって過熟したものが多いんだよね。でもコレはそんな感じない(笑)。黒いジャム飲んでるようなモンテプルチアーノって昔よくあったんだよね(笑)。」
Kさん「あの辺はとても貧しい場所。イタリアの中でもかなり辺境の地、何もない
(笑)。」
家内「だから作ったワインはブレンド用として北イタリアのワイン商に樽ごと売却していました。元詰めするところは限られていますし、実際に元詰めの歴史も新しいです。」
「このワインは小粒のベリーのニュアンスがあって良いですね。サンジョヴェーゼかな?」
私「はい!モンテプルチアーノのストロベリーのニュアンスは遅れて出てきます。チウ・チウなんかのモンテプルチアーノはちょっと暗いニュアンス。やはり古いワイナリーだかあって地元では一番良い地所のようですね(笑)。」
「甘い香草の香りがしますね。甘さがエレガント(笑)。」
私「甘さがでしゃばりません。白同様に残糖分は1L中2.7gとかなり少ないので、マルケのワインらしくない(笑)。自然なエレガンスを感じます。」
「余韻も長いし、欠点が無いよね(笑)。とても自然にスイスイ飲めちゃう(笑)。」
「暖かみを感じる。といって田舎臭くない
(笑)。」
「アルコール分はいかほどですか?」
家内「え~と。13.5%です。」
「そんなにある感じはしない。13%くらい
だと思いました。」
私「ちなみにチウ・チウの2020年のバッカスも同じ13.5%です。同じ糖度で収穫してるけど、出来上がるワインは違いますね(笑)。」
今回試飲会中にまさかの完売!
ごめんなさい!
休み明けにまた来ますからご安心してくださいね。
●メルロー 2018年 アントヌッティ イタリア フリウリ―ヴェネツィア・ジューリア 赤 D.O.C.フリウリ・グラーヴェ 750ml 1980円税込み
「おっ、またまたイタリアですね(笑)。」
私「今回はイタリアが5本です!南部、中部、北部の揃い踏みでございます(笑)。
」
Kさん「え~と。これはフリウリですね。イタリアでも平らなところですね(笑)。沖積地なんだけど、ワインは割と濃いんですよね(笑)。」
「あっ!高級そう(笑)。」
「うんうん。香りに重さ深さがある。ネットリしてる(笑)。」
「プラムの果実味か素晴らしい!」
「メルロー!ジャムっぽさも良し!」
私「黒トリュフの香りもプンプンしますね
(笑)。」
「うんうん。ポムロールのワインに似てるね(笑)。
「黒トリュフってどんな香りですか?」
私「はい。海苔の佃煮です(笑)。」
「あー!コレかぁ(笑)。高級さを凝縮した印象ですね(笑)。」
「でも海苔の佃煮って庶民的(大爆笑)。
」
「それじゃあ白トリュフってどんなに香りなんですか?」
私「さすがに白トリュフは食べたことありませんが、香りはニンニクです(笑)。」
「白トリュフって超高級品だよね。黒トリュフの10倍以上するんだって(笑)!」
「そうそう。白トリュフは栽培出来ないんだよね。」
「このワイン、本当に美しい(笑)。濃いには濃いんだけど、濃さよりも香りだよね
。」
私「さすが!」
「レストランで肉料理食べながら飲みたいね。牛肉かな?」
「品があるよね(笑)。」
家内「やはり美食の地ですから、ワインも磨かれてますね(笑)。」
「メルローって世界中どこでも作られてるよね。濃密でネットリしたのが目指される。これもその範疇なんだろうけど、品が良いんだよね。この点他とはちょっと違うかな(笑)。」
私「この辺は葡萄の収穫量も多いのですが
、割とワインが濃くなります。テロワールの優位性を感じます。」
家内「あと、抜栓直後の昨日より今日の方がふっくら感じます。香りも今日の方が立ちます。ワイン自体の構造の良さを感じます(笑)。」
「濃ければ濃いほど良い訳じゃないって思ってるんだろうな(笑)。レストランで食事しながら楽しむためのワインだよね(笑)
。」
「そうそう。星付きレストランじゃなくても、ちゃんとしたフリウリの郷土料理と合わせてみたいな(笑)。」
●レフォスコ・ダル・ペドゥンコロ・ロッソ2018年 アントヌッティ イタリア フリウリ―ヴェネツィア・ジューリア 赤 D.O.C.フリウリ・グラーヴェ 750ml
1980円税込み
「レフォスコ種、聞いたことがありません
(笑)。」
家内「正確にはレフォスコ・ダル・ペドゥンコロです(笑)。」
「長い(笑)!」
「おっ!血の味がする(笑)!」
Kさん「野性味があってラグレインに似てるね。」
「かなり複雑。ベーコン、肉を連想するね
。それもジビエ(笑)。」
「果実味は小粒のプラムかな。ギッチリ詰まってるね(笑)。全体の佇まいが個性的で良いね(笑)。」
私「これもメルロー同様に香りに求心力がありますよね(笑)。思想が似てる(笑)。」
家内「これって時間が経つとより飲みやすくなります。時間が経つとあの生々しさがフレンドリーに感じますよ(笑)。」
「2018年のフリウリは作柄が良さそうですね(笑)。」
「元々の香りのバランスの取り方は高度ですよね(笑)。」
Kさん「翌日飲むとあの野性味が飲みやすさに変わる(笑)。地元の良いレストランで飲みたいですな(笑)。きっとこれに合うジビエ料理を出してくれるはず(笑)。そんな経験すると料理とワインの味わいあとその旅行は一生の記憶になる。」
私「体験が味の記憶とともに永遠のものになりますよね(笑)。」
「フリウリ行ってみたい(笑)!」
家内「フリウリのワインってさりげなく美味しいですよね(笑)。過剰な濃さを求めなくてとてもイイ(笑)。」
Kさん「私フリウリのワインだとスキオペッティーノが大好きです(笑)。オリジナリティーがあって実に美味しい!特にブレッサン・ワイナリーかな(笑)。」
私「あのワインは反則ですよ(笑)。世界的に評価されてますもんね(笑)。コレと比べるとランクが違いますが、意図するエレガントさバランスの良さは共通してますね。」
家内「あのワインは料理無しでも記憶に残りますよ(笑)!」
皆様のこっそりサクッとのご協力ありがとうございました!大人のプレーに助けられました。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Feb 27, 2022 by
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昨日、一昨日とこっそりのお越しありがとうございました!皆様のご協力もあってどうにかこうにか無事終了いたしました。
ありがとうございました!
〇ヴィラ・ヤンボル マスカット 2020年 ブルガリア 白 トラキアン・ヴァレー 750ml 886円税込み
「マスキューさん、今回はお手頃な白が沢山あって良いですね(笑)。」
「春らしくてイイね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しくださいませ(笑)。」
「うわっ、あまーい香り(笑)!」
私「でもですね、完全な辛口でございます
(笑)。」
「香りは花(笑)!」
「薔薇やライチ?」
「まるでゲヴュルツトラミネールだぁ(笑)
!」
「確かに!でもゲヴュルツトラミネールって基本甘いよね?それにもっとドロドロしてる(笑)。」
家内「このワイン品種はマスカット・オットネルです。南フランス辺りではマスカットの香りがプンプンする甘くて濃いワインになります。」
「あー、マスカッティーなやつだね(笑)。もろにマスカット味のワインですよね。
」
「でもこのワインはマスカッティーなやつと比べると、香りはかなり複雑ですよね
。」
家内「トロピカルで華やかではありますが
、冷涼さも感じます。やはりブルガリアの内陸性気候の性だと思います。」
「マスキューさんの定番スワローなんかにも似てますね(笑)。」
私「ワシントンのゲヴュルツトラミネールですね(笑)。確かに共通するスタイル意識を感じます。」
「このワインはブログで書いてあるほど薄くは無いですね(笑)。おもった以上に粘りがありますよ。やはり東欧なんだと感じます。」
「そうそう。グリューナー・ヴェルトリーナなんか粘性が強くてスパイシー。このワインもちゃんとその範疇を踏襲してますもんね(笑)。」
「このワインは誰でも美味しく感じますよね(笑)。特にワインが苦手な方(笑)。蒸留酒は大丈夫だけどワインはダメとか。」
「ビール以外はダメな人もいるよね。」
「特にワイン未経験の方に知ってもらいたいよね(笑)。」
「うんうん。甘いドイツワインくらいしか
好きじゃない人、特にそんな女性だったら世界が広がるね(笑)。」
「そうそう。辛口の白ワインって食べ合わせを楽しめるからね(笑)。」
「でもこのワインはポテトチップスでも全然イイよね(笑)。」
「延々と飲み続けられそう(笑)。」
私「あとこのままワインは残糖分が1L中
1.9gしかありません。物凄くドライです。経験的には3gを切ると稀。恐らく糖分をよりしっかり食べる酵母が開発されたとしか思えません。」
「辛口ワインってどの程度の糖分を残すのですか?」
家内「一般にEUのワイン法では5g以下を辛口白ワインと分類しています。通例残糖分は1L中4g前後の仕上がりとなります。」
「それって飲んで解りますか?」
私「ちょっとトレーニングして意識するようにすればすぐ判断出来ますよ(笑)。残糖分には5g、4g、3g、1g、の壁があると思います。もちろん個人的な感覚なのであくまで私の基準です(笑)。」
家内「あと酸の多寡も影響しますからなかなかブラインドでは当たらない(笑)。」
私「当たらずとも繰り返しあるのみ(笑)!
」
「ふ~ん。よくソムリエがこのワインはシャトー〇〇の何年ものなんて当てるけど
(笑)、それに近いのかな?」
私「ソムリエさんのあれは芸当ですね(笑)
。我々は今飲んでるワインがどう作られたか見破るのが仕事でございます(笑)。
」
「解るんだぁ?!」
私「簡単ですよ(笑)。だってコスト・パフォーマンスの悪いワインは売れませんからね(笑)。お客様は自然にやってます(笑)
。」
「マスキューさんは東欧のコスパの良いワインを扱ってくれるから助かりますよ(笑)
。でもプーチンの野郎がろくでもないこと始めたから心配でしょうがないですよね。」
私「ソ連崩壊から30年くらい経ってようやくワイン産業が一人立ち出来てきたのに、これでぶち壊されたらまた再興するのに30年かかります。絶対に許されません!」
「でもロシア人がロシアで反戦デモするのには驚きましたよ。プーチン相当焦ってるよね。」
「確かにもうロシアって大国ではないんだよきっと。核を持ってるだけ。」
「こんな奴相手に北方領土返還叫んでも無駄だよね。」
「経済を疲弊させてお金で買い戻すしかないよね。」
ワイン・ラヴァーはプーチンを許しません!
〇(限定販売品)
イゾラ グリッロ 2020年 カステラーニ イタリア 白 シチリアD.O.C. 750ml 927円税込み
「瓶の色、ラベル・デザイン、ジャケット買いしちゃうね(笑)。」
「う~ん。海のワイン!爽やかそうですね
(笑)。」
「飲んでみても海のワイン(笑)!かなりしっかりしていながらフレッシュ(笑)。」
「グリッロって初めて飲んだけど、シチリアらしくて良いですよね(笑)。」
「ブルガリアのマスカットみたいに花の香りプンプンじゃないけど(笑)、柑橘類でがっちり固めたような白ワイン(笑)。」
私「香りと言うより味わいにグレープフルーツやレモンがある。と言うのが正しいかと。」
家内「グリッロ種はシチリアの酸化熟成ワインマルサラの原料となります。香りより強さに品種の特徴がありますね。」
「このグリッロはアルコール分はいかほどですか?」
私「え~と。12.5%です。」
Kさん「う~ん。それ以上に強く感じますね。やはり酸が強いんですね。これだけ強いと夏にソーダ割りで飲んでも良さそうですね(笑)。」
「氷を浮かべるだけでもイイかな(笑)。」
「オリーブ油やトマト使ったものなら何でもオッケーだね(笑)。」
「ラベルに書いてある『イゾラ』ってブランド名ですか?」
私「はい左様かと。どんな意味かな?」
Kさん「海岸かな。らしいよね(笑)。」
私「さすが!」
家内「このワインを飲みながら小エビのフリッターなんか食べたら止まらなくなりそう。」
私「う~ん。ブルガリアのマスカットはポテトチップス。このグリッロはかっぱえびせん。止まらない、止まらない~(笑)。失礼いたしました!」
「このワインは少し塩っけもあるからフリッターには鉄板だよね(笑)。塩を振ってレモンを搾ってかければ更に良し(笑)!」
「シチリアのワインって強さがあるよね。あと塩気。このくらいの値段はとても助かる(笑)。安いよね(笑)。」
私「ありがとうございます。でもですね、このワインはインポーターさんが輸入を止めるということでの処分価格品。ですから金品のみとなります。スミマセン!
」
「マスキューさん、これからワインも値上がりしそうですよね?」
私「左様で。3桁でお買い得なワインを探すのが難しくなってきました。」
「まあ、極端に安いワインはあるのだろうけど、産地や作り手の特徴を感じられるワインはあの値段では無理だよね。一体ワイン自体の値段は幾らするんだ?って疑うレベルだもんね。」
家内「汎用品的なワインも必要には必要だとは思いますが…。」
私「まあ、お客様が選ぶことですから。」
〇ロ・プーロ ビアンコ 2020年 コスタドーロ イタリア マルケI.G.P. 白750ml 1225円税込み
「おー!白の3連発ですね(笑)。南部のシチリアから中部のマルケですかぁ(笑)。
」
「どれどれ(笑)。あっ!色が濃い(笑)。黄金色?」
「前の二つが薄い色だったら、コレ目立つ
(笑)。ヴィンテージが古いのですか?」
家内「いえいえ、2020年ヴィンテージです(笑)。でも色はオレンジワインに近い
(笑)。」
「コレ色の通り味わいも濃いですね(笑)。」
「グリッロより遥かに強い(笑)。中身がぎゅっと詰まってますよね。」
「セパージュは何ですか?」
家内「トレビアーノとシャルドネです。強さはトレビアーノ、香りはシャルドネかな(笑)。」
「何故こんな色なんですか(笑)?本当にオレンジワインみたいですよね。まあ、独特の酸化臭はしませんけれど(笑)。」
私「この白ワインは酸化防止剤無添加で作られていますので、色が酸化され濃くなっていると思います。」
「なるほどねオレンジワインも酸化防止剤無添加で作るもんね(笑)。でもコレは酸化臭がしないし、オレンジワインみたいに値段が高くない(笑)。」
私「そーなんです(笑)。技術が高いとしか言いようがありません。飲んでビックリしました。」
家内「醸造の工程で空気に触れないように工夫しています。瓶詰め時には部屋に窒素を充填して絶対に空気に触れないようにしているとか(笑)。徹底的です。」
「そりゃ空気に触れさせなければ酸化はしないですよね(笑)。でも酸化防止剤を使わないで大丈夫なんですかね?」
私「葡萄の力に頼るだけのプリミティブな方法ですと、どうしてもビオ臭がしたりしますが、コレはそれすらしません。恐らく発酵をほぼ完全に行うことでワインを安定させる技があるのだと思います。ちなみにこのワインは残糖分がワイン1L中2.7gほどです。通例のワイン酵母ではここまでドライになりません。」
「最初のブルガリアのマスカットもそうでしたよね(笑)。」
「ちょっとウイスキーっぽさを感じますね
。何故かしら(笑)?」
私「焦がしたような甘さがあります。よくは解らないのですが、マルケのしっかり作った白ワインを飲んだ折何度か経験しました。」
家内「酸化防止剤SO2の不使用が起因しているかもしれません。ただ嫌味にはなってないかな(笑)?」
「う~ん。これが1225円で買えるんだぁ!驚きですな(笑)。」
家内「そうそう。このワイナリーコスタドーロは、マスキューの大定番チウ・チウ
の傘下となっています。有機栽培の大生産者となったチウ・チウにとっては大変貴重なワイナリーのようです。なにせチウ・チウの近所で一番のワイナリーですからね(笑)。」
「あー、チウ・チウね(笑)。美味しいよね
アレ(笑)。」
「強くて深みもあるし余韻も長い。イタリアの郷土料理で柿をオーブンで焼く料理があるんですが、それと合わせてみたい
!柿がトロトロになってチーズをかけて焼いたりもするそうですよ(笑)。」
私「イタリア人はゼリー状にまで完熟した柿をデザートとして食べるようですよね
。」
「そうそう。日本人だと捨てちゃう(笑)。もしくは干し柿にしますよね(笑)。」
私「トロトロの柿にウイスキーを垂らして食べるとか(笑)。そういえばウイスキーのニュアンスあるから過熟した柿とこのワイン合うかも(笑)!」
家内「プーリアのプリミィティーボの長期熟成したものに過熟した柿のニュアンスありますから、それとも合いそうすね(笑)。」
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Feb 24, 2022 by
weblogland |
くっそー、ロシアがウクライナ侵攻しました。しかもロシア軍の部隊配置図を見るとモルドバにも1箇所部隊が配備されているようです。
ウクライナともどもワイン産地のモルドバにも被害が及びますね。これでまたワイン産業が壊れてしまうと復活には一世代かかります。ソ連崩壊からようやく一人立ちし始めた国々の落胆と恐怖がいかばかりか、それを思うと腹が立って仕方ありません。
ウクライナ、モルドバ、ジョージア等のロシア周辺国はともにNATOへの加盟を加速させる意向のようですが、しっかり結束してほしいところです。
今はとにかく血が少しでも流れないことを祈るしかありません!
東欧のワイン産地に期待するマスキューにとっては許しがたいことです。あんな美しく平和な土地を勝手な利己心で武力侵略するなどとんでもないことです。
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Feb 23, 2022 by
weblogland |
今月2月25日(金)、26日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ全て並びました!
今日イタリアのアントヌッティのメルローとレフォスコが来てコンプリート(笑)。
う~ん。
アントヌッティのメルローとレフォスコのラベルは鮮烈ですね。両方とも赤なのですが(笑)、メルローはダリアの花のような鮮烈な赤、レフォスコはちょっとオレンジが混じった赤で暖かみと明るさがあります。
こうして全体を眺めるといかにも春!見ているだけでワクワクします(笑)。週末が暖かくなってくれるとさらにワクワクかな(笑)?
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Feb 22, 2022 by
weblogland |
今月2月のマスキュー試飲会のラインナップ2/3並びました(笑)!
なかなか春らしい並びになりました(笑)。どのボトルも緑色が入って爽やかですね(笑)。特に2番目のグリッロはレトロなガラス瓶みたいで惹かれます。こうして眺めてもグッド(笑)。
あと、コスタドーロの黄色のボトルタグは目立ちますね(笑)。ヴィーガン、オーガニック、酸化防止剤無添加の3拍子揃ってますし、何よりそれでいてこの価格でこの味わい!皆さん驚くに違いありませんね(笑)。
あと残り2種類は明日来ます。イタリア、フリウリ・ヴェネティア・ジューリアのメルローとレフォスコこれもなかなか良いのですよ(笑)。
さあ、もう少しだぁ!
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Feb 21, 2022 by
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今月2月25日(金)17~20時、26日(土)11~20時にて執り行うマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
もちろんオミクロン真っ最中ですので、H.K.S.15で行います(笑)。
H ひっそりやっておりますので、
K こっそり来てください。
S 試飲はサクッと15分にてお願いします!
もちろん無理は禁物。無理に電車を乗り継いで来られると、私は心配になります。
今回はデイリーなもの6本!白3本、赤3本。そうすると1本当たり2分30秒(笑)?まあ、あくまでもティスティング、ティスティングでございます(笑)。
〇ヴィラ・ヤンボル マスカット 2020年 ブルガリア 白 トラキアン・ヴァレー 750ml 886円税込み
フランス、イタリアよりずっと早くワインが造られ始めたブルガリアのトラキア地方。ギリシャ同様紀元前3000年の歴史を誇ります。また、一説にはギリシャを遡るワイン発祥の地として紀元前5000年の歴史があるとも。いずれにせよ、ワイン用の葡萄の原産地ですから古いのはたしかです。また、日本との関係も古く、1970年代から、ブレンド用として多くのブルガリア産ワインが輸入されていました。当時の日本は国産ワインの表示義務がかなりいい加減でしたから、知らずに飲んでいたのではないかと思います(笑)。
そう言えばかつてメルシャンが『ボイヤール』銘柄でブルガリア・ワインを日本へ輸入してましたね。当時、ボルドー飲むより安くて美味しかった記憶があります(笑)。この時期、特に品質の高いカベルネやメルロ等のヨーロッパ品種を主にソ連に輸出し好評を得ていたようです。
そして混乱と荒廃の1992年の民主化、2007年のEU 加盟を経た現在、国際市場を意識した素晴らしいワインが多く誕生しているようです。
このワイナリーはブルガリア南部バルカン山脈が背後にそびえるワイン産地トラキアン・ヴァレーに畑を持つヴィラ・ヤンボル。ブルガリア国内でも特に古い1924年設立のワイナリーです。トラキアン・ヴァレーは、生育期は暑く乾燥し、秋には穏やかな快晴が続くブドウ栽培適地です。葡萄は良く熟し、しかも収穫期にアクシデントが少ないようです。このため、ボルドー品種のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロの栽培により各国で高く評価されました。中でもヴィラ・ヤンボルはそのスペシャリストとして一目を置かれる存在です。
マスキューの定番で同じ価格帯のカベルネ・ソーヴィニヨンはそのコスト・パフォーマンスの高さ故、さまざまな雑誌やコンテストで絶賛。皆様におかれましても必須アイテムとご愛顧されております
(笑)。
これはマスカット・オットネルを使ったとてもドライで軽い白。マスカット独特の香りより薔薇の香りが強く、ゲヴュルツトラミネールのようです(笑)。とは言えゲヴュルツトラミネールのような粘りや濃さとは無縁なとてもドライな味わい(笑)。トロピカルな香りの下に青リンゴやライム、レモンの爽やかなリンゴ酸がちゃんとありますから、飲み疲れしないスタイル。合わせる料理も幅広く、特にポテトサラダは鉄板。牛肉以外なら何にでも合いそうですね(笑)。気軽に何も考えずに、ポテトチップス食べながら飲むも良し!有りそうで無い、嬉しいワインでございます(笑)。特に辛口白ワイン初心者や女性にはオススメ(笑)。嵌まること間違いなし(笑)!
インポーターさんの資料によると『醸造は完熟したブドウを手摘みし、注意深く選別。除梗、圧搾後、 13℃で20日間の発酵。ステンレスタンク使用。安定化、ろ過。』いわゆるワインのアルコール発酵酵母は15℃以下だと発酵を始めませんから、特殊な酵母を使っているようです。それとこの白ワイン、残糖分はなんと1L中1.9gしかありません。通例辛口白ワインの残糖分は1L中4g前後ですから、かなり異例。糖分を低温でよく食べる酵母を採用しているようです。また、同時にマロラクティック発酵を起こさせない意図も同時に達成しているような気がします。マロラクティック発酵は20℃を越えないと起こりません。理論的にはかなりドライで酸があるスタイルとなります。
あと経験的に思うのですが、ここまで残糖分が無いと違和感を感じることがあるのですが、味わいに違和感を感じません(笑)。それより斬新さに心奪われでしまいます(笑)。
イノヴェーションを感じる白ワインです
。
〇(限定販売品)
イゾラ グリッロ 2020年 カステラーニ イタリア 白 シチリアD.O.C. 750ml 927円税込み
このワイン、イタリア・トスカーナに本拠を置く巨大酒商カステラーニ社が『イゾラ』ブランドでリリースするいわゆるネゴス物です。
マルサラ酒の原料となる地場品種グリッロ100%のものです。このグリッロ種はもともとプーリア原産らしいのですが19世紀末のフィロキセラ禍を避けるためにシチリアに移植されたそうです。マルサラに使われる品種ですから、基本頑強(笑)
。アロマチックではありませんが、グレープフルーツのような柑橘類をしっかり感じる酸がたっぷり。ミネラリーで切れがあり、いかにもシチリアっぽい仕上がりです(笑)。喉超しに清涼感がありとても健全で、シチリアのまぶしい陽光を感じる好感の持てる白ワインでございます(笑)。
そうそう、あとラベルの絵が可愛い(笑)。ちょっとシャガール風でジャケ買いしちゃいそうです(笑)。シャガールの絵かと思い調べたのですが類似の絵はありませんでしたので、インポーターさんに問い合わせたところ。「シャガール風ということで…。」シャガールのオマージュ?
パクりなのかな(笑)。
〇ロ・プーロ ビアンコ 2020年 コスタドーロ イタリア マルケI.G.P. 白750ml 1225円税込み
イタリア中部アドリア海に面するマルケ州、温暖で風光明媚な海岸部はヨーロッパの高級リゾート地として著名ですね。
このワイナリー、コスタドーロはその海岸部から10kmほど内陸に入った丘陵部にあります。由緒あるワイナリーで総面積は130ヘクタール。昔からの生産者ですからかなり恵まれた地所それもエリアの核心的な地所を所有しています(笑)。2010年頃から有機栽培を目指しており、同じマルケの『チウ・チウ』とはご近所で共通の志を持つ間柄(笑)。新たにワイン生産の道に入った『チウ・チウ』には頼れる大先輩兄貴分だったことが想像にかたくないですね(笑)。
ワイナリーは現在マルケのオーガニック・ワイン生産のトップ・ランナーその『チウ・チウ』の傘下に入っており、チウ・チウ以上の高い基準の自然なワイン作りを行っています。『ビーガン』『ユーロ・リーフ』『ccpb』などの世界に通じる自然・有機農産物の認証も取得しています。世界規模の有機栽培生産者となった『チウ・チウ』にとって『コスタドーロ』はより良い葡萄でのワイン生産を成し遂げるためには絶対に必要な存在だったようですね(笑)。
味わいはナチュラルで芳醇で特徴的。いわゆるビオ臭は全くしません(笑)。しかもSO2の添加はしていない。驚きの出来映えなのです。それ故ブランド名『ロ・プーロ』はピュアの意(笑)。
白はトレビアーノ80%、シャルドネ20%
のセパージュ。色は黄金色と2020年にしては濃い(笑)。オレンジ・ワインに近いですね(笑)。そしてこの価格帯とは思えない濃密さがあり、立ち香の重さにまずビックリ(笑)。とてもドライでありながら、複雑でパワフルな果実味。ハニーさ、紅茶、リンゴ、夏みかん、桃などの果実味はディテイルが明瞭。ナッツィでほのかな塩味を感じる後味のニュアンスはゴージャスでもあります(笑)。ワインのレベルの高さと価格に驚かされました(笑)。
気がついたのですが、驚くほどドライ。通例辛口ワインの残糖分は1L中5gを若干切る程度。4gほどとなります。ところがロ・プーロのワインは3gを下回ります。今ニュー・ワールドではオーストリアで開発された残糖分が1L中1g未満になる酵母を使うトレンドがありますが、それを使うと味わいに違和感が生じます。ですからオリジナルで選別した糖分をよく食べる酵母を使っている気がします。それとマロラクティック発酵の際に乳酸を充分消化するように仕向ける工夫もされていると思います。醸造工程でこの点を徹底すればワインは安定し再発酵を起こさない状態になります。SO2無添加は達成出来るようです。
作りの特徴は基本全てが清潔で低温度での管理と、ワインと空気との接触を極力避けること。一番空気と触れやすい瓶詰め工程は、密室の作業部屋を窒素で充満させて瓶詰めを行うとか。かなり徹底してますね(笑)。
このレベルのものをこの価格で作ってしまうのですから、いわゆるビオ系生産者のトップ・ランナー。
あとちょっと下世話な憶測ですが(笑)。葡萄自体の調達コストが安いような気がします。このレベルの凝縮感があるワインですと価格ももっと高いはず。そうするとチウ・チウは良い買い物をしたのかな(笑)?ゴメンナサイ!
●ロ・プーロ ロッソ 2020年 コスタドーロ イタリア マルケI.G.P. 赤 750ml 1225円税込み
この赤ワイン、セパージュはサンジョヴェーゼとモンテプルチアーノが半々くらいかな?サンジョヴェーゼの小粒なベリーとモンテプルチアーノのストロベリーのニュアンスが程よく溶け込んでます。マルケは暑い産地なので果実味が真っ黒に成り勝ちですが、これは果実味を上手く表出しており、抜栓したのち時間の経過とともにらしい雰囲気が増します。基本重いスタイルではなくとても軽やかに感じますが、しっかり旨味があるのでどこまでも飲める(笑)。ちょっと植物っぽいニュアンス、綿飴のような後味は心地好くとてもフレンドリーなのです(笑)。『コスタドーロ』自体のモンテプルチアーノの果実の表現力が高く評価されていますのでこの点『チウ・チウ』との違いと認識できます。
気がついたのですが白同様赤も驚くほどドライ。通例辛口ワインの残糖分は1L中5gを若干切る程度。4gほどとなります。ところがロ・プーロのワインは3gを下回ります。今ニュー・ワールドではオーストリアで開発された残糖分が1L中1g未満になる酵母を使うトレンドがありますが、それを使うと味わいに違和感が生じます。ですからオリジナルで選別した糖分をよく食べる酵母を使っている気がします。それとマロラクティック発酵の際に乳酸を充分消化するように仕向ける工夫もされていると思います。醸造工程でこの点を徹底すればワインは安定し再発酵を起こさない状態になります。SO2無添加は達成出来るようです。
●メルロー 2018年 アントヌッティ イタリア フリウリ―ヴェネツィア・ジューリア 赤 D.O.C.フリウリ・グラーヴェ 750ml 1980円税込み
州で最も有力なワイナリーと称されるアントヌッティは1921年にイグナチオ・アントヌッティにより創設。マスキューと同じ年ですね(笑)。現在は孫娘のアドリアーノとその夫リノーを中心に夫妻の息子のリカルドと娘のカテリーナを加えた家族全員で運営されています。
所有する畑は約50ヘクタール。ワイン栽培最適地フリウリ・グラーヴェ平野の中心に3箇所に別れて所有しています。
北側のアルプスにより作られた扇状地。氷河期の川床で、小石が混じる水捌けの良い土壌です。ボルドー等と同様な土壌です。北側の25ヘクタールの畑は小石や砂利の土壌で特に水捌けが良く葡萄の糖度が上がりやすいため白葡萄のみを作付け。南側の畑はより河口に近いため粘土質となりよりリッチな赤ワイン生産に適しているようです。
出来上がるワインは基本クリアでエレガントなもの。雑味が無くより葡萄果の特徴を表現しています。沖積地の畑ですから高台の畑よりは保水力がありますので、葡萄の健全性にはかなりの注意を払った上で撰果に全力を傾けている印象です(笑)。
このワインステンレス・タンクで発酵後500Lのトノーの古樽で6ヶ月熟成したもの。トノーはおそらくスラヴォニアンオークのものだと思います。
開けるとまず濃密な香り。トリュフの香りがし、思わずポムロールを連想しちゃいました(笑)。もちろん飲むと実に旨い(笑)!メルローらしい芳醇な躯体にはこれまたメルローらしいプラムやベリーの熟した果実味がみっちり。でもですね、やはりポムロールとは違う。上等なポムロールほどのネットリ感ではなく、作り手もそれを目指していないような気がします。全体のバランス 食事に合わせやすいことを念頭に置いたワイン作りの結果のような気がします。ワインのボリュームと同等な酸があるとでも言えば良いかも(笑)?レフォスコ同様の明瞭さ、キメの細やかさ、隠れがちではあるが質的な強さを感じます。
これもきっとレストラン・アイテムですね(笑)。しっかりとした個性がありながら、取っつきにくさがありません。
●レフォスコ・ダル・ペドゥンコロ・ロッソ2018年 アントヌッティ イタリア フリウリ―ヴェネツィア・ジューリア 赤 D.O.C.フリウリ・グラーヴェ 750ml
1980円税込み
このワイン、土着品種レフォスコを使ったもの。ステンレス・タンクで発酵したのちバリックの古樽で8~10ヶ月熟成しています。
このレフォスコ種は樹勢が強く晩熟成で栽培しやすいが酸が強いのが特徴とか。なるほど!アントヌッティの他の赤ワインは500Lの大きめの樽を熟成に使いますが、レフォスコだけはバリックを使います。でも実際に飲んでみると格段樽のニュアンスは感じません。やはりレフォスコは強いと実感。ちょっとアルト・アディジェのラグレインに似た印象がありますね(笑)。開けたてはいわゆる『血の香りがする』生々しさがあります。それが小粒のチェリーやベリーの明瞭な果実味と合いまう姿はスパルタンでありながら、実にキメ細やかな姿。
う~ん。
いかにもジビエに合わせるような食生活に根差したワインだと実感。レストランでジビエ料理を食べながらこんなワインが出てきたら、『さすがプロ!』と唸らされますね(笑)。
以上6本!
こっそりお待ちしております(笑)。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Feb 20, 2022 by
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う~、寒いですね。
この寒い2月、私は暇を見ては我が家の庭の伐採に励んでおります(笑)。現実は暇を見すぎるほどですから作業の進むこと進むこと(笑)。90Lの大きなゴミ袋6袋の量になりました。もちろん累積の量なのですが(笑)。春になって暖かくなる前に伐採!
ふと葡萄農家の冬季剪定を思いました(笑)。我が家の猫の額ほどの庭(空き地)でもこんなに大変なのに、広大な葡萄畑だとどれほど大変か想像すら出来ません。まあ、もっとも我が家の空き地は7年以上ほったらかしの完全ビオ状態ですから、年中手入れを怠らない葡萄農家と比べては失礼ですね(笑)。
さあ、作業完了まであと4袋分くらいかな(笑)?達成感があるので楽しめますぞ(笑)!
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Feb 16, 2022 by
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今月末のマスキュー試飲会のラインナップまだ決まりません(笑)。
先週の土曜日に取り寄せたサンプルは全滅(笑)。ガーン!
そんなこんなで今日またサンプル到着です(笑)。多分これでだいたい決まる予感はしますが、トリはまだ未定(笑)。
う~ん。
こんなときは焦らずに焦る(笑)!に尽きます。無理に旨くもないものを出すより、在庫のヴィンテージ変わりや今まで試飲会に出していないものを使うのも一手。腕の見せ所でございます(笑)。
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Feb 16, 2022 by
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久しぶりにロ・ゼルボーネのワインを飲みました(笑)。
ロッソ2017年です。以前は2015年を扱っていましたが、2017年に変わって入荷していたので取り敢えずサンプルをとってみた次第でございます(笑)。
味わいは相変わらずのゼルボーネ味(笑)。
2017年は、2015年の時のようなガスっぽさはありませんね。
特徴的なビオ臭は抜栓して1時間半ほどで消えます。持ち前の強いドルチェットの香り味わいのバランスがとれ始め、甘さも増してきます。
う~ん。
私・家内ともども大好きなんですよね(笑)。まあ、毎日飲むほどの体力はありませんから、たまに飲みたくなるワインです。もちろん全房発酵した強靭なワインですから熟成には長い時間がかかるのですが、まだこのワインの熟成の果てを知る人はいません(笑)。生きてるうちに熟成したゼルボーネのワインを飲んでみたいものですね(笑)。
そうだ!2007年がありましたから、これも久しぶりに飲んでみましょうか(笑)?
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Feb 14, 2022 by
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スノーボードの金メダリスト平野歩夢選手カッコいいですね(笑)。
かつては今風の格好をする競技には、おじさんアレルギーが発症しますので(笑)観なかったのでしたが、今回彼の演技を観て改心しました(笑)。
あのハーフパイプ競技は驚くほど危険。下手をすると死にますね。その恐怖に戦いながら得た勝利。もちろん素質は欠かせないでしょうが、研ぎ澄まされた鍛練があってこそ。あんな今風の髪型ですが、オーラは武士。それも常時戦う野武士のような強靭なものを感じませんか?あのままNHKの大河ドラマに出演しても違和感無いほど(笑)。
平野選手はもともとイケメンで、ラグビーの五郎丸選手に似てることも発見!
カッコいいし実際に尊敬出来る。嬉しい平野選手でした(笑)。
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Feb 14, 2022 by
weblogland |
あ~あ。
今月の特売アイテム、アルゼンチンのドニャ・パウラのブルー・エディション2018年ほぼ無くなってしまいました!
試しに販売したところとても好評で、追加発注して今月末のマスキュー試飲会の目玉にしようと目論んでいましたが(笑)、
インポーターさんの在庫切れ。
う~ん。
やはりワイン・ショップの考えることは一緒なのかな(笑)?
まあ、お友達のマルベック2018年がまだ少し残っているので、別のアイテムを探しましょう!
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Feb 11, 2022 by
weblogland |
ふふふ(笑)。
良い焼き具合でしょ(笑)。
今日のお昼は餃子を焼きました。あまりにも完璧に焼けたのでワタシはドヤ顔(笑)。
草むしりなどはとても達成感がありますが、餃子の焼き具合は完全にドヤです(笑)。
食べながら思いついたのですが、
ユファルク飲みたくなってしまいました。ニラや白菜、キャベツにニンニク。ユファルクとマリアージュしたならどれほど美味しいか!
でもですね、肝心のユファルクが完売!
う~、残念!
まだユファルクをお持ちの方おられましたら、餃子+ユファルクをチャレンジしてみてください。そして結果をコッソリ教えてくださいね(笑)。
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Feb 11, 2022 by
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いやー、びっくりしました。
これから春にかけてのワインの見積りが届き始めましたが、シャブリが原価で300円以上値上がりします!
一体幾らで売ればイイの?
う~ん。
世界的なインフレの圧力が強まっているようですね。
単純に高く売れれば悩む必要はありませんが(笑)、ケチなマスキューはそれがなかなか出来ない(笑)。ちゃんと賃金上昇が伴うインフレでしたらうやむやにも出来ましょうが(笑)、それは望み薄(笑)。
そうするとコスト・パフォーマンスにこだわるしかありませんね。
1970年代のヨーロッパではインフレが進んだにも関わらずワインの値段は上がりませんでした。その結果品質の低下を招きました。物の値段は相対的なものに過ぎませんが、お財布の中身が固定的では
質か?量か?の選択を迫られます。年間500本の消費量を誇る我が家にとっても大問題でございます(笑)!
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Feb 08, 2022 by
weblogland |
どうです、なかなか綺麗なラベル・デザインでしょう(笑)!それだけでグッときませんか(笑)。
これ今月の特売ワインです(笑)。向かって左はアルゼンチンのドニャ・パウラのブルー・ブレンド2018年。なんとマルベック、ピノ・ノワール、ボナルダのブレンド。ちょっとセオリーには無い組合せなのですが、実にしっかりしたフル・ボディーの赤に仕上がっています(笑)。セパージュを聞いて我が耳を疑いましたが(笑)、
コスト・パフォーマンス高し!
右側の白、ラベルの絵がシャガールみたいで惹かれます(笑)。トスカーナの有名な酒商カステラーニが作るシチリアのグリッロ種100%の白。いわゆるネゴシアンのワインなのでマスキューではあまり扱わないのですが、いかにもシチリアらしい
コスト・パフォーマンスの高いもの。
実はどちらも終売アイテムにつき特別価格品ということで限定販売しております。近々ホームページにもアップしますから、しばしお待ち下さいね(笑)。
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Feb 06, 2022 by
weblogland |
う~。
お寒いでんなぁ(笑)。
気温は低いし、商売は低調だし、上がるのはオミクロンの感染者数ばかり。
今回の自粛風は強烈ですね。やはり身近にオミクロン感染者が実際に多いからでしょうね。
こんな中に恐縮なのですが、1958年ヴィンテージのワインを見つけました!探し初めてから4~5年かかりました(笑)。理由は古いこと(笑)。それと作柄としてはオフ故にほとんど見受けません。1960年も同様です。幸いなことに私の生まれ年1959年は特別良い作柄でしたので、有るにはあります(笑)。
とはいえ普通のスティルワインだと中身はおそらくダメの可能性あり。そこでリブサルドなどの酒精強化スタイルのものを探していたところ発見!
やったぁ!
リブサルドの古酒専門フィリップ・ゲラルのセレクションです。大きな瓶に入ったリブサルドを750ml瓶に瓶詰めして送ってくれるものだと思います。それ故最低3本で発注しなくてはなりませんが、この1958年に関しては躊躇しません(笑)。1958年生まれのワイン・ラヴァー3人の顔が瞬時に浮かびました(笑)。
こいつは春から縁起が良い~!
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Jan 31, 2022 by
weblogland |
●シャトー・モーヴザン・バルトン 2011年 フランス ボルドー ムーリス・アン・メドック 赤 750ml 3300円税込み
「おおっ!これもボルドーですね。ボルドー3連発とは(笑)!意表を突かれるラインナップですよ(笑)。」
私「えへへ(笑)。恥ずかしながら…。たまたま良いものが有ったと言うことで(笑)…
。」
「2011年ですか。もう10年は経っているんですね。」
「う~ん。上品!立ち上がりも優しいし、旨味と果実味が合わさって…、美しい(笑)
!」
家内「シャトー・レオヴィル・バルトンのバルトン家が取得し2011年がファースト・リリースです。設備や樽を一新したようです。」
私「かなり資本投下したようです。」
「プラムの香りがしっとりしていて癒されますね(笑)。とても透明感があって上等な感じがしますよ(笑)。」
「磨かれた感じ(笑)。」
「この磨かれた感はお金なんですね(大爆笑)。」
私「実はこのワイン5年ほど前に扱いました。当時はまだガツンとした状態でまだまだ先々が楽しみと思いました。5,000円弱のマスキューには高級な価格でしたが、販売のラインナップに入れました。」
「あれ?そうすると今回はやけにお安いですよね(笑)?」
私「別のインポーターさんがスポットで提供してくださいました。」
「う~ん。10年の年月はワインにもお財布にも優しく作用したんですな(笑)。」
私「たまたまです(笑)。」
「マスキューさん、これが熟成のピークになるのですか?」
私「全然古さはありませんが、一度目のピークだと思います。しばらくこの状態は続きます。」
「たしかに疲れた感じは全く無いですよね
。でも若い早飲みのワインとは美味しさが違いますよね(笑)。美しい(笑)。」
「カベルネ・ソーヴィニヨンのニュアンスよりもメルロー印象が強いですね。セパージュは何ですか?」
家内「セパージュはメルロ46%、カベルネ・ソーヴィニヨン36%、カベルネ・フラン16%、プティ・ヴェルド2%です。メルローが主体ですが様々入れてますね。
」
「う~ん。余韻が複雑なのがセパージュの組合せによるのかな?」
「あと樽の香りはあまり感じませんよね?
」
私「10ヶ月ほどですから無理してませんね
。新樽比率も3割ちょっと。」
「そうすると一つ前に試飲したラルジャルテールより樽熟成期間は短いんですね。
」
「と言うことはラルジャルテールの方がヘビー?」
私「スタイルの差とご理解いただけると宜しいかと(笑)。」
「ラルジャルテールよりこっちの方が高そうには感じるな(笑)。」
●ブルゴーニュ ルージュ 2018年 ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリエ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2,980円税込み
「マスキューさん、このロシニョル・フェブリアのピノ・ノワールは定番ですよね
(笑)。」
私「はい!マスキューの大定番のピノ・ノワールでございます(笑)。2018年ヴィンテージはとても暑い気候でしたので、ワインのアルコール分が上がり過ぎてアルコリックになったり、酸が少なくなってスカスカのものが目立ちました。そんな中でベストな出来上がり。見事でございます(笑)。」
「コレ旨い!ピノ・ノワールらしい(笑)。
」
「とても高級な味わい(笑)。透明感があるよね。モーヴザン・バルトンも透明感があるけどちょっと違うんだよね。この透明感はピュアなピノ・ノワールの透明感かな。」
私「このピノ・ノワールはおそらくプレス果汁は使ってません。それ由来の透明感かと。」
「モーヴザン・バルトンはプレス果汁を使っているのですか?」
私「ボルドーは伝統的にプレス果汁を使います。10%くらいかな。そうすることで
ワインに重みを出します。ですから基本的に上澄みだけで作ったピノ・ノワールだけのブルゴーニュはボルドーと比べると高くなります。」
「う~ん。旨味が可愛くて泣けてくる(笑)
。」
「継ぎ目がないし、バランス、香りも良い
。」
家内「開けて翌日になるとストロベリーの果実味がより明瞭になります(笑)。」
「ボルドーの赤を2本飲んだ後でも全然負けていない!繊細だけどすごくしっかりしてる。」
「マスキューさん、このワインは木樽熟成してるのですか?」
家内「はい。古樽で1年くらいはしてると思います。」
「樽のニュアンスを感じませんよね。」
家内「酸がしっかりしているのと、生産者のスタイルですね(笑)。」
「そうそう。マスキューさん、普通試飲の順番はピノ・ノワールの方がボルドーの前ですよね。でも今回は逆。意図的ですね(笑)。」
私「読まれてますね(笑)。試飲会の前に一度しっかり飲んでますから(笑)。」
「マスキューさん、暑くて難しい2018年ヴィンテージで何故上手くワインが作れたのですか?」
家内「2018年のブルゴーニュを見ますとアルコール分が13~13.5%まで上がっています。ロシニョル・フェブリアのこのワインは12.5%です。過度に糖分が上がる前に収穫した訳です。」
私「所有畑が小さく目が行き届き、小さいゆえに収穫も手早く出来るということかと(笑)。」
「私このブルゴーニュ大好きでよく飲んでます(笑)。一度チーズ屋さんのワイン持ち込みワイン会に持って行ったところ、ナンバー1の評価を受けましたよ(笑)。実際どの作柄でも美味しい(笑)。」
「ところで今度オミクロンが収まったら仲間内で北海道の海鮮パーティーを開こうと思います。でもウェブで調べると生ものの生臭さがワインの鉄分に増幅されると書いてありました。生ものとワインは相性悪いのですかね?個人的には合うと思うのですが…。」
私「あれは特に生臭い検体で実験した結果です。新鮮な生ものは生臭くありませんから、ワインとマリアージュします(笑)。
罪な実験です(笑)。」
家内「新鮮なマグロや鰹なんてミョウガや生姜を醤油に溶いたり、ポン酢醤油使ったりすると美味しいですよね。」
私「ちょっと高級ですが大間のマグロの赤身なんか旨味があり馬刺しみたいですよ
(笑)。赤ワインが合わない訳ありませんよ
(笑)。ピノ・ノワールなんかイイですよ。」
家内「そうそう。最近発見したのですがSB食品が北海道産の山わさびのチューブ入りを発売しています。ホース・ラディッシュみたいに使えてとても良いです。おすすめかな(笑)。あと普通のワサビをすりおろさないでみじん切りにするのも重宝ですね(笑)。」
私・家内「生ものはワインに合います!特に新鮮な生ものはとても良くワインに合います!臭い生ものは合いません(笑)。お醤油との繋ぎをちょっと足すだけでオッケーです(笑)。」
どうもありがとうございました!
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Jan 31, 2022 by
weblogland |
マスキューのお客様は大人。H.K.S.15にご協力ありがとうございました。
中には試飲せずにワインだけお買い求めくださったり、お待ちいただいてる間に散歩して時間を調整してくださったり、お陰さまで密、濃厚接触を避けることが出来ました。
ありがとうございました!
〇プレミアム ユファルク 2019年 トルナイ ハンガリー ショムロー 白 750ml 1555円税込み スクリュー・キャップ
「大きくラベルに書いてある『ユファルク』は品種名です。」
「マスキューさん!ユファルクですか?また変な品種探しましたね(笑)。しかもプレミア(笑)。」
家内「ハンガリーでもほとんど絶滅しかかっていたのを、このトルナイ・ワイナリーが復活させました。今では立派な地場品種です(笑)。」
私「品種としては凡庸といわれたり、素晴らしいポテンシャルがあると評価されたり、まだ評論家の評価も別れるようです。グローバルな品種でないことは確かかと(笑)。」
「なるほど、うんうん、ちょっとソーヴィニヨン・ブランっぽいかな?」
「割とニュートラルでふくよか。ちゃんと作ったワインですよね(笑)。」
「厚みを感じるな(笑)。」
「東欧らしい粘りがあるよね。」
家内「マスキューの定番のトカイ・フルミントはハンガリーの東端。もっと冷涼な感じ。イルシャイ・オリベールは西端でもう少しトロピカル。これはその中間くらいな感じがします。」
私「基本しっかりしており、ワインとしてのランクは高い方だと思います。輸入当初の値段がマスキューにはちょっと高級でしたので取り扱わなかったのですが、今回インポーターさんが輸入をやめるためお安く提供してくださいました。」
「マスキューさん得意技だね(笑)。」
私「さすがに2,500円で売る勇気はありません(笑)。このくらいでしたらお客様もご納得いただけるかと(笑)。」
「植物的な香りがしますよね。でもソーヴィニヨン・ブランのような感じではない。青い根菜類?」
私「セロリっぽい香りに変わっていきます
(笑)。」
「桃や柑橘類のニュアンスに植物っぽさが隠れている(笑)!面白い(笑)!」
「これ鍋に合うよ(笑)!白菜とネギをたっぷり。中には…、う~ん。カキ、カキがいい!ちょっと石灰っぽいニュアンスが
あるからカキがイイ!」
「鍋にはセロリは入れない方が良いですね
(笑)。」
私「石灰っぽさ、ミネラリー チョーキー
!このワインは後半になると強さが出てきますね(笑)。」
「普通開けてから時間が経つとふっくら飲み易くなるんだけど、このワインは違いますね(笑)。」
「酸やミネラル感がだんだん出てくる(笑)
。強いワインなんだね。」
「う~ん。優しいスパルタン(笑)?」
私「時間が経つとキャラクターがだいぶはっきりしてきています。」
「香味野菜をたっぷり入れた野菜カレーなんか合いそうですね(笑)。スパイシーさもあるワインですから絶対に合うはず(笑)。」
「胡椒を使う中華料理でもイイんじゃない
(笑)。」
「オーストリアのグリューナー・ヴェルトリーナとも共通するところありますよね
(笑)!」
「そうだよ!だってオーストリア・ハンガリー帝国だったんだからね(笑)。地続きだしね。」
「黒土地帯だね。」
〇レ・ボルドー・ド・モーカイユ 2016年
フランス ボルドー 白 750ml 1728円税込み
「マスキューさん、ボルドーの白なんて扱うんですか(笑)?」
私「ホント久しぶりでございます(笑)。まっ、まっ、お試しを(笑)。」
「厚みがあって美味しいね(笑)。」
「王道のボルドー・セック(笑)。良いね(笑)。」
私「ヴィンテージは2016年ですが、全く古さは感じません。」
「逆にフルーティーだから、もっと若いヴィンテージだと思いましたよ(笑)。」
家内「この白ワインはシャトー・モーカイユのネゴシアンぶもんが作ってます。アントゥル・ドゥ・メールにある自社畑で作ったソーヴィニヨン・ブランを70%使用しているそうです。残りのセミヨン30%の調達先は不明です(笑)。」
「アントゥル・ドゥ・メールのソーヴィニヨン・ブランだけだとこれ程のしっかりか感は出ないなぁ。」
私「そーなんです(笑)。ここからはワタシの妄想なのですが(笑)。加えられたセミヨンは、ソーテルヌ辺りの貴腐ワインに成り損なったものかと。貴腐由来の動物的なニュアンスを感じます。」
「後味のハニーさは心地良いね(笑)。」
「動物的なニュアンスあるね(笑)。麝香?
」
「う~ん。余韻も長くて上等な白ワインですな(笑)。ソーヴィニヨン・ブランの癖は感じません。実に良く出来ている。過不足無いね(笑)。」
家内「さすがモーカイユですね。親会社や関連会社のネットワークがありますから
調達先には多様な選択肢がありますね(笑)。ちなみにモーカイユ自体はドゥルト・フレールの所有です。」
「おー!ドゥルト・フレールですかぁ。超の名門大手だぁ(笑)。」
私「さらにさらに妄想なんですが(笑)、アントゥル・ドゥ・メールのソーヴィニヨン・ブランはアルコール分は11.5%くらいの過熟していないものを使い、それに13%くらいの過熟したセミヨンを加えることで出来上がり12%の折り合いの良い
仕上がりにしたかと(笑)。それ故か、ティスティングの後半になるとトマトやピーマンのような香りが出てきます(笑)。」
「酸はしっかり強いけど嫌みが無いよね(笑)。長い余韻は戸手も複雑に感じる。」
「うんうん。確かにトマトのニュアンスあるね(笑)。ラタトゥイユなんか合うね(笑)
。」
「野菜たっぷりの野菜カレーなんかも行けるんじゃない(笑)。」
「このワイン自体、スパイシーさと相性良い感じがする。」
「単純にホワイト・アスパラ食べたくなりましたよ(笑)。」
家内「単純にネゴスのワインは元詰めより格下ではありますが、こんな芸当も出来るし価格も抑えることも出来ます。」
「それならオッケー(笑)!」
●シャトー ラルジャンテール 2016年 フランス ボルドー メドックA.C. 赤 750ml 1791円税込み
「おっ、メドックの赤ですな(笑)。マスキューさん!何年ぶりの扱いですかぁ(笑)?
」
私「記憶にございません(笑)。」
「あれ、メドックってこんなにしっかりしてましたっけ(笑)?」
「とても軽やかなのがメドックですよね。これタンニンがしっかりしてる(笑)。」
私「そーなんです(笑)。初めて飲んだとき右岸のワインかと思いました(笑)。」
「でもこなれているから飲みやすいかな(笑)。2016年かぁ。時間はかかってますよね(笑)。」
「2016年って良い作柄のようですよね(笑)。」
家内「欠点は見当たりませんよね(笑)。」
「口のなかに入れるととても広がる(笑)。
程好く甘くて飲みやすいね。」
「飲みやすい渋いボルドー・ワインだよね
(笑)」
家内「メドックはもともと低湿地なので保水力が高くてあまりワインが凝縮しません。でもこのシャトーは内陸部に3kmほど入ってますから水捌けが良いようですよね(笑)。」
「すうーと軽く飲めるスタイルが多いメドックとは違い、とてもクラシックで良いかな(笑)。」
私「メドックはオランダ人による埋め立て地なので、オー・メドックより土地に保水力がありワインが軽くなります。ただしこのシャトーは石灰岩の上に礫層が積もったオー・メドック同様な土壌なので、埋め立て地ではないようです。それ故ワインに凝縮感があります。」
「安い『ボルドー何本セット』なんかとは違う。渋さの中に果実味があるもんね(笑)。」
「そうそう。私も買ったことあるけど、渋いだけなんだよね。なんでかな?」
私「私に答えろと言うのは厳しい(笑)。まあ、あれだと誤解はされますよね。」
「これってセパージュは何ですか?」
家内「カベルネとメルローが半々くらいで、あとプティ・ヴェドルが少し入ります。熟成は新樽比率3割ほどで14~18ヶ月熟成させます。古典的なスタイルですね。」
私「1級シャトーのムートンですら18ヶ月の樽熟成期間ですので、ちゃんと作られています。」
「う~ん。確かにグラン・ヴァンのような圧倒的な甘さは無いけど、ちゃんとした感じだよね。」
「コスト・パフォーマンス高いね(笑)。満足感ある(笑)。」
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Jan 27, 2022 by
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今日関内の飲食店のお客様に聞きました。
私「オミクロン影響どうですか?」
Kさん「今回は一番効いてますよ。9時以降の人の流れがありません。今まで以上にお客様は自粛しています。」
私「そーなんですか?」
Kさん「回りにオミクロンにかかった人が多いようです。それゆえ身近なんでしょうね。」
なるほど!
こんな中試飲会も無いような気もしますが、マスキューのご常連のお客様は試飲会前にご来店される方が目立ちました。
私と二人でラインナップのワインの話をされてご購入。特に今週はそんなお客様が目立ちました。これなら濃厚接触はあり得ません。特に毎月わざわざご来店されるお客様に目立ちました。またご予約のご注文を先行していただきました。ありがたいことです。
せめて、早くインフルエンザ並みにコロナがなるように願ってしまいました。不謹慎かな。
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Jan 27, 2022 by
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う~ん。
今日のコロナ感染者は7万人を越えました!
私「参ったね。オミクロン真っ盛りの試飲会。止めようか?」
家内「別にお客さんがほとんど来なくても良しとしましょう。」
私「なるほど!お客さんが来なければ濃厚接触はあり得ない(笑)。もともとお客さんの数は期待出来ないしね。」
家内「お客さんが少なければ、それだけリスクは減るし。これだけまん延してたら回避出来ないよ。」
私「そーだよね。風邪引かないように注意するしかないもんね。」
私「理屈の上だと試飲会で濃厚接触の可能性は基本無いような形。でもですね、気になる方は参加見直してくださいね。」
寒いなか外出することは風邪にも繋がりますから、ちょっと気になる方はホームページの試飲会リポートで参加してください(笑)!
よろしくお願いいたします!
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Jan 25, 2022 by
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今日常連のSさんがご来店してくださいました。
Sさん「マスキューさん!今月の試飲会のサブリミナルありますか(笑)?」
私「ございます(笑)。」
Sさん「マスキューさんの試飲会はよく途中で売り切れたりしますよね(笑)。そこを気にしてると直感しましたよ(笑)。」
私「解っちゃったかな(笑)。そーなんです。試飲中にこれで終わり!なんてあまり言いたくないんですよね。」
Sさん「サブリミナルはまさにそれって読んだんですよ(笑)。」
私「完璧に読まれてます(笑)。」
Sさん「だからとりあえずサブリミナルを確保して、あとは試飲会でゆっくりと選ぶ(笑)。完璧でしょ(笑)。」
私の心中が読まれているのは悔しいですが(笑)、とても有難いこと。冥利に尽きます。お客様に恵まれていると感謝、感謝なのです(笑)。
ありがとうございました!
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Jan 24, 2022 by
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ふふふ(笑)。
今月末1月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
こうして眺めるとボリュームがあってなかなか(笑)。私の満足感高し(笑)!
「あれ?6種類並んでます!今回は5種類でしたよね?」
おっしゃる通り(笑)。左端がちょっと空くのでコロンビーナのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2013年をどさくさに紛れて並べました。ずいぶん前の試飲会で好評だった超特売ワインです。実はインポーターさんの在庫に少しあったのを発見(笑)。無理やりいただきました(笑)。数も試飲会に出すほどはありませんから、マスキュー得意のサブリミナル攻撃です(笑)。あとブルネッロの棚の一番下にクリストフ・ブリチェックのシャルドネ2019年を仕込みました(笑)。これも数が少ないので試飲会に出すには無理なアイテムです。見つけた方はあるだけどうぞ(笑)。今回はダブル・サブリミナル攻撃でございます(笑)。
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Jan 24, 2022 by
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今月1月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
オミクロン株真っ盛りでしょうから、無理なご来店は禁物。もちろんH.K.S.15で試飲テーブルは4名様までとなっております。ご協力お願い申し上げます!
H ひっそりやっておりますので
K こっそりご来店くださいね。
S 試飲はサクッと15分!
今回は久しぶりにボルドーが3本入りました!コスト・パフォーマンスの良いボルドーはまだありました(笑)。
ハンガリーのユファルク種って知ってました?私は知らなかった(笑)。
〇プレミアム ユファルク 2019年 トルナイ ハンガリー ショムロー 白 750ml 1555円税込み スクリュー・キャップ
ハンガリー北西部のショムロー山の麓から中腹にかけて畑を所有するトルナイ。地場品種ユファルクのスペシャリストです。
手摘みで収穫したあとステンレス・タンクで発酵・熟成。一部を500Lのハンガリアン・オークの古樽で熟成ブレンドし、落ち着いてからリリース。
このユファルク、皮が薄く病気になりやすい品種。それゆえ栽培されることが少なくなり一時は絶滅とまで。これを復活させたのがユファルクです。ヒュー・ジョンソン曰く「厳格でスタイリッシュ、長期の熟成にも耐える。」と絶賛(笑)。全く知りませんでした(笑)。反省!
飲んでみると、際立つ酸とミネラル!切れる切れる(笑)。基本的リンゴ酸なのですが、レモンというよりは辛口大根に近い(笑)。う~ん。この辛口大根が厳格なんだな(笑)。このガチガチなリンゴ酸は圧巻ではありますが、ティスティングの後半になるとしっとり、液体と独特で素晴らしい折り合いを見せます(笑)
。香りも柑橘類にセロリのようなニュアンスが加わりビックリ(笑)。ワイン自体はいかにも東欧らしいしっとりした粘りのあるスタイルなのですが、香りとの折り合いは経験したことのないもの。
う~ん。
とても良いワインです!
このセロリの香りは、スペイン辺りの白によくアニスの香りがすることと重ねて理解しましょうか?意味合いが似たような気がします(笑)。
とりあえず、大根おろしで食べるお絞り蕎麦を食べたくなりました(笑)。
美味しいボルドー・セック(笑)。
〇レ・ボルドー・ド・モーカイユ 2016年
フランス ボルドー 白 750ml 1728円税込み
この白ワイン、シャトー・モーカイユのネゴス部門が作った白です。セパージュはソーヴィニヨン・ブラン70%、セミヨン30%。あまり詳しくは解りませんが、低温で発酵させてからシュール・リーの状態で樽熟成が1年ほどかと。
飲んだくれ印象はオイリーで甘くとても飲みやすい(笑)。しっかり感じるリンゴ酸とのバランスが良く、典型的なボルドー・セックです。セパージュの癖が気になりませんから疑わずに飲める、忖度なく楽しめる自然なもの。
しっかりした濃度は心地好くソーヴィニヨン・ブランらしい植物的な香りはでしゃばりません。後半になってくると桃などのらしい果実味が現れ芳醇さを実感(笑)。さらに時間が経つとトマトやピーマンの美味しい野菜のニュアンスが加わり、レベルがアップ(笑)。ラタトゥイユや野菜を使った料理に合わせる意図を感じますね(笑)。野菜カレーなんかも合いそう(笑)。あと、この基本的な芳醇さはおそらくセミヨン。遅摘みして貴腐がついたような印象があり、それが深みにも繋がり全体を下支えしています。
う~ん。
上手!
アルコール分が12%で仕上げていますから、もともとの原料葡萄はかなり上質なはず。
マスキューは普段あまりネゴスのアイテムは選択しませんが(笑)、この価格と完成度はネゴスだから出来ると感心(笑)。お買い得感のあるボルドー・セックは久しぶり(笑)。
さすがモーカイユです(笑)。
渋くて美味しいボルドーです(笑)。
●シャトー ラルジャンテール 2016年 フランス ボルドー メドックA.C. 赤 750ml 1791円税込み
このシャトー、ボルドー市街から北西に60Kmメドック北部のベガダン村にあります。ジロンド川から3km離れており、粘土石灰岩の地山の上に砂利層があり水捌けの良い畑です。メドックに良くある保水力のある畑ではありませんね(笑)。
それゆえ出来上がるワインはがっちりタニック。最初飲んだ時右岸のワインかと思いました(笑)。
セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ40%、プティ・ヴェルド10%。熟成はバリック(新樽比率40%)で14~18ヶ月。
ブルジョワ級らしいしっかりした味わいは正統な証。主要のカベルネは香りではなくワインの骨格として作用してます(笑)。
余韻も長く、抜栓してから何日も崩れません。今時のメドックにこんなワインがあるとは!思わず絶句(笑)。
久しぶりにコスト・パフォーマンスの良い、渋くて飲み応えのあるボルドーに出会いました(笑)。
グラン・ヴァン並み!
●シャトー・モーヴザン・バルトン 2011年 フランス ボルドー ムーリス・アン・メドック 赤 750ml 3300円税込み
メドック最小のアペラシオン ムーリスA.O.C.。ムーリスというとピンとこない方の方が多いかと思いますが(笑)、マルゴーとサン・ジュリアンの間の内陸のアペラシオン。北側のリストラック・メドックにへばりついたようなアペラシオンです。
プジョーやシャス・スプリーン、シトランなどがあると言えば大体想像つきますか(笑)?
ワイン自体に濃さがありタンニンに質感のあるお買い得ワインが多い産地です。
このシャトー・モーヴザン・バルトン、もともと1457年以降の所有者モーヴザン侯爵家の子孫にあたるカルピア子爵からバルトン家が2011年に購入しました。その結果シャトー・モーヴザン→シャトー・モーヴザン・バルトンとなった訳です。ちゃんとお互いの名前を入れるところが貴族的ですね(笑)。まあ、由緒あるシャトーですから名前を残すことには意味がありますか。もちろん品質向上のためにバルトン家はたっぷりお金をつぎ込んでいます(笑)。さすが専業の老舗ですね。
このワイン、セパージュはメルロ46%、カベルネ・ソーヴィニヨン36%、カベルネ・フラン16%、プティ・ヴェルド2%。新たに導入した振動式撰果台を使い、区画ごとに分けて温度調節機能付きのステンレス・タンクで低温浸漬して発酵させます。そして1/3は新樽、1/3は2010年に使った樽、1/3はレオヴィル・バルトンで使った樽に12ヶ月熟成させます。
実はこのワイン、ファースト・リリースの時とインポーターさんが変わりました。別ルートでの再入荷。しかも値段がお安い(笑)。ところで肝心の味わいですが
思った以上の向上ぶりです(笑)。磨かれた育ち良さが伝わる出来映え。果実味とタンニンの折り合い、それぞれの美しいこと(笑)!質感のバランスがとても良いのです。さすがバルトン家でございます(笑)。渾身の品の良さなのです。
まるっきり疲れたところは無く、まだ先の姿を見てみたくなります。当初このワインは今風のワインですから、10年以内に飲むべきワインだと思っておりましたから想像以上のポテンシャルがあった訳です。やはり2011年は良かった(笑)。
〈hr〉
以下2012年のティスティング・コメント
アルコール分は12.5%ながら堂々の凝縮感。ムーリスらしい硬質なタンニンには品があります。今風でありながら、まだまだ向上するはずですから、今飲むにはちょっと早いですね。このアペラシオンのトップ・クラスにあるのは間違いありません。
将来きっとボルドーを代表するようなワインになったら嬉しいです。でもそうなる頃には私はこの世にいないかも(笑)?見届けたいところです(笑)。
難しい2018年でピカイチの出来映え!
●ブルゴーニュ ルージュ 2018年 ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリエ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2,980円税込み
このドメーヌ、1510年よりヴォルネイに代々続く家族経営のドメーヌです。現在はヴォルネイを中心にムルソー、ポマール、ボーヌに計8.5haの畑を所有8.5ヘクタールの畑を所有しています。ヴォルネ村のドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユとは遥か昔から親しく(笑)、協業に近い間柄。
ドメーヌはフレデリック・ロシニョルさんご夫妻と従業員の3人で運営されています。畑は古い葡萄樹が手入れよく密植されており、一部マルコタージュもしているようです。仕立ても低く伝統的なブルゴーニュのしきたり通り(笑)。
フレデリックさんは化学的な物質を排除するため化学肥料や培養酵母や薬品などの使用を非とします。発酵槽や木樽の洗浄にはカルキや塩素を含む水道水は使わずにミネラルウォーターを使う徹底ぶりです。また、ブショネ対策としてコルクのストックを一切持ちません。在庫を持たないことにより、コルクの変質をもたらす湿気の影響を無くすことが可能とのこと。実際インポーターさんも、ブショネのクレームがないことをおっしゃってました。現在はサトウキビ由来のバイオ・プラスチック製のノマコルクを採用しています。ブショネの恐れが全くないとのこと。見た目にも本物のコルクと間違えます(笑)。常に最良のものを選択していますね(笑)。
また、ビオデナミの認証もとっています。もともとブルゴーニュでビオデナミを導入した先駆けでもあります。ただし、味わいにビオっぽさがありません。ビオ、ビオしてません(笑)。
ビオデナミの効用に関して私は理解できませんが(笑)、農薬などの排除や徹底した畑仕事と低収穫量が良いワインつくりの鉄則ですから、出来るワインにも信用が置けます。
除梗はしていますが、それは早く飲み頃にするため。旨味とピュアな果実味が両立したスタイルは艶やか。
そう言えば、2006年のヴォルネイ・ヴィエイユ・ヴィーニュも艶のある素敵なワインでした。
このドメーヌの畑はすべて村名ですから、このワインの中身はポマールとヴォルネイのワインが中心にアッサンブラージュしているとか(笑)。ちょっと重心が低いところがいかにもそんな感じですね(笑)。ただ、香りの立ち方、香り自体の明るい色合い、膨らみ、余韻、これらのハーモニーは美しいの一語!とても上品。著名どころのドメーヌでもこうはいかないレベルなのです(笑)。
久しぶりのお買い得ブルゴーニュワインです(笑)。お見逃しなく!
以上5本、1本3分の時間制限となります(笑)!ご協力お願いいたします!
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Jan 22, 2022 by
weblogland |
お客様Aさん「マスキューさん!今月の試飲会やるんですか?」
私「オミクロン真っ盛りに当たりそうなので、どうするか迷っています。」
Aさん「今朝新聞で見たけど濃厚接触でなければ大丈夫ですよ(笑)。尾身さんもそんな感じでしたよね(笑)。試飲会やらない方が我々にはマイナスですよ(笑)。」
私「ありがとうございます!そう言ってくださると心強いです。」
Aさん「マスクなしで1m以内の距離で15分以上会話すると濃厚接触ですよね。だったら大丈夫ですよ(笑)。皆さん気をつけてべらべら話しませんしね(笑)。」
私「こんなですからお客様も大して来ないでしょうから、試飲会やりましょうか?」
Aさん「一人二人ならマスキューさんだってマスクしてますから濃厚接触にはなるはずないですよ(笑)。」
私「参加する方は常連さんばかりですし、大人ですもんね。ひっそりやりますね。」
Aさん「こっそり来ます(笑)。お客さんがいたら近所を一周してまた来ますから大丈夫ですよ(笑)。」
ありがとうございます!
マスキューはお客様で成り立っていると感激。ありがたいことです。
今月末1月28日、29日のマスキュー試飲会ひっそりやっておりますので、こっそりご来店くださいね。試飲はサクッと15分以内でお願い申し上げます!
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